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平成 27 年 10 月版 厚生労働省委託事業 新ジョブ カード講習テキスト 新ジョブ カード制度編

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目次 第 Ⅰ 部新ジョブ カード制度の概要 1. 新ジョブ カード制度とは 2 2. 新ジョブ カードの構成 様式 4 (1) 全体の構成 4 (2) 様式について 4 3. 新ジョブ カードの作成者等 23 (1) 概要 23 (2) キャリアコンサルタントの役割 位置付け 23 (3) ジョブ カード作成アドバイザーの役割 位置付け 23 (4) その他 ( 企業担当者や大学等の教員等 ) 24 4. 新ジョブ カード制度の普及促進方策等 26 トピックス 1 ジョブ カードの歴史 変遷 27 トピックス 2 新ジョブ カード制度関連 URL 27 第 Ⅱ 部新ジョブ カードの作成と活用の概要 1. 新ジョブ カードの活用方法 30 (1) 概要 30 (2) 生涯を通じたキャリア プランニングのツールとしての活用 31 (3) 職業能力証明のツールとしての活用 31 2. 各対象者における新ジョブ カードの活用 31 (1) 在職者 31 (2) 求職者 33 (3) 訓練受講者 ( 受講希望者を含む ) 34 (4) 学生等 35 3. 各種助成金との関係 35 トピックス 3 新ジョブ カード制度関係の助成金リンク 35 トピックス 4 教育訓練給付金制度との関係 36 第 Ⅲ 部新ジョブ カードの作成支援 1. 新ジョブ カード作成アドバイザーの心構え 38 2. 新ジョブ カード作成支援の一般的な流れ 38 (1) ジョブ カード制度に関する説明 理解促進 38 (2) キャリアコンサルティングの実施 38 (3) キャリアコンサルティング実施者の記入欄 の記載 38 (4) キャリアコンサルティングの終了 39 3. 新ジョブ カード作成支援のポイント 40 (1) 様式 1 キャリア プランシート 40 (2) 様式 2 職務経歴シート 51 (3) 様式 3 職業能力証明シート 53

第 Ⅳ 部新ジョブ カードの作成支援の詳細 ( 対象者別 ) 1. 在職者 68 (1) 転職を希望する方 69 (2) 継続勤務を希望する方 69 2. 求職者 70 (1) 就業経験がある者 70 (2) 就業経験が少ない者 71 3. 訓練受講者 ( 受講希望者を含む ) 72 (1) 雇用型訓練 72 (2) 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステム ) 73 (3) 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステムを除く ) 74 (4) 求職者支援訓練 75 (5) 専門実践教育訓練 76 4. 学生等 77 5. 職業訓練におけるジョブ カードを活用したキャリアコンサ ルティングの手順 78 A. 雇用型訓練( 有期実習型訓練 ) 希望者の場合 79 B. 雇用型訓練( 実践型人材養成システム ) 希望者の場合 81 C. 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステム ) 希望者の場合 82 D. 公共職業訓練( 日本版デュアルシステムを除く ) 希望者の場合 8 4 E. 公共職業訓練 受講者への新ジョブ カード作成支援を訓練実施機関で訓練期間中に行う場合 85 F. 求職者支援訓練 希望者の場合 88 F-1. 求職者支援訓練 受講者へのジョブ カード作成を訓練実施機関で訓練期間中に複数回行う場合 90 F-2. 求職者支援訓練 受講者への新ジョブ カード作成支援を訓練実施機関で訓練修了間近にのみ行う場合 92 新ジョブ カードの使用に当たっての確認事項 94 参考資料 1 ジョブ カードにおける表現 用語 99 (1) 職務内容の表現例 99 (2) 成果につながる行動表現例 100 (3) 経験能力評価基準 101 2 職業能力形成機会に恵まれなかった者における訓練を実施する分野について 104 3 公正な採用選考 ( 厚生労働省 ) 108 4 有期実習型訓練 実践型人材育成システム の求人票 111 5 従前のジョブ カード様式 112 6 新ジョブ カードに関するよくある質問 130 7 キャリアコンサルタント資格について 136

Ⅰ 新ジョブ カード 制度の概要 1

1. 新ジョブ カード制度とは 新ジョブ カードは 個人のキャリアアップや 多様な人材の円滑な就職等の促進を目的とした 生涯を通じたキャリア プランニング 及び 職業能力証明 のツールです 新ジョブ カードの活用により 相談者のキャリアの振り返りやキャリア プランの検討などをきめ細かく行うことができ また 各様式の作成を通して職業能力の棚卸しや職業生活設計等を行うことができます その結果 職業能力を見える化することができ 求職活動時や訓練受講時等に職業能力証明のツールとして活用することができます 新ジョブ カードは 労働市場インフラとして 一般の求職者 ~ 在職者 ~ 学生など幅広い方を対象に 求職活動 職業能力開発などさまざまな場面で用いることができます また 電子化することによって これまでの職業経験や 職業能力証明などの情報を蓄積 管理しやすくなることから 求職活動時等にその情報を自らが抽出 編集して職業能力証明に活用するなど 活用の幅が広がることが期待されています ジョブ カード制度は 平成 27 年 10 月から新制度に移行しました 本テキストでは 平成 27 年 10 月以降のジョブ カード制度を 新ジョブ カード制度 平成 27 年 9 月末までのジョブ カード制度を ジョブ カード制度 と記載しています 2

3

2. 新ジョブ カードの構成 様式 (1) 全体の構成 訓練受講者のみならず 在職者 求職者 学生を含むさまざまな個人が 入職段階から職業生活を通じて 職業経験の棚卸し 職業能力証明などの関係情報を 様式ごとに独立させて蓄積 保存し 自ら抽出 編集して活用することができます また 作成者自らが容易に活用できるよう 原則 電子化して蓄積することとしています (2) 様式について 新ジョブ カードの様式は大きく 3 つ ( キャリア プランシート 職務経歴シート 職業能力証明シート ) に分かれています 各様式の用途は以下のとおりです 1 様式 1: キャリア プランシート 様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある方用 ) 就業経験のある方が 自身のキャリア プラン ( 職業生活設計 ) 1 等を記入します 個人の希望により ジョブ カード作成アドバイザー等がキャリアコンサルティングを行った場合 その結果等を記載する キャリアコンサルティング実施者の記入欄 があります なお 助成金の中には ジョブ カード作成アドバイザーによるキャリアコンサルティングの結果等を記入した新ジョブ カードが申請書類として必須となるものがあります 様式 1-2 キャリア プランシート ( 就業経験のない方 学卒者等用 ) 就業経験のない方等が 学校等でのこれまでの経験やそこから得られたことを踏まえて自身のキャリア プラン ( 職業生活設計 ) 等を記入します 個人の希望により ジョブ カード作成アドバイザーや教員がキャリアコンサルティング等を行った場合 その結果等を記載する キャリアコンサルティング実施者の記入欄 があります 2 様式 2: 職務経歴シート 自身の職務経歴を記入します キャリア プランニングのために職業経験の棚卸しを行うためのツールであるとともに 必要に応じて 自身が記入した内容を企業の担当者に確認 署名 押印を依頼することにより 職業能力証明 のツールとして活用することもできます なお 企業の担当者の署名 押印がなくても 応募書類に追加添付する等の活用ができます また ジョブ カード作成支援ソフトウェアにおいて作成した場合は 入力情報を抽出 編集し JIS 規格の様式例に基づいた履歴書 職務経歴書を作成するために用いることもできます なお 職業経験のない方は作成する必要はありません 1 キャリア プラン ( 職業生活設計 ) とは 職業生活における将来の目標を定めたうえで それを実現するための計画のことです このキャリア プランを作成することを キャリア プランニング といいます 4

3 様式 3: 職業能力証明シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート作成者本人が取得している免許や資格について記入します キャリア プランニングのための自己理解等の際に活用するとともに 職業能力証明 のツールとして応募書類に追加添付する等の活用もできます また ジョブ カード作成支援ソフトウェアにおいて作成した場合は 入力情報を編集し JIS 規格の様式例に基づいた履歴書 職務経歴書を作成するためにも用いることができます 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート作成者本人の学校等での学習実績や職業訓練等の訓練実績を記入します キャリア プランニングのための自己理解等の際に活用するとともに 職業能力証明 のツールとして応募書類に追加添付する等の活用もできます また ジョブ カード作成支援ソフトウェアにおいて作成した場合は 入力情報を編集し JIS 規格の様式例に基づいた履歴書 職務経歴書を作成するためにも用いることができます 様式 3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート訓練受講者や在職者に対して 教育訓練の成果の評価 職場での仕事振りの評価を 教育訓練機関 企業の評価担当者が記入します キャリア プランニングのための自己理解等の際に 個人が本シートにより自己チェックを行います また 職業能力証明 のツールとして応募書類に追加添付する等の活用もできます 新ジョブ カード様式一覧様式 名 称 様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある方用 ) 様式 1-2 キャリア プランシート ( 就業経験のない方 学卒者等用 ) 様式 2 職務経歴シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート 様式 3-3-1-1 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 企業実習 OJT 用 ) 様式 3-3-1-2 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 在職労働者の実務経験の評価用 ) 様式 3-3-2-1 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 離職者訓練 ( 高齢 障害 求職者雇用支援機 構 ) 用 ) 様式 3-3-2-2 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 離職者訓練 ( 都道府県等 ) 用 ) 様式 3-3-2-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 学卒者訓練用 ) 様式 3-3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 求職者支援訓練用 ) 様式 3-3-4 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 科目ごとに評価している教育訓練用 ) 5

新ジョブ カードの各様式は 下記の図のように各場面で活用できます 6

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用に供されるものを持って作成することができます 18

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3. 新ジョブ カードの作成者等 (1) 概要 新ジョブ カードを作成するのは 基本的に 新ジョブ カードを利用する本人となります ただし 能力評価に関わる様式は 教育訓練機関や企業等の評価担当者が記入することになります 作成した新ジョブ カードは作成者本人が所有 管理し 作成した情報のうちどの情報を企業等に提出するかは 原則本人の意思に委ねられることになります 従前のジョブ カード制度では ジョブ カードを活用するためには登録キャリア コンサルタントによるキャリアコンサルティングを受けることが必要でしたが 新ジョブ カード制度におけるジョブ カードは あくまでも個々人が自分のキャリア形成のためのツールとして自ら作成するものであるため ジョブ カード作成アドバイザー ( 旧名称 : 登録キャリア コンサルタント ) によるキャリアコンサルティングは新ジョブ カードの作成を支援するものとして位置づけられています このため 本人の希望によりキャリアコンサルティングを実施します (2) キャリアコンサルタントの役割 位置付け 前述のとおり 新ジョブ カードを作成するのは基本的に作成者本人ですが 記入に困る場合など必要に応じて キャリアコンサルティング等の支援を受けながら作成します キャリアコンサルタントは キャリア形成に関する知見に基づき 必要に応じて 個々の労働者等の自己理解 仕事理解をはじめ キャリア プランの作成等を支援することが期待されています ここでいうキャリアコンサルタントとは 職業能力開発促進法における キャリアコンサルタント ( ただし 平成 28 年 3 月までの間は 標準レベルのキャリアコンサルタント ( 養成モデルカリキュラム (140 時間 ) を満たす養成講座の受講等を経てキャリア コンサルタント能力評価試験に合格した者等 ) 又はキャリア コンサルティング技能士 ) を指します なお キャリアコンサルティングの結果等をジョブ カードに記載することができるのは 基本的には ジョブ カード作成アドバイザーのみとなります キャリアコンサルタントであって新ジョブ カード講習の内容を学んだ方は必要に応じて所定の手続きを行い ジョブ カード作成アドバイザー証を取得してください 厚生労働省では キャリア コンサルネット を開設し キャリアコンサルタントの方から登録いただいた情報を掲載することにより キャリアコンサルタントへの相談を希望する方とキャリアコンサルタントとをつなぐ支援をしています キャリアコンサルタントの方はキャリア コンサルネットへの登録をご検討ください (URL:https://www.c-consulnet.jp/html/top.html) (3) ジョブ カード作成アドバイザーの役割 位置付け ジョブ カード作成アドバイザー は 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングを実施することができる方のことです 新ジョブ カードはあくまで作成者本人が作成 所有するものですが より有益な内容とするために必要なアドバイスを行い ジョブ カードの作成支援を行うことが期待されます 23

なお ジョブ カード作成アドバイザーであって キャリアコンサルタントではない方は キャリアコンサルタントと同等以上のキャリアコンサルティングのスキル 知識等を有していない状況にあることから 新ジョブ カードの作成支援をより効果的に行うため キャリアコンサルタントになることを目指すことが望まれます ジョブ カード作成アドバイザー は 以前は 登録キャリア コンサルタント という名称でしたが 職業能力開発促進法におけるキャリアコンサルタント等と区別するため 平成 27 年 10 月に ジョブ カード作成アドバイザー に名称変更されました (4) その他 ( 企業担当者や大学等の教員等 ) 新ジョブ カードは 在職者や学生なども活用することができます 企業においては 新ジョブ カードを 在職者のキャリア プランニング及び職業能力評価のツールとして活用することが期待されます 具体的には 様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある方用 ) を用い 仕事を通して実現したいことは何か 自分はどう在りたいのか その実現のために何を身につけていくかなどを 相談者自らが認識していくことで 当人が主体的に行動していく意欲を引き出すようなキャリアコンサルティングを行います また 様式 2 職務経歴シート を用い 在籍している企業におけるこれまでの職務経験を整理することにより 自身の職業能力の理解を深めることができます なお 様式 2 には企業の人事担当者等による証明欄があります 希望する場合は人事担当者等に内容の証明を求めることができ これによって職業能力証明のツールとしても活用できます 証明欄はジョブ カード作成アドバイザーではなく 企業の人事担当者等が確認 署名押印します さらに 企業の担当者等は 様式 3-3-1-1 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 企業実習 OJT 用 ) や 様式 3-3-1-2 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 在職労働者の実務経験の評価用 ) などを用いて 実務経験を通じて発揮されてきた職業能力を評価 記入することにより 当人の職業能力の見える化を図り 以降の職業能力開発での活用を支援することが期待されます 生涯を通じたキャリア プランニングのツールとしての新ジョブ カードの記入 活用の流れ (1. 就業経験がある方の場合 ) 自己理解 ( 能力 課題等の理解 職業経験の振り返り ) 自らの職業経験を 職務経歴シート に記入し 職業経験や得られた知識 技能などを振り返り 所有する資格 免許を 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート ) に記入 学習 訓練歴を 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート に記入 成功体験 得意 不得意なことなどを キャリア プランシート に記入 記入に困る場合などは ジョブ カード作成アドバイザー等へ相談 仕事理解 業界 職業 労働市場 ( 求人 求職 ) スキル等に関する情報を ジョブ カード制度総合サイト 等から収集 24 ( 次ページへ続く )

