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Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

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審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

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医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類

日本標準商品分類番号 投与間隔と投与量早見表 の 血漿分画製剤生物学的製剤基準乾燥濃縮人血液凝固第 Ⅹ 因子加活性化第 Ⅶ 因子 薬価基準収載 献血 特定生物由来製品 処方箋医薬品 ( 注意ー医師等の処方箋により使用すること ) 監修 / 東京医科大学病院臨床検査医学科福武勝幸主任教授

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生後 1 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射生後 6 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射 2013 年 11 月 1 日 日本産科婦人科学会周産期委員会未承認薬検討小委員会担当委員日本周産期 新生児医学会副理事長 社保委員会副委員長久保隆彦

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

針刺し切創発生時の対応

スライド 1

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改訂理由 1. 重要な基本的注意の項について 2. 重要な基本的注意 (9) ギラン バレー症候群においては 筋力低下の改善が認められた後 再燃することがあるので その場合には本剤の再投与を含め 適切な処置を考慮すること 学会のガイドライン等でギラン バレー症候群の治療においては 静注用免疫グロブリ

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査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

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も 医療関連施設という集団の中での免疫の度合いを高めることを基本的な目標として 書かれています 医療関係者に対するワクチン接種の考え方 この後は 医療関係者に対するワクチン接種の基本的な考え方について ワクチン毎 に分けて述べていこうと思います 1)B 型肝炎ワクチンまず B 型肝炎ワクチンについて

資料 4 5 医療上の必要性の高い未承認薬 適応外薬検討会議公知申請への該当性に係る報告書 ( 案 ) 乾燥抗 D(Rho) 人免疫グロブリン D(Rho) 陰性の妊娠中感作抑制の追加 1. 要望内容の概略について 要望された医薬品 一般名 : 乾燥抗 D(Rho) 人免疫グロブリン販売名 :1 抗

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から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

ロタウイルスワクチンは初回接種を1 価で始めた場合は 1 価の2 回接種 5 価で始めた場合は 5 価の3 回接種 となります 母子感染予防の場合のスケジュール案を示す 母子感染予防以外の目的で受ける場合は 4 週間の間隔をあけて2 回接種し 1 回目 の接種から20~24 週あけて3 回目を接種生

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使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

2)HBV の予防 (1)HBV ワクチンプログラム HBV のワクチンの接種歴がなく抗体価が低い職員は アレルギー等の接種するうえでの問題がない場合は HB ワクチンを接種することが推奨される HB ワクチンは 1 クールで 3 回 ( 初回 1 か月後 6 か月後 ) 接種する必要があり 病院の

1. 今回の変更に関する整理 効能 効果及び用法 用量 ( 添付文書より転載 ) 従来製剤 ( バイアル製剤 ) と製法変更製剤 ( シリンジ製剤 ) で変更はない 効能 効果 用法 容量 B 型肝炎の予防通常 0.5mL ずつ4 週間隔で2 回 更に 20~24 週を経過した後に1 回 0.5mL

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診療のガイドライン産科編2014(A4)/fujgs2014‐114(大扉)

要望番号 ;Ⅱ 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望 者 ( 該当するものにチェックする ) 優先順位 学会 ( 学会名 ; 日本ペインクリニック学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 2 位 ( 全 4 要望中 )

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の状態により適宜減量する 成人 A 法 : 他の抗悪性腫瘍剤との併用において ブスルファンとして 1 回 0.8 mg/kg を生理食塩液又は 5% ブドウ糖液に混和 調製して 2 時間かけて点滴静注する 本剤は 6 時間毎に 1 日 4 回 4 日間投与する なお 年齢 患者の状態により適宜減量す

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301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

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始前に出生したお子さんについては できるだけ早く 1 回目の接種を開始できるように 指導をお願いします スムーズに定期接種を進めるために定期接種といっても 予防接種をスムーズに進めるためには 保護者の理解が不可欠です しかし B 型肝炎ワクチンの接種効果は一生を左右する重要なものですが 逆にすぐに効

