< 目 次 > 第 1 都市計画の目標 1 基本的事項 (1) 都市計画区域の範囲 1 (2) 目標年次 1 2 都市計画の目標 (1) 当該都市計画区域の特性 2 (2) 当該都市計画区域の都市づくりの基本理念 3 3 地域毎の市街地像 4 第 2 区域区分の決定の有無及び区域区分を定める際の方針

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図

Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

2

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

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1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

目次 1. 策定の目的と位置づけ (1) 策定の目的 1 (2) 市街化調整区域における地区計画運用基準の位置づけ 1 2. 市街化調整区域における土地利用方針の基本的な考え方 (1) 市街化調整区域における土地利用方針 2 (2) 市街化調整区域における地区計画の運用にあたっての基本的な考え方 3

中井町緑の基本計画(概要版)

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

Ⅰ 用途地域指定の基本方針 1 用途地域別 市街地像 と指定の基本方針 1 2 境界の設定 4 3 用途地域見直しの時期 5 4 その他の地域地区や地区計画の活用 6 Ⅱ 用途地域の指定基準 第一種低層住居専用地域 7 第二種低層住居専用地域 9 第一種中高層住居専用地域 11 第二種中高層住居専用

3. 同意方針 3-1. 共通事項 (1) 上位計画との整合性 ( ア ) 地区計画が 都市計画区域マスタープラン等における土地利用の基本的な考え方と整合していること ( イ ) 地区計画が 市町都市計画マスタープラン等と整合していること 考え方 市街化調整区域は 本来市街化を抑制する区域であること

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

目次 方針策定の背景 1-1. 用途地域指定の基本的な考え方 1-2. 住居系 [ 第一種低層住居専用地域 ] [ 第二種低層住居専用地域 ] [ 第一種中高層住居専用地域 ] [ 第二種中高層住居専用地域 ] [ 第一種住居地域 ] [ 第二種住居地域 ] [ 準住居地域 ] [ 田園住居地域 ]

(Microsoft Word p55\201`61\201E\221\3464\217\315.doc)

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

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スライド 1

4. 地区計画の基本的な考え方 1. 市街化を抑制すべき区域 という市街化調整区域の基本理念は 地区計画の策定によってその性格が変わるものではないこと 2. 開発行為を伴う地区計画については いたずらに市街地を拡大しないよう その必要性 周辺の公共施設の整備状況 自然環境 景観や農林業との調和等の観

Microsoft Word 八尾市市街化調整区域における地区計画のガイト

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

東松山都市計画

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

2 1 都市計画の目標 基本理念 愛知の都市づくりビジョン 平成 29 年 3 月 の都市づくりの理念である 時代の波を乗りこなし 元気と暮らしやす さを育みつづける未来へ の考え方を受け 元気 と 暮らしやすさ に対応した本区域の基本理念を定めます 広域からヒトやモノが集まるとともに 歩いて暮らせ

計画書


市街化区域及び市街化調整区域の区域区分の見直し方針案 小野市 1 区域区分見直しの基本的な考え方区域区分見直しの考え方は 都市計画運用指針 を踏まえ 次のとおりとする (1) 目標年次におけるフレームの設定区域区分の見直しについては 都市計画区域マスタープラン 市町マスタープラン等に示された都市の将

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大阪狭山市市街化調整区域における地区計画のガイドライン(案)

スライド 1

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1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 このガイドラインに示す事項以外に 開発許可の要件を満たすことが 2. このガイドラインに示す事

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本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.


TRY TRY TRY TRY TRY 5

Microsoft Word - 10.問題Ⅳ-1-用

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

honpen.doc



総合計画及び国土利用計画アンケート調査結果 平成 20 年度 地域別構想 土地利用の方向性について 上位3つ ①無秩序な開発を抑制し 農地等は極力保全する ②主要な沿道等への店舗の立地を進め 利便性を高める ③身近な公園 生活道路 下水道などの生活環境基盤を整備する 住みよい 25.6% 22.9%

