新規裁定当該期間 ( 月又は年度 ) 中に新たに裁定され 年金受給権を得た者が対象であり 年金額については裁定された時点で決定された年金額 ( 年額 ) となっている なお 特別支給の老齢厚生年金の受給権者が65 歳に到達した以降 老齢基礎年金及び老齢厚生年金 ( 本来支給もしくは繰下げ支給 ) を

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例 言 厚生年金保険被保険者厚生年金保険被保険者については 平成 27 年 10 月 1 日から被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い 厚生年金保険法第 2 条の5の規定に基づき 以下のように分類している 1 第 1 号厚生年金被保険者第 2

平成 30 年 2 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 7 千億円 (1.4%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

平成 30 年 1 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 6 千億円 (1.3%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

2909_0 概要

2906_0 概要

【作成中】2903_0 概要

平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

平成27年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

2906_0 概要

第14章 国民年金 

Taro-1-国民年金編2015  作成 

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

強制加入被保険者(法7) ケース1

Microsoft Word - T2-06-1_紙上Live_老齢(1)_①支給要件(9分)_

【溶け込み】用語の解説

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 16,490 円 ( 平成 29 年度 ) 付加保険料月額 400

被用者年金一元化法

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 15,250 円 ( 平成 26 年度 ) 付加保険料月額 400

概要(平成28年度)

Microsoft Word - 概要

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Microsoft Word ①概要(整備令)

高齢者福祉



退職後の医療保険制度共済組合の年金制度退職後の健診/宿泊施設の利用済組合貸付金/私的年金退職手当/財形貯蓄/児童手当個人型確定拠出年金22 共イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けるこ

表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c

2506 概要

Microsoft Word - 概要

ブック 1.indb

社会保障に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律案《概要》

介護保険・高齢者福祉ガイドブック

老齢基礎年金 老齢基礎年金を受けられる方 老齢基礎年金は 原則として受給資格期間が 25 年 (300 ヵ月 ) 以上ある方が 65 歳になったときから受けられます 受給資格を満たしているときは 本人の希望により 60 歳から 70 歳までの間で年金を受け始める年齢を変更することができます (17

介護保険・高齢者福祉ガイドブック

強制加入被保険者(法7) ケース1

T3-08-2_遺族基礎年金(2)_

(2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職 再就職 老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 ( 一部又は全額支給停止 ) 3 年金決定請求 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありますの

無年金・低年金の状況等について

年金・社会保険セミナー

四日市市消防関係手数料条例の一部を改正する条例

第 2 節強制被保険者 1 第 1 号被保険者頻出 択 ( 法 7 条 1 項 1 号 ) 資格要件 日本国内に住所を有する20 歳以上 60 歳未満の者 ( 第 2 号 第 3 号被保険者に該当する者を除く ) 例 ) 自営業者 農漁業従事者 無業者など 適用除外 被用者年金各法に基づく老齢又は退

年金・社会保険セミナー

スライド 1

8-1 雇用保険 雇用保険の適用基準 1 31 日以上引き続き雇用されることが見込まれること 31 日以上雇用が継続しないことが明確である場合を除き この要件に該当することとなります このため 例えば 次の場合には 雇用契約期間が31 日未満であっても 原則として 31 日以上の雇用が見込まれるもの

年金・社会保険セミナー

52 (2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業 無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職再就職老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 3 年金決定請求 ( 一部又は全額支給停止 ) 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありま

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目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

再任用と年金加入の関係をまとめると次のようになる ( 都道府県によって勤務形態は異なる ) 再任用の勤務形態フルタイム勤務 3/4 1/2 週の勤務時間 38 時間 45 分 29 時間 19 時間 15 分 共済年金 厚生年金 (2016 年 9 月 30 日まで ) 加入する年金 (2015 年

「公的年金からの特別徴収《Q&A

2 厚年と国年の加入期間がある人 昭和 36 年 3 月以前 20 歳未満および 60 歳以後の厚年の被保険者期間 昭和 36 年 3 月以前の厚年期間のみの人 坑内員 船員 ( 第 3 種被保険者 ) の場合 昭和 61 年 3 月までの旧船員保険の

一元化後における退職共済年金および老齢厚生年金の在職支給停止 65 歳未満の場合の年金の支給停止計算方法 ( 低在老 ) 試算表 1 年金と賃金の合算額が 28 万を超えた場合に 年金額の支給停止 ( これを 低在老 といいます ) が行われます 年金と賃金の合算額 (c) が 28 万以下の場合は

