総務省テレワーク推進計画 平成 27 年 6 月 5 日総務大臣決定 政府方針である 国家公務員テレワーク ロードマップ ( 平成 27 年 1 月 21 日 : 各府省情報化統括責任者 (CIO) 連絡会議決定 ) が定められ 2020 年度までを視野に入れた各府省等におけるテレワーク推進計画を策

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(2) テレワークを巡る最近の動きと本ロードマップの位置づけ 2013 年 6 月に閣議決定された IT 総合戦略本部の 世界最先端 IT 国家創造宣言 ( 以下 創造宣言 という ) においては IT サービスを活用し 外出先や自宅 さらには山間地域等を含む遠隔地など 場所にとらわれない就業を可能

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

7 8 O KAYAKU spirit I O K T C % E C O M T O K T T M T I O O T C C C O I T O O M O O

目 次 1 多様な有為の人材の確保の推進 人材確保策の検討 充実 人材局 1 2 時代の要請に応じた公務員の育成 人材局 研修所 2 3 勤務条件 勤務環境の整備等 1 社会経済情勢に適応した適正な給与の実現 給与局 3 2 定年の引上げの実現に向けた人事管理諸制度の見直し 給与局 3 3 職業生活

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

Microsoft Word - H29市町村職員の勤務条件等の状況

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

1. 各府省庁におけるテレワーク実績等について (1) 1 府省庁等名 平成 27 年度実績 ( 本省 ) 平成 28 年度実績 ( 本省 ) 人日 人 職員数 平成 28 年度目標 人日 人 職員数 テレワーク 実施可能 職員数 テレワーク実施前年 内閣官房 ,077 度 (145

資料3

CONTENTS 1. テレワーク導入における課題 2. 総務省テレワークセキュリティガイドラインについて 3. 技術 制度 人に関する情報セキュリティ対策例 4. 情報へのアクセス方法とその特徴 5. マネジメント ( 労務管理等 ) の対策 2

平成23年9月29日WG後修正

スライド 1

Microsoft Word - 行動計画(ダイジェスト)【最終版】

1. ネットワーク再編の背景 世界最先端 IT 国家創造宣言 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 平成 26 年 6 月 24 日改定 )( 抜粋 ) 3. 公共サービスがワンストップで誰でもどこでもいつでも受けられる社会の実現 (2) 国 地方を通じた行政情報システムの改革 政府の IT

1 柔軟な働き方の推進 (1) 在宅勤務職員が 自宅において貸出用モバイルパソコンを活用し インターネット回線経由で庁内 LAN( ファイルサーバー等 ) に接続して通常の業務を遂行できる制度を構築する なお 業務を行う際には 山形県情報セキュリティポリシーを遵守するものとする ( 以下 (2) (

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

基本認識

内閣府令本文

平成 29 年 10 月 27 日内閣官房内閣人事局 女性国家公務員の登用状況及び国家公務員の育児休業等の取得状況の フォローアップ 別添資料 別添 1 女性国家公務員の登用状況 1 資料 1-1 府省等別女性国家公務員登用状況 2 資料 1-2 府省等別女性国家公務員登用状況 ( 本省課室長相当職

(3) 時差出勤 (1) 及び (2) の勤務時間のほか 次のとおり時差出勤を実施しています ( 警察本部については 平成 26 年度における実施内容を記載しています ) 知事部局等 教育庁 (H 現在 ) 区分勤務時間休憩時間 A 勤務午前 8 時 30 分から午後 5 時 15 分ま

27 年度当初予算 28 年度要求主な増減理由円)平 7 単 位 2 : 8 百年万度予訳(成 ( 目 ) 啓発広報費 2 平成 26 年度限りの経費 ( 重要事項に関する戦略的国際広報諸費に統合 ) 計 0 0 算内

CONTENTS 1. テレワークをするために必要な ICT 環境とは 2. 情報セキュリティの 課題解決策 3. コミュニケーションの 課題解決策 4. マネジメント ( 労務管理 ) の課題解決策 2

参考資料 障害者の生涯を通じた多様な学習活動の充実について(1/2)

