厚生労働省のメタボ政策について

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3 対象者への案内の方法 当該年度の特定保健指導対象者全員 ( 基準では非該当だが 医療保険者の判断で特定保健指導対象となる方 も含む ) に対して 参加案内を郵送して 結果説明会を実施するとともに 特定保健指導における初回時面接を行います また 初回時面接未参加者に対しても 再度 特定保健指導の参

ただ太っているだけではメタボリックシンドロームとは呼びません 脂肪細胞はアディポネクチンなどの善玉因子と TNF-αや IL-6 などという悪玉因子を分泌します 内臓肥満になる と 内臓の脂肪細胞から悪玉因子がたくさんでてきてしまい インスリン抵抗性につながり高血糖をもたらします さらに脂質異常症

死亡率 我が国における疾病構造 生活習慣病は死亡割合の約 6 割を占めている 我が国の疾病構造は感染症から生活習慣病へと変化 死因別死亡割合 ( 平成 24 年 ) 生活習

事象 :2 健診項目の中で特定健診必須項目に未受診の項目が存在する 返戻事由健診結果データ異常備考検査項目エラー返戻コード 03 特定健診で必須となっている健診項目に実施されていない項目が存在します 別表: 特定健診項目存在チェックシート を参考に健診結果を入力してください 事象 :3 生活機能評価

肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より

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,995,972 6,992,875 1,158 4,383,372 4,380,511 2,612,600 2,612, ,433,188 3,330, ,880,573 2,779, , ,

-3- Ⅰ 市町村国保の状況 1 特定健康診査受診者の状況 平成 23 年度は 市町村国保 (41 保険者 )98,439 人の特定健康診査データの集計を行った 市町村国保の診者数は男性 女性ともに 歳の割合が多く 次いで 歳 歳の順となっている 男性 女性 総数

Microsoft Word - 44-第4編頭紙.doc

宗像市国保医療課 御中

04-4-様式1-1★変更有

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

Microsoft PowerPoint - 2.医療費プロファイル 平成25年度(長野県・・

大阪府医師国民健康保険組合 特定健康診査等実施第 2 期計画 ( 平成 25 年 7 月 1 日 ) 1. 計画策定の背景昭和 36 年の国民皆保険の成立により わが国の平均寿命は飛躍的に伸び 今や世界一の長寿国となった しかし 世界に冠たるこの国民皆保険制度は 平均寿命の伸びによる高齢化の急激な進

特定保健指導

PowerPoint プレゼンテーション

特定健康診査等実施計画 平成 20 年 3 月 水俣市国民健康保険

2

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

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平成22年度インフルエンザ予防接種費用補助実施要綱

(6/5 19:00修正)資料3 標準的な健診・保健指導プログラム改定のポイント (2) (2)

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練馬区国保における糖尿病重症化 予防事業について 平成 29 年 3 月 6 日練馬区区民部国保年金課 1 東京都糖尿病医療連携協議会配布資料

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第 3 期 特定健康診査等実施計画書 平成 30 年 4 月 長野県医師国民健康保険組合

第 3 章特定健診 特定保健指導の実施 1 特定健診実施等実施計画についてこの計画は 国の定める特定健康診査等基本指針に基づく計画であり 制度創設の趣旨 国の健康づくり施策の方向性 第 1 期の評価を踏まえ策定するものです この計画は 5 年を一期とし 第 2 期は平成 25 年度から 29 年度と

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データを正しく 活用していただくために 今回は 平成 23 年度に市町村国保で実施した特定健診結果のみ集計しています 今後 協会けんぽ沖縄支部の結果とあわせて 改めてデータ集を発行する予定です 1. 集計対象者 今回の集計対象者は 平成 23 年度に特定健康診査を受診した者 ( 市町村国保分のみ )

はじめに

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

近畿税理士国民健康保険組合 第二期特定健康診査等実施計画 ( 案 )

資料 6 広島市健康福祉局保健部保健医療課 元気じゃ健診 ( 特定健診 ) の受診に関する地域包括支援センターから地域住民への呼びかけについて 1. 趣旨 広島市は 全国平均に比べて 平均寿命は長いが 健康寿命は短くなっている また 広島市国民健康保険の 1 人当たり医療費は 政令市の中で最も高くな

平成 27 年 10 月 6 日第 2 回健康増進 予防サービス プラットフォーム資料 協会けんぽ広島支部の取り組み ~ ヘルスケア通信簿について ~ 平成 27 年 10 月全国健康保険協会広島支部 協会けんぽ 支部長向井一誠

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1. 趣旨 目的 香川県糖尿病性腎症等重症化予防プログラム 香川県医師会香川県糖尿病対策推進会議香川県国民健康保険団体連合会香川県 本県では 糖尿病患者の人口割合が全国上位にあり 糖尿病対策が喫緊 の課題となっている 糖尿病は放置すると網膜症や腎症 歯周病などの合 併症を引き起こし 患者の QOL

