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市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

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計画書


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3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ


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Taro 土地利用基本計画(

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑

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参考資料 ( 美祢都市計画区域 ) 目次 1. 区域区分の二次検討 25 23

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

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1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

和泉市の宅地開発における制度

2 都市計画法第 34 条第 11 号に係る区域指定の許可基準について 都市計画法の趣旨 施策の方針市街化調整区域において, 市街化区域に隣接又は近接し, 一体的な日常生活圏を構成している市街化の進行した一定の区域を条例で指定し, 予定建築物を周辺環境と調和する用途に制限することにより, 許可の対象

スライド 1

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スライド 1

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

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4. 地区計画の基本的な考え方 1. 市街化を抑制すべき区域 という市街化調整区域の基本理念は 地区計画の策定によってその性格が変わるものではないこと 2. 開発行為を伴う地区計画については いたずらに市街地を拡大しないよう その必要性 周辺の公共施設の整備状況 自然環境 景観や農林業との調和等の観

Microsoft Word 八尾市市街化調整区域における地区計画のガイト

三ケ島工業団地周辺地区 第一回勉強会

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

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及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

大阪狭山市市街化調整区域における地区計画のガイドライン(案)

目次 1 運用基準策定の目的 1 2 市街化調整区域の地区計画の類型 2 3 市街化調整区域の地区計画の基本事項 3 4 地区計画の技術的な基準 4 5 都市計画の提案制度のフロー 7 6 地区計画と開発行為の手続きフロー 8 7 市街化調整区域における地区計画の運用基準の見直し 9

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

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3. 同意方針 3-1. 共通事項 (1) 上位計画との整合性 ( ア ) 地区計画が 都市計画区域マスタープラン等における土地利用の基本的な考え方と整合していること ( イ ) 地区計画が 市町都市計画マスタープラン等と整合していること 考え方 市街化調整区域は 本来市街化を抑制する区域であること

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Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

市街化調整区域内における地区計画について

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合流式下水道緊急改善事業に関するアドバイザー会議

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目次 ( )

制度概要 市街化調整区域内の既存集落では 市街化区域の市街地に比べて人口減少や少子高齢化が 進行しており 地域活力の低下や地域コミュニティの衰退が懸念されています そのため 既存集落における地域活力や地域コミュニティの維持 活性化を図るため 市長が区域と予定建築物の用途を指定して 内で自己用住宅等の

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富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

Microsoft Word 同意指針(公表).doc

3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 このガイドラインに示す事項以外に 開発許可の要件を満たすことが 2. このガイドラインに示す事

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

用途地域の指定のない地域の建築形態規制\(素案\)

市街化調整区域内の規制緩和に係るよくある質問 (Q&) (1) 山形市区域指定制度に係るよくある質問 市街化区域と市街化調整区域の違いは何ですか? 区域指定制度ってどんな制度ですか? どんなところを区域指定するの? 区域指定を行ったことによるメリットは? 私の土地は区域指定されていますか? 区域指定

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

P19-20.ai

Microsoft Word - 条例.doc

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

1


目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

1 県土の利用に関する基本構想 (1) 県土利用の現況 分散型の都市構造 豊かで恵まれた自然環境を有する一方 山陽沿岸部では臨界工業地帯を形成 森林面積の割合が大きく 平地が乏しい 都市と農山漁村が近接 中山間地域が県土面積の約 7 割を占める (2) 県土利用をめぐる基本的条件の変化 本格的な人口

目 次 市街化調整区域における地区計画運用基準 1. 運用基準策定の趣旨 都市計画制度変更への対応 2 市街化調整区域における土地利用方針 の実現に向けた運用基準策定 2. 地区計画の運用基準の基本的な考え方... 2 (1) 市街化調整区域の地区計画の基本的な考え方 1 基本的考え方

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唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

第1章 開発許可制度の概要

工業地域用途地域の一つで 主として工業の業務の利便の増進を図る地域のこと 住宅や店舗は建てられるが 学校や病院 ホテルなどは建てられない 高次都市機能行政 教育 文化 情報 商業 交通 レジャーなど都市自体が持つ住民生活や企業の経済活動に対する各種のサービス機能のうち 受益圏が広域にわたる質の高い機

