<4D F736F F D2095BD90AC E937882AA82F1936F985E959489EF8E9197BF43>

Similar documents
<4D F736F F D20332E CA48B868EE88F878F E8FC797E1816A2E646F63>

がん登録実務について

1

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

1. はじめに ステージティーエスワンこの文書は Stage Ⅲ 治癒切除胃癌症例における TS-1 術後補助化学療法の予後 予測因子および副作用発現の危険因子についての探索的研究 (JACCRO GC-07AR) という臨床研究について説明したものです この文書と私の説明のな かで わかりにくいと

する 研究実施施設の環境 ( プライバシーの保護状態 ) について記載する < 実施方法 > どのような手順で研究を実施するのかを具体的に記載する アンケート等を用いる場合は 事前にそれらに要する時間を測定し 調査による患者への負担の度合いがわかるように記載する 調査手順で担当が複数名いる場合には

よくある質問

1)表紙14年v0

付表 登録数 : 施設 部位別 総数 1 総数 口腔咽頭 食道 胃 結腸 直腸 ( 大腸 ) 肝臓 胆嚢胆管 膵臓 喉頭 肺 骨軟部 皮膚 乳房 全体

Microsoft Word _アンケート集計書HP版 .docx

付表 登録数 : 施設 部位別 総数 1 総数 口腔咽頭 食道 胃 結腸 直腸 ( 大腸 ) 肝臓 胆嚢胆管 膵臓 喉頭 肺 骨軟部 皮膚 乳房

<95CA F8FDA8DD782C8928A8F6F8FF08C8F82CC8E7792E882CC90E096BE2E786C7378>

3. 本事業の詳細 3.1. 運営形態手術 治療に関する情報の登録は, 本事業に参加する施設の診療科でおこなわれます. 登録されたデータは一般社団法人 National Clinical Database ( 以下,NCD) 図 1 参照 がとりまとめます.NCD は下記の学会 専門医制度と連携して

<4D F736F F D B92935F CFC82AF816A975C8CE392B28DB88E E968BC65F95B68F C4816A E646F6378>

整理番号変換ツール 操作説明書 平成 20 年 11 月 厚生労働省保険局調査課

付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 ): 施設 UICC-TNM 分類治療前ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 原発巣切除 ): 施設 UICC-TNM 分類術後病理学的ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 UIC

平成 26 年 3 月 6 日千葉医療センター 地域医療連携ネットワーク運用管理規定 (Ver.8) 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク運用管理規定 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この運用管理規定は 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク ( 以下 千葉医療ネットワーク ) に参加

1.ICD-10(2013 年版 ) のコーディングの確認対象 確認対象医療機関 DPC 対象病院および DPC 準備病院 確認対象期間 平成 28 年 10 月診療分 ~ 平成 30 年 3 月診療分 ( 計 18 か月 ) 確認対象 ICD-10 様式 1 の診断情報の ICD-10 コードを対

Microsoft PowerPoint - 【資料3】届出マニュアル改訂について

< E082AA82F1936F985E8F578C768C8B89CA816989FC92F994C5816A2E786C73>

PowerPoint プレゼンテーション

付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 ): 施設 UICC-TNM 分類治療前ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 原発巣切除 ): 施設 UICC-TNM 分類術後病理学的ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 UIC

スライド 1

Ⅱ. 国立がんセンター研究センター用申請書の作成について Ⅱ-1. カット ドゥ スクエアにおける中央病院と東病院の表示区分 がん研究センターにおいては 中央病院と東病院が独立して治験を実施する一方 実施医療機関としては 独立行政法人がん研究センター となることから カット ドゥ スクエアにおいて

<4D F736F F D E34208EA18CB18EE891B182AB977697CC C8E8DB782B591D682A688CB978A>

< 解説 > 年がん診療連携拠点病院等院内がん登録 3 年生存率初集 概要多くのがんでは 5 年後の生存状況が一つの治癒の目安としてこれまで用いられてきたため これまで国立がん研究センターでは診断から 5 年後の生存率を報告してきました 平成 30 年 3 月に閣議決定された第 3 が