第2章

特定健康診査等実施計画 東京スター銀行健康保険組合 平成 25 年 4 月

背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

目次 1. 目的 2 2. 人工透析患者の年齢等の分析 3 性別 被保険者 被扶養者 3. 人工透析患者の傷病等の分析 8 腎臓病 併存傷病 平成 23 年度新規導入患者 4. 人工透析 健診結果 医療費の地域分析 13 二次医療圏別 1

第三期 特定健康診査等実施計画 ウシオ電機健康保険組合 平成 30 年 4 月

調査の概要 本調査は 788 組合を対象に平成 24 年度の特定健診の 問診回答 (22 項目 ) の状況について前年度の比較から調査したものです 対象データの概要 ( 全体 ) 年度 被保険区分 加入者 ( 人 ) 健診対象者数 ( 人 ) 健診受診者数 ( 人 ) 健診受診率 (%) 評価対象者

長医発第20号

まず 内部精度管理については 健診機関で 検体の採取 輸送 保存 測定 検査結果の管理 安全 管理者の配置などについて常に管理して 検査値の精度を保証することが必要とされます 外部精度管理については 日本医師会 日本臨床検査技士会 全国労働衛生団体連合会などの外部精度管理事業を少なくとも一つは定期的

第2次「健康くるめ21」計画

特定健康診査等実施計画(案)

Microsoft Word - 1 糖尿病とは.doc

対象疾患名及び ICD-10 コード等 対象疾患名 ( 診療行為 ) ICD-10 等 1 糖尿病 2 脳血管障害 3 虚血性心疾患 4 動脈閉塞 5 高血圧症 6 高尿酸血症 7 高脂血症 8 肝機能障害 9 高血圧性腎臓障害 10 人工透析 E11~E14 I61 I639 I64 I209 I

特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 25 年 3 月 1 日

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

もくじ特定健診 保健指導とは 1 生活習慣病を 本気 で防ぐ! 生活習慣病を 根こそぎ 防ぐ! 2 生活習慣をチェック 改善する絶好のチャンス! 4 特定健診について Q 特定健診を受けるのはどんな人? Q どんな検査を受けるの? Q その検査でなにがわかるの? 8 Q 結果はどのように判断されるの

1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

結果の概要

NO 変更【収集】特定健診項目及び特定保健指導チェック仕様

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律

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Microsoft Word - 特定健康診査等実施計画2期(YNK).docx

NEW版下_健診べんり2016_01-12

特定健康診査等実施計画書 ( 第 3 期 ) JXTG グループ健康保険組合 平成 20 年 4 月 1 日制定平成 22 年 4 月 1 日改訂平成 25 年 4 月 1 日改正平成 30 年 4 月 1 日改正 - 1 -

特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 30 年 3 月 1 日 ( 最終更新日 : 平成 30 年 7 月 27 日 )

特定健康診査及び特定保健指導に係る自己負担額の医療費控除の取扱いの一部変更について(厚生労働省健康局長、保険局長:H )

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第4章:施策と目標 2:生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底(3)糖尿病(4)COPD

①特定健診等マニュアル案(200205現在)

特定健康診査等実施計画

Ⅰ 目標達成

鳥取県特定健康診査・特定保健指導事業の手引1 事業目的 糖尿病、高血圧症、脂質異常症等の生活習慣病は、メタボリックシンド

特定健康診査等実施計画

1 疾患別医療費札幌市国保の総医療費に占める入院医療費では 悪性新生物が 21.2% 循環器疾患が 18.6% となっており 循環器疾患では 虚血性心疾患が 4.5% 脳梗塞が 2.8% を占めています 外来医療費では 糖尿病が 7.8% 高血圧症が 6.6% 脂質異常症が 4.3% となっています

特定健康診査等実施計画

(この実施計画は「高齢者の医療の確保に関する法律」第19条の規定に基づき作成し、

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特定健康診査等実施計画 豊田合成健康保険組合 平成 30 年 3 月

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 ) 三重交通健康保険組合 平成 25 年 7 月

- 目次 - 第 1 章計画の概要 1 計画の目的 1 2 計画の期間 1 3 計画の位置づけ 1 4 特定健康診査 特定保健指導について 1 第 2 章伊達市の現状 1 人口と国保被保険者数 3 2 国保被保険者数の推移 4 3 医療費の状況 5 第 3 章第 2 期計画の実施状況 1 特定健康診

特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) 三菱製紙健康保険組合 平成 30 年 4 月

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メタボリックシンドローム診断基準 ウエスト周囲径 男性 85cm 以上女性 90cm 以上 ( 内臓脂肪面積が男女とも 100cm 2 以上に相当 ) 上記に加え 以下の 3 つのリスクのうち 2 つ以上のリスクを有する場合に メタボリックシンドロームと診断する 高トリグリセリド血症 150mg/

