第5学年国語科学習指導案

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児童は, これらの 読みの観点 を使いながら, 物語のしくみや中心人物の心情の変化を捉える経験を積んできている しかし, 作品の価値や作者の思いに気付いたりすることは十分ではない (2) 教材観本単元で取り扱う教材は, 作者である小林豊氏がアフガニスタンを訪問した際の経験を基に書いた三部作の中から教

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第1学年国語科学習指導案

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価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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第1学年国語科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

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Taro-【HP用】指導案.jtd

う言語活動を位置付けた学習をしていくという目的意識を持つ 第 2 次では 注文の多い料理店 について キャッチコピー あらすじ 二人の紳士の人物像 ここがおすすめ ( 話のおもしろさを伝える ) という要件で リーフレットにまとめる 第 3 次では 並行読書してきた宮沢賢治の作品のリーフレットを作り

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

第1学年国語科学習指導案

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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たい 単元を貫く言語活動として, ポップカード で友達におすすめの本を紹介するという活動を位置 付ける もうすぐ雨に で習得した学びを活用し, 自分で選んだ本の紹介文を書いていく 作品の テーマを読み取りまとめる言語活動は, 読書に対する興味 関心を広げることにつながると考える (4) 単元の指導計

<小学校 生活科>

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座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

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3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

国語科学習指導案

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中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

Microsoft Word - 社会科

国語科学習指導案様式(案)

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

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H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

Taro-5年研究のまとめ

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

Taro-第3学年国語科学習指導案「

第4学年算数科学習指導案

国語科学習指導案

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

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*山下小研究誌.indb

第○学年○組 学習指導案

d 単元について 第 2 学年 5 組国語科学習指導案単元名 : 謎解きインタビュー記事を書こう教材文 : 走れメロス 男子 21 名女子 16 名計 37 名 指導者水田陽子 単元観本単元は, 中学校学習指導要領国語科第二学年, C 読むこと の指導事項 イ文章全体と部分との関係, 例示や描写の効

2 単元の目標 暮らしの中の 和 と 洋 の違いに関心を持ち, くらしの中の和と洋なるほど新聞 を作るために, 目的に応じて引用したり要約したりしようとする 国語への関心 意欲 態度 目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むことができる 読むこ

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

国語科学習指導案

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

国語科学習指導案 平成 25 年 6 月 25 日 ( 火 ) 5 校時 第 3 学年 A 組 ( 男子 12 名, 女子 15 名計 27 名 ) 授業教室 3A 教室 指導者相田健太郎 (T1) 柿内香予 (T2) 1 単元の学習指導について (1) 単元名 近現代の短歌 俳句 読もう 詠もう短

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トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

第 6 学年 2 組国語科学習指導案平成 29 年 2 月 1 日 ( 水 )2 校時単元名 : ぼくのわたしのプロフェッショナルとは プロフェッショナルたち 単元について 指導者渡邉圭 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 5 学年及び第 6 学年 C 読むこと の指導事項 オ本や文章を読んで考

1 学期末実施の初見の説明文 ( サクラソウとトラマルハナバチ ) についてのワークテスト ( ぶんけい ) の正答率は 以下のとおりである 正答率設問本教材とのつながり誤答部分点正答 1トラマルハナバチのどんなところが サクラソウに合っていますか 二つ書きましょう 2サクラソウとトラマルハナバチは

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Microsoft Word - ★【のびっこ】知的 国語学習指導案 俳句探検隊

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

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Transcription:

第 4 学年国語科学習指導案廿日市市立平良小学校授業者水戸恭子 1 日時平成 26 年 12 月 2 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 4 学年 1 組 34 名 3 単元名 お話紹介ボックス を作ろう 世界一美しいぼくの村 ( 東京書籍 4 年下 ) 4 単元について単元観本単元は, 指導事項 (1)- ウ 場面の移り変わりに注意しながら, 登場人物の性格や気持ちの変化, 情景などについて, 叙述を基に想像して読むこと,(1)- カ 目的に応じて, いろいろな本や文章を選んで読むこと を受けて, 家族やふるさとを思う心をえがいた本を読み, 友達に心に残ったところを紹介し, 学級全体で読書を楽しんだり進んで読書しようとしたりする態度を養うことをねらいとしている 本教材は, 戦争を背景にして家族や郷土への愛が描かれている物語である 最後の一文により, 読み手はヤモについて何も知らされず, 不安な思いをすることになる 想像をかきたて友達の考えも聞いてみたいと思うであろう また, これからどうなるのか, と読書への意欲も高まっていくと考える 同じ作者の本や同じテーマの本を読み広げるきっかけとなる教材である 単元を貫く言語活動として, 自が読んで紹介したいと思う本を取り上げて お話紹介ボックス を作り, 友達に紹介する言語活動を設定した お話紹介ボックス には, 前面と側面 2 面と上面があり, 簡単な説明や興味をひく内容を載せるという特徴がある したがって, 本単元でねらいを実現するのにふさわしい言語活動であると考えた 上面には題名や作者名, 側面のそれぞれの面には物語のあらすじ, 登場人物の性格や紹介, 前面には人物の変化の紹介したいところを書くことができる ボックスの中には, 紹介を聞いた感想や紹介された本を読んだ感想を書いたカードを入れ合うことができ, 友達にカードを入れてもらう嬉しさや, 友達の感想と比べながら自の感想をカードに書いて伝える楽しさを学習後も味わうことができると考える 読書の楽しさに気付いたり, より豊かな読みができるようになったりして, 読書生活が広がることめざす < 読むこと ( 物語文 )> 4 年 こわれた千の楽器 場面の様子や人物の気持ちが伝わるように読む 3 年 木かげにごろり 世界の民話を読んで, 民話のおもしろさを味わう 4 年 走れ 中心となる人物に気を付けて, 様子や気持ちを考えながら読む 4 年 ごんぎつね 人物の気持ちの変化と, 中心となる人物とほかの人物との関わりを考えながら読む 4 年 世界一美しいぼくの村 物語を深く味わうために, つながりのある本を読む 4 年 木竜うるし ( 人形げき ) 場面の様子や人物の気持ちの変化が表れるように音読する 5 年 大造じいさんとがん 一つの物語をきっかけにして, 関連するテーマの本を読み広げる 児童観本学級の児童は, 物語を読むことが好きな児童が多く, 物語前単元 ごんぎつね の学習にも意欲的に取り組む様子が見られた 場面の移り変わりに気を付けて, ごんの気持ちの変化を想像して読み, 心に残ったことをまとめることができた しかし, お互いの考えの違いを知ったり, 理解を深めたりすることにはつながっていない プレテストの結果を見ると, 次のようなことが考えられる 国語 4 年 1

問題 1. 走れ を読んで一番心に残ったところはどこですか 理由も書きましょう 解答例 1 姉ちゃん, 行けっ! のぶよ, 行け! のところで, 体にからみついた思いがするするほどけて~ 体の中はまだ波打って走り続けている感じだ のところが心に残りました 理由は, お母さんとけんじの思いが一つになって応援して, のぶよが走れたからです 2 とつぜん, 係の声がした 体の中は, まだ, どくどく波うって走り続けている感じだ ラストという言葉が, こんなにほこらしく聞こえたことははじめてだった のところです 理由は, 走る前はどきどきしていたけど, 最後は二人が声をかけてくれたから, ほこらしく感じたのだと思うからです 3 のぶよが走る時にがんばったところ のぶよががんばらなきゃと思ったから 4 2 人がのぶよをおうえんするところ 家族だなと思った 34 のように, 叙述と理由をつなぐ説明が不十であることから, 相手に自の考えが伝わりにくいことが課題として考えられる 文章を読んで考えたことを, どの叙述に基づいているか, 自の経験とどう関連しているのかなどを明らかにしながら交流し, お互いの考え方を理解し合うという経験が少ないことが要因として考えられる 読書の好きな児童は 8 割おり, 読書はわくわくしておもしろい いろいろな世界に連れて行ってくれるから楽しい など様々な好きな理由を挙げている 図書室でも物語をよく借りて読んでいる 反面, 文章を読むことが苦手で読書の嫌いな児童も 2 割いる また, まんがや図鑑のような本を好んで読む児童や, 一週間で 1 時間未満の読書時間に 6 冊読む児童もいれば, 一週間で 5 時間の読書時間に 2 冊の本を読んでいる児童もおり, 読書傾向は個人差が大きいといえる 指導観指導にあたっては, 次の 3 点に留意して指導を行いたい 1 単元のめあてにせまるための手立てア言語活動として お話紹介ボックス を使って, 自の選んだ本の紹介をする活動を設定する 紹介する目的を持つことで, 選んだ本の内容や全体構成を理解することができる また, お話紹介ボックス を仕上げていくことを楽しみにする児童の姿が期待される イ読書活動を位置づけて学習を進める 並行読書をすることで, 教材文と選んだ本とのつながりを意識し, より深く読むことができる お話紹介ボックス を使って自の選んだ本を紹介し合うことを通して, 紹介を聞いた感想や紹介された本を読んだ感想を書いたカードを入れ合い, 学習後も読書への意欲を高めることができる ウ言語環境を整える 本単元の学習の始まる前から, 関連のある本を子供たちが手に取り読めるような環境を作り, 先行読書を促す エ交流 紹介する場を設定する 好きな本を紹介したい という目的のために, 場面の移り変わりの印象的なところや主人公の気持ちの変化, 情景描写などを主体的に読むことができる お互いの考え方の共通点や相違点に着目して理解を深めることができる 2 思考力 表現力を高めるための手立てア本単元の第二次は AB ワンセット方式で学習活動を仕組む 教材文と自の紹介したい本を関連付けて読むことができ, 家族やふるさとを思う心によりせまらせることができる イ物語全体から読み進めていく 物語の大体をつかみ, 登場人物の性格や気持ちの変化を読むことで, 自の心に残ったことを見付け, 読んだことを関連付けて説明することができる ウグループを意図的に作る まず同じ本を読んだ人で集まり, 自の紹介したい理由をはっきりさせる 次に, 違う本を選んだ人でグループを作り, 友達の考えと自の考えの違いに気づかせ, 自の考えを深めさせることができる それぞれの児童の経験の違いから様々な読み方に触れることができると考える 国語 4 年 2

