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Economic Indicators_  定例経済指標レポート

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チャート編 1 日経平均株価 ( 日経 225) TOPIX( 東証株価指数 ) 2,0 NY ダウ工業株 30 種平均株価 ( 米ドル ) ダウセレクト配当込み指数 3,000 28,000 26,000 24, ,000 26,000 2,0 20,000 1,0 24,000 1

1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

米国の利上げ見送りと日本の長期化した金融緩和

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サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01% MSCI 新興国株価指数は 0.18% と新興国が

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株式市場 米国株 トランプ氏の政策への期待感後退で調整も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました 11 月 8 日 ( 現地 ) に行われた大統領選挙でトランプ氏が当選し 減税やインフラ投資の拡大などの同氏の政策に注目が集まりました 債券市場では金利が上

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投資環境ウィークリー

投資環境ウィークリー 218 年 11 月 19 日号 金融市場の動向 主要金融市場の動き ( 直近 1 週間 ) 株式 注 ) MSCI WORLD MSCI EM は現地通貨ベース 騰落幅 騰落率ともに 218 年 11 月 9 日対比 騰落幅および騰落率は直近値の 1 週間前比 11 月 16

株式市場 米国株 上値が重く神経質な展開 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました FOMC( 米国連邦公開市場委員会 ) における利上げの有無 大統領選挙の動向 ドイツの大手銀行の資本不足懸念などに一喜一憂する展開となりました 月半ばにかけて 利上げ観測や原油

< 豪州債券市場の市況および今後の見通し > 2016 年の豪州債券市場では 金利が低下しました 年初から 2 月にかけては 中国株をはじめ世界の株式市場が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる中 金利低下が進みました 1 月末に日銀のマイナス金利導入発表を受け 欧州など他国でもさらなる金融緩和期

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金融市場2018年12月号

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株式市場 米国株 年末商戦や金利動向に注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米中首脳会談への期待から上昇米国株式市場は上昇しました 前半は中間選挙の結果が市場の事前想定通りとなったことなどから安心感が広がり株価は上昇しました 中旬では一部のハイテク企業が需要見通しを引き下げたこと

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株式市場 米国株 景気 企業業績は依然として堅調 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 貿易摩擦への懸念から下落米国株式市場は下落しました トランプ米大統領が鉄鋼やアルミニウムの輸入を制限する方針を表明したことから 世界的な貿易摩擦への懸念が高まり下落して始まりました その後 貿

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Focus W 投資環境ウィークリー 情報提供資料 2019 年 8 月 13 日号 経済調査室 米長期金利を巡る異変 一過性か それとも新たな局面入りへの警鐘か 米債券市場の異変 (%) 米 10 年国債リスクとタームプレミアム (%) お得感高 ( 右軸 ) 米

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株式市場 米国株 高値警戒感の高まりなどから上昇一服も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました トランプ政権で閣僚などの人事において一部で混乱が見られましたが トランプ大統領の発言などにより減税 金融規制緩和などへの期待が高まったことや 発表された米国企

投資環境レポートVol.242(2018.7)

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第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

投資環境ウィークリー

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第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

株式市場 米国株 先行き不透明感強いがファンダメンタルズは良好 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました 堅調な経済指標の発表を受けて米国の年内利上げ観測が高まったことで 金利動向の影響を受けやすいディフェンシブセクターの一部が軟調に推移しました また 米

米国株 投資家心理が落ち着けば 上昇基調に回帰と想定 株式市場 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 長期金利の上昇を契機に急落米国株式市場は下落しました 月初に発表された1 月の雇用統計において 時間当たり賃金が市場予想を上回る伸び率となったことを受けて 長期金利が約 4 年ぶ

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グローバル株式市場を俯瞰する~2015年8月末データで見る市場動向~

為替相場展望2018年12月号

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マーケット フォーカス経済 : 中国 2019/ 5/9 投資情報部シニアエコノミスト呂福明 4 月製造業 PMI は 2 ヵ月連続 50 を超えたが やや低下 4 月 30 日 中国政府が発表した4 月製造業購買担当者指数 (PMI) は前月比 0.4ポイントの 50.1となり 伸び率がやや鈍化し

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一部新興国市場が動揺 アルゼンチンは前四半期から経済危機に陥っていましたが トルコでは 6 月に再選された大統領が米国と対立したこと等を契機に 8 月に通貨が急落しました ブラジルや南アフリカ インドの通貨も下落が加速する局面が見られ 中国元も緩やかに値を下げました これまでのところ個別国の問題とい

株式市場 米国株 国内外の政治動向に注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 好調な企業決算発表を受けて上昇米国株式市場は上昇しました 月前半までは2017 年 1-3 月期の決算発表内容が総じて好調であったことが株価を支えました 月半ばには コミー前 FBI( 連邦捜査局 )

今月の経済金融情勢2018年12月25日号

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投資環境レポートVol.247( )

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今月の経済金融情勢2018年11月30日号

(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

株式市場 米国株 国内の政策動向や海外の政治動向などに注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場はほぼ変わらずとなりました 月初には 2 月末のトランプ大統領の議会演説を好感して 株価は大幅上昇となりました しかし その後は 新政権の経済政策に対する期待が徐々に後退

平成 21 年 9 月 5 日 角山智 投資環境レポート (2009 年 9 月 ) 1. 主な株価指数 8 月は 中国株が大幅に値下がりしました 反面 出遅れていた英国株が好調です 市場 日本株 日本新興市場 J-REIT 米国株 英国株 中国株 ( 指数 ) (TOPIX) (JASDAQ) (

