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2 おもてなしの推進 本県を訪れた旅行者がやすらぎと感動を覚え 再び訪れたくなる魅力ある地域づくりを進めるため 地域への誇りと愛着に基づくおもてなしを県民総参加により推進します 1 満足度 ( アンケート調査で非常に満足と答えた観光客の割合 ) 45% 以上 2 リピーター率 67% 以上 おもてな

訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート 調査の概要 訪日外国人旅行者を対象に 旅行中に困ったこと 受入環境 ( 多言語対応 通信環境 公共交通等 ) へのニーズ 満足度等に係るアンケートを実施した 訪日外国人利用者の多い成田国際空港 東京国際空港 関西国際空港を中心とした空港

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

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別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

関経連_事業報告書CS4.indd

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昇龍道フ ロシ ェクト 資料 3 昇龍道プロジェクトの 平成 31 年度活動方針 ( 案 ) 2019 年 3 月 8 日第 10 回昇龍道プロジェクト推進協議会

Microsoft Word - 基本方針案ver.3.33

平成 29 年 1 月 13 日観光庁 カテゴリー Ⅱ 以上の認定外国人観光案内所への支援を開始します 二次募集 ~ 訪日外国人旅行者にとって利用しやすい観光案内所の整備を促進 ~ 観光庁は 平成 29 年 1 月 13 日より JNTO( 日本政府観光局 ) が認定するカテゴリー Ⅱ 以上 ( )

観光マーケティング調査

Microsoft Word - 【H 現在版】■ガイドラインv8.doc

Ⅰ 観光振興計画制定の背景 1 観光による地域振興 観光立国推進基本法 に基づき策定された 観光立国推進基本計画 の中で 観光立国の実現は地域経済の活性化 雇用機会の増大 国民の健康の増進 潤いのある豊かな生活環境の創造 国際相互理解の増進等の意義を有するものである と位置づけられています また 東

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観光・サービス分科会 本編

ラグビーワールドカップ2019及び 東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた 掛川市の取組基本方針

北海道ドライブ観光促進社会実験 実施結果 1 例N 3を表示凡アプリ利用者の属性 実験期間中 1,211 人の外国人観光客が北海道内でアプリ Drive Hokkaido! を利用 ( 実験期間中の全道の外国人レンタカー貸渡台数 19,543 台の約 6% に相当 ) 国 地域別では香港 シンガポー

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マートシティ2020 年に向けた政策展開のポイント 訪都外国人旅行者の更なる誘致を目指し 東京 2020 大会とその先を見据えた戦略的な観光プロモーションを展開 多様な旅行者が安心かつ快適に観光を楽しめるよう 観光案内機能の充実や多言語対応の強化等 受入環境の整備を推進 ナイトライフ観光の取組や地域

P.1 平成 28 年度タイ市場調査結果 北海道観光成 市場誘客促進事業 ( タイ市場 ) 概要編 公益社団法 北海道観光振興機構

目的 川越市は 埼玉県の南西部に位置し 新河岸川の舟運や川越街道を通じた江戸との交流により発展してきました 蔵造りの町並みや時の鐘などの歴史的な観光資源に恵まれ 都心からのアクセスも良いことから 毎年多くの観光客が本市を訪れています このような中 本市では 平成 20(2008) 年に 川越市観光振

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第2章マレーシア人海外旅行市場の現状

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中国韓国シアレーシアランスメリカネガルイツギリスナダ取組 ➀ 英語で通行止め情報をリアルタイム発信別紙 1 外国人ドライバーへのアンケートで 91% が道路の通行規制情報等の提供を重視 北海道地区道路情報 ( 英語サイト ) を開設し 道路の通行規制情報を提供 (PC スマホ) 英語サイトでは 外国

Microsoft Word _MICE_Q&A(最終案)

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2. 本市の上期観光入込客数について平成 27 年度上期観光入込客数は 総数 377,300 人で 前年の 351,600 人より 25,700 人 7.3% の増となった その内訳として 道内客が 84,900 人で 前年の 94,200 人より 9,300 人 9.9% の減 道外客が 292,

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観光立国の実現に向けた政府の取組 26 年 12 月 観光立国推進基本法を制定 28 年 1 月 観光庁設置 212 年 3 月 観光立国推進基本計画を閣議決定 213 年 6 月 観光立国実現に向けたアクション プログラム策定 7 月 タイ マレーシア向けビザ免除 213 年 12 月 訪日外国人

