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平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

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土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

る 1 減価補償金を交付すべきこととなる被災市街地復興土地区画整理事業において 公共施設の整備改善事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 2 第二種市街地再開発事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 (3) 特定住宅被災市町村の区域内にある土地等が 国

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平成 28 年度税制改正の概要 1. 復興特区関係 * (1) 機械等に係る特別償却等の特例措置の5 年延長及び要件の緩和 * 要件緩和 : 建築物整備事業 ( テナント建物 ) の構造要件について まちなか再生計画に位置付けられた場合には 非耐火構造でも対象となるよう緩和 (2) 被災雇用者等を雇

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

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13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

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2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

所令要綱

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

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事業用資産の買換え等 用資産を譲渡し あらた 中小企業 適用実積の 8 の場合の課税の特例措 に事業用資産を取得し 割以上が地方関連であ 置の延長 ( 法人税等 ) た場合 譲渡した事業用 り 中小企業の設備投資 29.4~32.3 資産の譲渡益について 等の促進による生産性 80%( 一部 75%

平成23年度都市・土地・PFI税制改正に対する要望

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

1. 固定資産税 都市計画税について 固定資産税は 毎年 1 月 1 日 ( 賦課期日 といいます ) 現在に土地 家屋 償却資産 ( こ れらを総称して 固定資産 といいます ) を所有している人が その固定資産の所在する 市町村に納める税金です 都市計画税は 下水道 街路 公園などの都市計画事業

⑴ 政策目的 市街地再開発事業の推進により 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに コンパクトシティの推進及び密集市街地の解消を図る 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑵ 施策の必要性 以下の施策の推進のため 本措置の延長により 民間事業者による早期かつ着実な保留床の取得を促

Microsoft Word - H30 市税のしおり最終版

公益法人の寄附金税制について

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

目次 都市防災関係税制 P.1 まちづくり関係税制 P.2 都市計画関係税制 P.10 市街地整備関係税制 P.12 駐車場関係税制 P.30 公園 緑地 景観関係税制 P.31 大深度地下の公共的使用関係税制 P.35 三大都市圏整備関係税制 P.36 関西文化学術研究都市関係税制 P.37

筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

三ケ島工業団地周辺地区 第一回勉強会

所得税確定申告セミナー

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

土地 建物の譲渡に伴う課税 所得税 住民税 譲渡所得の計算個人が不動産を譲渡した場合には 出た利益 ( 譲渡所得 ) に対して所得税と住民税が課税されます 課税譲渡所得 = 譲渡収入金額 - 取得費 ( 1)- 譲渡費用 ( 2)- 特別控除額 1 取得費 : 譲渡した不動産の取得に要した費用 購入

が消費税の課税対象となります 土地や建物を売った場合の譲渡所得の税金計算のしくみ 譲渡所得の計算のあらまし 個人が 土地や建物を売却し 利益 ( 譲渡益 ) が生じた場合には その利益に対して所得税と住民税がかかります この課税対象となる利益のことを 税法上 譲渡所得 ( 金額 ) と呼んでいます

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

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生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑

平成16年版 真島のわかる社労士

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地方公共団体等による土地の先買い制度について 公有地の拡大の推進に関する法律とは県や市町村等が公共事業を円滑に進めていくためには 事業に必要な用地を前もって取得し 安定的に確保しておく必要があります このため 公有地の拡大の推進に関する法律 ( 以下公拡法と表記 ) に基づく土地の先買い制度がありま

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平成18年度地方税制改正(案)について

1 総合設計 一定規模以上の敷地面積及び一定割合以上の空地を有する建築計画について 特定行政 庁の許可により容積率 斜線制限などの制限を緩和する制度である 建築敷地の共同化や 大規模化による土地の有効かつ合理的な利用の促進と 公開空地等公共的な空地 空間の 確保による市街地環境の改善を図ることを目的

Microsoft Word - g

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4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

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住宅税制の概要 1 住宅の取得に係る税制 ( 注 ) を付した部分は 平成 22 年度税制改正により改正されたもの ( 1) 所得税 住宅ローン減税 ( 租 41) ( 国税 ) 住宅の新築 取得又は増改築等をした場合 10 年間 住宅ローン等の年末残 個人住民税 高の1.0%( 長期優良住宅につい

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N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

平成27年度税制改正要望結果について

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準

Microsoft Word 連発1923号 税制改正関連法案について(お知

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市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

することが適当であることから 本通達では 特定施設の敷地の用に供される土地等には 土地又は土地の上に存する権利を取得した時において 現に特定施設の敷地の用に供されているもの及び特定施設の敷地の用に供されることが確実であると認められるものが該当することを明らかにしている なお 取得の時において特定施設