( 前ページより ) 自分のキャリア プランの作成 目標とする職業 職務 働き方 このためのスキル 能力開発等を キャリア プランシート に記入し キャリア プランを作成 記入に困る場合などは ジョブ カード作成アドバイザー等へ相談 教育訓練 助成金等の支援措置などに関する情報を ジョブ カード制度総合サイト 等から収集 大学等では 新ジョブ カードを 学生が生涯を通じて活用するキャリア プランニングのツールとして キャリア教育等の観点から活用することが期待されます したがって 学生のキャリア形成に関わる際は 様式 1-2 キャリア プランシート ( 就業経験のない方 学卒者等用 ) を用い 将来就きたい仕事や将来に向けた思いは何か その実現のために身につけていくことは何かなどを相談者自らが認識し 当人の主体的な行動を引き出すようなキャリアコンサルティングを行います また 相談者に変化が見られた場合など新ジョブ カードに記載しておくことが今後の本人のキャリア形成に有益である等の場合は キャリアコンサルティング実施者の記入欄 にジョブ カード作成アドバイザーや教員等キャリアコンサルティング実施者がその内容を記載します 生涯を通じたキャリア プランニングのツールとしての新ジョブ カードの記入 活用の流れ (2. 就業経験のない方 学生等の場合 ) 自己理解 学校の過程等で学んだこと 得られたことを キャリア プランシート に記入 社会体験等で学んだこと 得られたことを キャリア プランシート に記入 興味 関心事項などを キャリア プランシート に記入 得意 不得意なことなどを キャリア プランシート に記入 所有する資格 免許を 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート に記入 記入に困る場合などは 教員 ジョブ カード作成アドバイザー等へ相談 自分のキャリア プランの作成 目標とする職業 職務 働き方などを キャリア プランシート に記入 記入に困る場合などは 教員 ジョブ カード作成アドバイザー等へ相談 25

4. 新ジョブ カード制度の普及促進方策等 新ジョブ カードは 広く求職者 在職者 学生等を対象として普及を図ることとし ジョブ カード取得者数を平成 32 年までに 300 万人に到達させることを目標としています 普及促進方策等について ( 目標 ) 個人のキャリアアップや 多様な人材の円滑な就職等を促進するため 新ジョブ カードが 生涯を通じたキャリア プランニング 及び 職業能力証明 の機能を担う労働市場インフラとして活用されることを目指して 下記を目標 1 ジョブ カード取得者数を 2020 年に 300 万人にする ( ジョブ カード取得者と新ジョブ カードによる新規の取得者 ( 見直し前のジョブ カード取得者を除く ) の合計数 ) 2 新たなジョブ カードの取得が自らの職業能力の向上などに貢献するとした者の割合を 7 割以上 3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート等を有し就職活動を行う者のうち 当該シート等を応募書類として活用した者の割合を 2020 年までの間増加 ( 推進体制 ) 1 国 ( 文部科学省 厚生労働省 経済産業省 ) : 関係者に対する周知 理解の促進 電子化のためのソフトウェアの提供 サイトによる情報提供等 2 都道府県労働局 : 関係機関から構成される地域のジョブ カード運営本部の設置 運営 業界団体 教育訓練機関等の関係者に対して役割 活用方法 助成金における活用のインセンティブ措置 法及び法に準じて離職予定者に対して交付する書面の新ジョブ カード活用等の新たな活用方法等を説明等 3 公共職業安定所 : 時間をかけて 職業相談 紹介を行う求職者への新ジョブ カードの活用 公共職業訓練等の受講指示等に際しての新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングの促進 職業能力証明( 訓練成果 実務成果 ) シートを有する求職者への応募書類としての活用 必要に応じた応募先企業の活用促進 4 ジョブ カードセンター ( 委託事業 : 各都道府県及び主要都市等に合計約 100 センター ): 周知 広報 雇用型訓練実施企業の開拓 支援 新ジョブ カードを応募書類等として活用する企業の開拓等 新ジョブ カードを活用した在職労働者の実務経験の評価 キャリアコンサルティング等を実施する企業の開拓 支援 5 高齢 障害 求職者雇用支援機構 都道府県 委託訓練 求職者支援訓練実施機関 : 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングの実施及び訓練成果の評価 応募書類としての新ジョブ カード活用を訓練生及び応募先企業に対して説明 6 その他の教育訓練機関 : 教育訓練の成果の新ジョブ カードへの記入の促進 7 大学等 : 学生のキャリア プランニングのツールとしての必要に応じた活用 8 企業 : 必要に応じたキャリア プランニング及び職業能力証明のツールとしての活用 9 地域若者サポートステーション等 : 必要に応じた新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティング 10 職業紹介事業者 : 必要に応じた新ジョブ カードの応募 採用時の書類としての活用 26

トピックス 1 ジョブ カードの歴史 変遷 ジョブ カード制度は 平成 20 年度に 職業能力形成システム ( ジョブ カード制度 ) として 構築され 職業能力形成の機会に恵まれなかった人や 子育て終了後の女性など離職期間が長いこと等により非正規労働者にとどまらざるを得ない状況にある人に対して 1 ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングの実施 2 企業実習と教育訓練機関等における座学を組み合わせた実践的な職業訓練の受講機会の提供 3 ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングにより整理された職務経歴等のほか訓練修了後の職業能力評価の情報を取りまとめた ジョブ カード の就職活動等における活用を促進することにより 安定的な雇用への移行等を促進することを目的とした制度でした しかしながら 近年 急速な技術革新 顧客ニーズの変化等が進展し 労働市場から求められる職業能力は変化し これまで蓄積してきた技能等も陳腐化が進み 個々の労働者の状況に応じた 職業能力開発 が一層重要になっています さらに産業構造 職業構造の変化等も進み 個人のキャリアアップやキャリアチェンジ 円滑な就職支援 多様な人材の雇用機会を得ることなどが重要な課題となっています このため 個々の職業能力開発 キャリアアップ 多様な人材の希望に応じた必要な分野への円滑な就職等を実現するために 個人主導のキャリア形成 職業人生を通じた職業能力開発 職業能力のものさし整備による能力の適正な評価と職業能力の見える化 を図ることが重要となってきました このような中 従前のジョブ カード制度の見直しが行われ 生涯を通じたキャリア プランニング 及び 職業能力証明 の 2 つのツールとして 平成 27 年 10 月から新制度がスタートしました トピックス2 新ジョブ カード制度関連 URL ジョブ カード制度総合サイト新ジョブ カードの使用方法 関係する教育訓練 職業能力評価 キャリアコンサルティング等に関する情報提供を行います 様式もダウンロードできます 平成 27 年 10 月から一部運用が開始され 同年 12 月から全面的な運用が開始されます http://jobcard.mhlw.go.jp ( 変更となる場合があります ) キャリア パスポート( 仮称 ) 構想委員会 最終報告書ジョブ カード制度の見直し過程や新ジョブ カード制度の構想などを知ることができます http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000071620.html ジョブ カード講習案内ジョブ カード作成支援件数報告の説明やジョブ カード制度改訂等の情報が掲載されています http://www.job-card.jp/ 厚生労働省 経験能力評価基準 アルバイト等の職業経験により培われた職業能力を 客観的に把握 評価できるよう 具体的な 職務行動 の形で抽出し 事業主の求めるニーズや一般職務における成果につながる行動特性( コンピテンシー ) の観点で整序し まとめられたもの http://www.mhlw.go.jp/general/seido/syokunou/keiken/keiken01.html 中央職業能力開発協会 職業能力評価基準 仕事上の成果につながる行動と そのために必要な技能 技術および知識を職務別に記述したもので 新ジョブ カード様式 3-3 の各職業能力証明シートの項目作成の参考となるものです 27

http://www.javada.or.jp/ 同協会が作成したモデル評価シート モデルカリキュラムは厚生労働省のホームページ http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/job_card01/jobcard05.html に掲載されています ジョブ カードセンター ジョブ カード制度推進事業 ( 委託事業 ) 雇用型訓練を中心に 主に企業向けの情報を掲載しています http://www.jc-center.jp/ 28

Ⅱ 新ジョブ カードの作 成と活用の概要

1. 新ジョブ カードの活用方法 (1) 概要 新ジョブ カードは 生涯を通じたキャリア プランニング のツールとして 労働者等の個人自らが 自己理解 仕事理解 職業経験の棚卸し キャリア プランの作成等を行い記入します その際 記入に困る場合など必要に応じて キャリアコンサルティング等の支援を受けることになります また 自らのキャリア プランを踏まえて 教育訓練の機会の提供等の支援を受けるなどにより職業能力開発を行った場合 訓練の成果等の評価を新ジョブ カードに記入します さらに 訓練の成果等の評価や職業経験等を記入した新ジョブ カードを求職時の応募書類の追加書類として用いるなど 中長期のキャリア形成に沿って活用します 新ジョブ カード活用の主な流れ 作成者本人から見た新ジョブ カード活用の流れ 自己理解 ( 自己の能力等の理解 職業経験の棚卸し等 ) 仕事理解 キャリア プランの作成 必要に応じてキャリアコンサルティングを活用 職業能力開発 ( 教育訓練の受講 実務経験等 ) 目標達成に必要な能力 知識等の習得 免許 資格等の取得 現在の仕事に対するモチベーションの向上 求職活動 希望する仕事への応募 利用可能なツール 支援等 新ジョブ カードの作成を通じた自己チェック ( 職務経歴 訓練歴等を新ジョブ カードに記入することを通して これまでに身に付けた能力や経験等について振り返ることが可能 様式 3-3 以降を活用したスキルチェックも可能 ) HP 等を活用し 関心のある職業等に関する関係情報の収集 キャリア プランを 新ジョブ カード に記入することにより 思い描くキャリア プランが視覚化され 整理しやすくなる HP 等の情報を参考にキャリアコンサルティングを活用し 客観的な助言を得る ジョブ カード制度総合サイトやハローワーク等における教育訓練に関する情報等を参考に 職業訓練等を受講するとともに 訓練 実務経験等の評価を新ジョブ カードに記入 免許 資格の取得 ( 新ジョブ カードに記入 ) 作成した新ジョブ カードを 生涯を通じたキャリア プランニング のツール等として活用 記 ハローワーク等での職業紹介 新ジョブ カードを応募書類として活用 30

(2) 生涯を通じたキャリア プランニングのツールとしての活用 新ジョブ カードに記録した個人の履歴や 職業経験 職業生活設計 訓練の受講記録などを キャリア選択等の生涯のキャリア形成の場面において活用する 生涯を通じたキャリア プランニング のツールとして活用することができます ジョブ カード作成アドバイザーは キャリアコンサルティングを通じて これらの内容をより充実させるための作成支援を行うことが期待されます なお ジョブ カード制度では 応募書類等として活用する際には キャリア プラン情報など個人の機微な情報も外部に提出することが前提となっていたため 個人的なことを記載しにくく また企業等に提出する応募書類としての活用がしにくいことなどから ジョブ カードのほとんどが訓練受講などでの活用となっていましたが 新ジョブ カード制度では 蓄積するキャリア プラン関係情報を原則 個人の内部情報として取扱うことなどによって より活用しやすいものとなりました (3) 職業能力証明のツールとしての活用 新ジョブ カードでは 免許 資格 教育 ( 学習 ) 訓練歴 職務経験 教育訓練成果の評価 職場での仕事振りの評価に関する職業能力証明の情報を蓄積することにより 職業能力の見える化を図ることができます また 自身の新ジョブ カードから これらの情報を場面 用途等に応じて抽出 編集することによって 職業能力証明のツールとして 就職活動の際の応募書類 キャリアコンサルティングの際の資料等として活用することができます なお 従前のジョブ カード制度の評価シートにおける職業能力評価の対象は雇用型訓練等の職業能力形成プログラムとしていましたが 新ジョブ カード制度においては 職業能力形成プログラム以外の教育訓練の評価や在職者においては職場での仕事振りの評価も対象としており 職業能力証明 のツールとして これまでより広範な職業能力証明の場面で活用することができます 2. 各対象者における新ジョブ カードの活用 新ジョブ カードは さまざまな対象者の状況に応じて各様式を活用することができます (1) 在職者 1ポートフォリオ型のキャリア プランニングのためのツールとしての活用 様式 1キャリア プランシート 様式 2 職務経歴シート 様式 3 職業能力証明シート 様式 2 職務経歴シート 様式 3 職業能力証明シート を活用して整理された個人の履歴や キャリアコンサルティング等の支援を通じた職業経験の棚卸し キャリア プラン ( 職業生活設計 ) 等の情報を 様式 1-1 キャリア プランシート に整理 蓄積することにより 自身のキャリア形成を振り返るツールとして活用することができます また その後 31

あらためてキャリアコンサルティング等を受ける際には 蓄積した情報を活用し 過去と比較した現在の振り返りを行うことができます 2 在職者の実務経験を通じて発揮される職業能力の評価における活用 様式 2 職務経歴シート 様式 3-3-1-1 及び様式 3-3-1-2 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート 在職者が実務経験を通じて身につけた職業能力は 様式 2 職務経歴シート における記入及び企業担当者記入欄による証明を活用し 見える化を図ることができます また 雇用型訓練等の受講生が従前のジョブ カード制度に引き続き 様式 3-3-1-1 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 企業実習 OJT 用 ) を活用して職業能力の評価を受けるのみならず 在職者の職業能力については 様式 3-3-1-2 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 在職労働者の実務経験の評価用 ) を活用し 職務遂行のための基本的能力や 技能 技術に関する能力等について評価し 見える化を図ることができます 3 業界検定 等に係る活用 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 職業能力の ものさし としての 業界検定 をはじめとする検定 資格等の成果を 個人のキャリア プランとの関わりで 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート に記入するとともに 業界検定 に関わる具体的な評価手法の 1 つとして活用することができます 4 専門実践教育訓練における活用 様式 1 キャリア プランシート 中長期的なキャリア形成支援を目的に拡充された教育訓練給付の対象となる専門実践教育訓練では 当該訓練の受講が今後の職務に活かせるものとなるよう 原則として 当該訓練の受講前に 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングを受けることとなっています 様式 1 キャリア プランシート を活用し 本人のキャリア プランについて整理するとともに 当該訓練の必要性について記入します このキャリアコンサルティングを実施する者は キャリアコンサルタントである必要があります 5 離職予定者を対象とした活用 様式 1 キャリア プランシート 様式 2 職務経歴シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 中高年で離職することとなった在職者などの離職の際 在職中の企業で身につけた職業能力について整理することにより 円滑なキャリアチェンジを支援するため 様式 2 職務経歴シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 等を作成し 求職活動支援書及びこれに準ずるものとして活用することができます また 派遣労働者 フリーター等の非正規雇用労働者の正社員化等の促進を図る際にも 様式 2 職務経歴シート 様式 3-1 職業能力証明シート 等を活用することができます 32

