(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

Similar documents
PowerPoint プレゼンテーション

厚生労働省令第61号家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準

事業者向けFAQ(よくある質問)【第6版】 3

松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則平成 26 年 10 月 27 日規則第 65 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は, 松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 26 年条例第 52 号 以下 条例 という ) の施行に関し必要な事

保育所の設備及び運営に関する基準 保育室等 屋外 遊戯場 設備 ( 必置 ) 面積設備 ( 必置 ) 面積 調理室 便所 0 1 歳児 乳児室及びほふく室 医務室 2 歳以上児 保育室又は遊戯室 乳児室 ほふく室 3.3m2 / 人 保育室 遊戯室 1.98m2 / 人屋外遊戯場 近隣の都市公園を代

2 3 階施設 建築基準法第 2 条第 9 号の2に規定する耐火建築物又は同条第 9 号の3に規定する準耐火建築物であること 保育室等が設けられている次の表の欄に掲げる区分ごとに それぞれ同表の右欄に掲げる施設又は設備が1 以上設けられていること 区分施設又は設備 1 建築基準法施行令第 123 条

<4D F736F F D20312D AD8DF48AC CE3817A EF8E9197BF81468E7B90DD81458E968BC682CC944689C28AEE8F C982C282A282C42E646F63>

<89C692EB934995DB88E78E968BC CC90DD94F58B7982D1895E896382C98AD682B782E98AEE8F8082C982C282A282C4>

2 就学前の教育 保育施設の認可について旧制度では 保育所 幼稚園等の設置について 各根拠法令に基づき 県知事による認可等の手続きがありましたが 新制度においては 地域型保育事業 ( 小規模保育事業 家庭的保育事業等 ) について 新たに認可制度が設けられ 市が定める設備および運営の基準 ( 彦根市

< B >

認可保育所の整備について

2. 条例制定の方針 (1) 従うべき基準 及び 酌すべき基準 市が条例を定めるに際しては 定める内容ごとに 国が定める基準 に 従って あるいは 酌して 定めなければならない 府省令で定める基準に従って条例に規定するもの 従うべき基準 条例の内容を直接的に拘束する 必ず適合しなければならない基準で

る危害防止に十分な考慮を払って設けられなければならない ( 保育所等との連携 ) 第 7 条家庭的保育事業者等 ( 居宅訪問型保育事業者を除く 以下この条 次条第 1 項 第 15 条第 1 項及び第 2 項 第 16 条第 1 項 第 2 項及び第 5 項 第 17 条 第 18 条第 1 項から

(Microsoft Word - \225\\\216\206\211\306\222\353\223I.doc)

別表 独自基準の概要 項目国基準県条例本市条例 ( 案 ) 職員配置 ( 調理員 嘱託医 ) 規定なし 規定なし 調理員 嘱託医を必置とする ( ただし調理業務を委託又は外部搬入する場合は調理員不要 ) 嘱託医について 既存幼稚園が幼稚園型認定こども園の認定を受ける場合は 学校保健安全法で規定されて

【資料2-2】公定価格単価表(案)

条例への委 任方法 本市の考え方 家庭的保育事 家庭的保育事業等において利用乳幼児の保育に従事する職員は 健全な心身を有し 豊か 参酌すべき 国と異なる基準とすべき特 業者等の職員 な人間性と倫理観を備え 児童福祉事業に熱意のある者であって できる限り児童福祉事業 基準 別な事情等もないため 国 の

 

3 前項の規定にかかわらず 満 3 歳以上の子どもの教育及び保育時間相当利用児の保育に従事する職員は 保育士の資格を有する者でなければならない ただし 幼稚園型認定こども園又は地方裁量型認定こども園にあっては 保育士の資格を有する者を当該職員とすることが困難であると認められるときは 幼稚園の教員の免

(2) 設備について 認可基準 ( 下線 : 必須 ) 幼保連携型 建物及び附属施設の設置場所 同一敷地内又は隣接する敷地内 ( 公道を挟む程度 ) 既存幼稚園 保育所からの移行の場合の特例 1~3 をすべて満たせば 同一敷地内にない場合も設置可 1 教育 保育の適切な提供が可能 2 子どもの移動時

幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

三法第三十四条の十六第一項の規定により 同条第二項第一号及び第二号に掲げる事項以外の事項について市町村が条例を定めるに当たって参酌すべき基準この省令に定める基準のうち 前二号に定める規定による基準以外のもの 2 設備運営基準は 市町村長 ( 特別区の長を含む 以下同じ ) の監督に属する家庭的保育事

事業所内保育Q&A

第 3 対象事業 1 都単独型一時預かり事業児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下 法 という ) 第 6 条の3 第 7 項の規定に準じ 家庭において保育を受けることが一時的に困難となった乳児又は幼児 ( 以下 乳幼児 という ) を 児童福祉法施行規則 ( 昭和 23 年厚生省令

1 法人の概要 (1) 法人名 (2) 代表者職 氏名 (3) 主たる事務所の所在地 連絡先 住所 - 電話 - - FAX - - (4) 法人の事業内容 (5) 法人設立登記年月日 年月日 (6) 職員 ( 従業員 ) の状況 法人全体の職員 ( 従業員 ) 数について記載してください 総人数


1. 認可の概要 認可の必要性 子ども 子育て支援新制度において 小規模保育事業をはじめ家庭的保育事業等を行う場合は児童福祉法の規定に基づき市町村長の認可を受けなければならない 認可申請後の手順 1 市条例で定める基準 2 児童福祉法第 34 条の 15 第 3 項の基準 3 審議会の意見を聴くこと

Microsoft Word - ㆤㆥ㆓.doc

流山市子ども・子育て会議

2 職員資格 (1) 満 3 歳未満の子どもの保育に従事する職員は 保育士であることが必要です (2) 満 3 歳以上の子どもの保育に従事する職員は 幼稚園の教員の免許状を有する者を又は保育士であることが必要です (3) 満 3 歳以上の子どもの共通利用時間の保育に従事する職員は 原則 幼稚園の教員

ポイント地域子ども 子育て支援事業の基準について 確認制度 公定価格 要旨 各事業についての議論が別途参考資料のように整理された 放課後児童クラブの具体的な機能 役割については 現行の放課後児童クラブガイドラインの内容を基本として 子ども 子育て支援新制度の施行までに整理し 新たに策定するガイドライ

第 6 条家庭的保育事業者等は 利用乳幼児の人権に十分配慮するとともに 一人ひとりの人格を尊重して その運営を行わなければならない 2 家庭的保育事業者等は 地域社会との交流及び連携を図り 利用乳幼児の保護者及び地域社会に対し 当該家庭的保育事業等の運営の内容を適切に説明するよう努めなければならない

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

により 心身ともに健やかに育成されることを保障するものとする ( 最低基準の向上 ) 第 4 条市長は 和光市子ども 子育て支援会議条例 ( 平成 25 年条例第 16 号 ) 第 1 条に規定する和光市子ども 子育て支援会議の意見を聴き その監督に属する家庭的保育事業等を行う者 ( 以下 家庭的保

総則 保育所等との連携 家庭的保育事業者等 ( 居宅訪問型保育事業を行う者 ( 以下 居宅訪問型保育事業者 という ) を除く 以下この項目 家庭的保育事業者等と非常災害 の 1 衛生管理等 の1 及び2 食事 の1 及び5 食事の提供の特例 利用乳幼児及び職員の健康診断 の1から3までの各項目にお

保育所等との連携 第 6 条家庭的保育事業者等 ( 居宅訪問型保育事業を行う者 ( 以下 居宅訪問型保育事業者 という ) を除く 以下この条 第 7 条第 1 項 第 14 条第 1 項及び第 2 項 第 15 条第 1 項 第 2 項及び第 5 項 第 16 条並びに第 17 条第 1 項から第

号 同条第 11 項第 2 号又は同条第 12 項第 2 号の規定に基づき保育が必要と認められる児童であって満 3 歳以上のものについて保育を行う場合にあっては 当該児童を含む 以下同じ )( 以下 利用乳幼児 という ) が 明るくて 衛生的な環境において 素養があり かつ 適切な訓練を受けた職員