平成 30 年度上期観光入込客数状況について Ⅰ. 本市の上期観光入込客数の概要について 平成 30 年度上期観光入込客数は 総数 380,100 人で 前年の 399,700 人より 19,600 人 4.9% の 減となった (1) 道内客 道外客の状況 道内客が 98,200 人で 前年の 9

北海道MICE戦略(仮称)

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 チャリ旅!~ 栃木県北サイクルツーリズム事業 ~ 2 地域再生計画の作成主体の名称大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町 3 地域再生計画の区域大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課

はじめに スノーリゾート地域の活性化は 国内外の旅行者がともに減少する冬期の観光振興を進める上で極めて重要であり 観光庁では平成 27 年から スノーリゾート地域の活性化に向けた検討会 を開催し スノーリゾート地域を取り巻く状況の調査 分析等を通じて 本年 4 月に今後の取組の方向性等について最終報

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手ぶら観光 に関する制度概要 共通ロゴマークの掲出認定 手ぶら観光 共通ロゴマーク 平成 30 年 3 月末日現在 222 箇所を認定 手ぶら観光共通ロゴマーク認定を受けるメリット 1 共通ロゴマークを掲出して外国人旅行者へ PR が可能 手ぶら観光補助事業 手ぶら観光カウンターの開設 改修費用 設

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

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5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域全体が観光で 稼ぐ 仕組みを構築していくため, 県域 DMOに必要な人材の育成 確保 活用 観光地ブランド化や宿泊施設の充実など魅力ある観光地域づくり 県産品の知名度向上や販路拡大による稼げる観光産業の振興 旅行博や訪日旅行商談会におけるPRな

(Ⅰ. 外部環境の変化 ) 問 1. 貴社 貴団体が意識している観光関連産業を取り巻く 外部環境の変化 はなんですか? ( 複数選択可 ) 1. 東京オリンピックパラリンピックの開催 2. 中部横断自動車道の開通 3. リニア中央新幹線の開業 4. 少子化高齢化の進展による観光客の減少 5. 団体旅

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PowerPoint プレゼンテーション

な取組 日本や東京の文化 歴史を学び 日本人としての自覚と誇りを涵養主な取組 東京都国際交流委員会 * を再構築し 外国人への生活サポートを推進主な取 様々な広報媒体の活用などによる障害者への理解促進主2020 年に向けた取組の方向性 1 オリンピック パラリンピック教育を推進するとともに 多様性を

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Microsoft Word - 46.JTBグループで九州・北海道エリアに初オープンとなる訪日旅行者向け交流拠点 (4).docx

資料 3 高山市における地方誘客に関する取り組み 高山市のインバウンド誘客 ( 戦略 ) のこれまで 訪日外国人旅行者の更なる地方誘客に向けて 岐阜県高山市市長國島芳明 平成 29 年 5 月 16 日 1

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により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

訪日外国人のICT利活用の 環境整備に向けた取組の加速化

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資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

1 外国人傷病者対応 資料 1

資 料

数値目標 KPI 山口ゆめ花博の山口きらら博記念公園県外からの入場者数の年間利用者数 年月 申請時 - 57 万人 平成 28 年 12 月 初年度 - 57 万人 平成 30 年 3 月 2 年目 6 万人 87 万人 平成 31 年 3 月 3 年目 - 67 万人 平成 32 年 3 月 対象

報道関係者各位 情報解禁 日 : 平成 25 年年 12 月 26 日 Fujisan Free Wi-Fi プロジェクト 山梨梨県 静岡県 山梨梨県 静岡県による 産官 民協働 Fujisan Free Wi-Fi プロジェクト 発 足のご案内 本件について 山梨梨県 静岡県の両ロケーションにて相

目次 第 1 章計画の基本方針 1 1 策定の趣旨 1 2 東京 2020 大会ビジョンの共有 1 3 基本コンセプト 2 4 基本目標 ( 創出するレガシー ) 2 5 計画の期間 2 第 2 章アクション 3 1 共通の取り組み 3 2 基本目標スポーツ振興 4 3 基本目標観光振興 5 4 基

(1) 沖縄観光のこれまでの推移 ( 入域観光客数 ) 55 万 9 千人 ( 昭和 47 年度 ) 717 万人 ( 平成 26 年度 12.8 倍 ) ( 観光収入 ) 324 億円 ( 昭和 47 年度 ) 5,342 億円 ( 平成 26 年度 16.5 倍 ) ( 万人 ) 800 観光入