(2) 求職者 1 活用の基本的な考え方 求職活動等においては ジョブ カードの情報から 個人自らが選択して必要な情報を抽出 編集し 履歴書及び職務経歴書に必要な職業能力証明の関係情報 ( 免許 資格 教育 訓練歴 職務経験 訓練成果及び職場での仕事振りの評価 ) を追加 添付し 求人企業等に応募書類として提出するなどにより活用することができます さらに フリーター歴の長い者 高年齢者 出産 育児等で離職した女性等が 職業能力証明の関係情報を履歴書等に添付し 応募するためのツールとしても活用することができます 2 公共職業安定所における求職者を対象とした活用 新ジョブ カードは 公共職業安定所において 例えばわかものハローワークを利用する非正規雇用労働者 福祉施策や就労支援事業の対象となる生活困窮者 新卒応援ハローワークを活用する学生及びその他の求職者のうち適性 能力の明確化や求職活動に対する不安の解消をする必要性が特に高い求職者など対し 担当者制 予約制による支援を行い まとまった時間をかけて職業相談 紹介を行う際に 生涯のキャリア プランニングのツールとして活用することができます 33

(3) 訓練受講者 ( 受講希望者を含む ) 新ジョブ カードは 訓練場面において 作成が必須とされていることがあります 訓練受講前のキャリアコンサルティングの実施は 訓練受講者のキャリア プラン ( 職業生活設計 ) の整理 ひいては 訓練受講の必要性をより明確にする効果が 訓練受講中のキャリアコンサルティングは 訓練受講者の職業意識や訓練効果を向上させる効果が 訓練終了後のキャリアコンサルティングは 円滑な就職を促進する等の効果が期待できます 各訓練における新ジョブ カードの位置づけは 以下のとおりです 訓練名訓練の概要訓練の対象者 雇用型訓練 ( 有期実習型訓練 ) 訓練実施企業が訓練受講者と雇用契約を結び 企業実習と教育訓練機関等における座学とを組み合わせて実施する訓練 1 新たに雇い入れた有期契約労働者等 2 既に雇用している有期契約労働者等 新ジョブ カード作成 ( 必須 / 任意 ) 1 訓練実施企業への求人応募前までに作成必須 ( ただし 学校等の卒業 修了予定者は任意 ) 2 訓練実施企業への求人応募前までに作成必須 雇用型訓練 ( 実践型人材養成システム ) 訓練実施企業が訓練受講者と雇用契約を結び 中核人材を育成するために企業実習と教育訓練機関等における座学とを組み合わせて実施する訓練 15 歳以上 45 歳未満の方で 1 新たに雇い入れた正規雇用労働者 2 訓練開始日までに正社員に転換する既に雇用している有期契約労働者等 3 既に雇用している正規雇用労働者 ( 建設業又は製造業の事業主が実施する場合に限る ) 1 2 訓練実施企業への求人応募前までに作成必須 ( ただし 学校等の卒業 修了予定者は任意 ) 3 訓練実施企業への求人応募前までに作成必須 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステム ) 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステムを除く ) 求職者支援訓練 専門実践教育訓練 公共職業能力開発施設や民間教育訓練期間等で実施する座学と企業実習を組み合わせて実施する訓練 ハローワークの求職者等を対象に 再就職の実現にあたって実施する訓練 雇用保険を受給できない求職者に対して実施する訓練 業務独占資格 名称独占資格の取得を目標とする講座 専門学校の職業実践専門課程 専門職大学院など厚生労働大臣が指定する講座 実践的な職業能力の習得が必要な求職者 一部の訓練は 40 歳未満の方が対象 ハローワークの求職者等高等学校卒業者等 雇用保険が受給できない求職者であって 職業訓練その他就職支援を行う必要があるとハローワーク所長が認める者 一定の条件を満たす雇用保険の一般被保険者 ( 在職者 ) または一般被保険者であった方 ( 離職者 ) 訓練開始前までに作成必須 訓練期間中に作成必須 訓練期間中に作成必須 訓練開始前までに作成必須 各訓練の内容や対象者の詳細については 都道府県労働局または最寄りのハローワークにお尋ねください 34

(4) 学生等 職業生活に入る前の学生は 様式 1-2 キャリア プランシート ( 就業経験のない方 学卒者等用 ) 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 等を活用し 学校やインターンシップ等の経験やそこで得たこと キャリア教育等の状況 将来の目標等を記入し キャリア プランニングのツールおよび就職活動における応募書類等に活用することができます キャリア プランがはっきりしている学生は 将来の目標等を先に記入し その目標を目指す自身の状況を整理するために活用することもできます 3. 各種助成金との関連 新ジョブ カード制度に関連する各種助成金制度には 下記のようなものがあります キャリアアップ助成金等の教育訓練関係の助成金申請の提出書類では 当該訓練の受講が確かに必要かどうかについて ジョブ カード作成アドバイザーによる確認及び新ジョブ カードへのコメントの記入が必須です 下記図表および トピックス 3 新ジョブ カード制度関係の助成金リンク を参照してください トピックス3 新ジョブ カード制度関係の助成金リンク新ジョブ カード制度に関連する各種助成金については 下記の WEB サイトを参照してください キャリアアップ助成金 ( 人材育成コース ) http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html キャリア形成促進助成金 ( 認定実習併用職業訓練コース ) http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html ジョブ カードセンター https://www.jc-center.jp/qa.html#q20 なお 情報は変更 更新されている場合があります 35

トピックス 4 教育訓練給付金制度との関係 教育訓練給付金制度とは 労働者や離職者が 自ら費用を負担して 厚生労働大臣が指定する教育訓練講座を受講し修了した場合 本人がその教育訓練施設に支払った経費の一部を支給する雇用保険の給付制度です 平成 26 年 10 月から 教育訓練給付金は 従来の枠組みを引き継いだ 一般教育訓練給付 と 拡充された 専門実践教育訓練給付 の 2 本立てになりました 一般教育訓練給付教育訓練施設に支払った教育訓練経費の 20% に相当する額となります ただし その額が 10 万円を超える場合は 10 万円とし 4 千円を超えない場合は支給されません 専門実践教育訓練給付 1. 教育訓練施設に支払った教育訓練経費の 40% に相当する額となります ただし その額が 1 年間で 32 万円を超える場合の支給額は 32 万円 ( 訓練期間は最大で 3 年間となるため 最大で 96 万円が上限 ) とし 4 千円を超えない場合は支給されません 2. 専門実践教育訓練の受講を修了した後 あらかじめ定められた資格等を取得し 受講修了日の翌日から 1 年以内に一般被保険者として雇用された方又はすでに雇用されている方に対しては 教育訓練経費の 20% に相当する額を追加して支給します この場合 すでに給付された 1 の訓練経費の 40% と追加給付 20% を合わせた 60% に相当する額が支給されることとなりますが その額が 144 万円を超える場合の支給額は 144 万円 ( 訓練期間が 3 年の場合 2 年の場合は 96 万円 1 年の場合は 48 万円が上限 ) とし 4 千円を超えない場合は支給されません 専門実践教育訓練の教育訓練給付金を受給できる方のうち 受講開始時に 45 歳未満で離職しているなど 一定の条件を満たす場合には 訓練受講をさらに支援するため 教育訓練支援給付金 が支給されます 教育訓練支援給付金は 平成 30 年度までの暫定措置です 支給申請の詳細については お住まいの地域を管轄するハローワークにご確認ください 教育訓練給付制度とのリンク ( ハローワークインターネットサービス又はジョブ カード制度総合サイト ) 教育訓練給付制度 ( 一般教育訓練給付 専門実践教育訓練給付 ) について http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/shokugyounouryoku/career_form ation/kyouiku/index.html 36

Ⅲ 新ジョブ カードの作 成支援 37

1. ジョブ カード作成アドバイザーの心構え 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングを実施するジョブ カード作成アドバイザーは 相談者自身が自己理解を深め 自らの職業意識やキャリア形成上の問題点を明確にし 今後の職業選択やキャリア形成の方向付けが可能となるような支援を行うことが期待されています キャリアコンサルタントであるか否かの違いはありますが 作成支援において求められる心構えは同じです 相談者を尊重し 信じ 受けとめるという基本姿勢を忘れないようにすることが大切です 相談者が自分自身を深く理解しているとは限りません 憶測と事実を混同したり 理想と現実の区別があいまいになったりしていることもあるでしょう まずは相談者が話すことを傾聴し 相談者が今何を感じ 何を求め どうしたいのかをしっかりと理解し 本人が自己認識を深め 考えを整理し 自らの将来への希望や目標に向かって主体的な行動をとることができるような支援を行うことが重要です ただし 誘導し過ぎて相談者の自発性や主体的な判断を妨げることがないように留意する必要があります 2. 新ジョブ カード作成支援の一般的な流れ 新ジョブ カードを作成するのは 基本的に 新ジョブ カードを利用する本人となります このため キャリアコンサルティングを受けにくる段階では 本人による様式の記入は終了していることが基本となりますが 自己理解や仕事理解などが上手くいかず 新ジョブ カードの記入に困っている人もいるため 場合に応じた支援を行ってください (1) 新ジョブ カード制度に関する説明 理解促進 はじめに 新ジョブ カードを作成することの目的について確認しましょう その中で 新ジョブ カードの活用方法や意義などについて理解不足や誤解が確認された場合は 必要に応じて説明を補足することが大切です 特に 訓練等で提出を求められている場合などは 新ジョブ カード作成の意義について理解していないこともあるため 新ジョブ カード作成を通じて自分自身の経験を振り返り 将来の希望や目標等をともに考えていくという趣旨 目的を相談者に伝え 理解を促すことが大切です (2) キャリアコンサルティングの実施 新ジョブ カードの様式は 大別するとキャリア プランシート 職務経歴シート 職業能力証明シートの 3 種類です ( 職業能力証明シートは さらに目的や対象者別に分かれています ) キャリアコンサルティングを行う際 対象者が職務経歴シートや職業能力証明シートの作成支援を希望している場合は これらの様式から作成支援を始めるとよいでしょう 事前に相談者が作成してきた新ジョブ カードをベースに さらに相談者が新ジョブ カードに記載していない記憶を想起できるような問いかけ等を行いながら 内容の充実 ブラッシュアップを図ります そのうえでキャリア プランシートに取り組み 本人の今後の目標や希望について整理するとスムーズです なお 第 Ⅳ 部では対象者の属性別の作成支援について詳細に説明します (3) キャリアコンサルティング実施者の記入欄 の記載 キャリアコンサルティングを行った場合には 実施日時 所属 ( 個人の場合は記載不要 ) 氏名 電話番号 登録番号の記入を行います 38

また 教育訓練を受講予定である場合であってキャリア プランシートを助成金等の申請書類として提出する必要のある場合や 本人からの求めがあった場合では 前者の場合は 当該教育訓練の必要性に係るコメントを 後者の場合は キャリアコンサルティングの中で起きた気づきや変化などのうち記録に残すことを本人が希望した内容や記録に残すことが必要と思われる内容を本人の了承の下で それぞれ実施日時等の記入欄の下に記入します なお 時間等の都合上 キャリアコンサルティングの中での記入が難しい場合には 記入をする日時を約束した上で いったん相談者に様式を持ち帰っていただきます では 具体的にどのようなコメントを記入していけばいいのでしょうか ここではコメントを求められることの多い職業訓練受講者への記入例を紹介します これらを参考に 面談を通じた具体的なコメントを追加記入してください 記入例 訓練受講に支障がない場合 例 ) 分野への就業につき 本人の自己 職業理解ならびに訓練への強い意志を確認できたため 訓練への受講に特段の支障はない 訓練受講に支障がある場合 例 ) 分野に関する自己 職業理解に乏しく 現段階では 訓練の受講は難しいと判断する 例 ) 分野に関して職業理解はあるようだが 訓練修了までの意欲を感じられない 受講の可否は次回判断することとする (4) キャリアコンサルティングの終了 キャリアコンサルティングを終了するにあたっては クロージングを行います まず 今回のキャリアコンサルティングで得たこと 感じたこと 気づいたことを話してもらい 共有します そのうえで次回の相談希望の有無を確認し 希望がある場合はその日程を一緒に設定するとともに 次回までの間に何をしてみたいか聞いたり 押し付けにならない範囲で宿題を課す ( リクエストをする ) など 相談者本人の主体的な行動を促します なお 新ジョブ カードの管理は利用者本人が行うことを再度説明し 電子情報として保存する場合はパスワードを設定するよう促すなど 新ジョブ カードを適切に管理する方法も伝えます 39

3. 新ジョブ カード作成支援のポイント ここでは様式別に 作成支援のポイントを示します 新ジョブ カードは基本的に本人が作成し その作成した情報を管理し活用します このため 本人が事前に作成してきたものに対して作成支援することが基本姿勢となります 相談者が何を大切にしていて どうなりたいのか そのためにどのようなことを身につければよいのか その整理を通して自ら気づき行動していけるように支援していきます (1) 様式 1 キャリア プランシート 様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある方用 ) ジョブ カード制度総合サイトにキャリア プランの作成を支援するための質問や記入例が示される予定です また ジョブ カード作成支援ソフトウェアでは 質問の回答することによりキャリア プランシートの作成ができます これらを参考に 本人がキャリア プラン ( 職業生活設計 ) 等について記入した新ジョブ カードを持参することになります 本人が作成したものをベースに 本人の就職 転職や訓練の受講など今後の目標や希望に向けた姿勢を整理することを支援します < 目標とする職業 職務 働き方 向上 習得すべき能力等 必要な職業能力開発等について記入 > 欄チェックリスト 様式 2~3 の職務経歴 学習歴 訓練歴 取得資格 免許の客観的事実を踏まえて 本人の 持ち味 強み ( 能力 興味 職業観 ) を具体的に記述する 今後の課題や能力開発の目標を記述するとともに 受講したい教育訓練があれば 当該訓練名や訓練コース等 具体的に記述する 文章はできるだけ簡潔に記述する 文末 ( です ます 調 である 調 ) を統一する 一つの文章は最大 60 字までを目安とすると読みやすい 否定的な表現 後ろ向きの言葉は避け 肯定的な表現 前向きな言葉で具体的に記述する 例えば 本人の短所 弱みよりも 長所 強みを記述し 退職理由については 会社への不満や批判は記述しない ( 記載例 1) 学生時代のアルバイトから引き続き ファーストフード店 居酒屋などで 6 年間働きました そこで 接客を経験し を習得しました その後 交通事故で入院をすることとなり これが将来のことを考える機会となりました 入院中は 以前から興味があった医療事務の現場を垣間見ることができたため 一層医療事務に興味を持ち 退院後は 医療事務秘書科 の職業訓練を受講することに決めました パソコン操作が得意で 医療事務の学習も楽しく 医療秘書技能検定 2 級の資格取得を目指して頑張っていきたいです そして 訓練で学んだ知識 技能やアルバイトで身に付けた接客応対などのスキルを活かし 医療事務秘書として就職したいと思います ( 記載例 2) 大手量販店の販売促進部門において制作補助と事務を経験した後 結婚退職しました 子育ての傍ら前職で紹介していただいた POP 広告のアルバイトをしておりました その広告会社に 40

