平成 29 年度 茨城県スタートアップ支援事業 公募要領 公募期間 平成 29 年 7 月 4 日 ( 火 )~ 平成 29 年 7 月 24 日 ( 月 ) 1
平成 29 年度 茨城県スタートアップ支援事業 公募要領 1 件名 茨城県スタートアップ支援事業 2 事業概要 (1) 背景及び目的 茨城県内のスタートアップ期にある企業の約 3 割は, 創業後 10 年以内に倒産 廃業しており, 地域産業活性化の課題となっています また, 創業初期の企業の多くは経営ノウハウの習得と蓄積に課題を有し, 事業を軌道に乗せるまでにいくつもの困難に直面していると考えられます 一方, 事業内容に目を移すと, 優れた技術力を有する企業も多く存在しており, スタートアップ期にある企業が販路拡大のノウハウを身に付けることで, 事業を安定化させることができると考えられます これにより, スタートアップ期の企業が必要な経営ノウハウを蓄積し, 成長へのステップを踏み出すことができれば, 雇用環境の改善につながることが期待されます 本事業ではスタートアップ期にある企業に対して, 事業戦略や販路開拓のノウハウを学ぶ機会, ビジネスマッチングの機会, 及び必要なアドバイスを提供することで, スタートアップ期にある企業の経営安定化及び雇用環境の改善を目指します また, 事業運営過程で生じる様々な経営課題についても, 必要に応じて外部専門家からアドバイスを提供します 本事業を通じて企業経営に気づきをもたらし, スタートアップ期にある企業が成長する機会を失うことなく経営活動が持続的に成長していくことを目的としています (2) 事業内容及び事業スキーム 上記の目的を受けて, 具体的には次のような支援, 機会の提供を行います 1 販路開拓に向けたアドバイスの実施本事業の受託者は, 支援対象企業の販路開拓のためにマーケットニーズを把握 分析し, 中長期的な経営目標 ( 戦略 ) に対する課題を共有してその解消を図るとともに, 販路拡大のための計画策定や方針検討に必要な助言等を行います また, 必要に応じて, 産業振興を担う地域の支援機関が有するネットワークを活用し, ビジネスマッチングの機会を提供します 資金調達のニーズがある場合は, 地域ファンドや金融機関などと連携しながら, 販路開拓に必要な助言等を行います 実際の販路開拓の場面では, 取引先への同行, 販売交渉に関する指導 助言, 交渉結果に関するフィードバック, 関連する法務戦略などについて助言等を行います 2 販路開拓の機会の提供本事業では, 販路開拓の機会を提供するため, 資金調達先, 販路先, 事業パートナーとのビジネスマッチングを目的としたベンチャーピッチを 2 回程度開催します このベンチャーピッチでは, 本事業における支援対象企業に, プレゼンテーションの機会を提供します ベンチャーピッチの開催にあたっては, その準備として本事業の受託者より専門家を派遣します 受託者より派遣される専門家は, 登壇者が効果的なプレゼンテーションを行えるように, 必要な助言等を行います また, ビジネスマッチングを成立させるためには, 登壇後にフィードバックを受ける機会を提供します ベンチャーピッチでは, 登壇者が, 地域を牽引するメーカーの関係者, 中核企業, 金融機関, ファンド, ベンチャー起業家, 地域コーディネーターなどの参加者に,5 分程度の 2
プレゼンテーションを行います また, プレゼンテーション後には,5 分程度参加者からの質疑に対応いただきます このような, 時間を通じて, 事業経営に関する様々な気づきがもたらされます (3) 事業期間 支援決定から平成 30 年 3 月 31 日まで 事業の全体の流れ ( 予定 ) 公募期間 選考審査実施 内容 支援対象企業に対するアドバイザリー実施 ハンズオン支援 ベンチャーピッチ開催 時期 7 月 4 日 ~7 月 24 日 7 月下旬 8 月 ~9 月 10 月 ~3 月 3 応募要件 対象企業は, 製造業又は情報通信業で, 下記の要件を満たす茨城県内の概ね創業後 10 年未満のベンチャー企業とする 1 県内に本店又は事務所, その他の事業用施設を有すること 2 