地質ニュース

Similar documents
地質調査所月報,第47巻第2/3号,p

地質ニュース500号,67-71頁,1996年4月

昭和51年7月

地質ニュース

地質ニュース

昭和62年10月

昭和56年6月第322号

地質ニュース528号,10-18頁,1998年8月


昭和40年11月

昭和59年9月

地質ニュース

昭和52年10月

地質ニュース

地質ニュース554号.17-29頁、2000年10月

地質ニュース

地質ニュース530号,31-41頁,1998年10月

地質ニュース494号,7-12頁,1995年10月

地質ニュース

昭和63.年1月

鍛欝ぷぷ吸

昭和63年12月

地質ニュース

泊発電所 地盤(敷地の地質・地質構造)に関するコメント回答方針

地質ニュース

地質ニュース505号,39-45頁,1996年9月

昭和61年10月

地質ニュース485号,29-40頁,1995年1月

地質調査所月報,第50巻,第5/6号,p

地質ニュース

地質ニュース

昭和41年9月

鍛質ニザス

地質ニュース

昭和57年11月

昭和6!年8月

昭和60年6月

‡P†|ŠéŒØ.ec4

地質ニュース519号,35-40頁,1997年11月

02.参考資料標準試料データ

まえがき このテキストは 通商産業省が金属鉱業事業団に委託した平成 7 年度金属鉱業経営資源活用対策事業の一環として 技術者研修用に映像 ( ビデオ ) と共に作成されたものです 独立行政法人石油天然ガス 金属鉱物資源機構に無断で複製品を作成することと 技術研修以外の目的に使用することを禁止します

厚生労働省委託事業 「 平成25年度 適切な石綿含有建材の分析の実施支援事業 」アスベスト分析マニュアル1.00版

地質ニュース539号,23-36頁,1999年7月

地質ニュース

昭和39年9月

昭和57年5月

昭和56年11月

™n”¿…j…–†[…X0806„”“ƒ

Microsoft Word - 図表5.1 doc

地質ニュース

Microsoft Word - 02目次

昭和48年11月

目的 2 汚染水処理対策委員会のサブグループ 1 地下水 雨水等の挙動等の把握 可視化 が実施している地下水流動解析モデルの妥当性を確認すること ( 汚染水処理対策委員会事務局からの依頼事項 )

地質調査所月報,第37巻第11号p

昭和55年5月

昭和57年10月

Microsoft Word doc

- 14 -

陦ィ邏・3

地質ニュース480号,14-18頁,1994年8月

< F2D94AD90B68CB992B28DB895F18D90955C8E E9197BF8254>

地質ニュース5里0号,31-44頁、1999年8月

昭和52年10月

<95CA8DFB817C928694E E A2E6D6364>

2

2

<91E58A F95742E6D6364>


4. 堆砂

<4D F736F F F696E74202D F365F92548DB882C98AEE82C382AD8E918CB997CA82CC908492E82E >

<4D F736F F D B A83418E918CB98A4A94AD8AC28BAB92B28DB82E646F63>

Microsoft Word - 第5章07地盤沈下.docx

地質ニュース510号、67-72頁、1997年2月

平成22年度事故情報収集調査結果について(概要速報)

<4D F736F F D2091E E8FDB C588ECE926E816A2E646F63>

地質ニュース

スライド 1

地質ニュース

注 ) 材料の種類 名称及び使用量 については 硝酸化成抑制材 効果発現促進材 摂取防止材 組成均一化促進材又は着色材を使用した場合のみ記載が必要になり 他の材料については記載する必要はありません また 配合に当たって原料として使用した肥料に使用された組成均一化促進材又は着色材についても記載を省略す

麟ニュース

平成 28 年度勝山市ジオパーク学術研究等奨励補助金研究報告 1 経ヶ岳 法恩寺山火山噴出物の岩石学的研究 Petrological study of the volcanic products from Kyogatake and Hoonjisan volcanoes, Katsuyama, F

地質ニュース

Arsenic ore deposit of the Takumi mine in Kamikawa town, Hyogo Prefecture, Japan Masahiko HASHIMOTO Shigeru MATSUUCHI 1. はじめに

政策体系における政策目的の位置付け エネルギー 環境資源 燃料 政策の達成目標 税負担軽減措置等の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 国民生活に欠かせない基礎物資である石灰石等鉱物資源の中長期的な安定供給 3 年間の延長 軽油引取税の課税免除措置により石灰石等鉱物の掘採事業を営む者の経営基盤が

(Microsoft Word - \215\234\215\336\216\216\214\261.doc)

東日本大震災 鳴らされていた警鐘

図 6 地質と崩壊発生地点との重ね合わせ図 地質区分集計上の分類非アルカリ珪長質火山岩類後期白亜紀 火山岩 珪長質火山岩 ( 非アルカリ貫入岩 ) 後期白亜紀 花崗岩 後期白亜紀 深成岩 ( 花崗岩類 ) 花崗閃緑岩 後期白亜紀 チャートブロック ( 付加コンプレックス ) 石炭紀 - 後期三畳紀

ポーランド部または全てを 総額 140 億 US$ で売却する予定である これらの対象企業には KGHM も含まれており 国内の経済競争力の向上 および他国の戦略に倣った外資導入を目標としている しかしながら 金融市場の逼迫による通貨流動性の世界的抑圧により 欧州連合等の反対が予想されており 本計画

<8BA68B6389EF8E9197BF2E786477>

「活断層の補完調査」成果報告書No.H24-2

地質ニュース

昭和57年6月

昭和62年2月

色の付いた鉱物 ( 有色鉱物 ) では, マグマの温度が下がるにしたがい, 一般に次の順で晶出 分解します. かんらん石 斜方輝石, 単斜輝石 普通角閃石 黒雲母色の付いていない鉱物 ( 無色鉱物 ) では, 一般に次の順です. 斜長石 石英 カリ長石 問 2:1 斜長石とはどういうものかを知ってい

昭和58年9月

6-3

< F2D31325F8CA997A78A47967B817593B989BB90B689D C>


地質ニュース523号,42-49頁.1998年3月


Transcription:

一 15 一地質ニュース426 号,15~26 頁,1990 年 2 月䍨楳桩瑳畎敷猬湯 Ɒ 㔭 敢牵慲礬ㄹ㤰 韓国の非金属鉱物資源 (9) 岡野武雄ユ ) 16 石灰石鉱床およびドロマイト ( つづき ) 5. 韓国 ; 石灰石の物理的 化学的特性韓国の石灰岩は先カンブリア時代の岩層中, 古生代の岩層中に胚胎する 先カンブリア時代の石灰岩は広域 熱変成作用を受けている 沃川累層群の石灰岩は広域変成作用を受けている 古生代の石灰岩のうち古期のもの, 即ちカンプローオルドビス紀の石灰岩は沃川累層群と同じ沃川構造帯に分布するが広域変成作用は受けていたい 所によって後期の花嵩岩による熱変成作用を受けているだけである 広域 熟変成作用を受けた石灰岩中には変成鉱物を生じ, あるいは方解石が粗粒化して石灰岩の品質に影響を与えるが, 韓国の石灰岩の場合, 堆積時の地質条件によるものと考えられる石英の存在が石灰岩の品質に影響を与える場合が多い 以下, 韓国の石灰石の鉱石の性質について, 鉱石を構成する鉱物, 鉱石の物理的特性, 鉱石の化学組成について述べる 5.1 二百灰 ; 百鉱石を構成する鉱物合目までに調査研究の行われた石灰岩岩体 ( 現在開発中の岩体および工業原料として開発の可能性のある岩体 ) についての報告書に記載のあった鉱物のうち方解石 ドロマイト 石英は各時代の石灰岩に共通に見られる この外先カンブリア時代の石灰岩には白雲母 母異母だとが存在することがあり, 後期の深成岩貫入の影響を受けた石灰岩岩体には, 珪灰石だとのスカルン鉱物やその変質鉱物が知られている 以下, 主要た鉱物について述べる 方解石石灰岩岩体の大部分を構成する鉱物である 粒度などについては別に述べる ドロマイト石灰岩中にレンズ状岩体をだして産出するほか, ドロマイト質石灰岩として, 石灰岩と薄層の互層をだし, あるいは石灰岩中に小結晶粒として散在して産する 石英石英は石灰石鉱石を構成する鉱物の中, 方解石ドロマイトに次いで多く存在する 重要な採掘対象石灰石である豊村石灰岩層中では白色帯の鉱石よりも灰色帯の鉱石中に, 石英が少ないか, あるいはSiO が少ない傾向にある 暗灰色部の石灰石では,SiO の量は増加するが総てが石英に由来するものではたく, 粘土鉱物に由来するものもある 石灰岩中の石英の含有量について2-3 地区の例を挙げる これらは顕微鏡などで石英の存在の知られているもので, 化学組成申のSi02は主として石英によるものと考えられる 腔善南部白色部灰色部撞着東南部 CaO 劣白色帯 53.96 灰色帯 50.54 下長地区 CaO 劣白色一淡灰色 53.43-55.72 灰色一暗灰色 47.07-55.62 三陸東南部 CaO 老白色, 白色一淡灰色 53.32 淡灰色一灰色, 灰色 53.06 灰色一暗灰色, 暗灰色 51.89 石英 㔥ㄥ넀卩〲 ㄬ〳ヒ アストル㠷卩〲 ヘルツⴲ ㄶⴷ Si02 房ハ ーツ㘲ハ ーツ ヒ アストル 上記の三陵東南部の石灰岩中には, 局部的にはSiO. 1 名以下の所もあるが, 全体として見ると色相に拘らず一 Si02は3-4% である 細脈状の石英の濃集 Lている所では5-6% を示す 石英は石灰岩の堆積時に同時に堆積したもの ( 金ほか, 1984) と二次的に生成されたもの ( 金 高,1985) があると推定されている 檜洞里層の1ime-mudStOne 相中に authigenicm1nera1として石英が生成されていると報告されている ( 朴 張,1985) その他の鉱物豊村石灰岩中のその他の鉱物には次のも 1) 元所員 : 270-11 千葉県我孫子市柴崎台 3-15-15 キーワード : 韓国, 非金属鉱物資源, 石灰石 1990 年 2 月号

一 16 一岡野武雄のが報告されている 江原道下長の豊村石灰岩の最上部の白色部には極少量のジルコン 電気石 ( 金 高, 1986) が含まれているがこれは稀な例であろう 少量の絹雲母 白雲母 黒雲母 鉄を含む不透明鉱物は普通に見られる 江原道文谷地区の豊村石灰岩層の中下部の紅色を呈する石灰岩は, 石英 10 20 房, 絹雲母 30%, 白雲母 10-20%, 不透明鉱物 10 房, 方解石 30% で構成されており, かたりの量の雲揖類を含有している 一方, 同地区の黄色を呈する所では, 石英 1-2 房の外は方解石のみから構成されている ( 趨ほか,1986) 花嵩岩に接する付近にはスカルン鉱物が生成され, 透輝石 珪灰石が報告されている (Park,1974) 5.2 万灰石鉱石の物理的特性粒度一般に江原道雄善一三陵地区の豊村石灰岩では白色部の鉱石よりも淡灰色部の鉱石の方が粒度は細かい 暗灰色部では粗くたっている 火成岩 ( 花開岩, 閃緑岩および岩脈類 ) によって貫入を受けた付近は, 石灰石は粗粒にたっている 以下,1-2の地区の石灰石の粒度を次に示す ( 単位はmm) 下長地区施善南部地区腔善東南部地区牮慘浩渀ㄽ湡堀mmin 浡堀浩渀白色部 ㄸⴰⰲ 㜀 〲ⵏ 㜀〱㘳 〱㠀 㠵 〵淡灰色部伮〱 㔀〱 㤀 㔰 〱暗灰色部伮ヒ コⴰⰸ 0.20 一一〇.30 甲山層の石灰石で, 堤川地区のものは,maxO.2-0.03 mino 01ひO 015mm, 寧越地区の紅底層の石灰石は, mmax0.03-o.4,mino.01 一の粒度と報告されている 比重豊村石灰岩については幾つかの比重測定報告がある 測定値は相互にかなり差が見られるが, 平均値として挙げられているものを示すと, 美禮地区,4 個の平均 2 71( 変動幅 2 63-2 76)( 金ほか,1983), 文谷地区 2.81-2.93(Kimほカミリ1980), 玉藻地区平均 2.73 (Moonほか,1981) である 堤川地区の甲山層の石灰石 40 個の測定は, 比重 2.43-2.89の幅で, 調査区域別平均の変動範囲は2.66-2.70である 寧越地区の紅底層の石灰石 16 個の比重の変動範囲は2.53-2.88, 平均 2.70である 白色度軽タソカル製造研究に使用した三陸地区の石灰石鉱石の白色度は86, 湿式節分したもの一 150mesh go, 一 400mesh91,5という報告がある ( 韓ほか,1987) 5.3 拓灰 ; 百鉱宿の化学組成韓国の政府機関の出版物, 学術雑誌などに石灰石鉱石の化学組成が多数発表されている これらのうち豊村石灰岩の鉱石を対象とするものが数量としては圧倒的に多い 即ちセメント原料, 製鉄用原料として豊村石灰岩の資源調査報告書に発表されたものである これらは石灰岩の化学組成のうちCaO MgO SiO A1.03 Fe.O のみの分析値が示されている このようた 鉱石 としての化学組成は品位の項で取り扱うことにしたい 地質 地球化学的研究を目的として行われた韓国の石灰岩の研究報告書のうち化学組成の発表されているものは多くたい ここではこのようた資料を集め, 表 16-6に主成分, 表 16-7に徴量成分をまとめて示した 表 16-6には豊村石灰岩, 檎洞里層の石灰岩, 沃川累層群の石灰岩を示してある 表中のNo.1-5は慶尚北道奉化郡の第一蓮花鉱山 ( 韓国で最も主要な鉛亜鉛の接触交代鉱床の鉱山 ) の一 120L 坑道に沿う豊村石灰岩層のほぼ完全な層序断面から採取された石灰石の分析値である ここには上位即ち花折層に接する付近から下位の猫峰ストレート層に接する付近までの岩層 310mの厚さの間で採取された8 個の試料のうちの5 個のものを掲げた 表 16-6のうちNo.1-No.3は豊村石灰層上部のものでドロマイト質,No.4-No.5は下部のものでMg0を含んでいたいことが特徴的である 個六の成分でみると, 以下のようになる Si02は下部のNo.4-No-5で高く, 上部のNo.1-No.2では少ない Al.OsはNo.4で異常に高いが, 鏡下では特殊た鉱物は見られたかったようである No.1-No.3のA1.03 Fe.03の少ないことは, 陸域からの破砕物質の供給が少ない水の緒麗た環境での堆積を示すものであろうという (Yun,1978) 豊村石灰岩の化学分析値でP20 とS03に触れているものはYm(1978) の他には見あたらたかった 表 16-6のNo.6は檜洞里層の中下部のdo10mitic1ime- mudstoneの分析値である No.7は沃川累層群の石灰岩の分析値であるが, この分析値は特に品位の良いととろのものであろう 沃川石灰岩を代表するものとはいえたい 表 16-7は韓国の石灰岩の徴量成分を示す分析値表である 徴量成分の分析値で発表になったものは極めて少たい 妻 16-7のうちNo.1,No.2-1~No.2-5,No.5 の分析値は, 地層の同一区分内から採取分析 Lた数個の分析値の平均値を示すものである 以下各分析値について解説する 表 16-7 中 No.1のSrの値 (450ppm) は280-640ppm の範囲の平均値で,No.5のSr 値は330-640ppmの範囲に分散しているものの平均値である 地質ニュース426 号