6光産業振興に向けた現状と課題 ( 東京の魅力の発信と多様な旅行者誘致の展開 ) 東京の旅行地としての魅力を効果の高い手法で海外に発信し その浸透を図ることが重要となっている そのため 国や地域ごとに旅行者の特性に応じた東京の魅力のPRと多様な形での旅行者誘致活動 ( プロモーション ) を進めるこ

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観光部 事業報告(案)

2 インバウンドに関する旅館調査 調査対象 中国地方の旅館 (154 件 ) 外国人宿泊者 海外旅行会社 ランドオペレーター 先進旅館ヒアリング 21 件 課題旅館の客室稼働率が30% 増加する外国人観光客を受け入れ 稼働率をUPさせたい 調査の概要旅館の取組状況の把握と 外国人のニーズを把握し そ

公益目的支出計画実施報告書 29 年度 (2017/4/1 から 2018/3/31 まで ) の概要 1. 公益目的財産額 10,097,432 円 2. 当該事業年度の公益目的収支差額 ((1)+(2) (3)) 10,213,503 円 (1) 前事業年度末日の公益目的収支差額 7,130,4

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

観光立国の実現に向けて

4-(1)-ウ①

平成 27 年度 観光庁関係 第 1 次補正予算 平成 27 年 12 月 観光庁

第2号議案

別紙 1 観光拠点情報 交流施設の概要 補助対象事業者名 ( 一社 ) 観光協会 観光拠点 ( 地域の観光名所 ) 観光拠点名 観光拠点概要 城 特色 年に築城され 年の 合戦では 熾烈な攻城戦が繰り広げられたことで有名 特に二の丸にある 櫓は 江戸時代後期に建設され 国の指定文化財となっている 日

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市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

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平成17年

度に引き続き中級レベルの接遇研修会を開催するほか 接遇講師を県内各地に派遣する出前 接遇研修会を開催するとともに これまで取り組んできた生産性向上のための観光産業にお ける業務改善の自発的な取り組みを支援する 4 国際観光推進外国人観光客の一層の誘客を図るため 台湾またはアセアン諸国における旅行博等

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平成 25 年 2013 年 2013 加賀市観光 加賀市観光統計 統計 長期推移 大聖寺川 流し舟 舟 片山津温泉 花火大会 山中温泉 鶴仙渓川床 川床 加佐の岬 岬 山代温泉 大田楽 =========================== 目 次 ========================

報道発表資料(新宿駅屋内地図オープンデータ)

手ぶら観光 とは 訪日外国人旅行者が鉄道等で大きな荷物を持ち運ぶ不便を解消するため 空港 駅 商業施設等で荷物の一時預かり 空港 駅 ホテル 海外の自宅等へ荷物を配送すること 2020 年東京オリンピック パラリンピックの開催までに 訪日外国人旅行者が 手ぶら観光 出来る環境整備を実現! 手ぶら観光

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訪日外国人消費動向調査1

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取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

(5) 観光情報センター活動事業 県内の観光情報を内外に提供し 観光客の誘致促進を図る (6) 九州域内対策事業県内観光施設との連携による周遊 再来訪の仕掛け ( 紙媒体でのスタンプラリー レジャーチケットと絡めた企画 ) や WEB を活用した新しい形でのスタンプラリーを展開することで 九州域内か

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外国人旅行者の受入環境の整備に関する行政評価・監視_参考資料

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

○観光景勝地の整備及び管理事業等に対する補助金交付要綱

台湾144 香港 来日回数 5 回目以上 が他の国 地域と比較して多い (42.9%) 同行者 家族 親族 が他の国 地域と比較して多い (38.7%) 観光 レジャー 目的での来訪が多い(79.1%) パッケージツアー での来訪が多い(46.0%) 旅行会社で申し込んだ 割合が他の国 地域と比較し

様式 重点項目 産業を担う人材確保対策の推進 雇用情勢の改善を背景に 就職相談者の減少が見込まれる中にあっても 本県産業の持続的な発展を図るため 優れた人材を確保していく必要があることから 県内外の学生や若年者をはじめとした幅広い世代 UI ターン希望者に対するきめ細かな支援により 人材確保を図りま

第4章 これまでの観光産業振興策の成果

鹿児島県観光動向調査 鹿児島県 PR 観光戦略部観光課 平成 31 年 3 月の観光客の動向 1 概要平成 31 年 3 月における調査対象ホテル 旅館 76 施設の宿泊客数 ( 宿泊延べ人員 ) は 合計 309,924 人で 前年同月比 4.1% 減となった このうち外国人は 41,123 人で