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参考資料いちよし証券投資情報部 2019 年 10 月 7 日 極端な悲観相場の修正へ 業績の下方修正リスクも織り込み 日米経済指標に注目 最終ページに お客様にご確認いただきたい重要な注意事項を記載しております 必ずご確認ください

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投資環境レポートVol.201(2015.2)

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1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

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今回の金融政策報告書では 米国内の投資活動が弱いために輸出が想定ほど伸びていないとしながらも 金融業などサービス関連の好調さを示す分析や 商品価格下落がカナダ企業の投資活動を抑制する動きは底打ちしたとの指摘など カナダ景気に前向きな材料も散見されます 当面は 政策金利の据え置きを続けると見通します

為替相場展望2018年10月号

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株式市場 米国株 新政権の政策期待による上昇も一服 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました ISM( 全米供給管理協会 ) 指数など月初に発表された経済統計がおおむね良好であったことを受け 月前半の株式市場は堅調に推移しました 月半ば以降は 高値警戒感な

オーバルネクスト ETF 情報 2010 年 2 月 15 日号 ( 株 ) オーバルネクスト 東京都中央区日本橋兜町 13-2 TEL 03(5641)5777

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Ⅰ.ファンダメンタルズ

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Focus W 投資環境ウィークリー 情報提供資料 18 年 11 月 6 日 経済調査室 不安心理広がる国際金融市場 だが世界の景気実態はそこまで悪いのか? 製造業は減速顕著も サービス業は粘り腰 57 56 55 54 53 5 51 5 49 48 地域別製造業 サービス業 PMI 製造業 PMI( 左軸 ) 業況改善 業況悪化 14 15 16 17 18 19 注 )5 が業況改善と悪化の境目 直近値は 18 年 1 月時点 サービス業 PMI( 右軸 ) 業況改善 業況悪化 先進国 53. 世界 5.1 新興国 5.5 先進国 53.9 世界 53.4 新興国 5. 14 15 16 17 18 19 出所 ) マークイット Bloomberg より当社経済調査室作成 貿易摩擦の行方を左右する米中首脳会談 先週は米国の利上げ休止観測も浮上 背景には米中貿 易摩擦を嫌気した設備投資手控え 金利上昇に伴う住宅 需要低迷など米景気指標の軟化があります 総じて見れ ば世界経済は拡大基調を持続も 市場の強気回復には週 末の米中首脳会談が摩擦解消の一歩となるかが鍵です 苦しむ製造業を尻目に安定保つサービス業 仮に会談が不調に終わっても 世界経済失速懸念でリ スク回避傾向が強まるとの見方は行き過ぎと考えます 実際 世界全体で見れば 貿易問題で製造業こそ減速が 目立ちますが サービス業は堅調 個人消費が好調な米 国を筆頭に内需の底堅さを示唆する内容です ( 上図 ) 原油安は主要国経済にプラスの要素も 58 57 56 55 54 53 5 51 5 49 足元は原油価格が急落 15-16 年時の世界的な景気減 速再来も想起させます しかし原油安は原油純輸入国 日米欧や中国 インドなど主要新興国に対し 物価安定や 交易条件改善を通じ 内需下支えに一役買う可能性があ ります 当面の消費 物価の動向にも注目です ( 瀧澤 ) 今週の主要経済指標と政治スケジュール 11/6 月 ( 独 ) 11 月 ifo 企業景況感指数 1 月 :1.8 11 月 :( 予 )1.3 は特に注目度の高いイベント 11/7 火 ( 米 ) 11 月消費者信頼感指数 ( コンファレンスホ ート ) 1 月 :137.9 11 月 :( 予 )135.8 11/8 水 ( 米 ) パウエルFRB 議長講演 ( 米 ) 7-9 月期実質 GDP( 改定 前期比年率 ) 4-6 月期 :+4.% 7-9 月期 :( 予 )+3.6%( 速報 :+3.5%) ( 米 ) 1 月新築住宅販売件数 ( 年率 ) 9 月 :55.3 万件 1 月 :( 予 )57.5 万件 11/9 木 ( 米 ) FOMC( 連邦公開市場委員会 ) 議事録 (11 月 7-8 日分 ) ( 米 ) 1 月個人所得 消費 ( 消費 前月比 ) 9 月 :+.4% 1 月 :( 予 )+.4% ( 米 ) 1 月個人消費支出 (PCE) テ フレーター ( 前年比 ) 総合 9 月 :+.% 1 月 :( 予 )+.1% 除く食品 エネルギー 9 月 :+.% 1 月 :( 予 )+1.9% ( 米 ) 1 月中古住宅販売仮契約指数 ( 前月比 ) 9 月 :+.5% 1 月 :( 予 )+.5% 11/3 金 ( 日 ) 1 月鉱工業生産 ( 速報 前月比 ) 9 月 :.4% 1 月 :( 予 )+1.% ( 米 ) 11 月シカゴ購買部協会景気指数 1 月 :58.4 11 月 :( 予 )58.5 ( 欧 ) 11 月消費者物価 ( 速報 前年比 ) 1 月 :+.% 11 月 :( 予 )+.% ( 加 ) 7-9 月期実質 GDP( 前期比年率 ) 4-6 月期 :+.9% 7-9 月期 :( 予 )+.% ( 中 ) 11 月製造業 PMI( 政府 ) 1 月 :5. 11 月 :( 予 )5. ( 中 ) 11 月非製造業 PMI( 政府 ) 1 月 :53.9 11 月 :( 予 )53.8 ( 他 ) G(ヵ国 地域 ) 首脳会議 (~1 月 1 日 アルゼンチン ) ( 他 ) 米中首脳会談 注 ) ( 日 ) は日本 ( 米 ) は米国 ( 欧 ) はユーロ圏 ( 英 ) は英国 ( 独 ) はドイツ ( 仏 ) はフランス ( 伊 ) はイタリア ( 豪 ) はオーストラリア ( 中 ) は中国 ( 伯 ) はブラジルを指します 日程および内容は変更される可能性があります 出所 ) 各種情報 Bloomberg より当社経済調査室作成 1