基本情報 () 非常勤職員の総数 調査対象に該当する非常勤職員の総数は 期間業務職員が 30,429 人 (54%) 期間業務職員以外の非常勤職員が 25,590 人 (46%) 合計で 56,09 人 ( うち女性 42,456 人 76%) だった (2) 非常勤職員が所属する機関 非常勤職員が

ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

資料9

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4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

保育所に入所できないことを事由とする育児休業手当金の延長要件の見直し(地方公務員の「パパ・ママ育休プラス」の場合)(あっせん)

各府省等は 本指針を踏まえ 女性職員活躍と職員のワークライフバランスの推進のための取組計画 ( 以下 取組計画 という ) を策定し 職員への周知 公表を行い 総合的かつ計画的な取組を進める 本指針及び取組計画に基づき 女性職員が働きやすく ますます活躍できるような また 男女問わず職員が責任と誇り

自治体CIO育成教育

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

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資料9

1 Mission ミッション 世界で最先端の ICT 国家になる! Vision ビジョン 1 強靭な共通システム基盤を作る - 低廉で機動力のある情報システムの整備 2 公務員の働き方を変える - 効率的で生産性の高い行政の実現 3 行政サービスの利用者負担を下げる - 安心して使える 便利なサ

福利厚生基本計画

報道資料 平成 30 年 11 月 2 日内閣官房内閣人事局 女性国家公務員の登用状況及び国家公務員の育児休業等の取得状況のフォローアップ < ポイント > 国家公務員の平成 30 年 7 月時点の登用状況は いずれの役職段階においても 女性の占める割合が調査開始以降 最高数値 別添 1 平成 29

別添 1 女性国家公務員の登用状況 資料 1 及び 2 本省課室長相当職以上に占める女性の割合は 3.3%( 平成 26 年 9 月 1 日現在 )( 前年 10 月 1 日現在から0.3ポイント増 ) 国の地方機関課長 本省課長補佐相当職以上に占める女性の割合は5.6%( 平成 26 年 1 月現

業務の廃止も含めた効率化や職場環境の改善策を議論 策定 ( ) 超過勤務の必要性の事前確認の徹底 ( ) 業務配分の見直しや機動的人員配置による業務負荷集中の回避 ( ) 21 休暇の取得促進 スポーツイベント情報や季節の話題を盛り込んだ DJ 風の印象的な定時退庁放送を継続実施するなど 職場全体で

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

調査結果の概要 調査対象者 723 人 有効回答数 721 人 ( うち女性 179 人 )( 回答率 99.7%) 以下の各問の欄の N は それぞれの問に対する有効回答数 問 1. 国家公務員になろうとした主な理由は何ですか ( 三つ選択 ) 仕事にやりがいがある 公共のために仕事ができる 70

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平成 29 年 4 月 12 日サイバーセキュリティタスクフォース IoT セキュリティ対策に関する提言 あらゆるものがインターネット等のネットワークに接続される IoT/AI 時代が到来し それらに対するサイバーセキュリティの確保は 安心安全な国民生活や 社会経済活動確保の観点から極めて重要な課題

. 当年度目標取組み事項及びその内容関連施策 ( 総合計画 ) 基本政策行政改革の推進 中期行財政運営方針に基づき 計画的に行財政運営基盤の充実強化を図るため 平成 年度行財政運営方針を 8 月に策定します ( 公民連携セクションの設置 働き方見直しの推 事務事業の見直しについては 見直しに向けた取

いる 〇また 障害者の権利に関する条約 においては 障害に基づくあらゆる差別を禁止するものとされている 〇一方 成年被後見人等の権利に係る制限が設けられている制度 ( いわゆる欠格条項 ) については いわゆるノーマライゼーションやソーシャルインクルージョン ( 社会的包摂 ) を基本理念とする成年

(2) 継続勤務年数の割合平成 25 年度平成 26 年度 ( 単位 : %) 区分職員数勤務継続年数職員数勤務継続年数離職率 年月 年月 離職率 男 全職員 女

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

女性が働きやすい制度等への見直しについて

PowerPoint プレゼンテーション

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資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