Microsoft Word _国交省の改正内容周知【修正版】

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

(2) 被災代替住宅用地の特例について 特例の概要 被災住宅用地の所有者等が当該被災住宅用地の代替土地を平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得した場合 当該代替土地のうち被災住宅用地相当分について 取得後 3 年度分 当該土地を住宅用地とみなし 住宅用地の価格 ( 課税標準 ) の特例を適用

やさしい税金教室

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

工業地域用途地域の一つで 主として工業の業務の利便の増進を図る地域のこと 住宅や店舗は建てられるが 学校や病院 ホテルなどは建てられない 高次都市機能行政 教育 文化 情報 商業 交通 レジャーなど都市自体が持つ住民生活や企業の経済活動に対する各種のサービス機能のうち 受益圏が広域にわたる質の高い機

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

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指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

(3) 居住用財産の買換えに伴う長期譲渡所得の課税の特例の適用期限 ( 平成 29 年 12 月 31 日 ) を延長する Ⅱ. 時代を先取りするまちづくりの推進税制 1. 国家戦略特区に係る特例の延長 拡充 (1) 我が国の大都市に世界中からヒト モノ カネ 情報を呼び込む魅力的なまちづくりを推進

4. 土地 住宅用建物に係る不動産取得税の特例の延長土地や住宅に対する投資を促進し 都市や地域の活力を高める観点から 土地及び住宅用建物に係る軽減税率 3%( 本則 4%) 及び宅地評価土地の取得に係る不動産取得税の課税標準の特例 ( 固定資産税評価額の 1/2) の適用期限 ( 平成 27 年 3

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一団地認定の職権取消し手続きの明確化について < 参考 > 建築基準法第 86 条 ( 一団地認定 ) の実績件数 2,200 ( 件 ) 年度別 ( 住宅系のみ ) S29 年度 ~H26 年度 実績件数合計 16,250 件 用途 合計 ( 件 ) 全体 17,764 住宅系用途 16,250

仙台市市街地再開発事業補助金交付要綱取扱い基準 ( 平成 27 年 3 月 30 日都市整備局長決裁 ) 目次 序章 1 はじめに 2 基準の位置づけ 第一章補助採択の方針 1 補助採択に対する市の基本的な考え方 第二章補助対象となる事業 1 市街地再開発事業の要件 2 本市施策との整合 3 事業効

収用等の特例 1. 収用特例の利用方法 個人が収用や土地区画整理事業で公共事業に不動産を収用された場合は 以下の 2 つの課税の特例があります 法人の場合も ほぼ同様の特例が措置法 64 条と 65 条の 2 に用意されています 類型個人法人 1 収用等の代替資産取得の特例措置法 33 措置法 64

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

全体構成 1. 市街地再開発事業に着手するまでの進め方 2. 市街地再開発事業とは 3. 事例紹介 質疑応答

ウ商業地等である 町の土地の平成 28 年度分の固定資産税の課税標準額は 法附則第 18 条第 5 項及び第 25 条第 5 項の規定により 課税標準となるべき価格に0.7を乗じた額となる なお 岐阜市税条例 ( 昭和 25 年岐阜市条例第 14 号 以下 条例 という ) においては これと異なる

コンパクト プラス ネットワークの形成 1

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に


第一住宅関係税制 1. 住宅税制の抜本的な検討 次期消費税引上げまでの期間を活用し 消費税を含めた住宅に係る多重な課税について 抜本的な検討が必要である 良質な住宅ストックの形成に向けて 住宅の取得 保有に係る既存税制と消費税のあり方について 国民にわかりやすい恒久的かつ抜本的な見直しが必要である

所得税関係 ( 土地等の譲渡所得の課税の特例 ) の改正 みを取得する場合 ( すなわち金銭で支払を受ける部分がない場合 ) には その換地処分により譲渡をした土地の全部について課税の繰延べが認められますが 本人の希望により一部換地として取得し 残りは金銭で支払を受ける場合には この金銭部分 ( 清

(4) 宅地建物取引士の欠格要件について定める第十八条第一項の五号の二の次に次の号が 付け加えられました 五の三暴力団員等 ( 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第二条第六号に規 定する暴力団員又は同号に規定する暴力団員でなくなった日から五年を経過しない者 ) (5) 更新日前でも手数料を

都市再開発の方針の概要 概要をまとめた参考資料

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対象資産 企業主導型保育事業の用に供する固定 資産 地方税法に規定する特例割合の基準価格の2 分の1を参酌して3 分の1 以上 3 分の2 以下 ( 最初の補助から5 年間 ) 特例割合 3 分の 1 (2) 関係規定の整理第 1 条の規定による呉市税条例の一部改正による条項の移動に伴い, 次の条例