投資環境ウィークリー 18 年 11 月 6 日号 金融市場の動向 主要金融市場の動き ( 直近 1 週間 ) 株式 騰落幅および騰落率は直近値の 1 週間前比 11 月 3 日騰落幅騰落率 % 日本日経平均株価 ( 円 ) 1,646.55-33.79.16 TOPIX 1,68.96 -.34. 米国 NY ダウ ( 米ドル ) 4,85.95-1,17.7 4.44 S&P5,63.56-13.71 3.79 ナスタ ック総合指数 6,938.98-38.89 4.6 欧州ストックス ヨーロッハ 6 353.98-3.73 1.4 ドイツ DAX 指数 11,19.69-148.31 1.31 英国 FTSE1 指数 6,95.86-61..87 中国上海総合指数,579.48-99.63 3.7 先進国 MSCI WORLD 1,513.96-41.74.68 新興国 MSCI EM 53,655. -95. 1.74 1 年国債利回り 11 月 3 日騰落幅 日本.95 -.1 米国 3.41 -.3 ドイツ.34 -.7 フランス.71 -.43 イタリア 3.47 -.84 スペイン 1.63 -.4 英国 1.381 -.31 カナダ.338 -.6 オーストラリア.65 -.8 為替 ( 対円 ) 11 月 3 日騰落幅騰落率 % 米ドル 11.96.13.1 ユーロ 18.6 -.76.59 英ポンド 144.73 -.6.4 カナダドル 85.33 -.47.55 オーストラリアドル 81.69-1.4 1.5 ニュージーランドドル 76.59 -.99 1.8 中国人民元 16.9 -.3.18 インドルピー 1.5978.91 1.86 インドネシアルピア (1 ルヒ ア ).7771.8.36 韓国ウォン 9.965 -.96.95 ブラジルレアル 9.56 -.663. メキシコペソ 5.535 -.58 1.4 南アフリカランド 8.158.93 1.16 トルコリラ 1.35.199.94 ロシアルーブル 1.77 -.53.31 商品 ( 単位 : ポイント ) ( 単位 :%) ( 単位 : 円 ) ( 単位 : 米ドル ) 11 月 3 日騰落幅騰落率 % 原油 WTI 先物 ( 期近物 ) 5.4-6.4 1.7 金 COMEX 先物 ( 期近物 ) 1,3... 注 ) MSCI WORLD MSCI EM は現地通貨ベース 騰落幅 騰落率ともに 18 年 11 月 16 日対比 日本の株式 1 年国債利回りの直近値は 18 年 11 月 日時点の値 出所 ) MSCI Bloomberg より当社経済調査室作成 株式市場の動き 8, 6, NYダウ 4, 日経平均株価,, 18, 16, 14, 1, 1, 8, DAX 6, 4, 1 14 16 18 長期金利 (1 年国債利回り ) の動き 3.5 3..5. 1.5 1..5 ( 日経平均株価 : 円 NY ダウ : 米ドル DAX : ポイント ). 日本 -.5 1 14 16 18 為替相場の動き ( 円 / 米ドル ユーロ ) 米国 ドイツ 15 14 ユーロ円 ( 左軸 ) 13 1 11 1 9 米ドル円 ( 左軸 ) 8 ユーロドル ( 右軸 ) 7 6 5 1 14 16 18 注 ) 上記 3 図の直近値は 18 年 11 月 3 日時点 日本の株式 1 年国債利回りのみ 18 年 11 月 日時点 4,85 1,646 11,19 3.41.34.95 ( 米ドル / ユーロ ) 18.6 11.96 1.1337. 1.9 1.8 1.7 1.6 1.5 1.4 1.3 1. 1.1 1. 出所 ) Bloomberg より当社経済調査室作成

