関東財務局長 ( 金商 ) 第 650 号 チャートリーディングで相場を読む ~ ポジションの作り方 ~ 第 1 回 ~ 株式会社オスピス井上義教 公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員 2016 年 12 月 8 日 ( 木 ) 外国為替保証 ( 証拠 ) 取引は元本や利益を保証するものではなく 相場の変動や 利差により損失が じる場合がございます お取引の前に充分内容を理解し ご の判断でお取り組みください 注 お客様がお預けになった保証 ( 証拠 ) 額以上のお取引額で取引を うため 保証 ( 証拠 ) 以上の損失が出る可能性がございます また取引レートには売値と買値に差が じます < 取引形態 : 店頭外国為替保証 取引委託保証 : 外貨ネクストネオ 各通貨の基準レートにより計算された取引 額トにより計算された取引 額の保証 率 ( 証拠 率 )4% 以上 ( 法 のお客様は1% 以上 ) に設定売買 数料 : 外貨ネクストネオ 数料 0 円 > 提供 :
当セミナーの構成 :( その 1) 1. トレードにおける心構え 注 ) 赤字部分が今回お話しする箇所です ポジションメイク時の意思決定のプロセス やってはいけないプロセス ポジション保有時の意思決定のプロセス なぜ指値で新規のポジションを作ってはいけないのか なぜマーケットは動くのか を考えてみよう ファンダメンタルズの考え方 実際のトレードの方法 3 通りの相場パターン ナンピン と 損切り 通貨ペアの選択 トレードは 選択肢 の連続 買い乗せ 売り下がり トレンドラインの考え方 チャートリーディングのポイント 1
当セミナーの構成 :( その 2) 利食いのタイミング利食いの方法 2. テクニカル分析の利用法 テクニカルツールの活用法 ローソク足 移動平均線 MACD ストキャスティクス ボリンジャーバンド PIVOT 利益を上げるためのヒント デイトレードのヒント チャートリーディング 注 ) 赤文字部分が今回お話しする箇所です 3. 注目 5 通貨ペアのチャートリーディング 2
1. トレードにおける心構え ポジションメイク時の意思決定のプロセス チャートを見る トレンドがあるのかないのかの判断 移動平均線の向き 現在値と移動平均線の位置関係の確認 相場観を立てる 強い のか 弱い のか どれくらい強いのか弱いのか 分からない 可能性も視野に入れる ポジションを作る 成行またはそれに近い形 ( 逆指値 ) でポジションを持つ 指値でポジションを作ってはいけない 損切りルールの策定 相場観の修正 常にチャートと相談 3
1. トレードにおける心構え やってはいけないプロセス ポジションを作る ネットのコメントを参考に スワップポイントはプラスの方がよいかな 相場観を立てる (?) 有名なストラテジストのコメントは心強い トトは心強 でも 何だか不安 相場観って何だ? チャートを見る よく分からない 勉強するのも面倒だな 損切りルールが曖昧 仕方ないか 4
1. トレードにおける心構え ポジション保有時の意思決定のプロセス ポジション保有 相場観に変更はないか 損切りルール 利食いポイントに変更はないか 相場観の確認 相場観に変更がない? より確固たるものになった? 変更? ポジションのマネジメント 相場観に変更がない ポジションキープ 相場観がより確固たるものになった 買い乗せ 売り乗せ 相場観が変わった リスク量を落とす ( スクェアに戻す ) 相場観の修正 常にチャートと相談 5
注 ) なぜ指値で仕掛けてはダメなのか ユーロドル 日足 2011/10/25-2012/1/12 短期移動平均 :5 日中期移動平均 :20 日長期移動平均 :75 日 MACD:12 日 26 日 9 日 6
注 ) なぜ指値で仕掛けてはダメなのか ユーロドル 日足 2013/2/25-2013/5/13 短期移動平均 :5 日中期移動平均 :20 日長期移動平均 :75 日 MACD:12 日 26 日 9 日 7
注 ) なぜ指値で仕掛けてはダメなのか ポンド円 日足 2015/9/28-2016/2/15 短期移動平均 :5 日中期移動平均 :20 日長期移動平均 :75 日 MACD:12 日 26 日 9 日 8
注 ) なぜ指値で仕掛けてはダメなのか オージー円 日足 2015/9/28-2016/2/15 短期移動平均 :5 日中期移動平均 :20 日長期移動平均 :75 日 MACD:12 日 26 日 9 日 9
