★★★備蓄計画★★★

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(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

- 目次 - 第 1 章総則 1 第 1 節計画策定の趣旨 1 第 2 節計画策定に当たっての考え方 1 第 3 節自助 共助 公助の基本的な役割 1 第 2 章自助 共助による備蓄 2 第 1 節県 2 第 2 節自主防災組織 4 第 3 節事業所 5 第 3 章公助による備蓄 調達 6 第 1

職員の運営能力の強化 避難所担当職員研修の実施 全庁対象の避難所担当職員研修(5 回開催で約 400 名参加 ) 区毎の避難所担当職員研修 男女共同参画の視点に立った避難所づくり 共助による災害時要援護者支援の取り組みについて説明 各区災害対策本部との連絡 避難所内の課題解決の調整など 地域団体等へ

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

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☆配布資料_熊本地震検証

災害時に必要な物資の備蓄に関する行政評価・監視<中間報告>

目次 1. はじめに 2. 基本的な考え (1) 家庭内備蓄 (2) 企業内備蓄 (3) 流通在庫備蓄 3. 行政備蓄の果たす役割 4. 行政備蓄の対象人口の想定 5. 行政備蓄品目および目標数 (1) 食料等 (2) 生活必需品等 (3) 資機材 6. 行政備蓄品の保管について 7. 資料編年次整

基本事業評価シートA

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4 災害時における他機関 他施設との協定の締結状況災害時に他機関 他施設との協定を結んでいる施設は 97 施設で 1 か所と締結している施設が多くありました 締結先は 地元自治会 町内会 病院 近隣施設 社会福祉施設 物流会社 福祉ネットワーク 市町村等でした 図 2 災害時における他機関 他施設と

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

1 首都直下地震対策の具体的な推進 ( 提案要求先内閣官房 内閣府 国土交通省 ) ( 都所管局総務局 政策企画局 ) (1) 首都直下地震等の災害から住民の生命と財産を守るとともに 首都機能への打撃を最小限にとどめるため 財政上の措置を実 施するなど 首都直下地震対策を具体的に推進すること (2)

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

小郡市災害時備蓄計画 目次 Ⅰ. 総則 1 1. 本計画の位置付け 2. 基本的な考え方 3. 行政備蓄の対象人口 Ⅱ. 備蓄品目 3 1. 食料 2. 生活必需品 3. 避難所資機材 4. 水防に関する防災資機材 Ⅲ. 備蓄目標 4 1. 食料 2. 生活必需品 3. 避難所資機材 4. 水防に関

大規模災害対策マニュアル

Microsoft Word - 40_1_青森県災害備蓄指針(素案)0323.docx

4 被災生活の環境整備主な修正概要 避難所毎に運営マニュアルを作成し 避難所の良好な生活環境を確保するための運営基準等を明確にしておく 避難所運営マニュアルの作成 訓練等を通じて 住民の避難所の運営管理に必要な知識の普及に努める 県 DMAT( 災害時派遣医療チーム ) の活動終了以降の医療提供体制

避難所講演資料

Microsoft Word - 目次

(1)時間外勤務について

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平成 28 年熊本地震における対応 平成 28 年熊本地震 ( 前震 :4/14 本震 :4/16) において 電力 ガス等の分野で供給支障等の被害が発生 関係事業者が広域的な資機材 人員の融通を実施するなど 迅速な復旧に努めた結果 当初の想定よりも 早期の復旧が実現 また 復旧見通しを早い段階で提

者のために個室や隔離したスペースを確保する 身近な福祉避難所 また 一般の避難所や身近な避難所では避難生活が困難な要配慮者を避難させるために 社会福祉施設等に開設する 福祉避難所 と重層的に福祉避難所を設置することを想定している (2) 要配慮者とは福祉避難所の対象者として想定されるのは 法律上 要

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目次 1 総則 1 (1) 本計画の位置づけ (2) 基本的な考え方 (3) 行政備蓄の対象人口 2 備蓄品目 5 (1) 食料 (2) 生活必需品 (3) 避難所資機材 3 備蓄目標 6 (1) 食料 (2) 生活必需品 (3) 避難所資機材 4 備蓄品計画 8 (1) 食料及び生活必需品 (2)

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事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