[ 原著論文 ] メタボリックシンドローム該当者の年齢別要因比較 5 年間の健康診断結果より A cross primary factors comparative study of metabolic syndrome among the age. from health checkup resu

健康診断結果の 見方のついて

03-2_(0206修正済)第3編第2章

カテゴリー別人数 ( リスク : 体格 肥満 に該当 血圧 血糖において特定保健指導及びハイリスク追跡非該当 ) 健康課題保有者 ( 軽度リスク者 :H6 国保受診者中特定保健指導外 ) 結果 8190 リスク重なりなし BMI5 以上 ( 肥満 ) 腹囲判定値以上者( 血圧 (130 ) HbA1

新宮市国民健康保険第 2 期特定健康診査等実施計画 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 平成 25 年 4 月 新宮市国民健康保険

第 2 達成目標 1. 特定健康診査の実施に係る目標国が示す指針においては 平成 24 年度における特定健康診査の実施率目標を 70.0% とされており 平成 20 年度から平成 24 年度まで 実施率目標を達成できるよう段階的に実施率を引き上げていくこととする 2. 特定保健指導の実施に係る目標国

特定健康診査等実施計画 第二期 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 第一版 三菱鉛筆健康保険組合 平成 25 年 5 月


(7)健診データの受領方法

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 : 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) リクルート健康保険組合 平成 25 年 4 月 1

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第三期特定健康診査等実施計画 ニチアス健康保険組合 最終更新日 : 平成 30 年 02 月 20 日

特定健康診査等実施計画

保健事業実施計画書 ( データヘルス計画 ) 平成 30 年度 ~ 平成 35 年度 長野県医師国民健康保険組合

厚生労働省のメタボ政策について

日本赤十字社健康保険組合特定健康診査等実施計画 Ⅰ 計画策定にあたって 1 背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務

今年も 特定健康診査が始まります!! 未来のあなたの健康の為に 今こそ特定健診を受診してください! 特定健康診査のポイント 1 40 歳 ~ 74 歳までの すべての人が対象です 2 メタボリックシンドロームに着目し 生活習慣病を予防します 3 健診結果による必要度に応じて 本人に適した特定保健指導

第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 , % % % %

Transcription:

健診検査項目の健診判定値 別紙 5 番号 項目コード (JLAC10) データ基準 項目名保健指導判定値受診勧奨判定値データタイプ単位検査方法備考 1 血圧 ( 収縮期 ) 130 140 数字 mmhg 2 血圧 ( 拡張期 ) 85 90 数字 mmhg 3 3F015000002327101 中性脂肪 150 300 数字 mg/dl 3F015000002327201 4 3F070000002327101 HDL コレステロール 39 34 数字 mg/dl 3F070000002327201 5 3F077000002327101 LDL コレステロール 120 140 数字 mg/dl 3F077000002327201 6 3D010000002226101 空腹時血糖 100 126 数字 mg/dl 3F077000002327101 3F077000002327201 1: 可視吸光光度法 ( 酵素比色法 グリセロール消去 ) 2: 紫外吸光光度法 ( 酵素比色法 グリセロール消去 ) 1: 可視吸光光度法 ( 直接法 ( 非沈殿法 )) 2: 紫外吸光光度法 ( 直接法 ( 非沈殿法 )) 1: 可視吸光光度法 ( 直接法 ( 非沈殿法 )) 2: 紫外吸光光度法 ( 直接法 ( 非沈殿法 )) 1: 電位差法 ( ブドウ糖酸化酵素電極法 ) 2: 可視吸光光度法 ( ブドウ糖酸化酵素法 ) 3: 紫外吸光光度法 ( ヘキソキナーゼ法 グルコキナーゼ法 ブドウ糖脱水素酵素法 ) 空腹時の測定を原則とした判定値 空腹時の測定を原則とした判定値 7 3D045000001906202 HbA1c 5.2 6.1 数字 % 3D045000001920402 8 3B035000002327201 AST(GOT) 31 61 数字 U/I 9 3B090000002327201 ALT(GPT) 31 61 数字 U/I 10 3B045000002327101 γ ー GT(γ ー GTP) 51 101 数字 U/I 11 2A030000001930101 血色素量 [ ヘモグロビン値 ] 13.0( 男性 ) 12.0( 女性 ) 12.0( 男性 ) 11.0( 女性 ) 1: ラテックス凝集比濁法 ( 免疫学的方法 ) 2:HPLC ( 不安定分画除去 HPLC 法 ) 紫外吸光光度法 (JSCC 標準化対応法 ) 紫外吸光光度法 (JSCC 標準化対応法 ) 可視吸光光度法 (IFCC(JSCC) 標準化対応法 ) 数字 g/dl 自動血球算定装置 小数点以下 1 桁 小数点以下 1 桁 小数点以下 1 桁 ( 血色素量の上限値については 健診判定値 受診勧奨判定値とも男性 18.0 女性 16.0 とすることを検討する )