エ交流のモデルを示す グループでの交流では, モデルを示すことで, 読んだことや自の経験を関連付けて話すことができる オ紹介するための言葉を集める 家族やふるさとを思う言葉を用いることを助言する 叙述と理由を結び付けて紹介することができる 3 個に応じた指導ア交流では, 話し合う視点や話型などを提示して進めさせる 友達の感想を自も同じ, 自と少し違うなどと考えながら聞かせ, 感想を持つようにさせることで, 考えが深まる 話型を提示することで, 話すことや聞くことのポイントを絞ることができる イサイドラインや付箋などの印付けをさせる 叙述を基に読むことが難しい児童には, 人物の行動や会話, 情景にサイドラインを引かせたり, 付箋を貼らせたりしながら繰り返し読ませる 5 単元の目標 家族やふるさとを思う心をえがいた物語を, 場面の移り変わりに注意しながら, 登場人物の性格や気持ちの変化, 情景などについて叙述を基に読み, 選んだ理由を明らかにしたり, 印象的なところを見付けたりして読むことができる 関連するテーマのいろいろな本を読み広げることができる 6 単元の評価規準 国語への関心 意欲 態度読む能力言語についての知識 理解 技能 自の読んだ本を紹介するために, 繰り返し読むなどして, 改めて味わって読もうとしている 読んだ本を紹介するために, 叙述を基に登場人物の性格や気持ちの変化などを読み, 説明している 読むこと (1) ウ 相手が知らない本や, 自が読んで紹介したいと思う本について, 選んだ理由を明らかにしながら読んでいる 読むこと (1) カ 指示語や接続語は, 文相互の関係, 段落相互の関係を端的に示す手掛かりになることを理解し, 文章を読んでいる 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項イ ( ク ) 7 指導計画 ( 全 9 時間 ) 次時 第一次 第二次 第三次 1 2 3 4 5 6 7 8 9 学習活動 学習の見通しを持つ 家族やふるさとを思う心をえがいた本を読み, お話紹介ボックス を作ることを知る 並行読書の方法を知る ブックトークを行う 家族やふるさとを思う言葉を集める 教材文と自が紹介したい本を読み, お話紹介ボックス を作る A 教材文のあらすじを読む B 紹介する本のあらすじを読む A 教材文の人物の性格を読む B 紹介する本の人物の性格を読む 並行読書 A 教材文の人物の変化を読み紹介する B 紹介する本の人物の変化を読み紹介する 本時 グループで お話紹介ボックス を使って本の紹介をし合う 違う本を読んだ人と紹介し合う 紹介された本を選んで読む 評価の観点関読言 評価規準 ( 評価方法 ) お話紹介ボックス の作り方を知り, 見通しをもって学ぼうとしている ( 児童観察 ) 興味を持って物語を読もうとしている ( ノート 児童観察 ) あらすじを短くまとめている ( ノート 発言 ワークシート ) 人物の行動や会話, 情景描写を基に人物の紹介や性格をまとめている ( ノート 発言 ワークシート ) 人物の変化を読み, 理由を示しながら説明している ( ノート 発言 ワークシート ) 家族やふるさとを思う心を描いた本に興味を持ち, 選んで読んでいる ( 児童観察 ) 国語 4 年 3