国土技術政策総合研究所 研究資料

各省庁等における業務継続計画に係る取組状況調査 調査の目的 各省庁等における現在の業務継続計画に係る取組状況を把握し 東日本大震災等を受けた 今後の業務継続計画の改善策を検討するための資料とする 調査の対象 中央省庁業務継続連絡調整会議構成機関 オブザーバー機関 29 機関 構成員 :23 機関内閣

新規文書1

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

災害時の特定給食施設等のための

障害者 ( 児 ) 防災アンケートの主旨 アンケートの概要 Ⅰ 避難に関すること Ⅱ 情報伝達に関すること Ⅲ 避難所及びその環境に関すること Ⅳ 日頃の備えに関すること 障害者 ( 児 ) 防災アンケート < 配布用 >

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

5 安全 減災措置 建物建物は地震対策はなされていますか? 耐震補強 耐震 制震 免震設備状況 ( リスト ) 耐震 安全性診断 ( 発災前 ) 耐震 安全性診断を受けていますか? 施行証明書 実施状況 ( リスト ) 応急危険度判定 ( 発災後 ) 転倒 転落の防止措置 6 本部への被害状況の報告


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Microsoft Word - 調査結果

国の法令改正等の反映近年行われた国の法令改正や防災基本計画の修正内容を反映しました 市町村が 指定緊急避難場所及び指定避難所の指定を進めることを追加 市町村が 被災者の被害状況 配慮事項等を一元的に集約した被災者台帳を作成し 総合的かつ効果的な支援の実施に努めることを追加 首都直下地震対策特別措置法

九州における 道の駅 に関する調査 - 災害時の避難者への対応を中心としてー ( 計画概要 ) 調査の背景等 道の駅 は 平成 16 年 10 月の新潟県中越地震 23 年 3 月の東日本大震災において 被災者の避難場所 被災情報等の発信や被災地救援のための様々な支援の拠点として活用されたことなどか

はじめに 道では 北海道行政基本条例 に基づき 道政の基本的な方向を総合的に示す計画として 新 北海道総合計画 を策定し 政策展開の基本方向の一つとして 安心で心豊かな北海道ライフスタイル を掲げ 安全 安心な生活の確保 に向け 防災 減災の体制づくり を進めています 保健福祉部では 特に 子ども

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マニュアル制定の目的 本 県 で は 平 成 7 年 1 月 1 7 日 に 発 生 し た 阪 神 淡 路 大 震 災 を 契 機 と して 福島県災害時医薬品等備蓄供給事業 を起ち上げました このマニュアルは 関係者の役割分担を中心に 県薬務課 保健福祉 事 務 所 (保 健 所 ) 医 薬 品

人的応援 研修 訓練の実施 県受援マニュアル及び災害時緊急連絡員活動マニュアルを踏まえた研修 訓練の強化 () マニュアルに基づく研修 訓練県が策定する 応援職員における奈良県への受入及び市町村への短期派遣マニュアル 及び 災害時緊急連絡員活動マニュアル に基づき 災害時に役立つ実働的な訓練や研修を

災害時要援護者支援マニュアル策定ガイドライン

要配慮者支援班の業務 1 配慮が必要な人の情報把握 (1) 情報把握 総務班名簿係と連携し 避難所利用者 ( 避難所以外の場所に滞在する人を含む ) のうち 配慮が必要な人を グループごとに把握する 避難支援のための個別計画がある場合は 内容を確認する (2) 聞き取り 避難所利用者でつくるグループ

01 【北海道】

大津市避難所運営マニュアル

ウ)災害WG検討結果

首都圏で大地震が起きると 建物 が 倒 れ ま す! 揺れで建物が倒れます 窓ガラスが割れ 道路に飛び散ります 火災があちこちで起きます 特に木造の建物が集まっている 火災 が 起 き ま す! 地域では 大規模な火災が起きる場合があります 道路 が 通れ な く な り ま す! 建物が倒れて道路

発災対応型防災訓練 皆さんが住むまちの中を訓練会場として 地震発生時に地域にある資器材を活用して 災害対応を行う防災訓練です 参加者は 煙 ( 発炎筒 ) などを見て初めて近所の火災を知り 近くの消火器などを利用して消火します 実施要領 1 事前に町会役員等と協議し 地域に数箇所の火災の発生場所を決

帰宅困難者対策の考え方について 資料 帰宅困難者対策について首都直下地震等への備えを万全とするためには 行政 交通機関 民間企業等が連携した総合的な対応が不可欠である 特に 帰宅困難者等の発生による混乱を防止するためには むやみに移動を開始しない という基本原則を徹底する必要がある (

