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Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

乳児家庭全戸訪問事業(一部改正)

老高発 0713 第 1 号 平成 30 年 7 月 13 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省老健局高齢者支援課長 ( 公印省略 ) 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について の一部改正について 今般 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について (

Microsoft PowerPoint - 資料8 家計相談支援事業について

老発第    第 号

地域支援事業交付金の算定方法について

年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

( 別添 2) 多重債務者相談強化キャンペーン 2019 の実施要領多重債務者対策本部 日本弁護士連合会 ( 以下 日弁連 という ) 日本司法書士会連合会 ( 以下 日司連 という ) 及び日本司法支援センター ( 以下 法テラス という ) が共催で 令和元年 9 月 1 日 ( 日 ) から

都道府県医師会 情報システム担当理事殿 ( 情シ 35) 平成 30 年 11 月 6 日日本医師会常任理事石川広己 医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策の周知について 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます 日頃より会務運営に対しましてご高配を賜り深く感謝申し上げます 医療機関でのIT

イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

Microsoft Word _特定施設水道連結型スプリンクラー設備の配管における適切な施工について.docx

消防災第 71 号 平成 22 年 2 月 24 日 各都道府県消防防災主管部長殿 総務省消防庁国民保護 防災部防災課長 ( 公印省略 ) 公務員の消防団への入団促進について ( 通知 ) 消防団員は 普段はそれぞれに他の職業をもつ地域住民により構成され 非常災害が発生した際に 自らの地域は自らで守

別添 社会福祉法人会計基準の制定について ( 平成 23 年 7 月 27 日厚生労働省雇用均等 児童家庭局長 社会 援護局長 老健局長連名通知 )- 対照表 - 雇児発 0727 第 1 号 雇児発 0727 第 1 号 社援発 0727 第 1 号 社援発 0727 第 1 号 老 発 0727

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01 鑑文

淀川区生活困窮者

Microsoft Word (全文)障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく自立支援給付と介護保険制度との適用関係等について

事務連絡 平成 29 年 10 月 25 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 平成 28 年熊本地震の被災地域での建設工事等における 予定価格の適切な設定等について 公共工事の予定価格の設定については 市場における労務及び資材等の最新の実勢価格を適切に反映させつつ 実際の施工

薬食機発 0131 第 1 号平成 25 年 1 月 31 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長 薬事法に基づく登録認証機関の基準改正に伴う留意事項について ( その 2) 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という )

障発 第 7 号 平成 31 年 2 月 15 日 都道府県知事 各指定都市市長殿 中核市市長 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部長 ( 公印省略 ) 障害者に対する航空旅客運賃の割引について の一部改正について ( 通知 ) 身体障害者 知的障害者及び精神障害者に係る航空旅客運賃

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生活困窮者支援事業について 平成 28 年 11 月 14 日市長定例記者会見資料 2 さまざまな悩みを抱える生活困窮者 仕事はしたいけど 今日食べるものもないな 実施住居確保給付金必須事業安定的に就職活動を行うことができるよう, 有期で家賃相当額を支給 借金の返済 子どもの将来が心配だな 高知市生

指定保育士養成施設の各年度における業務報告について新旧対照表 ( 下線部 : 変更箇所 ) 改正後 現行 雇児発 0722 第 6 号 雇児発 0722 第 6 号 平成 22 年 7 月 22 日 平成 22 年 7 月 22 日 一部改正雇児発 0808 第 4 号 一部改正雇児発 0808 第

再生の見通しなどを記載した 貸付あっせん書 を作成し, 本人の家計の状況や家計再生プ ラン等を貸付期間と共有し, 貸付の円滑 迅速な審査につなげる 7 業務の具体的な実施方法家計相談支援事業と自立相談支援事業は, アセスメントの結果や相談者の状況変化等の必要な情報を常に共有し, 適切に連携を図りなが

別添 保発 1216 第 4 号平成 28 年 12 月 16 日 全国健康保険協会理事長殿 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 出産育児一時金等の支給申請及び支払方法について の一部改正について 出産育児一時金及び家族出産育児一時金 ( 以下 出産育児一時金等 という ) の直接支払制度の取扱い

ナショナル・トラスト税制関係通知

長は 特措法第 39 条第 1 項に規定する地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等の探索に必要な限度で その保有する同項に規定する土地所有者等関連情報を その保有に当たって特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができることとなります ( 特措法第 39 条第

