<4D F736F F F696E74202D208E9197BF342D315F91E6338FCD323190A28B498ED089EF82C982A882AF82E BD82C889BA908593B982CC >

Similar documents
知創の杜 2016 vol.10

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

構成 1 第 1 章 IoT 時代の新たな地域資源 1. IoT 時代の新たな地域資源とその可能性 2. 新たな地域資源の活用に向けた基本的視点 第 2 章地域におけるオープンデータ ビッグデータ利活用の推進 1. 地域におけるオープンデータ利活用の現状と課題 2. 地域におけるビッグデータ利活用の

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

企画書タイトル - 企画書サブタイトル -

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

NICnet80

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

<4D F736F F F696E74202D A B837D836C CA48F435F >


1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

社是 経営理念 長期ビジョン Ⅱ. 新中期経営計画 innovate on 2019 just move on! の概要 社是 人の和と創意で社会に貢献 経営理念 1. 最高の品質創りを重点に社業の発展を図り社会に奉仕する 2. 全員の創意を発揮し顧客のニーズに対応した特色ある技術を開発する 3.

新興国市場開拓事業平成 27 年度概算要求額 15.0 億円 (15.0 億円 ) うち優先課題推進枠 15.0 億円 通商政策局国際経済課 商務情報政策局生活文化創造産業課 /1750 事業の内容 事業の概要 目的 急速に拡大する世界市場を獲得するためには 対象となる国 地

5. 政治経済学部 ( 政治行政学科 経済経営学科 ) (1) 学部学科の特色政治経済学部は 政治 経済の各分野を広く俯瞰し 各分野における豊かな専門的知識 理論に裏打ちされた実学的 実践的視点を育成する ことを教育の目標としており 政治 経済の各分野を広く見渡す視点 そして 実践につながる知識理論

PowerPoint プレゼンテーション


実践版グローバル_本文.indd

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

資料4 国土交通省資料

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

資料 - 3 流山市浄水場運転及び維持管理等業務委託 落札者決定基準 平成 30 年 10 月 流山市上下水道局

第7次中期経営計画

資料 3 ー 1 環境貢献型商品開発 販売促進支援事業 環境省市場メカニズム室

12_15_中期計画表紙.ai

地域子育て支援拠点事業について

アニュアルレポート2016

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

2

4-(1)-ウ①

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

untitled

H28秋_24地方税財源

PowerPoint プレゼンテーション

第 1 部 施策編 4

施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

一太郎 10/9/8 文書

中井町緑の基本計画(概要版)

2015 年度 ~2017 年度中期経営経営計画 14 中計 1. 当社が目指すもの企業理念と Vision E 2.11 中計 中計 (2nd STAGE / 2012~ 年度 ) の成果 - Vision E における 11 中計の位置づけと成果 - 1

20 21 The Hachijuni Bank, LTD.

1. 実現を目指すサービスのイメージ 高齢者や障害者 ベビーカー利用者など 誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の構築のため あらゆる人々が自由にかつ自立的に移動できる環境の整備が必要 ICT を活用した歩行者移動支援サービスでは 個人の身体状況やニーズに応じて移動を支援する様々な情報


資料1 第1回会議のポイントについて

TRY TRY TRY TRY TRY 5

【課題1】海外の企業・人材が東京でビジネスをしやすい環境づくり~【参考】民間によるビジネス交流拠点の例

各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市


<4D F736F F F696E74202D E291AB8E9197BF A F82CC8A A390698DF42E707074>

PrimoPDF, Job 20

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

平成 21 年度資源エネルギー関連概算要求について 21 年度概算要求の考え方 1. 資源 エネルギー政策の重要性の加速度的高まり 2. 歳出 歳入一体改革の推進 予算の効率化と重点化の徹底 エネルギー安全保障の強化 資源の安定供給確保 低炭素社会の実現 Cool Earth -1-

中期目標期間の業務実績報告書

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

P00041

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

CO-CEO 4/1 4/1 4/1 IR 2

平成30年度事業計画書(みだし:HP用)