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3. 公文書管理の適正を確保するための取組 公文書管理の適正を確保するため 行政文書の管理に関するガイドラインが昨年末に改正され それに従って改訂された各府省の行政文書管理規則が本年 4 月から施行されている まずは 各府省において行政文書の作成 保存から廃棄までの各段階における新たなルールの遵守を

(2) 行政の高度化 効率化国や地方公共団体においてデータ活用により得られた情報を根拠として政策や施策の企画及び立案が行われることで (EBPM:Evidence Based Policy Making) 効果的かつ効率的な行政の推進につながる (3) 透明性 信頼の向上政策立案等に用いられた公共デ

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

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1. 国税総合管理 (KSK) システムの導入経緯 < 導入以前 > 経済成長に伴う事務量の増大や質的な複雑化に対応するため 事務の合理化 効率化のためにコンピュータの活用を推進 昭和 41 年 ~ 都市局 にバッチ処理を主体としたシステムを導入 順次拡大 ( 昭和 54 年完了 ) 東京国税局 大

育児短時間勤務

Ⅰ 近年の行政改革の実績 1. 政治主導体制の強化 1 内閣主導の体制整備 ( 平成 13 年 1 月 ) 内閣府の新設 特命担当大臣の新設 ( 経済財政政策 科学技術政策 防災等 ) 内閣官房の幹部を政治任用化 内閣総理大臣補佐官を3 人以内から5 人以内に拡充 2 政務次官制 (24 人 ) を

本日のテーマ

【ピンクリボン月間】「乳がんに関するアンケート結果」-女性の6割が乳がん罹患後も仕事を続けたいと希望-

中小法人の地方法人二税の eltax の利用率 70% 以上という目標達成に向けて 下記の eltax の使い勝手改善等の取組を進めるとともに 地方団体の協力を得つつ 利用勧奨や広報 周知等 eltax の普及に向けた取組を一層進める また 中小法人の地方法人二税の eltax の利用率の推移等を踏

会計を巡る最近の動向について

対応していくためには 職員一人ひとりの公務に対する意欲と能力を高め 組織をより活性化し 公務の質を高く保つことが求められている そのためには 各職員の能力と勤務実績を的確に評価し その結果を反映した人事管理を推進していくことが重要である 知事部局等においては 平成 28 年 4 月に施行された地方公


はじめに 学校を取り巻く環境は, 社会や経済の変化に伴い, より複雑化 多様化しており, 学校には, これまで以上に子供たちに対するきめ細かな対応が求められております また, 情報化やグローバル化といった社会の急速な変化が進む中, 知識を活用し, 協働して新たな価値を生み出せるよう, 主体的な学びを

あおもり働き方改革推進企業認証制度 Q&A 平成 29 年 12 月 14 日 Vol.1 目次 1 あおもり働き方改革推進企業認証制度全般関係 Q1 県外に本社がある場合はどのように申請できるのか P1 2 あおもり働き方改革宣言企業関係 Q2 次世代法に基づく一般事業主行動計画とはどういうものか

戦略の実現シナリオへの提言 について独自で実施でき 具体的かつ継続的な業績を上げていることを説明できること 4 上記 1から3の条件に該当しないものの これまでの経験 実績等により政府 CIO 補佐官として十分な能力を持つことが証明できること 例 : 情報システムの企画 設計 開発の経験が5 年以上

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

目次 はじめに 1 1 計画期間 2 2 計画の推進体制 2 (1) 計画の策定 変更 点検 (2) 用語の定義 3 女性消防職員の活躍を推進する意義 2 (1) 住民サービスの向上 (2) 消防組織の強化 4 女性職員の活躍の推進に向けた数値目標 取組み 実施時期 ( 女性の活躍推進のための改革

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電波に関する問題意識(原座長提出資料)

識 経験 実績を有していること 3 最新版のiコンピテンシディクショナリ (icd) を活用し 大分類 事業戦略把握 策定支援 中分類 新ビジネスモデルへの提言 及び 事業戦略の実現シナリオへの提言 について独自で実施でき 具体的かつ継続的な業績を上げていることを説明できること 4 上記 1から3の