内容 1. はじめに 大規模治験ネットワーク登録医療機関への支援内容 治験実施医療機関情報の登録と公開 登録の条件 事前確認 大規模治験ネットワーク への登録方法 登録の手順 登録でき

スライド タイトルなし

資料1_事業実施計画書

調査票を入力いただく環境について Adobe Reader のバージョンについて本調査票は Adobe Reader 11 以降のバージョンに対応しています (Adobe Reader11 より古いバージョンですと ファイルの保存の際に下記等のエラーメッセージが表示され ファイルの保存がされません

Microsoft Word - 農業者年金記録管理システム(2018年8月改訂版)

専攻医登録システム 操作手順

医師主導治験取扱要覧

表紙

Microsoft Word - å‹¥æ·»ã••ã•’æ§Ÿå¼‘ã•‚å•‰äººæ…–å€±ã…Łã‡¡ã‡¤ã…«ç°¿ï¼‹ ï¼›.doc

外来在宅化学療法の実際

< E082AA82F1936F985E8F578C768C8B89CA816989FC92F994C5816A2E786C73>

食道癌登録 入力マニュアル 一般社団法人 National Clinical Database Ver

個人情報の取り扱いについて 公益財団法人岩手県予防医学協会 個人情報保護管理責任者常務理事 公益財団法人岩手県予防医学協会 ( 以下 協会 という ) は 健康診断等で取得した個人情報 を協会の個人情報保護基本規程に従って適正に管理し 以下のとおりお取り扱いさせていただき ますので 個人情報の提供

著作権管理サービス説明資料

<様式2> 個人情報ファイル簿(単票)

I

Microsoft Word - 参照データ使用方法.docx

表紙

Microsoft PowerPoint - 運用 [互換モード]

は関連する学会 専門医制度と連携しており, 今後さらに拡大していきます. 日本外科学会 ( 外科専門医 ) 日本消化器外科学会 ( 消化器外科専門医 ) 消化器外科領域については, 以下の学会が 消化器外科データベース関連学会協議会 を組織して,NCD と連携する : 日本消化器外科学会, 日本肝胆

Microsoft Word - 03 大腸がんパス(H30.6更新).doc

手術予定登録_入力マニュアル

【資料3-1】届出方法について

お取引先様向け 調達情報システム利用申請 追加、変更、削除用マニュアル(日本語版) Rev.1.1

倫理審査電子申請システム

サマリー記載について

生存確認調査ツール

フォーマット変換ツール 操作説明書 厚生労働省保険局調査課

<様式2> 個人情報ファイル簿(単票)

ウツタイン様式調査オンライン処理システム

12_モニタリングの実施に関する手順書 

<4D F736F F D B98AE091538D91936F985E DEC837D836A B>

山梨県〇〇〇〇システム

日本泌尿器科学会「Myweb」会員専用ページ【管理画面】操作マニュアル(初版)

Microsoft Word - コンピュータチェック対象事例ファイル仕様書

北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下

疫学研究の病院HPによる情報公開 様式の作成について

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( / ) 上記外来の名称 ストマ外来 対象となるストーマの種類 コロストーマとウロストーマ 4 大腸がん 腎がん 膀胱がん ストーマ管理 ( 腎ろう, 膀胱ろう含む ) ろう孔管理 (PEG 含む ) 尿失禁の管理 ストーマ外

1. 来院経路別件数 非紹介 30 他疾患経過 10 自主受診観察 紹介 20 他施設紹介 合計 患者数 割合 12.1% 15.7% 72.2% 100.0% 27.8% 72.2% 100.0% 来院経路別がん登録患者数 がん患者がどのような経路によって自施設を受診し

<303491E592B BC92B08AE02E786C73>

本事業の意義 実効性 ( 見直しの必要性 ) 医療情報データベース基盤整備事業 ( 平成 23 年度 ~ 10 協力医療機関 ) 日本再興戦略 ( 平成 25 年 6 月 14 日 ) 医療 介護情報の電子化の促進 医薬品の副作用データベースシステムについて データ収集の拠点となる病院の拡充や地域連

<955C8E862E657073>

研究報告書レイアウト例(当該年度が最終年度ではない研究班の場合)