説明会

トヨタの森づくり 地域・社会の基盤である森づくりに取り組む

< F2D EE888F8288FA48BC E6A7464>

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

( 参考様式 1) ( 新 ) 事業計画書 1 事業名 : 2 補助事業者名 : 3 事業実施主体名 : Ⅰ 事業計画 1 事業計画期間 : 年 月 ~ 年 月 記載要領 事業計画期間とは 補助事業の開始から事業計画で掲げる目標を達成するまでに要する期間とし その期限は事業実施年 度の翌年度から 3

中期経営計画

Microsoft Word - H290324優先的検討規程(裁定).docx

資料 ( 文部科学省 ) 第 2 回国と地方のシステム WG 御説明資料 平成 29 年 3 月 6 日スポーツ庁提出資料

1

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

<4D F736F F D E9197BF32817A8AEE967B8D5C917A8A FC92E8817A2E646F63>

審査の品質管理において取り組むべき事項 ( 平成 27 年度 ) 平成 27 年 4 月 28 日 特許庁 特許 Ⅰ. 質の高い審査を実現するための方針 手続 体制の整備 審査の質を向上させるためには 審査体制の充実が欠かせません そこで 審査の効率性を考慮しつつ 主要国と遜色のない審査実施体制の確

untitled

<4D F736F F D20918D8D878CF095748BE C8D4C93878E73816AC1AAAFB8BCB0C42E646F63>

Microsoft Word - 02_.{...i.T.v...j

( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1

人材育成 に関するご意見 1) 独立行政法人情報通信研究機構富永構成員 1 ページ 2) KDDI 株式会社嶋谷構成員 8 ページ 資料 7-2-1

スキル領域 職種 : マーケティング スキル領域と MK 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構

ANNUAL REPORT

内部統制ガイドラインについて 資料

Microsoft Word - 基本方針案ver.3.33

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

PowerPoint プレゼンテーション

火山防災対策会議の充実と火山活動が活発化した際の協議会の枠組み等の活用について(報告)【参考資料】

(3) 技術開発項目 長周期波の解明と対策 沿岸 漁場の高度利用 ライフサイクルコストに基づく施設整備と診断技術 自然災害( 流氷 地震 津波など ) に強いみなとづくり 等 30 項目 技術開発項目として 30 項目の中から 今後 特に重点的 積極的に取り組んでいく必要のある技術開発項目として 1

(Microsoft Word - \201\2403-1\223y\222n\227\230\227p\201i\215\317\201j.doc)

業績向上の為にリーダーがやること ~成果主義を成長の機会に変える~

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向 6 (3) 国民

処遇体系処遇体系の再構築再構築 は世代分断世代分断の賃金削減施策 処遇体系の再構築 施策は これまでに 雇用選択 を受けた 既選択世代 と 50 歳以下の 未選択世代 を意図的に分断し それぞれに厳しい賃下げを押し付け る不合理なものです 既選択世代に是正措置是正措置なし まず 重大なことは これま

自転車活用推進に関係する本市既存計画 例規 (2) 計画名駐車基本計画 (H11 年 3 月策定 ) 都市計画局 大阪都市魅力創造戦略 2020( H28 年 11 月策定 ) 経済戦略局 駐車場法 1999( H11) 年度から 2016( H28) 年度から 駐車政策の基本方針 1

道州制基本法案(骨子)

企業ネットワークによる地球温暖化に関する政策提言についてのアンケート

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1


企画書タイトル - 企画書サブタイトル -

Transcription:

資料 4-1 第 3 章 21 世紀社会における 新たな下水道の姿と目標 ( 案 )