意見聴取の目的 教育 保育施設 地域型保育事業 の運営開始の申請がなされた場合 佐賀市は 佐賀市子ども 子育て会議 で意見を聴取し を設定しなければなりません 新規設定のみ意見聴取 定員の変更については 会議の意見聴取は不要 事業開始までの流れ 1 都道府県 市町村による施設の認可 2 市町村による

(7) 居宅訪問型保育事業法第 6 条の3 第 11 項に規定する居宅訪問型保育事業をいう (8) 事業所内保育事業法第 6 条の3 第 12 項に規定する事業所内保育事業をいう (9) 家庭的保育事業等家庭的保育事業 小規模保育事業 居宅訪問型保育事業又は事業所内保育事業をいう ( 最低基準の目的

(7) 居宅訪問型保育事業法第 6 条の3 第 11 項に規定する居宅訪問型保育事業をいう (8) 事業所内保育事業法第 6 条の3 第 12 項に規定する事業所内保育事業をいう (9) 家庭的保育事業等家庭的保育事業 小規模保育事業 居宅訪問型保育事業又は事業所内保育事業をいう ( 最低基準の目的

屋外広告物の撤去事務について

芦屋市子ども・子育て会議運営規則

私設保育施設 ( 認可外保育施設 ) 運営の手引き改訂版 かながわきんたろう 神奈川県では 乳幼児の保育を行なう施設で認可保育所以外のものを総称して私設保育施設と呼んでいます 私設保育施設については 児童福祉法により 事業所内の施設等を除き届出等が義務づけられているうえ 子どもの保育を行ううえで遵守

Microsoft PowerPoint - 資料10_平成26年度予算・税制改正について(税制)

千代田区家庭的保育事業等の認可に係る設備及び運営に関する基準を定める条例

第 3 条市長は 児童の保護者その他児童福祉に係る当事者の意見を聴き その監督に属する家庭的保育事業等を行う者 ( 以下 家庭的保育事業者等 という ) に対し 最低基準を超えて その設備及び運営を向上させるように勧告することができる 2 市は 最低基準を常に向上させるように努めるものとする ( 最

Microsoft Word - ●資料2「児童自立支援施設について」

新潟市延長保育事業実施要綱の一部改正について

Microsoft PowerPoint - 資料1_子ども・子育て支援新制度に関する検討状況について

Microsoft Word - wt1607(的場).docx

地域子育て支援拠点事業について

Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

「運営規程」

認可化移行支援強化事業

参考資料2 小規模保育運営支援事業等の要綱

第16回 提案募集検討専門部会 参考資料2

いう ) に対し 最低基準を超えて その設備及び運営を向上させるように勧告することができる 2 市は 最低基準を常に向上させるように努めるものとする ( 最低基準と家庭的保育事業者等 ) 第 4 条家庭的保育事業者等は 最低基準を超えて 常に その設備及び運営を向上させなければならない 2 最低基準

平成 年第 回定例市議会提出議案

3 保育の必要性の認定の対象とはならない場合 ( 例 : 専業主婦家庭等 ) どのような施設の利用が無償化の対象になりますか 3 歳から5 歳までの子供について 幼稚園 認定こども園 (4 時間相当分 ) は無償化の対象となります なお この場合 預かり保育は無償化の対象となりません このほか 就学

平成30年度 子ども家庭局 保育課 予算概算要求の概要

目 次 1 はじめに 小規模保育事業の概要について 実施事業者に関する基準について 施設基準について 施設の構造と非常災害に対する措置ついて 職員の配置関連等について 小規模保育の運営について

教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

審査結果 認可基準チェックシート参照 意見を求める事項 本件申請について審査した結果 児童福祉法に基づく認可基準に適合していること 設置者の基準に適合していると判断できることから 児童福祉法第 34 条の 15 第 5 項の規定に基づき 平成 29 年 4 月 1 日付で認可することについて意見を伺

