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(6/5 19:00修正)資料3 標準的な健診・保健指導プログラム改定のポイント (2) (2)

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3 スライディングスケール法とアルゴリズム法 ( 皮下注射 ) 3-1. はじめに 入院患者の血糖コントロール手順 ( 図 3 1) 入院患者の血糖コントロール手順 DST ラウンドへの依頼 : 各病棟にある AsamaDST ラウンドマニュアルを参照 入院時に高血糖を示す患者に対して 従来はスライ

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フォーカスレクチャー 図 1 肥満症診断のフローチャート (2011 年版 )( 文献 2 より引用 ) 健康障害をもたなくても内臓脂肪型肥満であれば 将来のハイリスク肥満として肥満症と診断できる 肥満 肥満 つきやすくなるということを意味している これを応用すると 内臓脂肪 / 皮下脂肪の比率によ

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LDL HbA1c6. 5% AST51 ALT51 - GT LDL180 1, mmHg 85mmHg 150mg/dL HDL 40mg/dL 100mg/dL HbA1c 5.6% mmhg mg/dl mg/


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婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M

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スイスイ検診ってなに?? 20 歳以上の方で ご自分の身体について ふと思う事はありませんか? たとえば 健康について気になるけど健康診断 人間ドックを受けていない! 病院で診察を受けるまでもないけど ちょっと気になる! 健康管理に気をつけているから大丈夫だと思うけど 検査の数値が気になる! 主人は

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糖尿病は 初めは無症状で経過しますが 血糖値の高い状態が長く続くと口渇 多飲 多尿 体重減少 倦怠感などの症状がみられます 糖尿病は自覚症状が乏しいので 血糖値がある程度改善すると 通院しなくなる人がいます 血液検査を行わなければ糖尿病の状態を知ることはできないので 自覚症状だけに頼ってはいけません

第2次「健康くるめ21」計画

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第三期 特定健康診査等実施計画 伊藤忠連合健康保険組合 平成 30 年 3 月

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50 生化学検査 420 3J 総ビリルビン 数字 PQ 5 NNN.N mg/dl mg/dl 3J010 総ビリルビン 3J 生化学検査 430 3B GOT(AST)

第2章

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られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

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1. 背景及び趣旨我が国は 急速な少子高齢化 経済の低成長への移行 疾病構造の変化など 大きな環境変化に直面している 今まで築いてきた国民皆保険制度を堅持し 医療制度を将来にわたり持続可能なものとしていくためには その構造改革が急務である 国民の実態を見ると 高齢化の急速な進展と生活習慣病の増加によ

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背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律

第三期特定健康診査等実施計画 ニチアス健康保険組合 最終更新日 : 平成 30 年 02 月 20 日

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Transcription:

平成 25 年度既存健診対象外の県民に対する健康診査の実施状況について 目的 県民健康調査 ( 長期にわたる県民の健康の見守り ) の一環として これまで既存制度による健康診断 健康診査を受診する機会がなかった県民に対して健康診査の機会を設けることにより 生涯にわたり生活習慣病の予防や疾病の早期発見 早期治療に資することで 健康長寿県を目指す 対象 健診実施年度に概ね 19 歳から 39 歳の年齢に達する者であって 実施年度の 4 月 1 日時点で福島県内に住民登録をしていた者 但し 別表に掲げる既存制度の健診を受診する機会がある者を除く 別表 労働安全衛生法に基づく健康診断 ( 定期健康診断等 ) 学校保健安全法第 13 条に基づく児童生徒等の健康診査 県民健康調査として避難区域等 の県民を対象として県が行う健康診査 ( 項目を上乗せして行う健康診査 ) 等 避難区域等とは田村市 南相馬市 川俣町 広野町 楢葉町 富岡町 川内村 大熊町 双葉町 浪江町 葛尾村 飯舘村の全域 及び伊達市の一部 ( 特定避難勧奨地点が属する区域 ) 健診項目 身長 体重 BMI 血圧 血液生化学(AST ALT γ-gt TG HDL コレステロール LDL コレステロール HbA1c 空腹時血糖( 又は随時血糖 )) 尿検査( 尿糖 尿蛋白 ) 方法 市町村が実施する集団健診等において同時に実施するとともに 県内の医療 健診機関又は別途設定する方法 ( 集団健診 ) において実施した また 県外に自主避難している対象者の状況を踏まえ 県外の医療機関に協力をいただき健康診査を実施した 実績 受診者数 15,949 人 うちデータベース登録承諾者数 15,182 人 ( 3,61 人 11,581 人 ) 結果 データベース登録に承諾が得られた健診項目別結果について 次頁以降に提示する 受診者の性別割合は 24% 76% 平成 24 年度 ( 25% 75%) と同様の傾向だった 血圧 ( 収縮期 拡張期 ) AST ALT γ-gt 中性脂肪 HDL コレステロール LDL コレステロール HbA1c 空腹時血糖において 特定健康診査における保健指導判定値及び受診勧奨値の対象となる者の割合は よりが高く 平成 24 年度と同様の傾向だった 健康日本 21 の目標値を上回っていたのは 25 歳以上のの肥満者の割合 2 歳代のやせの者の割合 の LDL コレステロール 16mg/dl 以上の者の割合だった また 目標値に達していたのは 平成 24 年度に引き続き男女共に収縮期血圧及びの LDL コレステロールだった HbA1c では 平成 24 年度 ( 35-39 歳 1.2%) は 血糖コントロール不良者の割合が目標値 1.% を上回っていたが 平成 25 年度では 35-39 歳.5% と減少し 目標値に達した 4-9

BMI BMI とは身長と体重から計算される Body Mass Index( 肥満指数 ) の略です BMI= 体重 (kg)/( 身長 (m)) 2 で算出されます 検査の意味肥満度の判定方法の 1 つです 肥満度の判定基準( 日本肥満学会 2) 日本肥満学会が決めた判定基準では 統計的にもっとも病気にかかりにくいBMI22 を標準とし 25 以上を肥満として 肥満度を4つの段階に分けています 低体重 ( やせ ) 普通体重肥満 (1 度 ) 肥満 (2 度 ) 肥満 (3 度 ) 肥満 (4 度 ) BMI 18.5 未満 18.5 以上 25 未満 25 以上 3 未満 3 以上 35 未満 35 以上 4 未満 4 以上 5, 1, BMI 受診者計 3,599 人計 11,576 人総計 15,175 人 867 522 719 2,32 3,863 1,65 1,12 4,61 15 19 歳 2 24 歳 25 29 歳 3 34 歳 35 39 歳 2 24. 23. 22. 21. 2 19. BMI 平均値 24.5 23.9 24.1 23.9 22.9 22.2 21.8 2.8 21.5 21.3 21.5 21.5 BMI 区分別割合 BMI 区分別割合 やせ 1 18.5 未満 8 22.5 25.1 6 4 2 58.6 18.8 62.3 普通体重 18.5 以上 2 未満 35.7 35.1 39.6 34.5 56.6 59. 56.7 58.3 12.6 7.6 5.9 3.7 7.3 肥満 2 以上 やせ 普通体重 肥満 18.5 未満 18.5 以上 2 未満 2 以上 1 8.9 15.6 12.6 14.3 16. 14.7 8 6 64.3 63.1 66.4 66.8 68.9 67.2 4 2 26.8 21.3 21. 18.9 15.2 18.1 各項目の割合は繰上げ表示をしており 合計が 1% にならない場合があります の肥満者 (BMI2 以上 ) の割合は 25-29 歳 35.7% 3-34 歳 35.1% 35-39 歳 39.6% で健康日本 21 の目標値 28% を大きく上回っていました のやせ (BMI18.5 未満 ) の割合は 15-19 歳 26.8% 2-24 歳 21.3% 25-29 歳 21.% であり 健康日本 21 の目標値 2% を上回っていました ( 参考 ) 平成 24 年国民健康 栄養調査による BMI 平均値 ( 妊婦除外 ) 15~19 歳 2.7 19.9 2~29 歳 22.3 2.8 3~39 歳 23.6 21.3 健康日本 21 目標値 目標項目 適正体重を維持している者の増加 ( 肥満 (BMI25 以上 ) やせ (BMI18.5 未満 ) の減少 ) 目標 ( 平成 34 年度 ) 2 歳 ~6 歳代の肥満者割合 28.% 2 歳代のやせの者の割合 2% 4-1