第 3 章全体構成 は資料 4-2 の対応頁を示す 第 2 章 ( まとめ ) 第 3 章 2. 社会経済情勢の変化を踏まえた国民 社会が求めるインフラ像 1.21 世紀社会における下水道像 (5 つのスローガン コード ) 2. 基本コンセプトと 3 つの柱 3.3 つの柱の基本方針と長期的な目標 1) 時代 地域ニーズへの対応下水道像 Ⅰ 基本コンセプト (1) 水 資源 エネルギー循環のみちの構築ネクサス下水道 1 総合的な水 バイオマス管理システムの構築 2) 経営的視点の内在 下水道像 Ⅱ レジリエント下水道 循環のみち 下水道の進化 2 ゼロエミッション型下水道システムの構築 3 水 資源 エネルギーの供給拠点化 3) 管理運営時代における最適化 4) 水 資源 エネルギーの循環 5) グローバル化 下水道像 Ⅲ サステナブル下水道 下水道像 Ⅳ イノベーション下水道 下水道像 Ⅴ グローバル下水道 3 つの柱 (1) 水 資源 エネルギー循環のみちの構築 (2) 持続可能性の追求 (3) 新たな価値共創 (2) 持続可能性の追求 1 人 モノ カネの持続可能な一体管理の確立 2 平常時と非常時のマネジメントの確立 3 ナレッジマネジメントの確立 4 下水道産業の活性化 成熟化 5 下水道への国民理解の醸成 (3) 新たな価値共創 1 他産業との連携によるイノベーション 貢献分野の拡大 2 本邦企業の水メジャー化 1 2 頁 3 4 頁 5 6 頁 6 11 頁 1

21 世紀社会における下水道像 (5 つのスローガン コード ) 3 4 頁 Ⅰ: ネクサス ( ) 下水道水 資源 エネルギーの一体マネジメントにより環境にやさしい地域 社会づくりに貢献 Ⅱ: レジリエント下水道大規模災害 ( 地震 津波 局地的集中豪雨 ) 時においても 下水の排除 処理機能を発揮し 国民の健康 生命及び財産を保護 保全 Ⅲ: サステナブル下水道財政 人材の制約の中においても 365 日 24 時間絶え間なく 各地域において最適なサービスを持続的に提供 Ⅳ: イノベーション下水道幅広い分野 ( 農業 水産業 ICT 金融 総合商社など) との連携を通じ社会に新しい価値を提供 Ⅴ: グローバル下水道海外水市場でビジネス展開できる我が国発のグローバル企業を産み出し 我が国の経済の持続的成長に貢献 Resilient Innovation Nexus Global Sustainable ( ) ネクサス (nexus): 連結 連鎖 繋がり R I N G S ( 環 )

基本コンセプト と 3 つの柱 の再構築 5 6 頁 総合的な水 バイオマス管理システムの構築 ゼロエミッション型下水道システムの構築 水 資源 エネルギーの供給拠点化 ( ) 他産業との連携によるイノベーション 貢献分野の拡大 本邦産業の水メジャー化 人 モノ カネの持続的な一体管理の確立 平常時と非常時のマネジメントの確立 ナレッジマネジメントの確立 下水道産業の活性化 成熟化 下水道への国民理解の醸成 ( ) 新たな価値共創 : 多様な主体 分野との連携により新たな価値を生み出すこと 基本コンセプト : 循環のみち 下水道の進化 3

3 つの柱 に係る現行ビジョンと新ビジョンの関係 5 6 頁 (1) 水 資源 エネルギー循環のみちの構築 現ビジョン 水のみち 資源のみち を個別に施策展開 新ビジョン 水 資源 エネルギーの一体マネジメントによる最適化 (2) 持続可能性の追求 現ビジョン 施設再生 としてモノの視点で施策展開 新ビジョン 人 モノ カネの持続可能な一体管理 (3) 新たな価値共創 < 新規項目 > 新ビジョン 多様な主体 分野との連携による貢献分野の拡大 4

3 つの柱 : 基本方針と長期的な目標 5

(1) 水 資源 エネルギー循環のみちの構築 基本方針 6 8 頁 下水道が集約 ( ) する水 資源 エネルギーの循環を一体的にマネジメント 広域的 ( 流域単位など ) に水 バイオマス関連事業と連携 生活用水の約 95% に相当する水量が下水道を経由 長期的な目標 水 資源 エネルギーの一体マネジメントによる最適化 1 総合的な水 バイオマス管理システムの構築 水 バイオマス関連事業との連携 施設管理の広域化 効率化 ( 他バイオマスの受入 水関連施設の一体的管理 取排水系統の最適化等 ) 2ゼロエミッション型下水道システムの構築 省エネルギー型機器 処理システムの導入による消費エネルギーの削減 下水熱 バイオマス 小水力 太陽光等再生可能エネルギーの活用によるエネルギー自立 汚泥の埋め立て処分や N 2 O などの温室効果ガスの排出を限りなくゼロに リスク物質の適正なコントロール 3 水 資源 エネルギーの供給拠点化 他バイオマスの集約や革新的システムの導入等による水 資源 エネルギーの集約 供給拠点化 下水熱エネルギーと再生水の一体的利用 放流先に応じた能動的な水質 水量管理 6