韓国の非金属鉱物資源 (9) 一 17 一表 16-6 石灰岩の主要化学組成 ( 単位 :wt%) 乯 㐵㘷卩〲呩〲䄱 アハ ート䙥 アハ ート䙥伀䵮伀䵧伀䍡伀乡 䬲倲〵匰アハ ート䌰 䠲 䠲 䥧 潳猀エ.28 〵 㐷㘴瑲 ㄲヒ アストルㄲ㐹 ⰱ 〱 〵 ㄲ ㄵ㐲 ⰰ 〴 伮ㄲ 〲 㠱瑲伮〹 㐲 ⰹ 〳瑲伬 㐴 ⰹ 㤀 㔬〴 〴 㔱 㜸瑲 㠮㘴㐹 ⰳ ファラット ㄱ ㄸ丮䄬 ㄲ ㅏハ ーツ㘰 〲 㘰 㤵瑲伮ㄱ 㘰㔱 ⰲ ㄷ 〴 ㄲ ㄱ㐰 ⰸ 㠀 ㄸ ㄱ㐬 〴 㔳 㤲瑲 ㄹ 㤲㔰 ⰶ ㄶ ㄲ 㐰 ⰷ 㠀 〸 〵ㄬ〵 〲 瑲㱏 㔮㔴㔰 ⰱ 㠀 ㄳ㱏 㱏 㔲 ヘルツ ㄵ瑲伮㐲㔴 ⰷ 㜀 ㄸ ㄳヘルツ ㄴヒ アストル㔸呯瑡ㄹ㠮 㤹 㠀 㘹㤹 ヘルツ㘮㐴 ㄴ N0.1. 一 5. 豊村石灰岩層慶北奉化郡小川面第一蓮花鉱山坑内 (Ym,1978) NO11 帯黄灰色最上部から (0-15 血 ) N0.2. 暗灰色 (15-65m) N0.3. 白色 (143-180m)sty1o1itic( 柱状突起状 ) ドロマイト質石灰岩 No,4 白色 (265-280m) Nα5 暗灰色 ( 最下部 280-310m) N0.6 檜洞里層灰色ドロマイト質石灰岩江原旋善郡施書面 ( 朴 張,1985) No.7 沃川累層群全化益 1 山郡益山面 ( 岡本,1937) Nα2 一 ~No.2-5の分析値は江原道三陸郡長省邑銅店駅の西方で行われた試錐のコアから採取した44 個の試料の分析値からまとめられたもので, 試料の位置は備考欄に示した 豊村石灰岩層の上 中 下 最下部層の区分は原著者が示したものである ( なお, 上部層の分析個数 17は原著内の写真の説明を参酌して筆者が訂正したもので, 誤りがあれば筆者の責任である ) 原著老は徴量成分のうち Na Mn Sr Feを取り上げて豊村石灰岩層の堆積環境, 続成作用などについて論じているが, ここでは分析値の分散範囲についてのみ示す Naの量は32-260ppm で平均は159ppmmである 層別では下部に向かって減少する Mnは48-1,892ppmmに亘って変動し, 平均値は,903ppmである 中部層で特に少なく他は類似の値を示す Srは86-295pPmで, 平均値は180pPmである Srの値は最下部層で最大 ( 平均 225ppm) で上部で減少している Feの含有量は9,620ppmの1 例を除くと,1,020-5,380ppmの値の幅に分布し, 平均値は2,772 ppmである Feの含有量は中部層に高く, 他の層では類似している 不溶性残留物は最下部層の下部では15-29 劣と高い 1990 年 2 月号表 16-7のNo.3-1~No.3-5は第一蓮花鉛亜鉛鉱山坑内からの試料で, 表 16-6のNo.1-5に対応する 6. 二百灰石鉱石の品位 1950 年代から最近迄の間, 筆者が見ることの出来た韓国の石灰石鉱床調査報告書, 学術研究書から, 石灰石鉱石の化学的品位に関する部分を抜いてまとめたものが, 表 16-8である 表 16-8め大部分は調査地の石灰石鉱石の平均値を示している この表をまとめるに当り, 堤川一寧越間の鉄道に沿った付近の石灰石 ドロマイトに関する文献, また1984 年代の文献は残念だがら見ることが出来なかったため, この地区, この時期発表の文献に取り上げられている地区の分析資料は集めることができなかった 表 16-8は地質時代の古い石灰石から順に並べたが,1950 年代の報告書ではr 大石灰岩層の石灰石 と記載されたものが多く, これらはこの表からは除外した 引用 Lた文献には石灰石鉱石の化学組成としてSiOパ A1 OパFe20パCaO Mg0の分析値が掲げられており, 多いものでは1 調査地区で500 余個の分析値を載せてい

一 18 一岡野武雄表 16-7 石灰岩中の微盤成昇 ( 分析平均値 ) 豊村石灰岩層 ( 単位 1wt%,* 印はppm) 乯 愥䵧 別卲 個数 ** フラン 㘱 ⰷ 㐳 㐵 No.Ca%Mg*Fe*Mn*Sr*K*Na*IR% 個数 ** 備考 アハ ート 㐀 㔀ヘ ソ ヘ ソ 㠀ヘルツ ヘクタール 㘀ヘクタール ヒ アストル㔱㠀ㄸ ㄶ 㜮 㠬ㄵ 㜵㜀ヒ アストル㜸 㐵 㔳㤀 㜷 㤷㘹 㤲㤀ㄬ 㤰アハ ートㄴ㜀ㄴ㤀ㄶアハ ート 㔀ㄸ㘶ㄲ㔀ㄵ㤀㔳 アハ ートㄹㄷ㜀ㄱㄵ㤀㔮㤀㐮㔀ハ ーツ㤀ㄸⰶ 㤮㔀ㄷ㘀㘀ㄵ㐴上部層中部層下都層最下部層全層 No.F*C1*Ba*Rb*Sr*Mo*Cu*Zn*Pb* 備考ハ ーレルハ ーレル ハ ーレルアハ ートハ ーレル㐀ハ ーレル㔀ㄶ㐲 㘶㔲㠶㔳㤵㔰桧洞里層ㄵファラット ⰵ ㄲⰵ ㄷⰵ 㐰 㐀ㄸㄵヒ コ do1omiticlime mudstone ㄵ㠵ㄳㄲㄵ㠮㔀㤬㔀ㄲ 㤮㔀 アハ ート 㔀ヒ アストル㜀 㔀㔀 ㄵ フラン 4( 表 16-6の1に同じ ) 18( 2 ) 100( 3 ) 15( 4 ) 30( 5 ) 乯 ⱓ 爪㐵花折層石灰岩 No.Ca%Mg%R20%IR%Sr* 個数 ** フ ッシェル 㘮㔵㐰㜀 N0.1 江原道三陸炭田地区 (KimandPark,1981) N0.2 江原道三陸郡長省邑銅店駅の西 (ParkandHan1986) No.3 慶北道奉化郡小川面第一蓮花鉱山坑内 (Ym,1978) No.4 江原道雄善郡檜洞里 ( 表 16-6の7に同じ )( 朴 張,1985) No.5 江原道三陸茨田地区 (KimandPark,1981) 註 : 個数 ** は平均分析値を算出した分析値の個数を意味する R 男 O=Na20+K20,IRは不溶性残留物る報告書もある これら原書中の分析個数は表中のr 個数 の欄に示してあ乱 1,2のものを除いて これら多くの分析値は筆者が機械的に算術平均し, その平均値を妻 16-8に示した 原書中の鉱石の化学分析値には品位の変化の大きいもの, 特にSiO の変化の大きいものがあり, 石灰石鉱石と呼べないものもある 鉱石採掘の立場からみると, すべての分析値を含めて算術平均を算出したほうが意味あると判断 Lて表 16-8を作成した 第 16-13 図は表 16-8の鉱石の平均分析値から計算した CaC03-MgCa(C03)2 一 {Si02+A1203+Fe203} 重量 % 三角図を示したものである この図の投影点の各点は1つの鉱体, 調査区域, あるいは調査区域内の特定の地層中の石灰岩の平均品位を代表するものである この図から次の事が読み取れる 以下,CaC03を方解石,MgCa (C03)2をドロマイト,Si02+A1203+Fe203を, その他と表現する 1) 朝鮮累層群の各層の石灰石鉱石はそれぞれ その他 " 方向の変化よりも 方解石一ドロマイト " 方向の変化の方が著しい 2) 朝鮮累層群中では豊村石灰岩層の石灰石が最も品位が良い 3) 豊村石灰岩のうち品位の高い部分に投影された1, 2の分析値は製鉄製鋼用石灰石を開発する目的で調査された地区のものである 地質ニュース426 号