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

西区05-CS5_小

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( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

する大規模災害時に帰宅困難者を受け入れる民間法人等が所有する施設とし 次の各号の要件に該当するものに限る 一地方公共団体 ( 市区町村 ) との間で帰宅困難者の受入のための協定を締結していること 二従業員向けの備蓄を完了していること 三事業継続計画 (BCP) 又は防災計画を策定していること ( 補

4 奨励品種決定調査 (1) 奨励品種決定調査の種類ア基本調査供試される品種につき 県内での普及に適するか否かについて 栽培試験その他の方法によりその特性の概略を明らかにする イ現地調査県内の自然的経済的条件を勘案して区分した地域 ( 以下 奨励品種適応地域 という ) ごとに 栽培試験を行うことに

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

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国土技術政策総合研究所 研究資料

第 2 佐賀県とヤマト運輸の災害時応援協定 ( 平成 24 年 2 月 ) 佐賀県とヤマト運輸株式会社佐賀主幹支店の 災害時における物資の受入及び配送等に関する協定 について 佐賀県は災害時における応急対策活動を円滑に実施するため 大規模な災害時に被災者に対して救援物資を安定的に供給できる体制を構築

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

なお 本通知は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 245 条の 4 第 1 項の規 定に基づく技術的助言として発出するものであることを申し添える 2

品川区地域防災計画 概要版(平成29年修正)

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H28秋_24地方税財源

平常時の防災活動 家庭内対策 指導ポイント 家屋の耐震診断と補強 家具などの転倒 落下防止と避難経路の確保 市町においては耐 家具の転倒による被害を防ぐ 震診断や耐震補強の ため タンス 食器棚などの家 補助を行っていま 具は 動かないようあらかじめ す 固定しておきましょう 冷蔵庫 などキャスター

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4 回答者属性 (1) 性別 人数割合 (%) 男性 女性 49.4% 0.4% 男性 5 女性 % 2 0.4% (2) 年代別 人数割合 (%) 20 代 % 30 代 % 40 代 % 50 代 % 60~6


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上六人部会館 保有施設 バリアフリー FAX 種別有無品目数量 トイレ男女共用 - 毛布 90 枚 入浴シャワー設備 ガス器具 テレビ ラジオ 水利 避難所環境整備 スロープ 防災無線 炊事場所 エレベーター AED インターネット設備 ブルーシート 100 枚 タオル 300 枚 バスタオル 50

防災業務計画 株式会社ローソン

【Dig訓練とは】

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

新たな津波浸水想定を踏まえた見直しの概要 資料 1-2 H23 の想定 対象断層県設置の有識者検討会設置の有識者検討会の検討の検討結果を踏まえた 4 断層 ( 日本海東縁部 能登半島東方沖 能登半島北方沖 石川県西方海東縁部 能登半島東方沖 能登半島北方沖 石川県西方沖 ) 想定の手法土木学会の手法

夜久野ふれあいプラザ施設概要 保有施設 バリアフリー トイレ男女共用 - 毛布 テレビ ラジオ FAX スロープ 防災無線 - ブルーシート 12 タオル 300 枚 バスタオル 50 枚 懐中電灯 1 乾電池 ( 単一型 ) 6 カセットコンロ 2020 年 8 月 1 台 ダンボール間仕切りセッ

目次 はじめに P1 第 1 章基本的な考え方 P2 1. 背景 P2 2. 用語の定義 P2 3. 対象施設 P3 4. 開設基準 P3 5. 施設管理者の役割 P3 6. 災害時要援護者への対応 P3 7. 一時滞在施設 災害時帰宅支援ステーション及び避難所の区分 P5 第 2 章一時滞在施設の

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

熊本地震を踏まえた応援受援について

計画の今後の方向性

7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

地震被害予測システムにより建物被災度を予測 また 携帯電話と地図を利用した 被害情報集約システム では GPS 機能と地理情報システムとの連係により 現在位置周辺にある同社施工済物件を検索し 物件や周辺の被害状況を文字 静止画 動画を添付して報告することができる これら被害情報を地理情報システムに集