管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

Microsoft Word - 02-頭紙.doc

一について人口密集地域であり 簡易宿所が密集する地域を抱えていることから 全国的に見てもいわゆるホームレスの数が多い地域であると推測される東京都(特別区の区域に限る ) 川崎市 横浜市 名古屋市及び大阪市における野宿生活者等の数について各地方公共団体に聴取したところ それぞれの地方公共団体で 野宿生

年管発 0331 第 1 号 平成 29 年 3 月 31 日 日本年金機構理事長殿 厚生労働省大臣官房年金管理審議官 ( 公印省略 ) 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件等について 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件 ( 平成 29 年厚生労働省告示第 12

(鏡)会計基準改正(局長)

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Microsoft Word - 【案1】登録認証機関立入要領改正通知(Ver )

なお 本通知は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 245 条の 4 第 1 項の規 定に基づく技術的助言として発出するものであることを申し添える 2

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

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事務連絡 平成 31 年 4 月 23 日 各都道府県障害保健福祉主管課御中 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部 障害福祉課地域生活支援推進室 サービス管理責任者等研修の見直しに関する Q&A 等について 平素より障害保健福祉行政の推進に御尽力いただき厚く御礼申し上げます サービス管理責任者及び児

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

保発 第 9 号 平成 28 年 12 月 16 日 国民健康保険中央会長殿 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 出産育児一時金等の支給申請及び支払方法について の一部改正について 標記については 別添のとおり 全国健康保険協会理事長 健康保険組合理事長及 び都道府県知事あて通知し

260401【厚生局宛て】施行通知

平成22 年 11月 15日

老発第    第 号

高齢者虐待防止対応マニュアル別冊 6 関係機関との連携 (1) 各機関の役割 市町村や地域包括支援センター等の関係機関は それぞれ対応可能な範囲があります 範囲を超えた対応は行うことができません また 事例によって関係機関の対応を依頼する場合があります 市町村が中心となるコアメンバー会議によって 大

Taro-H291228改正通知 新生児聴覚検査の実施について(課長通知)

特定健康診査及び特定保健指導に係る自己負担額の医療費控除の取扱いの一部変更について(厚生労働省健康局長、保険局長:H )

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「配偶者からの暴力を受けた被扶養者の取扱い等について」の一部改正について

保育所、地域型保育事業及び認可外保育施設においてプール活動・水遊びを行う場合の事故の防止について (厚労省)通知

通知(写入)

Microsoft Word - 調査結果

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障害児・発達障害支援_

事務連絡平成 30 年 10 月 26 日 各都道府県消防防災主管課東京消防庁 各指定都市消防本部 } 殿 消防庁予防課 外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達及び避難誘導に関するガイドライン のリーフレットの配布について 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会が開

薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

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平成 29 年度定期監査 ( 第 1 回 ) の結果報告に基づき講じた措置内容等 墨田区長 監査委員意見について 監 査 結 果 の 内 容 措 置 内 容 (1) 事務処理の適正化について今回の監査では指摘事項に該当する事例はなかったものの 指導 注意事項の事例については これまでの重ねての指摘に

Taro 社福軽減(新旧)

Microsoft Word - 【発送版】製造所の登録通知

置することとする (1) ファイナンシャルプランナーの資格を有する者 (2) その他 (1) に掲げる者と同等の能力または実務経験を有する者 ( 支援回数等 ) 第 9 条事業者は 事業を原則として月 2 回程度実施するものとし 1 回当たりの実施時間は4 時間を基準とする ( 支援の期間 ) 第

る準備としての基礎能力の形成を 計画的かつ一貫して行う支援業務 (3) 生活困窮者家計相談支援事業イ 家計相談支援事業の手引き( 平成 27 年 3 月 6 日付け社援地発 0306 第 1 号厚生労働省社会 援護局地域福祉課長通知別添 4) に基づき行う業務 ロ家計に問題を抱える生活困窮者からの相

平成27年度事業計画書

○年金と同様に「腎硬化症」を追記して問題ないか○肝疾患の認定基準の見直しの際も移植の取扱いについて追記し ているため、腎

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員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

Microsoft Word _正当理由通知(薬局医薬品) (反映)

PowerPoint プレゼンテーション

平成17年 月 日

加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

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このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

【事務連絡】国における一般的広報及び市町村における広報の注意事項について

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

ICH Q4B Annex12

正誤表

【資料3】「児童福祉法等の一部を改正する法律」の概要(7.22現在)

平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

国立市の状況 国立市 面積 約 8.15km2 人口 74,593 人 (H ) 高齢化率 21.5%(H ) 保護率 13.6 (H )