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宮城県 ( 以下 県 という ) は, 平成 19 年 3 月に策定した 宮城の将来ビジョン に基づき, 観光を経済波及効果の大きい本県経済の成長のカギと位置づけ, 県民の参加のもと幅広い分野で観光振興施策を実施してきました その間, 平成 20 年に開催した 仙台 宮城デスティネーションキャンペー

Transcription:

山梨県外国人観光客受入環境整備計画 山梨県 平成 26 年 12 月

目 次 1 計画の基本的な考え方 1 (1) 計画の位置づけ 1 (2) 背景 2 (3) 現状と課題 5 1 現状 5 2 本県の課題 7 (4) 計画の目的 9 2 計画が目指す目標 10 3 計画期間 11 4 基本方針 11 (1) 外国人旅行者の誘客 プロモーション 11 (2) 外国人旅行者の受入環境の整備 11 (3) 外国人旅行者のおもてなし 11 5 主な取り組み 12 (1) 外国人旅行者の誘客 プロモーション 12 1 戦略的な海外プロモーションの展開 12 2 ICT( 情報通信技術 ) 等を活用した情報提供の拡充 12 3 海外の旅行会社との連携による旅行商品の造成 13 4 隣接県等との広域観光連携の推進 13

(2) 外国人旅行者の受入環境の整備 14 1 外国語による案内の拡充 強化 14 2 無料公衆無線 LAN 環境の整備 14 3 外国の歴史 文化 食 生活習慣の理解と受入環境の整備 15 4 バリアフリー ユニバーサルデザイン等への対応 15 5 良好な景観づくり 16 6 宿泊施設 観光施設等での緊急時対応 16 7 外国人に対する医療情報の提供 17 8 MICEの推進 17 (3) 外国人旅行者へのおもてなし 18 1 おもてなしの心の醸成と人材育成 ( ホスピタリティの向上 ) 18 2 ボランティアガイドや外国語対応のできる人材育成 18 3 観光案内所の拡充と案内機能の強化 19 4 外国人旅行者の消費行動の利便性の向上 19 5 外国人向けの観光素材の掘り起こし 発信 20 6 旅行者の円滑な移動の確保 ( 二次交通の整備 ) 20 参考資料 県内の外国人観光客受入体制整備状況調査 21

1 計画の基本的な考え方 (1) 計画の位置づけ 山梨県は 2011 年 ( 平成 23 年 )12 月に制定した おもて なしのやまなし観光振興条例 に基づき 観光の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため やまなし観光推進計画 を策定し 県 市町村 県民 観光事業者 観光関係団体等が一体となって取り組みを推進してきました やまなし観光推進計画では 総合目標を やすらぎと感動の山梨 の実現と定め 観光戦略として おもてなし戦略 地域資源 活用戦略 インバウンド観光戦略 の 3 つを掲げました インバウンド観光戦略では 富士山を始めとする自然やフルーツ 温泉 ワイン ジュエリー等の地域資源を活かした観光プロモー ションを海外に向けて展開するとともに 本県を訪れた外国人旅行 者が安心して旅行を楽しめるよう 受入環境の整備に取り組みます 山梨県外国人観光客受入環境整備計画 は やまなし観光推進 計画に掲げたインバウンド観光戦略を着実に推進するための 実行計画とします - 1 -

(2) 背景 人口減少 高齢化の進行に伴い国内観光需要の低迷や地域の 活力低下が予想される中 インバウンド観光を促進することは 雇用の創出や地域経済の活性化が期待できる有効な手段であり ます 国では 観光が日本の力強い経済を取り戻すための極めて重要 な成長分野であるとし 200 3 年にビジット ジャパン事業を開始 し 以後 観光立国の実現に向け インバウンド観光に関する様々 な施策を展開しています また 2020 年オリンピック パラリンピック東京大会 の 開催を追い風に さらなる観光立国の推進を図るべく 2020 年に 向けて 訪日外国人旅行者数 2000 万人の高みを目指すとして います 過去のオリンピック開催国では 開催決定の翌年から観光客が 増加しています ( 図 1) - 2 -

図 1 オリンピック前後のインバウンド観客数 開催決定の翌年から観光客が増えている ( 平成 25 年度観光白書 ) オリンピックに関連しての観光需要は オリンピック前は 諸外国からスポンサーや旅行エージェント等の 下見ツアー が行われ オリンピック期間中はスポンサーや一般観戦者の プレ アフターツアー が行われ オリンピック終了後は 高所得者層のインバウンドクライアントとの接点 が向上されると想定されます ( 図 2) - 3 -