投資環境ウィークリー 18 年 11 月 6 日号 日本景気の減速懸念は根強く 株式市場も低調 輸出の伸び悩みにより景気鈍化も 1 月の輸出は前月比で高い伸びとなりました ただ し 前月までの自然災害の悪影響が剥落したことによる 反動が主因とみられ 世界経済の拡大基調が弱まるなか 輸出の増加は足踏み状態にあります ( 図 1) 輸出内訳は EU 向け輸送用機器が大幅増となるも アジア向け一般機 械の減少が続いています 今後 米中貿易戦争の激化が 世界全体の経済成長率を下押しすることになれば 日本 の輸出も減少し生産など実体経済が鈍化する可能性があ るため 輸出動向には注意が必要といえます エネルギーを除くインフレ基調は弱い 1 月の全国消費者物価は前年比で上向くも 除く生鮮 食品とエネルギーは同 +.4% で横ばいでした ( 図 ) 引 き続きエネルギーを除くインフレ基調は弱く 除く生鮮 食品は ヵ月連続で前年比 +1.% となりましたが 1 月以 降原油価格が下落しているため今後は低下の可能性があ ります サービスの前年比は +.% で前月と同じ伸びと なり 賃金上昇圧力は高まるもサービスインフレの加速 は限定的といえます 銀の政策変更の物価条件はなか なか満たされず 鮮 品価格が まっているため家 計の購買 低下を通じた消費の下押しが懸念要因です 海外投資家の日本株買い戻しに期待 先週は米国株が軟調となるなか ドル円相場が円安に 振れたことや株価の割安感もあり 日本株は小幅下落に 留まりました 日経平均株価は週間で.16% 週連続 の下落となりましたが底堅さがみられます その背景に は割安感の強まりがあり 日経平均予想 PER は 1 日に年 初来最低の 1.13 倍を記録し 今年の平均 13.36 倍から大き く下振れています 今年度の業績見通し (EPS) が減益 に転じ (Bloomberg 集計で前年比 3.5%) 世界経済の 減速懸念で来期業績についても慎重な見方が台頭してい るためと考えられます 株価が回復基調となるには 月 末の米中首脳会談で通商問題に明るい展望が開けるな ど 景気への楽観的な見方が増える必要があります こうしたなか 海外投資家の売買動向が注目です 海 外投資家は年初来 日本株を現物で 4. 兆円 先物で 6.7 兆 円 合計 1.9 兆円も売り越しています ( 図 3) 同様に売 り越し額が膨らんだ 16 年のペースを上回り 年末まで 買い戻しがなければ大幅に記録を塗り替えそうです 他 方 自社株買いや日銀の ETF 買い入れは株価下落圧力を 緩和しており 株価が上昇基調に転じ今年 4 5 月同様に海 外投資家の買い戻しが継続すれば 日経平均株価で 万 3 千円を目指す動きも期待できるでしょう ( 向吉 ) 図 1 輸出鈍化で景気は足踏み状態に 日本鉱工業生産と実質輸出 (1 年 =1) (1 年 =1) 18 13 16 鉱工業生産 ( 左軸 ) 15 14 1 1 1 115 98 11 96 94 15 9 1 9 95 88 86 実質輸出 ( 右軸 ) 9 84 85 1 1 14 16 18 注 ) 直近値は生産が18 年 9 月実績および1-11 月生産予測指数 ( 実現率修正後 ) に基づく予想 実質輸出が同年 1 月 赤線は3ヵ月移動平均 出所 ) 経済産業省 財務省 日本銀行より当社経済調査室作成 図 エネルギー 生鮮食品が物価を押し上げ 3 1 日本全国消費者物価 ( 前年比 要因分解 ) -1 エネルギー - 総合除く生鮮食品とエネルギー -3 5 7 9 11 13 15 17 19 注 ) 直近値は 18 年 1 月 消費税引き上げによる影響を除く 4 3 1 出所 ) 総務省より当社経済調査室作成 図 3 海外投資家の売りが株価下落を加速 ( 兆円 ) 日本海外投資家の日本株売買動向と株価 日経平均株価 ( 右軸 ) 生鮮食品 海外投資家売買差額現物取引 ( 左軸 ) -1 海外投資家売買差額 - 先物取引 ( 左軸 ) 17/1 17/7 18/1 18/7 18 年 1 月 1.4 ( 年 / 月 ) 注 ) 直近値は海外投資家売買差額が 18 年 11 月 16 日 日経平均株価が同年 11 月 日 データは週末値 日本株の売買差額は 買い - 売り 出所 ) 東京証券取引所 Bloomberg より当社経済調査室作成 ( 円 ) 5, 4, 3,, 1,, 19, 18, 17, 16, 15, 14, 13, 1, 3