Microsoft PowerPoint - 表紙.pptx

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薬生安発 0302 第 1 号 平成 30 年 3 月 2 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 ( 公印省略 ) 医薬品リスク管理計画の実施に基づく再審査期間終了後の評価報告について の一部改正について 再審査期間中の新医薬品以外の医薬品の医薬品リ

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介護保険施設等における利用者の安全確保及び非常災害時の体制整備の強化・徹底について

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別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

ホームレスへの自立支援のあり方について

( 問い合わせ先 ) 障害福祉関係 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部障害福祉課障害児 発達障害者支援室障害児支援係 TEL: ( 内線 :3102,3 037) 医療関係 厚生労働省医政局地域医療計画課在宅医療推進室在宅医療係 TEL: ( 内線 :2

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00 事務連絡案

【事務連絡】「高額療養費制度の見直しに関するQ&A」の送付について

生活困窮者支援の課題提言 第四次産業革命がもたらす富や機会の格差解消

1 0 年保存 基発 第 1 号 平成 3 0 年 3 月 9 日 都道府県労働局長殿 厚生労働省労働基準局長 ( 公印省略 ) 労働基準法施行規則の一部改正について 労働基準法施行規則の一部を改正する省令( 平成 30 年厚生労働省令第 21 号 ) が平成 30 年 3 月 9

Transcription:

別添 13 社援地発 1001 第 13 号 平成 3 0 年 1 0 月 1 日 都道府県 各指定都市生活困窮者自立支援制度主管部 ( 局 ) 長殿 中核市 厚生労働省社会 援護局地域福祉課長 ( 公印省略 ) 生活困窮者自立支援法の施行に伴う多重債務者対策担当分野との連携について ( 通知 ) の一部改正について 生活保護に至る前の段階にある生活困窮者に対する自立支援策を強化するため 平成 27 年 4 月から施行された生活困窮者自立支援法 ( 平成 25 年法律第 105 号 以下 法 という ) について 生活困窮者等の一層の自立の促進を図るため 今般 生活困窮者等の自立を促進するための生活困窮者自立支援法等の一部を改正する法律 ( 平成 30 年法律第 44 号 以下 改正法 という ) が平成 30 年 6 月 8 日に公布され 同法による改正後の法が 同年 10 月 1 日から順次施行される これに伴い 今般 生活困窮者自立支援法の施行に伴う多重債務者対策担当分野との連携について ( 通知 ) ( 平成 27 年 3 月 27 日付け社援地発 0327 第 11 号 厚生労働省社会 援護局地域福祉課長通知 ) の一部を別紙の新旧対照表のとおり改正したので 各地方公共団体におかれては 改正法による改正後の法の内容も含め 法の趣旨や内容を理解の上 更なる連携の推進を図っていただくとともに 各都道府県におかれては 管内市町村 ( 指定都市及び中核市を除く ) 関係機関及び関係団体等に広く周知いただくよう よろしくお願いしたい なお 本通知は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 245 条の4 第 1 項の規定による技術的な助言であることを申し添える