図 2 オリンピック関連の観光需要 オリンピック関連想定される観光需要 宿泊 食事 輸送 観光 オリンピック前 オリンピック期間中 1 選手団 テストイベントや事前合宿 (23 競技 国数 ) - - 2 スポンサー 各種下見 - 諸外国から旅行エージェント等の下見 3 一般観戦者 諸外国から旅行エージェント等の下見 - 諸外国から旅行エージェント等の下見 4 その他 1 選手団 スポーツ会議等の拡大 (MICE) 各国放送スタッフの下見 原則的に選手村 プロは外部宿泊施設 - 輸送用バス 地域のバス不足 2 スポンサー 大がかりな PR 催事やパーティ等 ラッピングバス プレ アフターツアー ( 貸切優先の要望 ) 3 一般観戦者 4 その他 多彩な宿泊 ( 基本は都内のホテル ) 宗教 慣習によるフードメニュー需要 企業インセンティブ旅行 (MICE) サポートチーム派遣 公共交通機関の多用 - - - プレ アフターツアー - オリンピック終了後 1 選手団 2 スポンサー 3 一般観戦者 4 その他 事前合宿を通じての交流事業推進 地域ブランドの向上 高所得者層のインバウンドクライアントとの接点向上 高所得者層のインバウンドクライアントとの接点向上 MICE の持続的需要 インバウンドクライアント : 外国からの観光客及び企業関係者 (JTB スポーツ推進室 ) 本県においても 富士山が世界文化遺産に登録されたことが 追い風となり 外国人宿泊者数が大幅に増加してきており オリンピック パラリンピック東京大会を契機として インバウ ンド観光を促進する絶好の機会であります - 4 -

(3) 現状と課題 1 現状 日本を訪れる外国人旅行者数は 2012 年 ( 平成 24 年 ) の約 836 万 8 千人から 2013 年 ( 平成 25 年 ) には 1,036 万 4 千人と 訪日外国人旅行者数が年間 1,00 万人を超えました 本県の外国人延べ宿泊者数も 201 2 年の約 38 万 7 千人から 201 3 年には 49 万 2 千人と大きく増加しています ( 図 3) 図 3 訪日外国人観光客数の推移 2014 年 ( 平成 26 年 ) の上半期 (1 月 ~6 月 ) の外国人延べ 宿泊者数は 201 3 年の約 22 万 3 千人から約 44 万 6 千人と約 2 倍 に急増しています 国籍別では 中国 台湾 タイの 3 カ国で全体の 7 割を占めて いますが 近年は インドネシアやマレーシアなど東南アジア からの旅行者が大きく伸びています ( 表 1) - 5 -

表 1 本県の国別外国人延べ宿泊者数 H22 年 ( 人 ) H23 年 ( 人 ) H24 年 ( 人 ) H25 年 ( 人 ) 中国 286,280 中国 87,510 中国 153,310 中国 121,860 台湾 112,050 台湾 36,920 台湾 79,510 台湾 117,790 タイ 43,480 タイ 17,870 タイ 40,450 タイ 85,620 香港 37,930 香港 11,650 香港 20,00 香港 35,670 シンガポール 21,920 マレーシア 7,420 マレーシア 8,490 インドネシア 21,290 ( 観光庁 : 宿泊旅行統計調査 ) FIT( 個人旅行者 ) や 再来訪する旅行者 ( リピーター ) が 増えています FIT は 欧州 米国 豪州などからの旅行者において特に 顕著ですが 近年ではアジア地域からの旅行者においても増加 しつつあります ( 図 4) 図 4 FIT( 個人旅行者 ) の割合 ( 観光庁 : 訪日外国人の消費動向 ) 外国人旅行者が訪日旅行中に困ったこととして 無料公衆無線 LAN 環境 が 36. 7% と最も多く 次に コミュニケーション が 24.0% 目的地までの公共交通の経路情報の入手 が 20.0% と不満 不安を感じています ( 図 5) - 6 -

図 5 外国人旅行者が訪日中に困ったこと 観光庁資料 ( 外国人旅行者の日本の受入環境に関する不便 不満 ) 2 本県の課題 山梨県が平成 26 年 6 月に実施した 外国人観光客受入体制 整備状況調査 ( アンケート調査 ) の結果から次の課題があり ます アンケート調査結果概要は巻末の資料を参照 無料公衆無線 LAN 環境 については 宿泊施設のロビー等 が 90% 以上が使用可能に対し 客室は 30% 程度に留まり 商業 施設 飲食施設 観光施設での利用環境は低調でした - 7 -