レセプトの提供形式について NDB データは 各レコード識別ごとのファイルでの提供となります イメージ 通番 1 通番 2 IRデータ 通番 1 通番 2 REデータ 通番 1 通番 2 HOデータ 通番 1 通番 2 KOデータ 通番 1 通番 2 SYデータ1 通番 1 通番 2 SYデータ2

研修・関連施設のWEB申請・

(2) 診療録の貸出管理機能 詳細な内容は 別紙 機能要件 に示すとおりである 3 その他要件アセキュリティ対策ログ情報を取得し 誰がアクセスしたかを解析できるようにすること イ保守システムが正常に動作するように 納入検査確認後 1 年間無償で保守を行うこと なお 保守は別途契約を予定している 第

見本 ( 様式第 2-1 号申出 21_3) 〇〇年〇〇月〇〇日 コメントの追加 [n1]: 消さないでください コメントの追加 [n2]: 西暦和暦をどちらでも可です 厚生労働大臣殿 提供依頼申出者 コメントの追加 [n3]: 申出時の厚生労働大臣名称を含めます 例 :(2019 年 5 月現在

独立行政法人 鉄道建設 運輸施設整備支援機構 電子入札システム 初期設定マニュアル 2019 年 4 月

13 (参考資料4-5)松下参考人資料(三菱総研)

日本医師会「2008年度緊急レセプト調査(4~6月分)」結果報告(2008年8月6日)

記 1. 適用対象本通知は 製造販売業者等が GPSP 省令第 2 条第 3 項に規定する DB 事業者が提供する同条第 2 項に規定する医療情報データベースを用いて同条第 1 項第 2 号に規定する製造販売後データベース調査を実施し 医薬品の再審査等の申請資料を作成する場合に適用する GPSP 省

スライド 1

(3) 事務連絡者ポータル画面が表示されます 2

院内がん登録における発見経緯 来院経路 発見経緯がん発見のきっかけとなったもの 例 ) ; を受けた ; 職場の健康診断または人間ドックを受けた 他疾患で経過観察中 ; 別の病気で受診中に偶然 がん を発見した ; 解剖により がん が見つかった 来院経路 がん と診断された時に その受診をするきっ

返戻管理くんとは? 国保連から送付される 請求明細書 給付管理票返戻 ( 保留 ) 一覧表 過誤決定通知書 と 伝送を行った請求ファイルのデータを突合し 返戻の再請求漏れをチェックします 返戻データと請求データにおいて 下記項目が同じであれば自動的に対応済みになります 事業所番号 サービス提供年月

倫理審査申請システム利用ガイド(申請者編)

NTTラーニングシステムズ株式会社

Ⅰ バイタルリンク 利用申込書 ( 様式 1-1)( 様式 ) の手続 バイタルリンク を利用する者 ( 以下 システム利用者 という ) は 小松島市医師会長宛に あらかじ め次の手順による手続きが必要になります 新規登録手続の手順 1 <システム利用者 ( 医療 介護事業者 )>

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

スライド 1

<4D F736F F D A835E838A F8B7982D18AC48DB85F20534F A68CEB8E9A E9A8F4390B38DCF2

Microsoft PowerPoint - 平成28年届出についてフィードバック_ pptx

特定臨床研究に関する手順書

目次 1. はじめに ) 目的 ) TRUMP1 での課題 登録施設におけるデータ管理の負担 登録から中央データベースに反映されるまでのタイムラグ ) TRUMP2 での変更 オンラインデータ管理の実現 定期

スライド 1

本文中の記号の意味 本文中で使用している記号の意味について以下に示します システムの操作上または処理の手続き上において 特に注意していただきたい事項を記載しています 記載内容を必ずお読みください システムの操作上または処理の手続き上において 参考にしていただきたい事項を記載しています 必要に応じてお

がんの診療の流れ この図は がんの 受診 から 経過観察 への流れです 大まかでも 流れがみえると心にゆとりが生まれます ゆとりは 医師とのコミュニケーションを後押ししてくれるでしょう あなたらしく過ごすためにお役立てください がんの疑い 体調がおかしいな と思ったまま 放っておかないでください な