別 紙 新旧対照表 ( 下線部分は改正部分 ) 改正後現行 生活困窮者自立支援制度と多重債務者対策担当分野との連携について 生活困窮者自立支援法の施行に伴う 多重債務者対策担当分野との連携について ( 通知 ) 生活保護に至る前の段階にある生活困窮者に対する自立支援策を強化するため平成 27 年 4 月から施行された生活困窮者自立支援法 ( 平成 25 年法律第 105 号 以下 法 という ) について 生活困窮者等の一層の自立の促進を図るため 今般 生活困窮者等の自立を促進するための生活困窮者自立支援法等の一部を改正する法律 ( 平成 30 年法律第 44 号 以下 改正法 という ) が平成 30 年 6 月 8 日に公布され 同法による改正後の法が 同年 10 月 1 日から順次施行される 生活困窮者自立支援制度は 生活困窮者に対し その就労の状況 心身の状況 地域社会からの孤立の状況など様々な状況又はそれらの複合的な状況に応じて 自立相談支援事業を中核に 住居確保給付金の支給 就労準備支援事業や家計改善支援事業の実施等により包括的かつ早期的な支援を提供するものである 本制度に基づき生活困窮者に対する包括的かつ早期的な支援を行うためには 法に基づく事業のみならず 他制度 他事業との連携が重要であり その中で多重債務者対策との連携も必要である このため これまで本通知及び多重債務相談及び消費生活相談担当部局長宛の 生活困窮者自立支援法の施行に伴う関係部署等との連携について ( 平成 27 年 3 月 31 日付金総第 2188 号 消政策第 135 号 ) において 生活困窮者自立支援制度と多重債務者対策の積極的な連携の推進を図ってきたところである そうした中 連携を強化する観点から 改正法による改正後の法第 8 条の規定において 福祉事務所設置自治体の福祉 就労 教育 税務 住宅その他の関係部局において 生活困窮者を把握したときは 生活困窮者本人に対して生活困窮者自立支援制度の利用の勧奨等を行うことが努力義務とされたところであり 福祉事務所設置自治体における多重債務相談及び消費生活相談担当部署についても これらの関係部局に該当するものとして想定している ついては 生活困窮者本人の状況に応じたより包括的な支援が提供されるよう更なる連携を進めていただくとともに 各都道府県におかれては 管内市町村 ( 特別区を含む ) 及び関係機関等に周知いただくよう よろしくお願いしたい また 本通知の内容については 所管省庁を通じて 各自治体の多重債務者対策担当部局にも周知されるので ご了知いただきたい ( 略 ) 平成 27 年 4 月から生活保護に至る前の段階にある生活困窮者に対する自立支援策を強化するための生活困窮者自立支援法 ( 平成 25 年法律第 105 号 以下 新法 という ) が施行される 本制度に基づき生活困窮者に対する包括的な支援を行うためには 新法に基づく事業のみならず 他制度 他事業との連携が重要であり その中で多重債務者対策との連携も必要である 具体的には 多重債務等の課題を抱える方の支援においては 新法に基づく自立相談支援機関等 ( 家計相談支援事業を実施している場合は 家計相談支援事業を行う機関を中心に連携を図ることが想定される ) と多重債務者相談窓口及び消費生活相談窓口 法テラス 弁護士会や司法書士会等との連携が重要である 連携体制を構築する際には 例えば 多重債務者対策の連絡会議その他既に庁内に設置されている連絡会議等の場を活用し 両制度の役割分担 個別支援に向けた体制面での連携と円滑な連携のための方策の検討等を行うことが必要である 各自治体等におかれては 本人の状況に応じたより包括的な支援が提供されるよう積極的に連携を進めていただくとともに 各都道府県におかれては 管内市町村 ( 指定都市及び中核市を除く ) 及び関係機関等に周知いただくよう よろしくお願いしたい また 当該通知については 所管省庁を通じて 各自治体の多重債務者対策担当部局にも周知されるので ご了知いただきたい ( 略 ) 記 1 連携に当たっての基本的な考え方生活困窮者の中には 多重債務又は過剰債務を抱えその返済が困難となっている者や 債務整理を法律専門家に依頼した直後の者や債務整理途上の者も一定数存在する こうした多重債務を抱える者等に対しては 債務整理及び生活再建に向けた支援が必要であるが