コミュニケーション については 外国語対応のできる従業 員の配置が宿泊施設 商業施設は 50% を超えていたものの 飲食施設や観光施設での配置状況は低調でした 指差し会話帳等のコミュニケーションを補助するものを用意している施設は いずれの施設も 40% 未満でした 目的地までの公共交通の経路情報 を Web サイトで明示し ている施設は宿泊施設では 39% でしたが 商業施設 飲食施設 観光施設では いずれも低調でした 両替 クレジットカード利用 については 宿泊施設 商業 施設では大部分で利用可能でしたが 飲食施設は 50% 程度 観光施設では大部分で利用できない状況でした また 外貨での直接支払いや両替できる施設はほとんどありませんでした けがや急病等の緊急時に外国人旅行者に対応した マニュアル や 連絡先リスト を用意している施設は極めて少数でした 外国人観光客へ対応する従業員への研修を実施している施設 は いずれも低調でした - 8 -

(4) 計画の目的東京オリンピック パラリンピックの開催決定を契機に 外国人旅行者が安心して山梨への旅を選択できる誘客活動と旅行者が快適で安全に滞在し 行動できる観光地づくりに必要な施策を段階的かつ効果的に取り組み 世界中の人が憧れるようなグレードの高い国際観光地の形成を目指します - 9 -

2 計画が目指す目標 外国人延べ宿泊客数 140 万人 H25 H26 H27 H28 H29 H30 49 80 90 100 120 140 ( 観光推進計画 ) (70) (80) (90) (100)(120 ) (140 ) 通訳ボランティアガイド 通訳案内士登録者数 210 人 H25 H26 H27 H28 H29 H30 181 185 190 195 200 210 ( 観光推進計画 ) (164) (169) (174) (179) (185) (192) 富士の国やまなし観光ネット外国語 HP アクセス数 100 万 PV H25 H26 H27 H28 H29 H30 41 60 70 80 90 100 ( 観光推進計画 ) (25) (28) (31) (34) (37) (40) 無料公衆無線 LAN の設置箇所数 2,500 箇所 H25 1,54 H26 H27 H28 H29 H30 1,8002,0002,2002,400 2,500-10 -

3 計画期間 平成 26 年度から平成 30 年度とします 4 基本方針 (1) 外国人旅行者への誘客 プロモーション各国の市場性や旅行者層の特徴に応じた効果的 戦略的な観光プロモーションを展開するとともに 東京などを訪れた外国人旅行者の誘客を図ります (2) 外国人旅行者の受入環境の整備外国人旅行者が快適に県内を旅行できるよう 地域や施設などの環境整備を図るとともに 病気やけがなどの緊急時や地震等の大規模な災害時に対応して 外国人旅行者の安全 安心を確保するための取り組みを関係機関と連携して早急に進めます (3) 外国人旅行者へのおもてなし県民が温かく外国人を迎えるため おもてなしの実施につながる郷土教育や人材の育成 ボランティアガイドの育成などを推進します また 特色ある地域資源を活用して 外国人旅行者を引きつける多彩な観光メニューの充実を図るとともに 周遊観光を促進するための二次交通の推進を図ります - 11 -

5 主な取り組み (1) 外国人旅行者への誘客 プロモーション 1 戦略的な海外プロモーションの展開 急速に成長するアジアからの誘客促進を図るため 韓国 インドネシア タイなどにおいて 行政関係者 旅行会社 メディア等へのトップセールスを引き続き積極的に展開するとともに 今後の拡大が見込まれる冬の山梨への誘客を積極的に促進します 東南アジア等でのトップセールス 冬の外国人観光客の誘客の促進 山梨県の旅行目的地としての認知度向上を目指し 世界遺産の 富士山 八ヶ岳 南アルプスをはじめとする豊かな自然と水 フルーツ ワイン ジュエリーなどのやまなしブランドを世界に発信していきます 富士の国やまなし観光ネットの多言語化の推進 2 ICT( 情報通信技術 ) 等を活用した情報提供の拡充 外国人旅行形態が個人旅行 (FIT) が主流となっていること から 外国人旅行者等がスムーズに安心して来県することができ 富士山をはじめ本県に滞在 周遊を促進するナビゲーションアプリを全国に先駆けて構築するなど 首都圏の国際空港や東京のホテル等からの誘客を促進します - 12 -