認可保育所の整備について

スライド 1

児童福祉施設最低基準の一部を改正する省令及び家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令(厚生労働省令第六十三号) 次に掲げる省令の規定中「又は看護師」を「、看護師又は准看護師」に改める。 一児童福祉施設最低基準の一部を改正する省令(平成十年厚生省令第五十一号)附則第二項 二家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準(平成二十六年厚生労働省令第六十一号)第二 十九条第三項、第三十一条第三項、第四十四条第三項及び第四十七条第三項 附則 この省令は、平成二十七年四月一日から施行する。

重点番号 1: 保育所等の児童福祉施設に係る 従うべき基準 等の見直し ( 神奈川県 ) 児童発達支援センターにおける食事提供方法について ( 施設内調理以外による提供方法への緩和 ) 1 提案の概要児童福祉施設のうち 保育所における児童への食事の提供については 一定の条件が整えば 満 3 歳以上の

Microsoft Word  H30保育園管理規程(2018修正)

家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準(平成26年厚生労働省令第61号)

厚生労働省令第61号家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準

平成27年度税制改正要望結果について

子ども・子育て支援新制度の解説資料 2.利用者負担 その1

2最低基準を超えて 設備を有し 又は運営をしている家庭的保育事業者等においては 最低基準を理由として その設備又は運営を低下させてはならない (家庭的保育事業者等の一般原則)第五条家庭的保育事業者等は 利用乳幼児の人権に十分配慮するとともに 一人一人の人格を尊重して その運営を行わなければならない

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

Microsoft PowerPoint - 資料3 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に.pptx

資料2 保育所における屋外階段設置要件について

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

改正法律一覧 (15 法律 ) 2 法律重複 A 地方公共団体への事務 権限の移譲 (3 法律 ) 毒物及び劇物取締法 1 毒物又は劇物の原体の事業者の登録等に係る事務 権限を国から都道府県へ移譲 就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律 子ども 子育て支援法 2 幼保連携

1 計画見直しの趣旨 中央区では 平成 27 年 4 月の子ども 子育て支援新制度実施に伴い 幼児期の教育 保育および地域子ども 子育て支援事業の提供体制の確保を円滑に行うため 子ども 子育て支援施策を中心に 母子保健 教育 ワーク ライフ バランス等の取組を総合的に推進する ( 以下 本計画 とい

幼保連携型認定こども園の認可基準について

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

( 定義 ) 第 138 条の23 この章において 次の各号に掲げる用語の意義は それぞれ当該各号に定めるところによる (1) 家庭的保育事業等家庭的保育事業 小規模保育事業 居宅訪問型保育事業又は事業所内保育事業をいう (2) 家庭的保育事業者等家庭的保育事業等を行う者をいう (3) 家庭的保育事

目 次 1. 小規模保育事業 P1 2. 認可及び確認 P1 3. 地域型保育給付とは P3 4. 認可要件 P4 5. 職員の配置基準等について P7 6. 施設等の基準について P8 7. 施設の構造と非常災害に対する措置について P9 8. 小規模保育事業の運営について P12 9. 留意事項

<4D F736F F D A8EB388BE8E738E7182C782E08A C52D38702DB6D7B0>

目 次 1. 事業所内保育事業 P1 2. 認可及び確認 P1 3. 地域型保育給付とは P3 4. 認可要件 P5 5. 職員の配置基準等について P9 6. 施設等の基準について P10 7. 施設の構造と非常災害に対する措置について P11 8. 事業所内保育事業の運営について P14 9.

静岡県規則第○号

対象資産 企業主導型保育事業の用に供する固定 資産 地方税法に規定する特例割合の基準価格の2 分の1を参酌して3 分の1 以上 3 分の2 以下 ( 最初の補助から5 年間 ) 特例割合 3 分の 1 (2) 関係規定の整理第 1 条の規定による呉市税条例の一部改正による条項の移動に伴い, 次の条例

Microsoft PowerPoint - 資料3.pptx

25_01_02_19koudahoikuen

し かつ 登録を受けたものに限る ) 主幹保育教諭 指導保育教諭 保育教諭 助保育教諭又は講師であって の教育及び保育に直接従事するものの数をいう 二この表に定める員数は 同表の上欄のの区分ごとに下欄の数に応じ定める数を合算した数とする 三この表の第一号及び第二号に係る員数が学級数を下るときは 当該