韓国の非金属鉱物資源 (9) 表 16-8 石灰石鉱石の地域別平均化学分析値 ( 単位 wt%) 時代と地域 先カンブリア時代の石灰岩 1. 全南長城郡長城邑 カソブローオルドビス紀石灰岩 ( 豊村石灰岩 ) 2. 江原三陵郡下長面助香里, 塊状 3 粉状 4 忠北丹陽郡佐谷面永春面 5. 江原三陵郡北坪三陵付近 6 江原遊善郡南面東面文谷地区 7 江原遊善郡東面虎村里台北地区 8. 江原三陵郡遺渓邑馬次里地区 9. 江原三陸郡長省邑鉄岩地区 10. 江原浜州郡玉渓面玉渓地区 11. 江原遊善郡 三陵郡三陵炭田 12 江原遊善郡新東面穫実地区 13 江原遊善郡東面施善南部白色部 14. 灰色部 15 江原遊善郡東面施善東南部 16. 江原施善郡南面文谷北部 17. 江原三陵郡下長地区白色部 18 灰色部 19 江原三勝郡近徳面三陵東南部 ( 花折層 ) 20. 江原遊善郡三陵郡三陸炭田 ( 磨蹉里層 ) 21. 江原寧越郡寧越面東洞 22 江原寧越郡北面茅下里 23 江原寧越郡南面広川里 ( 斗務洞層 ) 24 忠北丹陽郡佐谷面永春面 ( 莫洞石灰岩層 ) 25 忠北丹陽郡佐谷面永春面 ( 古城石灰岩層 ) 26. 江原丹陽郡佐谷面永春面 ( 厚浦里層 ) 27 慶北斎珍郡平海面厚浦里 平安累層群 ( 紅底層 ) 28 江原平昌郡平昌邑 29. 江原寧越郡寧越邑 30 江原寧越郡寧越邑 ( 甲山層 ) 31. 忠北堤川郡堤川地区 ㄲ〳 攲〳個数 Si02A1203Fe203CaOM90 ㄱ㐸 ㄬ㜸 㔰㐸 ⰱ 㔱 㤀 㐲㐷 㜹㠶㐀左 62 㔰㘀㤀㠵ㄷアハ ート ヒ コ㐶ㄵ㘀㜀㔱㐲ㄳㄱㄵ㠀㘸ハ ーツ㔷㐬㘱 㘳㐱㘴ㄬ 㔬〹㐬〸㐬㔹㘬 ヒ アストル㤀㐬㔷ハ ーツ㜹ハ ーツ㤶ハ ーツ㤳 㜵ㄬ〲ハ ーツ㐲ハ ーツ㐲㘬㔀ㄶⰰ 㐀㤮ㄳㄲⰸ 㔬㠹㠬 㘬ㄱヒ アストル㤴 㜶 工.55* 伮フィート 伮㐷 㔳 ㄹ 㘲 フィート 㐸 ヘ ソ フラン 㘸㜪伮㠹 㔵 ㄴ 㐲 ヒ ル ヘ ソ 0. ユ10,48 〳 〴 ㄱ 〱ㄴ 㘹 㐲ヒ アストル㤪〱㠵ㄬ〹 㤷 㠴ㄬ〵 㘶〸 伮㤲 ㄬㄸ 伮㜷 㔷㔱 ⰱ 㔰 㘀㔳 㠀㐹 㔲 ⰳ 㐶 ⰹ 㔱 ⰲ 㔰 48,5エ㐹 ⰷ 㐸 㔀㔱 㘀㔱ㄱ㔰 㔀㔱 㔴 アハ ート㔳 㜀㔲 㔀㐸 ヘルツㄵ㐸 㐵 㐹 㔀㐲 㘀㐰 ⰰ 㐸 㠀 768 650,880.4549.81 㔴 〵 㔳 2556 480,100.3249.82 㠲 ⰹ ⰱ 㔵 ㄬヘ ニヒㄬ㔹 㠸 ㄵ ファラット 㐬㤶ㄬヒ ル 〵 㠹 㜀ハ ーツ㠷 㘷ㄬ㔹 ハ ーツㄹ ヘルツㄬㄷ 㔬ファラット ㄬ㐷ㄬ㘲ㄬ㤴㘬㔴㤬㤷ヒ アストルヒ コ 㠳 㜸ㄬ㜱㔱一 19 一 1990 年 2 月号

一 20 一岡野武雄中1 〲中3 84 θ5 16 8 漀々呵 佽㠀十 り 勺十 潥トン 13 θo OO中1OO 住住伀 O OO 住伀住〹䍡䌰アハ ート㠰㜰㘰㔰 CaMgtC03 a 坴 1. 究カンブリア時代 ( 幸南長城地区 )1 豊村石灰石層 3 磨鯉層 {. 花折層 5. 斗務洞屑 莫洞石灰岩 古城石灰岩層 5 夫石灰岩層 7. 沃川累層群 8. 紅店層 ( 甲山層 4) 沃川累層群中の石灰石は, 方解石 / ドロマイトの比率は変わらず, その他の量が変動する (2 平均値のみ ) 5) 平安累層群紅底層の石灰石は比較的品位が良い 次に, 石灰石鉱体内における鉱石の品位別分布について,1-2の例を示してみたい 第 16-14 図は江原道三陸郡下長面地区の豊村石灰岩の石灰石鉱床の品位別分布図の一部を示したものである 図の範囲内では地形は南に高くなり, 地層は20-40 南に傾斜している この地区の豊村石灰岩層は下部から, 暗灰色 灰色 淡灰色 白色の石灰岩がほぼ標準的な分帯配列をしている 一応採掘の対象と考えられる部分は, 白色一淡灰色部である この図の意味することは豊村石灰岩層の内でも採掘の対象とたるところは平面的に見るとかたり狭い範囲に限られることである 第 16-15 区および16-16 図は江原道三陵郡三陸市の荘子鉱山付近の石灰石鉱体分布と鉱体内の品位分布および断面を示したものである これらの図は海岸近くの搬出に便利た地区で, 製鉄 製鋼用の石灰石の探査を行った結果を示したものである 石灰岩層は豊村石灰岩層のもので, この付近では豊村石灰岩層内の品位分布は複雑であ 囚 回 鰯 囮 固消県 圱第 16-13 図韓国石灰石のノノレム値三角図表 (Wt%) 睵䴀ザw \ ワット工 洀 1 一壮山珪岩層 2. 猫蜂スレート3-6 豊村石灰岩層(3 灰色 暗灰色部,4-6. 白魯 淡灰色部 14.[ 亘 052 克以下 Si022 蒐以上 5.C 己 0 52-53 岩.5iO 旦 1 一 = 芝 6. 己 05コ駕以上 SiOユ2 望以下 1j7. 花析層下部 8. 花析層上藷第 16-14 図豊村石灰石の品位別分布図の一例 (Kim Go,1986) 地質ニュース426 号