ICT を活用した外国人旅行者誘客の促進 東京を訪れた外国人旅行者の本県への誘客の促進 旅行の行き先を決定する際に 家族や友人などの口コミ情報が 果たす役割が大きいことから 外国人留学生や在日外国人によるツイッター フェイスブック等のSNSを活用して山梨県観光の魅力 旅行情報を発信します 外国人留学生等による情報発信の促進 3 海外の旅行会社との連携による旅行商品の造成 大手旅行代理店等とタイアップして 海外の旅行会社で行う オリンピック パラリンピック関連の下見ツアーなどの誘致を 進めます 旅行説明会 商談会の開催 4 隣接県等との広域観光連携の推進 富士箱根伊豆国際観光テーマ地区外客来訪促進計画 に 基づき 山梨 神奈川 静岡の3 県で共同し 海外へのPR 事業や海外メディア等の招聘事業等を積極的に展開していきます 国際観光テーマ地区 における広域連携 東京及び関東各県との連携強化 - 13 -

(2) 外国人旅行者の受入環境の整備 1 外国語による案内の拡充 強化 外国人旅行者が快適に県内を旅行できるよう 国のガイド ラインに沿って 他の自治体とも連携を図る中で 案内標識や宿泊施設 観光施設等の多言語対応の改善 強化を徹底します 道路案内標識の英語表記の改善 都市公園案内板の英語併記の改善 観光施設における多言語対応の促進 やまなし版多言語表記の促進 観光パンフレットの多言語化の推進 市町村等が行う外国人旅行者受入環境整備への支援 2 無料公衆無線 LAN 環境の整備 外国人のニーズが最も高い観光地等での無料公衆無線 LAN (Wi-Fi) の整備を促進し 外国人旅行者の満足度を高め 山梨の魅力を世界に発信するとともに 県内各地への周遊観光を 促進します やまなし Free 富士山 Free Wi-Fi プロジェクトの推進 Wi-Fi プロジェクトの推進 バスコンシェルジュの活用 - 14 -

3 外国の歴史 文化 食 生活習慣の理解と受入環境の整備 本県の観光事業者に外国の歴史 文化 食 生活習慣の理解を 深めてもらうため 宿泊施設や飲食店等を対象とした講習会の開催を行うとともに ベジタリアン アレルギー 宗教 信教上の制約等に配慮した飲食の提供やメニューの多言語表記等受入環境の整備やサービスの充実を図ります インバウンド ホスピタリティの推進 ホテル レストラン等の食事メニュー等の多言語化の支援 4 バリアフリー ユニバーサルデザイン等への対応 障害者や高齢者など 本県を訪れる旅行者の誰もが安全かつ 安心して宿泊施設 観光施設等を利用できるよう バリアフリー化を着実に進めるとともに その成果を国内外に発信して さらなる旅行者の誘致につなげるため ユニバーサルデザインのまちづくりを推進してきます ユニバーサルデザインの普及促進 安心して快適に通行できる歩道の整備 市町村が行う観光振興施設整備の支援 - 15 -

5 良好な景観づくり 富士山に代表される有名な観光地の景観を保全するとともに 良好な景観の形成を図ることを始め 地域の町並みや路地 小川等の清掃 美化に努めます 世界遺産地域における景観形成の整備 世界遺産地域における景観形成の支援 市町村等の景観形成整備への支援 良好な景観の形成を図るため 景観を阻害する不用な建物 看板等の撤去や電線類の地中化等を推進するとともに 本県の森林 山岳エリアにおける観光地の森林景観整備 修景を行います 電線類地中化の整備促進 森林景観の整備促進 6 宿泊施設 観光施設等での緊急時対応 病気やけがなどの緊急時や災害が発生した場合に 外国人旅行 者に対し円滑かつ的確な案内 誘導 情報提供等ができるよう 災害時初動対応マニュアル を作成し 宿泊施設 観光施設等へ普及させていきます 宿泊施設等での緊急時対応の整備促進 - 16 -

7 外国人に対する医療情報の提供 外国人旅行者が安心して旅行を楽しんでもらうため 病気や けがなどの緊急時に外国語で対応できる医療機関情報を スムーズに得られる仕組みの周知促進を図ります 外国語で受診できる医療機関情報の周知促進 8 MICE の推進 企業が主体となるミーティング インセンティブ旅行 国際 会議 展示会 イベント等の誘致を促進するとともに MICE 関連で首都圏に訪日した外国人を 山梨へ誘客するための旅行商品の造成を働きかけるため ユニークベニューとしての魅力を有する施設 空間の掘り起こしを図り リスト化して海外に向けて発信します やまなしMICE 推進協議会によるMICE 誘致の推進 - 17 -