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

オフィス向けクラウド型サイネージサービス「ギガらくサイネージ」の提供開始について

図 1-a 貴社は 働き方改革に向けた取り組みを なっていますか? ( 企業規模別 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 50 名 4 46% 6% 名 55% 36% 9% 名 63% 301 名以上 82% 9% 図 2 働き方改革に取り組んでいな

青警本務第 号 青警本総推第 号 青警本生企第 号 青警本刑企第 号 青警本交企第 号 青警本備一第 号 平成 2 8 年 3 月 1 8 日 各所属長殿 青森県警察本部長 レピーサポート 職場復帰サポート実施要綱の制定について

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

2 給与改定に対する基本的考え方職員の給与については 地方公務員法において 国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与等を考慮して定められなければならないとされている (1) 月例給本年 4 月時点で 市職員給与が民間給与を326 円 (0.09%) 下回っていることから 市職員の給与

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制度名 No. 1 ( 働 1) フレックスタイム制度 システム開発部署を対象にフレックスタイム制度を導入 制度概要 コアタイムを設定 :11 時 ~15 時 週単位 ( 月曜日 ~ 日曜日 ) の総就業時間数が 所定就業時間を満たしていること 所定就業時間 / 週 :8 時間 営業日 始業時間 /

中央労働災害防止協会発表

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第16回税制調査会 別添資料1(税務手続の電子化に向けた具体的取組(国税))

目 次 Ⅰ 子育てのサポート 1 妊娠前 妊娠中のサポート 1 生理休暇 2 不妊治療の受診 3 妊娠障害 ( つわり ) 休暇 4 健康診査及び保健指導に係る休暇 5 危険有害業務の就業制限 6 深夜勤務及び時間外勤務の制限 7 通勤緩和措置 8 職員の休息等 2 出産前後のサポート 1 産前 産

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主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

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寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

現在 学校には 急速に変化する社会の中で 自立して生きていく力を育成するための指導の充実が求められております そのためには 教員が健康で生き生きとやりがいをもって働きながら 学校教育の質を高めることができる環境を構築することが必要です しかしながら 北海道教育委員会が平成 28 年度に行った 教育職

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補助事業等の実施に要する人件費の算定等の適正化について 平成 22 年 9 月 27 日 22 経第 960 号大臣官房経理課長から大臣官房総務課長 大臣官房政策課長 大臣官房厚生課長 大臣官房地方課長 大臣官房環境バイオ マス政策課長 大臣官房国際部長 大臣官房統計部長 各局 ( 庁 ) 長 沖縄

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Transcription:

別添 1 平成 27 年 6 月 5 日総務省大臣官房秘書課 総務省テレワーク推進計画の概要 ~2020 年度までを視野に入れた総務省におけるテレワーク推進計画 ~ 1 基本理念 目標 2020 年度までに 業務の性質上 テレワークの実施が不可能な業務を除き テレワークを勤務形態の一つとして定着させ 必要な者が必要な時に当該勤務を本格的に活用できるようにする 原則として管理職員は年 2 回以上 未就学児や介護を要する家族がいる職員は月 1 回以上のテレワークを平成 27 年度から実施する 国会業務や窓口業務などテレワークが困難な業務を担当する職員以外においては 平成 32 年 (2020 年 ) までに週 1 回の利用を目指す 2 具体的な取組方策 総務省テレワークウィークの実施 平成 27 年度から 7 月中の特定の 1 週間を 総務省テレワークウィーク と定め 本省を中心にできる限り多くの職員へ積極的なテレワーク利用を促す チーム型 のテレワークの実施 従来 登庁が求められてきた会議 打合せ等についてもテレワークを活用 テレワークの利便性を向上させるための制度面 システム面の見直し 午前のみ 午後のみのテレワークが可能 ( 休憩時間を利用した通勤制度 ) フレックスタイム導入などの機会を捉え テレワーク制度見直しを推進 USB シンクライアント コミュニケーションツールの導入 拡大 専用業務システムのテレワーク対応 サーバの個人使用領域容量の拡大等 ( 以上 )