韓国の非金属鉱物資源 (9) 一 21 一る 7. 石灰石の埋蔵量韓国の下部古生代の石灰岩層は広い範囲を占めて分布し, その石灰石の岩体の量は莫大である この外にも先カンブリア時代の石灰岩, 上部古生代の石灰岩も欠きた岩体をだして存在する 即ち, 韓国内の石灰岩岩体の地質学的た量は極めて欠きたものと言える 埋蔵量, 即ち採掘の対象とたりうる石灰岩岩体の調査は韓国の政府機関を中心として,30 年以上に亘って進められてきており, 現在も継続されている 韓国石灰石の最初の大規模た埋蔵量調査は太白山地域地下資源調査団によって行なわれたもので, その報告は 1962 年に発表されている 以後, 堤川 丹陽 寧越だとの地区にセメソト工場と石灰石採掘場が開発されたので, これらの地区の内陸の石灰石鉱床の調査が盛んに行われ, 石灰石の埋蔵量の算定が行われてきた 最近は海外からの製鉄原料に依存する臨海工場 ( 例えば浦項, 光陽製鉄所 ) が建設され, 韓国の石灰石も海上輸送によって工場への侠給が求められてきている このため海岸に近い石灰岩岩体の調査が盛んにたり, 海岸寄りの石灰石の鉱床調査, 埋蔵量算定が多くたってきている 韓国の石灰石の埋蔵量については対象別に幾つかの埋蔵量表が報告されている 太白山地区の石灰石の埋蔵量は1962 年次のように発表されている 三陸地区三陵炭田地区穫美一文谷地区丹陽一寧越地区合計㘬 㣗㙴 1,625 8,109 18,193 フ ッシェルⰱ 㘵휱 琀三陸市 " 胆 \ 56 東洋セメント \ A\ 荘子鉱山凸㔷 ऴ 㜀金無 \ 䄧 ऴ 㠀字発里 1 仁金鶏里ヘ ニヒ 型 睡 1 目 1 皿 1 国 1 国 5 1 1.C 目 052% 十,Si0 ユ% 一 2C 050-52% 蔓 io11-3% 一 3 C 050%rSiO13% 十岨. 珪化石灰岩 5.Mg03-10 宕 6= 豊村石灰万層以外の地層第 16-15 図三陵東南部地区の豊村石灰石鉱床の分布と品位図 敯卯挮䭯牥愬ㄹ㘲 この埋蔵量表は歴史的た価値がある ここでは以後に発表されたものの中から3 種のものを表 16-9, 表 16-10 表 16-11に示す 松 0u 鞍{ 鐵髪 H 萎霧籔 1 " H 猫崎層 ;P 豊村石灰岩層 ;H 花折層 1 口 0 銅底層 ; 皿 " 斗菰洞眉第 16-16 図三陸東南地区石灰石鉱床地質断面図 ( 第 16-15 図のA-A' に沿う断面図 ) 1990 年 2 月号

山 22 一岡野武雄表 16-9 石灰石単位鉱床別埋蔵鐘総括表 ( 資料 ;1980 年現在韓国動力資源調査所 ) 鉱床名 1. 聞慶 2 北坪一三陵 3. 長城北部 4. 長城 5. 聞慶 成昌 6. 虎鳴 7. 永同 8. 平海 9. 全州 10 天安 11. 江原 12. ゴ勝 13 堤川 14. 虎鳴ㄵ 漭獡渀 16. 大徳 17. 双胞ㄸ 睡獥潮最 19 論山 20. 寧越 21. 永春 22. 寧越 23 永春 24. 施叢 25. 永春 26. 堤川 27. 撞圭 潳慲椀 慮灵湧ヒ コ 慮椱ヒ ル 慮灵湧ファラット 潳慲椀 33 ゴ勝フ ッシェル 慥摯湧卯湧扡敧䩵湧扡湧物䑡湧橩渀丹陽奥潮杪潮最 35. 堤川ヘクタール 祥潮杩渀 37. 双竜 38. 永春地域 39 寧越地域対象層大万灰岩層群釜谷層豊村石灰岩層先カンブリアの石灰岩同上大石灰岩層群莫洞石灰岩次川累層群内石灰岩時代未詳厚浦里層中時代未詳 ( 平安系 ) の雲母片岩片麻岩に挟在の石灰岩沃川累層群雲母片岩中豊村石灰岩層大石灰岩層群豊村石灰岩層全州層群沃川累層群中石灰岩大石灰岩層群漣川累層群内大理石沃川累層群内石灰岩大石灰岩層群磨蹉里層三台山層三台山層三台山層撞善石灰岩層大石灰岩層群大石灰岩層群大石灰岩層群大石灰岩層群大石灰岩層群大石灰岩層群大石灰岩層群大石灰岩層群豊村石灰岩層白雲質石灰岩先カソブリア時代の石灰岩大石灰岩層群結晶片岩系大石灰岩層群沃川累層群半月里層大石灰岩層群時代未詳結晶片岩層大石灰岩層群甲山層紅店層埋蔵量 ( 106t) 調査年度可可可可可推可可可可可予予可可確推少確可確確確可可可推可可可可確推推推推推推可推可㐴 ㄵ㜸ㄱヒ ル 㘳㐀 〹ㄴ㤴 㠀ㄴ㤀 ㄲ㐀 㠀㜴㠴 㔀 㤀 〸㐷㠹ㄳ㘀ヒ コㄱ㐀ファラット ヘルツ 〱 〴 〲 〱 〳 㘀 ㄲ㐀フ ッシェル㜀ㄹ㜰ㄹ㜰ㄹ㘸ㄹ㘷ㄹ㜳ㄹ㘹ㄹ㘸ㄹ㘹ㄹ㘹ㄹ㘶ㄹ㘷ㄹ㘵ㄹ㘳ㄹ㘳ㄹ㘰ㄹ㘱ㄹ㔷ㄹ㔹ㄹ㘱ㄹ㘲ㄹ㘲ㄹ㘲ㄹ㘳ㄹ㘰ㄹ㔹ㄹ㘱ㄹ㘳ㄹ㘳ㄹ㘳ㄹ㘳ㄹ㘳ㄹ㘳ㄹ㘵ㄹ㘶ㄹ㘱ㄹ㠰ㄹ㠰 ( 可 ; 可採鉱量, 予 ; 予想鉱量, 推 ; 推定鉱量, 確 ; 確定鉱量 ) 太白山地域地下資源調査報告石灰編は除く 註文煕寿 (1982) による, 一部加筆 1981 年以後のデータは, 右べ一ジ脚注に示した 地質ニュース426 号

