スライド 1

Similar documents
第14回税制調査会 総務省説明資料(・地方税務手続の電子化等2・個人住民税2)

第16回税制調査会 別添資料1(税務手続の電子化に向けた具体的取組(国税))

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

中小法人の地方法人二税の eltax の利用率 70% 以上という目標達成に向けて 下記の eltax の使い勝手改善等の取組を進めるとともに 地方団体の協力を得つつ 利用勧奨や広報 周知等 eltax の普及に向けた取組を一層進める また 中小法人の地方法人二税の eltax の利用率の推移等を踏

<4D F736F F F696E74202D E291AB8E9197BF A F82CC8A A390698DF42E707074>

スマート・ユビキタスネット社会実現戦略

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

世界最先端 IT 国家創造宣言 ( 平成 28 年 5 月 20 日閣議決定 ) ( 平成 27 年 6 月 30 日閣議決定 ) の変更 ( 抄 ) ( 抜粋 ) I. 世界最先端 IT 国家創造宣言に基づくこれまでの成果 1. これまでの代表的な成果 (2) マイナンバー制度を活用した国民生活の

Ⅰ. 住基ネット活用のベネフィット試算結果 : 現状 183 億円 / 年 数年後には 917 億円 / 年 ( 内 国民への還元は 643 億円 / 年 ) Ⅰ 1 フェーズ Ⅰ( 既に実施済みの行政手続 ) の活用実態とベネフィット住基ネットを活用することにより 従来, 住民票の添付が必要とされ

資料3

PowerPoint プレゼンテーション

総合行政ネットワーク-9.indd

構成 1 第 1 章 IoT 時代の新たな地域資源 1. IoT 時代の新たな地域資源とその可能性 2. 新たな地域資源の活用に向けた基本的視点 第 2 章地域におけるオープンデータ ビッグデータ利活用の推進 1. 地域におけるオープンデータ利活用の現状と課題 2. 地域におけるビッグデータ利活用の

取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

NICnet80

13) 利子等の支払調書 ( 及び同合計表 ) ( 所得税法第 225 条第 1 項第 1 8 号 ) 14) 納税証明書の交付請求 ( 国税通則法第 123 条第 1 項 ) 15) 電子申告 納税等開始 ( 変更等 ) 届出 ( 国税関係法令に係る行政手続等における情報通信の技術の利用に関する省

11

経済財政運営と改革の基本方針 2018 ~ 少子高齢化の克服による持続的な成長経路の実現 ~ 1 第 3 章 経済 財政一体改革 の推進 4. 主要分野ごとの計画の基本方針と重要課題 (3) 地方行財政改革 分野横断的な取組等 ( 国 地方の行政効率化 IT 化と業務改革 ) 自治体行政の様々な分野

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

Microsoft PowerPoint - 04 (資料3)懇談会の進め方ver4.ppt

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

1 マイキープラットフォーム構想の概要 マイキープラットフォーム構想とはマイナンバーカードのマイキー部分 (IC チップの空きスペースと公的個人認証の部分で 国や地方自治体といった公的機関だけでなく 民間でも活用できるもの ) を活用して マイナンバーカードを公共施設や商店街などに係る各種サービスを

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

【日証協】マイナンバー利活用推進小委員会提出資料

第6回議論における補足資料


資料1-1

資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

P00041

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

資料 3-1 マイキープラットフォームの概要 平成 28 年 2 月 17 日 愛称 マイキーくん

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

3.e-Tax や確定申告書等作成コーナーをどのようにして知りましたか < 複数回答 > ( 件 ) 4. 利用した ( 利用予定 ) 手続 < 複数回答 > ( 件 ) 贈与税については 平成 24 年分の申告から e-tax を利用して提出 ( 送信 ) できるようになりました 2

未来投資戦略2018(PFI関連部分抜粋)

測定指標(定量的な指標)施策業 :e-Tax の普及と利用満足度の向上 [ 主要 ] 業 A-1 e-tax の利用状況公的個人認証の普及割合等に左右される国税申告 2 手続 目標値 実績値 財務省改


地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対

Microsoft PowerPoint - 【事前配布】論点(都道府県).pptx

第17回税制調査会 資料3-1

2014 年度事業計画書 2014 年 3 月 25 日 一般社団法人日本テレワーク協会 1

電子申告義務化に向けた企業様向け電子申告入門セミナー

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

2

スライド 1

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

(2) サービス指標の目標値に対する達成度の評価 共通サービス指標 稼働率稼働率については KSKは目標値 99.9% に対して実績値 % e-tax は目標値 99.5% に対して実績値 99.9% KSKのオープンは目標値 99.9% に対して実績値 99.9% となっており それぞ