1

日付なしT2-01-2_紙上Live_ダイジェスト版(2)_①_(10分)_

強制加入被保険者(法7) ケース1

年金額の改定について 公的年金制度は平成 16 年の法改正により永久に年金財政を均衡させる従来の仕組みから おおむね ( 100 ) 年間で年金財政を均衡させる仕組みへと変わった この年金財政を均衡させる期間を 財政均衡期間 という これにより 政府は少なくとも ( 5 ) 年ごとに財政の検証をおこ

財財第  号

Microsoft Word - (差替)170620_【総務部_厚生課_櫻井望恵】論文原稿

年金支給開始年齢図 特別支給の ( 給料比例部分 ) 昭和 29 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 特別支給の退職共済年金 昭和 25 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 退職共済年金 経過的職域加算額 ( 旧職域部分 ) 退職等年金給付 ( 年金払い退職給付 ) 平成 27 年 9 月までの組合

算が加算されるようになったとき 260 / 12. 振替加算が加算された老齢基礎年金の受給権者が額計算の基礎となる組合員期間または加入者期間が 240 月以上である退職共済年金等を受けられるようになったとき 262 / 13. 振替加算が加算された老齢基礎年金の受給権者が障害を支給事由とする年金給付

ただし 対象期間の翌年度から起算して3 年度目以降に追納する場合は 保険料に加算額が上乗せされます 保険料の免除や猶予を受けず保険料の未納の期間があると 1 年金額が減額される 2 年期を受給できない3 障害基礎年金や遺族基礎年金を請求できない 場合がありますのでご注意ください 全額または一部免除

Microsoft PowerPoint - 02 別添 パンフレット (3)

平成16年度社会保険事業の概況

第9章 国民年金制度について

平成 28 年 9 月度実施実技試験 損保顧客資産相談業務 139

Microsoft Word - T2-06-2_紙上Live_老齢(2)_①年金額・マクロ(12分)_

スライド 1

現在公的年金を受けている方は その年金証書 ( 請求者及び配偶者 請求者名義の預金通帳 戸籍謄本 ( 受給権発生年月日以降のもの ) 請求者の住民票コードが記載されているもの ( お持ちの場合のみ ) 障害基礎年金 受給要件 障害基礎年金は 次の要件を満たしている方の障害 ( 初診日から1 年 6か

はじめに 定年 は人生における大きな節目です 仕事をする 働く という観点からすれば ひとつの大きな目標 ( ゴール ) であり 定年前と定年後では そのライフスタイルも大きく変わってくることでしょう また 昨今の労働力人口の減少からも 国による 働き方改革 の実現に向けては 高齢者の就業促進も大き


平成 27 年 10 月から全国市町村職員共済組合連合会 ( 以下 市町村連合会 1 ) が年金の決定 支払いを行います ~ 各種届出等の手続き及び各種相談は 今までどおり共済組合で行います ~ 平成 24 年 8 月 22 日に公布された 被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部

平成16年度社会保険事業の概況

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Web 版 Vol.59( 通巻 704 号 ) 中高齢寡婦加算 ( 遺族基礎年金の4 分の3) 779,300 円 3/4=584,475 円 584,500 円 (100 円単位 ) (2) 老齢厚生年金の年金額の算定式 平成 30 年度の本来水準と従前額保障 図表

平成25年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

他の所得による制限と雇用保険受給による年金の停止 公務員として再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額停止となり 特別 ( 本来 ) 支給の老齢厚生年金の一部または全部に制限がかかることがあります なお 民間に再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額支給されますが

3 老齢厚生年金に係る年金額誤りの概要について 平成 16 年 8 月 6 日公表 概要 老齢厚生年金の受給権発生月に厚生年金保険の資格喪失及び同日付の資格取得があった場合でかつ当該日に賞与が支給された場合の年金額計算のプログラム誤り ( 社会保険業務センターの指示誤り ) のため 未払い 過払いが

年金制度のポイント

平成16年度社会保険事業の概況

調布市要綱第  号

国民年金

第 1 号被保険者 資格取得の届出の受理 種別変更の届出の受理 資格喪失の承認申請 ( 任意脱退 ) の受理 資格喪失届出の受理 資格喪失の申出 第 1 号被保険者 任意加入被保険者 付加保険料の納付の申出の受理 付加保険料の納付しないことの申出の受理 に申請 届出または申出をした場合 被保険者 世

(2) 被用者年金の一元化によって変わったこと 平成 27 年 10 月から 公務員等が加入している共済年金が 民間企業に勤務する人が加入している厚生年金に統一されました 一元化後も 納めた保険料に応じて年金を受け取るという基本的なしくみは同じですが 保険料や年金額の算定方法が変わります また 共済

