クローズド スキルとオープン スキル 古典的には オープン スキル = 外的要因に左右される状況下で発揮される技能 例 : 柔道 サッカー バレーボール等 クローズド スキル = 外的要因に左右されない状況下で発揮される技能 例 : 体操 水泳 陸上 ダーツ等 に分類されます
バレーボールは オープン スキルであるがゆえに難しい?! バレーボールは 古典的な見方をすれば サーブ以外のすべてのプレーがオープン スキルであるため 技術の習得が難しいと考えられています オープン スキル 柔道 サッカー バレーボールなど クローズド スキル 体操 水泳 陸上 ダーツなど
問題 5 (( ロールプレー )) あなたのチームには現在 部員が 5 人しかいません そのため 公式試合には出場できない状態が 4 月から続いていましたが ようやく 新入部員が 1 人 入ってくれることになりました ただ その新入部員の彼 ( 彼女 ) は 学校の球技大会や授業でバレーボールをしたことがある程度で プレーはほぼ初心者レベルです でもせっかく 念願の公式戦に出場できるのですから 1 試合でも多く 試合をしたいと思います そのためには何とかして 勝たなければなりません さあ あなたならどうしますか?
問題 5 (( ロールプレー )) 成果発表
スモール ステップ バレーボールは サーブ以外のプレーはオープン スキルであるという認識のもと 日本の現状の指導現場では スモール ステップ という手法で プレーを細分化して段階指導を行うのが一般的です
日本の現状の指導現場で スモール ステップ といえば 形 (( かた )) のように 決まったフォームを教えることが多いですが こうした 形 (( かた )) は 本当に運動習得に必要なのでしょうか?
現状の スモール ステップ の問題点 こうした スモール ステップ の指導は バレーボール初心者にとっては バレーボールの全体像が見えにくい という問題点があります スモール ステップ で 1 つ 1 つの運動 動作の要素を習得していったとしても 世界標準と言われるトップ カテゴリで行われる技術や戦術を身につけることは困難です
水泳を教えるのに 陸上でフォームを教えてから泳がせることを考えてみて下さい はじめから犬かきでも何でもいいからやらせてみて ある程度水に慣れてきてから フォームを教えた方がよいと思いませんか?
指導者にとっての目標は何か? 指導者にとっての目標は プレーヤーにバレーボールの魅力を伝えること ではないでしょうか? プレーを細分化する従来の スモール ステップ は 問題指向型アプローチによる 強化 あって プレーヤーにバレーボールの魅力を伝える 普及 には つながっていきません
こう考えてみてはどうでしょうか? オープン スキルの中にも クローズド スキル的要素が大きいものと そうではないものがある クローズド スキル的要素が大きい オープン スキル的要素が大きい
こう考えてみてはどうでしょうか? クローズド スキルは 形 (( かた )) を用いることで 比較的簡単に 身につけることができる クローズド スキル 体操 水泳 陸上 ダーツなど
そう考えていくと オープン スキルの中にも 形 (( かた )) で比較的簡単に身につけることが可能な クローズド スキル的要素が大きいものが 存在することがわかります そうしたプレーは 初心者段階であっても 比較的簡単に 身につけることができるのではないでしょうか? クローズド スキル的要素が大きい オープン スキル的要素が大きい
ブロック ステップの動画
正しい スモール ステップ とは? 習得に時間を要するプレーであっても それがクローズド スキル的要素が大きいものであるならば 初心者段階から取り組むべきです 望ましい スモール ステップ の姿は 条件設定によってクローズド スキル的要素の大きいプレーから導入し 段階的にオープン スキル的要素を大きくしていく手法ではないでしょうか?
正しい スモール ステップ とは? 例えば パンケーキ と呼ばれるプレー
最初に導入すべきクローズド スキル例 1 ジャンプ フローター サーブ 2 スイング ブロック 3 ジャンプ セット && サイド セット
最初に導入すべきクローズド スキル 例えば 強打に対するディグと 前衛レフトのアタッカーへ上げるハイ セット 初心者にとって より難しいプレーはどちらでしょうか?