給付金デジタル請求サービス 利用ガイド

Microsoft PowerPoint - 操作手順(看護).pptx

本仕様はプロダクトバージョン Ver 以降に準じています

( 別添 ) 保険医療機関又は保険薬局に係る電子情報処理組織等を用いた費用の請求に関する取扱要領 1 電子情報処理組織による診療 ( 調剤 ) 報酬の請求の届出保険医療機関又は保険薬局 ( 以下 保険医療機関等 という ) は 療養の給付及び公費負担医療に関する費用の請求に関する省令 ( 以下 請求

文書管理番号

_雇用保険喪失届提出後の離職票交付申請手順書

( 公財 ) 日本卓球協会会員登録システム チーム新規登録ガイド ( チーム責任者向けガイド 2018/1/25 版 ) 本書は初めて 会員登録システム でチーム新規登録を行うためのガイドです テスト稼働 をされている際は チーム継続登録ガイド をご覧ください 登録申請受付開始日 ( 本システムで登

Transcription:

資料 6-1 これまでの経緯 がん登録部会 QI 研究計画と手順について 平成 24 年 6 月 9 日東京大学医学系研究科健康医療政策学 / 公衆衛生学国立がん研究センターがん対策情報センターがん統計研究部東尚弘 2007 年がん対策基本法 がん医療の均てん化 がん臨床研究班発足 がん対策における管理評価指標群の策定とその計測システムの確立に関する研究 ] 標準医療の実施率で医療の質を測る 2007~8 年 5がん + 緩和ケアQuality Indicatorの策定 ( 総計 206 項目 ) 2009 年 診療録採録によるQI 測定 2010~1 年 測定結果を基にQIの優先順位付け 2011 年 優先版 QIの診療録による測定パイロット (5がんで50 項目 ) 診療録採録の利点 欠点 今回の計画 メリット診療の詳細が捕捉可能 例外的事例の検討や転院などの情報も収集可能 記録の有無も検討可能 デメリット労力がかかるある程度の専門知識が必要 詳細事項は捕捉にばらつきが出やすい 記録の質に影響される 記録の問題が目立ちすぎる 院内がん登録 +DPC(EF ファイル ) を使って QI 測定 1. 施設内で DPC データを院内がん登録データの 連番 を使って匿名化 2. 国立がん研究センターで既に管理している院内がん登録データとリンク 3. それらを解析して施設毎の QI を計算 4. 結果をフィードバック (Web ベース ) 5. 解析 検討

2 参加施設 DPC EF/ レセプト 3 対応表 4 専用ソフトによる症例抽出 + 匿名化 具体的な手順 症例抽出依頼 対象症例リスト 匿名化された DPC/ レセプトファイル 国立がん研究センター / 東京大学 1 + 院内がん登録全国データ 2010 年症例より 対象症例リスト抽出 ( 連番のみ ) 対象の院内がん登録データ ( ステージ 症例区分 治療 ) 1 症例抽出 ( 国立がん研究センター内 ) 参加施設からの依頼に基づき : 院内がん登録全国データ 2010 年症例から 5 がん : 部位コードが ( 胃 C16 大腸 C18 C19, C20 肺 C34 乳腺 C50 肝臓 C22) 症例区分 2,3,4 を抽出して対象症例とする 検討 個別結果返却 ID パスワードによるアクセス 比較データ閲覧 Web システム QI 実施率の計算 対象症例ファイル = 該当症例の 連番 のみ入ったファイルを作成 施設へ送付 ( 品質管理の HP) 2 DPC レセプトの抽出 ( 参加施設内 ) 3 対応表の準備 目的 : 入院 外来の診療行為情報の収集 2009 年 9 月 ~2011 年 12 月 入院 E/F 及び外来 E/F ( 様式 1 は不要 ) 外来 E/F が抽出できない場合には 外来レセプト EF 結合ファイルでも E ファイル F ファイルでも可 重複しても可 院内で利用している患者 ID 番号 ( カルテ番号 ) が含まれていることが必要 院内がん登録 2010 年全国集計 への提出の際に作成した 対応表 ファイルをつかって匿名化する ファイル例 : 施設番号 連番 氏名 フリガナ 患者 ID 番号 240011360120 1 拠点一郎 キョテンイチロウ 123 456 7 240011360120 2 連携花子 レンケイハナコ 234 567 8 : ( これらの 2 列があればあとは何が入っていても OK) ただし 患者 ID 番号は DPC/ レセプト内のものと共通