第 6 回令和元年度固定資産評価実務者勉強会 第 3 部 税理士による最近の各種課税評価に関するお話 講師 : 税理士 不動産鑑定士 赤川明彦 ( 株式会社土地評価センター取締役 ) copyright 2019 KOTOBUKI PROPERTY ASSESSMENT all rights res

東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン20 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金(2) 適用を受けるための主な要件 取得又は増改築等をした日から6か月以内に居住すること 住宅の床面積が50m 2 以上で取得又は増改築後の家屋の床面積の1/2 以上が居住用であること 中

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

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Transcription:

誘導施設を整備した事業者が当該誘導施設とともに整備した公共施設等に係る課税標準の特例 ( 固定資産税 都市計画税 ) 誘導 集積した医療 福祉 商業等の都市機能が十分に効果を発揮するためには 活動人口の増加に対応して公共施設等の充実を図ることが必要 市町村が必要と考える都市機能の整備に民間事業者が協力する際に あわせて公共施設等を民間事業者が自発的に整備 管理することを促すため 保有コストの負担を軽減する固定資産税等に係る特例を措置するもの 病院 商業 居住誘導区域 誘導すべき施設に関する事項 ( 民間事業者 国土交通大臣認定 ) 人口密度の維持のための居住を誘導するエリアとして設定 効率的なサービスの提供のために 都市機能に係る施設の誘導を図るエリアとして設定 立地適正化計画 ( 市町村 ) 誘導すべき都市機能に係る施設に関する事項を記載 ( 例 : あるには病院が必要 等 ) 民間事業者が 誘導施設を有する建築物の整備に関する事業計画 ( 公共施設等の整備に関する内容を含む ) を作成し 国土交通大臣が認定 ( 認定誘導事業計画 ) の区域 誘導施設 ( イメージ ) 民間事業者が誘導施設の整備に併せて整備した公共施設 都市利便施設 ( ) について 固定資産税等の課税標準を5 年間 4/5に軽減 ( 上記を参酌基準とし 7/10~9/10の範囲内で市町村の条例で定める割合に軽減 ) 税制特例の対象資産 ペデストリアンデッキ 広場 緑地等 税の特例対象 1) 公共施設 ( 道路 公園 広場 下水道 緑地等 ) 2) 都市利便施設 ( 緑化施設 通路 ( 道路等の交通施設又は公園等の公共空地に連絡するものであること等 )) 1

の外から区域内への特定の事業用資産の買換え等の特例 都市のコンパクト化を推進し 持続可能な都市経営を行うため 住民のアクセスが容易な地域の核となるエリアに都市機能を集積する必要がある 適切な都市機能の計画的な配置を促進するため 外の資産 ( 種類を問わず ) を 国土交通大臣が認定したに記載された誘導施設 ( ごとに立地を誘導すべき都市機能増進施設 ) に買い換える場合に税制上の特例措置を講ずる 病院 商業 居住誘導区域 誘導すべき施設に関する事項 ( 民間事業者 国土交通大臣認定 ) 人口密度の維持のための居住を誘導するエリアとして設定 効率的なサービスの提供のために 都市機能に係る施設の誘導を図るエリアとして設定 立地適正化計画 ( 市町村 ) 誘導すべき都市機能に係る施設に関する事項を記載 ( 例 : あるには病院が必要 等 ) 民間事業者が 誘導施設を有する建築物の整備に関する事業計画を作成し 国土交通大臣が認定 =( 誘導施設について ) 買換資産の範囲 適用イメージ ( 医療施設の外 内移転 ) 整備後 個人又は法人が 都市機能誘導区 域の外において所有する事業用資産 まちなかへの移転 買換対象資産 を譲渡し 認定誘導事業者により内において施行されるに 総合病院 記載された誘導施設に買い換える場 ( イメージ ) 郊外から移転 合 譲渡資産の譲渡益の80% について課税を繰り延べる ( 損金算入 ) 2

