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1 マイキープラットフォーム構想の概要 マイキープラットフォーム構想とはマイナンバーカードのマイキー部分 (IC チップの空きスペースと公的個人認証の部分で 国や地方自治体といった公的機関だけでなく 民間でも活用できるもの ) を活用して マイナンバーカードを公共施設や商店街などに係る各種サービスを呼び出す共通の手段とするための共通情報基盤をマイキープラットフォームと呼び これを利用して行政の効率化や地域経済の活性化につながる具体的道筋を明らかにするもの 検討の前提マイキープラットフォーム構想の検討は 以下の留意点を前提とする マイナンバー法で規定された 税 社会保障 災害にしか使えないマイナンバーの部分とは無関係であること マイキー ID は 希望する者が自ら作成できるものとすること マイナンバーカードやマイキープラットフォームには マイキー ID を搭載するが 図書の貸出し履歴や物品の購入履歴等の情報は保有できないこと マイキーの行政窓口や店頭での活用においては カードリーダを利用し 行政窓口職員や店員等にはカードを手渡すことはないこと

目的 マイキープラットフォームによる地域活性化方策検討会概要 地域活性化への道筋を明らかにする マイキープラットフォームによる地域活性化戦略案 の構築を目的とする 検討項目 1 住民視点での行政サービス再編 業務改革自治体の様々なサービス ( 図書館 美術館カード 生涯学習カード ボランティアカード等 ) を呼び出すカードの共通化による住民の利便性向上を実現しながら 利用する住民の視点から 各種サービスの連携 行政プロセスの簡素化と低コスト化 更には 新たな住民サービスの展開方策を検討するとともに これらを強力に推進するための支援システムのあり方等 業務改革の道筋を明らかにすること 2 新たな商店街振興策を軸とした地域経済活性化商店街等の各種ポイントサービス等の先進事例をモデル化し マイキープラットフォームの活用による低コストでの導入プロセスを示すとともに 自治体サービスとの連携等による新たな商店街の振興策等を軸とした地域経済活性化の道筋を明らかにすること 3 多様なサービスイノベーションによる地域経済好循環拡大への期待 12 の道筋や展開の中で 様々なサービスのマッチングの場であるマイキープラットフォームを核として 多様なサービスイノベーションの可能性を模索し地域経済の好循環拡大へ繋がると期待される方向性を明らかにすること 併せて 民間認証事業の役割を整理しつつ 民間認証事業の振興が住民生活をより豊かにしてゆく道筋を明らかにすること 2

マイキープラットフォームによる地域活性化戦略骨子 ( 素案 ) 現状 地域商店街のポイントカード等 ポイント スタンプ シール等 ポイントが一定数ないと使えない ( 満点方式 etc) 死蔵されることがある 顧客分析等ができないデジタルポイントとICカード等が必要 自治体ポイントカード等 団体別 ポイント付与事業別のシステムとカードによる高い経費率 住民還元率が小さい 商店街のデジタルポイント化が不十分 ポイントの利用先が限定され ポイントの魅力が低減 公共施設等利用者カード 多くの利用者カードがバラバラ 使いにくい ( 施設間での連携不可 ) 死蔵が多い ( 低い呈示率 ) 住民ニーズの多角的分析が不十分 ( 個々にシステムを設置のため ) マイナンバーカードの活用 1 枚で便利 コストが大幅に低減 団体間 システム間連携が可能に 鹿児島県主要 15 種 278 万枚豊島区 22 種 65 万枚 マイナンバーカードで可能に 商店街等への大きな需要を創出 対策 Ⅰ. クラウド型デジタルポイントの導入等による地域商店街の生産性向上 1ポイントから利用が可能 ( 利便性の向上 ) 1 枚のカードに機能の集約 ( 死蔵の回避 ) 顧客分析等が可能に カード発行費用が不要である等 商店街の負担軽減 Ⅱ. 自治体ポイントによる地域需要の増大 自治体による商店街還元ポイント導入促進 マイナンバーカード利用等により 低コストで高い呈示率と住民還元率の向上を図る 金融ポイント等の支援ポイント化 ( 自治体ポイント ) により 地域への資金流入を拡大し 商店街等に還元 地域おこし協力隊による活動支援制度の充実 Ⅲ. マイナンバーカードの活用による公共施設等の利用率向上 利用者カードの標準化 ( 呈示率向上 ) 施設間での連携利用の促進 商店街との連携 住民ニーズの多角的分析に活用 ( クラウドシステムの導入促進 ) 目標全国の商店街の売上増 中小企業庁等の支援 売上増 総務省が制度設計 システム開発 各自治体の取組を支援 クレジット会社 原資 (2013 年度 ) 2,090 億円 / 年 ( クレジット会社 ) 等との連携 総務省 自治体による取組 3