4 匿名化 症例抽出ソフト 5 解析方法 ( 以下の QI を算定 ) 院内がん登録データを国立がんセンターに提出するにあたって作成される対応表を利用 DPC/ レセプトデータに含まれている患者 ID 番号を院内がん登録の 連番 に置き換え 他の患者個人情報 保険情報を削除 EF ファイルからは 病棟コード 医師コードを削除 レセプト 保険者関連レコード (HO,KO,KH,CO,RO) コメント (CO) レコード等は削除 RE レコード ( 患者 ) は診療年月 入院年月日 以外削除 患者番号は連番で置き換え ( 大腸 ) 病理病期 Ⅲ 期大腸癌への術後化学療法率 内視鏡治療後の大腸癌へのフォロー内視鏡施行率 (3 年以内 ) 手術切除後大腸癌へのフォロー内視鏡施行率 (3 年以内 ) 大腸癌化学療法患者への定期的 ( 毎月 ) の血液検査施行率 病理病期 Ⅲ 期大腸癌への術後半年毎の胸部 X 線 /CT 検査施行率 病理病期 Ⅲ 期大腸癌への術後半年毎の肝臓造影 CT 検査施行率 ( 肺 ) 肺癌化学療法患者への定期的 ( 毎月 ) の血液検査施行率 臨床病期 Ⅰ~Ⅱ 期非小細胞肺癌への外科治療施行率 術後病期 Ⅱ ⅢA の非小細胞肺癌への術後化学療法施行率 小細胞肺癌への多剤併用化学療法の試行施行率 限局型小細胞肺癌への同時化学放射線療法の施行率 限局型小細胞肺癌への化学放射線療法におけるシスプラチン + エトポシド施行率 他 乳癌 肝癌 胃癌についても同様 続き フィードバック方法 ( 乳腺 ) 乳癌患者への術後化学療法の標準療法施行率 乳房温存術後の 70 歳以下患者への放射線治療施行率 乳癌術後の毎年のマンモグラフィ検査 半年ごとの受診施行率 浸潤性乳癌への HER-2 検査施行率 乳房切除後再発ハイリスクの乳癌患者への放射線療法施行率 ( 肝臓 ) 肝癌への TA(C)E 後 2 ヶ月以内に CT/MRI/ 腫瘍マーカーによるフォロー施行率 肝癌への TA(C)E 後 3 ヶ月毎の CT/MRI/ 腫瘍マーカーによるフォロー施行率 ( 胃 ) 内視鏡治療後の胃癌へのフォロー内視鏡施行率 胃癌術後 StageⅡ/Ⅲ への S-1 療法の施行率 各施設が ID でログイン 各 QI について左画面が表示 施設別実施率の順に表示 ( 上下線は 95% 信頼区間 ) 自施設の実施率は赤く表示 他施設は青 匿名 12

他院で受けた治療は不明 限界 レセプトの場合には院外処方で内容が不明 標準がなされなかった理由などはわからない ( 今回の結果をもとに検討することが必要 ) タイムスケジュール ( 見込み ) H24 6 月 匿名化ソフト配布 データ収集 7~8 月 解析データの作成 9~11 月 解析 QIの計算 12~1 月 フィードバック 報告

資料 6-2 都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会 がん登録部会 QI 研究手順書 - 平成 22(2010) 年診断例 - 平成 24(2012) 年調査 平成 24 年 5 月 国立がん研究センターがん対策情報センター がん統計研究部院内がん登録室

目次 1. ファイル送付手順の全体像... 17 2. 各施設で準備していただくもの... 18 3. 事務局から配布するファイル ソフト... 18 4. 提出用ファイル作成手順... 18 5.Quality Indicator の測定と結果のフィードバック... 19 6. データ提供に関する倫理審査などの手続きについて... 21 7. 問い合わせ先... 22 資料 1. 対象症例抽出依頼状... 23 資料 2. 症例抽出 匿名化ソフトの処理時間について... 24