投資環境ウィークリー 18 年 11 月 6 日号 米国ハイテク エネルギー関連セクター主導で主要 3 指数とも下落 米中首脳会談を控え 米国株は上値重い 先週の S&P5 株価指数の週間騰落率は 3.8% iphone 需要減少懸念から直近高値対比 6% まで下落し弱気相 場入りしたアップル株を主導にハイテク関連株が下落 また 原油の供給過剰懸念を背景にエネルギーセクター も総じて下落し 米国株式は主要 3 指数ともに前週末比 で下落しました 市場では 3 日 (~1 月 1 日 ) から始ま る米中首脳会談での対中関税引き上げ (1% 5%) 凍 結が期待されていますが いずれにせよ 同イベント通 過までは米国株式は上値が重い展開が続くと考えます 高まる内外リスク 強まる FOMC メンバーのハト派トーン 金融政策方針変わるか? 足元 住宅市場のピークアウト 企業の設備投資意欲 減退への懸念が高まっています そんな中 先週は設備 投資の先行指標とされている米耐久財受注 ( 除航空非国 防資本財 /1 月 ) や住宅関連指標が発表 前者は前月比 +.%( 予想 :+.%) と予想を下回ったことに加え 前 月分も下方修正 (.1%.5%) され 米中貿易摩擦 を背景とした先行き不透明感に伴う企業の設備投資鈍化 が改めて確認された格好 ( 図 1) また 後者について は 1 月中古住宅販売件数が年率 5 万件 ( 予想 : 同 5 万 件 ) と予想比横ばいであった一方 11 月 NAHB 住宅市場 指数は 6( 同 67) と予想を下回るなど まちまちの内 容 金利高と住宅価格の高止まりを背景に住宅購入セン チメントの低下は引き続き続くとみています ( 図 ) 米国外に目を向けると伊財政問題や英国の EU 離脱問 題などダウンサイドリスクが散見 足元 上述の内外リ スクの高まりを背景にパウエル FRB( 連邦準備理事会 ) 議長らが利上げに対する姿勢を慎重化 ( ハト派化 ) た だ 即座に利上げ停止ないし見送りを織り込むのは時期 尚早かと考えます もちろん 今週末から開催予定の米 中首脳会談にて 対中輸入関税賦課の引き上げ 拡大な どの事態に陥れば 今後当局が 19 年度の利上げペース を減速させることを示唆する可能性はあると考えます しかしながら ISM 製造業景況指数や景気先行指数 ( コ ンファレンスボード ) など米経済指標は概ね堅調に推 移 加えて 大半の FOMC( 公開市場委員会 ) メンバー は 中立金利 ( 景気を加減速させることのない金利水 準 ) まで利上げを継続することに賛同していることか ら Data dependent( データ次第 ) を強調し 中立金 利 ( 推定 :.5~3.%) 到達までは利上げペース ( 四半 期に 1 回 ) を変えないとみています その意味では 今 週 8 日のパウエル FRB 議長講演の内容 3 日 (~1 月 1 日 ) の米中首脳会談の行方が注目されます ( 道井 ) 図 1 鈍化する企業の設備投資 8 7 6 5 4 3 ( 指数 ) コア耐久財受注と ISM 新規受注指数 ISM 新規受注指数 ( 左軸 ) コア耐久財受注 ( 除く航空非国防 1 資本財 / 前月比 / 右軸 ) -1-15 6 8 1 1 14 16 18 出所 ) 商務省 供給管理協会 (ISM) より当社経済調査室作成 図 金利上昇を受け 住宅市場センチメント悪化 8 7 6 5 4 3 住宅市場センチメントとローン金利 出所 ) 全米不動産業者協会 (NAR) Fannie Mae より当社経済調査室作成 参考 市場参加者の来年の利上げ織込回数 3.4 3. 3.8.6.4. 注 ) 直近値 :18 年 1 月 ( 指数 ) 住宅市場センチメント ( 左軸 ) 注 ) 直近値 :18 年 11 月 来年の利上げ織込回数と米国 1 債利回り ( 回 ) 米国 1 年債利回り 19 年度利上げ織り込み回数 18/1 18/3 18/5 18/7 18/9 18/11 注 ) 直近値 :18 年 11 月 3 日 住宅ローン金利 ( 右軸 ) 1 13 14 15 16 17 18 出所 )Bloomberg より当社経済調査室作成 1 5-5 5. 4.5 4. 3.5 3..5 1.5 1.5 ( 年 / 月 ) 4

投資環境ウィークリー 18 年 11 月 6 日号 欧州ユーロ軟調 容易ではない英国 EU 離脱とイタリア財政問題の決着 ユーロ軟調 予測不能な政治問題が山積 先週のユーロ相場は対米ドルで反落 ( 図 1) 先の読めない欧州政治動向が重石となっています 英議会が政府のEU( 欧州連合 ) 離脱案を認めるか イタリアがEU ( 欧州連合 ) の予算案修正要求に応じるか ドイツ メルケル首相の後継者は誰か など枚挙に暇がありません 英 イタリア動向は年明けまで警戒感残存か 英国では来年 1 月の議会承認期限まで政府 議会の激しい攻防が続く可能性 イタリア政府は安定した支持率を背景に 制裁をにおわすEUに対し安易に譲歩しない可能性があります ( 図 ) 年内または年明けまで英 イタリア動向を固唾を呑んで見守る展開を強いられそうです 景気 物価見通しに強気を崩さない ECB だが 今年初までのユーロ高を支えた1 景気好調 政治安定 3 金融正常化期待のうち 1が揺らぐ一方 ECB ( 欧州中銀 ) の強気姿勢を背景に3は保たれています ただし景気 物価動向を見る限り雲行きは怪しく ユーロは反発の鈍い展開が続く見込みです ( 図 3) ( 瀧澤 ) 図 1 18 年春先以降 じり安続くユーロ相場 英国 イタリア ドイツの政治不透明感も響く ユーロドル相場と主な欧州政治経済イベント ( 米ドル / ユーロ ) 1.35 17 年 1 月 6 日 ECB 理事会 18 年初からのAPP 減額決定 1.3 1.5 1. 1.15 1.1 1.5 1. 17 年 6 月 7 日ドラギ ECB 総裁シントラ講演 " デフレ圧力はリフレの力に置き換わった " 17 年 4 月 3 日 5 月 7 日フランス大統領選でマクロン氏勝利 16 年 6 月 4 日英国国民投票で EU 離脱決定.95 16 17 18 18 年 3 月 4 日イタリア総選挙で反体制派勝利 17 年 9 月 4 日ドイツ総選挙で与党議席大幅減 17 年 6 月 8 日英国総選挙で保守党が過半数割れ 18 年 1 月 9 日メルケル独首相 CDU 党首選不出馬表明 注 )CDU はキリスト教民主同盟 ( 現与党第 1 党 党首はメルケル首相 ) APP は拡大資産購入プログラム (18 年 1 月から月 6 3 億ユーロ 1 月から月 3 1 億ユーロに減額 ) 直近値は 18 年 11 月 3 日時点 出所 ) Bloomberg 各種報道より当社経済調査室作成 図 来年 5 月の欧州議会選挙まで EU を舞台とした政治的駆け引きが続くリスクも 英国 イタリア ドイツ各国政治に関する主な日程 18 年 19 年 英国イタリアドイツ 11 月 13 日英国 EU 離脱協定案合意 11 月 14 日英国政府 ( 閣議 ) 離脱協定案了承 1 月 13 14 日 EU 首脳会議 ( 離脱協定合意?) 1 月 1 日英議会の離脱協定承認期限 3 月 11-14 日欧州議会本会議 ( 離脱協定承認?) 3 月 3 日英国の EU 離脱 1 月 15 日イタリア予算案 EU への提出期限 11 月 13 日イタリア予算案 EU への再提出期限 11 月 1 日欧州委員会制裁手続きの意向 1 月欧州委員会イタリア制裁勧告? 1 月欧州委員会イタリア制裁決定? 5 月 3-6 日欧州議会選挙 注 ) 日程は変更となる可能性があります 1 月 14 8 日ハ イエルン州 ヘッセン州議選で与党議席減 1 月 9 日メルケル首相 CDU 党首選不出馬 1 月 7 日 CDU 党首選 出所 ) 各種報道より当社経済調査室作成 図 3 景気拡大 インフレ率上昇見通しに暗雲? ECB が想定通り金融正常化を進められるか注目 6 6 58 56 54 5 5 48 ユーロ圏企業景況感とインフレ期待 製造業 PMI( 左軸 ) 業況改善 業況悪化 インフレ期待上昇 インフレ期待低下 期待インフレ率 ( 右軸 ) 16 17 18 注 ) 上段 :5 が業況改善 悪化の境目 直近値は 18 年 11 月時点 下段 :5 年物 5 年先インフレーション スワップレート 直近値は 18 年 11 月 3 日時点 51.5 1.61% 出所 ) マークイット Bloomberg より当社経済調査室作成 1.9 1.8 1.7 1.6 1.5 1.4 1.3 1. 5