韓国の非金属鉱物資源 (9) 一 23 一表 16-10 道列石灰石埋蔵選 ( 韓国動力資源研究所 ) ( 単位 : 106t) 道別確定推定計京畿 0.05 O,02 0,07 江原 514.3 1,757.0 2,271.3 忠北 28.3 56.5 84.8 忠南 0.3 8.1 8.4 全南 60.O 60.O 慶北 75.O 53.5 128.5 堤川地域 34.5 34.5 寧越地域 6.8 6.8 計 618.O, 1,978.1 2,596.1 表 16-11 製鉄製鋼用石灰石推定埋蔵鐙 ( 鉱業振興公社 1979) ( 単位 : 10ヨt) 地籍番号埋蔵量永春 121 5,544 ऱヒ ルㄳ ㄳⰴ 㠵 उ ऱ ㄲヒ ルファラット ㄳオンスㄶⰸ उ ऱ 㐴ㄱ㔱 षⰶ 㤰 उ ऱ ㄲ㔱ㄶ㘱 ऱⰰ उ ऱ 㐉 ㄹ㔉 札差 2426 1,852 古生里 210103113 9,980 計 1 58,674 ( 崔ほか,1984による) ( 崔ほか,1984による) 表 16-9は韓国動力資源調査所 ( その前身を含めて ) が 1950 年代から調査を行ってきたものをまとめたものである 表中鉱床名の項の1-39は 韓国の地質と鉱物資源 に掲げられていたもので1980 年頃までの報告を含んでいる ( 文,1982) 原表には, 図幅名 地籍 調査者名が含まれているが紙面の関係上省略させて頂いた この表には太白山地区地下資源調査報告石灰編のものは除外してある 文 (1982) の表の後に,1981 年以後に発表された埋蔵量のうち, 筆者が集めたものを追加加筆した 韓国で公表されたが筆者が収集出来たかったものも多いものと思うが御容赦を乞う 表 16-10は,1979 年末現在の韓国の石灰石の埋蔵量を道別に集計したものである 石灰石の埋蔵量約 26 億 t で, 江原, 忠北, 慶北の各道に集中している 表 16-11は製鉄製鋼用石灰石の埋蔵量を鉱業振興公社が1979 年頃まとめたものである その後の調査で埋蔵量はかなり増加しているものと推定される この外多くの石灰石鉱業関係の解説書に引用されてい 16-9 表後 (1981 年度後 ) の韓国動力資源調査所出版の報告書で筆者が見ることのできたものに掲げられている埋蔵量を次に示す 鉄岩豊村万灰岩玉渓豊村石灰岩寧越東南紅底層平昌紅底層薦美豊村石灰岩遊善農村石灰岩 (Ca0+52%) 愰㔰 ⴵ㈥ 籏善東南都豊村万灰岩 (Ca0+52%) 文谷北部豊村石灰岩 (CaO+53%) 下長豊村石灰岩 (CaO+53%) 三陵東南豊村石灰岩 (Ca0+52%) 愰㔰 ⴵ㈥ ヒ ル㘲㔀ㄱ㔹 㤀㠴 㜷フランㄲ㘀ㄹ㠱ㄹ㠱ㄹ㠲ㄹ㠳ㄹ㠳ㄹ㠴ㄹ㠴ㄹ㠵ㄹ㠶ㄹ㠶ㄹ㠷ㄹ㠷るものにr 鉱業振興公社計算石灰石埋蔵量 がある 31 の区域, 鉱山の埋蔵量をまとめたもので, 合計は342 億 tとなっている 8. ドロマイト韓国のドロマイト鉱業の現況は資料に乏しいので詳しいことは不明である ( 韓国 ) 鉱業要覧 (1983) によると, 1980-1982 年のドロマイトの産出鉱山数は各年 3, 生産量は次の通りである ㄹ㠰ㄹ㠱ㄹ㠲 クbar㐷クbar㔲㧗bar韓国のドロマイトの輸出量はUSBMのMinera1Ye- arbookによると次の通りである ( 単位 t) 輸出先は日本 (99.5% 以上 ) である ㄹ㜹ㄹ㠰ㄹ㠱ㄹ㠲ㄹ㠳ㄹ㠴ㄲ㘮㘵㜹㘮㐰〱ヒ コ 㠳 㔹 㘵㤲 ⰰ 㐵日本の視察団の報告 ( 石灰石鉱業会,1980) によると, 1978 年頃の韓国のドロマイト生産量は推定 50-60 万 tで, このうち蟹竜ドロマイト鉱山の生産は25-35 万 t( 出荷量は平均その83 劣位 ) である 韓国産ドロマイトは国内向げ ( 浦項製鉄所 )34%, 輸出 ( 日本 )66 房であったという ドロマイト鉱山は, 片山 (1978) によると, 当時蟹竜セメント社 1 鉱山, 富国産業杜 3 鉱山が寧越で稼行している 上記の鉱業要覧 (1983) によると,1980-82のドロマイト生産鉱山は, 蟹竜寧越, 富国,Sam-boの3 鉱山で, このうち蟹竜が合計生産量の50-60% を占めている 1980 年頃は蟹竜寧越ドロマイト鉱山が大規模に生産し, 他に小規模に生産している鉱山が幾つかあるということであろう 蟹竜寧越ドロマイト鉱山の当時の生産量は次の通り ( 単位 10 害 t,1979 年次,197678は石灰石鉱業会編 1980により,1980-82は鉱業要覧による) 1990 年 2 月号

一 24 一岡野武雄厨 戸省目 醐 囮 バ識皿 1 二よ ( 燦〆 箏センチヘ ーシ \\ m± である 調査範囲 ( 南北 7.3km, 東西 4.7km) 内の地層は走向 N5-2ポE, 傾斜 60-8ポNWまたはSEである 高品位のドロマイトは2 層 ( 幅 230m, 長さ1,000m) ( 幅 330m, 長さ5,000m) であり, 低品位ドロマイトも2 層ある 忠清北道丹陽郡大嵩面にある大興白雲鉱山のドロマイト層は莫洞層の下底部を構成し, 厚さ約 270m, 走向 N 75-90 叩, 傾斜 30-50.NWである その西側は中生代の 17 一 黒雲母花陶岩に貫入され変成作用を受け ドロマイト層笀 llシゑ平篶篶二二 洀第 16-17 仙図螢竜ドロマイト鉱床付近の地質図 1. 石灰岩 2. 暗灰色ドロマイト3. 白色ドロマイト 4. 暗灰色の石灰岩 頁岩 ドロマイト互層 5. ドリーネ A 壁竜セメント工場 A 蟹竜駅ㄹ㜶ㄹ㜷ㄹ㜸ㄹ㠰ㄹ㠱ㄹ㠲 㤳㐰 㘱㘴 㔲㘵韓国ドロマイトの埋蔵量は,1981 年の数字で, 鉱山数 24, 品位 M9019.29 房,781,637 103tである( 方, 1982) 鉱山数 24というのは埋蔵量調査の対象となった鉱山, 鉱区が24であった, という意味であろう 韓国のドロマイトは朝鮮累層群大石灰岩層群中に胚胎している 主要なものは, 永興層, 興万里層, 莫洞層中に発達するが, この他, 三台山層, 豊村石灰岩層中にも挟在して存在する 韓国のドロマイトについての総括的た報告はないので, 以下幾つかの個六の鉱床例について述べ, 最後に蟹竜ドロマイト鉱山の鉱床についてやや詳しく述べる 堤川地区 (Kimほか,1980), 忠清北道堤川郡堤川地区には永興層中にドロマイトが3 箇所に知られ, その規模は地図から読み取ると,A 地区幅 400m,C 地区幅 800m 長さ1.1km,D 地区幅 300mである この幅は地質図上, 走向に直角な方向の露岩の距離で, ド回マイト層の厚さではたい 寧越北面地区 (LeeandKwon,1966), 江原道寧越郡北面地区の地質は大石灰岩層群の岩層からたり, 下位から磨蹉里層, 興万里層, 三台山層 ( 不整合 ) 永興層から構成されている 興万里層がドロマイト層で厚さは380 り 乃慏䵧体椰 ㄭ〳䙥 メートル湏䥧 潳猀ㄩ㘱フ ッシェルⰴㄶⰴ 㐴 ⰴ ⰴⰱ 㠰 㜴㔬㠲㈩ㄱ㐲㤬㔱㤮 ⰵ ⰰ 㘰 ⰳアハ ートノット㐳 㘰 ⰶ ⰸ 㠰 ⰵ 㜰 ⰳ㐩 㜲ㄬ㠰 㘴注は平均値算出に使用した分析数品位はWt% 1) 堤川,2) 寧越,3) 墜竜ド回マイト4) 大興白雲石鉱山なお, 大興白雲鉱山の分析数 25のうち,MgOの値がドロマイトの理論値である21.86 房を越えるものが8 例ある この大興白雲鉱山の分析に使用した試料には多少の水滑石を含んでいるのかも知れたい 韓国のドロマイトの埋蔵量の合計は先に示したが, 個々の鉱山のものを2-3 示す 寧越北面地区 (LeeandKwon,1966) 板ガラス用 M9018% 十,R2031 岩一,487 106t 耐火物用 M9020 劣十,R.031 劣一,59 106t 墜竜ドロマイト鉱山 ( 新谷,1966)42 106t ( 可採埋蔵量 ) 大興白雲鉱山 (Ryuu,1971)107 106t 墜竜ド目マイト鉱山 ( 第 16-17 図参照 ) 蟹竜ドロマイト鉱山は江原道寧越郡西面壁竜里, 蟹竜駅の東 200mにある 第 16-17 図中の川は平昌江 ( 漢江に合流する ) の1 支流である 鉱山付近一帯は石灰岩台地地形を形成し, 台地上には多くのドリーネが発達し, カルスト地形を形成している 鉱山付近の地質は朝鮮累層群寧越層群の地層からなり, 地層の走向はNNW, 傾斜は 65-75.Wを示している 岩相は, 石灰岩層, 暗灰色ドロマイト層, 白色ドロマイト層, 暗灰色の石灰岩 頁岩 ドロマイトの互層から構成されている 川の東側の台地を構成する白色ドロマイト層のうち, 西側のもの ( セメソト工場東側のもの ) は幅約 100m, 鉱区内延長 600mである その南端部は削剥されているが, 蟹竜駅南で再び露地質ニュース426 号