1. トレードにおける心構え 実際のトレードの方法は 相場に入る際は 順張り ( 相場の流れに沿った形で ) 成り行き ( 逆指値 ) 注文 相場から出る ( 利益の確定 ) 場合は 逆張り ( 相場の流れに逆らう形で ) 指値注文 OCO(One Cancel the Other) で損切りとセットで注文 損切りの場合は どんな理由があっても成り行き注文 OCOの注文は OK 10
1. トレードにおける心構え ナンピンと損切り ナンピン ( 難平 ) について キャピタルゲインの世界でのナンピンはナンセンス 相場の流れに逆らったトレードであることをキモに銘じる 損切りについて どんな理由があっても成り行きで発注する ダメかなと思ったら損切りをかけること 損切りをかけることを恐れてはいけない 負けを潔く認め 次に備えよう 11
1. トレードにおける心構え トレンドラインの考え方 トレンドラインを押し目買い 戻り売りの目安にしてはならない目安にし 買い相場なら売られたところを買うことになる 売り相場なら買われたところを売ることになる これらは 逆バリに他ならない! トレンドラインは いずれ割り込むもの トレンドラインを切ったところから新しく始まるトレンドを取りに行くのが正解 トレンドラインを 引き直し してはいけない 何本も引き直していては そもそもトレンドラインの意味がない 12
1. トレードにおける心構え ここは買いか? それとも売りか? 13
2. テクニカル分析の利用法 ローソク足について 注意点 市販の本に載っているパターン ( ダブルトップ トリプルトップ等 ) を気にしない 寄引同時線に注目する トンボ 転換? トウバ 終戦? ヒゲ の長さ 実体線の大きさ に注目する 底値圏の長い下ヒゲ 高値圏の長い上ヒゲに注目する 意外感のあるチャートは チャート リーディングの大きなヒント 14
2. テクニカル分析の利用法 移動平均線の前に 終値 を考える まず 終値 とは何か? を考える 基本的な考え方 終値 = マーケット全体のその日の売り買いの平均コスト 終値の変化とは? 日計りトレードを除いた 真水の増減 を意味している 前日比で値上がり 実需が買い方向で入ってきた 前日比で値下がり 実需が売り方向で入ってきた 終値 の意味をじっくり考える 終値 ( 引値 ) が上がったか下がったかは 相場の今後を占うにおいて大変重要な出来事! 15
2. テクニカル分析の利用法 終値と移動平均線の関係を理解する 終値 と 移動平均線 の関連を理解する 移動平均線とは? 終値 ( 引値 ) を日数分合計して その期間の日数で割ったもの これは その期間のマーケット全体の売り買いの平均コストを意味している 移動平均線がマーケット全体の売り買いの平均コストを意味しているのであれば 現在の値段と移動平均線の位置を比べることによって 買い方と売り方のどちらが心理的に有利かというのが分かる 現在の値段 > 移動平均線 買い方有利 ( 売り方不利 ) 現在の値段 < 移動平均線 売り方有利 ( 買い方不利 ) 16
2. テクニカル分析の利用法読み解くと?: 移動平均線と実体線の関係を心理面から読み解く 心理面から読み解くと?(1) 買い方有利な局面 買い方有利な局面は 現在の値段 > 移動平均線 買い方有利 ( 売り方不利 ) のとき 売り方 の行動は 相場が戻ってきたら買い戻したい ( ヤレヤレ ) より一層値段が上がった場合には 損切りの必要性も 現在の値段 > 移動平均線 のとき 売り方と比較して 買い方は心理的に強い立場 17
2. テクニカル分析の利用法 移動平均線と実体線の関係を心理面から読み解く 心理面から読み解くと?(2) 売り方有利な局面 売り方有利な局面は 現在の値段 < 移動平均線 売り方有利 ( 買い方不利 ) のとき 買い方 の行動は 相場が戻ってきたら転売したい ( ヤレヤレ ) より一層値段が下がった場合には 損切りの必要性も 現在の値段 < 移動平均線 のとき 買い方と比較して 売り方は心理的に強い立場 18
2. テクニカル分析の利用法 移動平均線の注意点 反応が遅くなりがち 将来の動きを予想するものではなく あくまでトレンドをフォローするものである ( ずっと前の値段を 引きずる ため 遅い ) ダマシ の発生が多いので G C や D C を絶対視しないこと ダマされない ために長期の移動平均の反転をしっかり捉えるようにする 現在の値段と移動平均線との位置関係に常に注意を払うようにする トレンドフォローであるが故に トレンドが出ているときは良好に機能するが トレンドレスの相場では厳しい 他のツールにも言えることだがルにも言えることだが 最適化 にはあまり意味がない 19