<4D F736F F D20819A288FB E6318D E6318D E633308D868B6388C429964C8CE391E596EC8E738D7390AD FF097E182CC88EA959489FC90B382D982A932398C8F2E646F6378>

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その3

趣旨 : すべての子どもに良質な成育環境を保障する等のため 子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びにこれに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等の所要の措置を講ずる (1) 総則 子ども 子育て支援法の目的 基本理念 責務規定 ( 市町村 都道府県 国 事業主 国民の責務 ) 定義規

1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し

Microsoft PowerPoint - 01_居宅訪問型児童発達支援

幼児教育 保育の無償化の実施について 1 子ども 子育て支援新制度の趣旨に沿った無償化の実施を! 子ども 子育て支援新制度 では 一人ひとりの子どもが健やかに成長することができる社会 子どもの最善の利益が実現される社会を目指しています まずこの目指すべき姿に沿った幼児教育 保育の無償化を図るべきです

広域利用の実態が異なる場合の考え方 保育整備計画との関係項目内容 6) 広域利用の実態が異なる場地域型保育事業の認可の際に行われる需給調整の判合の考え方断基準となること等から 学校就学前子どもの区分 ( 認定区分 ) ごと 地域子ども 子育て支援事業の事業ごとに教育 保育施設等及び地域子ども 子育て

1. 子育て短期支援事業の概要 根拠法 子育て短期支援事業 は 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下 法 という ) 第 6 条の 3 第 3 項に規定する市町村が実施する事業 用語の意味 児童 児童福祉法第 4 条に規定する者をいう 保護者 児童福祉法第 6 条に規定する者をいう

2 市町村別 保育所等利用待機児童数の推移 市町村名 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 (A) 30 年度 (B) ( 各年 4 月 1 日現在 単位 : 人 ) 対前年比 (B-A) 保留児童数 横浜市 1,

Transcription:

家庭的保育事業等の及び運営に関する基準 資料 2-2 1 家庭的保育事業等とは 児童福祉法に位置付けられた市町村による認可事業 ( 地域型保育事業 ) で 市町村の地域型保育給付費の支給対象として 多様な施設や事業の中から 利用者が選択できる仕組みです 原則として 満 3 歳未満の保育を必要とする乳幼児が対象となる事業で 定員数や保育の実施場所等によって下記の表のとおり4つに分類されます 事業概要定員 家庭的保育事業 家庭的な雰囲気の下 少人数を対象にきめ細やかな保育を実施する 家庭的保育者の居宅様々なスペースで行う 1~5 人 小規模保育事業 居宅訪問型保育事業 事業所内保育事業 比較的小規模で家庭的保育に近い雰囲気の下 多様なスペースできめ細やかな保育を実施する 1A 型 : 保育所分園に近い類型 2B 型 :A 型とC 型の中間的な類型 3C 型 : 家庭的保育 ( グループ型小規模保育 ) に近い類型住み慣れた居宅において 利用する保護者 子どもの居宅で1 対 1 を基本とするきめ細かな保育を実施する 企業が主として業員への仕事と子育ての両立支援策として 事業所様々なスペースで実施する 6~19 人 2 家庭的保育事業等の及び運営に関する基準について 子ども 子育て支援新制度では 施設 事業が給付による財政支援の対象となるため 認可を受ける必要があります 家庭的保育事業等の場合は 市町村が認可権者となります 認可の基準は 国の定めた 家庭的保育事業等の及び運営に関する基準 ( 平成 26 年厚生労働省令第 61 号 ) をもとに うべき基準 と 酌すべき基準 の区分にって市町村が条例で定めることとされています 意味異なるものを定める場合 うべき基準条例の内容を直接的に拘束する必ず適合しなければならない基準であり 当該基準にう範囲内で地域の実情に応じた内容を定める条例は許容されるものの 異なる内容を定めることは許されないものうべき基準の範囲内であることについて説明責任がある 基準の範囲を超える場合は 違法となる ただし 最低基準とされている場合は 上回ることは可能 酌すべき基準地方自治体が十分酌した結果としてであれば 地域の実情に応じて 異なる内容を定めることが許容されるもの酌する行為を行ったかどうかについて説明責任がある 酌する行為を行わなかった場合は 違法となる