要望番号 ;Ⅱ-286 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 33 位 ( 全 33 要望

検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 )

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1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

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相互作用DB

P2


Title

医薬品の基礎研究から承認審査 市販後までの主なプロセス 基礎研究 非臨床試験 動物試験等 品質の評価安全性の評価有効性の評価 候補物質の合成方法等を確立 最適な剤型の設計 一定の品質を確保するための規格及び試験方法などの確立 有効期間等の設定 ( 長期安定性試験など ) 医薬品候補物質のスクリーニン

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

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資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

2016 年 12 月 7 日放送 HTLV-1 母子感染予防に関する最近の話題 富山大学産科婦人科教授齋藤滋はじめにヒト T リンパ向性ウイルスⅠ 型 (Human T-lymphotropic virus type 1) いわゆる HTLV-1 は T リンパ球に感染するレトロウイルスで 感染者

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り感染し 麻薬注射や刺青なども原因になります 輸血の安全性や医療環境の改善によって 医原性の感染は例外的な場合になりました 日本では約 100 万人の B 型肝炎ウイルスキャリアがいます その大部分は成人で, 昔の母子感染を含む小児期の感染に由来します 1986 年から B 型肝炎ウイルスキャリアの

一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等

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た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

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要望番号 ;Ⅱ-183 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者学会 ( 該当する ( 学会名 ; 日本感染症学会 ) ものにチェックする ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 1 位 ( 全 8 要望中 ) 要望する医薬品

< HTLV 1 ウイルスについて > HTLV 1 ウイルスはヒト T 細胞白血病ウイルス 1 型と呼 ばれ 成人 T 細胞白血病などの原因であることが分かっています 日本は先進国の中でHTLV 1 抗体の陽性者が最も多く 100 万人を越えています 西日本に多くみられましたが 人口の移動とともに

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緒言

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Transcription:

- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください - 添付文書改訂のお知らせ 生物学的製剤基準乾燥抗 D(Rho) 人免疫グロブリン 日本製薬株式会社この度 乾燥抗 D(Rho) 人免疫グロブリン [ 弊社製品 : 抗 D グロブリン筋注用 1000 倍 ニチヤク ] につきまして 医療上の必要性の高い未承認薬 適応外薬検討会議公知申請への該当性に係る報告 ( 公知申請 ) が取り纏められ 平成 22 年 10 月 29 日の薬事 食品衛生審議会医薬品第一部会にて承認事項一部変更承認申請が可能であると判断され 平成 23 年 5 月 20 日付で承認を取得しました この承認に基づき 効能 効果 及び 用法 用量 が追加されると共に これに伴い 使用上の注意 等の添付文書内容を改訂しましたので 下記の通り 使用上の注意 を改訂いたしましたので 併せてご案内申しあげます 今後のご使用に際しましては 本 お知らせ の内容をご参照くださいますようお願い申しあげます なお 流通在庫の関係から改訂添付文書の封入された製品がお手元に届くまでには 若干の日数が必要ですので ご理解いただきますようお願い申しあげます 今後とも弊社製品のご使用にあたって副作用等の治療上好ましくない有害事象をご経験の際には 弊社 MRまでご連絡くださいますようお願い申しあげます 効能 効果 用法 用量 変更承認に伴う改訂 D(Rho) 因子陰性で これまでに D(Rho) 因子で未感作の女性に対し 流産後 人工妊娠中絶後 異所性妊娠後 妊娠中の検査 処置後または腹部打撲後 72 時間以内の投与及び 妊娠 28 週前後の投与の効能効果が承認されました 改訂後の 効能 効果 用法 用量 効能 効果 D(Rho) 陰性で以前にD(Rho) 因子で感作を受けていない女性に対し 以下の場合に投与することにより D(Rho) 因子による感作を抑制する 分娩後 流産後 人工妊娠中絶後 異所性妊娠後 妊娠中の検査 処置後 ( 羊水穿刺 胎位外回転術等 ) 又は腹部打撲後等のD(Rho) 感作の可能性がある場合 妊娠 28 週前後 用法 用量 本剤は 1 瓶を添付の溶解液 ( 日本薬局方注射用水 )2mLに溶解し 効能 効果に応じて以下のとおり投与する 分娩後 流産後 人工妊娠中絶後 異所性妊娠後 妊娠中の検査 処置後又は腹部打撲後 : 72 時間以内に本剤 1 瓶を筋肉内に注射する 妊娠 28 週前後 : 本剤 1 瓶を筋肉内に注射する 既に平成 22 年 10 月 29 日付 保医発 1029 第 4 号により保険適用となっております - 1 -