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

市街化区域及び市街化調整区域の区域区分の見直し方針案 小野市 1 区域区分見直しの基本的な考え方区域区分見直しの考え方は 都市計画運用指針 を踏まえ 次のとおりとする (1) 目標年次におけるフレームの設定区域区分の見直しについては 都市計画区域マスタープラン 市町マスタープラン等に示された都市の将

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に基づく保安林指定計画地 (8) 自然環境保全法 ( 昭和 47 年法律第 85 号 ) 第 14 条第 1 項に規定する原生自然環境保全地域及び同法第 22 条第 12 項に規定する自然環境保全地域が指定されている土地の区域 (9) 自然公園法 ( 昭和 32 年法律第 161 号 ) 第 13

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

栄町市街化調整区域における地区計画ガイドラインについて 1 市街化調整区域における地区計画ガイドラインの策定の趣旨平成 18 年の都市計画法改正により 市街化調整区域における大規模な計画開発の許可基準が廃止され 改正後は 都市計画法第 34 条第 10 号の規定に基づき 地区計画の内容に適合したもの

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

5-1. 整備手法 本構想を実現していくためには 地域別構想で定めた地区区分ごとにその方針に基づ く具体的な整備及び保全手法を展開していく必要があります そこで 本市で適用が考 えられる手法内容及びその適用の方針について以下に整理を行います (1) 住民提案等によるまちづくり都市計画法においては 土

目次 1. 策定の目的と位置づけ (1) 策定の目的 1 (2) 市街化調整区域における地区計画運用基準の位置づけ 1 2. 市街化調整区域における土地利用方針の基本的な考え方 (1) 市街化調整区域における土地利用方針 2 (2) 市街化調整区域における地区計画の運用にあたっての基本的な考え方 3

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5-1から3許可・不許可

また, 区域外の道路部分については, 区域内の道路の整備後に, 交通量等の利用状況をみて, 検討していきます 4 常磐自動車道の側道沿いの一方通行の道路について, 一方通行の制限を解除できないのか また, この道路の交通量についても調査を実施した上で, 区域外の道路の整備をしなければならないのではな

中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書【神奈川県】

第 5 地区拠点地区計画の区域には 次に掲げる区域及び地域は含まないものとする (1) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 以下 農振法 という ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (2) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農

一団地認定の職権取消し手続きの明確化について < 参考 > 建築基準法第 86 条 ( 一団地認定 ) の実績件数 2,200 ( 件 ) 年度別 ( 住宅系のみ ) S29 年度 ~H26 年度 実績件数合計 16,250 件 用途 合計 ( 件 ) 全体 17,764 住宅系用途 16,250

筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

2 自然条件 (2) 歴史的条件

立川市絶対高さを定める高度地区指定に関する検討方針 平成 26 年 5 月 立川市 0

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

2. 住民アンケート調査 以下の既往のアンケート調査から 都市計画及びまちづくりに関する住民ニーズや方向性等を以下の とおり把握 解析する (1) 第 2 次長久手町土地利用計画策定にあたってのアンケート調査 1 調査の概要 調査対象は 町内在住住民及び市街化調整区域の土地所有者とし それぞれ 2,


目 次 1 市街化調整区域における地区計画ガイドラインの策定の経緯 1 第 Ⅰ 章市街化調整区域における土地利用の基本的な考え方 2 第 Ⅱ 章市街化調整区域における地区計画の導入 2 2 市街化調整区域における地区計画の基本事項 3 1 共通事項 3 2 地区計画整備計画に関する事項 3 (1)

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第 29 回松江市都市計画審議会 資料 5 都市計画区域の検討に関する資料 松江市歴史まちづくり部都市政策課 平成 29 年 2 月 17 日