マイキープラットフォームによる地域活性化戦略 素案 地域総合支援パッケージ マイキープラットフォーム マイナンバーカードを様々なサービスを呼び出す共通ツールとして利用するための情報基盤 ②住民視点での行政サービス改革 ③地域経済の活性化 好循環拡大 行政プロセス簡素化 低コスト化 全国の公共施設を1枚のカードで携ぐ 鹿児島県 主要15種 278万枚 豊島区 22種 65万枚 など デジタルポイントの導入等による商業構造改革 様々なサービスイノベーションの誘発 マイキー プラットフォーム 垣根を越えた連携による 需要の掘り起こし 目標 売上増 地域連携の充実 市区町村 図書館 美術館 ボランティアポイント 公共施設のリノベーション 地域おこし協力隊 など スポーツ施設 ヘルスケア 支援ポイントの 地域導入 商店街など 自治体ポイントの充実 商品 サービス に反映 まちなか 公共施設 地元の逸品等 商店 リノベーション 子育て支援 イベント プレミア商品 生涯学習 イベント特別券 ①便利 公共交通 ポイント年間発行推計 最少 クレジットカード 2,090億円 航空会社 主要2社 595億円 等 ガソリン 621億円 コンビニ 427億円 1枚のカードで様々なサービス利用が可能 総務省 クレジット カード会社など 連携 2013年度 野村総研推計 経済産業省 中小企業庁 4

マイキープラットフォームによる新たな商店街振興策を軸とした地域活性化効果 ( 素案 ) 各種支援パッケージの導入等により売上増を目指す 約 50 兆円 +α 約 50 兆円 ( 約 1 万 3 千商店街 ) オンラインポイントシステムの浸透 生産性向上による売上増 デジタルポイントの導入加速 顧客分析 (CRM 等 ) の導入 マイキープラットフォームの活用 カードの呈示率の向上による売上増 ポイントの魅力増大 公共施設 公共交通への優遇ポイント化 各種アライアンス等によるイノベーションの展開 マイナンバーカードの活用 ポイント対象売上 ポイント対象売上 既存ポイント還元分 自治体ポイント 支援ポイント 滞蔵ポイントの活用 地域の購買力の増大 ( ポイント利用額 ポイント売上倍率 ) 既存ポイント還元分 5

マイキープラットフォームにおける支援ポイントのイメージ ( 素案 ) 各自治体 各自治体が使うシステムをクラウドで提供 各自治体のポイントをそれぞれ提供 支援ポイント会社 A 社 B 社 C 社 例 )2 ポイント C を 100P 提供 ポイント交換会社 支援ポイントを提供 例 )3 ポイント C100p 自治体ポイント 100P A 社 B 社 C 社のシステムの違いを吸収 各自治体ポイントへの変換 商店街ポイントクラウドサービス 商店街など ( 参考 ) ポイント年間発行推計 ( 最少 ) 2013 年度野村総研クレジットカード 2,090 億円 ( 携帯電話 ( 主要 3 社 ) 1,218 億円 ) 航空会社 ( 主要 2 社 ) 595 億円等 例 )1 ポイント C を 100P 交換依頼 ポイント交換用 Web 画面 マイキー提示 住民 マイキープラットフォーム 6

マイキープラットフォーム利用のイメージ ( 素案 ) A1 商店 A 商店街 公立施設 ( スポーツセンタ 図書館 美術館ほか ) 地域バス等の各種地域サービスを想定 店員 3 A1 商店ポイント管理 自治体の場合は受託事業者 ポイント管理システム 789 ( 従前から活用のもの ) 失効会員情報提供 マイキープラットフォーム マイキー ID 民間認定事業者 マイキー ID の停止提供 定期的な失効確認 他のポイントサービスも停止 マイキー ID 管理テーブル サービス ID JPKI サービス端末 R/W 1 マイキー ID MY0123 MY0123 A1 789 A2 280212 B1 BB0011 マイナンバーカードを R/W にかざす マイナンバーカード 2 サービス ID 789 利用者 マイキー ID マイキー ID MY0123 凡例 マイキー ID 利用者が任意で取得する ID サービス ID 各ポイントサービスで利用者に付与されている会員番号等の ID サービス端末マイキーおよびポイントサービスを連携させる端末 7