(1) 政府統計の総合窓口 (e-stat) 1 各府省の統計データをワンストップで提供する政府統計のポータルサイト ( e-stat ) 政府統計約 580 統計の約 74 万表を収録 (2017 年度末現在 ) 年間統計表へのアクセス数は約 5,900 万件 (2017 年度実績 ) サイトトッ

定量的な測定指標 告義務化対象法人が適正に電子申告を行うことができるよう 平成 30 事務年度において電子申告義務化の制度とともに当該環境整備について周知を行います 電子納税 ( 用語集参照 ) については 税務署や金融機関の窓口に出向くことなく納税手続が行えることから 納付回数の多い源泉徴収義務者

3.e-Tax や確定申告書等作成コーナーをどのようにして知りましたか < 複数回答 > 4. 利用した手続 < 複数回答 > 52,413 1, , ,782 2,919 3, ,000 10,000 15,000 20,000 25

1. 実現を目指すサービスのイメージ 高齢者や障害者 ベビーカー利用者など 誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の構築のため あらゆる人々が自由にかつ自立的に移動できる環境の整備が必要 ICT を活用した歩行者移動支援サービスでは 個人の身体状況やニーズに応じて移動を支援する様々な情報

税調第22回総会 資料6-3

H28秋_24地方税財源

望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省中小企業庁経営支援部創業 新事業促進課 ) 制度名 産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定自治体における登録免許税の軽減措置の延長 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条第

新宿区は 外国人住民が全国で一番多く暮らす自治体で 全区民の 10% を超えています 地域別 全国 平成 26 年 1 月 1 日現在 住民記録人口総数 ( 人 ) 日本人住民人口 外国人住民人口 人数 ( 人 ) 割合 (%) 人数 ( 人 ) 割合 (%) 128,438, ,434

Microsoft Word - 02_01_H31政策要望(地域情報化)【総務省】

<4D F736F F F696E74202D E9197BF A8C928D4E88E397C390ED97AA814091CE8A4F90E096BE C A472E >

スライド 1

第16回税制調査会 参考資料


(消費税)e-Tax編

Microsoft Word - 13 地域イントラ.doc

沖縄でのバス自動運転実証実験の実施について

また 営業秘密の取扱いについても 社内の規程を整備することが秘密情報の流出時に法的保護を受ける上で重要であることから 今回の職務発明規程の整備に併せて 同期間 IN PITでは 営業秘密管理規程を含む企業の秘密情報管理体制の構築に関する情報提供や周知活動も積極的に行っていきます ( 本発表資料のお問

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

第 次石巻市地域情報化基本計画 資料 公共施設予約 イベント等申込システムの整備 生涯学習課体育振興課.5 身近な手続きの電子申請化の推進 公共事業や物品調達に係る電子入札の導入 削除 電子入札は 入札執行に伴う各種手続きを電子メールで行うため 入札会場へ出向くことなく社内に居ながら入札への参加が可

(消費税)e-Tax編

NEWS 2020 速報 の一部を改正する法律案 REPORT 総会の様子 2025 GDP 3 02 vol

Microsoft PowerPoint 寄附金控除制度概要.ppt

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

eltax( 地方税ポータルシステム ) について 1.eLTAX( エルタックス : 地方税ポータルシステム ) の現状 運用主体 一般社団法人地方税電子化協議会 ( 全ての都道府県 市区町村が会員として加入 ) eltax 接続団体 全 47 都道府県及び全 1,741 市区町村が eltax

Microsoft PowerPoint - M1001_1_ ppt [互換モード]

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

マイポータル/マイガバメント(仮称)および マイナンバー制度の証券業務での利活用について

2015 年度 ~2017 年度中期経営経営計画 14 中計 1. 当社が目指すもの企業理念と Vision E 2.11 中計 中計 (2nd STAGE / 2012~ 年度 ) の成果 - Vision E における 11 中計の位置づけと成果 - 1

「(仮称)姫路市地域IT基本計画」の概要について

PowerPoint プレゼンテーション

報道発表資料(新宿駅屋内地図オープンデータ)

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

20 21 The Hachijuni Bank, LTD.