収縮期血圧 収縮期血圧とは心臓が収縮して血液を押し出した瞬間は 血管に一番強く圧力がかかります これを収縮期血圧 ( 最高血圧 ) といいます 検査の意味血圧測定は 主に脳卒中や心臓病など 動脈と心臓に関する疾患が発症する危険度を評価するために行います 高血圧治療ガイドライン 29 ( 日本高血圧学会 ) 血圧の分類成人における血圧値の分類 分類 収縮期血圧 拡張期血圧 至適血圧 < 12 かつ < 8 正常血圧 < 13 かつ < 85 正常高値血圧 13~139 または 85~89 I 度高血圧 14~159 または 9~99 II 度高血圧 16~179 または 1~19 III 度高血圧 18 または 11 ( 孤立性 ) 収縮期高血圧 14 かつ < 9 5, 1, 収縮期血圧受診者数計 3,6 人計 11,58 人総計 15,18 人 867 718 2,32 1,65 1,12 4,61 15 19 歳 2 24 歳 25 29 歳 3 34 歳 35 39 歳 収縮期血圧平均値 (mmhg) 12 117.6 119.3 117.5 12 116.1 113.8 116.7 11 11 11.3 1 18.4 16.7 16.7 17.7 15.1 1 9 2 2 1 1 収縮期血圧区分別割合 13mmHg 以上 14mmHg 未満 2.6 3.2 8.9 9. 4.9 6.2 12.1 11.7 7.1 5.6 13.8 11.9 14mmHg 以上 2 2 1 1 収縮期血圧区分別割合 13mmHg 以上 14mmHg 未満.6 1. 1.3.6.5.9 2.4 3.6 3.9 5.7 4.4 14mmHg 以上 2.1 収縮期血圧値の平均値は 男女共に年齢区分が上がる毎に上昇しており これに伴い特定健診判定基準値における保健指導判定値 (13mmHg 以上 14 mmhg 未満 ) 及び受診勧奨判定値 (14 mmhg 以上 ) の割合も高くなっていました 収縮期血圧値が高い者の割合は よりが高くなっていました 各年齢区分平均値は 男女共に健康日本 21 の目標値 134 mmhg 129 mmhg に達していました ( 参考 ) 平成 24 年国民健康 栄養調査による収縮期血圧平均値 [ 血圧を下げる薬の使用者含む ] ( 単位 :mmhg) 2-29 歳 119.2 17.3 3-39 歳 122.4 111.1 健康日本 21 目標値 目標項目 高血圧の改善 ( 収縮期血圧の平均値の低下 ) 目標 ( 平成 34 年度 ) 134 mmhg 129 mmhg 4-11

拡張期血圧 拡張期血圧とは収縮した後に心臓が広がる ( 拡張する ) 時には 圧力が一番低くなります これを拡張期血圧 ( 最低血圧 ) といいます 検査の意味血圧測定は 主に脳卒中や心臓病など 動脈と心臓に関する疾患が発症する危険度を評価するために行います 5, 1, 拡張期血圧受診者計 3,6 人計 11,58 人総計 15,18 人 867 718 2,32 1,65 1,12 4,61 15 19 歳 2 24 歳 25 29 歳 3 34 歳 35 39 歳 拡張期血圧平均値 (mmhg) 8 7 72.6 73.8 72. 71.3 68. 69.2 7 6 67.3 65.8 64.1 64.4 65.3 6 63. 5 拡張期血圧区分別割合 拡張期血圧区分別割合 85mmHg 以上 9mmHg 未満 2 9mmHg 以上 85mmHg 以上 9mmHg 未満 2 9mmHg 以上 2 2 1 1 1 6.3 6.8 8.7 6.4 2.6 2.3 1.6 2.7 3.9 5.5 4.9 4.4 1 1. 2.2 1.5.5.7 1.3.5 1.2 1.8 1.5 2. 1.7 拡張期血圧値の平均値は 男女共 年齢区分が上がる毎に上昇していました これに伴い特定健診判定基準値における保健指導判定値 (85 mmhg 以上 9 mmhg 未満 ) 及び受診勧奨判定値 (9mmHg 以上 ) の割合も高くなっていました また 拡張期血圧が高い者の割合は よりが高くなっていました ( 参考 ) 平成 24 年国民健康 栄養調査による拡張期血圧平均値 [ 血圧を下げる薬の使用者含む ] ( 単位 :mmhg) 2-29 歳 73.6 67.2 3-39 歳 79.2 7.6 4-12