投資環境ウィークリー 18 年 11 月 6 日号 タイ外需低迷で予想以上に鈍化した景気は 1-1 月期より回復か 純輸出の低迷が 7-9 月期の成長率を下押し 先週 19 日 タイ政府は7-9 月期の実質 GDPが前年比 +3.3% と前期の +4.6% より減速したことを公表しました 需要側では 内需が力強く拡大したものの 大型台風や海外からの来訪者の落込みなどから財サービス輸出が急減し成長率を押下げました 純輸出の寄与度は 7.6% ポイント (pt) と前期の.5%ptより下げ幅が急拡大 ( 図 1) 民間消費や固定資本投資の伸びから内需 ( 在庫投資を除く ) の寄与度が +4.%ptと前期の +3.6%ptを上回り 在庫投資も同 +5.8%ptと前期の +1.4%ptを上回ったものの 純輸出の落込みをカバーできませんでした 民間消費は前年比 +5.% と前期の +4.5% より加速 落着いた物価 良好な雇用環境 堅調な消費者信頼感 銀行による家計向け融資の伸び 底堅い農業所得の伸び等が背景です 中国からの来訪者低迷でサービス輸出減速 外需では 総輸出が同.1% と前期の +6.8% から反落 財輸出が同.% と前期の +7.4% より反落し サービス輸出も同 +.% と前期の +4.9% から急減速しました 財輸出は 9 月の大型台風に伴う混乱から急減 サービス輸出の鈍化は 海外からの来訪者数の低迷によります 7-9 月期の来訪者数は前年比 +.7% と前期の +9.1% より鈍化 7 月のプーケットでのボート転覆事故等から中国からの来訪者が同 8.8% と前期の +1.3% より急減しました 生産側では 好調な建設投資を背景に建設業が伸びたものの 製造業や農林漁業の伸びが鈍化し 来訪者数の低迷に伴ってサービス部門も減速しました 景気は 1-1 月期より緩やかに回復か 景気は1-1 月期より回復するでしょう 台風被害から 9 月に急落した財輸出の伸びは 混乱の収束に伴って1 月に反発しました ( 図 3) ボート転覆事故の影響の収束に伴って 足元で低迷する中国からの来訪者数も 観光シーズンの年末年始にかけて回復するとみられます 雇用所得環境の改善や農業所得の伸び等を背景に 家計消費は今後も底堅く拡大する見込み 同国では多数のインフラ投資が進行中 16-17 年の運輸関連投資計画 ( 鉄道建設 ) や 東部経済回廊開発の一環である3 空港連結高速鉄道等が公的投資を押上げるでしょう 民間投資も 設備稼働率の上昇に伴う拡張投資 公的インフラ投資の進展に伴う建設投資に支えられる見込みです 今年通年の成長率は +4.% 前後と昨年の +3.9% を上回り 来年も +4% 前後と底堅い景気拡大が予想されます ( 入村 ) 図 1 純輸出の急減が 7-9 月期の成長率を下押し 15 1 5-5 実質 GDP 前年比と寄与度 ( 四半期 ) 実質 GDP -1 注 ) 直近値は 18 年 7-9 月期 -15 8 1 1 14 16 18 出所 ) タイ国家経済社会開発庁 (NESDB) CEIC より当社経済調査室作成 図 建設以外の部門の生産が鈍化 5 15 1 5-5 -1 在庫投資固定資本投資政府消費民間消費 純輸出 産業別実質 GDPの前年比 ( 四半期 ) 3 農林漁業サービス建設 製造 注 ) 直近値は -15 18 年 7-9 月期 - 8 1 1 14 16 18 出所 ) タイ国家経済社会開発庁 (NESDB) CEIC より当社経済調査室作成 図 3 輸出は 9 月に鈍化した後 1 月に回復 ( 億米ト ル ) 輸出入の前年比と貿易収支 ( 月次 ) 6 1 注 ) 米ドル建て通関統計直近値は18 年 1 月 8 4 6 - -4 貿易収支 ( 左軸 ) -6 8 1 1 14 16 18 輸入 ( 右軸 ) 輸出 ( 右軸 ) 4 - -4-6 -8-1 出所 ) タイ商務省 CEIC より当社経済調査室作成 注 ) 本稿は 11 月 6 日付アジア投資環境レポートの要約です 6