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年金相談の手引.indd

平成16年度社会保険事業の概況

Ⅱ 厚生年金の給付の種類とその受給要件 1 特別支給の老齢厚生年金 (65 歳になるまで ) 次の要件をすべて満たしているときに 支給開始年齢から 65 歳になるまでの間 支給されます 1 支給開始年齢以上であること 2 厚生年金被保険者期間が1 年以上であること 3 受給資格期間が 25 年以上

vol55_年金講座.indd

-1- 国家公務員共済組合連合会平成 27 年度財政状況の概要 1. 収支状況 (1) 長期経理 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度 平成 27 年度 (~ 平成 27 年 9 月 ) 億円億円億円億円億円億円 収入総額 20,218 19,162 19,064 19,

ライフプランニングと資金計画 問題 1. ファイナンシャル プランナーの顧客に対する行為に関する次の記述のうち 職 業倫理や関連法規に照らし 最も適切なものはどれか 1. 税理士資格を有しないファイナンシャル プランナーが 住宅ローン相談セミナーを開催し その出席者に対して無償で確定申告書の作成代行

第 1 節年金制度の概要 国民皆年金への変遷昭和 16 年労働者年金保険法の制定 ( 施行は昭和 17 年 ) 昭和 19 年労働者年金保険法を厚生年金保険法に改称昭和 23 年国家公務員共済組合法の制定昭和 28 年私立学校教職員共済組合法の制定昭和 29 年厚生年金保険法の改正 ( 旧厚生年金保

第 1 章 総則 第 1 節年金制度の概要 2 第 2 節年金の目的等 4 1

( 第 1 段階 ) 報酬比例部分はそのまま定額部分を段階的に廃止 2 年ごとに 1 歳ずつ定額部分が消える ( 女性はすべてプラス 5 年 ) 報酬比例部分 定額部分 S16 S16 S18 S20 S22 4/1 前 4/2 ~4/2 4/2 4/2 4/2 ~~~

年金・社会保険セミナー

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伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

平成25年4月から9月までの年金額は

年発 第 1 号平成 2 9 年 3 月 1 7 日 日本年金機構理事長 殿 厚生労働省年金局長 ( 公印省略 ) 公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係政令の整備及び経過措置に関する政令 の公布について 公的年金制度の持続可

17年金相談の手引.indd

Transcription:

例 言 厚生年金保険被保険者厚生年金保険被保険者については 平成 27 年 10 月 1 日から被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い 厚生年金保険法第 2 条の5の規定に基づき 以下のように分類している 1 第 1 号厚生年金被保険者第 2 号厚生年金被保険者 第 3 号厚生年金被保険者及び第 4 号厚生年金被保険者以外の厚生年金保険の被保険者をいう 2 第 2 号厚生年金被保険者国家公務員共済組合の組合員である厚生年金保険の被保険者をいう 3 第 3 号厚生年金被保険者地方公務員共済組合の組合員である厚生年金保険の被保険者をいう 4 第 4 号厚生年金被保険者私立学校教職員共済法の規定による私立学校教職員共済制度の加入者である厚生年金保険の被保険者をいう 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 本月報において 被保険者として使用する場合は 平成 27 年 9 月以前は厚生年金保険被保険者を 平成 27 年 10 月以降は第 1 号厚生年金被保険者をいう 本月報において 受給 ( 権 ) 者として使用する場合は 厚生年金保険受給 ( 権 ) 者全体から 共済組合等の組合員等たる厚生年金保険の被保険者期間 ( 平成 27 年 9 月以前の共済組合等の組合員等の期間を含む ) のみの者を除き さらに 障害厚生年金受給 ( 権 ) 者及び短期要件分の遺族厚生年金受給 ( 権 ) 者について それぞれ初診日又は死亡日に共済組合等の組合員等であった者を除いた者をいう 短時間労働者 1 週間の所定労働時間又は1 月間の所定労働日数が通常の労働者の4 分の3 未満であり 以下の要件を満たす厚生年金保険被保険者をいう 11 週間の所定労働時間が20 時間以上であること 2 雇用期間が1 年以上見込まれること 3 賃金の月額が8.8 万円以上であること 4 学生でないこと 5 以下のいずれかに該当することア. 国 地方公共団体又は従業員数が501 人以上の会社で働いている イ. 従業員数が500 人以下の会社で働いていて 社会保険に加入することについて労使で合意がなされている なお この月報においては 5のアに該当する短時間労働者を 強制加入 5のイに該当する短時間労働者を 任意加入 としている 新法 旧法昭和 60 年に国民年金法等の一部が改正され 昭和 61 年 4 月 1 日から施行されたことに伴い 基礎年金制度などの新しい年金制度が導入された この月報においては 昭和 60 年改正前の法律に基づくものを 旧法 改正後の法律に基づくものを 新法 という

