1307migitaDicomo.pptx

Similar documents
HASC2012corpus HASC Challenge 2010,2011 HASC2011corpus( 116, 4898), HASC2012corpus( 136, 7668) HASC2012corpus HASC2012corpus

< 目次 > 1. このアプリについて [P3] 2. アプリのインストール方法 [P3~] 2-1. Android 版アプリケーション 2-2. Web 版アプリケーション 3. アプリの流れについて [P4~] 4. 各クライアントアプリの操作方法 [P9~] 4-1. Android 版アプ

ギター初心者のための 演奏練習支援システム 日本大学文理学部 情報科学科 B4 宇田川 真唯 1

Microsoft Word - 06.doc

課題情報シート テーマ名 : 動画中継ラジコンカーの製作 担当指導員名 : 土山博剛実施年度 : 25 年度施設名 : 四国職業能力開発大学校課程名 : 専門課程訓練科名 : 電子情報技術科課題の区分 : 総合制作実習課題学生数 : 1 時間 : 12 単位 (216h) 課題制作 開発のポイント

有償オプションの動作環境の追加 3.1. Video+ 型コンテンツの教材作成クライアントの動作環境に下記のソフトウェアを追加しました Microsoft PowerPoint レスポンシブデザイン受講機能の受講者クライアントの動作環境に下記の OS と Web ブラウザを追加し

実験題吊  「加速度センサーを作ってみよう《

<4D F736F F D208AC888D B836A F C91808DEC837D836A B81698AC7979D8ED A E646F6

ホームページにパスワード認証を設定します 会員限定のページなどに利用できます 設定の手順 を設定するには 以下の手順で行います ユーザ登録 を設定したページにアクセスするためのユーザを登録します の設定 を設定するページ アクセスを許可するユーザを選択し 設定します 設定完了 を設定したページにアク

概要 突発的に発生する会話に焦点を当てたスマートフォンを利 用するユーザグルーピングシステム プロトタイプアルゴリズムの紹介 今後のシステム改良について

目次 研究目的 背景システム開発について実験および評価結論

管理者から携帯電話に向けて命令や位置確認を行います 携帯電話からリアルタイムに情報をアップロードするとともに サーバ側のデータと同期をします GPS 測位を用いて 現在位置や軌跡を管理します 携帯電話からシステム契機でメールを送付します 基幹サーバと連携するためのデータファイルの出力や プリンタ連携

PowerPoint プレゼンテーション

i

言文社13_熊井.indd

IPSJ SIG Technical Report Vol.2014-MBL-70 No.20 Vol.2014-UBI-41 No /3/14 1,a) Yuko Hirabe 1,a) Mai Tsuda 1 Yutaka Arakawa 1 Keiichi Yasum

_学生通信Vol16.indd

■サイトを定義する

はじめに Microsoft Forms( 以下フォーム ) は 九州産業大学の学生及び教職員が利用できる Office365 の機能の一つです アンケートやクイズ ( テスト ) を簡単な操作で作成することができます 作成したアンケートやクイズは マルチデバイスでの回答が可能で 回答は即時集計され

THE INSTITUTE OF ELECTRONICS, INFORMATION AND COMMUNICATION ENGINEERS IEICE Technical Report IN ( ),

chapter1 Web デザインへのアプローチ chapter1 Web デザインへのアプローチ 1-1 本書の構成 Web サイト制作の流れ 本書の構成と内容 1-2 Web サイト制作業界の人材像 Web サイト制作に必要な職掌と役割 各職掌の役

1.WebClass( ウェブクラス ) とは WebClass を利用される前に 学生の立場で WebClass を利用してみましょう... 4 レポートを提出する 先生の立場で WebClass を利用してみましょう... 9 提出状況を確認する..

isai indd

2 ログイン ( パソコン版画面 ) Web サイトのログイン画面が表示されます 通知メールに記載されている ID と仮パスワードを入力して ログイン ボタンをクリックしてください ID パスワードを連続して 5 回間違うと 当 I D はロックアウト ( 一時的に使用不可 ) されるので ご注意く

発表の流れ 1. 研究の背景と目的 2. 相互接続の概観 3. ワームホールデバイスの動作の概要 4. 実験 性能評価 5. まとめ DICOMO2007 2

SURVEY123 FOR ARCGIS スタートアップガイド 2017 年度空間情報科学野外実験

2017 : M ,,,,.,..,.,,,,,,, ,,,.. 2.,,.