<4D F736F F D E9197BF A E838B C E9E91E382C982A882AF82E9926D8DE090A CC8DDD82E895FB646F632E646F63>

総論 地方拠点強化税制とは? 税制等の支援措置を受けるためには? 3ページ 4ページ 拡充型事業とは? 5 ページ 移転型事業とは? 6 ページ 目次 各論 ステップ 1 ( 整備計画 ) 本社機能とは? どのような支援措置があるの? 支援のメリットについて整備計画の認定はいつまでに受ければいいの?

マイナンバー制度 実務対応 チェックリスト

また 今後も申請があったものから順次 審査を行い 情報開示が適切と判断されるサービスを認定していく予定です 医療情報 ASP SaaS 申請 :1 件 (1 事業者 ) No サービスの名称事業者の名称サービスの概要 1 カナミッククラウドサービス 株式会社カナミックネットワーク 介護業務において他


資料 4-2 経済産業省におけるデジタル化の取組と自治体向けデジタルマーケットプレイスの検討 年 4 月 経済産業省 商務情報政策局

提言活動の基本方針 当連盟は 世界最先端 IT イノベーション国家 の実現のために 下記の基本方針をもとに提言活動を行ってきている 2020 年に日本を世界で最先端の IT イノベーション国家とするため 以下の観点から法的環境の整備を行う 1. IT を活用することを全ての原則とした IT 前提社会

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

2020 年に向けた社会全体の ICT 化推進に関する懇談会 の開催について 1 平成 26 年より 総務大臣の懇談会として 2020 年に向けた社会全体の ICT 化推進に関する懇談会 を開催 アクションプランに基づき 2020 年以降のレガシーを視野に入れつつ ICT 化に向けた施策を進めてきた

審査の品質管理において取り組むべき事項 ( 平成 27 年度 ) 平成 27 年 4 月 28 日 特許庁 特許 Ⅰ. 質の高い審査を実現するための方針 手続 体制の整備 審査の質を向上させるためには 審査体制の充実が欠かせません そこで 審査の効率性を考慮しつつ 主要国と遜色のない審査実施体制の確

Microsoft PowerPoint - 別紙3.pptx

計画の今後の方向性

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F F696E74202D F C F E816A C835B83938E9197BF976C8EAE28382E323890E096BE89EF E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

デジタル時代の新たな IT 政策の方向性について ~ デジタル時代に対応した 新たな社会システム への移行に向けて ~ 平成 30 年 12 月 19 日 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部 官民データ活用推進戦略会議決定 1. 基本的な考え方 近年 デジタル技術やデジタル技術を活用したサービ

平成 29 年 4 月 14 日 第 7 回参考資料 : 官民戦略プロジェクト 10 取組状況 首相官邸 平成 29 年 5 月 12 日 第 8 回資料 1:Society5.0で実現する新たな経済 社会システム~ 第 4 次産業革命推進に際しての戦略分野第 8 回資料 2: 日本の 人材力 の抜

Transcription:

参考資料 1 総務省の取組 ( 電子行政の推進 成長力強化 ) 平成 20 年 6 月 11 日総務省

国の行政手続のオンライン利用促進等の取組 1 1 オンライン利用拡大に向けた取組みの強化 取組の対象手続を重点化 取組を効果的に推進するため 全申請件数の 8 割程度をカバーすることを念頭に 年間申請件数 100 万件以上の手続を中心に重点手続を選定 関係府省を集めた検討チームを内閣官房に設置して検討促進 ( 総務省は積極協力 ) 重点手続ごとに オンライン利用拡大の障害となっている要因分析を行いつつ 抜本的改善策を検討 新たな行動計画を 8 月までに策定 従来の府省ごとの計画から 政府全体の計画へ ( IT 戦略本部決定 ) 重点手続ごとの具体的改善措置を記載 ( 手数料引き下げ 添付書類省略 一括申請機能の追加等 ) 手続に共通する課題への対策を記載 ( 認証基盤の普及拡大等 ) オンライン利用の新たな目標を設定 2 電子行政推進法 ( 仮称 ) の制定 〇電子行政推進の通則法の検討を開始 電子行政の推進体制 基本原則 ( 行政事務の電子的処理の原則化等 ) その他便利で効率的な電子行政実現のために必要な事項を法定化 電子行政推進法 ( 仮称 ) を制定 行政手続オンライン化法を全面改正 次期通常国会への提出を目指して検討