都市計画区域指定の考え方等について 都市計画区域とは ( 都市計画運用指針からの抜粋 ) 都市計画区域は 市町村の行政区域にとらわれず 土地利用の状況及び見通し 地形等の自然的条件 通勤 通学等の日常生活圏 主要な交通施設の設置の状況 社会的 経済的な区域の一体性等から総合的に判断し 現在及び将来の都市活動に必要な土地や施設が相当程度その中で充足できる範囲を 実質上一体の都市として整備 開発 保全する必要がある区域として指定する 都市計画区域等の指定による各種取り扱いの違い まとめ 都市計画区域とは : 都市の一体性を考えて 整備 開発 保全する必要のある区域 都市の一体性とは : 以下の条件に該当する区域が連続している状態 1 自然環境を保全する必要性が高い区域 2 地形 交通施設の配置状況 通勤 通学等の生活圏など 都市間の結びつきが強い区域 3 人口が多く 商 工業が盛んな区域 4 開発が多い または見込まれる区域 区分 土地利用規制の考え方 1 市街化区域 適正に市街化を促進する方向で誘導する 線引き 2 市街化調整区域 市街化を抑制する方向で厳しく規制する 都市計画区域 3 用途地域内 適正に市街化を促進する方向で誘導する 非線引き 4 用途地域外 大きく制限しない 5 都市計画区域外 原則 都市計画法は適用しない 開発許可 建築物の制限 建築確認 都市施設 ( 道路 ) 都市計画税 1000 m2以上の開発行為は許可が必要となる 都市計画法の用途地域指定に基づき 建築基準法により制限される 全ての開発行為は 許可が必要となる 原則 建築行為が制限される 3000 m2以上の開発行為は 許可が必要となる 都市計画法の用途地域指定に基づき 建築基準法により制限される 建築基準法による単体規定 ( 注 1) 集団規定( 注 2) の確認が必要となる 集団既定の一例 敷地が 幅 4m 以上の道路に2m 以上接していなければならない ( 接道要件 ) 地域間道路 市街化区域と 原則 定める 他の市街化区域を連絡する道路等以外は 原則 定め 原則 定める ることができない 課税することができる 原則 課税されないが 条例で定める区域については 課税することができる 10000 m2以上の開発行為は 許可が必要となる 県が市の意見を聴き 条例を定め大規模集客施設は制限される た場合のみ 一定の制限を受ける ( 建築基準法第 68 条の9) 建築基準法に定める一定規模等の建築物については 単体規定 ( 注 1) の確認が必要になる 望ましくないが 定めることは可能 条例で定める区域については 都市計画税を課税することができる 特に必要がある場合は 定めることができる 課税できない ( 注 1) 建物本体の安全性や生活衛生に関する規定 構造耐力 採光 防火構造など ( 注 2) 建物と周辺環境の関係を定める規定 建物の用途や建ぺい率 容積率 絶対高さ制限 接道 ( 義務 ) 北側斜線 道路斜線など

都市計画区域の指定状況 松江圏都市計画区域は 松江市と安来市からなる広域都市圏で 県内で唯一区域区分を定めている ( 線引き ) 都市計画区域である 宍道都市計画区域は 宍道町の国道 9 号沿線に設定されている都市計画区域で 区域区分を定めていない ( 非線引き ) 都市計画区域である 島根町 5 都市計画区域外 美保関町 鹿島町 2 市街化調整区域 八束町 1 市街化区域 5 都市計画区域外 1 市街化区域 3 用途地域 4 用途地域外 玉湯町 2 市街化調整区域 東出雲町 安来市 宍道町 5 都市計画区域外 八雲町 背景図 : 国土地理院