PowerPoint プレゼンテーション

September VOL.160

ArcPad の代替となる現地調査ソリューションについて

Berchtold 1) ActiServ 1 ALKAN Fig. 1 ALKAN overview Herren 2) 20 HASC Challenge 3) HASC Challenge ALKAN 4),5) ALKAN i

WSMGR for Web External V7.2 L50 ご紹介

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - XOOPS インストールマニュアルv12.doc

社員証型センサを いた 健康増進システムへの STAMP/STPA の適 検討 林良輔 * 伊藤信 梶克彦 内藤克浩 水野忠則 中條直也 * 愛知工業大学大学院 三菱電機エンジニアリング 愛知工業大学 1

ヘルスアップWeb 簡単操作ガイド

IPSJ SIG Technical Report Vol.2014-NL-216 No.6 Vol.2014-SLP-101 No /5/ MMDAgent 1. [1] Wikipedia[2] YouTube[3] [4] [5] [6] [7] 1 Graduate

吉田坂本.pptx

機能改善 4.1. テキスト型テスト問題の任意選択肢でイメージカタログを利用できるように対応しました 4.2. ユーザ情報の作成時や検索時のパフォーマンス改善を行いました 4.3. ユーザ情報作成時にブラウザのオートコンプリート機能に保存されているユーザ ID とパスワードが自動的に メールア ドレ

ArcGIS for Server での Web マップの作成方法

スライド 1

JavaScriptで プログラミング

IPSJ SIG Technical Report Vol.2016-CLE-19 No /5/20 1,a) 2,b) 3,c) Proposal of self-reflection using the video-sharing site NISHIOKU Kazukiyo 1,a

Taro-time to spare.jtd

spsafety_manual_sp_start_

2 目次 1. 実証事業の全体概要 1.1 Androidスマートフォンへの利用者証明機能ダウンロード ( 仕組み ) 1.2 iosスマートフォンへの利用者証明機能ダウンロード ( 仕組み ) 1.3 システム検証と安全性対策検討 2. 利用者証明機能ダウンロードに関するシステム検証 2.1 An

<4D F736F F F696E74202D F817993FA967B90BB8E8695A897AC817A89DD95A892C790D F6C30362E707074>

1. アカウント登録 登録申請時に入力した情報をもとにアカウントが作成されると, 研究参加登録システム Login Information というタイトルで, 登録されたメールアドレスに連絡が届く ( 登録申請から 1~2 週間後を予定 ) この時点で以下の情報が入力されたアカウントが作成されている

インターネット EDI システムを使用する前の準備 目次 動作環境について... 2 Internet Explorer7.0 / 8.0 をご利用の場合の設定方法... 3 [1] インターネット EDI システムを利用するための標準的な設定... 3 [2] ブラウザ型で帳票を利用する場合に必要

Delphi/400でFlash動画の実装

Windowsユーザでも 手軽に作れるiPhoneアプリ

~ アドレス収集くん ~ セキュリティ対策御説明資料

ARCHI Box iOS版 ヘルプ(お施主様向け)

順番検索システムのご案内について

1.はじめに

1.WebClass( ウェブクラス ) とは WebClass を利用される前に 学生の立場で WebClass を利用してみましょう... 4 開始方法... 4 資料を閲覧する 先生の立場で WebClass を利用してみましょう... 8 資料を

ic3_cf_p1-70_1018.indd

◎phpapi.indd

Handbook_User_iPhone_ja

2. ログイン 三重県総合教育センターの Web ページにアクセスし ネット DE 研修の ログインへ をクリックするとログイン画面に移動します 2 ログイン ID 及びパスワードを入力して ログイン ボタンを押してください パスワードはログイン後 変更し 個人で管理をしてください 2 パスワードは

1. はじめに 1.1. Office365 ProPlus ライセンスについて 九州産業大学に在籍中の学生 教職員の方は Office365 ProPlus のライセンスを 1 つ保持しています 1 つの Office365 ライセンスで Office365 ProPlus( 最新版の Offic

manaba course学生用マニュアル

2 目次 1 はじめに 2 システム 3 ユーザインタフェース 4 評価 5 まとめと課題 参考文献

<4D F736F F D2091E C C6791D B28DB88DEC90AC D836A B2E646F63>

( 要領 6) 歩数計アプリを活用した仕組みの全体像 歩数計アプリを活用した仕組みの全体像が分かるものを提示してください

研究報告書レイアウト例(当該年度が最終年度ではない研究班の場合)