投資環境ウィークリー 18 年 11 月 6 日号 主要経済指標と政治スケジュール 塗りつぶし部分は今週 11/19 月 11/8 水 1/4 火 ( 日 ) 1 月貿易収支 ( 通関ベース 季調値 速報 ) ( 米 ) パウエルFRB 議長講演 ( 豪 ) 金融政策決定会合 9 月 : 1,415 億円 1 月 : 3,7 億円 ( 米 ) 7-9 月期実質 GDP( 改定 前期比年率 ) ( 中 ) 11 月サービス業 PMI( 財新 ) ( 米 ) ウィリアムズ ニューヨーク連銀総裁講演 4-6 月期 :+4.% ( 伯 ) 1 月鉱工業生産 ( 米 ) 11 月 NAHB 住宅市場指数 7-9 月期 :( 予 )+3.6%( 速報 :+3.5%) 1 月 :68 11 月 :6 ( 米 ) 1 月新築住宅販売件数 ( 年率 ) 1/5 水 9 月 :55.3 万件 1 月 :( 予 )57.5 万件 ( 米 ) パウエルFRB 議長議会証言 ( 両院合同委員会 ) 11/ 火 ( 欧 ) 1 月マネーサプライ (M3 前年比) ( 米 ) ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) ( 米 ) 1 月住宅着工 許可件数 ( 着工 年率 ) 9 月 :+3.5% 1 月 :( 予 )+3.5% ( 米 ) 11 月 ADP 雇用統計 9 月 :11. 万件 1 月 :1.8 万件 ( 米 ) 11 月 ISM 非製造業景気指数 ( 豪 ) ロウ豪中銀総裁講演 11/9 木 ( 米 ) ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) ( 豪 ) 金融政策決定会合議事録 (11 月 6 日分 ) ( 日 ) 1 月商業販売額 ( 小売業 前年比 ) ( 欧 ) 1 月小売売上高 9 月 :+.% 1 月 :( 予 )+.6% ( 加 ) 金融政策決定会合 11/1 水 ( 米 ) FOMC( 連邦公開市場委員会 ) 議事録 ( 豪 ) 7-9 月期実質 GDP ( 米 ) 1 月耐久財受注 (11 月 7-8 日分 ) ( 中 ) 11 月サービス業 PMI( 財新 ) ( 航空除く非国防資本財 前月比 ) ( 米 ) 1 月個人所得 消費 ( 消費 前月比 ) ( 印 ) 金融政策決定 9 月 :.5% 1 月 :.% 9 月 :+.4% 1 月 :( 予 )+.4% ( 米 ) 1 月景気先行指数 ( 前月比 ) ( 米 ) 1 月個人消費支出 (PCE) テ フレーター ( 前年比 ) 1/6 木 9 月 :+.6% 1 月 :+.1% 総合 9 月 :+.% 1 月 :( 予 )+.1% ( 米 ) ボスティック アトランタ連銀総裁講演 ( 米 ) 1 月中古住宅販売件数 ( 年率 ) 除く食品 エネルギー ( 米 ) 1 月貿易統計 9 月 :515 万件 1 月 :5 万件 9 月 :+.% 1 月 :( 予 )+1.9% ( 米 ) 1 月製造業受注 ( 米 ) 11 月消費者信頼感指数 ( ミシガン大学 確報 ) ( 米 ) 1 月中古住宅販売仮契約指数 ( 前月比 ) ( 独 ) 1 月製造業受注 1 月 :98.6 11 月 :97.5( 速報 :98.3) 9 月 :+.5% 1 月 :( 予 )+.5% ( 豪 ) 1 月貿易統計 ( 欧 ) 11 月経済信頼感指数 ( 豪 ) 1 月小売売上高 11/ 木 1 月 :19.8 11 月 :( 予 )19.1 ( 他 ) OPEC( 石油輸出国機構 ) 総会 ( 日 ) 1 月消費者物価 ( 前年比 ) ( 豪 ) 7-9 月期民間設備投資 ( 前期比 ) 総合 9 月 :+1.% 1 月 :+1.4% 4-6 月期 :.5% 7-9 月期 :( 予 )+1.% 1/7 金 除く生鮮 9 月 :+1.% 1 月 :+1.% ( 日 ) 1 月家計調査 ( 米 ) 感謝祭 ( 米国市場休場 ) 11/3 金 ( 日 ) 1 月毎月勤労統計 ( 速報 ) ( 欧 ) 11 月消費者信頼感指数 ( 速報 ) ( 日 ) 1 月失業率 ( 日 ) 1 月景気動向指数 ( 速報 ) 1 月 :.7 11 月 : 3.9 9 月 :.3% 1 月 :( 予 ).3% ( 米 ) 11 月労働省雇用統計 ( 日 ) 1 月有効求人倍率 ( 欧 ) 7-9 月期実質 GDP( 確報 ) 11/3 金 9 月 :1.64 倍 1 月 :( 予 )1.65 倍 ( 独 ) 1 月鉱工業生産 ( 米 ) ブラックフライデー ( 米国市場短縮取引 ) ( 日 ) 1 月鉱工業生産 ( 速報 前月比 ) ( 仏 ) 1 月鉱工業生産 ( 米 ) 11 月製造業 PMI( マークイット 速報 ) 9 月 :.4% 1 月 :( 予 )+1.