また 今回の承認に伴い 使用上の注意 も一部追記または改訂しました 改訂後の内容禁忌 1.D(Rho) 陽性の新生児及び妊産婦 [ 本剤を投与すると溶血を起こす可能性がある ] < 効能 効果に関連する使用上の注意 > 重要な基本的注意 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 臨床検査結果に及ぼす影響 (1) 本剤の注射にあたっては 事前に妊産婦の D(Rho) 陰性を確認しておくこと (2) 本剤は 新生児が D(Rho) 陽性である場合 胎児 新生児の父親が D(Rho) 陽性である場合 又は父親が D(Rho) 陰性であることが不明であり 胎児 新生児も D(Rho) 陰性であることが不明の場合も 妊産婦に投与すること (3) 本剤は D(Rho) 因子に未感作の D(Rho) 陰性の妊産婦に投与すること 既に D(Rho) 因子で感作され 抗 D(Rho) 抗体を持っている婦人 ( 分娩前の本剤投与により受動抗 D(Rho) 抗体を持っている婦人を除く ) 及び D(Rho) 陰性の新生児を分娩した婦人には 本剤投与による予防は無効であるため 投与しないこと (4) 妊娠 28 週前後及び妊娠に関連した D(Rho) 感作が疑われる場合の妊娠中の投与に加え 新生児が D(Rho) 陽性の場合 分娩後にも産婦へ本剤投与を行うこと (3) 妊娠後期又は分娩時の胎児母体間出血により D(Rho) 陰性の母親の循環血中に胎児の D(Rho) 陽性赤血球が存在した場合には 母親の血液型判定において 誤判定を起こすおそれがある 本剤の投与によりヒトパルボウイルス B19 の感染の可能性を否定できない 感染した場合には胎児への障害 ( 流産 胎児水腫 胎児死亡 ) が起こる可能性がある (2) 妊娠中に本剤を投与した場合 母体血清中の受動抗 D(Rho) 抗体により 間接クームス試験が陽性になることがある また そのような母体から出生した新生児においては出生時の直接クームス試験で弱い陽性反応を示すことがある このような場合でも 新生児が D(Rho) 陽性であれば分娩後にも本剤を母親に投与すること 効能 効果 用法 用量 の一部変更承認に基づく改訂 改訂後 ( 追記 改訂箇所 ) 改訂前 効能 効果 D(Rho) 陰性で以前に D(Rho) 因子で感作を受けていない女性に対し 以下の場合に投与することにより D(Rho) 因子による感作を抑制する 分娩後 流産後 人工妊娠中絶後 異所性妊娠後 妊娠中の検査 処置後 ( 羊水穿刺 胎位外回転術等 ) 又は腹部打撲後等の D(Rho) 感作の可能性がある場合 妊娠 28 週前後 用法 用量 本剤は 1 瓶を添付の溶解液 ( 日本薬局方注射用水 ) 2mL に溶解し 効能 効果に応じて以下のとおり投与する 分娩後 流産後 人工妊娠中絶後 異所性妊娠後 妊娠中の検査 処置後又は腹部打撲後 : 72 時間以内に本剤 1 瓶を筋肉内に注射する 妊娠 28 週前後 : 本剤 1 瓶を筋肉内に注射する - 2 - 効能 効果 Rh 式血液型の D(Rho) 陰性の産婦で D(Rho) 陽性の胎児を分娩した後に投与することにより D(Rho) 因子の感作を予防する 用法 用量 母子 ABO 式血液型適合で Rh 式血液型の D(Rho) 陽性 ( 直接クームス試験陰性 ) の胎児を分娩した D (Rho) 陰性 ( 間接クームス試験陰性 ) の産婦に対し 分娩後遅くとも 72 時間以内に本剤 1 瓶を添付の溶解液 ( 日本薬局方注射用水 )2mL に溶解し 筋肉内に注射する 従来より承認されていた分娩後 72 時間以内の本剤 ( 抗 D 人免疫グロブリン製剤 ) 投与に加え 妊娠 28 週前後にも本剤を投与することや 流産後や人工妊娠中絶後等 D(Rho) 因子による感作リスクのある場合に本剤を投与することが D(Rho) 因子の感作の抑制において有用であることが国内外のガイドライン 1~3) で推奨されていると共に 海外で広く承認されています このような状況を踏まえ 本剤について 医療上の必要性の高い未承認薬 適応外薬検討会議公知申請への該当性に係る報告 ( 公知申請 ) が取り纏められ 平成 22 年 10 月 29 日の薬事 食品衛生審議会医薬品第一部会にて承認事項一部変更承認申請が可能であると判断され この度承認を取得しました なお 薬事 食品衛生審議会医薬品第一部会での事前評価が終了した段階で 薬事承認を待たずに上記効能 効果に対する本剤投与は保険適用 ( 平成 22 年 10 月 29 日付 保医発 1029 第 4 号 ) となっています 1)EMEA Guidline on the core SPC for Human ant-d immunoglobulin for intravenous use Revision1.2007:3-4 2)Hartwell EA. Use of Rh immune globulin: ASCP practice parameter. Am J Clin Pathol 1998;110:281-292 3) 日本産科婦人科学会 日本産婦人科医会 : 日本産科婦人科学会 日本産婦人科医会産婦人科診療ガイドライン産科編 2008:62-65