都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会がん登録部会 QI 研究 都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会がん登録部会 QI 研究では 以下の手順で作成された提出用ファイルを電子媒体 (CD-R あるいは DVD-R) に記録して郵送で提出していただきます 1. ファイル送付手順の全体像 国立がん研究センター送付対象症例ファイル ( 連番のみ ) 院内で保持対応表ファイル院内がん登録全国集計 ( 患者 ID 連番 ) 院内で抽出電子レセプト外来データ DPC E/F ファイル ( 電算処理システム ( 厚労省提出仕様 患者 ID は院内 ID) 元データファイル最終版 ) 患者 ID は院内 ID のまま 国立がん研究センターから配布 QI 用症例抽出 匿名化ソフト 患者 IDを連番に置換 被保険者番号などは * に置換 対象患者のレセプト E/F のみ抽出 自動処理 提出用ファイル群 これを電子媒体に記録して 国立がん研究センターへ送付 提出用ファイルの内容 : 院内がん登録 2010 年症例のうち 部位コードが ( 胃 C16 大腸 C18 C19, C20 肺 C34 乳腺 C50 肝臓 C22) の症例区分 2,3,4の症例に対する 2009 年 9 月 ~2011 年 12 月の全ての DPC の E/F ファイル ( 入院 E/F 及び外来 E/F 外来 E/F が無い場合には 外来レセプト ) を院内がん登録の 対応表ファイル で匿名化したファイル 基本的に DPC またはレセプトファイルは基本的に診療報酬請求のために使用しているファイルと同じも

のを対象患者分のみ抽出をし 匿名化した上でご提出いただく形になります 少し条件が複雑なため 作業を以下の通り専用の症例抽出 匿名化ソフト ( 近日配布 ) を使って可能な限り自動化し 提出ファイルを作成いただきます 2. 各施設で準備していただくもの 1 厚労省に提出している形の外来 入院のDPC E/F ファイル ( 外来 E/F が難しい場合は電算処理システム形式のレセプトファイル )2009 年 9 月 ~2011 年 12 月分 22010 年院内がん登録全国集計データ提出時の生成された対応表ファイル 3 国立がん研究センター院内がん登録室へ QI 症例抽出依頼書 ( 添付書類 1) 3. 事務局から配布するファイル ソフト 症例抽出 匿名化の作業を省力化するため 事務局より以下の 2 点を配布します 1 対象症例ファイル国立がん研究センター院内がん登録室で 2010 年全国集計の腫瘍データファイルから一括抽出し その 連番 が入った CSV ファイル ( 対象症例ファイル ) です 原則 各施設から国立がん研究センター院内がん登録室へ抽出依頼上 ( 上記 2.3) を提出して頂き 国立がん研究センターで作成の上 各施設に送付しますが 希望があれば各施設で作成頂くことも可能ですので事務局 東までご相談ください 2 症例抽出 匿名化ソフト A. 対象症例ファイル ( 上記 3.1のファイル : 事務局より送付 ) B. 院内がん登録全国集計で作成された対応表ファイル ( 上記 2.2にあたるファイル ) C. 上記の E/F ファイル ( あるいはレセプトファイル ) ( 上記 2.1にあたるファイル ) をこのソフトに読み込ませることで 自動で提出ファイルが作成されます 4. 提出用ファイル作成手順作業は事務局より配布するソフト ( 上記 3.2) を使って行いますが 他の業務に影響を与えないよう 独立したパソコンで作業することをお勧めします このソフトは Windows(Xp 以降 ) 上で動作します ( 必要な仕様は資料 2を参照 ) ネットワークに接続されている必要はありません ソフトの動作上の不具合については鋭意対応しますが 他の作業への影響については事務局としては対応できませんのでご了解ください 1. 院内責任者より 国立がん研究センター院内がん登録室へ QI 症例抽出依頼書 ( 添付資料 1) を送付してください 2.QI 症例抽出依頼書が院内がん登録室へ到着後に 対象症例ファイルを事務局で作成 対象症例ファイルを 送付します ( 院内がん登録支援のページの活用を予定 )

