平成 28 年度革新的造船技術研究開発補助金の採択結果概要 補助対象 :IoT AI 等の革新的な技術を用いた 生産性向上に資する造船技術の研究開発 ( 補助率 :1/2 以下 ) 事業予算 :0.9 億円 ( 平成 28 年度 2 次補正 ) 7 億円 ( 平成 29 年度要求中 ) 採択案件 :

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Transcription:

平成 28 年度募集事業者名 今治造船 ( 株 ) ジャパンマリンユナイテッド ( 株 ) ( 公社 ) 日本船舶海洋工学会 三菱重工船舶海洋 ( 株 ) 平成 29 年度一次募集事業者名 今治造船 ( 株 ) ジャパンマリンユナイテッド ( 株 ) 鈴木造船 ( 株 ) 常石造船 ( 株 ) ( 公社 ) 日本船舶海洋工学会 福岡造船 ( 株 ) 三井造船 ( 株 ) 三菱重工業 ( 株 ) 三菱重工船舶海洋 ( 株 ) 平成 29 年度二次募集事業者名 今治造船 ( 株 ) 東京大学小池酸素工業 ( 株 ) ( 株 ) 新来島どっく ( 株 ) 名村造船所ジャパンマリンユナイテッド ( 株 ) ( 株 ) 神戸製鋼所日本ペイントマリン ( 株 ) 事業概要 AI 機能による溶接ロボット4 台連携システムの開発造船工程でのヒトのモニタリング 管理技術の開発海事産業における製品情報の高度利用のための情報共有基盤 SPEEDS のプロトタイプの開発造船現場のモノの見える化による艤装工程効率化技術の開発 事業概要レーザスキャナを用いた船体曲がり外板の製造支援 NCデータ準備が不要な溶接ロボットの開発造船工程での人と作業のモニタリング技術の開発オープンソース造船用 3D-CADの開発とモジュール化設計による生産性向上レーザ アークハイブリッド溶接の造船への導入に関する研究開発海事産業における製品情報の高度利用のための情報共有基盤 SPEEDS の拡張 ARマーカーを用いた船舶部品情報の活用技術の開発 Digital Twinによる造船工程の高度化に関する研究アルミ高速船 NC 現図への3D-CAD 適用に関する研究開発 3DとIoTの組合せによる建造効率化手法の研究開発 事業概要大型立体曲がりブロック用自動溶接ロボット6 台連携システム 造船工場の見える化システムの開発基盤の構築 片面サブマージアーク溶接法の品質改善と生産性向上塗膜界面の評価技術及び新型塗料の開発

平成 28 年度革新的造船技術研究開発補助金の採択結果概要 補助対象 :IoT AI 等の革新的な技術を用いた 生産性向上に資する造船技術の研究開発 ( 補助率 :1/2 以下 ) 事業予算 :0.9 億円 ( 平成 28 年度 2 次補正 ) 7 億円 ( 平成 29 年度要求中 ) 採択案件 :AI 自動溶接ロボット 造船工程のヒト モノの見える化 3 次元設計情報共有基盤の研究開発等 4 件 3 次元設計情報共有基盤開発実施者 :( 公社 ) 日本船舶海洋工学会 採択した研究開発内容の概要 AI 機能による溶接ロボット 4 台連携システム開発実施者 : 今治造船 ( 株 ) 多様な設計ツールで作成される船舶の各部 3D 設計情報を統合し 塗装等の最適作業計画を作成するシステムにより 工程を効率化 船体構造の膨大な平板部材の組立接合において 3D 設計情報を基に 複数台で連携して作業手順や配分を判断しながら自動溶接をするロボットにより 溶接の生産性及び生産量を向上 造船工程でのヒトのモニタリング 管理技術開発実施者 : ジャパンマリンユナイテッド ( 株 ) IoT により 作業員の動きを把握 ( ヒトの 見える化 ) し 無駄 や 無理 を排除 造船現場でのモノの見える化による艤装工程効率化技術開発実施者 : 三菱重工船舶海洋 ( 株 ) IT 技術等を活用して最適な部材管理 ( モノの 見える化 ) を行い 造船工程を効率化

平成 29 年度革新的造船技術研究開発補助金の採択結果概要 1 補助対象 :IoT AI 等の革新的な技術を用いた 生産性向上に資する造船技術の研究開発 ( 補助率 :1/2 以下 ) 採択案件 : 新しい溶接方式の導入に関する研究 IT を利用した作業支援システム開発 造船工程のヒト モノの見える化 3 次元設計情報共有基盤の研究開発等 10 件 造船工程での人 作業のモニタリング開発実施者 : ジャパンマリンユナイテッド ( 株 ) IoT やセンサー技術を活用したタイムリーな現場の状況の把握 分析とその結果の現場へのフィードバックを可能とし 造船工程の効率化を図る 3D と IoT の組合せによる建造効率化開発実施者 : 三菱重工船舶海洋 ( 株 ) 3D モデルの情報や IoT を活用し 船殻ブロックの精度向上 建造作業計画精度の改善 製造 検査の効率化を図る 作業ステージ ( モノ ) の状態 作業定盤に何が置かれているのかという モノの位置や状態 を自動判別する技術の開発 作業内容 作業内容の分析技術開発 ( 作業音による作業分析技術の開発 人の状態 作業者の体調や得手不得手をモニタリングする技術 作業内容 作業内容の分析技術開発 ( 作業音による作業分析技術の開発 作業ステータス 艤装作業ステータスのモニタリング技術の確立 IoT やセンサー技術を活用して把握 分析する内容の例 3D モデルのイメージ