< ダッシュボード画面 > 現在開催中の研修 に ご覧いただけるセミナーがすべて表示されます 視聴したいセミナーをクリックします ( セミナーへのお申し込み方法はこちらをご参照ください ) マウスをセミナー名の上に移動すると色が変わります 色の変わる範囲はどこでもクリックすることができます < 講座

廃液処理依頼 Fig. 登録画面 ログイン後 WASTE FLUID MANAGER(Fig.) が表示されます 画面上部にはグループ名とユーザー名が表示されます 廃液処理依頼は画面左上のメニューボタンをクリックすると表示されます 廃液タンクのタグに表示された管理番号と廃液投入記録簿に記した管理番号

Rの基本操作

ビッグデータ分析を高速化する 分散処理技術を開発 日本電気株式会社

PowerPoint プレゼンテーション

MotionBoard Ver. 5.6 パッチ適用手順書

コンテンツ作成基本編

サービス内容 サービス内容 ドメインサービス Web サービスのサービス内容についてご案内します このたびは ドメイン /Web サービスをお申し込みいただきまして 誠にありがとうございます 本冊子は ドメイン /Web サービスの運用を管理される方向けの内容で構成されております お客様のご利用環境

スライド 1

KDDI Smart Mobile Safety Manager Mac OS キッティングマニュアル 最終更新日 2019 年 4 月 25 日 Document ver1.1 (Web サイト ver.9.6.0)

目次 1. 研究の背景と目的 1.1. 背景 1.2. 目的 2. 研究計画 3. 現状報告 3.1. 制作中の Web アプリケーション 使用する技術 概要 機能 課題 参考にしたサイト 書籍 3.2. その他の取り組み 4.

1. Android のホーム画面 06. クイックマニュアル [ 遠隔接続編 -Android 版 -] 2. ストアの起動画面 Android を起動しますと Play ストア ( 赤枠 ) というア イコンがありますのでこちらをタップしてください 機種により表示方法は異なります ストアの初期画

SonicDICOM Cloud Connector インストール手順書 SonicDICOM Cloud Connector とは 検査装置が撮影した画像を自動的にクラウドへアップロー ドするためのソフトウェアです 1 前準備 クラウド上に PACS を作成する SonicDICOM Cloud

PowerPoint プレゼンテーション

vcube-seminar-01

DocuWorks Mobile 障害切り分け手順書

目次 ログイン ログイン お知らせ画面... 3 チェック結果の表示 / 新規作成 / 更新 / データ出力 チェック結果一覧の表示 新規作成 チェック結果の検索 チェック結果の詳

2.2 Reflected XSS 攻撃攻撃者の用意した悪意のあるリンクとターゲットサーバが同じホストである場合の Reflected XSS 攻撃を, 本稿では Reflected XSS 攻撃と呼ぶ. 例えば, サーバ A の target.php に Reflected XSS 脆弱性があった

PowerPoint プレゼンテーション

コンテンツアーカイブシステム SGI U-BOX 一般ユーザマニュアル 2013 年 6 月 25 日 メディア基盤センター & 日本 SGI 株式会社

Microsoft Word - manual.doc

システムインテグレータのIPv6対応

はじめに このマニュアルは BACREX-R を実際に使用する前に知っておいて頂きたい内容として 使用する前の設定や 動作に関する注意事項を記述したものです 最初に必ずお読み頂き 各設定を行ってください 実際に表示される画面と マニュアルの画面とが異なる場合があります BACREX-R は お客様の

_ワイヤレスカメラアプリ取説.indd

図1 ネイルレシピ検索システム概要 ントを取得することによって ユーザの持っている服に似合う コーディネートを検索するシステムを構築することを目的とし ている [7] 本研究では ネイルレシピを対象としており 場 所に対応しているかだけでなく ユーザの好みや腕も考慮して いる 津田らは 爪の反射率の

マニュアルの見方 マニュアルの見方 マニュアルの見方について説明します 操作の前提条件です ある場合のみ記載しています 操作の前に確認してほしい重要事項です ある場合のみ記載しています 1 操作手順に対応した操作画面上の操作 箇所です 関連ページがある場合は 参照先の ページ番号を記載しています 操