総務省テレワーク推進計画 平成 27 年 6 月 5 日総務大臣決定 政府方針である 国家公務員テレワーク ロードマップ ( 平成 27 年 1 月 21 日 : 各府省情報化統括責任者 (CIO) 連絡会議決定 ) が定められ 2020 年度までを視野に入れた各府省等におけるテレワーク推進計画を策定することとされたことを受けて 総務省における本計画を定める 1 基本理念 目標 (1) 2020 年度末におけるテレワークに係る基本理念 総務省の女性職員の活躍と職員のワークライフバランスを強力に推進するため 2020 年度までに 業務の性質上 テレワークの実施が不可能な業務を除き テレワークを勤務形態の一つとして定着させ 必要な者が必要な時に当該勤務を本格的に活用できるようにする (2) テレワーク実施率に係る目標 総務省の職員数は 本省約 2,800 人 地方支分部局約 2,200 人である 平成 25 年度の国家公務員全体のテレワーク実績人数の割合は約 0.1%(161 人 ) であるところ 総務省では 平成 26 年以降の取組で利用が順調に拡大しており 平成 26 年度は約 7%(348 人 ) に上昇している この内訳を見てみると 本省では 12.2% 地方支分部局では 0.3% となっており 本省レベルでは相応の成果を残したところである 今後も テレワーク推進に関する霞ヶ関のトップランナーとして各府省を牽引するため 後述の 総務省における女性職員活躍とワークライフバランス推進のための取組計画 ( 以下 取組計画 という ) で示した 原則として管理職員は年 2 回以上 未就学児や介護を要する家族がいる職員は月 1 回以上のテレワークを平成 27 年度から実施する また 国会業務や窓口業務などテレワークが困難な業務を担当する職員以外においては 平成 32 年 (2020 年 ) までに週 1 回の利用を目指す 1

2 具体的な取組方策 : ステップ 1 ~ 省内推進体制の整備と現行制度 システム下での取組推進 ~ (1) 省内におけるテレワーク推進体制の整備 1 府省等内におけるテレワーク推進体制 総務省では 平成 26 年 3 月 総務副大臣を顧問 大臣官房長を委員長とする 家庭 子育て 仕事の両立推進委員会 を設置 さらに同年 11 月に総務大臣政務官を座長とする 総務省いきいきパパ ママ PT を立ち上げ すべての職員が 安心して 結婚 出産 子育てと 仕事とを両立できるような環境の整備に取り組んでおり テレワークの利用を始めとした働き方改革を進めているところである 省内のテレワーク環境の整備 推進については 制度面からは大臣官房秘書課が 省内 LAN などのシステム面からは大臣官房企画課情報システム室がそれぞれ担当しているが 今後も 家庭 子育て 仕事の両立推進委員会 の下 両課が連携して行う 2 省内における PDCA サイクル体制 取組計画の状況については 毎年度 1 回 フォローアップし 家庭 子育て 仕事の両立推進委員会に報告することとしているところである テレワークの利用状況については そのような機会以外においても 筆頭課長会議に報告するなどしてテレワークの利用を推進していく (2) 現行制度 システム下での取組推進 1 テレワーク導入に向けた積極的取組 総務省職員を対象としたテレワークは 平成 17 年 1 月から試行的にスタートさせ 平成 18 年 10 月に育児 介護に携わる職員に限定した上で本格的に実施し 平成 19 年 5 月には霞ヶ関中央合同庁舎 2 号館勤務の課長補佐級以下であれば 育児 介護に携わる職員でなくても利用することを可能とした 2