新規裁定当該期間 ( 月又は年度 ) 中に新たに裁定され 年金受給権を得た者が対象であり 年金額については裁定された時点で決定された年金額 ( 年額 ) となっている なお 特別支給の老齢厚生年金の受給権者が65 歳に到達した以降 老齢基礎年金及び老齢厚生年金 ( 本来支給もしくは繰下げ支給 ) を受給するようになった場合は 老齢基礎年金及び老齢厚生年金 ( 本来支給もしくは繰下げ支給 ) ともに新規裁定には計上していない 失権当該期間 ( 月又は年度 ) 中に年金受給権を失った者が対象であり 年金額については失権した時点での年金額 ( 年額 ) となっている なお 特別支給の老齢厚生年金の受給権者が 65 歳に到達した場合 法律上特別支給の老齢厚生年金は失権するが 統計上は失権には計上していない 受給権者 年金を受ける権利を持っていて 本人の請求により裁定された者をいう これには全額支給停止さ れている者も含む 受給者 受給権者のうち 全額支給停止されていない者をいう 年金額ある時点においてとらえた受給権者又は受給者について その時点で決定済の年金額 ( 年額 ) である また 受給者の年金額には一部支給停止されている金額も含んでいる ただし 昭和 16 年 4 月 2 日以降生まれの特別支給の老齢厚生年金受給権者のうち 老齢基礎年金を全額繰上げした者の年金額には 定額部分の停止額を含まない 平均年金月額年金総額を受給権者数又は受給者数で除することにより平均年金額を求め これを12で除した金額をいう 厚生年金保険においては 特に断りがないかぎり 厚生年金基金代行分及び新法厚生年金保険と併給される基礎年金月額が含まれている 基礎あり 新法厚生年金受給権者又は受給者のうち 同一の年金種別の基礎年金の受給権を有する者をいう 基礎のみ 新法基礎年金受給権者又は受給者のうち 同一の年金種別の厚生年金保険 ( 第 1 号 )( 旧共済組合を 除く ) の受給権を有しない者をいう 基礎のみ共済なし新法基礎年金受給権者又は受給者のうち 同一の年金種別の厚生年金保険 ( 第 1 号 )( 旧共済組合を除く ) の受給権を有しない者で さらに 共済組合等の組合員等たる厚生年金保険の被保険者期間 ( 平成 27 年 9 月以前の共済組合等の組合員等の期間を含む ) を有しない者をいう

( 旧法における ) 老齢年金 1 旧法厚生年金保険の年金であり 原則として 被保険者期間が20 年以上 ( 中高齢特例に該当する場合は15 年以上 ) ある者が60 歳から支給される年金をいう 2 旧法国民年金の年金であり 原則として 保険料納付済期間と保険料免除期間を合算した期間が 25 年以上ある者が65 歳から支給される年金をいう ( 旧法における ) 旧法厚生年金保険及び旧法国民年金の年金であり いくつかの年金制度に加入した者が 各年金制度の加入期間を合計 ( 通算 ) して一定期間以上ある場合に 各制度からそれぞれの加入期間に応じて支給される年金をいう なお 特に断りがないかぎり 旧法の ( 退職 ) には 特例老齢年金を含んでいる ( 新法の老齢厚生年金の ) 老齢相当 通老相当 25 年未満本月報においては 新法の老齢厚生年金のうち 原則として 厚生年金保険の被保険者期間が20 年以上 ( 昭和 27 年 4 月 1 日以前生まれの者 昭和 27 年 4 月 2 日以降生まれの者は段階的に21 年以上に引き上がり 昭和 31 年 4 月 2 日以降生まれの者は25 年以上 中高齢特例に該当する場合は15 年以上 ) の者で 旧法の老齢年金に相当するものを 老齢相当 に 新法の老齢厚生年金のうち 老齢相当 以外のものを 通老相当 25 年未満 として計上している なお 旧共済組合の新法の退職共済年金も同様に 旧法の退職年金に相当するものを 退年相当 退年相当 以外のものを 通退相当 25 年未満 に計上している ( 新法基礎年金の )25 年以上 25 年未満本月報においては 老齢基礎年金のうち 原則として 老齢基礎年金の受給資格期間を25 年以上有するものを 25 年以上 に 老齢基礎年金のうち 25 年以上 以外のものを 25 年未満 として計上している なお 平成 29 年 8 月に 年金を受給するための受給資格期間が25 年から10 年に短縮されたが 平成 29 年 7 月以前においても 老齢基礎年金の支給要件の特例により 老齢基礎年金の受給資格期間が25 年未満であっても 老齢基礎年金を受給できる場合がある その特例に該当するものについても 25 年以上 に計上している ( 厚生年金保険計における ) 老齢年金 本月報においては 旧法厚生年金保険の老齢年金 旧法船員保険の老齢年金 老齢厚生年金の老 齢相当 旧共済組合旧法の退職年金 減額退職年金及び退職共済年金の退年相当の総計をいう ( 国民年金計における ) 老齢年金 25 年以上 本月報においては 旧法国民年金の老齢年金及び基礎年金の 25 年以上の総計をいう ( 厚生年金保険計 国民年金計における ) 25 年未満本月報においては 1 旧法厚生年金保険の 旧法船員保険の 老齢厚生年金の通老相当 25 年未満 旧共済組合旧法の通算退職年金及び退職共済年金の通退相当 25 年未満の総計 2 旧法国民年金の及び基礎年金の25 年未満の総計をいう