X5-Evo スタートアップガイド

スライド 1

Microsoft PowerPoint - pr_12_template-bs.pptx

2-1. システム概要 2-2. システムの設計 SNS Twitter Web-GIS 推薦システム スマートグラスを統合 平常時は観光回遊行動支援 災害時は避難行動支援 情報の蓄積 共有 推薦とナビゲーションを可能にする 有用性 時間的制約の緩和 スマートグラスの統合 動的 リアルタイム性 SN

ヘルスアップWeb 簡単操作ガイド

授業改善アンケート と 授業評価 の違いについて A. 授業改善アンケート システムとは? 授業改善アンケート システムは 受講生と担当教員のみの双方向コミュニケーションツールとしてその仕組みを提供しています 1) 担当教員により該当科目の開講学期期間中に随時アンケートを実施することができます また

PowerPoint プレゼンテーション

目 次 1. 概要 ホームアプリの主な機能 操作方法 初期設定 初期画面 診断 ( 車両情報選択画面 ) 車両情報の登録 編集 登録した車両を削除する...

Transcription:

九州工業大学右田尚人服部祐一田中翔太井上創造

1 背景 目的 関連研究 HASC Challenge 大規模行動情報収集システム ALKAN 行動類似度評価システム MimicMotion システム評価 まとめ

背景 目的 2 人間の行動が客観的に計測 認識できるようになれば 様々な分野への応用が期待できる 医療分野 農業分野 スポーツ分野など

背景 目的 3 客観的な行動の計測は難しかったが 3 軸加速度センサジャイロスコープ気圧センサ GPS h"p://www.microso..com/ja- jp/windowsphone/design/7/phones.aspx 3 軸加速度センサなどを搭載した携帯情報端末が普及し客観的な行動の計測が可能に

背景 目的 4 センサデータなどから人間の行動を認識して何をしているか解釈するパターン認識の枠組みの一つ ある行動のセンサデータ 特徴量計算 分類モデル 歩く A 機械学習 歩く のセンサデータ 歩く B 歩く C 特徴量計算 行動識別 多くのセンサデータが必要

背景 目的 5 センサデータを解析するシステムを構築するには 多くの行動情報を集める仕組みが必要 本研究の目的 多くの行動情報を 収集するためのシステムの開発

関連研究 6 HASC Challenge: Gathering Large Scale Human Activity Corpus for the Real-World Activity Understandings. Proc of ACM AH 2011, pp.27:1-27:5, 2011. 2010 年から行われており 複数の研究室から行動データを収集することを提案 2010 年には 540 人のユーザから 6700 個の加速度データを収集 センサデータ以外にも性別 身長 体重 靴の種類 床の種類などの情報も収集 データセットとしてより精度の高いデータを目指している 本研究では研究室間という狭い範囲ではなく より一般のユーザに利用してもらうことを目指している

関連研究 7 "A Large Scale Gathering Systemfor AcFvity Data using Mobile Devices", Journal of Infor- mafon Processing, Vol. 20, No. 1, pp. 177-184, September12, 2011. 3 軸加速度センサを搭載した携帯情報端末を用いた行動情報収集システム 送信された行動情報をサーバに格納 インターネット 行動情報行動情報行動情報 ALKAN s Server ユーザにメリットがなので 本研究ではユーザのメリットを考慮した仕組みを用いている

行動類似度評価システム MimicMotion 8 システム構成 携帯情報端末アプリケーション Web サイト 行動情報共有サーバ 搭載した機能 Web サイトで 3 軸加速度データと動画像から成るコンテンツを閲覧 共有できる ユーザ同士が収集した 3 軸加速度データが, どの程度一致しているのかを表した類似度を評価できる これらの機能を加えることで 多くのユーザの利用が期待される

行動類似度評価システム MimicMotion 9 携帯情報端末アプリケーション 3 軸加速度データの取得とサーバへ送信 Web サイト コンテンツの登録 閲覧 共有 行動情報収集サーバ 行動情報を保存 類似度計算 類似度の計算は提供者と模倣者の 加速度データの相関を計算する

行動類似度評価システム MimicMotion 10 携帯情報端末アプリケーション Microsoft 社の WindowsPhone 上で動作 使用したプログラミング言語 C サーバアプリケーション 使用したプログラミング言語は PHP HTML CSS 及び ActionScript3 類似度の計算は R を使用