3. 院内がん登録 2010 年全国集計 への提出の際に作成した対応表ファイルを準備してください 対応表ファイル (HosCanR から出力されるもの 以下のような形式の csv ファイル ) 施設番号 連番 氏名 フリガナ 患者 ID 番号 240011360120 1 拠点一郎 キョテンイチロウ 123-456-7 240011360120 2 連携花子 レンケイハナコ 234-567-8 4. 上記患者を網羅した範囲で 2009 年 9 月 ~2011 年 12 月の全ての DPC の E/F ファイルを抽出してください ( ア ) 外来分の E/F ファイルの作成できない場合には 外来レセプトを抽出 ( イ ) 期間によって抽出可能かどうかが分かれる場合には 可能な範囲で外来 E/F ファイルを作成し 作成不可能な期間に対して外来レセプトファイルを作成していただきます 両者に期間の重なりがあっても問題ありません ( ウ ) 患者 ID は匿名化する前のものを使用してください 5. 症例抽出 匿名化ソフトで上記の 1 症例ファイル 2 対応表ファイル 3E/F あるいはレセプトファイル群を処理し E/F/ レセプトファイルを対象症例のみ抽出した上で個人情報を削除し匿名化します 6. 出力された匿名化ファイルを 国立がん研究センターへ送付していただきます 出力された匿名化ファイルの形式は E/F ファイル レセプトファイルと同じですが 患者番号 保険者番号などの個人情報は削除されています 対応表のファイルは絶対に事務局や国立がん研究センターへ送付しないでください 5.Quality Indicator の測定と結果のフィードバック 国立がん研究センターに提出されている院内がん登録データと今回提出されたデータをリンクさせることで 参加施設の Quality Indicator による標準実施率を算出し フィードバックします 基本的に以下の項目についての算出を予定しています 尚 集計結果は全体や施設分布などの報告は がん登録部会などで行いますが 個別の施設の標準実施率を事前の同意無しに施設名がわかる形で公表することはありません Quality Indicator 測定項目 ( 大腸 ) 病理病期 Ⅲ 期大腸癌への術後化学療法率 内視鏡治療後の大腸癌へのフォロー内視鏡施行率 (3 年以内 ) 手術切除後大腸癌へのフォロー内視鏡施行率 (3 年以内 ) 大腸癌化学療法患者への定期的 ( 毎月 ) の血液検査施行率

病理病期 Ⅲ 期大腸癌への術後半年毎の胸部 X 線 /CT 検査施行率 病理病期 Ⅲ 期大腸癌への術後半年毎の肝臓造影 CT 検査施行率 ( 肺 ) 肺癌化学療法患者への定期的 ( 毎月 ) の血液検査施行率 臨床病期 Ⅰ~Ⅱ 期非小細胞肺癌への外科治療施行率 術後病期 Ⅱ ⅢA の非小細胞肺癌への術後化学療法施行率 小細胞肺癌への多剤併用化学療法の試行施行率 限局型小細胞肺癌への同時化学放射線療法の施行率 限局型小細胞肺癌への化学放射線療法におけるシスプラチン+エトポシド施行率