韓国の非金属鉱物資源 (9) 一 25 一出する 東側台地の白色ドロマイトのうち, 東側のものは本地区の主体をなすもので, 耐火物用に採掘されている 白色ドロマイト層は幅 120-180ω, 延長ユ,600mである ドロマイト鉱石は, 白 淡灰 淡紅色を呈し, 塊状で良質である 鉱石の品位, 埋蔵量は別掲した ( 以上, 新谷,1966による) 参考文献 ( 行頭の鑑印はハングル, 印は漢字混じりハングル, 印は英文, 無印は日本語で書かれた文献であるが, 論文題名は便宜上英語, 日本語で表書己した なお,<> 内はその論文の研究対象地区,{1 内の数字は第 16-5 図に対応する ) 岡本保 (1937) 朝鮮に於ける鉱物窯業原料に就いて, 朝鮮鉱業会誌,v,20,n0.5,p.270'366 鑑 Kimm,0.J.andPark,H.I.(1958)0ntheNatura11yPo- 睤敲敤䱩浥獴潮敄数潳楴獡瑙敭楲椬卩湤潮札浹潮 ⱃ 桯湧獯渭杵測䭡湧睯渭摯 ⱂ 由䝥潬 卵牶 潲敡 Ɱ 漮 瀮㤱 ⴱ 〹笱紀鑑 Lee,C H andkim,s S (1959)TheGeo1ogica1Inve stigationoflimestonedepositsatmeapho 一mmyon, 呡湹慮札杵測䉵ㄱ 敯氮卵牶 潲敡 Ɱ 漮ハ ーツ瀮㠹 ⴀ 103< 忠北, 丹陽郡梅浦面 >{2} 鑑 Lee,D S andkim,n J (1959)Geo1ogica1InvestigationoftheSonghakLimmestoneDeposit(PartI), Bu11.Geo1.Surv,Korea,n.3,p.78-85< 忠北, 堤川郡松鶴面 >{3} 鐙 Lee,C.H (1960)Geo1ogica1InvestigationoftheSong- haklimmestonedeposits(partii),bu11.geo1.surv. Korea,n 〇一 4,p 59-67< 忠北, 堤川郡松鶴面 >{4} Geo1ogica1SocityofKorea(1962)ReportontheGeo- ㅯ杹慮摍業牡ㅒ敳潵牣敳潦呡敢慥杳慮剥杩潮景牴桥䝥潬潧楣愱卵牶敹潦䭯牥愀嬢 Lee,M.S.(1963)Thegeo1ogica1investigationonli mestonedepositofc1ai]] ユNo.11&21,Homyong Quadrang1e,Bu11.GeoLSurv.Korea,no 6,p 217-230< 江原, 三陸郡下長面 {5} 欝 Kim,K.W.andPark,Y.C (1963)Reportonthegeo 1ogica1in estigationof1imestonedepositsc1aimm No.38,Yongwo1quadrang1e,Bu11.GeoI.Sur. Korea,no.6,p.201-207< 江原, 寧越郡北面 >{6} 欝 Kim,K.W.andSur,H.K.(1963)Reportonthegeo- ㅯ杩捡ㅩ湶敳瑩条瑩潮潦ㅩ浥獴潮敤数潳楴獃ㅡ業 No 18,28,Yongwo1quadrang1e,Bu11.Geo1.Surv Korea,no.6,p.185-192< 江原, 寧越郡寧越面 {η Cheong,C.H (1964)Theso-ca11ed Worm-eatenLimme stone"atdongjeomm,kangweon-do,jour.geo1. 卯挮䭯牥愬瘮ㄬ湯 Ɒ 㐭フ ッシェル轡 Lee,C-H.(1964)ReportontheGeo 工 gica1inyestiga- 瑩潮潦瑨敌業敳瑯湥䑥灯獩瑳 ⱃㅡ業乯 㜱 Ⰰ 呡湧祡湧兵慤牡湧ㅥⱂ 由䝥漱 畲瘬䭯牥愬 no.7,p.97'110< 忠北丹陽郡大崩面 {8} 鑑 Kim,S.W.(1964)ReportontheLimestoneDeposits 楮瑨敃ㅡ業乯 㔬䩩湤潑畡摲慮朱攬䉵ㄱ 敯 Sur.Korea,no.7,P.121-126 鑑 Lee,H.K.andKwon,Y.I.(1966)ReportonDolomite 䑥灯獩瑳潦偵歍祯測奯湧睯ㅇ畮 ⱋ 慮杷潮 Do,BulI.GeoI.Surv.Korea,no.9,p.229-247< 江原, 寧越郡北面 { 工 0} 新谷隆男 (1966) 韓国の耐火物原料事情について, 耐火材料 ( 黒崎窯業株式会社 )no.102,p.29-45 鐙 Suh,H.G.(1968)LimestoneDepositsinJangseoung Area,Bu11.Geoユー Sury.Korea,p. ユ15-126< 全南, 長城郡長城邑 > 轡 Kang,P.C.(1969)Reporton1immestonedepositsin Pyongheaarea,Bu11.Geo1.Sur.Korea.no.11,p. 151-157< 慶北, 蔚珍郡平海面 >{12} 鑑 Suh,H.G.andKim,S.U.(1970)ReportonLimestone 䑥灯獩瑩湂畫灹敯湧 ⱓ 慭捨敯歁牥愬䉵ㄱ 敯 Surv.Korea,no.12,p.145-161< 江原, 三陸郡北坪邑 >{13} Lee,D.S.(1970)Geo1ogicReportontheGoobongLi. 浥獴潮敍ㅩ湥 ⱊ 潵爮䭯牥愬䥮獴 楮楮杇敯Ⰰ v 3,no 1,p 17-24< 忠北丹陽郡佐谷面 >{14} 鄭英基 (1970) 韓国セメント工業の現況と展望,Jour.Korea.Inst.Mining,.7,p.70-80. ORyuu,B.H (1971)APre1iminaryReportontheGeo- ㅯ杹慮摏牥䑥灯獩瑯晄慥桥畮杄漱潭楴敍楮攬䩯畲 潲敡 湳琮䵬楮楮杇敯氮 ⱶ Ɱ 漮ハ ーツ瀮ㄱハ ーレル 119< 忠北丹陽郡大嵩面 >{15} Kim,0 J eta1(1973)thestratigraphyandgeologic 却牵捴畲敯晴桥䝲敡瑌業敳瑯湥卥物敳楮卯畴栀 Korea,Jour.Korea. 工 nst.mininggeo1.,v,6,no.2, 瀮㠱 ⴱㄴ鑑 Lee,D.S (1974)Geo1ogicReportontheGwang-cheon- 物䱩浥獴潮敍楮攬奯湧 漱 ⵧ 畮 ⱇ 慮札睯渭灲漭癩湣攬䭯牥愬䩯畲 潲敡 湳琮䴱楮楮杇敯ⱶ 7,n 〇一 4,p.151-156< 江原寧越郡南面 >{16} 佐慲欬䠮䈮 㤷㐩䵩湥牡ㅐ桡獥獐牯摵捥摩湓楬椭捥潵獌業敳瑯湥慮摄潬潭楴敡瑔慥歡湧䵹畮呡湹慮条湤䡹摲潴桥牭慬卹湳敳楳潦瑨敍楮攭牡ㅳⱊ 潵爮䭯牥愬䥮獴 楮敲愱䵩湩湧䕮杩湥敲猬.11,no.2,P.105-121 片山車 (1978) 韓国の石灰石鉱山について, 石灰石 no. 173,p.12 一ユ9 Yun,S.(1978)Petrography,Che 血 ica1composition, anddepositiona1environmentsoftheca 血 bro- 0rdoマicianSedimentarySequenceintheYeonhwa 䥍楮敁牥愬卯畴桥慳瑥浔慥扡杳慮剥杩潮 Ⰰ Korea.Jour.Geo1.Soc.Korea,v 14,no14,p 145-174 石灰石鉱業会編 (1980) 韓国の石灰石鉱業視察団報告, 石灰石,no.184,p.9-37 か業 ⱋ ㄹ㠰 慲扯湡湤佸祧敮䥳潴潰敓瑵摩敳潦瑨敐愱敯穯楣䱩浥獴潮敳晲潭瑨敔慥扡敧獡渀 Region,SouthKorea,Jour.Korea.Inst.] [ining Geo1, マ.13,no-1,p 21-27< 大白山地域 > OKim,J H etai(1980)limestone 工 nvestigationfor 1990 年 2 月号