% ( 中 ) 11 月外貨準備高 1 月 :55.7 11 月 :55.4 ( 日 ) 11 月消費者態度指数 ( 伯 ) 11 月消費者物価 (IPCA) ( 米 ) 11 月サービス業 PMI( マークイット 速報 ) 1 月 :43. 11 月 :( 予 )43. 1 月 :54.8 11 月 :54.4 ( 米 ) 11 月シカゴ購買部協会景気指数 1/8 土 ( 欧 ) メルシュECB 理事講演 1 月 :58.4 11 月 :( 予 )58.5 ( 中 ) 11 月貿易統計 ( 欧 ) デギンドスECB 副総裁講演 ( 欧 ) 1 月失業率 ( 欧 ) 11 月製造業 PMI( マークイット 速報 ) 9 月 :8.1% 1 月 :( 予 )8.% 1/9 日 1 月 :5. 11 月 :51.5 ( 欧 ) 11 月消費者物価 ( 速報 前年比 ) ( 中 ) 11 月生産者物価 ( 独 ) 7-9 月期実質 GDP( 確報 前期比 ) 1 月 :+.% 11 月 :( 予 )+.% ( 中 ) 11 月消費者物価 4-6 月期 :+.5% ( 加 ) 7-9 月期実質 GDP( 前期比年率 ) 7-9 月期 :.%( 速報 :.%) 4-6 月期 :+.9% 7-9 月期 :( 予 )+.% 1/1 月 ( 独 ) 11 月製造業 PMI( マークイット 速報 ) ( 中 ) 11 月製造業 PMI( 政府 ) ( 日 ) 7-9 月期実質 GDP( 次速報 ) 1 月 :5. 11 月 :51.6 1 月 :5. 11 月 :( 予 )5. ( 日 ) 1 月国際収支 ( 中 ) 11 月非製造業 PMI( 政府 ) ( 日 ) 11 月景気ウォッチャー調査 11/5 日 1 月 :53.9 11 月 :( 予 )53.8 ( 伊 ) 1 月鉱工業生産 ( 欧 ) EU( 欧州連合 ) 臨時首脳会議 ( 印 ) 7-9 月期実質 GDP( 前年比 ) ( 他 ) 7-9 月期トルコ実質 GDP 4-6 月期 :+8.% 7-9 月期 :( 予 )+7.4% 11/6 月 ( 伯 ) 7-9 月期実質 GDP( 前年比 ) 1/11 火 ( 日 ) 11 月製造業 PMI( 日経 速報 ) 4-6 月期 :+1.% 7-9 月期 :( 予 )+1.6% ( 日 ) 1-1 月期法人企業景気予測調査 1 月 :5.9 11 月 :51.8 ( 他 ) G(ヵ国 地域 ) 首脳会議 ( 日 ) 11 月マネーストック (M) ( 独 ) 11 月 ifo 企業景況感指数 (~1 月 1 日 アルゼンチン ) ( 米 ) 11 月 NFIB 中小企業楽観指数 1 月 :1.8 11 月 :( 予 )1.3 ( 他 ) 米中首脳会談 ( 米 ) 11 月生産者物価 ( 欧 ) 1 月鉱工業生産 11/7 火 1/3 月 ( 独 ) 1 月 ZEW 景況感調査 ( 日 ) 1 月企業向けサービス価格 ( 前年比 ) ( 日 ) 7-9 月期法人企業統計 ( 英 ) 1 月失業率 (ILO 基準 ) 9 月 :+1.% 1 月 :( 予 )+1.% ( 米 ) 1 月建設支出 ( 英 ) 1 月週平均賃金 ( 米 ) 9 月 S&Pコアロシ ック / ケース シラー住宅価格 ( 米 ) 11 月 ISM 製造業景気指数 ( 豪 ) 7-9 月期住宅価格 ( 大都市平均 前年比 ) ( 米 ) 11 月国内自動車販売台数 ( 豪 ) 11 月 NAB 企業景況感指数 8 月 :+5.49% 9 月 :( 予 )+5.3% ( 豪 ) 1 月住宅建設許可件数 ( 伯 ) 金融政策委員会 (COPOM ~1 日 ) ( 米 ) 11 月消費者信頼感指数 ( コンファレンスホ ート ) ( 中 ) 11 月製造業 PMI( 財新 ) 1 月 :137.9 11 月 :( 予 )135.8 ( 他 ) 11 月トルコ消費者物価 注 )( 日 ) 日本 ( 米 ) 米国 ( 欧 ) ユーロ圏 ( 独 ) ドイツ ( 仏 ) フランス ( 伊 ) イタリア ( 英 ) 英国 ( 豪 ) オーストラリア ( 加 ) カナダ ( 中 ) 中国 ( 印 ) インド ( 伯 ) ブラジル ( 露 ) ロシア ( 墨 ) メキシコ を指します NA はデータなし 日程および内容は変更される可能性があります 出所 ) 各種情報 Bloomberg より当社経済調査室作成 7

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