AST GOT( グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ ) と呼ばれていました AST とは AST( アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ ) は酵素の一種で 心臓の筋肉や骨格筋 肝臓に多く含まれています 検査の意味血液中の AST の量により 主に肝臓や心臓にどの程度の障害が起きているかを知ることができます 5, 1, AST 受診者計 3,599 人計 11,579 人総計 15,178 人 2,32 1,65 1,12 4,61 15 19 歳 2 24 歳 25 29 歳 3 34 歳 35 39 歳 AST 平均値 (U/L) 5 4 25.3 24.4 3 23.4 23.1 24.3 24.4 2 18.2 17.9 18.1 18.3 18.7 18.4 1 AST 区分別割合 AST 区分別割合 2 31U/L 以上 51U/L 未満 51U/L 以上 2 31U/L 以上 51U/L 未満 51U/L 以上 2 2 1 1 2.1 3.5 3.1 3.6 3.3 2.9 14.7 9.7 12.1 14.6 13.7 13.1 1 1 2.3.9.5.6.7.7 2. 3.1 2.9 3. 2.8 はより AST の特定健診判定基準値における保健指導判定値 (31 U/L 以上 51 U/L 未満 ) 及び 受診勧奨判定値 (51U/L 以上 ) の割合が高くなっていました 4-13

ALT GPT( グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ ) と呼ばれていました ALT とは ALT( アラニンアミノトランスフェラーゼ ) は 細胞内でつくられる酵素で 主に肝細胞に存在します 検査の意味血液中の AST の量により 肝臓になんらかの異常が起きているかを知ることができます 5, 1, ALT 受診者計 3,599 人計 11,576 人総計 15,175 人 2,32 3, 1,65 1,12 4,599 15 19 歳 2 24 歳 25 29 歳 3 34 歳 35 39 歳 ALT 平均値 (U/L) 5 4 32.2 3.7 33.2 32.5 33.1 32.5 3 2 1 15.5 15.4 15.1 14.9 15.5 15.8 ALT 区分別割合 ALT 区分別割合 5 4 3 2 1 31U/L 以上 51U/L 未満 17.3 12.4 16. 15.7 14.3 14.9 14.7 17.7 2.1 2.4 23. 2.5 51U/L 以上 5 4 3 2 1 31U/L 以上 51U/L 未満 2.8 2.2 1.6 1.9 1.9 1.9 3.3 3.2 4. 3.9 3.5 3.7 51U/L 以上 はより ALT の特定健診判定基準値における保健指導判定値 (31 U/L 以上 51 U/L 未満 ) 及び受 診勧奨判定値 (51 U/L 以上 ) の割合が高くなっていました 4-14

γ GT γ-gt とは γ-gt( ガンマ グルタミール トランスペプチターゼ ) は 腎臓や肝臓に多く存在する酵素です 検査の意味この酵素はアルコールに敏感に反応するため アルコール性の肝機能障害の判定に重要視されています 5, 1, γ GT 受診者計 3,599 人計 11,579 人総計 15,178 人 2,32 1,65 1,12 4,61 15 19 歳 2 24 歳 25 29 歳 3 34 歳 35 39 歳 γ GT 平均値 (U/L) 6 49.6 5 42.9 41.2 37. 4 28.5 31. 3 2 2.2 18.4 1 16. 16.7 16.5 17.8 γ GT 区分別割合 γ GT 区分別割合 5 51U/L 以上 11U/L 未満 11U/L 以上 5 51U/L 以上 11U/L 未満 11U/L 以上 4 4 3 3 2 1 7.3 9.6 1.6 1.7 6.4 1.5 9.4 14.5 16.3 17.2 14.9 2 1 1..5.3.3.5.7 1.4 1.8 1.6 2.2 3.5 2.6 γ-gt の平均値は 年齢区分が上がる毎に上昇しており これに伴い特定健診判定基準値における保健指導判定値 (51U/L 以上 11U/L 未満 ) 及び受診勧奨判定値 (11U/L 以上 ) の割合も高くなっていました また γ-gt が高い者の割合は よりが高くなっていました 4-15