多重債務相談窓口及び消費生活相談窓口による相談支援やそれらの相談窓口を通じた法律専門家による債務整理とともに 法に基づく家計改善支援事業 ( ) を実施する機関等 ( 家計改善支援事業を実施していない自治体においては 自立相談支援事業を行う機関 以下同じ ) により 家計の 見える化 を図った上で 家計の改善に関する意欲を引き出しつつ相談者自身の家計を管理する力を高め 生活の再建に向けた支援が相互に連携して行われることが求められる このため 家計改善支援事業を実施する機関等は 多重債務を抱える者等に対する債務整理への対応も含めた生活再建に向けた総合的な支援を行う観点から 多重債務相談窓口及び消費生活相談窓口や 法律に関する専門機関である法テラス 弁護士会及び司法書士会等との連携が重要である これら多重債務相談窓口等との連携に当たっては 例えば 家計改善支援事業を実施する機関等が 家計改善に向けた債務整理等の情報提供や専門的な助言 また債務整理に関係する窓口等へのつなぎや同行を行うことにより 多重債務等の課題を含めた経済的な問題を解決し 自立に向けた継続的な支援を行っていくことが期待される ( ) 家計改善支援事業については 従来 家計相談支援事業として行ってきたものを 家計の状況を明らかにし 収支の見直しをともに考え 主体的に家計を管理する意欲を高めるための伴走型支援が行われているといった現場の実践を踏まえ 家計の改善に取り組む力を育てる支援との位置づけの明確化を図る観点から 改正法によりその名称が改められたもの 2 連携体制の構築連携体制を構築する際には 例えば 多重債務者対策の関係会議やその他消費者行政関係会議のように既に庁内に設置されている会議等の場を活用し 両制度の役割分担やそれぞれの相談窓口への誘導方法などの個別支援に向けた体制面での連携 両制度担当者へのそれぞれの制度や現況の説明などの円滑な連携等を実現するために対応していくことが期待される 3 自立相談支援事業等の利用勧奨生活困窮者自立支援制度においては 平成 27 年 4 月の施行後 着実に支援の効果が現れてきている一方で 適切な支援を受けることができていない生活困窮者が依然として数多く存在するとの指摘がある 生活困窮者の中には 日々の生活に追われ また 自尊感情の低下等により 自ら自立相談支援事業の相談窓口に相談をすることが困難な者も少なくない このため 支援を必要とする生活困窮者が相談に訪れるのを待つのではなく その者に対し相談支援が届くようにするアウトリーチの観点が重要である また 自ら支援を求めることが困難な者に対して支援を行うためには 自立相談支援機関の主導による把握のみならず 様々な関係機関が生活困窮の端緒となる事象を把握した場合に 自立相談支援機関の相談窓口に確実につなげていくことが必要である 実際に 自立相談支援機関の相談窓口に生活困窮者をつなげた庁内関係機関が多い自治体ほど 自立相談支援事業における新規相談件数が多いとの調査結果もある これらを踏まえ 改正法による改正後の法第 8 条の規定により 福祉事務所設置自治体の福祉 就労 教育 税務 住宅その他の関係部局において 生活困窮者を把握したときは 生活困窮者本人に対して自立相談支援事業等の利用の勧奨等を行うことが努力義務とされたところである 当該規定に基づき 庁内における多重債務相談及び消費生活相談担当部署が相談等の業務の遂行に当たって生活困窮者を把握したときは 生活困窮者本人に対して自立相談支援事業等の利用の勧奨を行うよう努めていただくこととしているので 生活困窮者自立支援制度主管部局におかれては ご了

知いただくとともに 多重債務相談及び消費生活相談担当部署への協力関係を促されたい

参考 ( 改正後全文 ) 社援地発 0327 第 11 号平成 2 7 年 3 月 2 7 日一部改正社援地発 1001 第 13 号平成 3 0 年 1 0 月 1 日 都道府県 各指定都市生活困窮者自立支援制度主管部 ( 局 ) 長殿 中核市 厚生労働省社会 援護局地域福祉課長 ( 公印省略 ) 生活困窮者自立支援制度と多重債務者対策担当分野との連携について 生活保護に至る前の段階にある生活困窮者に対する自立支援策を強化するため平成 27 年 4 月から施行された生活困窮者自立支援法 ( 平成 25 年法律第 105 号 以下 法 という ) について 生活困窮者等の一層の自立の促進を図るため 今般 生活困窮者等の自立を促進するための生活困窮者自立支援法等の一部を改正する法律 ( 平成 30 年法律第 44 号 以下 改正法 という ) が平成 30 年 6 月 8 日に公布され 同法による改正後の法が 同年 10 月 1 日から順次施行される 生活困窮者自立支援制度は 生活困窮者に対し その就労の状況 心身の状況 地域社会からの孤立の状況など様々な状況又はそれらの複合的な状況に応じて 自立相談支援事業を中核に 住居確保給付金の支給 就労準備支援事業や家計改善支援事業の実施等により包括的かつ早期的な支援を提供するものである 本制度に基づき生活困窮者に対する包括的かつ早期的な支援を行うためには 法に基づく事業のみならず 他制度 他事業との連携が重要であり その中で多重債務者対策との連携も必要である このため これまで本通知及び多重債務相談及び消費生活相談担当部局長宛の 生活困窮者自立支援法の施行に伴う関係部署等との連携について ( 平成 27 年 3 月 31 日付金総第 2188 号 消政策第 135 号 ) において 生活困窮者自立支援制度と多重債務者対策の積極的な連携の推進を図ってきたところである そうした中 連携を強化する観点から 改正法による改正後の法第 8 条の規定において 福祉事務所設置自治体の福祉 就労 教育 税務 住宅その他の関係部局において 生活困窮者を把握したときは 生活困窮者本人に対して生活困窮