2 地震 津波対策の充実 強化 (1) 南海トラフ地震や首都直下地震の被害想定を踏まえ 地震防災上緊急に整備すべき施設整備 津波防災地域づくりに関する法律 の実効性確保 高台移転及び地籍調査の推進など事前防災や減災に資するハード ソフトの対策を地方公共団体が重点的に進めるための財政上の支援措置を講じ

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

目 次 1 計画策定の意義 1 2 基本的方向 2 3 計画期間 2 4 対象品目 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み 4 6 容器包装廃棄物の排出の抑制の促進するための方策に 関する事項 5 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器 包装廃棄物の収集に係る

3部第 3 部災害復興計画 ( 仮題 ) 第 4 章震災復興マニュアルのしくみ 第 4 章東京都震災復興マニュアルのしくみ 東京都震災復興マニュアル ( 以下 震災復興マニュアル という ) は 都市復興マニュアル ( 平成 9 年 ) と 生活復興マニュアル ( 平成 10 年 ) を統合し 復興

資料 3-1 男女共同参画の視点からの 防災対応について 東日本大震災への男女共同参画の視点を踏まえた被災者支援 平成 23 年 7 月 20 日 内閣府男女共同参画局

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災害時の緊急物資等の備蓄に関する計画 1 計画の目的 本計画は 災害時の緊急物資等に係る備蓄 物流の基本指針 ( 平成 24 年 8 月 17 日策定 ) に基づいて 県が 発災からの 3 日間における被災者の生命維持に最低限必要な物資等を計画的に備蓄すること等により 被災市町村の行う物資供給活動等を支援し 更に県が行う応急活動に資することを目的とする 災害時の緊急物資等に係る備蓄 物流の基本指針 における備蓄等に係る基本的な考え方災害発生から 3 日間程度は 被災地外からの支援が行き届かないことなどが想定され 被災地域内での自立的な供給体制が必要 自助 共助 公助による備蓄 調達を行う 4 日目以降は 県外からの支援物資が期待でき 受援のための物流体制を整備し 被災地に供給していく 2 計画期間 本計画は 平成 25 年度から 28 年度までの 4 年間における備蓄物資の計画的な整備等について定める 3 備蓄物資の対象者 本計画に基づいて整備する備蓄物資の利用対象者は 次のとおりとし いずれも発災からの 3 日間に必要となる物資等の提供を想定する (1) 被災市町村 ( 市町村を経由して被災者へ提供 ) 被災市町村からの支援要請に基づき 県の備蓄物資等を当該市町村へ輸送する 被災者へは 当該市町村を経由して提供される (2) 帰宅困難者対策として開設される県有の一時滞在施設の利用者帰宅困難者を一時的に受け入れる 一時滞在施設 として指定された県有施設では 発災から最大で 3 日間の場所の提供を行うことが必要となることから 県が施設管理者として 施設利用者に直接必要な物資等を提供する (3) 県の災害対応職員県の災害対応に従事する職員への必要最低限の食料等の物資の提供を行う 1

4 被災市町村への提供を目的とした備蓄 (1) 備蓄品目発災直後の生命維持や生活に最低限必要な食料 飲料水 生活必需品等の物資や資機材を対象とし 次の点に留意した品目の選定 備蓄に努める ア市町村が備蓄又は調達する物資の量的な補完を目的とする イプッシュ型支援に必要となる物資の備蓄を推進する ウ災害時要援護者や女性等に配慮した物資の備蓄を推進する エ原則として 5 年以上の使用期限又は耐用年数を有するものに限定する ア食料 ( 主食 ) 発災初期に生命維持のために最低限必要な物資として 加熱調理が不要な主食系の食料を備蓄する ( ア ) 一般向けの食料長期保存用のクラッカーやアルファ化米など 用途や使用期限等を考慮した備蓄を図る ( イ ) 災害時要援護者等を考慮した食料乳幼児や高齢者などの災害時要援護者に考慮した おかゆ ( アルファ化米 レトルト ) などの食料の備蓄を図る なお 品目の選定に際しては 食物アレルギー疾患への対応等にも配慮の上 なるべく汎用性の高いものを選定するものとする イ飲料水 ( ペットボトル ) 飲料水の供給の大部分は 水道事業体等による応急給水によるものとするが 応急給水活動の補完として ペットボトルによる飲料水の備蓄に努める ウ毛布生活必需品の代表的な物資として 毛布については 引き続き 一定量の備蓄に努める エトイレ ( 簡易トイレ ) 東日本大震災では 下水道施設の破損等により トイレ問題がクローズアップされたため 引き続き 一定量の備蓄に努める オ生理用品女性の避難生活には欠かせないものであることから 一定量の備蓄に努めるものとする カ紙おむつ ( 乳幼児用 大人用 ) 乳幼児に また一定の介護を要する高齢者等の日常生活に欠かせないものであることから それぞれについて 一定量の備蓄に努める 2