血糖値に関する判定基準 空腹時血糖 HbA1c 特定保健指導の階層化基準 100mg/dl 5.2% 糖尿病予備群の基準 110mg/dl 5.5% 糖尿病有病者の基準 126mg/dl 6.1% 受診勧奨の基準 126mg/dl 6.1%

保健指導対象者の選定と階層化 ( その 1) ステップ 1 内臓脂肪蓄積に着目してリスクを判定 腹囲 M 85cm F 90cm (1) 腹囲 M<85cm F<90cm かつ BMI 25 (2) ステップ 2 1 血糖 a 空腹時血糖 100mg/dl 以上又は b HbA1c の場合 5.2% 以上又は c 薬剤治療を受けている場合 ( 質問票より ) 2 脂質 a 中性脂肪 150mg/dl 以上又は b HDL コレステロール 40mg/dl 未満又は c 薬剤治療を受けている場合 ( 質問票より ) 3 血圧 a 収縮期血圧 130mmHg 以上又は b 拡張期血圧 85mmHg 以上又は c 薬剤治療を受けている場合 ( 質問票より ) 4 質問票喫煙歴あり (1 から 3 のリスクが 1 つ以上の場合にのみカウント ) ステップ 3 ステップ 1 2 から保健指導対象者をグループ分け (1) の場合 1~4のリスクのうち 追加リスクが 2 以上の対象者は 積極的支援レベル 1の対象者は 動機づけ支援レベル 0の対象者は 情報提供レベル とする (2) の場合 1~4のリスクのうち 追加リスクが 3 以上の対象者は 積極的支援レベル 1 又は2の対象者は 動機づけ支援レベル 0の対象者は 情報提供レベル とする

ステップ 4 保健指導対象者の選定と階層化 ( その 2) 服薬中の者については 医療保険者による特定保健指導の対象としない ( 理由 ) 継続的に医療機関を受診しており 栄養 運動等を含めた必要な保健指導については 医療機関において継続的な医学的管理の一環として行われることが適当であるため ( 参考 ) 特定保健指導とは別に 医療保険者が 生活習慣病の有病者 予備群を減少させるために 必要と判断した場合には 主治医の依頼又は 了解の下に 保健指導等を行うことができる 市町村の一般衛生部門においては 主治医の依頼又は 了解の下に 医療保険者と連携し 健診データ レセプトデータ等に基づき 必要に応じて 服薬中の住民に対する保健指導等を行う 前期高齢者 (65 歳以上 75 歳未満 ) については 積極的支援の対象となった場合でも動機づけ支援とする ( 理由 ) 1 予防効果が多く期待できる65 歳までに 特定保健指導が既に行われてきていると考えられること 2 日常生活動作能力 運動機能等を踏まえ QOLの低下に配慮した生活習慣の改善が重要であること等

糖尿病等の生活習慣病予防のための健診 保健指導健診から保健指導実施へのフローチャート保計画の実践DC A 人 C 人健診対象者 B 人年 1 回受診査康診T 人 U 人 V 人 W 人健健事業指導対象者の明確化保健事業評価40 歳 ~74 歳の被保険者等を抽出 被保険者等台帳 特定健康診査の実施 他の健診等の結果の提出者 特定健診受診率 健診未受診者 D 人健診受診者 E 人 F % メタボ該当者 Q 人 メタボ予備群 R 人 * 対象となる生活習慣病の病名と治療 1 糖尿病 2 インスリン療法 3 高血圧症 4 高脂血症 5( 高尿酸血症 ) 6 肝障害 7 糖尿病性神経障害 8 糖尿病性網膜症 9 糖尿病性腎症 10( 痛風腎 ) 11 高血圧性腎臓障害 12 脳血管疾患 13 脳出血 14 脳梗塞 15 その他の脳血管疾患 16 虚血性心疾患 17 動脈梗塞 18 大動脈疾患 19 人工透析 治療なし 健診受診情報 ( 問診等 ) とレセプトを突合 生活習慣病治療中 * H 人 生活習慣病治療中 * I 人 治療なし J 人 健診結果の判定 G 人 レベル 4 必要に応じて主治医の指示のもと 保健指導が行われるよう調整 情報提供 かかりつけ医と保健指導実施者との連携 学習教材の共同使用 医療機関における診療報酬上の生活習慣病管理料 栄養食事指導料の積極的活用 治療中断者対策としてのレセプトと健診データの突合 分析 特定保健指導以外の対象者 情報提供 ( 受診の必要性を含む ) 特定保健指導 受診必要受診不必要動機づけ支援積極的支援生活習慣病のコントロール M 人 N 人 O 人 P 人良 K 人不良 L 人レベル3 レベル1 レベル2 保健事未受診者対策医療との連携P医療との連携特定保健指導以外の業 特定健診の受診勧奨 ( 例 : 健保健指導診受診の重要性の普及啓発 健診結果の見方簡易健診の実施による受診勧について通知 説明奨 ) 医療機関を受診する必要性について通知 説明 適切な生活改善や受診行動が自分で選択できるよう支援 使用する学習教材の選択 特定保健指導の対象者 特定保健指導 対象者の特徴に応じた行動変容を促す保健指導の実施 行動目標 計画の策定 健診結果により 必要に応じて受診勧奨を行う 健診データをもとに特定保健指導個別支援計画を作成 特定保健指導実施率 Y+Z O+P S % 次年度の特定健診の受診 レベル X 次年度の特定健診未受診又は結果未把握 未受診なのでレベルが未知のグループ レベル4 かかりつけ医と連携した対応 レベル 3 個別に働きかけを行った人の数 実施者数 レベル 1 X 人 動機づけ支援実施者数 レベル2 積極的支援 Y 人実施者数 Z 人 改善Q 人 R 人 次年度の健診 次年度のメタボ該当者 予備群 糖尿病等有病者 予備群の評価( 改善 悪化 ) データの改善 リスク数の減少結果で評価をA行うものもある 支援方法の検証 改善策の検討 ( ポピュレーションアプローチとの連携含む )