者自立支援制度の利用の勧奨等を行うことが努力義務とされたところであり 福祉事務所設置自治体における多重債務相談及び消費生活相談担当部署についても これらの関係部局に該当するものとして想定している ついては 生活困窮者本人の状況に応じたより包括的な支援が提供されるよう更なる連携を進めていただくとともに 各都道府県におかれては 管内市町村 ( 特別区を含む ) 及び関係機関等に周知いただくよう よろしくお願いしたい また 本通知の内容については 所管省庁を通じて 各自治体の多重債務者対策担当部局にも周知されるので ご了知いただきたい なお 本通知は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 245 条の4 第 1 項の規定による技術的な助言であることを申し添える 記 1 連携に当たっての基本的な考え方生活困窮者の中には 多重債務又は過剰債務を抱えその返済が困難となっている者や 債務整理を法律専門家に依頼した直後の者や債務整理途上の者も一定数存在する こうした多重債務を抱える者等に対しては 債務整理及び生活再建に向けた支援が必要であるが 多重債務相談窓口及び消費生活相談窓口による相談支援やそれらの相談窓口を通じた法律専門家による債務整理とともに 法に基づく家計改善支援事業 ( ) を実施する機関等 ( 家計改善支援事業を実施していない自治体においては 自立相談支援事業を行う機関 以下同じ ) により 家計の 見える化 を図った上で 家計の改善に関する意欲を引き出しつつ相談者自身の家計を管理する力を高め 生活の再建に向けた支援が相互に連携して行われることが求められる このため 家計改善支援事業を実施する機関等は 多重債務を抱える者等に対する債務整理への対応も含めた生活再建に向けた総合的な支援を行う観点から 多重債務相談窓口及び消費生活相談窓口や 法律に関する専門機関である法テラス 弁護士会及び司法書士会等との連携が重要である これら多重債務相談窓口等との連携に当たっては 例えば 家計改善支援事業を実施する機関等が 家計改善に向けた債務整理等の情報提供や専門的な助言 また債務整理に関係する窓口等へのつなぎや同行を行うことにより 多重債務等の課題を含めた経済的な問題を解決し 自立に向けた継続的な支援を行っていくことが期待される ( ) 家計改善支援事業については 従来 家計相談支援事業として行ってき たものを 家計の状況を明らかにし 収支の見直しをともに考え 主体的 に家計を管理する意欲を高めるための伴走型支援が行われているといっ

た現場の実践を踏まえ 家計の改善に取り組む力を育てる支援との位置 づけの明確化を図る観点から 改正法によりその名称が改められたもの 2 連携体制の構築連携体制を構築する際には 例えば 多重債務者対策の関係会議やその他消費者行政関係会議のように既に庁内に設置されている会議等の場を活用し 両制度の役割分担やそれぞれの相談窓口への誘導方法などの個別支援に向けた体制面での連携 両制度担当者へのそれぞれの制度や現況の説明などの円滑な連携等を実現するために対応していくことが期待される 3 自立相談支援事業等の利用勧奨生活困窮者自立支援制度においては 平成 27 年 4 月の施行後 着実に支援の効果が現れてきている一方で 適切な支援を受けることができていない生活困窮者が依然として数多く存在するとの指摘がある 生活困窮者の中には 日々の生活に追われ また 自尊感情の低下等により 自ら自立相談支援事業の相談窓口に相談をすることが困難な者も少なくない このため 支援を必要とする生活困窮者が相談に訪れるのを待つのではなく その者に対し相談支援が届くようにするアウトリーチの観点が重要である また 自ら支援を求めることが困難な者に対して支援を行うためには 自立相談支援機関の主導による把握のみならず 様々な関係機関が生活困窮の端緒となる事象を把握した場合に 自立相談支援機関の相談窓口に確実につなげていくことが必要である 実際に 自立相談支援機関の相談窓口に生活困窮者をつなげた庁内関係機関が多い自治体ほど 自立相談支援事業における新規相談件数が多いとの調査結果もある これらを踏まえ 改正法による改正後の法第 8 条の規定により 福祉事務所設置自治体の福祉 就労 教育 税務 住宅その他の関係部局において 生活困窮者を把握したときは 生活困窮者本人に対して自立相談支援事業等の利用の勧奨等を行うことが努力義務とされたところである 当該規定に基づき 庁内における多重債務相談及び消費生活相談担当部署が相談等の業務の遂行に当たって生活困窮者を把握したときは 生活困窮者本人に対して自立相談支援事業等の利用の勧奨を行うよう努めていただくこととしているので 生活困窮者自立支援制度主管部局におかれては ご了知いただくとともに 多重債務相談及び消費生活相談担当部署への協力関係を促されたい