キその他資機材等 ( ア ) ブルーシート ( 防水シート ) 避難所での活用や損壊した家屋の補強など 汎用性が高く かつ 家庭で所持している例が少ないことから 一定量の備蓄が必要な品目であるが 既に量的に充足されていることから 旧指針に基づいて備蓄したものを引き続き管理していくこととし 本計画における追加的な備蓄は行わないものとする ( イ ) その他の資機材最低限必要とされる物資等の重点的な備蓄を図るため 原則として 上記アからカ以外の品目に係る追加備蓄は行わないものとする ただし 発電機 投光器 炊飯装置など 旧指針に基づいて整備した資機材等については 引き続き維持管理に努め 活用していくこととする (2) 備蓄目標ア県の備蓄目標量算定に当たっての基本的な考え方 ( ア ) 備蓄の目標量の算定に当たっては 本県が実施している被害想定調査の中で もっとも被害が大きい 東京湾北部地震 における発災 1 日経過後の想定避難者数を基本とし 2 日目以降徐々に減少することを前提とした算定を行う * 東京湾北部地震における想定避難者数 = 1,455,977 人 発災 1 日後 1,455,977 人 ( 被害想定調査結果 ) 発災 4 日後 728,397 人 ( 同上 ) 同じ割合で 避難者数が減少することを前提として試算 (11,455,977 人 21,213,450 人 3970,924 人 ) 1 日後の避難者の内訳は 断水による者約 70% 建物被害その他 30% であるため 早期に在宅避難に切り替える者が出てくることを想定 建物被害による避難者は 長期の避難生活に及ぶことが想定される 3

( イ ) 市町村による備蓄を補完するものとして 市町村が確保すべき ( 住民持参率を考慮したもの ) 量の 10% に相当する物資の計画的な備蓄を目指すものとする a 自助による家庭備蓄等の促進 (3 日分以上の備蓄を推奨 ) b 家屋の損壊等により 家庭備蓄品等の持ち出しができないことなどが想定される ( 避難所に住民が持参できる割合を想定 ) c 自助の不足分 ( a- b) を補完するため 市町村が必要な物資を備蓄 調達 d 県は市町村の補完として市町村 ( c) の 10% 相当の備蓄を推進 ( 発災から 3 日間に必要となる物資 ) 家庭等における備蓄の推奨 ( 理想 ) a * 家屋の損壊等の理由により 備蓄品の持出しができない場合を想定する必要がある 家庭備蓄 ( 住民持参 ) b * 自助の不足分 ( a- b) を補完 市町村による備蓄 調達 c 県の備蓄 ( c 0.1) ( ウ ) 住民持参率の想定では 食料等に関しては 30% 毛布等の生活必需品に関しては 50% を基本として算定するものとする ( エ ) 食料については 大規模災害の混乱時であること等を考慮し 1 日 2 食分の備蓄を目標とする ( オ ) 飲料水は 500ml ペットボトルでの整備を基本とし 1 日 2 本分の備蓄を目標とする ( カ ) 食料については 1 歳児 2 歳児及び 70 歳以上の高齢者数の人口比により災害時要援護者用の食料を算定し 一般向けの食料の算定では 3 歳から 69 歳までの人口比によるものとする ( キ ) 毛布については 一人 1 枚分の備蓄を目標とする ( ク ) トイレについては 簡易トイレ (60 人に 1 基 ) を前提とした算定を行う また 利用者数の算定は 紙おむつ利用者 ( 乳幼児 成人 ) を除いた人口比によるものとする 4

( ケ ) 生理用品の算定は 12 歳から 51 歳の女性の人口比によるものとする また 使用枚数は 1 日 6 枚とする ( コ ) 乳幼児用の紙おむつの対象年齢は 0~41 か月の乳幼児とする また 使用枚数は 1 日 6 枚とする ( サ ) 大人用の紙おむつ ( パンツ型 尿取りパットとのセット ) の対象者は 要介護 3 以上の居宅介護サービス受給者数の割合による また 使用枚数は パンツについては 1 日 2 枚 尿取りパットについては 1 日 6 枚とする 5