中性脂肪 (TG) 中性脂肪とは中性脂肪が多いと HDLコレステロールが減ってLDLコレステロールが増えやすくなりますので 間接的に動脈硬化の原因となります 検査の意味直接病気につながるわけではありませんが 動脈硬化をはじめ危険な病気の原因になりかねません 肝臓で増え過ぎれば脂肪肝に 皮下組織で増え過ぎれば肥満につながります 5, 1, 中性脂肪受診者計 3,599 人計 11,579 人総計 15,178 人 2,32 1,65 1,12 4,61 15 19 歳 2 24 歳 25 29 歳 3 34 歳 35 39 歳 中性脂肪平均値 (mg/dl) 16 142.9 125.4 123.4 14 116.5 12 9.6 99.8 1 8 6 4 74.4 71.2 71. 7.9 75.1 72.7 2 中性脂肪区分別割合 中性脂肪区分別割合 5 15mg/dL 以上 3mg/dL 未満 3mg/dL 以上 5 15mg/dL 以上 3mg/dL 未満 3mg/dL 以上 4 4 3 2 1 5.2 7.9 1. 2.3 3.9 5.1 13.1 13. 16.9 21.2 22.2 19. 3 2 1.6.6.6.7.6 7.5 3.6 5.2 4.4 6.2 5.3 中性脂肪の平均値は 年齢区分が上がる毎に上昇しており これに伴い特定健診判定基準値における保健指導判定値 (15mg/dL 以上 3mg/dL 未満 ) 及び受診勧奨判定値 (3mg/dL 以上 ) の割合も高くなっていました の平均値はどの年齢区分においても 7mg/dl 台でした また 中性脂肪値が高い者の割合は よりが高くなっていました 4-16

HDL コレステロール HDL コレステロールとは 血液中の余分なコレステロールを肝臓に運ぶ役割をして 血液中のコレステロールが増えるのを防い でいます 善玉コレステロール と呼ばれています 検査の意味低 HDL コレステロール血症は 動脈硬化性疾患 ( 冠動脈疾患 脳血管疾患 閉塞性動脈硬化症 ) の危険因子です 5, 1, HDL コレステロール受診者計 3,599 人計 11,579 人総計 15,178 人 2,32 1,65 1,12 4,61 15 19 歳 2 24 歳 25 29 歳 3 34 歳 35 39 歳 HDL コレステロール平均値 (mg/dl) 8 7 6.9 64.2 65.5 66.2 66.5 65.9 6 5 4 54. 54. 53.5 54.4 54.4 54.1 3 2 1 HDL コレステロール区分別割合 HDL コレステロール区分別割合 1 34mg/dL 以上 4mg/dL 未満 34mg/dL 未満 1 34mg/dL 以上 4mg/dL 未満 34mg/dL 未満 1.5 9.9 2.3 1.7 7.6 7.1 2.5 2.5 2.2 8.5 9.1 8.4 1.5.8.3.2.3.3 1.9 1.6 2. 1.3 1.2 1.4 HDL コレステロールの平均値は 5 mg/dl 台 平均値は 6mg/dL 台でした また HDL コレステロール値が低い者の割合は よりが高くなっていました ( 参考 ) 平成 24 年国民健康 栄養調査による HDL-C 平均値 [ コレステロールを下げる薬または中性脂肪を下げる薬の使用者含む ] ( 単位 :mg/dl) 2-29 歳 56.3 66. 3-39 歳 54.5 65.2 4-17