使用上の注意 の改訂内容 承認事項の一部変更承認に伴う改訂 (7 頁に改訂後の 使用上の注意 全文を記載しておりますので 併せてご参照下さい ) (1) 禁忌 の改訂( 自主改訂 ) 改訂後 ( 追記 改訂箇所 ) 改訂前 ( 削除 ( 移動 ) 箇所 ) 禁忌( 次の患者には投与しないこと ) 1.D(Rho) 陽性の新生児及び妊産婦 [ 本剤を投与すると溶血を起こす可能性がある ] 2. 本剤の成分に対しショックの既往歴のある患者 禁忌( 次の患者には投与しないこと ) 1. 新生児 [D(Rho) 陽性の児に本剤を投与すると溶血を起こす可能性がある ] 2. 抗 D(Rho) 抗体を持っている婦人及びD(Rho) 陰性の新生児を分娩した婦人 [ 本剤による予防は無効である ] 効能 効果に関連する使用上の注意 (3) に移動 3. 本剤の成分に対しショックの既往歴のある患者 改訂後の (1) について本剤の D(Rho) 陽性者への投与は溶血を起こす可能性があることから D(Rho) 陽性の新生児のみではなく D(Rho) 陽性の妊産婦への投与も禁忌として記載しました また 海外の添付文書においても 禁忌 や 警告及び使用上の注意 等の項目に D(Rho) 陽性者に対しての投与を禁止しています 改訂前の (2) について本剤投与が無効となる場合を周知するための注意文であることから 効能 効果に関連する使用上の注意 (3) ( 新設 ) の項に記載することになりました (2) 効能 効果に関連する使用上の注意 の改訂 新設 ( 自主改訂 ) 改訂後 ( 追記箇所 ) 改訂前 効能 効果に関連する使用上の注意 (1) 本剤の注射にあたっては 事前に妊産婦の D(Rho) 陰性を確認しておくこと (2) 本剤は 新生児が D(Rho) 陽性である場合 胎児 新生児の父親が D(Rho) 陽性である場合 又は父親が D(Rho) 陰性であることが不明であり 胎児 新生児も D(Rho) 陰性であることが不明の場合も 妊産婦に投与すること (3) 本剤は D(Rho) 因子に未感作の D(Rho) 陰性の妊産婦に投与すること 既に D (Rho) 因子で感作され 抗 D(Rho) 抗体を持っている婦人 ( 分娩前の本剤投与により受動抗 D(Rho) 抗体を持っている婦人を除く ) 及び D(Rho) 陰性の新生児を分娩した婦人には 本剤投与による予防は無効であるため 投与しないこと (4) 妊娠 28 週前後及び妊娠に関連した D(Rho) 感作が疑われる場合の妊娠中の投与に加え 新生児が D(Rho) 陽性の場合 分娩後にも産婦へ本剤投与を行うこと 設定なし (1) についてこれまで 重要な基本的注意 (4) に記載していた本剤投与前に患者の D(Rho) 陰性を確認しておくことの注意喚起文を本項に記載しました (2) について本剤を投与すべき対象者を明確にするために記載しました (3) について妊産婦 ( 婦人 ) への投与にあたって投与すべき対象者を明確にするとともに これまで 禁忌 の項に記載していた本剤を投与しても無効な対象者についても注意喚起するため記載しました (4) について国内外のガイドライン 海外の添付文書記載内容を参考とし 妊産婦 ( 婦人 ) において D(Rho) 因子の感作の抑制が確実に行われるよう 本剤の投与時期を記載しました - 3 -