健診の重要性 健康増進法第 2 条 ( 国民の責務 ) 国民は 健康な生活習慣の重要性に対する関心と理解を深め 生涯にわたって 自らの健康状態を自覚するとともに 健康の増進に努めなければならない 健康づくりは自己責任と言われています 生活習慣病は自覚症状がありません では 国民は何をきっかけにして自覚したらいいのでしょう 自覚するためには健診が必要です 健診結果をみる以外にどのような方法があるでしょうか

リスクな血糖 血圧 腹囲 脂質のリスク注 ) 男性 85 女性 90 レベル 2 特定保健指導 生活習慣病の程度と特定保健指導のレベル 以下 全てを満たす場合 1 血糖 空腹時血糖 <100mg/dl HbA1c<5.2% 2 脂質 中性脂肪 <150mg/dl HDL-C 40mg/dl LDL-C<140mg/dl 3 血圧 収縮期 <130mmHg 拡張期 <85mmHg *4 喫煙歴あり ( 質問票より把握 ) 生活習慣病予備群以下 どれか1つ以上該当 1 血糖 空腹時血糖 100 [ ]<126mg/dl HbA1c 5.2 [ ]<6.1% 2 脂質 中性脂肪 150 [ ]<300mg/dl HDL-C 35 [ ]<40mg/dl LDL-C 140mg/dl 3 血圧 収縮期 130 [ ]<140mmHg 拡張期 85 [ ]<90mmHg *4 喫煙歴あり ( 質問票より ) 生活習慣病以下 どれか 1 つ以上該当 1 血糖 空腹時血糖 126mg/dl HbA1c 6.1% 2 脂質 中性脂肪 300mg/dl HDL-C<35mg/dl LDL-C 140mg/dl 3 血圧 収縮期 140mmHg 拡張期 90mmHg *4 喫煙歴あり ( 質問票より把握 ) ( 隣の枠より こちらの枠の値を優先する ) リスク数 0 情報提供 - - リスク数 1 ( 内臓脂肪症候群の予備群等 ) - 保健指導動機づけ支援 保健指導動機づけ支援 リスク数 2 以上 ( 内臓脂肪症候群の該当者等 ) - し 腹囲が該当せず BMI25 以上では 動機付け支援はリスク数が 1 又は 2 の場合 積極的支援はリスク数 3 以上の場合である 保健指導積極的支援 保健指導積極的支援 3 ヶ月 ~6 ヶ月 改善がなければ医療機関受診 服薬中の者は特定保健指導の対象にならない *1 血糖 2 脂質 3 血圧はメタボリックシンドロームの判定項目 4 喫煙歴はその他の関連リスクとし 4については1から3のリスクが1つ以上の場合にのみカウントする 注 ) リスク 1 血糖空腹時血糖 100mg/dl 又は HbA1c 5.2% 2 脂質中性脂肪 150mg/d 又はHDL-C 35mg/dl 3 血圧収縮期 130mmHg 拡張期 85mmHg (4 喫煙歴あり )