(2) 持続可能性の追求 8 10 頁 基本方針 循環のみち という高付加価値の下水道サービスを継続的に提供するためには 盤石の事業運営基盤 ( 土台 ) の構築が不可欠 今までの インフラ = モノ を中心とした視点に加え 今後は事業運営に関わる 人 カネ も重要な要素として一体的に捉え インフラシステム として最適化 新たなニーズに対して 管理 更新においても機能高度化をタイムリーに実現 平常時の事業運営と一体的に非常時のマネジメントを捉えたリスク管理を徹底 国民の 共感 理解 の醸成を図ることにより 下水道界に 人 と カネ を集め さらに 魅力 と 活力 を拡大させ 下水道界全体が成長 人 モノ カネの持続可能な一体管理 長期的な目標 1 人 モノ カネの持続可能な一体管理の確立 人 モノ カネという経営資源を一体的に捉えたアセットマネジメントを実現する組織へと進化 アセットマネジメント計画による経営的視点を含む施設管理の最適化を実現 従来の 建設 を中心に作られた法制度や予算制度 規制 基準 運営体制等を抜本的に見直し 管理 運営 の時代に適した形に転換 革新的技術等の活用を図りつつ 管理 運営 という仕事を変革し その魅力を向上 7

2 平常時と非常時のマネジメントの確立 平常時と非常時のマネジメントを適切に組み合わせ 防災 減災対策を再構築 既存ストックを活用 老朽化対策と一体となった防災対策を実施 3 ナレッジマネジメントの確立 限られたリソースの下で 円滑な事業運営や技術継承が可能となるナレッジマネジメントを確立 情報 ナレッジの国レベルでの集約 共有化 オープン化 多様な主体におけるコミュニケーションの円滑化 目標の共有 ベストプラクテイスの水平展開 水平展開のなかで新たなナレッジ ニーズ シーズを集約しスパイラルアップ 4 下水道産業の活性化 成熟化 365 日 24 時間下水道を停止させず 住民の生活を支える地域企業を持続 発展 官民の適切な役割分担のもと 事業運営全般に対して民間企業が参画できる仕組みを構築 下水道産業のブランド プレゼンスを向上させ 人材や資金を惹きつける産業へ 5 下水道への国民理解の醸成 必要な予算や人員を確保するため 下水道の役割 ポテンシャル 整備効果 サービス水準及び経営状況を明らかにして下水道の真の 見える化 を推進し 国民にとっての 自分ゴト化 を実現 8

(3) 新たな価値共創 基本方針 10 12 頁 社会 国民に対し常にアクション思考で新たな価値を提案 下水道ポテンシャルを活かし 多様な主体 分野と連携 協働 日本の枠を超え 世界の水問題を解決 水ビジネス市場を獲得水ビジネ 多様な主体 分野との連携による貢献分野の拡大 長期的な目標 1 他産業との連携によるイノベーション 貢献分野の拡大 農業 水産業 エネルギー ICT 金融 総合商社など他産業と連携 協働により 管路ネットワーク 水 資源 エネルギーなどの下水道ポテンシャルの活用方策等をイノベート ( 例えば 下水汚泥固形燃料化 下水熱利用等に次ぐ新たな事業手法 ビジネスを創出下水熱利用等に次ぐ新たな事業手法 ) 2 本邦企業の水メジャー化 グローバル競争力強化に向けた官民連携 研究開発の促進 ( グローバル市場向けシステム等 ) グローバルに活躍できる人材の発掘 育成支援 戦略的な国際標準の獲得 グローバル化に対応した国内市場整備 ( コンセッション型事業等 ) 9