はホームページ制作部門があり 機会があれば勉強したいと思っておりました 子育てが一段落し 時間的余裕ができたことから職業訓練で Web クリエーター養成科 の受講を決めました 訓練を通じて 特にイラストレーターなどを使ったデザインに自信が持てるようになりました 今後は Web デザイン技能検定にも挑戦し スキルを確実なものにしていくとともに ホームページ制作を手がけている広告代理店等への就職を目指していきます 様式 2~3 及び これまでの求職活動や能力評価等を踏まえた今後の課題 能力開発の目標 ( できる仕事 興味をもった仕事 等 ) を踏まえて できるだけ具体的な職業あるいは職種を記述する 具体的な職業を記述できない場合は 具体的な職業イメージを持てるよう 職業情報などをインターネットなどを活用して調べることを勧め 興味をもった職業あるいは職種を記述する 本人の 持ち味 強み ( 能力 興味 職業観 ) の 何 を活かして どんな仕事をしていきたいか具体的に記述する 41

様式 1-1( 表面 ) 記載例 価値観 作成日を記入してください 家族からの期待 強み 弱み 会社からの期待 ( 評価 ) 弱みの克服のための取組 目標とする職業 働き方 42

様式 1-1 キャリア プランシート に記入するもの あなたの価値観について考えてみましょう これまであなたが熱中し 没頭し ワクワクした経験を思い起こしてみましょう いくつでも構いません 質問 : それらのエピソードを参考に あなたの価値観と思われるものを最大 3 つ教えて下さい 例 : 人の役に立ちたい リーダーシップを発揮したい 経済的に豊かな生活をしたい 安定的な生活がしたいなど 様式 1-1 記載例 : 私は と思っています あなたの強み 弱みについて考えてみましょう これまでのあなたを振り返ってみて あなたが自信を持っていること 苦手なこと 他人から高く評価されたこと 課題があると指摘されたことを思い起こしてみましょう いくつでも構いません 自己評価と他者評価とが重なっていると思われるところに注目してみましょう 質問 : あなたの強みと考えられることを最大 3 つ教えて下さい 様式 1-1 記載例 : 私の強みは です 質問 : あなたの課題 ( 弱み ) と考えられることを最大 3 つ教えて下さい 様式 1-1 記載例 : 私の弱みは です あなたの課題 ( 弱み ) を改善 克服するためにどのようなことを行う必要があるか考えてみましょう 質問 : あなたの課題 ( 弱み ) を改善 克服するために取り組むこととしていることを最大 3 つ教えてください 様式 1-1 記載例 : 私は今後 に取り組んでいきます あなたが感じている周囲からの期待について考えてみましょう 質問 : 現在 又はこれまで 上司や職場から 役割上期待されていること 求められていることを最大 3 つ教えてください 様式 1-1 記載例 : 私は仕事上 が期待されています 質問 : 現在 仕事の面において 家族から期待されていること 求められていることを最大 3 つ教えてください 様式 1-1 記載例 : 私は家庭から が期待されています これまでの質問に対する回答を振り返って あなたの目標とする職業 職務 働き方について考えてみましょう 質問 : あなたはどのような立場 役割 分野 場所で働きたいと考えていますか 質問 : あなたはどのような働き方をしたいと考えていますか 様式 1-1 記載例 : 私は という場で という働き方をしていきます 43

就業経験がある方への 自己理解を深めるためのシート 就業経験がある方へのキャリア プラン関係の質問例に答えることが難しい方や 手厚い支援を必要としている方向けの 自己理解を深めるためのワークシートです キャリア プランシートに直接記入しないこと 最終的にキャリア プランシートに記入される要素を導き出す質問が設けられています 同様のシートがジョブ カード作成支援ソフトウェアに実装される予定です 44

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様式 1-2 キャリア プランシート ( 就業経験のない方 学卒者等用 ) 興味関心事等がはっきりしていない場合など キャリア プラン ( 職業生活設計 ) の作成が難しい場合は 先に学習等を整理してからキャリア プランを作成するよう支援をしてください 特定の職業を目指して専門学校等に通っているなど 興味関心事や 将来取り組みたい仕事 仕事を通じて達成したい目標が既にある場合は 本人が自らの考えや想いを先に整理し 納得感のあるキャリア プラン等を作成するための支援をします その後 自らが取り組んでいる学習等について整理を行い 学習が目標の達成に繋がるように支援してください 学校での履修状況が分かる履修表等の写しや インターンシップの状況を評価した資料等がある場合は 本人の取組みを客観的に保証する書類となるため 可能な限り添付するよう促します なお 当該様式は就業経験がある方であって学校経験の整理等を行いたい方にも活用いただけます ( 記載例は次ページへ ) 46

様式 1-2 記載例 47

様式 1-2 記載例続き 1 48

様式 1-2 記載例続き 2 ( ( 49

就業経験のない方へのキャリア プラン関係の質問例 * 様式 1-2 キャリア プランシート 等に記入するための質問です 以下の回答は 様式 1-2 キャリア プランシート に記入 学校の過程での関心事項 質問 : 学校の過程で関心を持って取り組んだこと 取り組んでいることは何ですか 関心を持った理由 内容等は何ですか また 学んだこと 得られたことは何ですか キャリア教育 インターンシップ 質問 : キャリア教育 ( 将来の生きかたや職業について考える授業 ) はありましたか また インターンシップに参加したことはありますか その時 学んだこと 得られたことは何ですか 社会体験その他の活動 質問 : ボランティア活動 サークル活動 留学 アルバイト等の社会体験その他の活動に参加しましたか どのような内容でしたか 興味 関心事等 質問 : 日常の活動 行動で継続していることは何ですか 日頃大切にしている または努力していることは何ですか 興味 関心を持っていることは何ですか 得意なこと等 質問 : 長所 強みは何ですか 苦手なことは何ですか また 苦手なことを克服するために行っていること または行いたいことは何ですか 将来取り組みたい仕事 質問 : 将来 取り組みたい仕事は何ですか また 理由は何ですか 仕事を通じて達成したい目標 質問 : 仕事を通じて達成したい目標は何ですか 50

(2) 様式 2 職務経歴シート 職業経験の棚卸しのための資料として 個人が記入するシートです 必要に応じて 個人が記入した職務内容を企業の担当者が確認 押印することができます 職務経歴シートは 応募書類等での 職業能力証明 のツールとして活用したり 入力情報を編集して JIS 規格の様式例に基づいた履歴書 職務経歴書を作成する資料として活用することができます キャリアコンサルティングでは 相談者が事前に作成してきた内容が 相談者の活用目的に照らして充分な内容であるかどうかをチェックし 必要に応じてブラッシュアップを図るための支援を行います 何に対して どのような行動をして どのような実績 成果を挙げたのかという視点で 丁寧な整理を相談者とともに行い 知識 スキル 価値観 強みなど 相談者が今まで気づいていなかった自分を発見し 自己理解を深めて自ら主体的に行動していけるよう支援することが期待されます 特に 正社員経験の少ない相談者に対しては 狭義の職務経歴にとどまらない幅広いキャリアという視点で 具体的な経験や長所 特徴を引き出して 自信 を持たせ 人間性を含めアピールできるように支援します ( 記載例は次ページへ ) 51

様式 2( 第 1 面 ) 記載例 52

(3) 様式 3 職業能力証明シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 自己理解を深める等の際に 個人が記入するシートです 必要に応じて 応募書類等での 職業能力証明 のツールとして活用や 入力情報を編集して JIS 規格の様式例に基づいた履歴書 職務経歴書を作成する資料として活用できます 原則として 免許 資格の取得の都度 証明する書類等 ( 写し ) を添付するよう促してください 様式 3-1 記載例 53

様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート 自己理解を深める等の際に 個人が記入するシートです 必要に応じて 応募書類等での 職業能力証明 のツールとして活用したり 入力情報を編集して JIS 規格の様式に基づいた履歴書 職務経歴書を作成する資料として活用したりすることができます 内容等 の欄には 教育訓練の内容に加えて 学んだこと 得られたことも記入することができます 必要に応じて 学んだことや得られたことについて話を引き出し 内容を充実するための支援を行います また 応募書類として活用するため 可能な範囲で学習 訓練の修了の都度 証明する書類 ( 写し ) を添付するよう促してください 様式 3-2 記載例 54

様式 3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート 教育訓練の成果の評価 職場での仕事振りの評価を 教育訓練機関や企業の評価担当者が記入し 職業能力証明 のツールとして応募書類等として活用することができます また 第三者からの評価資料として 個人が自己理解を深める等に活用することができます 様式 3-3-1-1 記載例 55

様式 3-3-1-1 記載例続き 56

様式 3-3-1-2 記載例 57

様式 3-3-2-1 記載例 58

様式 3-3-2-1 記載例続き 59

様式 3-3-2-1 記載例続き 2 60

様式 3-3-2-2 記載例 61

様式 3-3-2-2 記載例続き 62

様式 3-3-2-3 記載例 63

様式 3-3-3 記載例 1 64

様式 3-3-3 記載例 2 65

様式 3-3-4 記載例 66

Ⅳ 新ジョブ カードの作成 支援の詳細 ( 対象者別 )

新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングは 対象者に応じ キャリアコンサルティングの目的 趣旨や実施時期が異なります 具体的に以下の 4 ケース 1 在職者 ( 転職を希望する方 継続勤務を希望する方 ) 2 求職者 ( 職業経験がある者 職業経験が少ない方 ) 3 訓練受講者 ( 雇用型訓練 公共職業訓練 求職者支援訓練 専門実践教育訓練 ) 4 学生等 について 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングの流れをみていきます 1. 在職者 在職者に対する支援に際して活用できる新ジョブ カード様式は 以下のとおりです 在職者については 生涯を通じたキャリアプランニングのツールなどとして 継続した新ジョブ カードの活用が望まれます 転職を希望する場合や 現在の職務や職業能力について振り返りを行う場合などにおいて 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングを行います 新ジョブ カード様式は必要に応じて作成するため すべての様式を作成していないこともあります 在職者が活用できる主な新ジョブ カード様式様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある方用 ) 様式 2 職務経歴シート様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート様式 3-3-1-2 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 在職労働者の実務経験の評価用 ) 様式 2 職務経歴シート は 所属している企業での職務経歴を記入し 職業能力の証明として活用できます さらに 企業の担当者 ( 評価責任者 ) による確認を受けることができます 様式 3-3-1-2 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 在職労働者の実務経験の評価用 ) は 在職労働者の実務経験を通じて発揮される職業能力について 在職する企業の担当者 ( 評価責任者 ) の記入および押印を受けることで 職業能力の証明として活用できます 68

(1) 転職を希望する方 相談者が転職を希望している場合は まず 様式 2 職務経歴シート の作成を通してキャリアの棚卸しを行います その後 様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある方用 ) の作成を通じて 相談者が希望する職業 職種が相談者のキャリア プランに合致するか等を相談します (2) 継続勤務を希望する方 相談者が継続勤務を希望している場合は 社内でキャリアを更に積むことの意義について 様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある方用 ) の作成を通じて確認します 69

2. 求職者 求職者については 新ジョブ カードを活用して自らのキャリア プランを作成し 求職活動をより円滑にすることなどが望まれます また フリーター等の正社員経験が少ない求職者など ハローワーク等において新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングの必要性が認められる人に対して 可能な範囲で求職期間中に行うことになります 求職者に対する新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングでは これまでの職業経験や学習歴を振り返ることで自己理解を深めるとともに 就業意識の向上 職業選択の方向付け等 全般的なキャリア形成支援が中心になります (1) 就業経験がある方 就業経験がある求職者に対する支援に際して活用できる新ジョブ カード様式は 以下のものになります 新ジョブ カード様式は必要に応じて作成するため すべての様式を作成していないこともあります 様式 2 職務経歴シートの作成を通してキャリアの棚卸しを行います 様式 1-1 キャリア プランシートの作成を通じて職業選択の方向性を確認します 求職者が活用できる主なジョブ カード様式 ( 就業経験がある方用 ) 様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある方用 ) 様式 2 職務経歴シート様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート様式 3-3 各種職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート 70

(2) 就業経験が少ない方 就業経験が少ない求職者に対する支援に際して活用できる新ジョブ カード様式は 以下のとおりです 新ジョブ カード様式は必要に応じて作成するため すべての様式を作成していないこともあります 様式 1-2 または様式 1-2 の作成を通じ 自己理解 仕事理解を深め マッチングをはかります 学校卒業後間もないなど 学習歴を振り返ることが有効と思われる人については 様式 1-2 を用いることが効果的です 求職者が活用できる主な新ジョブ カード様式 ( 就業経験が少ない方 ) 様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある方用 ) 又は様式 1-2 キャリア プランシート ( 就業経験のない方 学卒者等用 ) 様式 2 職務経歴シート様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート様式 3-3 各種職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート 71

3. 訓練受講者 ( 受講希望者を含む ) 訓練によっては 新ジョブ カードを作成し キャリアコンサルティングを受けることが必須となっているものがあります 以下では 職業訓練の種類ごとに新ジョブ カードの作成支援についてみていきます (1) 雇用型訓練 雇用型訓練には 有期契約労働者等を対象に 正社員化を目指す有期実習型訓練 15 歳以上 45 歳未満の人を対象に企業の中核人材の育成を目指す実践型人材養成システムがあります これら雇用型訓練のうち 基本型 ( 新たに雇用する人が対象 ) の受講を希望する場合には まず 求人応募時までに新ジョブ カードの作成支援を受け 以下の様式を作成することが必要になります このため 受講前のキャリアコンサルティングでは これまでの職業キャリアの棚卸しなどを通じて 訓練受講希望者が訓練の対象となる要件に合致しているかについて確認をすることになります また 雇用型訓練受講者のうちすでに雇用されている有期契約労働者等を対象とした キャリアアップ型 の場合にも 同様に訓練受講前に要件確認等のため 新ジョブ カードを作成し キャリアコンサルティングを受ける必要があります 雇用型訓練の受講者が作成する必要のある新ジョブ カード様式は 以下のとおりです ただし 様式 3-3-1-1 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 企業実習 OJT 用 ) については 訓練受講後に訓練実施者から渡されます なお 学校等の卒業 修了予定者は新ジョブ カードの作成は必須ではありませんが キャリア形成の一環としてジョブ カードの作成を希望する場合は ジョブ カードの作成を支援してください 72