LDL コレステロール LDLコレステロールとはコレステロールを細胞に届けている役割をしていますが 増えてしまうと血管を硬化させ動脈硬化を促進します このため 悪玉コレステロール と呼ばれています 検査の意味血液中のLDL( 悪玉 ) コレステロールが多過ぎると コレステロールが動脈の壁にくっついて動脈が厚く硬くなります 高 LDLコレステロール血症は 冠動脈疾患 脳梗塞の危険因子です 5, 1, LDL コレステロール受診者計 3,599 人計 11,579 人総計 15,178 人 2,32 1,65 1,12 4,61 15 19 歳 2 24 歳 25 29 歳 3 34 歳 35 39 歳 LDL コレステロール平均値 (mg/dl) 14 115.5 118.2 123. 116.1 12 99.3 14.4 1 8 98.5 1.9 11.6 13.2 16.3 13.9 6 4 2 6 LDL コレステロール区分別割合 12mg/dL 以上 14mg/dL 未満 14mg/dLmg/dL 以上 16 未満 16mg/dL 以上 6 LDL コレステロール区分別割合 12mg/dL 以上 14mg/dL 未満 14mg/dLmg/dL 以上 16 未満 16mg/dL 以上 4 2 12.4 8.8 1.5 9.6 14.9 12.6 13.1 12.4 4.7 4.7 8.2 13.1 14.5 19.7 21.1 2 2.6 4 2 3.6 3.3 3.4 4.7 2.3 3.3 7.9 5.6 5.2 6.1 6. 6.7 1.8 13.9 13.5 14.5 17.3 15.3 LDL コレステロールの平均値は 年齢区分が上がる毎に上昇しており これに伴い特定健診判定基準値における保健指導判定値 (12mg/dL 以上 14mg/dL 未満 ) 及び受診勧奨判定値 (14mg/dL 以上 ) に相当する割合も高くなっていました また LDL コレステロール値が高い者の割合は よりが高くなっていました 16mg/dL 以上のの割合は 25-29 歳 8.8% 3-34 歳 1.5% 35-39 歳 12.4% であり 健康日本 21 の目標値 6.2% を上回っていました では目標値 8.8 を下回り目標値に達していました ( 参考 ) 平成 24 年国民健康 栄養調査による LDL-C 平均値 [ コレステロールを下げる薬または中性脂肪を下げる薬の使用者含む ] ( 単位 :mg/dl) 2-29 歳 16.8 12.3 3-39 歳 12 16.4 健康日本 21 目標値 目標項目 脂質異常症の減少 目標 ( 平成 34 年度 ) LDL コレステロール 16mg/dl 以上者の割合 6.2% 8.8% 4-18

HbA1c(NGSP) NGSP: National Glycohemoglobin Standardization Program ( 全米グリコヘモグロビン標準化プログラム ) HbA1c( ヘモグロビン エイワンシー ) とは血液検査をした日から過去 1~2ヶ月間の血糖値の状況を反映します 検査の意味糖尿病の診断にも使われます 5, 1, HbA1c(NGSP) 受診者計 3,599 人計 11,575 人総計 15,174 人 2,32 3, 1,65 1,12 4,598 15 19 歳 2 24 歳 25 29 歳 3 34 歳 35 39 歳 HbA1c 平均値 ( 上段数値 ) ( 下段数値 ) 6. 5.1 5.1 5.2 5.3 5.3 5.2 5.1 5.1 5.2 5.2 5.2 4. 5.2 3. 2. 1. HbA1c(NGSP) 区分別割合 HbA1c(NGSP) 区分別割合 5.6% 以上 6.5% 未満 6.5% 以上 8.4% 未満 8.4% 以上 1 1.5 1.2.7.3.4 1.1 1. 1..4.8 12.3 5.3 8.2 8.9 9. 3.1 5.6% 以上 6.5% 未満 6.5% 以上 8.4% 未満 8.4% 以上 1.2.1.1 1.2.1.1.3.3.5.2.5 4.7 6.1 6.3 8.3 1.7 8.6 HbA1c(NGSP 値 ) の平均値に男女差は見られませんでした では 年齢区分が上がる毎に特定健診判定基準値における保健指導判定値 (5.6% 以上 6.5% 未満 ) 及び受診勧奨判定値 (6.5% 以上 ) の割合が高くなっていました HbA1c(NGSP 値 ) が 8.4% 以上の者の割合は 男女共に健康日本 21 の目標値 1.% に達していました ( 参考 ) 平成 24 年国民健康 栄養調査による HbA1c(NGSP) 平均値 [ インスリン注射または血糖を下げる薬の使用者含む ] ( 単位 :%) 2-29 歳 5.3 5.3 3-39 歳 5.4 5.4 健康日本 21 目標値 目標項目 血糖コントロール指標におけるコントロール不良者の割合の減少 (HbA1c が JDS 値 8.%(NGSP 値 8.4%) 以上の者の割合の減少 ) 目標 ( 平成 34 年度 ) 1. % 4-19