(3) 重要な基本的注意 の改訂 ( 自主改訂 ) 改訂後 ( 改訂箇所 ) 改訂前 ( 削除 移動箇所 ) 2. 重要な基本的注意 (1) 省略 ( 変更なし ) (2) 省略 ( 変更なし ) (3) 妊娠後期又は分娩時の胎児母体間出血により D(Rho) 陰性の母親の循環血中に胎児の D(Rho) 陽性赤血球が存在した場合には 母親の血液型判定において 誤判定を起こすおそれがある 2. 重要な基本的注意 (1) 省略 (2) 省略 (3)D(Rho) 因子で未感作の D(Rho) 陰性婦人の分娩後 72 時間以内に投与すること なお D(Rho) 因子で未感作の D(Rho) 陰性婦人で人工妊娠中絶その他の産科的侵襲後にも投与することができる (4) 本剤の注射にあたっては 事前に産婦の Rh 式血液型の D(Rho) 陰性を確認しておくこと 改訂前の (3) について新たな 効能 効果 が追加されたことに伴い これまでの本記載内容については改訂された 用法 用量 の項へ記載されることとなったことから削除しました 改訂前の (4) について本記載は新設された 効能 効果に関連する使用上の注意 (1) の項に移動しました 改訂後の (3) について海外の添付文書記載を参考に 妊娠後期又は分娩時の胎児母体間出血により母親の血液型判定において誤判定を起こすことがあることを注意喚起するために追記しました 削除 効能 効果に関連する使用上の注意 (1) に移動 (4) 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の改訂 ( 自主改訂 ) 改訂後改訂前 ( 削除箇所 ) 5. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与本剤の投与によりヒトパルボウイルス B19 の感染の可能性を否定できない 感染した場合には胎児への障害 ( 流産 胎児水腫 胎児死亡 ) が起こる可能性がある 5. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない 本剤の投与によりヒトパルボウイルス B19 の感染の可能性を否定できない 感染した場合には胎児への障害 ( 流産 胎児水腫 胎児死亡 ) が起こる可能性がある ] 本邦における妊娠中の本剤投与については 日本産科婦人科 新生児血液研究会の全国調査 4) で広く使用されていることは明らかであり また 文献報告 5 6) において妊婦に対する本剤投与は D(Rho) 陽性児に対して安全であることが報告されていることから 妊娠中の本剤投与については問題ないと判断され 改訂前の波線部分を削除しました 4) 浮田昌彦ら : 日本産婦人科 新生児血液学会誌 1994;4:57-58 5)Pilgrim H.et al.:health Technol Assess 2009;13:25-47 6) 浮田昌彦ら : 周産期医学 1992;22:1605-1608 - 4 -