(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室 1 人 3.3 m2保育を行う専用居室 ( 部屋自体は 9.9 m2以上が必要 ) 便所 同一敷地内に遊戯等に適当な広さの庭 付近の代替地可 1 人 3.3m2 (2 歳児 ) 同一事業者が運営する小規模保育事業 社会福祉施設病院含 む 調理員 ( 保育を行う子どもが 3 人以下の場合 家庭的保育補助 者で対応可 ) 調理業務を全部委託する場合や連携施設等からの搬入の場 合は置かないことができる 保育時間 保護者の状況を考慮し事業者が設定 耐火基準 火災報知器 消火器の設置消火訓練 避難訓練の定期的実施 連携施設連携施設の設定が必要 (5 年間の経過措置あり ) 嘱託医 嘱託医 連携施設と同一の嘱託医に委嘱することも可能入所時の健康診断及び年 2 回以上の定期健康診断を実施し 調理員の健康診断は綿密な注意を払うこと

(2) 小規模保育施設 1 小規模保育施設 (A 型 ) 項目 国基準 区分 保育業者 保育士 0~2 歳児を4 人以上受け入れる場合 保健師又は看護師 1 人に限り保育士とみなすことができる 以下の配置に加え1 人配置すること 0 歳児 3:1 数 1 2 歳児 6:1 3 歳児 20:1 4 5 歳児 30:1 0 歳児 1 歳児乳児室又はほふく室 1 人 3.3m2 2 歳児以上保育室 1 人 1.98m2 便所 満 2 歳児以上の児童 1 人につき 3.3 m2以上 事業所の付近にある他の公的施設の敷地の屋外遊技 場に代わるべき場所を含む 同一事業者が運営する小規模保育事業 社会福祉施設病院含 む 調理員 調理業務を全部委託する場合や連携施設等からの搬入の場 合は置かないことができる 保育時間耐火基準連携施設嘱託医 保護者の状況を考慮し事業者が設定 を2 階以上に設ける場合については 1 耐火建築物又は準耐火建築物 2 乳幼児の転落防止 消火器及び非常警報器具 保育所に準じた上乗せ規制連携施設の設定が必要 (5 年間の経過措置あり ) 1 食事の提供 2 嘱託医による健康診断等 3 の利用 4 合同保育 5 後方支援 6 行事への加 7 卒園後の受皿嘱託医 連携施設と同一の嘱託医に委嘱することも可能入所時の健康診断及び年 2 回以上の定期健康診断を実施し 調理員の健康診断は綿密な注意を払うこと

2 小規模保育施設 (B 型 ) 項目 国基準 区分 保育業者 1/2 以上保育士 0~2 歳児を4 名以上受け入れる場合 保健師又は看護師 1 人に限り保育士とみなすことができる 保育士以外には必要な研修を実施 以下の配置に加え1 人配置すること 0 歳児 3:1 数 1 2 歳児 6:1 3 歳児 20:1 4 5 歳児 30:1 0 歳児 1 歳児乳児室又はほふく室 1 人 3.3m2 2 歳児以上保育室 1 人 1.98m2 便所 満 2 歳児以上の児童 1 人につき 3.3 m2以上 事業所の付近にある他の公的施設の敷地の屋外遊 技場に代わるべき場所を含む 同一事業者が運営する小規模保育事業 社会福祉施設病院 含む 調理員 調理業務を全部委託する場合や連携施設等からの搬入の 場合は置かないことができる 保育時間耐火基準連携施設嘱託医 保護者の状況を考慮し事業者が設定 を2 階以上に設ける場合については 1 耐火建築物又は準耐火建築物 2 乳幼児の転落防止 消火器及び非常警報器具 保育所に準じた上乗せ規制連携施設の設定が必要 (5 年間の経過措置あり ) 1 食事の提供 2 嘱託医による健康診断等 3 の利用 4 合同保育 5 後方支援 6 行事への加 7 卒園後の受皿嘱託医 連携施設と同一の嘱託医に委嘱することも可能入所時の健康診断及び年 2 回以上の定期健康診断を実施し 調理員の健康診断は綿密な注意を払うこと