雇用型訓練で作成する必要のある主な新ジョブ カード様式様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある方用 ) 又は様式 1-2 キャリア プランシート ( 就業経験のない方 学卒者等用 ) 様式 2 職務経歴シート様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート様式 3-3-1-1 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 企業実習 OJT 用 ) (2) 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステム ) 実践的な職業能力の習得を目的とする公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステム ) の受講を希望する場合には 訓練開始前に新ジョブ カードを作成し キャリアコンサルティングを受ける必要があります キャリアコンサルティングでは 訓練受講の必要性や要件の確認とともに 受講目標の明確化や訓練の効果的な実施に向けた支援等を行うことになります また 必要に応じて訓練受講後もキャリアコンサルティングを受け 職業能力やキャリア形成上の課題 希望等を整理し 職業選択や職業キャリアの方向付けを行うことが望ましいとされています 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステム ) の受講者が作成する必要のある新ジョブ カード様式は 以下のとおりです このうち 様式 3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート については 訓練受講後に訓練実施者から渡されます また 受講する訓練の種類によっては 様式 3-3-1-1 や様式 3-3-2-2 を持っていない相談者もいます 73

公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステム ) で作成する必要のある主な新ジョブ カード様式様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある方用 ) 様式 2 職務経歴シート様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート様式 3-3-1-1 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 企業実習 OJT 用 ) 様式 3-3-2-2 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 離職者訓練 ( 都道府県 ) 用 ) (3) 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステムを除く ) 雇用保険を受給できる人や高等学校卒業者等を対象とした公共職業訓練の受講者に対しては 訓練期間中に 新ジョブ カードを作成し キャリアコンサルティングを受ける必要があります 訓練期間中のキャリアコンサルティングでは 訓練の受講状況や知識 技能の取得状況の確認のほか 訓練修了が近づいている場合には 円滑な求職活動の実施に向けた支援等を行うことになります 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステムを除く ) の受講者が作成する必要のある新ジョブ カード様式は 以下のとおりです このうち 様式 3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート については 訓練受講後に訓練実施者から渡されます また 受講する訓練の種類によっては 様式 3-3-1-1 や様式 3-3-2-1 を持っていない相談者もいます 74

公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステムを除く ) で作成する必要のある主な新ジョブ カード様式様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある ) 又は様式 1-2 キャリア プランシート ( 就業経験のない方 学卒者等用 ) 様式 2 職務経歴シート様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート様式 3-3-1-1 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 企業実習 OJT 用 ) 様式 3-3-2-1 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 離職者訓練 ( 高齢 障害 求職者雇用支援機構 ) 用 ) (4) 求職者支援訓練 求職者支援訓練の受講者に対しては 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングは 訓練スタート時 中間時点 訓練修了直前に実施することが必要です 訓練スタート時には 習得すべき知識 技能等といった今後の目標を明確化し 訓練受講に対する動機付け等を行います 中間時点では 訓練の受講状況や知識 技能の習得状況の確認のほか 効果的な訓練実施の支援を行います 新ジョブ カードを作成する訓練修了直前のキャリアコンサルティングでは 訓練進捗の確認に加えて 円滑な求職活動の実施に向けた支援等を行っていくことになります なお 求職者支援訓練においては 受講者が作成する必要のある新ジョブ カード様式は 以下のとおりです このうち 様式 3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート については 訓練受講後に訓練実施者から渡されます 75

求職者支援訓練で作成する必要のある主な新ジョブ カード様式様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある方用 ) 様式 2 職務経歴シート様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート様式 3-3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 求職者支援訓練用 ) (5) 専門実践教育訓練 専門実践教育訓練の受講に当たって 専門実践教育訓練給付金の受給を希望する場合には 本人の経験や能力を踏まえ 当該教育訓練が今後の職務に活かせるものとなるよう 受講開始前に訓練対応キャリアコンサルタントによる訓練前キャリアコンサルティングを受け 新ジョブ カードを作成することが必須になります ( 訓練受講について雇用する事業主の承認を受けた方を除く ) この際 希望するコースが受講生の意欲 目標に合致するか慎重に検討する必要があります また 職務経歴 学習歴 訓練歴からも検討します 参考 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000058556.html 専門実践教育訓練の受講者が作成する必要のある新ジョブ カード様式は 以下のものになります このうち 様式 3-3-4 については 教育訓練後に教育訓練評価者から渡されます 専門実践教育訓練で作成する必要のある主な新ジョブ カード様式様式 1-1 キャリア プランシート ( 就業経験がある ) 様式 2 職務経歴シート様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート様式 3-3-4 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 科目ごとに評価している教育訓練用 ) 76

4. 学生等 学生等に対する新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングは 実施する時期によって支援内容が異なることが考えられます たとえば 4 年制大学において就職活動の準備段階で新ジョブ カードを活用する場合 早い時点から支援を開始し 主に 様式 1-2 キャリア プランシート ( 就業経験のない方 学卒者等用 ) の内容を定期的に更新しながら完成させていくことによって 就職や学生生活における卒業までのビジョンを意識させるケースなどが考えられます 短期大学や専門学校では 入学時点から新ジョブ カードを作成し活用することが考えられます キャリア プランが明確な学生は 目標のために必要な学習の明確化や 学生生活を通じて経験したこと等の棚卸しを行い キャリア プランが明確ではない学生は 学生生活を通じて経験したこと等の棚卸しを行うことを通じて自らのキャリア ビジョンを明確化し 職業意識を高める といった支援が考えられます 学生等に対する支援で活用することのできる新ジョブ カード様式は 以下のとおりです このうち 様式 3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート は 訓練受講後に訓練実施者から渡されますので 訓練受講の有無によって持っていない相談者もいます 学生等が活用できる主な新ジョブ カード様式様式 1-2 キャリア プランシート ( 就業経験のない方 学卒者等用 ) 様式 2 職務経歴シート様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート様式 3-3-2-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 学卒者訓練用 ) 77

5. 教育訓練におけるジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングの手順 以下では 教育訓練において新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングを行う場合の手順について 職業訓練の種類ごとに学習します まず ハローワーク等で訓練受講希望者に対して行うものとして 以下の 3 つの訓練をみていきます A. 雇用型訓練 ( 有期実習型訓練 ) B. 雇用型訓練 ( 実践型人材養成システム ) C. 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステム ) 次に 訓練実施機関等で訓練受講者に対して行うものとして 公共職業訓練 求職者支援訓練についてみた上で 各ケースをみていきます D. 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステムを除く ) E. 公共職業訓練 受講者の場合 ( 新ジョブ カード作成支援を訓練期間中に行う場合 ) F. 求職者支援訓練 F-1. 求職者支援訓練 受講者の場合 ( 新ジョブ カード作成支援を訓練期間中に複数回行う場合 ) F-2. 求職者支援訓練 受講者の場合 ( 新ジョブ カード作成支援を訓練修了間近にのみ行う場合 ) 78

A. 雇用型訓練 ( 有期実習型訓練 ) 希望者の場合 ( 手順 1~6) 1. 訓練の趣旨や概要 新ジョブ カードの活用方法等の説明 雇用型訓練 ( 有期実習型訓練 ) の趣旨や概要 新ジョブ カードの記載方法及び活用方法に関する説明を行います 支援の目的を説明します ( 新ジョブ カードの作成支援を通じ これまでの経験や希望等を踏まえた今後の目標の明確化 適切な訓練への誘導等の支援を行う旨 ) 2. 訓練の対象となる要件にあてはまる者かの確認 相談者が希望する訓練の対象者の要件にあてはまる者か 本人からの聴き取り等を通じ確認します ( 要件は下記のとおり ) 雇用型訓練 ( 有期実習型訓練 ) の対象となる要件 キャリアコンサルティングの結果 職業能力形成機会に恵まれなかった者 ( 1) であって 安定的な雇用に就くために 同訓練に参加する必要があると認められる者 1: 職業能力形成機会に恵まれなかった者 原則として 訓練を実施する分野 ( 2) において 過去 5 年以内におおむね 3 年以上継続して正規雇用がされたことがない者 また 訓練を実施する分野の経験があっても 半年以上休業していた場合や 従事していた業務が単純作業のみであった場合 体系立てられた Off-JT の訓練受講経験が全くない場合など 過去の職業経験の実態等から 職業能力形成機会に恵まれなかったと判断できる者 2: 訓練を実施する分野 訓練を実施する分野 の判断基準については 職業能力形成機会に恵まれなかった者における訓練を実施する分野について (104 頁 ) 参照 * 学校等の卒業 修了予定者 ( 以下 新規学卒予定者 という ) が雇用型訓練の受講を希望する場合は新ジョブ カードの作成を必須としませんが 本人が新ジョブ カードの作成を希望する場合は作成支援を行います 訓練の対象とならない場合は その旨を説明します 当該訓練の対象とならない場合でも 他の訓練の要件に該当すれば対象者となりうる旨を説明します * 訓練の対象にならない場合でも 求職者が希望する場合には 新ジョブ カードの作成支援を行います 3. 応募を希望する訓練求人の内容を確認する ( 本人にも確認させる ) とともに 新ジョブ カード作成意思を確認 希望する訓練求人の内容を確認したうえで 新ジョブ カードの作成支援を行う旨を説明します ( 求人内容を確認せずとも作成支援に着手することは可能ですが 完成までに確認すること ) 求職者が希望する訓練求人を見つけていない場合は ハローワークなどで探すよう誘導します 79

新ジョブ カードの使用に当たっての確認事項 (94 頁 ) の内容を十分説明し 理解を求めるとともに 新ジョブ カードの作成意思があることを確認します 4. 様式 1~3-2 の記載内容の確認 様式 2 職務経歴シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート 様式 1 キャリア プランシート の順に 内容を丁寧に聴き出しつつ 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 記載内容 方法について確認 助言します とくに 様式 1 キャリア プランシート では 訓練受講への意欲 習得すべき知識 技能等の今後の目標の明確化を支援するとともに 希望する訓練求人に沿った記載となっているか確認 助言します 整理した職務経歴および学習歴 訓練歴から 相談者が訓練の対象となる要件にあてはまるかの確認を再度行います 要件にあてはまることが確認できた場合は 次の点について説明を行います * 求人への応募の結果 採用されない場合があること * 訓練修了後に引き続き雇用されない求人である場合はその旨 * 座学の受講経費の本人負担の有無 金額 内容等 5. 様式 1< キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > の記載 キャリアコンサルティング実施後 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルタント実施者の記入欄 > に キャリアコンサルティングの実施内容 当該訓練の適性 意欲等について 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 本人の了承の下に記載します *1 回の面談で新ジョブ カードが完成しない場合は 本人が希望すれば次回面談日を予約します その場合 次回までに記載すべき事項などを助言した上で 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 途中経過および次回面談日までの約束事項等を記載します 6. 作成した新ジョブ カードを持参して ハローワークの職業相談窓口で訓練求人の紹介を受けるよう誘導 ハローワークの職業相談窓口に作成した新ジョブ カードを持参し 希望する訓練求人の紹介を受けるよう誘導します ジョブ カードを作成していない場合は 訓練求人の職業紹介ができないため 作成してからハローワークの職業紹介窓口に行くよう説明します 訓練修了後 訓練実施企業に採用されなかった場合は 訓練を受けての振り返りや就職活動への準備等に向け 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングを受けることが望ましいことを助言します その際 様式 1 から様式 3-2 に加え 訓練実施企業が所定欄に記入事項を記載した 様式 3-3-1-1 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 企業実習 OJT 用 ) もあわせて持参するよう説明します * 訓練求人が直接募集されており ハローワーク以外でジョブ カード作成アドバイザーによるキャリアコンサルティングを受ける場合は ハローワークへの誘導は不要です 80

B. 雇用型訓練 ( 実践型人材養成システム ) 希望者の場合 ( 手順 1~6) 1. 訓練の趣旨や概要 新ジョブ カードの活用方法等の説明 雇用型訓練 ( 実践型人材養成システム ) の趣旨や概要 新ジョブ カードの記載方法及び活用方法に関する説明を行います 支援の目的を説明します ( 新ジョブ カードの作成を通じ これまでの経験や希望等を踏まえた今後の目標の明確化 適切な訓練への誘導等の支援を行う旨 ) 2. 訓練の対象となる要件にあてはまる者かの確認 相談者が希望する訓練の対象者の要件 新規学卒者を中心とした 15 歳以上 45 歳未満 (15 歳に達する日以降の最初の 3 月 31 日までの内にある者を除く ) にあてはまる者か 本人からの聴き取り等を通じ確認します * 新規学卒予定者が雇用型訓練の受講を希望する場合は新ジョブ カードの作成を必須としませんが 本人が新ジョブ カードの作成を希望する場合は 作成支援を行います 訓練の対象にならない場合は その旨を説明します 当該訓練の対象にならない場合でも 他の訓練の要件に該当すれば対象者となりうる旨を説明します * 訓練の対象にならない場合でも 相談者が新ジョブ カードの作成を希望する場合には 新ジョブ カードの作成支援を行います 3. 応募を希望する訓練求人の内容を確認する ( 本人にも確認させる ) とともに 新ジョブ カード作成意思を確認 希望する訓練求人の内容を確認したうえで 新ジョブ カードの作成支援を行う旨を説明します ( 求人内容を確認せずとも作成支援に着手することは可能ですが 完成前までに確認すること ) 求職者が訓練求人を見つけていない場合は ハローワークなどで探すよう誘導します 新ジョブ カードの使用に当たっての確認事項 (94 頁 ) の内容を十分説明し 理解を求めるとともに 新ジョブ カードの作成意思があることを確認します 4. 様式 1~3-2 の記載内容の確認 様式 2 職務経歴シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート 様式 1 キャリア プランシート の順に 内容を丁寧に聴き出しつつ 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 記載内容 方法について確認 助言します 特に 様式 1 キャリア プランシート では 訓練受講への意欲 習得すべき知識 技能等の今後の目標の明確化を支援するとともに 希望する訓練求人に沿った記載となっているか確認 助言します 整理した職務経歴および学習歴 訓練歴から 相談者が訓練の対象となる要件にあてはまるかの確認を再度行います 要件にあてはまることが確認できた場合は 次の点について説明を行います 81

* 求人への応募の結果 採用されない場合があること * 訓練修了後に引き続き雇用されない求人である場合はその旨 * 座学の受講経費の本人負担の有無 金額 内容等 5. 様式 1< キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > の記載 キャリアコンサルティング実施後 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に キャリアコンサルティングの実施内容 当該訓練の適性 意欲等について 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 本人の了承の下に記載します *1 回の面談で新ジョブ カードが完成しない場合は 本人が希望した場合に次回面談日を予約します その場合 次回までに記載すべき事項などを助言した上で 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 途中経過および次回面談日までの約束事項等を記載します 6. 作成した新ジョブ カードを持参して ハローワークの職業相談窓口で訓練求人の紹介を受けるよう誘導 ハローワークの職業相談窓口に完成した新ジョブ カードを持参し 希望する訓練求人の紹介を受けるよう誘導します ジョブ カードを作成していない場合は 訓練求人の職業紹介ができないため 作成してからハローワークの職業紹介窓口に行くよう説明します 訓練修了後も 訓練の成果を踏まえたキャリア形成や就職活動等に向け 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングを受けることが望ましいことを助言します その際 訓練実施企業が必要事項を記載した様式 3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート もあわせて持参するよう説明します * 訓練求人が直接募集されており ハローワーク以外でジョブ カード作成アドバイザーによるキャリアコンサルティングを受ける場合は ハローワークへの誘導は不要です C. 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステム ) 希望者の場合 ( 手順 1~6) 1. 訓練の趣旨や概要 新ジョブ カードの活用方法等の説明 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステム ) の趣旨や概要 新ジョブ カードの記載方法及び活用方法に関する説明を行います 支援の目的を説明します ( 新ジョブ カードの作成支援を通じ これまでの経験や希望等を踏まえた今後の目標の明確化 適切な訓練への誘導等の支援を行う旨 ) 2. 訓練の対象となる要件にあてはまる者かの確認 相談者が希望する訓練の対象者の要件にあてはまる者か 本人からの聴き取り等を通じ確認します ( 要件は下記のとおり ) 82