第二次 第一次 あらすじを読む A 人物の性格を読む A 教材文 人物の変化を読み紹介する A 第三次 B B B 並行読書 紹介する本 8 本時の指導 (1) 本時の目標 お話紹介ボックス にまとめるために, 人物の変化を叙述を基に読み, 紹介することができる (2) 評価の観点 人物がどのように変わったのか, 叙述をとりあげて理由を述べて紹介している 努力を要する児童への手立て友達の考えを聞いて自と同じところはないか考えさせる 挿絵を手がかりにどんな出来事があったか読ませる 学習過程 学習活動主な発問 (T) と予想される児童の反応 (C). 1. これまでの学習を想起し, 本時のめあてつを確認する かむ 見通す 3 指導上の留意点 練り上げの構想 評価 ( 評価方法 ) 前時までに お話紹介ボックス に書いたことを確認し, 今日のめあてが お話紹介ボックス のどこの部になるか確認する 紹介する時の根拠につながることをおさえる めあて お話紹介ボックス にまとめるために, 心に残った人物の変化を紹介しよう 国語 4 年 4

考える 1 5 練り合う 2 2 まとめる 5 2. 人物がどう変わったか, 変化を読む T 心に残ったところはどこですか なぜ心に残ったのか説明しましょう ぼくは弟と歩いた ぼくの村にサーカスがきた せかいいちうつくしい村へかえる ぼくのチョパンドス おじいちゃんがおばけになったわけ おじいちゃんの口笛 かげまる エマおばあちゃん あなたをずっとずっとあいしてる 火のくつと風のサンダル りんごあげるね T 心に残ったところの人物より前の人物はどんな人物でしたか 3. 心に残った人物の変化をまとめる T 心に残った人物の変化を紹介しましょう 例心に残ったヤモヤモは最初パグマンの村を世界一美しい村だと思い, 家族と楽しく暮らしていた でも, 最後に村が戦争で破壊されて悲しくなった けれど家族はいる きっとハルーン兄さんも帰ってくる 希望を持ちまた, この村にもどってきてふるさとの美しい村を作ろうと思っているヤモが心に残った 4. ふりかえりをする 5. 次時の予告を聞く 紹介する本により違いはあるが, 前時を想起させ, 人とのかかわりや出来事によって人物が変化したことに気付かせる ふるさとを思う気持ちや家族を思いやる心に着目させる 題名と関連していることもあることに気付かせる 私が一番心に残ったところは ~ の です 理由は ~ だからです と叙述を基に書かせる つまずきに対する指導 挿絵を手がかりに出来事をおさえ, その時の気持ちがわかるところを見つけさせる 前の人物については, ノートの心に残ったところの右に書かせるようにさせ, どう変わったかを明確にさせる お話紹介ボックス に書くことのできる文字数として 120 字程度にまとめさせる まとめたら, 同じ本を選んでいるグループで説明し合う グループでの説明の仕方を確認する 同じ考えは, 付け加えて続ける 友達の考えについて, からないところはたずねてよく聞き, 理解する 友達と自との考えの違いに気付く 全員発言する 練り上げの構想 人物がどのように変わったか, 根拠を明らかにしながら話し合う ( 最終発問 ) 一番心に残った人物は, どう変わった人物ですか 友達の考えを聞き, 自の考えが変わった場合などは書きなおさせる 書いたらボックスにはる ノートに, グループで話し合って考えたことや思ったことを書かせる 友達の考えと比べて感じたことを書かせる 考える力 表現する力を高める手立て 物語全体を読み返し, 人物の変化のわかる部に線をひかせる 前時までの学習と関連させながら考えさせる 最初から順におこる出来事や人との出会いによって, 人物が変化していることを読ませる 書き方を提示する 考える力 表現する力を高める手立て 自の考えを 1 結論 2 理由の順で説明させる 友達の考えと自の考えの違いがあるか同じか考えさせながら聞かせる 変わったと思う場面の前と後を関連させて説明させる 自の考えを根拠を示しながら, 説明している ( ノート ワークシート ) 国語 4 年 5

国語 4 年 6 板書計画十二月二日 ( 火 ) お話紹介ボックス を作ろう 世界一美しいぼくの村 小林豊文 絵めあてふりかえり学習計画 お話紹介ボックス にまとめるために 心に残った人物の変化を紹介しよう 話し合いの仕方 同じ考えは, 付け加えて続ける わからないところはわかるまでたずねてよく聞く 自との考えのちがいに気付く 全員発言する 一番心に残った人物前の人物心に残ったところ