空腹時血糖 空腹時血糖とは空腹時 ( 食後 1 時間以上 ) の血液中のブドウ糖の濃度のことです 検査の意味糖尿病の診断に欠かせない検査です 血糖値は食事の影響を受けます 5, 1, 空腹時血糖受診者計 2,92 人計 9,383 人総計 12,285 人 162 147 77 413 576 1,612 3,11 864 92 3,81 15 19 歳 2 24 歳 25 29 歳 3 34 歳 35 39 歳 空腹時血糖平均値 (mg/dl) 11 1 9 86.3 87.1 88. 9.5 9.8 89.4 8 83.5 83.9 84.2 84.4 85.5 84.7 7 6 5 空腹時血糖区分別割合 空腹時血糖区分別割合 1 1 2. 1mg/dL 以上 126mg/dL 未満 1.2 1. 3.4 5.9 2.1 9.5 1.6 11.6 126mg/dL 以上 1.5 8.2 1 1.6 1mg/dL 以上 126mg/dL 未満.3.3.4.4.3 2.3 2.6 2.7 3.4 2.9 126mg/dL 以上 空腹時血糖の平均値は 年齢区分が上がる毎に上昇しており これに伴い特定健診判定基準値における保健指導判定値 (1mg/dL 以上 126mg/dL 未満 ) 及び受診勧奨判定値 (126mg/dL 以上 ) の割合も高くなっていました また 空腹時血糖値が高い者の割合は よりが高くなっていました 4-2

尿糖 尿糖とは糖質が尿のなかに漏れ出た状態です 検査の意味糖尿病の有無を診断するのに有効です 判定基準 正常は陰性 (-) ただし ステロイド剤の服用や妊娠により 一時的に陽性になる場合もあります 5, 1, 尿糖受診者計 3,595 人計 11,492 人総計 15,87 人 212 852 523 719 2,13 3,841 1,62 1,1 4,574 15 19 歳 2 24 歳 25 29 歳 3 34 歳 35 39 歳 2. 1.5 1..5 尿糖区分別割合 (+) 以上 (+) 以上 1.1 1.2 1. 1..8.4.2.2.2.2 15~19 歳 2~24 歳 25~29 歳 3~34 歳 35~39 歳 合計 尿糖 (+) 以上の割合は 各年齢区分でがを上回っていました 尿蛋白 尿蛋白とは血液中の分子量の小さい蛋白質が尿のなかに漏れ出た状態です 検査の意味尿蛋白は 腎臓の状態を調べる検査です 判定基準 正常は陰性 (-) ただし ほんの少量の蛋白質にも反応するため 激しい運動をした時や 暑さ 寒さ 強いストレス 興奮 入浴後や生理の前後などは 腎臓に異常がなくても一時的に陽性になる場合もあります 5, 尿蛋白受診者計 3,595 人計 11,492 人総計 15,87 人 3,841 4,574 1 8. 尿蛋白区分別割合 (+) 以上 (+) 以上 1, 2,13 852 719 1,62 1,1 212 523 15 19 歳 2 24 歳 25 29 歳 3 34 歳 35 39 歳 6. 4. 2. 5.5 4.7 4.2 6.6 2.5 2.4 3.4 3.8 3.7 2.9 2.5 3. 15~19 歳 2~24 歳 25~29 歳 3~34 歳 35~39 歳 合計 尿蛋白 (+) 以上の割合は 年齢区分が上がる毎に概ね減少していました 4-21