公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステム ) の対象となる要件 概ね 40 歳未満の者 当該訓練の受講を希望する者 当該訓練の参加に必要な知識及び技能を有すると認められる者 当該訓練の修了後に常用雇用への就職を希望している者 現在無業であるか パート アルバイト等の不安定な就労を繰り返している状態にある者 訓練の対象にならない場合は その旨を説明します 当該訓練の対象にならない場合でも 他の訓練の要件に該当すれば対象者となりうる旨を説明します * 訓練の対象にならない場合でも 相談者が新ジョブ カードの作成を希望する場合には 新ジョブ カードの作成支援を行います 3. 新ジョブ カードの作成意思の確認 新ジョブ カードの使用に当たっての確認事項 (94 頁 ) の内容を十分説明し 理解を求めるとともに 新ジョブ カードの作成意思があることを確認します 4. 様式 1~3-2 の記載内容の確認 様式 2 職務経歴シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート 様式 1 キャリア プランシート の順に 内容を丁寧に聴き出しつつ 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 記載内容 方法について確認 助言します 特に 様式 1 キャリア プランシート では 訓練受講への意欲 習得すべき知識 技能等の今後の目標の明確化を支援するとともに 希望する訓練に沿った記載となっているか確認 助言します 整理した職務経歴および学習歴 訓練歴から 相談者が訓練の対象となる要件にあてはまるかの確認を再度行います 要件にあてはまることが確認できた場合は 次の点について説明を行います * 訓練の申込みをしても 選考の結果 受講できない場合があること 5. 様式 1< キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > の記載 キャリアコンサルティング実施後 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に キャリアコンサルティングの実施内容 当該訓練の適性 意欲等について 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 本人の了承の下に記載します *1 回の面談で新ジョブ カードが完成しない場合は 本人が希望した場合に次回面談日を予約します その場合 次回までに記載すべき事項などを助言した上で 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 途中経過および次回面談日までの約束事項等を記載します 6. 作成した新ジョブ カードを持参して ハローワークの職業訓練担当窓口に行くよう誘導 83

ハローワークの職業訓練担当窓口に作成した新ジョブ カードを持参し 訓練受講の申込みと受講できることになった場合は受講あっせん ( 受講指示 受講推薦 支援指示 ) を受けるよう誘導します 訓練修了後も 訓練の成果を踏まえたキャリア形成や就職活動等に向け 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングを受けることが望ましいことを助言します その際 実習先企業によって必要事項が記載された 様式 3-3-1-1 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 企業実習 OJT 用 ) もあわせて持参するよう説明します D. 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステムを除く ) 希望者の場合 ( 手順 1~6) 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステムを除く ) の受講者に対する新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングは 基本的には訓練実施機関で行います ただし ハローワークにおいても訓練実施前の職業相談の段階で 求職者が職業訓練を受講することが適当であるかどうかをハローワークが見極める必要があると判断される場合に 可能な範囲で新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングを行うことになります 1. 訓練の趣旨や概要 新ジョブ カードの活用方法等の説明 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステムを除く ) の趣旨や概要 新ジョブ カードの記載方法および活用方法に関する説明を行います 支援の目的を説明します ( 新ジョブ カードの作成支援を通じ これまでの経験や希望等を踏まえた今後の目標の明確化 適切な訓練への誘導等の支援を行う旨 ) 2. 訓練の対象となる要件にあてはまる者かの確認 相談者が希望する訓練の対象者の要件にあてはまる者か 本人からの聴き取り等を通じ確認します ( 要件は下記のとおり ) 公共職業訓練 ( 日本版デュアルシステムを除く ) の対象となる要件等 離職者訓練 ハローワークに求職申込みを行っている者 離職者訓練の受講について以下のいずれにも該当すること 適職に就くために必要であると認められること 職業訓練を受講するために必要な能力等を有すると公共職業安定所長が判断すること 学卒者訓練 公共職業能力開発施設に受講申込みを行い 面接 適性検査等を受けていること 訓練の対象にならない場合は その旨を説明します 当該訓練の対象にならない場合でも 他の訓練の要件に該当すれば対象者となりうる旨を説明します * 訓練の対象にならない場合でも 求職者が新ジョブ カード作成を希望する場合には 新ジョブ カードの作成支援を行います 84

3. 新ジョブ カードの作成意思の確認 新ジョブ カードの使用に当たっての確認事項 (94 頁 ) の内容を十分説明し 理解を求めるとともに 新ジョブ カードの作成意思があることを確認します 4. 様式 1~3-2 の記載内容の確認 様式 2 職務経歴シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート 様式 1 キャリア プランシート の順に 内容を丁寧に聴き出しつつ 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 記載内容 方法について確認 助言します 特に 様式 1 キャリア プランシート では 訓練受講への意欲 習得すべき知識 技能等の今後の目標の明確化を支援するとともに 希望する訓練に沿った記載となっているか確認 助言します 整理した職務経歴および学習歴 訓練歴から 求職者が訓練の対象となる要件にあてはまるかの確認を再度行います 要件にあてはまることが確認できた場合は 次の点について説明を行います * 訓練の申込みをしても 選考の結果 受講できない場合があること 5. 様式 1< キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > の記載 キャリアコンサルティング実施後 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に キャリアコンサルティングの実施内容 当該訓練の適性 意欲等について 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 本人の了承の下に記載します *1 回の面談で新ジョブ カードが完成しない場合は 本人が希望した場合に次回面談日を予約します その場合 次回までに記載すべき事項などを助言した上で 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 途中経過および次回面談日までの約束事項等を記載します 6. 作成した新ジョブ カードを持参して ハローワークの職業訓練担当窓口に行くよう誘導 ハローワークの職業訓練担当窓口に作成した新ジョブ カードを持参し 訓練受講の申込みと受講できることになった場合は受講あっせん ( 受講指示 受講推薦 支援指示 ) を受けるよう誘導します E 公共職業訓練 受講者への新ジョブ カード作成支援を訓練実施機関で訓練期間中に行う場合 ( 手順 1~11) 訓練スタート時 ( 開始後おおむね 1 カ月以内 ) 85

1. 新ジョブ カードの目的 活用方法等の説明 支援の目的を説明します ( 新ジョブ カードの作成支援を通じ 公共職業訓練修了後の就職活動を円滑に進めるための支援を行う旨 ) 訓練機関が受講者に提供している就職支援の内容 ( 例 : 求人情報の提供 職業相談 紹介等 ) や ハローワークでの就職支援等について説明 紹介します 新ジョブ カードの使用に当たっての確認事項 (94 頁 ) の内容を十分説明し 理解を求めるとともに 新ジョブ カードの作成意思があることを確認します 2. 様式 1~3-2 の記載内容の確認 様式 2 職務経歴シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート 様式 1 キャリア プランシート の順に 内容を丁寧に聴き出しつつ 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 記載内容 方法について確認 助言します 特に 様式 1 キャリア プランシート は これまでの職務経験から学んだことや今後の目標 希望の明確化を支援するとともに 訓練受講への動機付けを高めるよう支援します 3. 様式 1< キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > の記載 キャリアコンサルティング実施後 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 仕事や訓練を通じて培った受講者の知識 能力や訓練に対する取組姿勢 就業に対する意識 意欲等について 本人の了承の下に記載します * 1 回の面談で新ジョブ カードが完成しない場合は 次回面談日を予約し 次回までに記載すべき事項などを助言した上で 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 途中経過および次回面談日までの約束事項等を記載します 訓練期間中盤 ( 訓練期間のおおむね半ば ) 4. 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングの目的の説明 支援の目的を説明します ( 新ジョブ カードの作成支援を通じて 訓練の受講状況や知識 技能の習得状況の確認等を通じ 公共職業訓練を効果的に進めるための支援を行う旨 ) すでに作成された 様式 2 職務経歴シート は記載内容に変更がなければ更新不要であり 様式 1 キャリア プランシート < 自らのキャリア プランに関する本人の記入欄 > のみ更新する旨を説明します 5. 様式 1 の記載内容の確認 作成した新ジョブ カードのうち 様式 1 キャリア プランシート の < 自らのキャリア プランに関する本人の記入欄 > について 新ジョブ カード作成支援のポイント 86

(40 頁 ) を踏まえ 訓練による知識 技能の習得状況を確認し 習得度合が不十分な場合は その原因について考え 習得に向けて取り組むべきことの整理 明確化を支援します なお 訓練による知識 技能の習得状況の確認にあたり 様式 3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート に記載する訓練評価項目の内容を参考に進める方法もあります 習得した知識 技能を活かした職種の探索 絞り込みを始めること 具体的な労働条件 就業場所等のイメージを持つこと等 訓練修了後の就職を意識するよう助言します 6. 様式 1< キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > の記載 仕事や訓練を通じて培った受講者の知識 能力や訓練に対する取組姿勢 就業に対する意識 意欲等について 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 本人の了承の下に記載します 訓練修了間近 7. 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングの目的の説明 支援の目的を説明します ( 新ジョブ カードの作成支援を通じて 訓練の受講状況や知識 技能の習得状況の確認等を通じ 公共職業訓練修了後の就職活動を円滑に進めるための支援を行う旨 ) 訓練機関が受講者に提供している就職支援の内容 ( 例 : 求人情報の提供 職業相談 紹介等 ) や ハローワークでの就職支援等について説明 紹介します 8. 様式 1~3-2 の記載内容の確認 様式 1 キャリア プランシート の < 自らのキャリア プランに関する本人の記入欄 > について 公共職業訓練で習得した知識 スキルを踏まえ 具体的な就職活動の方向性 希望する業種 職種 応募求人等の今後の目標の明確化等を支援しつつ 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 記載内容 方法について助言します 様式 1 キャリア プランシート の < 自らのキャリア プランに関する本人の記入欄 > 作成後 あらためて様式 1 および様式 2 の記載内容が希望する業種 職種 求人に沿った記載となっているか確認 助言し 必要に応じて再作成を支援します 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート に 受講した公共職業訓練が適切に記載されているか確認します 9. 様式 1 の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > の記載 キャリアコンサルティング実施後 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 仕事や訓練を通じて培った受講者の知識 能力や 87

訓練に対する取組姿勢 就業に対する意識 意欲等について 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 本人の了承の下に記載します 10. 様式 3-3( 訓練成果 実務成果シート ) の記載内容の確認 公共職業訓練 ( 離職者訓練 ) の場合は 訓練修了までに 様式 3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート を用いた能力評価及び 様式 1 キャリア プランシート を用いたキャリアコンサルティングを行う必要があります まず 様式 1 キャリア プランシート について 公共職業訓練で習得した知識 スキルを踏まえ 具体的な就職活動の方向性 希望する業種 職種 応募求人等の今後の目標の明確化等に向けて支援しつつ 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 記載内容 方法について助言します その際に 様式 3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート による職業訓練の評価結果が記入されている場合は 様式 3-3 も活用します また 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート に 受講した公共職業訓練が適切に記載されているか確認します 最後に 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 仕事や訓練を通じて培った受講者の知識 能力や訓練に対する取組姿勢 就業に対する意識 意欲等について 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 本人の了承の下に記載します 11. 履歴書 職務経歴書の作成指導 面接指導 新ジョブ カード作成後は 受講者の希望に応じて 新ジョブ カードに記載した情報を基にした履歴書 職務経歴書の作成指導 面接指導等の就職活動の支援を行います 新ジョブ カード作成ソフトには 蓄積された情報を元に履歴書 職務経歴書を作成する機能があるため 必要に応じて活用するように助言します F. 求職者支援訓練 希望者の場合 ( 手順 1~6) 求職者支援訓練の受講者に対する新ジョブ カードの作成支援は 基本的には訓練実施機関で行います ただし ハローワークにおいても訓練実施前の職業相談の段階で 求職者が職業訓練を受講することが適当であるかどうかをハローワークが見極める必要があると判断される場合に 可能な範囲で新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングを行うことになります その場合の具体的な手順を以下に示します 1. 訓練の趣旨や概要 新ジョブ カードの活用方法等の説明 求職者支援訓練 の趣旨や概要 新ジョブ カードの記載方法および活用方法に関する説明を行います 支援の目的を説明します ( 新ジョブ カードの作成支援を通じ これまでの経験や希望等を踏まえた今後の目標の明確化 適切な訓練への誘導等の支援を行う旨 ) 88

2. 訓練の対象となる要件にあてはまる者かの確認 求職者が希望する訓練の対象者の要件にあてはまる者か 本人からの聴き取り等を通じ確認します ( 要件は下記のとおり ) 求職者支援訓練 の対象となる要件 訓練開始予定の日において 次のいずれにも該当する者 ハローワークに求職申込みを行っている者 現在有する技能 知識 職業経験等と労働市場の状況から判断して求職者支援訓練を受講することが適切であると判断され キャリアコンサルティングを経てハローワークによる支援指示を受けた者 訓練を受けるために必要な能力等を有する者 公共職業訓練の受講終了後 1 年未満でない者 従前に受講した基金訓練または公共職業訓練 ( 平成 21 年 6 月 8 日以降に受講を修了した者に限る ) の期間と 新たに受講しようとする求職者支援訓練の期間が合計して 24 カ月を超えない者 訓練の対象にならない場合は その旨を説明します 当該訓練の対象にならない場合でも 他の訓練の要件に該当すれば対象者となりうる旨を説明します * 訓練の対象にならない場合でも 相談者が新ジョブ カードの作成支援を希望する場合には ジョブ カードの作成支援を行います 3. 新ジョブ カードの作成意思の確認 新ジョブ カードの使用に当たっての確認事項 (94 頁 ) の内容を十分説明し 理解を求めるとともに 新ジョブ カードの作成意思があることを確認します 4. 様式 1~3-2 の記載内容の確認 様式 2 職務経歴シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート 様式 1 キャリア プランシート の順に 内容を丁寧に聴き出しつつ 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 記載内容 方法について確認 助言します 特に 様式 1 キャリア プランシート では 訓練受講への意欲 習得すべき知識 技能等の今後の目標の明確化を支援するとともに 希望する訓練に沿った記載となっているか確認 助言します 整理した職務経歴および学習歴 訓練歴から 求職者が訓練の対象となる要件にあてはまるかの確認を再度行います 要件にあてはまることが確認できた場合は 次の点について説明を行います * 訓練の申込みをしても 選考の結果 受講できない場合があること 5. 様式 1< キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > の記載 キャリアコンサルティング実施後 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に キャリアコンサルティングの実施内容 当該訓練 89