地方公共団体の行政手続のオンライン化に向けた重点的な取組 地域における住民の利便性向上や効率的な行政運営の実現のため 地方公共団体の行政手続のオンライン利用を加速する取組を重点的に実施 1 オンライン利用に関する利便性の向上 オンライン利用に対するインセンティブ付与インセンティブ手法の整理 手続の特性にあったインセンティブ付与策 具体的な導入方法等を提示 本年実施 証明書等のペーパレス化の推進証明書等のペーパレス化に関する課題整理 具体的な解決策等を提示 本年実施 携帯電話を活用した電子申請の推進携帯電話を活用した電子申請システムの構築マニュアルを作成し 地方公共団体に配布 本年 3 月実施 2 オンライン利用に関する利用基盤の整備 住民基本台帳カードの普及住民基本台帳カードの交付手数料を無料化する市区町村に対する財政措置により 交付手数料の無料化を推進し カードの普及を拡大 本年 4 月から実施 コンビニのキオスク端末による証明書等の電子交付の実現 来年中に先進的な団体で実現 住民の利便性向上のための公的個人認証サービスの提供使い勝手向上のための様々な実務的取組の推進や利用者サポート体制の整備等を検討 本年確定申告に対応 3 ワンストップ化の推進 地域情報プラットフォームを活用した地方公共団体等の情報システム間連携によるワンストップ化の推進 本年度 実証実験を実施し 地方公共団体等の取組を促進 4 地方税の申告等における電子化の推進 地方税ポータルシステム (eltax) への市区町村の参加拡大を図るとともに 国税との連携により 更なる納税者の利便性向上や税務行政の効率化を推進 2

電子行政における ASP SaaS の利用促進 地域介護支援 ASP SaaS における成功事例 地域介護支援 ASP SaaS の導入効果の実例 ASP SaaS を利用しない場合 ASP SaaS を利用した場合 地方公共団体の費用が約 1/6 に節減 情報端末への再入力作業が 20 時間以上短縮 要介護者への訪問時間が 2~3 倍に増大 社会福祉士保健師主任ケアマネージャー等 社会福祉士保健師主任ケアマネージャー等 職種 業務内容 未導入 A 市 ( 人口 70 万 ) 看 護 師 紙からPCへの 再入力作業 導入済み B 市 ( 人口 50 万 ) 9.5 時間 / 週 0 時間 / 週 要介護者訪問 3.0 時間 / 週 10.5 時間 / 週 社会福祉士 紙から PC への再入力作業 8.5 時間 / 週 0.5 時間 / 週 ヘルパー看護士理学療法士等 ヘルパー看護士理学療法士等 ケアマネーシ ャー 要介護者訪問 4.5 時間 / 週 10.0 時間 / 週 紙から PC への再入力作業 4.5 時間 / 週 0 時間 / 週 要介護高齢者 要支援高齢者等 要介護者訪問 5.5 時間 / 週 10.5 時間 / 週 今後の施策展開 -ASP SaaS の徹底活用の促進に向けて 委託費約 4 憶円 / 年約 6 千万円 / 年 利用の成功事例の収集と公表 地方公共団体に周知 情報開示基準を満たす ASP SaaS の認定について 介護支援や申請支援など 代表的な ASP SaaS サービスごとに分類を設定 ASP SaaS の活用方策の地方公共団体への提示 3

ICT 成長力強化プラン (H20.5.23 総務省策定 ) 従来の ICT インフラ整備 ICT 産業の成長 を基本とした政策から 電子社会構築による全産業 組織の成長を官民連携の大仕掛けで推進 する段階へ進化するため ICT 成長力強化プラン を策定 グローバル成長力 ICT 国際競争力強化プログラムの着実な推進 UNS 研究開発プログラム II 国際標準化戦略 に基づき重点研究開発課題の推進 国際標準化活動を抜本強化 高度 ICT 人材育成に向け 先進的な取組を横展開するためのナショナルセンター機能の構築 クリエイティブ産業の強化 サイバー上に実名参加によるクローズドのコミュニティを構築し その中に限定したインセンティブ付与やサービス試験等が可能な仕組みとして サイバー特区 を検討 日本中の知的資産を総デジタル化する デジタル文明開化プロジェクト を実施し 情報自給率の改善を図る 地域再生 産業創造に向けたユビキタス特区の拡大 利用可能な周波数を公表し 地域からの公募を今夏に開始 ICT 国際競争力の強化 ( ガラパゴス体質からの脱却 ) ICT のつながり力による産業変革 (ICT 活用の戦略分野の設定 ) ICT 産業 xict あらゆる産業 地域と ICT との融合 IT 戦略本部 関係府省と連携 官民で連携 ICT 利用産業 新たなデジタル市場の創出 (ICT 産業の発展基盤強化 ) デジタル適応力の向上 (ICT の徹底活用 ) 完全デジタル元年に向けた ICT 基盤整備の推進 地上デジタル放送への完全移行に向けた総合対策の推進 ( 送信側 受信側双方に網羅的対策 ) デジタル ディバイド解消戦略の策定 ( 地域ごとの課題摘出 携帯電話の整備計画策定 ) 地域成長力 官民をあげたデジタル適応力の向上 電子政府 自治体について政策 制度見直しと実証実験を一体的に推進し 普及を本格化 ( 自治体 民間連携ワンストップサービス等 ) さらに 医療 福祉 介護 教育 テレワーク 企業経営など各分野における ICT 利活用促進に向け 官民で検討する場を設置し 政策 制度を総点検 遠隔医療については懇談会から具体的提言 ASP SaaS 等 ICT 生産性向上に向け戦略的取組を開始 4