健診から保健指導実施へのフローチャートレベル2グループ生活習慣病の程度と階層化による保健指導レベル ステップ 1 肥満のタイプ 腹囲男 85cm 以上 女 90cm 以上 (1) 腹囲は該当しないが BMI が 25 以上 (2) 特定保健指導の対象とならないのは次のいずれかの場合です 高血圧 糖尿病 高脂血症で薬物治療中の人 腹囲も BMI も引っかからない人 生活習慣病の程度 太っていても健康生活習慣病予備群生活習慣病 以下 すべてを満たす場合 以下 どれか1つ該当 以下 どれか1つ該当 健診結果により必要に応じて受診勧奨 ステップ 2 単位基準値リスク保健指導判定値リスク受診勧奨判定値リスク 1 血糖 空腹時血糖 mg/dl ~99 0 100~125 1 126~ 1 HbA1c % ~5.1 0 5.2~6.0 6.1~ 2 脂質 中性脂肪 mg/dl ~149 0 150~299 1 300~ 1 HDL コレステロール mg/dl 40~ 0 35~39 ~34 3 血圧 収縮機 mmhg ~129 0 130~139 1 140~ 1 拡張期 mmhg ~84 0 1~3 合計リスク個数 A 個 0 個の人情報提供 85~89 90~ 血糖 HbA1c の判定値は メタボリックシンドローム予備群 検討のためのワーキングループ報告による A 1 個以上に 4 のリスクを合計 1 個以上の人 A が 1 個以上の関連リスク リスク B 個 4 現在の喫煙 あり なし 1 0 ステップ 3 肥満のタイプ ステップ 4 (1) 腹囲男 85cm 以上 女 90cm 以上 40~64 歳 65~74 歳 (2) 腹囲は該当しないが BMI25 以上 40~64 歳 65~74 歳 情報提供 : 健診を受けていただき ありがとうございます 来年もぜひ受けてくださいね 1 動機づけ支援 動機づけ支援 動機づけ支援 動機づけ支援 動機づけ支援 :1 度お話しましょう 2 3 積極的支援積極的支援 動機づけ支援動機づけ支援 動機づけ支援積極的支援 動機づけ支援動機づけ支援 積極的支援 : 半年間おつきあいしましょう 4 積極的支援 動機づけ支援 積極的支援 動機づけ支援 出典 : 徳島県国民健康保険団体連合会作成資料

標準的な保健指導 1. 糖尿病等の生活習慣病の予備群に対する保健指導 対象者の生活を基盤とし 対象者が自らの生活習慣における課題に気づき 健康的な行動変容の方向性を自らが導き出せるように支援すること 対象者に必要な行動変容に関する情報を提示し 自己決定できるように支援することであり そのことによって 対象者が健康的な生活を維持できるよう支援すること 2. 対象者ごとの保健指導プログラムについて 保健指導の必要性ごとに 情報提供 動機づけ支援 積極的支援 に区分されるが 各保健指導プログラムの目標を明確化した上で サービスを提供する必要がある 情報提供動機づけ支援積極的支援 自らの身体状況を認識するとともに 健康な生活習慣の重要性に対する理解と関心を深め 生活習慣を見直すきっかけとなるよう 健診結果の提供にあわせて 基本的な情報を提供することをいう 対象者が自らの健康状態を自覚し 生活習慣の改善のための自主的な取り組みを継続的に行うことができるようになることを目的とし 医師 保健師又は管理栄養士の面接 指導のもとに行動計画を策定し 生活習慣の改善のための取り組みに係る動機づけ支援を行うとともに 計画の策定を指導した者が 計画の実績評価を行う保健指導をいう 対象者が自らの健康状態を自覚し 生活習慣の改善のための自主的な取り組みを継続的に行うことができるようになることを目的とし 医師 保健師又は管理栄養士の面接 指導のもとに行動計画を策定し 生活習慣の改善のための 対象者による主体的な取組に資する適切な働きかけを相当な期間継続して行うとともに 計画の策定を指導した者が 計画の進捗状況評価と計画の実績評価 ( 計画策定の日から 6 ヶ月以上経過後に行う評価をいう ) を行う 26

情報提供の内容 支援形態 健診結果送付に合わせて情報提供用紙を送付する IT 等活用されていれば 個人用情報提供画面を利用する 支援内容 個別支援 健診結果や健診時の質問票から対象者個人に合わせた情報の提供が必要 特に問題とされることがない者に対しては 健診結果の見方や健康の保持増進に役立つ内容の 情報を提供する 健診の意義や健診結果の見方を説明する また 健診結果の経年変化をグラフでわかりやすく示す 対象者個人の健康状態や生活習慣から 重要度の高い情報を的確に提供することが望ましい 身近で活用できる社会資源情報も掲載する