の適性 意欲等について 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 本人の了承の下に記載します *1 回の面談で新ジョブ カードが完成しない場合は 次回面談日を予約し 次回までに記載すべき事項などを助言した上で 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 途中経過および次回面談日までの約束事項等を記載します 6. 作成した新ジョブ カードを持参して ハローワークの職業訓練担当窓口に行くよう誘導 ハローワークの職業訓練担当窓口に作成した新ジョブ カードを持参し 訓練受講の申込みを行い 受講申込の受付が可能である場合は受講あっせん ( 支援指示 ) を受けるよう誘導します F-1 求職者支援訓練 受講者へのジョブ カード作成支援を訓練実施機関で訓練期間中に複数回行う場合 ( 手順 1~10) 訓練スタート時 ( 開始後おおむね 1 カ月以内 ) 1. 新ジョブ カードの目的 活用方法等の説明 支援の目的を説明します ( ジョブ カードの作成支援を通じ 求職者支援訓練修了後の就職活動を円滑に進めるための支援を行う旨 ) 訓練機関が受講者に提供している就職支援の内容 ( 例 : 求人情報の提供 職業相談 職業紹介等 ) や ハローワークでの就職支援等について説明 紹介します 新ジョブ カードの使用に当たっての確認事項 (94 頁 ) の内容を十分説明し 理解を求めるとともに 新ジョブ カードの作成意思があることを確認します 2. 様式 1~3-2 の記載内容の確認 様式 2 職務経歴シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート 様式 1 キャリア プランシート の順に 内容を丁寧に聴き出しつつ 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 記載内容 方法について確認 助言します 特に 様式 1 キャリア プランシート では これまでの職務経験から学んだことや今後の目標 希望の明確化を支援するとともに 訓練受講への動機付けを高めるようを支援します 3. 様式 1< キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > の記載 キャリアコンサルティング実施後 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 仕事や訓練を通じて培った受講者の知識 能力や訓練に対する取組姿勢 就業に対する意識 意欲等について 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 本人の了承の下に記載します 90

* 1 回の面談でジョブ カードが完成しない場合は 次回面談日を予約し 次回までに記載すべき事項などを助言した上で 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 途中経過および次回面談日までの約束事項等を記載します 訓練期間中盤 ( 訓練期間のおおむね半ば ) 4. 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングの目的の説明 支援の目的を説明します ( ジョブ カードの作成支援を通じて 訓練の受講状況や知識 技能の習得状況の確認等を通じ 求職者支援訓練を効果的に進めるための支援を行う旨 ) すでに作成された 様式 2 職務経歴シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート は記載内容に変更がなければ更新不要であり 様式 1 キャリア プランシート の < 自らのキャリア プランに関する本人の記入欄 > のみ更新する旨を説明します 5. 様式 1 の記載内容の確認 作成した新ジョブ カードのうち 様式 1 キャリア プランシート の < 自らのキャリア プランに関する本人の記入欄 > について 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 訓練による知識 技能の習得状況を確認し 習得度合が不十分な場合は その原因について考え 習得に向けて取り組むべきことの整理 明確化を支援します なお 訓練による知識 技能の習得状況を確認にあたり 様式 3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート に記載する訓練評価項目の内容を参考に進める方法もあります 習得した知識 技能を活かした職種の探索 絞り込みを始めること 具体的な労働条件 就業場所等のイメージを持つこと等 訓練修了後の就職を意識するよう助言します 6. 様式 1< キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > の記載 仕事や訓練を通じて培った受講者の知識 能力や訓練に対する取組姿勢 就業に対する意識 意欲等について 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 本人の了承の下に記載します 訓練修了間近 7. 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングの目的の説明 支援の目的を説明します ( ジョブ カードの作成支援を通じて 訓練の受講状況や知識 技能の習得状況の確認等を通じ 求職者支援訓練修了後の就職活動を円滑に進めるための支援を行う旨 ) 訓練機関が受講者に提供している就職支援の内容 ( 例 : 求人情報の提供 職業相談 職業紹介等 ) や ハローワークでの就職支援等について説明 紹介します 91

8. 様式 1~3-2 の記載内容の確認 様式 1 キャリア プランシート の < 自らのキャリア プランに関する本人の記入欄 > について 求職者支援訓練で習得した知識 スキルを踏まえ 具体的な就職活動の方向性 希望する業種 職種 応募求人等の今後の目標の明確化等を支援しつつ 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 記載内容 方法について助言します なお 訓練で習得した知識 スキルを確認するために 様式 3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート に記載する訓練評価項目の内容や評価結果 ( ) を参考に進める方法もあります 訓練の評価結果については キャリアコンサルティングをする時に既に評価を実施している場合 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > 作成後 あらためて様式 1 および様式 2 の記載内容が希望する業種 職種 求人に沿った記載となっているか確認 助言し 必要に応じて再作成を支援します 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート に 受講した求職者支援訓練が適切に記載されているか確認します 9. 様式 1< キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > の記載 キャリアコンサルティング実施後 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 仕事や訓練を通じて培った受講者の知識 能力や訓練に対する取組姿勢 就業に対する意識 意欲等について 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 本人の了承の下に記載します 10. 履歴書 職務経歴書の作成指導 面接指導等 新ジョブ カード作成後には 受講者の希望に応じて 新ジョブ カードを活用した履歴書 職務経歴書の作成指導 面接指導等の就職活動の支援を行います F-2 求職者支援訓練 受講者への新ジョブ カード作成支援を訓練実施機関で訓練修了間近にのみ行う場合 ( 手順 1~4) 1. 新ジョブ カードの目的 活用方法等の説明 支援の目的を説明します ( 新ジョブ カードの作成支援を通じ 求職者支援訓練修了後の就職活動を円滑に進めるための支援を行う旨 ) 訓練機関が受講者に提供している就職支援の内容 ( 例 : 求人情報の提供 職業相談 職業紹介等 ) や ハローワークでの就職支援等について説明 紹介します 新ジョブ カードの使用に当たっての確認事項 (94 頁 ) の内容を十分説明し 理解を求めるとともに 新ジョブ カードの作成意思があることを確認します 92

2. 様式 1~3-3 の記載内容の確認 様式 2 職務経歴シート 様式 3-1 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート 様式 1 キャリア プランシート の順に 内容を丁寧に聴き出しつつ 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 記載方法等について助言します 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート に 受講した求職者支援訓練が適切に記載されているか確認します 特に 様式 1 キャリア プランシート の < 自らのキャリア プランに関する本人の記入欄 > は これまでの職務経験の中で学んだことや 求職者支援訓練で習得した知識 スキルを踏まえ 具体的な就職活動の方向性 希望する業種 職種 応募求人等の今後の目標の明確化等を支援するとともに 希望する業種 職種 求人に沿った記載となっているか確認 助言します * 求職者支援訓練の受講前に すでに新ジョブ カードを作成している受講者に対しては 様式 3-2 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート に 受講した求職者支援訓練が適切に記載されているか確認した上で 様式 1 キャリア プランシート の < 自らのキャリア プランに関する本人の記入欄 > 作成を支援します 3. 様式 1< キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > の記載 キャリアコンサルティング実施後 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 仕事や訓練を通じて培った受講者の知識 能力や訓練に対する取組姿勢 就業に対する意識 意欲等について 新ジョブ カード作成支援のポイント (40 頁 ) を踏まえ 本人の了承の下に記載します *1 回の面談で新ジョブ カードが完成しない場合は 次回までに記載すべき事項などを助言した上で 様式 1 キャリア プランシート の < キャリアコンサルティング実施者の記入欄 > に 途中経過および次回面談日までの約束事項等を記載します 4. 履歴書 職務経歴書の作成指導 面接指導等 新ジョブ カード作成後は 受講者の希望に応じて 新ジョブ カードを活用した履歴書 職務経歴書の作成指導 面接指導等の就職活動の支援を行います 新ジョブ カード作成ソフトには 蓄積された情報を基に履歴書 職務経歴書を作成する機能があるため 必要に応じて活用するように助言します 93

新ジョブ カードの使用に当たっての確認事項 新ジョブ カードを活用される皆様へ 新ジョブ カードとは新ジョブ カードは 個人のキャリアアップや 多様な人材の円滑な就職等を促進するため 下記の 生涯を通じたキャリア プランニング 及び 職業能力証明 の機能を持つツールであり キャリアコンサルティング等の支援のもと 求職活動 職業能力開発などの各場面において活用します 詳細は ジョブ カード制度総合サイト HP(http://jobcard.mhlw.go.jp) をご覧下さい 1 生涯を通じたキャリア プランニングキャリアコンサルティング等の支援の前提となる個人の履歴や 支援を通じた職業経験の棚卸し 職業生活設計等の情報を蓄積し 訓練の受講 キャリア選択等の生涯のキャリア形成の場面において活用する 生涯を通じたキャリア プランニング のツール 2 職業能力証明免許 資格 教育 ( 学習 ) 訓練歴 職務経験 教育 訓練成果の評価 職場での仕事振りの評価に関する職業能力証明の情報を蓄積し 場面 用途等に応じて情報を抽出 編集し 求職活動の際の応募書類 キャリアコンサルティングの際の資料等として活用する 職業能力を見える化した 職業能力証明 のツール 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングの実施者ジョブ カード キャリアコンサルティングのための専門講習を受けるなどにより 厚生労働省等に登録されたジョブ カード作成アドバイザー ( 旧名称 : 登録キャリア コンサルタント ) が あなたの新ジョブ カードの作成の支援 キャリア プラン作成の際のキャリアコンサルティングを行います キャリアコンサルティングを受けるにはお近くのハローワークにお問い合わせください ( 予約が必要となる場合がありますのでご注意ください ) キャリアコンサルティングの際には ジョブ カード制度総合サイトでのガイダンスにより ご自身が記入した新ジョブ カードのほか 過去に交付されたジョブ カードがある場合には そのジョブ カードも持参してください 正しい記入を新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングを行うジョブ カード作成アドバイザーは 法令で定められている場合を除き あなたの同意がなければ あなたの個人情報をはじめ相談内容を第三者に提供することはありません 安心して ありのままをご記入ください なお 虚偽の記載は絶対にやめてください ご自身の能力やキャリアの整理ができないだけでなく 就職活動に使用すれば あなたが責任を問われる場合があります 就職活動などでの活用求職活動等においては 新ジョブ カードの電子化した情報から 個人自らが選択して必要な情報を抽出し 編集した一般に流通している履歴書及び職務経歴書に 必要な職業能力証明の関係情報 ( 様式 2( 職務経歴シート ) 様式 3-1( 職業能力証明 ( 免許 資格 ) シート ) 様式 3-2( 職業能力証明 ( 学習歴 訓練歴 ) シート ) ( 様式 3-3 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート )) を追加 添付し活用します 94

有期実習型訓練 実践型人材養成システム 日本版デュアルシステム の受講には新ジョブ カードが必要です 有期実習型訓練 実践型人材養成システム 日本版デュアルシステム のいずれかの訓練の受講を希望される方は あらかじめその訓練の受講に関するキャリアコンサルティングを受け その結果が記載された様式 1( キャリア プランシート ) を含む新ジョブ カードが必要となりますので 御留意ください ( 注 ) 有期実習型訓練 及び 実践型人材養成システム については 選考の際に新ジョブ カードの提出が必要です また 新規学卒予定者 ( 在学中の方 ) については 新ジョブ カードの提出は必須とされていませんが ご自身の将来にわたっての職業選択やキャリア形成の方向付けを整理するために大切なプロセスですので できる限り訓練開始前までに新ジョブ カードを作成し キャリアコンサルティングを受けるようにしましょう その他の訓練について上記以外の訓練についても キャリアコンサルティングを受けることは 職業意識の向上やキャリア形成上の課題の明確化につながりますので 必要に応じて 新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングを受けることが望まれます なお 求職者支援訓練などの一部の訓練では 訓練期間中に新ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティングを受けることが必要です 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シートの交付 有期実習型訓練 実践型人材養成システム 日本版デュアルシステム 求職者支援訓練 などを修了した場合には 訓練実施機関から様式 3-3( 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 )) シートが交付されます これらは 職業訓練の成果を示す書類として ご自身の判断により 就職活動時の応募書類として活用して下さい 訓練修了後のキャリアコンサルティングも効果的です職業訓練の修了後にキャリアコンサルティングを受けることで 訓練の成果を踏まえた職業選択や今後のキャリアの方向性を整理することができます 就職がなかなか決まらない場合 あるいは就職活動の方向性に迷っているような場合は キャリアコンサルティングを受けることをおすすめします なお キャリアコンサルティングを受ける際に 新ジョブ カードを作成している場合は 持参して下さい 95

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参考資料 1 新ジョブ カードに使用される表現 用語 99 (1) 職務内容の表現例 99 (2) 成果につながる行動表現例 100 (3) 経験能力評価基準 101 2 職業能力形成機会に恵まれなかった者における訓練を実施する分野について 104 3 公正な採用選考 ( 厚生労働省 ) 108 4 有期実習型訓練 実践型人材育成システム の求人票 111 5 従前のジョブ カード様式 112 6 新ジョブ カードに関するよくあるご質問 130 7 キャリアコンサルタント資格について 136

参考資料 1 新ジョブ カードにおける表現 用語 (1) 職務内容の表現例 新ジョブ カードに記入する職務経験は 職務内容を正確に表す用語 キーワードを使って詳細な表現を行うようにします 営業 物流分野 用途開発 予算策定 予算統制 売上 利益 輸入折衝 商品企画 通関業務 接客 顧客管理 代理店指導 企画営業 為替業務 新規開拓 販売企画 契約管理 回収業務 倉庫業務 競合対策 価格政策 配送計画 広告宣伝 店舗開発 業績管理 販売分析 営業戦略 営業企画 販売員管理 事業開発 情報提供 市場調査 窓口業務 ルート セールス フェア キャンヘ ーン企画 フロア マネシ ャー フ ロタ クト マネシ ャー チャネル開発 リテイルサホ ート バイヤー クレーム対応 etc. 企画 経理 財務分野 決算処理 資本政策 IR 業務 関連会社管理 利益計画 予算統制 経営戦略 M&A 事業再構築 システム化 売掛管理 在庫統制 経費管理 現金出納 資金繰り 資産運用 為替管理 配当政策 小口現金 出納 保険管理 修正仕訳 月次処理 オフショア 不動産管理 etc. 総務 人事分野 給与管理 福利厚生 人事企画 目標管理 評価システム 能力開発 安衛管理 公的保険 採用管理 社宅管理 出向 転籍 株主総会 業務提携 広報宣伝 組織開発 出退勤管理 文書管理 分掌規定 就業規則 服務規律 カウンセリンク etc. 備品管理 99