一 26 一岡野武雄瑨敊散桯測奯畮杷漱 ⱓ 慢畫慮摍慣桡物䅲敡 Ⰰ Rep,Geosci.Minera1Resour.,v 9,p 113-160< 忠北堤川, 寧越, 文谷, 倉北, 馬次地区 >{17} Moon,H.S.eta1(1981)LimestoneInマest gationon thecheolamandoggaiarea,rep.geosci.mine 一 a1resour.,v,11,p.141-180< 江原三陸郡長省邑, 漠州郡玉渓面 >{18} Kim,J.Y.andPark,Y.A (1981)Sedimento1ogica1 StudyonthePunchonandtheHwajeo1Forma 瑩潮 ⱇ 慮杷敯渭摯 ⱋ 潲敡 ⱊ 潵爮䝥漱 潣 ⱋ 潲敡 Ⰰ v-17,no 4,P 225-240 0 鄭勲公 (1982) 石灰石とその生産工程,Jour.Korea.Inst 䵩湥牡ㅍ楮楮杅湧楮敥牳 ⱶ 㤬印 獳略湯 ⱰⰀ 㜰 ⴷ 0 金成範 (1982) 露天採掘法一石灰石鉱山中心に一,Jour. Korea,Inst.Minera1MiningEngneer.,.19,Sp. Issueno 1,P 90-101 か業 ⱙ 瑡 㤸㈩䱩浥獴潮敉湶敳瑩条瑩潮潦瑨教潮杷漱䅲敡 ⱒ 数 敯獣椮䵩湥牡ㅒ敳潵爮 v 14,p.185-206< 江原寧越郡寧越邑 {19 丑 文照寿 (1982) 石灰石鉱床 in 韓国の地質と鉱物資源,p. ヘ ニヒ㐭ヘルツ 0 羅基昌 (1982) 嶺南陸塊 in 韓国の地質と鉱物資源,p.25-0 金春沫 (1983) 韓国の石灰石資源と活用,Jour.Korea. 䥮獴 楮敲慬䵩湩湧䕮杮敥牳 ⱶ 印 獳略測 瀮㐴 ⴵ 0 全容旭ほか (1983) 平昌膿実地域石灰石鉱床調査研究, 非金属鉱床研究,82 一鉱物資源一 2-12,KoreaInst.Energy 湤剥獯畲 倮㜭フラン笲ぽ Cheong,C.H.eta1.(1983)PermianFusu1inidsfrom 瑨敌業敳瑯湥獯晴桥䉡浣桩䙯牭慴楯測奥潮札 weo1coa1 丘 e1d,korea,jour.geo1,soc.korea,v. ㄹⱮ 漮㐬倮 ハ ーレル 㘀真田義彰 (1983) 韓国セメソト工業,Gyps.Lime( 日本 ), no.186,p 258-260 0 徐準錫 (1983) 論山石灰石鉱山の現況と石灰の焼成,Korea. 䥮獴 楮敲愱䵩湩湧䕮杩渮 ⱶ 渮 瀮㔭ㄱ 0 蜜昌根ほか (1984) 一般鉱生産並びに流通機構把握研究 ( 金, 高嶺土, 石灰石 ), 一般鉱開発研究,83 一資源動向一 6-03, 䭯牥慉湳琮䕮敲杹慮摒敳潵爮瀮ㄭㄵ 0 金鐘換ほか (1984) 旗善南部地域石灰石鉱床調査研究, 非金属鉱床研究,83 一鉱物資本一 4-12,p.35-98{21} 鑑札龍安 張秦豪 (1985) 江原道雄善郡檜洞里一帯の石灰石層 ( 檜洞里層 ) に対する古海洋学的 ( 堆積岩石学的 ) 研究, 䩯畲 捥慮漱 潣 潲敡 ⱙ 湯 Ɒ 㐸 0 全容旭 高尚模 (1985) 旗善東南部地域万灰石鉱床調査研究, 非金属鉱床研究, 研究報告 85-14, 韓国動力資源研究所,p.37-93{221 0 超漢益ほか (1986) 江原道文谷北部地域石灰石鉱床調査研究, 非金属鉱床調査研究,KR-86-2-1, 研究報告書, 韓国動力資源研究所,p 7-53{23} 全容旭 高尚模 (1986) 江原道下長地域石灰石鉱床調査研究 (11),KR-86-91 韓国動力資源研究所,p 15-74{24} 轡 Park,B.K.andHan,S J (1986)Tracee1ementsof themidd1ecambrianpungchonlimestonefor mation,korea,jour.geo1.soc.korea,v 22,no 2, 瀮㔭ㄲ 轡 Park,B.K.andHan,S.J.(1986)Midd1eCambrian 佯楤卨潡ㅄ数潳楴猺周敏漱楴楣䍡牢潮慴敒潣歳 oflowerpungchonlimestoneforl] ユation,Korea, Jour.Geo1.Soc.Korea,v.22,no 3,p 183-199 0 全容旭 察法大 (1987) 三陸東南部地域石灰万鉱床調査研究,KR-87-7, 研究報告, 非金属鉱床調査研究, 韓国動力資源研究所,p.119-186{251 0 韓椿ほか (1987) 石灰石の附加価値向上研究,KR-87-4, 鉱物選鉱技術開発研究, 韓国動力資源研究所 p 85-128 鐘 Park,B.K.andHan,S.J.(1987)OriginofRed 䅲杩ㄱ慣敯畳䍯浰潳楴楯湩湴桥䵩摤ㅥ䍡浢物慮 PmgchonLimestoneFormation,Korea,Jour 䝥漱 潣 潲敡 ⱶ ハ ーツ湯 Ɒ 㜭㠀鱈 Park,B.K.andHan,S.J.(1987)MiddleCambrian 䍡牢潮慴敆潲攭牥敦匱潰敄数潳楴獯晴桥啰灥爀偡牴潦偵湧捨潮䱩浥獴潮敆潲浡瑩潮䭯牥愬 Jouエ Geo1.Soc.Korea,v.23,no.3,p-195-215 Lee,D.S.ed.(1987)Geo1ogyofKorea,Geo1.Soc. 䭯牥愬㔱㐬瀮 Lee,H.Y1(1987)ChosonSupergroup 伽 Geo1ogyof 䭯牥愬瀮㐹 ⴸ Kim,H.S.(1987)MetamorphicComp1exesofSobaek sanmassif(orryongnan) 加 Geo1ogyofKorea, 倮フ ッシェルⴴ 㔀なお, 次の各 1/5 万地質図幅には石灰石鉱床および関連事項の記載がある 春川, 安養, 永同, 来院, 堤川, 曽坪, 玉洞, 瑞山, 多項, 茂夫, 江景, 天安, 瞳山, 牙山, 竜潭パ参薩, 新興, 望雲, 珍鳥 智山, 亀尾, 青松, 中平洞, 膿安 神林 松江 青山報恩, 大田以上の他, 次の資料を利用させて頂いた 1/25 万韓国地質図, 国立地質鉱物研究所 1973 1/100 万大韓地質図 1981 䵩湥牡ㅳ奥慲扯潫啓䉍氀セメント統計年報,1984 年度, 韓国洋灰工業協会鉱業要覧 1983 年 < 受付 :1989 年 8 月 30 日 > 訂正 地質ニュース,425 号,1990 年 1 月号 12ぺ一ジ,16-5 図 < 誤 > ( 三渉一白雲山地区 ) 斗井峰石灰岩 < 正 > ( 三陸一白雲山地区 ) 斗囲峰石灰岩地質ニュース426 号