行動類似度評価システム MimicMotion 11 コンテンツ 動画像 3 軸加速度データ 提供者 模倣者 得た評価 インターネット 3 軸加速度データ 類似度 評価 コンテンツ ALKAN2 Server サーバ データ格納 類似度計算 閲覧者 ユーザは使用する機能で立場が変わる

行動類似度評価システム MimicMotion 12 コンテンツ 動画像 3 軸加速度データ 提供者 得た評価 インターネット コンテンツを初めに登録するユーザ 3 軸加速度データ コンテンツは類似度 1. 3 軸加速度データと自分で撮影した動画像 2. 3 軸加速度データと既存の動画像模倣者の2 種類 コンテンツに対する評価を得ることができる 評価 コンテンツ ALKAN2 Server サーバ データ格納 類似度計算 * 動画像はインターネット動画共有サービス YouTube 閲覧者上のものを使用ユーザは使用する機能で立場が変わる

行動類似度評価システム MimicMotion 13 コンテンツを模倣しながら3 軸加速度データを取得 測定後 データをサーバに送り類似度を取得 コンテンツ 類似度はWebサイトもしくは 携帯情報端末 アプリケーション上で100 点満点で確認提供者インターネット 模倣者 得た評価 3 軸加速度データ 類似度 評価 コンテンツ 動画像 3 軸加速度データ ALKAN2 Server サーバ データ格納 類似度計算 閲覧者 ユーザは使用する機能で立場が変わる

行動類似度評価システム MimicMotion 14 コンテンツ 動画像 3 軸加速度データ 得た評価 提供者 Webサイトを閲覧する人インターネット 閲覧者には ユーザ登録をしなくてもなれる 3 軸加速度データ コンテンツに対してコメントをして評価できる 模倣者 類似度 評価 コンテンツ ALKAN2 Server サーバ データ格納 類似度計算 閲覧者 ユーザは使用する機能で立場が変わる

行動類似度評価システム MimicMotion 15

行動類似度評価システム MimicMotion 16

行動類似度評価システム MimicMotion 17 動画再生

行動類似度評価システム MimicMotion 18 加速度波形

行動類似度評価システム MimicMotion 19 コメント欄

行動類似度評価システム MimicMotion 20 QR コード読み込み

行動類似度評価システム MimicMotion 21 スタートボタン カウントに合わせて携帯情報端末のスタートボタンを押す

行動類似度評価システム MimicMotion 22 動画に合わせて行動する 行動中 携帯情報端末は右手に持つ

行動類似度評価システム MimicMotion 23 59 Finish ボタンを押すとデータをサーバへ送信 点数を計算し表示する 携帯情報端末でも表示

システム評価 24 実験目的 幅広いコンテンツに対して 正しく類似度を判定できるか調査 動かす部位と 動きの激しさに注目し人工的に 6 種類のコンテンツを作成し 実験を行った 1. 体を常に動かす 2. 体をゆっくり動かす 3. 体を時々動かす 4. 手を常に動かす 5. 手をゆっくり動かす 6. 手を時々動かす

システム評価 25 常に動かすゆっくり動かす時々動かす 体 横移動前後移動一回転ボックスステップ スクワット ジャンプ 手 両手を回すペイシング体をねじる運動腕を上下に伸ばす運動 背伸び ボクシング コンテンツの内容は 分類した 6 種類の動きに基づいて独自に選択 一つのコンテンツの長さは約 35 秒前後 作成者は ダンススクールなどで特別な訓練を受けていない一般ユーザ

システム評価 26 被験者 ダンススクールなどで特別な訓練を受けていない 一般ユーザ 10 名 使用した携帯情報端末 TOSHIBA 社の WindowsPhone 端末である IS12T 被験者は, 6 つのコンテンツをそれぞれ 3 回ずつ模倣 結果を集計し コンテンツごとの点数の分布を見る

システム評価 27 コンテンツ数 平均点 (E)=51 標準偏差 (σ)=16.1 歪度 =0.039 歪度は 0 に近いことから 左右の偏りが少ないことがわかる score