開発 生産分野 工程管理 在庫管理 品質管理 NC 安全管理 労務管理 保安対策 PL 対策 CIM 環境対策 原価管理 購買管理 倉庫計画 配送計画 かんばん MRP IE 現場監督 応用研究 基礎研究 マルコムホ ルト リッシ レイハ ー スケシ ューリンク etc. 数値表現 達成度 シェア 部下人数 拠点数 順位 改善率 反応率 客数 増減額 短縮時間 訪問件数 etc. (2) 成果につながる行動表現例 システム化した 再編した 提携した 立案した 分析した 展開した 策定した 折衝した 効率化した 減少させた 統合した 実施した 達成した 拡大した 向上させた 削減した 改訂した 創設した 組織化した 増加させた 短縮させた 開催した 貢献した 獲得した 標準化した 開発した 構築した 新設した 完成させた 制度化した 再編 設計 指揮 指導 効果 実行 効率 完了 強化 確立 開発 拡大 拡張 獲得 管理 把握 計画 建設 創設 単純化 移設 契約 処理 支援 推進 革新 制定 構築 代替 調査 転換 進出 導入 解明 創設 提案 組立 向上 利益 企画 etc. 100

(3) 経験能力評価基準 1. 働く意識と取組 ( 自らの職業意識 勤労観を持ち職務に取り組む能力 ) 法令や職場のルール 慣行などを遵守している 出勤時間 約束時間などの定刻前に到着している 上司 先輩などからの業務指示 命令の内容を理解して従っている 仕事に対する自身の目的意識や思いを持って取り組んでいる お客様に納得 満足していただけるように仕事に取り組んでいる 2. 責任感 ( 社会の一員としての自覚を持って主体的に職務を遂行する能力 ) 一旦引き受けたことは途中で投げ出さず 最後までやり遂げている 上司 先輩等の上位者や同僚 お客様などとの約束事は誠実に守っている 必要な手続や手間を省くことなく 決められた手順どおり仕事を進めている 自分の犯した失敗やミスについて 他人に責任を押し付けず自分で受け止めている 次の課題を見据えながら 手がけている仕事に全力で取り組んでいる 他者との関係の中で職務を行うために必要な能力を形成する段階 3. ビジネス マナー ( 円滑に職務を遂行するためにマナーの良い対応を行う能力 ) 職場において 職務にふさわしい身だしなみを保っている 職場の上位者や同僚などに対し 日常的な挨拶をきちんと行っている 状況に応じて適切な敬語の使い分けをしている お客様に対し 礼儀正しい対応 ( お辞儀 挨拶 言葉遣いなど ) をしている 接遇時 訪問時などに基本的なビジネス マナーを実践している 4. コミュニケーション ( 適切な自己表現 双方向の意思疎通を図る能力 ) 上司 先輩などの上位者に対し 正確にホウレンソウ ( 報告 連絡 相談 ) をしている 自分の意見や主張を筋道立てて相手に説明している 相手の心情に配慮し 適切な態度や言葉遣い 姿勢で依頼や折衝をしている 職場の同僚等と本音で話し合える人間関係を構築している 苦手な上司や同僚とも 仕事上支障がないよう 必要な関係を保っている 101

5. チームワーク ( 協調性を発揮して職務を遂行する能力 ) 余裕がある場合には 周囲の忙しそうな人の仕事を手伝っている チームプレーを行う際には 仲間と仕事や役割を分担して協同で取り組んでいる 周囲の同僚の立場や状況を考えながら チームプレーを行っている 苦手な同僚 考え方の異なる同僚であっても 協力して仕事を進めている 職場の新人や下位者に対して業務指導や仕事のノウハウ提供をしている 職務への取組をさらに発展したものとするために必要な能力を形成する段階 6. チャレンジ意欲 ( 行動力 実行力を発揮して職務を遂行する能力 ) 仕事を効率的に進められるように 作業の工夫や改善に取り組んでいる 必要性に気づいたら 人に指摘される前に行動に移している よいと思ったことはどんどん上位者に意見を述べている 未経験の仕事や難しい仕事でも やらせてほしい と自ら申し出ている 新しい仕事に挑戦するため 資格取得や自己啓発などに取り組んでいる 7. 考える力 ( 向上心 探求心を持って課題を発見しながら職務を遂行する能力 ) 作業や依頼されたことに対して 完成までの見通しを立てて とりかかっている 新しいことに取り組むときには 手順や必要なことを洗い出している 仕事について工夫や改善を行った内容を再度点検して さらによいものにしている 上手くいかなかった仕事に対しても 原因をつきとめ 再チャレンジしている 不意の問題やトラブルが発生したときに 解決するための対応をとっている 8. 自己調整力 ( ストレスをコントロールしながら職務を継続する能力 ) ベストの体調で仕事にのぞめるよう 自己の健康管理を行っている ストレスの多い状況下でも感情的にならず自分をコントロールしている 問題を抱え込まず 周囲の人々に相談している 仕事の上司や周囲からの厳しい指導や指摘に対しても 冷静さを保って 受け答えしている 仕事で 失敗した場合もくじけず前向きに取り組んでいる 102

9. 専門性 ( 自らの専門的能力を蓄積しながら職務に活かしていく能力 ) 自らの能力のうち 職務に活用できる能力に気がつき 活かしている 自らの専門的な能力を上司や同僚に理解させて 特別に仕事をまかされている 目的意識を持ち 将来のために進んで資格取得や自己啓発に取り組んでいる 職業経験 自己啓発から得た能力 ( スキル 人脈など ) を組合せ 仕事の効率を上げている 職業経験 自己啓発から専門的能力を高めて さらに困難な仕事に取り組んでいる ( 注 ) 平成 19 年 9 月 27 日厚生労働省発表 経験能力評価基準 よりアルバイト等の職業経験により培われた職業能力を 客観的に把握 評価できるよう 具体的な 職務行動 の形で抽出 事業主の求めるニーズや一般職務における成果につながる行動特性 ( コンピテンシー ) の観点で整序し まとめられたもの 103

参考資料 2 職業能力形成機会に恵まれなかった者における訓練を実施する分野について 有期実習型訓練における職業能力形成機会に恵まれなかった者については 原則として 訓練を実施する分野において 過去 5 年以内におおむね3 年以上継続して正規雇用されたことがない者のことをいう なお 訓練を実施する分野以外で過去 5 年以内におおむね3 年以上継続して常用雇用されたことがある者も含むものとする と定義がなされ 訓練を実施する分野 については以下のとおり取り扱い その適否について判断することとされています 1 訓練を実施する分野 の判断基準について (1) 訓練を実施する分野 については ジョブ カード作成アドバイザーによるキャリアコンサルティングにおいて 対象者の職務経歴の職種と訓練を実施しようとする職種が別表 職業分類表 の中分類において同一分類に属するか否かを判断すること ( 対象者の同一期間の職業分類が複数の職業分類にわたる場合は主たる業務で判断すること ) (2) 同一分類か否かの判断をする審査の過程で 別表 職業分類表 の中分類のみでは判断が困難な場合は 厚生労働省編職業分類の小分類及び細分類を参照のうえ判断すること ( 参考 ) 厚生労働省編職業分類 ( ハローワークインターネットサービス内 ) https://www.hellowork.go.jp/info/mhlw_job_dictionary.html https://www.hellowork.go.jp/info/job_dictionary.html( 職業名より逆引きできます ) 職業分類 職業解説に関するご案内 ( ハローワークインターネットサービス内 ) https://www.hellowork.go.jp/info/mhlw_job_info.html 第 4 回改訂厚生労働省編職業分類職業名索引 ( 独立行政法人労働政策研究 研修機構 ) http://www.jil.go.jp/institute/seika/shokugyo/sakuin/index.html 104

職業分類表 ( https://www.hellowork.go.jp/info/mhlw_job_dictionary.html より ) 105

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参考資料 3 公正な採用選考 ( 厚生労働省 ) 1. 公正な採用選考について (1) 採用選考の基本的な考え方ア採用選考に当たっては 応募者の基本的人権を尊重すること 応募者の適性 能力のみを基準として行うことの2 点を基本的な考え方として実施することが大切です イ公正な採用選考を行う基本は 応募者に広く門戸を開くこと言いかえれば 雇用条件 採用基準に合った全ての人が応募できる原則を確立すること 本人のもつ適性 能力以外のことを採用の条件にしないことつまり 応募者のもつ適性 能力が求人職種の職務を遂行できるかどうかを基準として採用選考を行うことです 就職の機会均等ということは 誰でも自由に自分の適性 能力に応じて職業を選べることですが このためには 雇用する側が公正な採用選考を行うことが必要です (2) 公正な採用選考を行うためには ア公正な採用選考を行うことは 家族状況や生活環境といった 応募者の適性 能力とは関係ない事柄で採否を決定しないということです そのため 応募者の適性 能力に関係のない事柄について 応募用紙に記入させたり 面接で質問することなどによって把握しないようにすることが重要です これらの事項は採用基準としないつもりでも 把握すれば結果としてどうしても採否決定に影響を与えることになってしまい 就職差別につながるおそれがあります イなお 個人情報保護の観点からも 職業安定法第 5 条の4 及び平成 11 年労働省告示第 141 号により 社会的差別の原因となるおそれのある個人情報などの収集は原則として認められません ( 注 : これらの法令中の 公共職業安定所等 職業紹介事業者等 には 労働者の募集を行う者 も含まれます ) ウ 応募用紙 については 新規中卒者は 職業相談票( 乙 ) 新規高卒者は 全国高等学校統一応募用紙 を用いることとされています また新規大卒者は 新規大学等卒業予定者用標準的事項の参考例 又は JIS 規格 108

の様式例に基づいた履歴書 一般は JIS 規格の様式例に基づいた履歴書 を用いるようにし 雇用主が独自に応募用紙やエントリーシート ( インターネット上の応募入力画面 ) の項目 様式を設定する場合は 適性と能力に関係のない事項を含めないよう留意しましょう エ 面接 を行う場合についても 職務遂行のために必要となる適性 能力を評価する観点から あらかじめ質問項目や評価基準を決めておき 適性と能力に関係のない事項を尋ねないよう留意しましょう また 応募者の基本的人権を尊重する姿勢 応募者の潜在的な可能性を見いだす姿勢で臨み できるだけ客観的かつ公平な評価を行うようにしましょう (3) 採用選考時に配慮すべき事項次の a や b のような適性と能力に関係がない事項を応募用紙等に記載させたり面接で尋ねて把握することや c を実施することは 就職差別につながるおそれがあります <a. 本人に責任のない事項の把握 > 本籍 出生地に関すること ( 注 : 戸籍謄( 抄 ) 本 や本籍が記載された 住民票 ( 写し ) を提出させることはこれに該当します) 家族に関すること( 職業 続柄 健康 地位 学歴 収入 資産など ) ( 注 : 家族の仕事の有無 職種 勤務先などや家族構成はこれに該当します ) 住宅状況に関すること( 間取り 部屋数 住宅の種類 近郊の施設など ) 生活環境 家庭環境などに関すること <b. 本来自由であるべき事項 ( 思想信条にかかわること ) の把握 > 宗教に関すること 支持政党に関すること 人生観 生活信条に関すること 尊敬する人物に関すること 思想に関すること 労働組合 学生運動など社会運動に関すること 購読新聞 雑誌 愛読書などに関すること <c. 採用選考の方法 > 身元調査などの実施 全国高等学校統一応募用紙 JIS 規格の履歴書 ( 様式例 ) に基づかない事項を含んだ応募書類 ( 社用紙 ) の使用 ( 注 : 現住所の略図 は生活環境などを把握したり身元調査につながる可能性があります) 合理的 客観的に必要性が認められない採用選考時の健康診断の実施 109

2. 公正な採用選考チェックポイント ジョブ カード作成アドバイザーには 求職者の就職活動支援に際し 公正な採用選考についての正しい理解が求められます 以下の項目について 採用側の立場から公正な採用選考に適っていると思われるものには はい を そうでないと思われるものには いいえ をチェックしてみてください 回答欄の右側をチェックした項目については 公正な採用選考を正しく理解できていないことになりますので 改めるようにしてください 項 目 回 答 a 高卒予定者用の応募用紙は 全国高等学校統一応募用紙のみとしている はい いいえ b 応募用紙 ( エントリーシートを含む ) に 本籍の記入欄がある いいえ はい c 応募用紙 ( エントリーシートを含む ) に 家族構成 家族の職業の記入欄がある いいえ はい d 応募者から戸籍謄 ( 抄 ) 本 住民票の写しを提出させている いいえ はい e 応募者に現住所の略図を書かせている いいえ はい f 応募者から 一律に健康診断書を提出させている いいえ はい g 学科試験を行う場合 職務遂行に必要な適性 能力をもっているかどうかを判断するための内容としている h 作文を行う場合 私の生い立ち や 私の家庭 等の本人の家庭環境や本人の思想 信条を確認するテーマとしている i 適性検査を行う場合 専門的知識のある人が実施するようにし 結果を絶対視したりうのみにしていない j 面接の実施に先だって 職務遂行のために必要となる適性 能力を評価する観点から あらかじめ質問項目や評価基準を決めている k 面接において 本人が生まれたところや家族構成 家族の職業などを尋ねることがある はいいいえはいはいいいえ いいえはいいいえいいえはい l 面接において 人生観 生活信条 尊敬する人 愛読書などを尋ねることがある いいえはい m 面接は 応募者の基本的人権を尊重する姿勢 応募者の潜在的な可能性を見いだす 姿勢で臨んでいる はい いいえ n 面接は 応募者に対するできるだけ客観的かつ公平な評価を行うようにしている はいいいえ o 家庭状況等の身元調査を実施している いいえはい p 内定者から 戸籍謄 ( 抄 ) 本等を一律に提出させている いいえはい 110

参考資料 4 有期実習型訓練 実践型人材育成システム の求人票 有期実習型訓練の求人票 2. 仕事の内容等 の職種欄に有期実習型訓練の求人であることが明記されています 実践型人材育成システムの求人票 2. 仕事の内容等 の職種欄や求人条件特記事項欄に実践型人材育成システムの求人であることが明記されています また この求人票の場合 長期勤続によるキャリア形成を図る観点から年齢制限が付されています 111

参考資料 5 従前のジョブ カード様式 平成 27 年 9 月まで使用していた従前のジョブ カードの様式は下記のとおりです なお 新様式との対照箇所を下表にて記します 主な変更点としては 下記の点が挙げられます 1 キャリアコンサルティング実施者が記入する欄は新様式においては様式 1-1 1-2 のみです 2 交付 という概念は新ジョブ カードにはありません 3 従前の様式に存在した 学生用ジョブ カード 職業経験が長い方向けのジョブ カード は廃止されました 学生等 職業経験がない方 少ない方向けには様式 1-2があります 112