イ品目ごとの備蓄目標量以上の算定に係る基本的な考え方を踏まえ 算定した備蓄品目ごとの目標量は 次表のとおりである 品目計算式 食料 ( 一般向け ) 食料 ( 要援護者 ) 飲料水 146 万人 70% 2 食 3 日 0.1 0.824 146 万人 70% 2 食 3 日 0.1 0.168 146 万人 70% 2 本 3 日 0.1 目標量 ( 端数処理 ) A H 2 5. 4. 1 備蓄見込量 B 計画期間内目標量 A-B 420,000 食 292,960 食 127,040 3~69 歳人口比 82.4% 85,700 食 - 85,700 509,000 本 (500ml ホ トル相当 ) 50,400 本 458,600 備 1 2 70 歳以上乳児 高齢者人口比 16.8% 500ml ペットボトル 一部流通在庫備蓄 考 毛布 146 万人 50% 1 枚 0.1 72,800 枚 54,640 枚 18,160 トイレ 生理用品 紙おむつ ( 乳幼児 ) 紙おむつ ( 大人 ) パンツ紙おむつ ( 大人 ) 尿漏れパット 146 万人 60 0.1 0.954 146 万人 50% 6 枚 3 日 0.1 0.06 146 万人 50% 6 枚 3 日 0.1 0.029 146 万人 50% 2 枚 3 日 0.1 0.012 146 万人 50% 6 枚 3 日 0.1 0.012 2,400 基 884 基 1,516 65,600 枚 - 65,600 31,700 枚 - 31,700 4,400 枚 - 4,400 13,200 枚 - 13,200 簡易トイレ 60 人に 1 基 1 日目 2 日目 3 日目と定量で減少していく前提の算定 ( 上記 4 の (2) を参照 ) ( 参考 ) ブルーシート ( 防水シート ) 146 万人 300 50 枚 0.1 24,300 枚 58,282 枚 - 12~51 歳女性人口比 24.1% 4 6% 相当 1 日 6 枚 0~41か月人口比 2.9% 1 日 6 枚 要介護 3 以上人口比 1.2% パンツ 1 日 2 枚パット 1 日 6 枚 ( セット ) 1 避難所当たり 300 人 1 避難所につき 50 枚 算定は 旧指針 ( 阪神 淡路大震災における実績を踏まえた算定 ) と同様の方法による 6

(3) 備蓄物資の保管場所現在整備されている県内 11 か所の県の備蓄倉庫に 引き続き分散備蓄するものとする 直接備蓄を行う物資の増量等により 保管場所の不足が見込まれるため 備蓄倉庫の分布状況等を勘案しつつ 民間の営業倉庫への保管委託を行うことにより 保管場所を確保する なお 飲料水については 保管場所の確保のほか 定期的な物資の更新などの課題があることから 備蓄目標量の一部を 流通在庫備蓄 方式によるものとする また 今後 防災支援ネットワークの検討の中で 支援に関して空白域があるなど 新たな備蓄拠点 倉庫等を整備する場合には 民間の営業倉庫の保管委託の検討状況等を勘案の上 分散備蓄の量的調整を図る 5 帰宅困難者対策として開設される県有の一時滞在施設利用者を 対象とした備蓄 (1) 備蓄品目発災後最大 3 日間の一時滞在施設での滞在に最低限必要な食料 飲料水 生活必需品等の物資を対象とする 品目の選定に際しては ある程度の長期保管に耐え得るものとする必要があることから 原則として 5 年以上の使用期限又は耐用年数を有するものに限定するものとする ア食料 ( 主食 ) 加熱調理が不要であり 開封後何も手をかけずに食することができる長期保存用のクラッカーを中心とした備蓄を図る イ飲料水 ( ペットボトル ) 帰宅困難者等を対象として開設される県有の一時滞在施設は 一般の避難所と異なり 応急給水が十分に行き届かないことなども想定の上 ペットボトルによる飲料水の備蓄を図る ウアルミブランケット県有の一時滞在施設における保管スペース等を考慮し 毛布の代替品として 軽量で場所をとらないアルミブランケットによる備蓄を図る エトイレ ( 携帯トイレ ) 上下水道の使用が不可能な場合であっても 県有の一時滞在施設における便器の使用が可能であることを想定し 既存の便器に装着して使用する携帯トイレの備蓄を図る 7