(5) 臨床検査結果に及ぼす影響 の改訂 ( 自主改訂 ) 改訂後 ( 追記箇所 ) 改訂前 6. 臨床検査結果に及ぼす影響 (1) 本剤には各種感染症の病原体又はその産生物質に対する免疫抗体が含まれており 投与後の血中にこれら免疫抗体が一時検出されることがあるので 臨床診断には注意を要する (2) 妊娠中に本剤を投与した場合 母体血清中の受動抗 D(Rho) 抗体により 間接クームス試験が陽性になることがある また そのような母体から出生した新生児においては出生時の直接クームス試験で弱い陽性反応を示すことがある このような場合でも 新生児が D(Rho) 陽性であれば分娩後にも本剤を母親に投与すること 6. 臨床検査結果に及ぼす影響本剤には各種感染症の病原体又はその産生物質に対する免疫抗体が含まれており 投与後の血中にこれら免疫抗体が一時検出されることがあるので 臨床診断には注意を要する 改訂後の (2) については 効能 効果 が追加されたことに伴い 妊娠中の本剤投与により妊産婦の血清中に受動抗 D(Rho) 抗体が存在する場合や 妊娠中に本剤を投与した母親から生まれた新生児の血清中には母体から移行した抗 D(Rho) 抗体が存在する場合があり その場合にはクームス試験結果に影響を及ぼして誤判定を引き起こすことが考えられることから 注意喚起のために追記しました その他の改訂 (1) 効能 効果 の追加に伴い 薬効薬理 の記載整備を行いました 改訂項目 改訂内容 薬効薬理 胎児又は新生児の D(Rho) 陽性赤血球抗原が D(Rho) 陰性の母体に移行し 抗 D(Rho) 抗体が産生される前に本剤を筋肉内投与することにより D(Rho) 陰性妊産婦の母体血中に移行した D(Rho) 陽性赤血球を破壊し D(Rho) 感作を防止する これにより 次回妊娠時の新生児溶血性疾患の発症を防ぐことができる (2) 包装 に記載している 患者血液型カード に関する記載を整備しました 改訂後 ( 改訂箇所 ) 改訂前 抗 D(Rho) 抗体 1,000 倍 (2mL 相当量 ) 含有 1 瓶溶解液 ( 日本薬局方注射用水 ) 2mL 1 管添付患者血液型カード ( 患者携帯用 ) 1 枚添付 添付の 患者血液型カード に必要事項を記入の上 今後の妊娠時に担当の医師へ提示できるように 妊産婦へお渡しください 抗 D(Rho) 抗体 1,000 倍 (2mL 相当量 ) 含有 1 瓶溶解液 ( 日本薬局方注射用水 ) 2mL 1 管添付患者血液型カード ( 患者携帯用 ) 1 枚添付 添付の 患者血液型カード に必要事項を記入の上 今後の妊娠時に担当の医師へ提示できるように 産婦へお渡しください - 5 -