土地利用基本計画の概要 土地利用基本計画は 国土利用計画法第 9 条の規定に基づき 策定される計画で 島根県では 平成 22 年 3 月に策定されている 国土利用計画法に基づく土地取引規制及び遊休土地に関する措置 土地利用に関する他の諸法律に基づく開発行為の規制その他の措置を実施するに当たっての基本となる計画 松江市における指定状況 土地利用基本計画 表 土地利用基本計画における五地域 地域名国土利用計画法上の規定運用区域の区分等 都市地域 ( 都市計画法 ) 農業地域 ( 農業振興地域の整備に関する法律 ) 森林地域 ( 森林法 ) 一体の都市として総合的に開発し 整備し 及び保全する必要がある地域 農用地として利用すべき土地があり 総合的に農業の振興を図る必要がある地域 森林の土地として利用すべき土地があり 林業の振興又は森林の有する諸機能の維持増進を図る必要がある地域 都市計画法に基づく都市計画区域として指定されることが予定されている地域 農業振興地域の整備に関する法律に基づく農業振興地域として指定されることが予定されている地域 森林法に基づく国有林及び地域森林計画対象民有林として指定されることが予定されている地域 市街化区域 市街化調整区域 用途地域 農用地区域 その他 松江市には自然保全地域の指定はない 出典 : 自然公園区域 (H27 年 ) 森林地域 (H23 年 ) 農業地域 (H27 年 ) は 国土数値情報よりダウンロードして作成 ( それぞれ土地利用調整総合支援ネットワークシステムのデータを活用 ) 地域計画対象民有林 ( 保安林 その他 ) 国有林 自然公園区域 ( 自然公園法 ) 優れた自然の風景地で その保護及び利用の増進を図る必要がある地域 自然公園法に基づく国立公園 国定公園及び都道府県立自然公園として指定されることが予定されている地域 国立公園 国定公園 ( 特別地域 海域公園地区 普通地域 ) 都道府県立公園 ( 特別地域 普通地域 ) 自然保全地域 ( 自然環境保全法 ) 良好な自然環境を形成している地域で その自然環境の保全を図る必要がある地域 自然環境保全法に基づく原生自然環境保全地域 自然環境保全地域及び都道府県自然環境保全地域として指定されることが予定されている地域 原生自然環境保全地域 ( 立入制限区域 その他 ) 自然環境保全地域 ( 特別地区 海域特別地区 普通地区 ) 都道府県自然環境保全地域 ( 特別地区 普通地区 ) 出典 : 国土交通省ホームページ ( 土地総合ライフラリー ) より抜粋 区域の区分等については 土地利用計画図の凡例等を基に追加している

土地利用の指定状況 自然公園区域は 島根半島が大山隠岐国立公園に指定されている他 宍道湖北山自然公園が指定されている 保安林 国有林は 島根半島及び南部の丘陵地に主要なものが分布している 農用地区域は市街地周辺部の谷筋を中心に指定されている 市街地以外の都市計画区域と他の地域との重複区域の調整方針 重複区域 農業地域との重複 森林地域との重複 自然公園地域との重複 調整方針 農用地区域 : 農用地としての土地利用を優先するその他の地域 : 土地利用の現況に留意しつつ 農業上の利用との調整を図りながら都市的な利用を認めるものとする 保安林 : 保安林としての土地利用を優先するその他の地域 : 森林としての利用の現況に留意しつつ 森林としての利用との調整を図りながら都市的な利用を認めるものとする 特別地区 : 自然公園としての土地利用を優先する普通地区 : 相互に重複している場合は 両地域が両立するよう調整を図っていくものとする 市街化区域及び用地地域エリアとその他の森林地域の重複は 積極的に緑地の保全を取り入れながら 都市的な利用を図っていく また自然公園普通地域との重複は自然公園としての機能をできる限り維持できるよう調整を図りながら 都市的利用を図っていく 出典 : 島根県土地利用計画書より 市街化区域と用途地域を合わせて 市街地 と表現している 背景図 : 国土地理院 出典 : 自然公園区域 (H27 年 ) 保安林 国有林(H23 年 ) 農用地区域(H27 年 ) は 国土数値情報よりダウンロードして作成 ( それぞれ土地利用調整総合支援ネットワークシステムのデータを活用 ) 農用地区域については 一部 松江市農政課より資料提供を受け修正 5