(2) 備蓄目標ア受入可能人数の算定当該県有施設の受入可能人数は 耐震基準や受入可能スペースなどの基準を満たした施設のうちの利用可能面積を 一人当たりの平均使用面積 ( 首都直下地震帰宅困難者等対策協議会最終報告による 3.3 m2につき 2 人で換算 ) で除した数値を利用する * 県有一時滞在施設の最大受入可能人数 = 14,200 人 イ備蓄目標量の算定にあたっての基本的考え方 ( ア ) 県有一時滞在施設の利用者については 原則として 県が対応するため 必要量の 100% 相当を県で備蓄することを前提とする ( イ ) 施設利用者が滞在中に一時的に帰宅することは想定できないため 利用者の持参率は考慮しないものとする ( ウ ) 最大 3 日間は移動させないことを前提としているため 3 日間同数の利用者が滞在することを想定する ( エ ) 食料については一人当たり 1 日 2 食分 飲料水については一人当たり 1 日 3 本分 アルミブランケットについては一人当たり 1 枚分の備蓄を目標とする ( オ ) 携帯トイレについては一人当たり 1 日 5 回程度の使用を基本として算定する ウ品目ごとの備蓄目標量以上の算定に係る基本的な考え方を踏まえ 算定した備蓄品目ごとの目標量は 次表のとおりである 食料 品目計算式目標量 飲料水 (500ml ペットボトル ) アルミブランケット 携帯トイレ 14,200 人 100% 2 食 3 日 14,200 人 100% 3 本 3 日 14,200 人 100% 1 枚 14,200 人 100% 5 回 3 日 (1 箱 100 回分 ) 85,200 食 127,800 本 14,200 枚 2,130 箱 (3) 備蓄物資の保管場所原則として 一時滞在施設として指定された当該施設内又は当該施設の立地する敷地内とする 8

6 県の災害対応職員を対象とした備蓄 (1) 備蓄品目発災直後の生命維持や生活に最低限必要な食料 飲料水 生活必需品等の物資を対象とする 品目の選定に際しては ある程度の長期保管に耐え得るものとする必要があることから 原則として 5 年以上の使用期限又は耐用年数を有するものに限定するものとする ア食料 ( 主食 ) 発災初期に生命維持のために最低限必要な物資として 加熱調理が不要な長期保存用のクラッカーやアルファ化米などの備蓄を図る イ飲料水 ( ペットボトル ) 応急給水活動による飲料水の提供の補完として ペットボトルによる飲料水の備蓄を図る ウトイレ ( 携帯トイレ ) 等上下水道の使用が不可能な場合であっても 災害対応業務の継続が必要なことから 既存の便器に装着して使用する携帯トイレの備蓄を図る なお 災害対応業務の継続のため 必要に応じ 各所属において毛布等の備蓄に努めるものとする (2) 備蓄目標ア対象職員県本庁及び出先機関における本部第 3 配備要員を対象とする * 本部第 3 配備要員 ( 公営企業を除く ) 県本庁 ( 災害対策本部各部 班 ) 3,120 人 県出先機関 ( 災害対策本部支部 班 ) 16,215 人 計 19,335 人 イ備蓄目標量の算定にあたっての基本的考え方 ( ア ) 食料については 一人当たり 1 日 1 食を 飲料水については 一人当たり 1 日 1 本を供給するための備蓄を行う ( イ )( ア ) の備蓄量を補完するため 平時から自助 共助による食料 飲料水の備蓄に努めることとし その意識啓発に努める ( ウ ) 携帯トイレについては 一人当たり 1 日 5 回分の使用を想定した備蓄を行う 9

