医師事務作業補助者育成推進事業の概要 1. 事業の目的医師の業務負担を軽減し 本来の診療業務に専念できる環境を整備するため 医師の代わりに診断書 診療録 処方箋の作成やオーダリングシステムへの入力等の業務を行う医師事務作業補助者となる人材の雇用と育成及び既に雇用している事務職員等を医師事務作業補助者として育成する際に 後補充として代替職員を新規雇用する事業を県が県内の病院に委託し 病院勤務医の負担の軽減を図ることにより 病院勤務医の確保 定着を図る 2. 事業の内容 1 OJT OFF-JT 型 医師事務作業補助者となる人材を新規雇用し OJT OFF-JT の組み合わせにより育成する事業を委託 2 OJT 型 医師事務作業補助者となる人材を新規雇用し 病院での OJT により育成する事業を委託 3 代替雇用型 既に雇用している事務職員等を医師事務作業補助者として育成する際に 後補充として代替職員を新規雇用する事業を委託 3. 手続きの概要 1 実施要綱送付 奈 2 実施計画提出 3 委託契約締結 病 失 良 4 採用募集 5 採用応募 6 雇用契約締結 業 県 7 実績報告提出 8 委託料支払 院 者 4. 委託の条件等 委託対象者: 医療法第 7 条第 1 項の規定により 奈良県内の病院の開設許可を受け た者 ただし 地方公共団体 公立大学法人は除く 委託期間等: 平成 24 年 4 月 1 日から平成 25 年 3 月 31 日まで 委 託 料 : 新規雇用労働者の雇上げ及び外部研修に要する費用人件費 : 賃金 諸手当 社会保険料等 ( 上限額 : 新規雇用労働者 1 人あたり 225,000 円 / 月 ) 外部研修に係る費用 : 研修機関の受講料 旅費等 ( 上限額 : 新規雇用労働者 1 人あたり 191,000 円 ) 勤務条件等: 雇用期間は1 年以内で 月 20 日程度の勤務 雇用契約の更新は不可
医師事務作業補助者育成推進事業実施要綱 第 1 事業の目的医師の業務負担を軽減し 本来の診療業務に専念させるための事務作業を行う医師事務作業補助者として育成するため または 既に雇用している事務職員等を医師事務作業補助者へ配置転換する際の代替職員として 雇用情勢が厳しい状況にある中で離職を余儀なくされた非正規労働者 中高年齢者 未就職卒業者等 ( 以下 失業者 という ) を新たに雇用することで 医師事務作業補助者の育成及び設置を推進し 奈良県内の病院の医師の確保 定着を図る 第 2 事業の内容 (OJT OFF-JT 型 ) 失業者を新たに雇用したうえで 当該新たに雇用した者 ( 以下 新規雇用労働者 という ) に対して 職場での実務経験を積むOJTや職場外で講義等の研修を受講するOFF-JTなどの方法の組み合わせによる人材育成計画を策定し これに基づき 医師事務作業補助者として必要な知識 技術を習得させることにより人材育成を行うもの (OJT 型 ) 新規雇用労働者に対して 職場での実務経験を積む OJT による人材育成計画を策定し これに基づき 医師事務作業補助者として必要な知識 技術を習得させることにより人材育成を行うもの ( 代替雇用型 ) 既に雇用している事務職員等 ( 以下 事務職員等 という ) を医師事務作業補助者に配置転換し育成する際に 欠員となる事務職員等の代替職員 ( 以下 代替職員 という ) として新規雇用労働者を配置し 医師事務作業補助者の設置を行うもの 第 3 事業委託の対象者奈良県は 第 2の事業の実施について 医療法第 7 条第 1 項の規定により奈良県内の病院の開設許可を受けた者に対して事業を委託するものとする ただし 地方公共団体 公立大学法人は除く 第 4 事業の実施期間事業の実施期間は 平成 24 年 4 月 1 日から平成 25 年 3 月 31 日までとする 第 5 新規雇用労働者 (1) 募集新規雇用労働者の募集に当たっては 公共職業安定所への求人申込み 求人誌への掲載 ホームページへの掲載等により募集の公開を図るものであること (2) 雇用期間等新規雇用労働者の雇用期間は 第 4 に定める事業の実施期間内で原則 6 か月以上 月 20 日程度の勤務とし 更新はできないものとする
(3) 医師事務作業補助者の業務内容医師の指示の下に 診断書などの文書作成補助 診療記録への代行入力 医療の質の向上に資する事務作業及び行政上の業務への対応を行うものとする なお 医師以外の職種の指示の下に行う業務 診療報酬の請求事務 窓口 受付業務 医療機関の経営 運営のためのデータ収集業務 看護業務の補助並びに物品運搬業務等については行わないこと (4) 代替職員の業務内容等 ( 代替雇用型 ) 代替職員は 原則として事務職員等が行っていた業務を行うものとする なお 事務職員等の医師事務作業補助者への配置転換日と代替職員の雇用日は 原則として同日であることとするが 合理的理由がある場合は この限りではない (5) 失業者であることの確認等労働者を新規雇用する際に 本人に失業者であるか否かの確認を行うものであること なお 確認方法については 雇用保険受給資格者証 廃業届 履歴書 職務経歴書 その他の失業者であることを証明できるものの提示を求めること等によるものとする 第 6 委託業務に係る委託料 (1) 委託業務県は 第 2に掲げる事業を委託し 受託者に対して (3) により算定した委託料を支払うものとする (2) 対象経費委託料の対象経費は (1) の業務の実施に要する以下の費用とする ア人件費賃金 (OJT OFF-JT 型においては 講座受講中及び外部研修機関と病院との通常の移動に要する時間を含む全ての労働時間に相当する賃金 ) 通勤手当 賞与 退職金等の諸手当 ( 委託先の規定等において労働者に対する支給が義務づけられているもの ) 社会保険料 ( 雇用保険料 労災保険料等 ) に係る事業主負担分等 上限額: 新規雇用労働者 1 人 1 月あたり225,000 円 イ外部研修に要する費用 ( 新規雇用労働者負担相当分 ) 研修機関の入学料 ( 入学金 登録料 研修機関への入学試験受験料 ) 授業料 ( 講座受講料 実習費 補講費 ) 教科書代や教材費 検定試験受験料 研修機関に通うための交通費 通信制講座の受講に必要な通信費 受講に係る宿泊費 ( 泊まり込みの研修 ) 研修機関より貸与されるパソコン等の器材のレンタル費等 上限額: 新規雇用労働者 1 人あたり 190,000 円 ウ その他知事が必要と認める費用
(3) 委託料の算定方法県が受託者に支払う委託料は (2) に掲げる人件費 外部研修に要する費用 (OJT OFF-JT 型に限る ) 及びその他知事が必要と認める費用を合わせた額とする ただし 事業費に占める人件費の割合は 2 分の 1 以上であることを要件とし OJT OFF-JT 型においては 人件費以外の事業費のうち外部研修に要する費用の割合を 5 分の 3 以上とすることとする 第 7 事業計画書等の提出 (1) 本事業を受託しようとする者は 事業計画書 ( 様式 1) を県に提出するものとする 事業計画を変更しようとする場合も 同様とする (2) 県は事業計画書を審査し 本事業を受託しようとする者が委託事業を的確に遂行するに足りる能力を有するものと認めた場合には 県を委託者とし 事業計画書提出者を受託者として事業委託契約を締結するものとする なお (1) によるほか 事業委託契約の内容に変更が生じた場合も同様とする (3) 受託者は 失業者を雇用したときには すみやかに雇用状況等に関する報告書 ( 様式 2) を県に提出しなければならない (4) 受託者は 本事業を完了後 すみやかに実績報告書 ( 様式 3) を県に提出しなければならない (5) 県は (4) に定める書面の提出があったときは すみやかに検査を行うこととする 第 8 委託料の支払い (1) 受託者は第 7(5) の検査により適正であると認められたときは 委託料支払請求書 ( 様式 4) を県に提出するものとする (2) 県は (1) に定める書類を受理した日から 30 日以内に 受託者に委託料を支払うものとする (3) 県は (2) に定める場合のほか 必要と認める場合には 概算払をすることができる 第 9 診療報酬の取扱い診療報酬算定上の医師事務作業補助体制加算の届出を行う受託者にあっては 本事業によって配置する作業補助者を当該加算の対象から除くものとする 第 10 その他の事項本要綱に定めるもののほか 必要な事項は別に定める 附 則この要綱は 平成 24 年 4 月 1 日から施行する
( 様式 1) 第 号 平成 年月 日 奈良県知事荒井正吾様 ( 受託希望者 ) 所在地名称代表者名 印 医師事務作業補助者育成推進事業計画書 標記について 次のとおり関係書類を添えて提出します 1 事業実施計画書 ( 様式 1-2) 2 人材育成計画書 ( 様式 1-3) 3 その他
( 様式 1-2) 医師事務作業補助者育成推進事業事業実施計画書 受託希望者名称 医師事務作業補助者の配置による診療報酬加算の有無 医師事務作業補助者配置有 無人人数 一般病床数床 診療報酬加算配置基準対 1 に該当 現在 近畿厚生支局長に届け出ている内容を記載してください 採用予定の人数 OJT 型 人 OJT OFF-JT 型 代替雇用型 人人 採用募集の方法 1. 公共職業安定所 2. ホームページへの掲載 3. 求人情報誌への掲載 4. その他 ( ) 事業実施内容 委託契約にかかる経費 1. 新規雇用の失業者に係る人件費 2. 外部研修に要する費用 1 研修機関の入学料 2 研修機関の授業料 3 教科書代や教材費 4 研修機関に通うための交通費 5 通信制講座の受講に必要な通信費 6 受講に係る宿泊費 7 研修機関より貸与されるパソコン等の機材レンタル費 8 その他 3. その他知事が必要と認める費用 合計 ( 1 + 2 + 3 ) ( 円 ) ( 円 ) 1. 新規雇用の失業者に係る人件費 は 合計 の 2 分の 1 以上であることが必要です 1. 新規雇用の失業者に係る人件費 には 賃金の他 通勤手当等の諸手当 社会保険料及び労働保険料に係る事業主負担分 賞与等を含みます 2. 外部研修に係る経費 には 項目 積算 金額を記載してください 必要に応じて 内容を説明する補足資料を添付してください
( 様式 1-3) 医師事務作業補助者育成推進事業人材育成計画書 受託希望者名称 人材育成目標 人材育成期間平成年月日 ~ 平成年月 研修内容 OJT( 院内研修 ) OFF-JT( 外部研修 ) ( 時期 科目 研修内容等 ) ( 時期 受講講座名 研修内容等 ) 記入欄が不足する場合 適宜追加してください