2 より使いやすくするための制度面での見直し テレワークの利便性を向上させ さらなる利用の推進を図るため 平成 26 年 8 月に実施要領を大幅改正して 管理職 地方支分部局職員を含む総務省全職員に対象者を拡大した さらに 平成 27 年 4 月の実施要領等の改正においては 休憩時間を利用して職場と自宅間を移動し 午前のみ又は午後のみテレワークを利用することができるようにした 今後も 来年度からの導入が検討されている 国家公務員に対するフレックスタイム制度など 勤務時間制度改正等の機会を捉えて テレワーク利用推進のための制度見直しを積極的に行う 3 より使いやすくするためのシステム面での見直し 現行の総務省 LAN において 改善を順次実施しているところである 実施予定のものも含め 改善内容は下表のとおりである 平成 25 年 4 月平成 26 年 5 月平成 26 年 7 月平成 27 年 3 月平成 27 年 4 月平成 27 年 4~5 月平成 27 年 5 月平成 27 年度上半期 在席状況確認 チャット Web テレビ会議の機能を備えたコミュニケーションツール (Lync) を導入テレワーク時に自宅に持ち帰る職場 PC の自宅無線 LA Nへの接続機能を導入高いセキュリティの下 職場 PC を持ち帰らずとも自宅 P Cから職場内のシステムに接続できる機能 ( 以下 USB シンクライアント という ) を導入コミュニケーションツール (Lync) の Web テレビ会議機能を拡充 (100 人同時参加 省外からの会議参加 資料の共有 編集 ) USB シンクライアントを 100 本から 200 本に増加統計局 政策統括官 ( 統計基準担当 ) 総合通信局等の職場 PC を軽量化 ( それ以外の部局は軽量化済 ) 職場 PC 内蔵のアンテナを用いることにより 自宅無線 LAN に接続するためのアダプタを不要化総合通信局の総合無線局監理システム (PARTNER) について 平成 27 年度上半期に外部接続を可能化 3

3 具体的な取組方策 : ステップ 2 ~ 総務省テレワークウィークの実施 チーム型 のテレワークの試行 システム面のさらなる整備 ~ (1) 総務省テレワークウィークの実施 1 テレワーク機運のさらなる醸成 総務省におけるテレワーク機運のさらなる醸成と 他省庁や民間への波及効果を期待して 平成 27 年度から 7 月中の特定の 1 週間を 総務省テレワークウィーク と定め 本省を中心にできる限り多くの職員へ積極的なテレワーク利用を促す取組を実施する 2 実施方法 これまで比較的テレワークに積極的に取り組んできている部局においては テレワークウィーク期間中に課室単位に多数の職員がテレワークを利用可能な特定の日を設定するなどによって できる限り多くの職員がテレワークを利用できるよう促す 他方 消防庁など業務内容によっては テレワークの利用が難しい部局もあるため そのような部局では 例えば課内で少なくとも 1 人はテレワークを実施するなど まずはテレワークを利用してもらうことから始める (2) チーム型 のテレワークのモデル試行 既に整備しているコミュニケーションツール (Lync) について 講習会の開催やメールマガジンの配信等により周知し チーム型テレワーク を積極的に推進する 平成 27 年度前期にモデル的な試行を行い 課題を整理した上で改善方策を検討する (3) システム面での整備スケジュール 1 現行の府省等内 LAN 等の更改スケジュール 総務省 LAN については 平成 27 年度に検討を進め 平成 28 年度に調達 構築を行い 平成 29 年 4 月に更改することを予定している 4

2 外部アクセス機能の整備 強化の検討 次期 LAN 更改においては サーバの個人使用領域の容量を拡大するなど システム環境の整備を更に進める その際 セキュリティの確保に留意する 4 具体的な取組方策 : ステップ 3 ~ 本格的活用によるテレワーク利用者の拡大 ~ 総務省では 平成 26 年 8 月以降 条件付任用期間の職員 ( 採用後 6 か月までの職員 ) を除く全ての常勤職員を 勤務地や役職に関係なく テレワーク実施の対象者としているが 実際に実施した職員は 国家公務員全体の実施率である約 0.1%( 平成 25 年度 ) より高いものの 約 7%( 平成 26 年度 ) にとどまっている このため 取組計画に掲げた施策を継続するとともに 平成 27 年度から本省テレコム部局を中心に実施するチーム型のテレワークの検証結果を踏まえ 必要な改善や周知を図り 順次 本省全体や地方支分部局への拡充を進めることで 従来 登庁が求められてきた会議 打合せ等についてもテレワークを活用する これらによって 業務の性質上 テレワークの実施が不可能な業務を除き テレワークを勤務形態の一つとして定着させ 必要な者が必要な時に当該勤務を本格的に活用できるようにし 平成 32 年度までに 国会業務や窓口業務などテレワークが困難な業務を担当する職員以外の職員は 週 1 回のテレワーク利用を目指す ( 以上 ) 5