患者血液型カード ( 患者携帯用 ) の変更 効能 効果 の追加に伴い 投与を受けた妊産婦が 次回本剤投与が必要となる場合を認識して頂くため 血液型記録カード の記載整備をしました 改訂後 ( 変更箇所 ) 改訂前 患者血液型カード 氏名 ( 女 ) 生年月日 : 年月日上記の者はRh 式血液型 D(Rho) 陰性であり 妊娠中 分娩後の D(Rho) 因子による感作を抑制するため 乾燥抗 D(Rho) 人免疫グロブリンの投与を受けました 今後 D(Rho) 陽性の児を妊娠し かつその時点で抗 D(Rho) 抗体陰性で その後も妊娠を希望する場合には 妊娠 28 週前後 分娩後などに乾燥抗 D(Rho) 人免疫グロブリンの投与を受ける必要があります [ 投与方法等については添付文書を参照してください ] 投与日 : 年月日施設名 : 主治医名 : 患者血液型カード 氏名 ( 女 ) 生年月日 : 年月日上記の者はRh 式血液型 D(Rho) 陰性であり 今回の分娩後に乾燥抗 D(Rho) 人免疫グロブリンの投与を受けました 今後 D(Rho) 陽性の児を分娩し かつその時点で抗 D(Rho) 抗体陰性で その後も妊娠を希望する場合には 分娩後 72 時間以内に乾燥抗 D(Rho) 人免疫グロブリンの投与を受ける必要があります 投与日 : 年月日施設名 : 主治医名 : - 6 -