( 乳腺 ) 乳癌患者への術後化学療法の標準療法施行率 乳房温存術後の 70 歳以下患者への放射線治療施行率 乳癌術後の毎年のマンモグラフィ検査 半年ごとの受診施行率 浸潤性乳癌への HER-2 検査施行率 乳房切除後再発ハイリスクの乳癌患者への放射線療法施行率 ( 肝臓 ) 肝癌への TA(C)E 後 2 ヶ月以内に CT/MRI/ 腫瘍マーカーによるフォロー施行率 肝癌への TA(C)E 後 3 ヶ月毎の CT/MRI/ 腫瘍マーカーによるフォロー施行率 ( 胃 ) 内視鏡治療後の胃癌へのフォロー内視鏡施行率 胃癌術後 StageⅡ/Ⅲへの S-1 療法の施行率 6. データ提供に関する倫理審査などの手続きについて本研究は 平成 19 年より厚生労働省研究班として継続的に Quality Indicator の開発と検証を行ってきています 診療録採録データを元に研究を進め その上で今回 DPC やレセプトデータと院内がん登録情報の突合により QI の実測を行うことを開始しました この研究手順については 以前より国立がん研究センター倫理審査委員会の審査を受け承認を得ております またこのたび参加表明いただいた施設に関して対象施設追加のための修正申請を行い 修正の承認も受けました 各参加施設においての倫理審査は必ずしも必要というわけではありませんが 施設の規程に従って手続き 調整をお願い致します 尚 本調査は 既存資料等から抽出加工した資料である連結可能匿名化したファイルの提供を受けて行う疫学研究調査であり 疫学研究に関する倫理指針 ( 平成 19 年 8 月 16 日告示 ) 第 4の3の規程 (2) 既存資料等の提供に当たっての措置 が適用され 以下の 資料を所属機関外のものに提供することができる 場合の1に該当します 以下抜粋 : 既存資料等の提供を行う者は 所属機関外の者に研究に用いるための資料を提供する場合には 資料提供時までに研究対象者等から資料の提供及び当該研究における利用に係る同意を受け 並びに当該同意に関する記録を作成することを原則とする ただし 当該同意を受けることができない場合には 次のいずれかに該当するときに限り 資料を所属機関外の者に提供することができる 1 当該資料が匿名化されていること ( 連結不可能匿名化又は連結可能匿名化であって対応表を提供しない場合 ) ( 中略 ) 2 当該資料が1に該当しない場合において 次に掲げる要件を満たしていることについて倫理審査委員会の承認を得て 所属機関の長の許可を受けていること ( 以下略 )

7. 問い合わせ先 本研究の集計 解析作業は 国立がん研究センターがん対策情報センターがん統計研究部院内がん登録室および東京大学医学系研究科公衆衛生学分野を事務局として 実施します データ提出先 国立がん研究センターがん対策情報センターがん統計研究部院内がん登録室 104-0045 東京都中央区築地 5-1-1 手順に関する問い合わせ先 東京大学医学系研究科公衆衛生学分野 ( 准教授 ) 東尚弘 (03)5841-3491 直通 ) higashi@m.u-tokyo.ac.jp

資料 1. 対象症例抽出依頼状 ( 見本 ) 平成 24 年月 日 国立がん研究センターがん対策情報センターがん統計研究部院内がん登録室長西本寛殿 病院院長 印 QI 研究参加に際しての対象症例抽出依頼 記 この度 都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会 第 1 回がん登録部会で募集のありました QI 研究につき当院の参加を決定致しました つきましては 先日提出いたしました自施設の院内がん登録 2010 年症例データから 対象症例ファイルをお送りいただきたいと存じます 尚 示された研究手順に従い当院から提出するファイルと 既に貴室に提出している院内がん登録全国集計の腫瘍データファイルを突合して QI の算出を行うことを了解しております どうぞよろしくお願いいたします 以上

資料 2. 症例抽出 匿名化ソフトの処理時間について 症例抽出 匿名化ソフトを使用して 処理を行った場合の目安となる実行時間です コンピューターの処理速度やメモリ容量によって実際の処理時間は異なりますので 十分な作業時間を確保の上で処理を実行してください また 動作が遅延したり 不安定になったりする可能性もありますので 処理の実行中は他のアプリケーションは使用しないようにしてください 処理時間 ( 単位 : 分 ) レセプト /DPC データ 匿名化 合計 検証に使用したパソコン仕様 の件数 チェック 処理 時間 A Lenovo ThinkPad T420s 15 40 55 発売日 : 2011 年 3 月 29 日 Windows7 Pro 64Bit Core i5 プロセッサ B C 4GB メモリ Lenovo ThinkPad T400 発売日 : 2008 年 8 月 20 日 WindowsXP Pro 32Bit Core 2 Duo プロセッサ (2.40GHz) 4GB メモリ DELL INSPIRON 13Z 1か月分で約 60 万件 ( 内 RE レコードは約 2 万件 ) を 28か月分 40 60 100 15 40 55 発売日 : 2011 年 12 月 19 日 Windows7 Pro 64Bit Core i5 プロセッサ 4GB メモリ