中山間地域の指定 島根県の 中山間地域 の定義 ( 島根県中山間地域活性化基本条例 : 平成 11 年 4 月 ) では 産業の振興 就労機会の確保 保健 医療 福祉サービスの確保その他の社会生活における条件が不利で振興が必要な地域 とされ次のうち 1 つでも該当する地域が 中山間地域 ( 島根県中山間地域活性化基本条例施行規則 ) 1. 過疎地域 ( 過疎地域自立促進特別措置法で指定 ) 2. 特定農山村地域 ( 特定農山村法で指定 ) 3. 辺地地域 ( 辺地にかかる公共施設の総合整備のための財政上の特別措置に関する法律で指定 ) 4. これらと同等に条件が不利である地域 ( 知事が告示 ) 過疎地域に準ずる地域 = 高齢者比率又は若齢者比率が 過疎地域と特定農山村地域全体の平均以上又は平均以下の旧市町村 県中山間地域活性化基本条例では 中山間地域への施策や支援として 以下のように定めている 1 定住環境の整備 : 道路 下水道等の社会生活基盤の整備その他の生活基盤の整備 2 活力ある中山間地域の創造 : 農林水産業の振興 総合的な保健 医療 福祉施策の推進 商工業の振興 3 中山間地域に対する支援 : 地域資源の活用 農地の保全その他の中山間地域の公益的機能の維持増進を図るため 中山間地域の活性化を図る事業に対する積極的な支援 国勢調査 (H22) の結果を踏まえ 平成 28 年 10 月見直しにより 松江市においては 準ずる地域 として 新たに 5 地域が追加指定された 松江市における中山間地域の指定状況 松江市で新たに指定された地域 地域 人口 ( 人 ) 高齢者比率 若年者比率 本庄 2,723 38.3% 10.3% 秋鹿 2,042 34.8% 9.1% 大野 1,508 36.4% 9.6% 大野 秋鹿 恵曇 御津 島根町 本庄 美保関町 八束町 恵曇 2,658 31.3% 6.7% 八束 4,072 31.7% 11.1% 全体平均 34.1% 11.4% 八雲町 全体平均は 過疎地域と特定農山村地域全体の平均

生活圏 ( 通勤 買い物 ) 松江市においては 通勤 買い物の動向から 一体的な生活圏が形成されている < 通勤 > 東出雲町 八雲町で旧松江市への通勤の割合が高くなっている その他の地域でもおおむね旧松江市への通勤が多いが 美保関 八束 宍道については 隣接する他市町への通勤も多くなっている 特に美保関町では 境港 旧松江市の割合が同程度になっている < 買い物 > 島根町 鹿島町 八雲町で旧松江市への依存度が高く 大型店舗が立地する境港に隣接する美保関町 八束町では 境港への依存度が高くなっている スーパーマーケットの立地する玉湯町 宍道町 東出雲町では 地元購買率が高くなっている 購買力流出入率 (%) 合併前の各市町村全員の買い物額を市町村の販売額で割ったもの ( 算式 ) 合併前市町村の人口 県平均の 1 人当たり年間小売販売額 ( 潜在購買力 ) 市町村の年間販売額 出典 : 島根県商勢圏実態調査 ( 平成 26 年 3 月 島根県商工会連合会 )

主要道路の交通量 旧松江市の中心部に向かって放射状に道路整備 が行われ 物流及び市民生活を支える道路となって おり 一体的な生活圏を形成している 山陰道 国道9号 国道431号の順に交通量が多 く 広域的な交通軸となっている 国道485号 2400 400 1200 2900 松 江 島 根 線 松江鹿島美保関線 2300 6900 8000 5000 13000 参考値 22000台 24h H25.10 17000 国道9号 15000 30000 出雲方面 12000 38000 3000 米子方面 1500 6000 18000 J木次線 国道54号 3000 広島方面 松 江 木 次 線 1500 資料 H22道路交通センサス 数値は 台数 12時間交通量の概数 8

開発及び建築の動向について ( 市街化調整区域 ) 建築確認申請の年平均件数 農地転用の年平均許可面積 ( m2 ) 開発行為の年平均許可件数 大野 朝酌 本庄 市街化調整区域においては 条例に基づく緩和制度が導入されているが 大野一帯 本庄一帯 朝酌一帯 といったまとまったエリアにおいては 開発及び建築はほとんど行われていない 建築確認は H17.4~H27.3 のデータ ( 住宅及び共同住宅 ) 開発許可は H17.4~H27.3 のデータ ( 分家住宅を除く住宅 ) 農地転用は H18.5~H27.3 のデータ ( 分家住宅 農家住宅を除く宅地目的 )

開発及び建築動向について ( 都市計画区域外 ) 都市計画区域外においては 忌部 佐陀川沿い ( 名分 佐陀宮内 佐陀本郷 ) 八雲 上来待 八束町 ( 波入 入江 ) において 比較的建築及び開発が多くなっている 建築工事の年平均届出件数 農地転用の年平均許可面積 ( m2 ) 忌部 佐陀川一帯 八雲町 八束町 建築確認は H17.4~H27.3 のデータ ( 住宅及び共同住宅 ) 農地転用は H18.5~H27.3 のデータ ( 分家住宅 農家住宅を除く宅地目的 )