ディグ練習動画
練習の組み立て方および考え方 ( ディープ プラクティス )
ゴールデン エイジ の運動習得 ゴールデン エイジ は 見たままの動作をそのまま習得できる という 特別な時期です この時期は スモール ステップ による指導よりも からだ全体の動きを身につけさせる指導が向いています
ゴールデン エイジ 理論 子供の成長 発育過程における各臓器の重量を 大人を 110000% としてどの程度に相当するかを図示すると 思春期に急速に発達する骨格や全身の筋肉 (( 一般型 )) に比して 神経系 (( 神経型 )) は 思春期を迎えるよりも遙か以前に急成長を遂げることがわかります ゴールデン エイジ とは 具体的には 9 1122 歳頃の時期を指しており 誰もが人生に 1 度だけ訪れる 大人でも難しい難易度の高い動作も即座に覚えることができる 時期である とされています スキャモンの発育曲線
復習 運動習得における 4 つの段階 無意識 意識 できない 知らないからできない 知っているがまだできない できる 意識しなくてもできる 意識すればできる
ディープ プラクティス 意識すればできる ようになるには どのようにすればよいでしょうか? 意識を 2 つ以上の要素に向けることは 困難です 指導者は スモール ステップ で全員に画一的な指導をするのではなく 運動全体の中で何が原因でつまづいているのかを 1 人 1 人見極めていく必要があります
フェイントをうまく処理できないディガーに どのようにプレーすることを指導者として要求しますか? できないプレーにチャレンジさせることが からだや神経系のトレーニングにつながります 指導者は できないプレーヤーを励ますことが重要です
選択 判断 決断 が重要!!!! オープン スキルの要素が大きいバレーボールにおいては 選択 判断 決断 を迫られる局面が 多々見られます 日頃から 選択 判断 決断 することを プレーヤー自身が行うことを習慣づけることが 指導者にとっては大切です
ルール上の前提知識
ラインナップ ((LLiinnee--uupp)) サーブ順を意味するため オーダー とも呼ばれますが 同時に ポジション 2 3 4 の選手が 前衛 ポジション 1 5 6 の選手が 後衛 という意味も持ち合わせているため 列をなす という意味の ラインナップ ((LLiinnee--uupp)) と言う方が より正確です
ローテーション毎の ラインナップ の明示方法 ラインナップ 上でセッターが コート ポジション のどの位置にいるかによって 例えばポジション 1 にいれば S1(( エス イチ )) ポジション 6 にいれば S6 (( エス ロク )) と表現するのが 一般化しつつあります
ポジショナル フォールト ラリーの開始時点だけは 各選手が ラインナップ どおりに 並んでいなければなりません このルールに対する反則が ポジショナル フォールト です!
フロント オーダー と バック オーダー
バック オーダー における S1 S6 のサーブ レシーブ フォーメーション
エビデンス に基づいた勝利のためのサーブ戦術
サーブの目的は いったい何でしょうか? 1 サーブで直接得点すること ((= サービス エースを奪うこと )) 2 相手のサーブ レシーブを乱すこと???
復習 1 サーブ レシーブ成功率とアタック決定率との関係はどうでしたか?
復習その 1
問題 6 (( グループワーク )) あなたは筋力が弱く 強いスパイク サーブがまだ打てないため サービス エースを狙うことは難しい状況です ですが 次の試合の相手は格上であり サーブで攻めないことには勝機が見えてきません チームの勝利のために あなたがサーブですべきことは いったい何でしょうか?
問題 6 (( グループワーク )) 成果発表
復習その 2 スパイクの目的を叶えるには ( ) が重要である
復習その 2 スパイクの目的を叶えるには ( 助走動作 ) が重要である
セルジオのプレー動画