雇用保険適用事業所であること 3 補助金等に係る審査等 ( 書類等の保管 書類の提出や実地検査の受入 ) に協力すること 4 厚生労働省所管の雇用関係助成金について, 不正受給処分がなされていない又はなされてから 3 年以上経過していること 5 県税, 消費税及び地方消費税, 労働保険料を滞納していないこと 6 労働関係法令の違反を行っていないこと 7 性風俗関連営業, 接待を伴う飲食店営業又はこれらの営業の一部を受託する営業を行っていないこと 8 反社会的勢力と関わりのないこと 9 支援対象とする時点で倒産する恐れがないこと 10 下記の分野を営む又は進出を計画していること Ⅰ 次世代自動車 燃料電池自動車や電気自動車等の次世代自動車関連分野や軽量化 自動運転などの自動車関連の新技術 繊維工業 (11), 化学工業 (16), 石油製品 石炭製品製造業 (17), プラスチック製品製造 業 (18), ゴム製品製造業 (19), 窯業 土石製品製造業 (21), 鉄鋼業 (22), 非鉄金属 製造業 (23), 金属製品製造業 (24), はん用機械器具製造業 (25), 生産用機械器具製造業 (26), 業務用機械器具製造業 (27), 電子部品 デバイス 電子回路製造業 (28), 電気機 械器具製造業 (29), 情報通信機械器具製造業 (30), 輸送用機械器具製造業 (31), その他 の製造業 (32), 情報サービス業 (39), インターネット付随サービス業 (40) Ⅱ 環境 新エネルギー 太陽光発電 燃料電池 風力発電 小水力発電などの新エネルギーや熱交換などの省エネルギーに関する分野並びにレアメタルの回収や水浄化などの環境分野 繊維工業 (11), 化学工業 (16), 石油製品 石炭製品製造業 (17), プラスチック製品製造 業 (18), ゴム製品製造業 (19), 窯業 土石製品製造業 (21), 鉄鋼業 (22), 非鉄金属 製造業 (23), 金属製品製造業 (24), はん用機械器具製造業 (25), 生産用機械器具製造業 (26), 業務用機械器具製造業 (27), 電子部品 デバイス 電子回路製造業 (28), 電気機 械器具製造業 (29) 情報通信機械器具製造業 (30), 輸送用機械器具製造業 (31), その他の 製造業 (32), 情報サービス業 (39), インターネット付随サービス業 (40) 3
Ⅲ 健康 医療機器 医療機器 医用機器 介護支援機器や予防サービス 健康促進 スポーツ関連機器などの健康寿命伸長産業分野 食料品製造業 (09), 飲料 たばこ 飼料製造業 (10), 繊維工業 (11), 化学工業 (16), プ ラスチック製品製造業 (18), ゴム製品製造業 (19), 金属製品製造業 (24), 業務用機械器具製 造業 (27), 電子部品 デバイス 電子回路製造業 (28), 電気機械器具製造業 (29), その他の 製造業 (32), 情報サービス業 (39), インターネット付随サービス業 (40) Ⅳ 食品 地域資源を活用した商品や機能性食品の開発, 並びに食品の加工装置や施設園芸システム開発, 衛生管理, 鮮度保持, 輸送技術などの分野 食料品製造業 (9), 飲料 たばこ 飼料製造業 (10), 繊維工業 (11), 化学工業 (16), プラスチック製品製造業 (18), 情報サービス業 (39), インターネット付随サービス業 (40) Ⅴ 次世代技術 IoT, ロボット技術等の次世代技術分野 繊維工業 (11), プラスチック製品製造業 (18), ゴム製品製造業 (19), 鉄鋼業 (22), 非鉄 金属製造業 (23), 金属製品製造業 (24), 生産用機械器具製造業 (26), 業務用機械器具製造業 (27), 電子部品 デバイス 電子回路製造業 (28), 電気機械器具製造業 (29), 情報通信機械 器具製造業 (30), その他の製造業 (32), 情報サービス業 (39), インターネット付随サービス 業 (40) Ⅵ 情報通信 システム開発やインターネット上でサービスを提供する情報通信分野に関連した事業 情報サービス業 (39), インターネット付随サービス業 (40) () 内の数字は標準産業分類中分類番号を示す 4 提出期限及び提出先本公募要領に従って, 申請書 2 部 ( 正 1 部, 副 1 部 ) を作成し, 以下の提出期限までに郵送又宅配便等によりご提出ください 直接の持参,FAX 及び電子メールによる提出は受け付けません なお, 書類を送付する場合には, 簡易書留や特定記録などを利用し, 配達されたことが確認できる方法でお送りください (1) 提出期限 : 平成 29 年 7 月 24 日 ( 月 ) 必着期限までに到着しなかった申請書は, いかなる理由であろうとも無効とします (2) 提出先宛先有限責任監査法人トーマツ ( 本事業受託業者 ) アドバイザリー事業本部パブリックセクターアドバイザリー茨城県スタートアップ支援事業申請窓口住所 100-0005 東京都千代田区丸の内 3-3-1 新東京ビル電話 03-6213-1251 5 応募方法 (1) 提出書類支援を希望する事業者は, 下記 2 点を作成の上, 前述の提出先へ送付してください 提出書類 1 スタートアップ支援事業申請書 提出書類 2 会社概要書会社概要書は, 必要事項を含む既存の書類 ( パンフレット等 ) の提出により代えることができます なお, 提出された申請書等は返却しませんので, ご了承ください 4
(2) 申請書等の様式の入手方法申請書等の関係書類は, 県ホームページの公募ページからダウンロードすることができます ( 県公募ページ URL) http://www.pref.ibaraki.jp/shokorodo/sansei/sangyo/shosei/shosei/startup-shien kigyoukoubo.html (3) 申請に関する問い合わせ先この公募内容に関するお問い合わせは, 下記 1, または 2 まで平日 9:30~17: 30 の間にご連絡ください 1( 事務局問い合わせ先 ) 応募, 審査, 支援内容及びベンチャーピッチに関すること 有限責任監査法人トーマツ担当小松, 加藤, 和田電話 :03-6213-1251 Mail:ibaraki-startup@tohmatsu.co.jp 2( 県問い合わせ先 ) 事業全般に関すること 茨城県商工労働観光部産業政策課担当根本電話 :029-301-3525 Mail:ma.nemoto@pref.ibaraki.lg.jp 6 支援先の選定について (1) 審査の方法 形式的要件を満たしている事業者について, 審査委員会による書面審査を行います 書面審査を通過した者に対して, 二次審査として対面審査を行う場合があります 二次審査を実施する方には, 別途詳細をお知らせします なお, 審査の過程で必要に応じて, 資料の追加等をお願いする場合があります 選定は非公開で行い, 審査の経過等, 審査に関する問い合わせには応じられませんのであらかじめご了承ください (2) 審査の内容 1 申請内容に関する審査 3. 応募要件 に記載されている要件を満たしているか確認するとともに, 申請書の内容を, 以下の観点から審査を実施します 2 審査項目 Ⅰ 経営姿勢の評価 経営理念及び明確な課題意識を持ち, 事業の成長と社会の発展に対して, 強い熱意を有しているかどうか トーマツが提供する支援について, 主体的に関わる意欲を有しており, 支援終了後も自走して成長していくことが見込めるかどうか Ⅱ 技術及び製品等の評価 所有する技術 製品について, 独自性及び応用性が認められるかどうか 所有する技術 製品について, 内在する課題とその課題の解決のために必要な資源を客観的に把握できているかどうか Ⅲ 販路拡大の取組の評価 販路の拡大に向けて, 解決すべき課題を具体的に特定 認識できているかどうか 現在の取引先との状況, 販路拡大の実績等から主体的な取組みや課題解決に向けた工夫がみられるかどうか 5
(3) 選考方法 外部有識者 ( 産業界, 金融界, 大学などの有識者からなる 5 名程度の委員 ) により構成される審査委員会による書類選考 (4) 審査結果の伝達 申請のあった者全員に対して, 審査後速やかに結果を伝達します 6