ICT 成長力強化プラン の概要 ICT 産業の国際競争力強化 (1) 重点技術分野での国際展開の積極推進 1 次世代 IP ネットワーク ワイヤレス デジタル放送の 3 分野での日本発技術や ICT 産業の国際展開の推進 2 モバイルビジネス活性化プランの推進 3 新世代ネットワーク等の重点研究開発課題の推進 (2) 国際標準化活動の抜本強化 1 ICT 国際標準化戦略マップ ICT パテントマップ 等の策定 2 ICT 標準化 知財センター の設置 (3) 高度 ICT 人材育成の推進体制の強化 1 先進的な取組を横展開するためのナショナルセンター機能の構築 グローバル成長力 (1) 新事業領域の創出 1 クリエイティブ産業 ( コンテンツ周辺分野 ) の抜本強化 2 世界最高の情報通信基盤を活かすプラットフォーム基盤の強化 (2) 環境力の戦略展開 1 評価手法の確立 標準化 研究開発等 ICT によるネットワーク化を通じた環境負荷低減とこれを核とした国際展開 (3) 日本の 強み と ICT との融合促進 1 日本が 強み を有する産業分野 ( 自動車 住宅 ロボット等 ) について ICT との融合市場の創出促進 ICT のつながり力による産業変革 (4) オールジャパンで取り組む大型プロジェクト 1 日本中の知的資産を総デジタル化する デジタル文明開化プロジェクト ( 仮称 ) の実施 2 ユビキタスネット社会を国際展開する総合的なプロジェクトの実施 (5) 民の取組を後押しするための 特区 の導入 1 コンテンツ流通等における新規事業創出を促す サイバー特区 ( 仮称 ) の導入 2 日本の強みであるユビキタス技術をさらに伸ばす ユビキタス特区 の拡充 ICT 産業 (1) 完全デジタル元年の着実な実現 1 地上デジタル放送への完全移行に向けた総合対策の推進 2 デジタル ディバイド解消に向けた取組の推進 3 地域 WiMAX の推進 (2) 新たな情報通信サービスの創出 1 地上デジタル放送への完全移行により利用可能となる周波数を活用した新サービスの実現 2 通信 放送の融合 連携の一層の促進による IPTV 等の新サービスの展開 3 新競争促進プログラム 2010 に基づくブロードバンド市場の競争促進策の展開 (3) 総合的な違法 有害情報対策の推進 1 違法 有害情報対策相談窓口の強化 コンテンツのレイティング普及促進等 ICT 成長力強化プラン ICT 利用産業 (1) 官民をあげた ICT 利活用のための課題総点検 1 ICT 利活用に関する制度 慣習等の総点検 (2) 徹底的なICT 利活用を促すための重点分野の設定 (2-1) 国における行政サービスの革新 1 抜本的改善策に沿った利用促進計画の実施を通じたオンライン利用の飛躍的拡大 (2-2) 地方における行政サービスの革新 1 地方公共団体の業務効率化 ( 地域情報プラットフォーム ASP SaaSの利用等 ) 2 住民の利便性向上 ( 住民基本台帳カードの無料交付の促進等 ) (2-3) 地域産業 サービスの革新 1 ICTによる生産性向上戦略 の推進 2 地域成長力を高めるための重点分野の設定 ( 遠隔医療 中小企業等 ) など 新たなデジタル市場の創出 官民をあげたデジタル適応力の向上 地域成長力 5