改訂後の 禁忌 使用上の注意事項 禁忌( 次の患者には投与しないこと ) 1. D(Rho) 陽性の新生児及び妊産婦 [ 本剤を投与すると溶血を起こす可能性がある ] 2. 本剤の成分に対しショックの既往歴のある患者 部 :2011 年 5 月改訂 原則禁忌( 次の患者には投与しないことを原則とするが 特に必要とする場合には慎重に投与すること ) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 < 効能 効果に関連する使用上の注意 > (1) 本剤の注射にあたっては 事前に妊産婦の D(Rho) 陰性を確認しておくこと (2) 本剤は 新生児が D(Rho) 陽性である場合 胎児 新生児の父親が D(Rho) 陽性である場合 又は父親が D(Rho) 陰性であることが不明であり 胎児 新生児も D(Rho) 陰性であることが不明の場合も 妊産婦に投与すること (3) 本剤は D(Rho) 因子に未感作の D(Rho) 陰性の妊産婦に投与すること 既に D(Rho) 因子で感作され 抗 D(Rho) 抗体を持っている婦人 ( 分娩前の本剤投与により受動抗 D(Rho) 抗体を持っている婦人を除く ) 及び D(Rho) 陰性の新生児を分娩した婦人には 本剤投与による予防は無効であるため 投与しないこと (4) 妊娠 28 週前後及び妊娠に関連した D(Rho) 感作が疑われる場合の妊娠中の投与に加え 新生児が D(Rho) 陽性の場合 分娩後にも産婦へ本剤投与を行うこと 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) (1)IgA 欠損症の患者 [ 抗 IgA 抗体を保有する患者では過敏反応を起こすおそれがある ] (2) 溶血性 失血性貧血の患者 [ ヒトパルボウイルス B19 の感染を起こす可能性を否定できない 感染した場合には 発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある ] (3) 免疫不全患者 免疫抑制状態の患者 [ ヒトパルボウイルス B19 の感染を起こす可能性を否定できない 感染した場合には 持続性の貧血を起こすことがある ] 2. 重要な基本的注意 [ 患者への説明 ] 本剤の投与にあたっては 疾病の治療における本剤の必要性とともに 本剤の製造に際し感染症の伝播を防止するための安全対策が講じられているが ヒト血液を原料としていることに由来する感染症伝播のリスクを完全に排除することができないことを 患者に対して説明し 理解を得るよう努めること (1) 本剤の原材料となる血液については HBs 抗原 抗 HCV 抗体 抗 HIV-1 抗体及び抗 HIV-2 抗体が陰性であることを確認している さらに プールした試験血漿については HIV-1 HBV 及び HCV について核酸増幅検査 (NAT) を実施し 適合した血漿を本剤の製造に使用しているが 当該 NAT の検出限界以下のウイルスが混入している可能性が常に存在する その後の製造工程である Cohn の低温エタノール分画及びウイルス除去膜によるろ過処理は HIV をはじめとする各種ウイルスに対し 不活化 除去作用を有することが確認されているが 投与に際しては 次の点に十分注意すること 1) 血漿分画製剤の現在の製造工程では ヒトパルボウイルス B19 等のウイルスを完全に不活化 除去することが困難であるため 本剤の投与によりその感染の可能性を否定できないので 投与後の経過を十分に観察すること 2) 現在までに本剤の投与により変異型クロイツフェルト ヤコブ病 (vcjd) 等が伝播したとの報告はない しかしながら 製造工程において異常プリオンを低減し得るとの報告があるものの 理論的な vcjd 等の伝播のリスクを完全には排除できないので 投与の際には患者への説明を十分行い 治療上の必要性を十分検討の上投与すること (2) ショック等重篤な副作用を起こすことがあるので 注意して使用し 経過を十分観察すること (3) 妊娠後期又は分娩時の胎児母体間出血により D(Rho) 陰性の母親の循環血中に胎児の D(Rho) 陽性赤血球が存在した場合には 母親の血液型判定において 誤判定を起こすおそれがある 3. 相互作用 [ 併用注意 ]( 併用に注意すること ) 機序 薬剤名等臨床症状 措置方法危険因子 非経口用生ワクチン麻疹ワクチンおたふくかぜワクチン風疹ワクチンこれら混合ワクチン水痘ワクチン等 本剤の投与を受けた者は 生ワクチンの効果が得られないおそれがあるので 生ワクチンの接種は本剤投与後 3 カ月以上延期すること 使用上の注意 本剤の主成分は免疫抗体であるため 中和反応により生ワクチンの効果が減弱されるおそれがある - 7-4. 副作用本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない ( 再審査対象外 ) (1) 重大な副作用ショック ( 頻度不明 ) を起こすことがあるので 観察を十分に行い 悪心 嘔吐 発汗 四肢冷感 血圧低下等の症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと (2) その他の副作用頻度不明 ) 過敏症注発熱, 発疹等注射部位疼痛, 腫脹, 硬結注 ) このような場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 5. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与本剤の投与によりヒトパルボウイルスB19の感染の可能性を否定できない 感染した場合には胎児への障害 ( 流産 胎児水腫 胎児死亡 ) が起こる可能性がある 6. 臨床検査結果に及ぼす影響 (1) 本剤には各種感染症の病原体又はその産生物質に対する免疫抗体が含まれており 投与後の血中にこれら免疫抗体が一時検出されることがあるので 臨床診断には注意を要する (2) 妊娠中に本剤を投与した場合 母体血清中の受動抗 D(Rho) 抗体により 間接クームス試験が陽性になることがある また そのような母体から出生した新生児においては出生時の直接クームス試験で弱い陽性反応を示すことがある このような場合でも 新生児がD(Rho) 陽性であれば分娩後にも本剤を母親に投与すること 7. 適用上の注意 (1) 投与経路 : 筋肉内注射にのみ使用すること 決して静脈内に注射してはならない (2) 筋肉内注射時 : 筋肉内注射にあたっては 組織 神経などへの影響を避けるため 下記の点に注意すること 1) 神経走行部位を避けるよう注意すること 2) 注射針を刺入したとき 激痛を訴えたり 血液の逆流をみた場合は 直ちに針を抜き 部位をかえて注射すること (3) 調製時 : 1) 溶解時に著しい沈殿が認められるものは投与しないこと 2) 本剤はチメロサールその他の保存剤を含有していないので 一度溶解したものは1 時間以内に使用し 残液は再使用しないこと (4) アンプルカット時 : 溶解液のアンプルは 一点カットアンプル を使用しているので ヤスリを用いず アンプル枝部のマーク ( 青 ) の反対方向に折りとること なお アンプルカット時の異物混入を避けるため アンプル首部の周りをエタノール綿等で清拭し折りとること