動機づけ支援の内容 支援形態 面接による支援 次のいずれか 1 人 20 分以上の個別支援 1グループ80 分以上のグループ支援 6か月後の評価 次のいずれか 個別支援 グループ支援 電話 e-mail 等 支援内容 個別支援 生活習慣と健診結果の関係の理解や生活習慣の振り返り メタボリックシンドロームや生活習慣病に関する知識と対象者本人の生活が及ぼす影響 生活習慣の振り返り等から生活習慣改善の必要性を説明する 生活習慣を改善するメリットと現在の生活を続けるデメリットについて説明する 栄養 運動等の生活習慣の改善に必要な実践的な指導をする 対象者の行動目標や評価時期の設定を支援する 必要な社会資源を紹介し 有効に活用できるように支援する 体重 腹囲の計測方法について説明する 生活習慣の振り返り 行動目標や評価時期について対象者と話し合う 対象者とともに行動目標 行動計画を作成する 6か月後の評価 身体状況や生活習慣に変化が見られたかについて確認する

初回時の面接による支援動機づけ支援における面接による支援と同様 3 ヶ月以上の継続的な支援 積極的支援の内容 支援形態 支援内容 個別支援 グループ支援 電話 e-mail 継続的な支援に要する時間は ポイント数の合計が180ポイント以上とする 支援 A( 積極的関与タイプ ) 生活習慣の振り返りを行い 行動計画の実施状況の確認や必要に応じた支援をする 栄養 運動等の生活習慣の改善に必要な実践的な指導をする 中間評価 取り組んでいる実践と結果についての評価と再アセスメント 必要時 行動目標 計画の設定を行う 支援 B( 励ましタイプ ) 行動計画の実施状況の確認と確立された行動を維持するために賞賛や励ましを行う 支援ポイント 合計 180 ポイント以上とする 内訳 ; 支援 A( 積極的関与タイプ ): 個別支援 A グループ支援 電話 A e-mail A で 160 ポイント以上 支援 B( 励ましタイプ ): 電話 B e-mail B で 20 ポイント以上 6 ヶ月後の評価 支援形態 個別支援 グループ支援 電話 e-mail 等 支援内容 身体状況や生活習慣に変化が見られたかについて確認する

積極的支援における支援形態のポイント数 支援形態ごとのポイント数 支援形態 基本的なポイント数 最低限の介入量 個別支援 A 5 分 20 ポイント 10 分 個別支援 B 5 分 10 ポイント 5 分 グループ支援 10 分 10 ポイント 40 分 電話 A e-mail FAX 手紙等により 初回面接支援の際に作成した行動計画の実施状況について記載したものの提出を受け それらの記載に基づいた支援 5 分 15 ポイント 5 分 電話 B 行動計画の実施状況の確認と励ましや出来ていることには賞賛をする支援 e-mail A e-mail FAX 手紙等により 初回面接支援の際に作成した行動計画の施状況について記載したものの提出を受け それらの記載に基づいた支援 e-mail B 行動計画の実施状況の確認と励ましや賞賛をする支援 5 分 10 ポイント 5 分 1 往復 40 ポイント 1 往復 1 往復 5 ポイント 1 往復 1 回の支援におけるポイント数には 一定の上限を設ける

積極的支援の例 a 支援パターン 1( 継続的な支援において個別支援を中心とした例 ) 支援の種類初回面接継続的な支援評価 回数時期支援形態 支援 時間 ( 分 ) 獲得 ポイント 支援 A ポイント 合計ポイント 支援 B ポイント 支援内容 1 0 個別支援 20 1 生活習慣と健診結果の関係の理解や生活習慣の振り返り メタボリックシンドロームや生活習慣病に関する知識と対象者本人の生活が及ぼす影響 生活習慣の振り返り等から生活習慣改善の必要性を説明する 2 生活習慣を改善するメリットと現在の生活を続けるデメリットについて説明する 3 栄養 運動等の生活習慣の改善に必要な実践的な指導をする 4 対象者の行動目標や評価時期の設定を支援する 必要な社会資源を紹介し 有効に活用できるように支援する 5 体重 腹囲の計測方法について説明する 6 生活習慣の振り返り 行動目標や評価時期について対象者と話し合う 7 対象者とともに行動目標 支援計画を作成する 2 週間 1 生活習慣の振り返りを行い 行動計画の実施状況の確認 2 電話 B 5 10 10 や必要に応じた支援をする 後 2 中間評価を行う 個別支援 3 栄養 運動等の生活習慣の改善に必要な実践的な指導を 3 1か月 20 80 80 する ( 中間評価 ) 後 4 行動計画の実施状況の確認と確立された行動を維持す 4 e-mail B 1 5 15 るために賞賛や励ましを行う 5 6 7 2か月後 3か月後 6 か月 後 個別支援 A 20 80 160 e-mail B 1 5 20 1 身体状況や生活習慣に変化が見られたかについて確認 する