誘導施設の整備の用に供する土地等を譲渡した場合の譲渡所得の課税の特例 まちの中心部に近い場所であるほど土地の所有が細分化され 都市機能を導入するためのまとまった用地の確保が困難という課題がある 都市機能の導入事業 ( ) に係る用地確保のため 事業者が土地等を取得する場合 当該土地等を譲渡した者に対して税制上の優遇措置を講ずるものとし 敷地の集約化など用地確保の促進を図る 本税制が適用される範囲 適用対象事業が任意の民間再開発事業であることが前提 ( 次頁の特定民間再開発事業又は特定の民間再開発事業の要件を満たすものであること ) 税制適用イメージ 税の特例対象 施行地区 = の区域 誘導施設 ( 病院 福祉 商業施設等 ) を新たに整備 施行地区 例 ) 優良建築物等整備事業 (1) 居住用財産の買換 施行者が取得 (2) 単純売却 特定民間再開発事業 (1) 買換えの場合 買換特例 ( 居住用財産 100% 繰延 ) (2) 売却の場合 ( 地区外転出 ) ( 個人のみ ) 特別の事情 により居住用財産を売却した場合の軽減税率 6,000 万円以下の部分につき所得税 :15% 10% 個人住民税 :5% 4% 特定の民間再開発事業 ( 個人 ) 長期保有 (5 年超 ) の土地等を譲渡した場合の軽減税率 2,000 万円以下の部分につき所得税 :15% 10% 個人住民税 :5% 4% ( 法人 ) 5% 重課の適用除外 地区外転出に係る 特別の事情 次のいずれかの事情により 当該資産を譲渡した者が中高層耐火建築物を取得して 引き続き居住の用に供することが困難であると都道府県知事 ( 又は国土交通大臣 ) が認定した場合 1) 当該個人又はその者と同居を常況とする者が老齢であること又は身体上の障害を有すること 2) 中高層耐火建築物の用途がもっぱら業務の用に供する目的で設計されたものであること 3) 中高層耐火建築物が住宅の用に供されるのに不適当な構造 配置及び利用状況にあると認められるものであること 3

特定民間再開発事業及び特定の民間再開発事業 地上階数 4 以上の中高層耐火建築物の建築を目的とする事業で 以下に掲げる要件を満たすものであることにつき建築主の申請に基づき 都道府県知事 ( 又は国土交通大臣 ) が認定したもの 事業名特定民間再開発事業特定の民間再開発事業 税目所得税所得税 法人税 特例の内容 1 事業のために土地等を譲渡し 事業により建築された建築物等を取得する場合の買換特例 ( 居住用資産 :100% 繰延 ) 2 事業のために土地等を譲渡し 特別の事情により地区外に転出する場合 6,000 万円以下 ( 本特例による優遇税率 ) 所得税 :15% 10% 個人住民税 :5% 4% 6,000 万円超 ( 通常税率 ) 所得税 :15% 個人住民税 :5% 事業のために長期保有の土地等を譲渡する場合 所得税( 個人住民税 ) の軽減税率 2,000 万円以下 ( 本特例による優遇税率 ) 所得税 :15% 10% 個人住民税 :5% 4% 2,000 万円超 ( 通常税率 ) 所得税 :15% 個人住民税 :5% 法人税:5% 重課の適用除外 適用区域要件 従前権利者要件 階数要件事業区域面積 1 三大都市圏の既成市街地等 2 都市再開発法第 2 条の 3 第 1 項第 2 号の地区 3 高度利用地区 4 防災街区整備地区計画 沿道地区計画の区域 5 認定中心市街地の区域 6 都市再生緊急整備地域 7 認定誘導事業計画の区域 8 認定集約都市開発事業計画の区域 従前権利者 2 人以上 従後土地の所有権又は借地権が従前権利者を含む 2 人以上により共有されること 4 階以上 1,000 m2以上 従前権利者 2 人以上 同左 4 階以上 1,000 m2以上 ( 認定再開発事業の場合は 500 m2 ) 公共施設整備都市施設用地又は公開空地の確保同左 4

都市再生推進法人等に土地等を譲渡した場合の譲渡所得の特例 立地適正化計画の制度の導入に伴い 都市再生推進法人等が立地適正化計画の推進に係る土地取得業務を行う場合について 土地等を譲渡した場合の譲渡所得の特例が適用されるとするもの 市町村が策定する立地適正化計画を推進するため 当該計画に係る取組みに参画する都市再生推進法人等への土地等の提供に伴う税負担を軽減することで 円滑な都市機能の誘導 整備等を図る 1 2 立地適正化計画に記載された誘導施設 ( ごとに立地を誘導すべき都市機能増進施設 ) 等の整備等に 関する事業のために 都市再生推進法人 ( ) に所有期間 5 年超の土地等を譲渡する場合 軽減税率を適用 ( 個人 ) 2,000 万円以下部分 所得税 :15% 10% 個人住民税 :5% 4% ( 法人 ) 5% 重課適用除外 立地適正化計画に記載された公共施設の整備に関する事業の用に供するために 立地適正化計画の区域内にある土地等が地方公共団体又は都市再生推進法人 ( ) に買い取られる場合 1,500 万円特別控除 立地適正化計画に記載された 2 公共施設の整備に関する事業の用に供するために 都市再生推進法人等に土地等が買い取られる場合 1500 万円特別控除 税制特例を受けるためには 当該都市再生推進法人が公益財団法人又は公益社団法人である等 一定の要件を満たすことが必要 1 誘導施設等の整備等に関する事業のために都市再生推進法人に土地等を譲渡する場合 軽減税率の適用 誘導施設 公共施設 ( 道路等 ) 5