3 小規模保育施設 (C 型 ) 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1 ( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 0 歳児 1 歳児乳児室又はほふく室 1 人 3.3m2 2 歳児以上保育室 1 人 3.3m2 便所 満 2 歳児以上の児童 1 人につき 3.3 m2以上 事業所の付近にある他の公的施設の敷地の屋外遊技 場に代わるべき場所を含む 同一事業者が運営する小規模保育事業 社会福祉施設病院 含む 調理員 調理業務を全部委託する場合や連携施設等からの搬入の 場合は置かないことができる 保育時間耐火基準連携施設嘱託医 保護者の状況を考慮し事業者が設定 を2 階以上に設ける場合については 1 耐火建築物又は準耐火建築物 2 乳幼児の転落防止 消火器及び非常警報器具 保育所に準じた上乗せ規制連携施設の設定が必要 (5 年間の経過措置あり ) 1 食事の提供 2 嘱託医による健康診断等 3 の利用 4 合同保育 5 後方支援 6 行事への加 7 卒園後の受皿嘱託医 連携施設と同一の嘱託医に委嘱することも可能入所時の健康診断及び年 2 回以上の定期健康診断を実施し 調理員の健康診断は綿密な注意を払うこと

(3) 居宅訪問型保育事業 項目国基準区分 保育業者 必要な研修を修了し 保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有する と市町村長が認める者 数 0~2 歳児 1:1 事業の特性を踏まえ設けない 保育者による調理及び食事の提供は行わないことを基本 保育時間 1 日につき 8 時間を原則 保護者の状況を考慮し事業者が設定 耐火基準保護者 子どもの居宅において保育を行うという特性を踏まえて 基準の設定なし 連携施設 連携施設の設定は一律には求めない ( 障害や疾病のある子どもを保育する場合は 支援を受けられるよう設定 )

(4) 事業所内保育事業 項目国基準区分 保育業者 定員 20 名以上 保育士 定員 19 名以下 保育士 1/2 以上 0~2 歳児を4 名以上受け入れる場合 保健師又は看護師 1 人に限り保育士とみなすことができる 保育士以外には必要な研修を実施 数 定員 20 名以上 0 歳児 3:1 1 2 歳児 6:1 3 歳児 20:1 4 5 歳児 30:1 定員 19 名以下 以下の配置に加え1 名を配置すること 0 歳児 3:1 1 2 歳児 6:1 定員 20 名以上 0 1 歳児乳児室 1 人 1.65m2又はほふく室 1 人 3.3m2 2 歳児以上保育室 1 人 1.98m2 定員 19 名以下 0 1 歳児乳児室又はほふく室 1 人 3.3m2 2 歳児以上保育室 1 人 1.98m2便所 満 2 歳児以上の児童 1 人につき 3.3 m2以上 事業所の付近にある他の公的施設の敷地の屋外遊 技場に代わるべき場所を含む 同一事業者が運営する小規模保育事業 社会福祉施設病院 含む 定員 20 名以上 調理室 定員 19 名以下 調理員 調理業務を全部委託する場合や連携施設等からの搬入の 場合は置かないことができる 保育時間 保護者の状況を考慮し事業者が設定

項目国基準区分 耐火基準 を2 階以上に設ける場合については 1 耐火建築物又は準耐火建築物 2 乳幼児の転落防止 消火器及び非常警報器具 保育所に準じた上乗せ規制 連携施設 定員 19 名以下 保育内容の支援に係る連携施設の設定が必要 ( 業員の子ども ) 必ずしも求めない ( 地域枠の子ども ) 卒園後の受け皿に係る連携施設の設定が必要 ( 経過措置あり ) 嘱託医 嘱託医 連携施設と同一の嘱託医に委嘱することも可能 地域枠の子どもの受け入れ 定員区分 地域枠の定員 1~5 名 1 名 6 7 名 2 名 8~10 名 3 名 11~15 名 4 名 16~20 名 5 名 21~25 名 6 名 26~30 名 7 名 31~40 名 10 名 41~50 名 12 名 51~60 名 15 名 61 名以上 20 人