積極的支援の例 b 支援パターン 2( 継続的な支援において個別支援と電話を組み合わせた例 ) 支援の種類初回面接継続的な支援 回数 時期 支援形態 支援合計ポイント獲得時間支援 A 支援 B ポイント ( 分 ) ポイントポイント 支援内容 1 0 グループ 80 1 生活習慣と健診結果の関係の理解や生活習慣 支援 の振り返り メタボリックシンドロームや生活習慣病に関する知識と対象者本人の生活が 及ぼす影響 生活習慣の振り返り等から生活 習慣改善の必要性を説明する 2 生活習慣を改善するメリットと現在の生活を 続けるデメリットについて説明する 3 栄養 運動等の生活習慣の改善に必要な実践 的な指導をする 4 対象者の行動目標や評価時期の設定を支援す る 必要な社会資源を紹介し 有効に活用で きるように支援する 5 体重 腹囲の計測方法について説明する 6 生活習慣の振り返り 行動目標や評価時期に ついてグループメンバーと話し合う 7 対象者とともに 1 人ずつ行動目標 支援計画 を作成する 2 2 週間後 電話 B 5 10 10 1 生活習慣の振り返りを行い 行動計画の実施状 況の確認や必要に応じた支援をする 3 電話 A 20 60 60 2 中間評価を行う 1か月後 4 e-mail B 1 5 15 3 栄養 運動等の生活習慣の改善に必要な実践的 な指導をする 5 2か月後 電話 A 4 行動計画の実施状況の確認と確立された行動 20 60 120 ( 中間評価 ) を維持するために賞賛や励ましを行う 評価 6 3か月後 e-mail B 1 5 20 7 個別支援 A 10 40 160 8 6か月後 1 身体状況や生活習慣に変化が見られたかにつ いて確認する

積極的支援の例 c 支援パターン 3( 継続的な支援において電話 e-mail を中心とした例 ) 受診勧奨者は 保健指導がを優先することから 継続的な支援において個別支援が必要であり 継続的な支援においてこのパターンを用いることはできない 支援の 種類 回数時期支援形態 支援 時間 ( 分 ) 獲得 ポイント 合計ポイント 支援 A 支援 B ポイント ポイント 支援内容 初回面接 1 0 個別支援 20 1 生活習慣と健診結果の関係の理解や生活習慣の振り返り メタボリックシンドロームや生活習慣病に関する知識と対象者本人の生活が及ぼす影響 生活習慣の振り返り等から生活習慣改善の必要性を説明する 2 生活習慣を改善するメリットと現在の生活を続けるデメリットについて説明する 3 栄養 運動等の生活習慣の改善に必要な実践的な指導をする 4 対象者の行動目標や評価時期の設定を支援する 必要な社会資源を紹介し 有効に活用できるように支援する 5 体重 腹囲の計測方法について説明する 6 生活習慣の振り返り 行動目標や評価時期について対象者と話し合う 7 対象者とともに行動目標 支援計画を作成する 継続的な支援 評価 2 2 週間後 e-mail B 1 5 5 電話 A 3 1か月後 ( 中間評価 ) 20 60 60 4 e-mail B 1 5 10 5 2か月後 e-mail A 1 40 100 6 電話 B 5 10 20 7 3か月後 電話 A 20 60 160 8 6か月後 1 生活習慣の振り返りを行い 行動計画の実施状況の確認や必要に応じた支援をする 2 中間評価を行う 3 栄養 運動等の生活習慣の改善に必要な実践的な指導をする 4 行動計画の実施状況の確認と確立された行動を維持するために賞賛や励ましを行う 1 身体状況や生活習慣に変化が見られたかについて確認する

望ましい積極的支援の例 面接による支援個別支援 (30 分以上 ) グループ支援 (90 分以上 ) または 生活習慣と健診結果の関係の理解や生活習慣の振り返り 行動計画や行動目標の設定等動機づけ支援の内容を含む支援とする 食生活については 食生活の中で エネルギーの過剰摂取につながっている要因を把握し その是正のために料理や食品の適切な選択等が自らできるスキルを身につけ 確実に行動変容できるような支援とする 運動については 生活活動 運動の実施状況の確認や歩行前後の把握などを実施し 確実に行動変容できるような支援とする 2 週間後 1 ヶ月後 2 ヶ月後 電話 または e-mail による支援 電話 または e-mail による支援 電話 または e-mail による支援 3 ヶ月後 ( 中間評価による体重 腹囲等の測定から必要時 6 ヶ月後の評価までの行動目標 行動計画の修正を含む ) 個別支援 (20 分以上 ) グループ支援 (80 分以上 ) または 4 ヶ月後 5 ヶ月後 電話 または e-mail による支援 電話 または e-mail による支援 6 ヶ月後の評価個別支援 (20 分以上 ) グループ支援 (80 分以上 ) または 次回の健診までに確立された行動を維持できるような支援を行う