基礎または定額あり 基礎及び定額なし新法の老齢厚生年金のうち 老齢基礎年金併給者又は特別支給の老齢厚生年金の定額部分を受給している者を 基礎または定額あり といい 老齢基礎年金及び特別支給の老齢厚生年金の定額部分を受給していない者を 基礎及び定額なし という 厚生年金の年金種別 給付の種類については 以下のように分類して 統計を作成している 老齢給付 年金の種別 旧法厚生年金保険旧法船員保険新法厚生年金保険旧法旧共済組合 新法旧共済組合 老齢年金老齢年金老齢年金老齢相当退職年金退年相当 ( 養老年金 ) 老齢厚生年金減額退職年金退職共済年金 25 年未満 特例老齢年金特例老齢年金特例老齢年金 通老相当 25 年未満 通算退職年金 障害年金 ( 障害給付 ) 障害年金障害年金障害厚生年金障害年金障害共済年金 遺族給付 遺族年金遺族年金遺族年金遺族厚生年金遺族年金遺族共済年金 通算遺族年金通算遺族年金通算遺族年金通算遺族年金 通退相当 25 年未満 国民年金の年金種別 給付の種類については 以下のように分類して 統計を作成している 年金種別 旧法拠出制 基礎年金 老齢給付 老齢年金 25 年以上 老齢年金 ( 特例支給 5 年年金 10 年年金を含む ) 老齢基礎年金 25 年以上 25 年未満 25 年未満 障害年金遺族年金 障害年金寡婦年金 母子年金 準母子年金 遺児年金 障害基礎年金遺族基礎年金 注. 寡婦年金については 新法においても存続しているが 国民年金第 1 号被保険者であった夫の妻のみに対して適用され 基礎年金一律の給付ではないため 新法分も便宜上旧法拠出制に計上している 共済組合等 国家公務員共済組合 地方公務員共済組合及び日本私立学校振興 共済事業団をいう 旧共済組合平成 9 年 4 月 1 日から旧公共企業体の共済組合 ( 旧日本鉄道共済組合 旧日本たばこ産業共済組合及び旧日本電信電話共済組合 ) の長期給付事業が厚生年金保険に統合され 平成 14 年 4 月 1 日から旧農林漁業団体職員共済組合が厚生年金に統合された 統合時点で受給権が発生していた者の年金も厚生年金から給付されており これらの分を 旧共済組合 という 厚生年金の都道府県別被保険者数厚生年金の都道府県別被保険者数等は 被保険者が勤務する事業所を管轄する年金事務所の所在地で都道府県別の表章を行っている

遺族年金の短期要件及び長期要件遺族厚生年金の支給要件のうち 以下の 1~3 を 短期要件 という また 4 を 長期要件 という 1 死亡日に厚生年金保険の被保険者であった場合 2 厚生年金保険の被保険者であった間に初診日のあるけがや病気が原因で初診日から 5 年以内に死 亡した場合 3 障害等級 1 級又は 2 級に該当する障害厚生年金の受給権者が死亡した場合 4 老齢厚生年金の受給権者又は老齢厚生年金の受給資格期間を満たしている者が死亡した場合 その他 1 統計表の符号の用法は次のとおりである は統計項目のあり得ないもの ( 制度的にないもの ) - は計数のないもの 0 は四捨五入の結果 1 単位に満たない数となったもの は計数不明 ( 未調査等 ) のもの は負数 * は人数が少ないため 個人情報保護の観点から掲載していないもの 2 単位未満の数は四捨五入しているため 内容の計と合計とは一致しないことがある