システム評価 28 動きの激しさ 動きの激しさが異なるコンテンツを用いる場合点数差が大きく改良が必要

システム評価 29 E 52 点 40 点 58 点 52 点 43 点 63 点 σ 13.5 14.1 16.7 15.6 13.8 10.4 動きの激しさが異なるコンテンツを用いる場合点数差が大きく改良が必要

システム評価 30 行動の種類別に点数調整を行い点数の差を少なくする 改良前 改良後 ユーザ同士の 3 軸加速度データの相関から点数 (S) を 100 点満点で計算 ユーザ同士の 3 軸加速度データの相関から点数 (S) を 100 点満点で計算 コンテンツの 3 軸加速度データの 2 乗和平方の値から閾値を求めコンテンツを動きの激しさで 3 つに分類 動きの激しさ別の E と 得点の σ を揃え 点数差をなくす

システム評価 31 [ コンテンツの 3 軸加速度データの 2 乗和平方の分布 ] 体 1 手 0 1 0 常に動かすゆっくり動かす時々動かす

システム評価 32 E を揃える σ を揃える d= 動きの激しさ ( 常に動かす or ゆっくり動かす or 時々動かす ) S= 得点調整前の点数 E(d)= 動きの激しさ別の点数の E V(d)= 動きの激しさ別の点数の σ E(E(d))= 全コンテンツの点数の E(d はすべての場合 ) E(V(d))= 全コンテンツの σ(d はすべての場合 ) 入力 S d 出力 Score

システム評価 33 常に動かす ゆっくり動かす 時々動かす E 52 点 41 点 61 点 σ 14.4 14.0 14.0 常に動かす ゆっくり動かす 時々動かす E 51 点 52 点 51 点 σ 14.2 14.1 14.1 得点の差をなくすことができた

まとめ 34 多くの行動情報を収集する目的で 行動類似度評価システム MimicMotion を開発した Web サイトの利用や 類似度の評価機能により ユーザに メリットが生まれ多くの行動情報の収集が期待できる システム評価 動かす部位と 動きの激しさに注目し 人工的に作成した コンテンツを使って実験を行った 全コンテンツの得点分布の偏りは少なく 類似度を正しく 判断できることがわかった 激しさが異なるコンテンツを用いる場合点数差が大きく 計算方法を改良し ±10 点ほど違っていた平均点を揃えることができた

まとめ 35 今後は 様々な携帯情報端末に実装 ios 端末 android 端末 人間の関節の変位情報であるモーションデータをコンテンツとして利用 行動認識に有効なデータを集める方法の作成

36

37 医療分野 生活習慣を客観的に計測できる 生活習慣病の予防 農業分野 農業従事者の行動記録を自動的に取得できる 作業の効率化 スポーツ分野 手本となる行動にどれだけ近いかを評価する ことができる 客観的に習熟度を確認可能

モーションデータ再生 38

39 QR コード 読み込み 加速度データ計測 点数表示

40 コンテンツを準備 サーバに アップロード コンテンツ登録画面で登録

41 模倣する コンテンツを選択 コンテンツを模倣しながら加速度データ取得 サーバに加速度データを送信 サーバで類似度を計算し表示

42 閲覧したい コンテンツを選択 コンテンツ再生 コメントを書き込む 行動情報取得

43 100 類似度の点数の分布 0 20 40 60 80 体 常に体 ゆっくり体 時々手 常に手 ゆっくり手 時々

1. 3 軸加速度データが行動種別と正確に対応付けられている 2. 行動の記録に使用される携帯情報端末の取り付け位置が明確に記録されている 3. ユーザが簡単にいつでも, どこでも行動情報の作成を行える 4. 大規模に行動情報を収集できる 5. ユーザが本システムを繰り返し使用したくなるような, 動機付けがされている 6. ユーザのニーズに応じて対応できる拡張性 44

45 3 軸加速度センサを搭載した携帯情報端末 と Web サイトを利用した行動情報収集システム 携帯情報端末で計測した 3 軸加速度データと 自分の動きを撮影した動画像から成るコンテンツを用意し アップロードすることで それらを Web サイトで共有 ユーザは 模倣者 提供者 閲覧者に分類され それによって メリットが生まれる 動画像 インターネット 3 軸加速度データ

46 提供者 コンテンツに対する評価 優越感 さらなる評価への意欲 模倣者 提供者の行動を習得する達成感 閲覧者 娯楽的楽しさ 評価することで一体感の向上

47