ウ品目ごとの備蓄目標量以上の算定に係る基本的な考え方を踏まえ 算定した備蓄品目ごとの目標量は 次表のとおりである 食料 品目 計算式 19,335 1 食 3 日 目標量 A H25.4.1 備蓄見込量 B 計画期間内目標量 A-B 58,100 食 6,750 食 51,350 飲料水 500ml ヘ ットホ トル携帯トイレ 19,335 1 本 3 日 19,335 5 回 3 日 (1 箱 100 回分 ) 58,100 本 - 58,100 2,910 箱 20 箱 2,890 (3) 備蓄物資の保管場所原則として 県の各庁舎内とする 7 協定による物資の調達 使用期限が短いなど直接備蓄に向かないものや 大量に必要となるものなど 県 市町村における備蓄だけで全量を確保することが困難な物資等については 民間企業からの調達体制を構築することが不可欠である 県では 被災市町村への支援体制を強化するため これまでにも大手コンビニエンスストアチェーンなどとの物資の優先協定の締結を推進してきたが 今後は 更に調達ルートの多様化を視野に入れた上で 関係事業者との協定締結を推進するとともに 既に協定を締結している企業についても 協定内容等を順次検証し より円滑な供給体制の確保に努めるものとする (1) 流通在庫備蓄協定による協定企業からの調達飲料水については 備蓄目標量の全量の在庫管理を行うことが困難であることから その一部を流通在庫備蓄方式の協定を締結することにより 管理していくものとする 協定先の調整等に際しては 倉庫の規模や立地条件などを考慮し 1 か所に集中しないよう考慮するものとする また その他の備蓄品目についても 必要に応じ この方式の採用の要否を検討していくものとする 10

(2) 優先供給協定による協定企業からの調達既に協定を締結している協定企業については 首都圏を中心とした被害が発生することなどを想定した上で 調達可能な物資の品目や数量の検討を行うなどの再検証を行うなど 協定の実効性を高めるよう努めるものとする 更に 民間からの調達体制の充実強化のため 業界団体やメーカーとの直接協定の締結等を含む調達ルートの多様化などにより 量的な確保を図っていく なお 当該協定により調達することが想定される品目は 次のとおりである ア粉ミルク ( 哺乳瓶などの授乳用具を含む ) イ離乳食 おかゆ アレルギー対応食など ( 量的補完 ) ウ調理不要の主食 ( パン おにぎりなどの消費期限が短いもの 量的補完 ) エ飲料水 お茶 ( 量的補完 ) オトイレ その他トイレ関連用品 ( 簡易トイレ 携帯トイレなど 量的補完 ) カ紙おむつ 生理用品 ( 量的補完 ) 8 市町村との連携 (1) 情報の共有いわゆる プッシュ型 支援を行うことを想定し 平時から どこにどれだけの物資の備蓄があるか 地域特性等を考慮し 地域ごとにどのような物的支援のニーズが高いか 支援物資集積のための拠点等をどこに設定しているのかなど 県 市町村における必要な情報の共有化を図るため 千葉県防災情報システムの積極的活用を図ることとし 同システムへの登録データの随時更新を関係機関が実施することにより 情報の鮮度を保持するよう努める 同システムで管理できない情報等については 県が定期的に調査を行うなど 最新情報の共有化に努めるものとする (2) 備蓄意識高揚のための取組の促進大規模災害が発生した場合には 特に発災初期を中心として 自助 共助による取組が欠かせない また 事業所等における事業継続のためにも 必要な物資の備蓄等が重要となる このため 県は 市町村と連携し 県民や事業所等に対する備蓄意識高揚のための取組を促進するよう努める 9 その他 (1) 備蓄物資の計画的管理食料 飲料水など明確な使用期限が設定されているものについては 備蓄倉庫内における保管場所などを含め計画的な管理に努め 円滑な更新ができるよう配慮するものとする 特に 使用期限が 1 年を切ったもの等については 防災訓練での定期的な活用の方法をあらかじめ定めておくなど 期限切れの不用品とならないよう工夫するものとする 11

(2) 備蓄物資や資機材 システム等の試験的な導入県は 技術革新等による備蓄物資や防災用の資機材 システムなどの情報収集に努め 試験的な導入などにより その有効性を検証し 県の施策に活かすとともに 市町村への情報提供に努めるものとする (3) 災害用医薬品等の備蓄及び調達県が行う災害用医薬品等の備蓄及び調達については 災害時における初期医療救護活動に資することを目的とし 以下のとおり取り扱っていくものとする ア災害用医薬品等の備蓄災害発生時の医薬品及び衛生材料の救護所等への供給を円滑に行うため 地域保健医療救護拠点 ( 健康福祉センター ( 保健所 ) 等 ) に災害用医薬品等を備蓄しており 今後も 定期的な点検及び更新を行うなど 備蓄医薬品等の計画的な管理に努める イ協定による医薬品等の調達県は アの不足が予測される場合は 千葉県医薬品卸協同組合との協定に基づき 医薬品等の調達を図るものとする 12