2. 参考 ( その 1) 移動平均線を使ってマーケットを6 種類に分類すると < 井上式 移動平均線のモード移行方程式 >( 勝手に使わないでね ) 上昇 実体線 > 中期 > 長期 下落 長期 > 中期 > 実体線 トレンド パターン 1 実体線 中期 パターン 4 長期中期 長期 実体線 中期 > 実体線 > 長期 長期 > 実体線 > 中期 反転 パターン 2 パターン 5 中期実体線長期 長期 実体線 中期 中期 > 長期 > 実体線 実体線 > 長期 > 中期 トレンド準備 パターン3 パターン6 中期長期実体線 実体線長期中期 20
2. 参考 ( その 2) Q1. トレンドは本当に 続く のか? トレンドが 続く のなら パターン 1 と 4 の出現頻度は高いのだろうか? Q2. 実体線収益 ( 寄りで買って引けで売る ) はどうなんだろうか? トレンドが 続く のであれば 実体線収益 は パターン 実体線収益ン 1 とパターン 4 が高いのだろうか? Q3. 陽線比率 陰線比率に偏りはあるのだろうか? パターン1とパターン4で 陽線比率 陰線比率に偏りはあるのだろうか? 皆さんはどう思われますか? 21
2. 参考 ( その 3) 実際のデータを使って検証してみると ( ドル円 :2013 年 1 月 17 日 ~2016 年 11 月 21 日までの 1000 本 ) 出現日数 出現比率 (%) 実体線収益 陽線比率 パターン1 286 30.9 60.1 64.3 パターン2 114 12.3-16.5 39.5 パターン3 60 6.5-16.3 33.3 パターン4 265 28.6-40.1 44.2 パターン5 117 12.6 18.6 64.1 パターン6 84 9.1 14.6 63.1 買いのパターンは 1 5 6 売りのパターンは2 3 4 トレンド ( パターン 1 4) は続きやすい しかも トレンド中は陽線 陰線比率に偏りがあることがわかる! 22
2. テクニカル分析の利用法 チャートリーディングのポイント トレンドがあるかどうかの判断 高値( 安値 ) を更新しているかどうか 陽線 ( 陰線 ) が多く出現しているかどうか 大きな陽線( 陰線 ) の出現が見られるか 3 本の移動平均線の向き 順番はどうなっているか 移動平均線と実体線の関係はどうなっているか トレンドが終了したかどうかの判断 ダイバージェンシーが見られるかどうか 上昇相場 ( 下落相場 ) で大陰線 ( 陽線 ) の出現があるかどうか 上昇相場( 下落相場 ) で上ヒゲ ( 下ヒゲ ) が見られるかどうか 23
3. チャートリーディング ドル円 / 日足 短期移動平均 :5 日中期移動平均 :20 日長期移動平均 :75 日 MACD:12 日 26 日 9 日 24
3. チャートリーディング ユーロ円 / 日足 短期移動平均 :5 日中期移動平均 :20 日長期移動平均 :75 日 MACD:12 日 26 日 9 日 25
3. チャートリーディング ポンド円 / 日足 短期移動平均 :5 日中期移動平均 :20 日長期移動平均 :75 日 MACD:12 日 26 日 9 日 26
3. チャートリーディング 豪ドル円 / 日足 短期移動平均 :5 日中期移動平均 :20 日長期移動平均 :75 日 MACD:12 日 26 日 9 日 27
3. チャートリーディング ユーロドル / 日足 短期移動平均 :5 日中期移動平均 :20 日長期移動平均 :75 日 MACD:12 日 26 日 9 日 28
3. チャートリーディング 2016 年 12 月 6 日のチャートリーディング 通貨ペア 相場観の強さ ドル >> 円 ユーロ >>> 円 ポンド >>> 円 オージー >> 円 ユーロ >> ドル 通貨ペアドル円ユーロ円 コメント他の対円の通貨ペアに遅れてきている 買いは他の対円で 強いと言わざるをえない ポンド円しばらく下落への途は絶たれたのだろうか オージー円 引き続きジリ高の展開を予想 ユーロドル時間の経過は買い方に有利に作用する可能性が高いだろう 29
書籍の紹介 (FX チャートリーディングマスターブック ) チャートリーディング は株式会社オスピスの登録商標です 30
チャートコメント ( ウィークリー ) のご案内 主要 5 通貨ペア 毎週月曜日午前中に更新 ( 口座保有者向け ) 滝澤 31
チャートコメント ( ウィークリー ) の掲載場所 外貨ネクストネオからの場合 32