(3) 外国人旅行者へのおもてなし 1 おもてなしの心の醸成と人材育成 ( ホスピタリティの向上 ) 県民が温かく外国人を迎えるため 地域に対する理解と関心を 深め 誇りと愛着を持ち おもてなしを実践することが重要であることを認識するよう 郷土教育や人材の育成を推進します おもてなし人材の育成 ふるさと山梨郷土学習の推進 県民がおもてなしの心を持って 一人ひとりがコンシェルジュ という意識で外国人旅行者と接するよう気運を盛り上げます 県民総参加によるおもてなしの推進 観光客へのおもてなし人材の活用 インバウンド ホスピタリティの推進 ( 再掲 ) 2 ボランティアガイドや外国語対応のできる人材育成 通訳案内士 観光ボランティア 医療通訳ボランティアの育成 増員に取り組みます 通訳案内士 観光ボランティア 医療通訳ボランティアの 育成 観光産業の現場を支える人材を育成するため 専門学校 大学 等の教育機関と連携して これら教育機関におけるプログラムの 改善 向上を図ります - 18 -

やまなし観光カレッジの開催 能力開発セミナーの開催 3 観光案内所の拡充と案内機能の強化 観光案内所の機能向上を図るとともに 広域的な情報提供など 旅行者のニーズを踏まえた満足度の向上につながる対応を促進 します 外国人観光案内所 ( i :JNTO 認定 ) の設置促進 4 外国人旅行者の消費行動の利便性の向上 外国人旅行者が地域の名産品等を購入できる消費税免税店の 拡充を促進します 消費税免税店の拡充の促進 電子マネーやクレジットカードによる決済が可能な観光施設 や地域の飲食店 商業施設等の拡大を促進するとともに 海外発行クレジットカードで現金を引き出せるATMの設置が順次進められていることから 利用可能なATMの情報を外国人旅行者に提供します 商店街に対する支援 海外発行クレジットカード決済環境の整備促進 - 19 -

外国人旅行者の荷物の持ち運びの負担を減らし 旅行の利便性 や満足度を向上させるため 宅配運送サービスを活用した 手ぶら観光 を促進します 民間事業者による 手ぶら観光 の促進 5 外国人向けの観光素材の掘り起こし 発信 本県の豊富な観光資源を活かすため エコツーリズム グリーンツーリズム スポーツツーリズム ナイトツーリズム等 外国人向けのニューツーリズムの創出に取り組みます ニューツーリズムの推進 甲州ワインや県農産物等の販路拡大への支援 外国人向け農村体験受入の促進 6 旅行者の円滑な移動の確保 ( 二次交通の整備 ) 外国人旅行者が快適で円滑に移動できるよう鉄道 バス等の 利便性の向上や情報提供の充実等を促進します 二次交通による周遊観光の促進 観光エリアにおける主な道路の整備 バス交通ネットワークの検討 計画の策定 - 20 -

参考資料 県内の外国人観光客受入体制整備状況調査 観光庁が平成 23 年 10 月に 外国人旅行者の日本の受入環境に関する不便 不満 について調査を実施 結果は以下のとおり 出典 : 観光庁資料 ( 外国人旅行者の日本の受入環境に関する不便 不満) これを踏まえ 山梨県内の施設 ( 宿泊 商業 飲食 観光娯楽 観光案内所 ) に対して 訪日外国人旅行者の受入体制整備状況の実態把握と今後の取り組みの基礎資料として 350 施設にアンケート調査を実施し 1 7 施設から回答を得た ( 回答率 51%) 1. 調査対象施設 (1) 宿泊施設 41 施設 ( 依頼 126 回答率 32.5%) (2) 商業施設 12 施設 ( 依頼 34 回答率 35.3%) (3) 飲食施設 37 施設 ( 依頼 63 回答率 58.7%) (4) 観光 娯楽施設 67 施設 ( 依頼 107 回答率 62.6%) (5) 観光案内所 20 施設 ( 市町村を通じて依頼 ) 2. 調査期間平成 26 年 6 月 2 日 ~23 日 ( 調査基準日 6 月 1 日 FAX による回答方式 ) - 21 -

主な項目の調査結果 - 22 -

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