平成 29 年度革新的造船技術研究開発補助金の採択結果概要 2 3 次元設計情報共有基盤開発実施者 :( 公社 ) 日本船舶海洋工学会 多様な設計ツールで作成される船舶の各部 3 D 設計情報を相互に適用可能とし 業界が共通して使用可能な艤装品取付支援システム等を開発する Digital Twin による造船工程の高度化開発実施者 : 三井造船 ( 株 ) ヒト コト モノの電子管理システムによるリアルタイムで精度の高い生産実績の把握と 生産計画と生産実績の比較分析を可能とし 生産工程の効率化を図る 3 次元設計情報のイメージ比較分析のイメージ 造船用オープンソース 3D-CAD 開発実施者 : 鈴木造船 ( 株 ) アルミ高速船 NC 現図への 3D-CAD の適用開発実施者 : 三菱重工業 ( 株 ) 中小造船所や教育機関で容易に利用可能な造船用 3D-CAD を開発するとともに そのデータへベテラン設計者の暗黙知を付加し 技能継承を図る 造船用 3D-CAD のイメージ アルミ船に特有の押し出し材構造により従来困難であった 3 次元設計情報の活用を可能とするシステムを開発し 部材形状や生産工程の精緻な把握を通じて組立効率の向上を図る 3 次元設計情報のイメージ

平成 29 年度革新的造船技術研究開発補助金の採択結果概要 3 AR マーカーを用いた船舶部品管理開発実施者 : 福岡造船 ( 株 ) 数万点にも及ぶ船舶部品を ARマーカーを用いて管理するとともに 設計 資材 工程情報と紐付け 作業効率の改善を図る 隣り合う部品の品番を重畳表示 取り付ける部品の AR マーカーを認識 画面通りにつければいい NC データ準備が不要な自動溶接ロボット開発実施者 : ジャパンマリンユナイテッド ( 株 ) センシング技術を用いた自動認識機能により 事前の NC データ準備なしで利用可能な溶接ロボットを開発する AR 等を活用した曲がり外板の製造支援開発実施者 : 今治造船 ( 株 ) レーザスキャナによる曲がり外板の 3 次元計測データを基に AR 等を活用した曲げ作業支援の高度化を図る AR マーカーを利用した作業効率改善のイメージ レーザ アークハイブリッド溶接の導入開発実施者 : 常石造船 ( 株 ) 高速度 高精度等の利点を持つハイブリッド溶接技術を 既存生産ラインへの置換導入が容易な 汎用性の高い形で開発する 溶接ロボットのイメージ 三次元計測データを基にした曲げ作業支援のイメージ ハイブリッド溶接のイメージ

平成 29 年度革新的造船技術研究開発補助金の採択結果概要 ( 二次募集 ) 大型立体曲がりブロック用自動溶接ロボット 6 台連携システム開発実施者 : 今治造船 ( 株 ) 造船工場の見える化システムの開発基盤の構築開発実施者 : 東京大学 小池酸素工業 ( 株 ) ( 株 ) 新来島どっく ( 株 ) 名村造船所 曲がり構造の3D 設計データから 溶接線を検出し 個々のロボットの作業を最適化し 溶接時間を短縮する また 溶接ロボットとブロック搬送ロボットが連携するシステムの開発を図る 溶接ロボット連携システムのイメージ 画像解析技術 設備 作業者のモニタリング技術 デ=タ管理手法等を向上させ 造船工場の見える化システムの開発基盤の構築する また このシステムの切断工程と小組立工程への導入を図り 有効性を評価する 造船工場の見える化システムのイメージ 片面サブマージアーク溶接法の品質改善と生産性向上開発実施者 : ジャパンマリンユナイテッド ( 株 ) ( 株 ) 神戸製鋼所 塗膜界面の評価技術及び新型塗料の開発開発実施者 : 日本ペイントマリン ( 株 ) 片面サブマージアーク溶接法 塗装工程の約 8 割以上に使用 に適用するため レーザーセ される塗料 AC は 気温や湿度 ンサを用いた開先倣いや終端 などの外部環境因子の影響を 割れ防止技術について研究開 受けやすい 塗膜界面の評価 発する これらの技術を導入 技術及び新塗料を開発すること することによって 品質改善と で 造船製造工程の 20% を占 溶接後の手直し工数の削減を図る 片面サブマージアーク溶接法のイメージ める塗装工程の短縮を図る 塗装工程短縮のイメージ