(2) 市原市における区域設定の考え方本市においては 更級地区における商業集積や沿岸における工業地帯の形成等 これまで特色ある土地利用展開を行ってきた経緯を踏まえ 居住誘導区域の設定に合わせ地域の特性に応じた区域を設定します 市原市における区域設定の考え方 市街化区域 1 居住誘導区域 2 一般居住

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目 次 平方北部物流施設地区地区計画計画書 1P 平方北部物流施設地区地区計画計画図 3P 平方北部物流施設地区地区計画 地区整備計画 の内容の解説 4P (1) 建築物等の用途の制限 5P (2) 建築物の敷地面積の最低限度 6P (3) 建築物等の高さの最高限度 6P (4) 壁面の位置の制限

Microsoft Word - 01_計画書180111修正版

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P19-20.ai

立川市絶対高さを定める高度地区指定に関する検討方針 平成 26 年 5 月 立川市 0

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3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

金沢都市計画地区計画の変更

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

都市計画図 平河町二丁目東部地区(PDF)

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

目 次 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画書 1P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画図 3P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画運用基準 4P 地区整備計画の運用について 運用基準の解説 5P 6P (1) 建築物等の用途の制限 6P (2) 建築

4. 都市機能誘導区域 4.1 都市機能誘導区域設定の基本的な考え方 (1) 都市機能誘導区域とは医療 福祉 商業等の都市機能を都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約することにより これらの各種サービスの効率的な提供を図る区域のことです 原則として 居住誘導区域内において設定します これらの都市機能は

目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

平方・中野久木物流施設地区

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区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

Microsoft Word - 岡崎駅南リーフレット案【最終】

1調査の目的

Microsoft Word 同意指針(公表).doc

a4.dsz

第 1 章基本計画の策定 1 策定の趣旨 総合計画基本構想では 豊かな自然と歴史 文化につつまれ人と人がつながる市民創造都市高岡 をまちの将来像に掲げ 17 のめざすまちの姿を目標として設定しています 第 3 次基本計画は 基本構想で示した市の基本的な取り組みの方向性に基づき 中期的な視点に立って

工業地域用途地域の一つで 主として工業の業務の利便の増進を図る地域のこと 住宅や店舗は建てられるが 学校や病院 ホテルなどは建てられない 高次都市機能行政 教育 文化 情報 商業 交通 レジャーなど都市自体が持つ住民生活や企業の経済活動に対する各種のサービス機能のうち 受益圏が広域にわたる質の高い機

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

目 次 市街化調整区域における地区計画運用基準 1. 運用基準策定の趣旨 都市計画制度変更への対応 2 市街化調整区域における土地利用方針 の実現に向けた運用基準策定 2. 地区計画の運用基準の基本的な考え方... 2 (1) 市街化調整区域の地区計画の基本的な考え方 1 基本的考え方

目次 1 運用基準策定の目的 1 2 市街化調整区域の地区計画の類型 2 3 市街化調整区域の地区計画の基本事項 3 4 地区計画の技術的な基準 4 5 都市計画の提案制度のフロー 7 6 地区計画と開発行為の手続きフロー 8 7 市街化調整区域における地区計画の運用基準の見直し 9

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の各種原単位を考慮する また 開発計画の熟度等により 次回の区域区分見直しまでの間に市街化区域への編入を行うことが望ましいと想定される区域の土地利用を弾力的に取り扱うため 市街地に収容すべき人口フレームの一部を保留フレームとし 市街化調整区域内で市街化区域に編入すべき状況が整うと見込まれる区域に配分

神宮外苑地区計画

栄町市街化調整区域における地区計画ガイドラインについて 1 市街化調整区域における地区計画ガイドラインの策定の趣旨平成 18 年の都市計画法改正により 市街化調整区域における大規模な計画開発の許可基準が廃止され 改正後は 都市計画法第 34 条第 10 号の規定に基づき 地区計画の内容に適合したもの

スライド 1

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

表面.ai

2 都市計画法第 34 条第 11 号に係る区域指定の許可基準について 都市計画法の趣旨 施策の方針市街化調整区域において, 市街化区域に隣接又は近接し, 一体的な日常生活圏を構成している市街化の進行した一定の区域を条例で指定し, 予定建築物を周辺環境と調和する用途に制限することにより, 許可の対象

阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

Microsoft Word - ■【滑川町総合振興計画】計画書_修正_ _NXPowe

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東松山都市計画 ( 東松山市 嵐山町 滑川町 吉見町 ) 都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 埼玉県 都市計画の案の縦覧都市計画の決定告示 平成 28 年 8 月 30 日から 平成 28 年 9 月 13 日まで 平成 29 年 1 月 27 日

< 目 次 > 第 1 都市計画の目標 1 基本的事項 (1) 都市計画区域の範囲 1 (2) 目標年次 1 2 都市計画の目標 (1) 当該都市計画区域の特性 2 (2) 当該都市計画区域の都市づくりの基本理念 3 3 地域毎の市街地像 4 第 2 区域区分の決定の有無及び区域区分を定める際の方針 1 区域区分の決定の有無 5 2 区域区分の方針 (1) 都市計画区域及び市街化区域に配置されるべきおおむねの人口 5 (2) 産業の規模 5 (3) 市街化区域のおおむねの規模 5 第 3 主要な都市計画の決定の方針 1 土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針 (1) 主要用途の配置の方針 6 (2) 市街地における建築物の密度の構成に関する方針 7 (3) 市街地における住宅建設の方針 8 (4) 市街地において特に配慮すべき土地利用の方針 9 (5) その他の土地利用の方針 10 2 都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針 (1) 交通施設の都市計画の決定の方針 11 (2) 下水道及び河川の都市計画の決定の方針 13 (3) その他の都市施設の都市計画の決定の方針 14 3 市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針 15 4 自然的環境の整備又は保全に関する都市計画の決定の方針 (1) 基本方針 16 (2) 主要な緑地の配置の方針 17 (3) 具体の公園 緑地の配置の方針 18 都市計画区域の整備 開発及び保全の方針図

東松山都市計画都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 第 1 都市計画の目標 1 基本的事項当該都市計画区域の整備 開発及び保全の方針は 一の市町村を超える広域的見地から 広域的 根幹的な都市計画に関する事項を主とし 本県の都市計画の基本指針である まちづくり埼玉プラン に基づき定める 当該都市計画区域における土地利用 都市施設の整備及び市街地開発事業の都市計画は 当該都市計画区域の整備 開発及び保全の方針に即して定める (1) 都市計画区域の範囲 東松山都市計画区域 ( 以下 本区域 という ) の範囲は 次のとおりである 都市計画区域名市町村名範囲 東松山都市計画区域 東松山市嵐山町滑川町吉見町 行政区域の全域行政区域の全域行政区域の全域行政区域の全域 (2) 目標年次 おおむね 20 年後の都市の姿を展望した上で その実現のための方針を定めるものとす る なお 区域区分については 平成 37 年を目標年次とする - 1 -

2 都市計画の目標 (1) 当該都市計画区域の特性本区域は 都心から約 50km 圏 埼玉県の中央部に位置し 西部から中央部に広がる比企丘陵と東部の平坦地からなる 東部には荒川 北部には和田吉野川 中央部には市野川や滑川 南部には都幾川など多くの河川が流れている 鉄道は 都心や寄居方面と連絡する東武東上線が通勤 通学の主要な交通手段となっている また 東武東上線は 東京メトロ有楽町線及び東急東横線 横浜高速みなとみらい線との相互直通運転により 横浜方面と結ばれるなど交通の利便性が向上している 道路は 西部を南北方向に関越自動車道が連絡し 東松山インターチェンジ 嵐山小川インターチェンジが開設されている また 中央部を南北方向に県道深谷東松山線 一般国道 407 号が縦断し 東西方向に一般国道 254 号 県道東松山鴻巣線が横断しており 重要な広域幹線道路となっている これらの路線は 県中央部を通過する首都圏中央連絡自動車道の整備により利便性が向上しており 道路網が充実している 古くは 鎌倉街道沿いの菅谷地区や 松山城に隣接し宿場町として栄えた地域などのまちが形成されてきた 近年では 高坂駅 東松山駅 森林公園駅 つきのわ駅及び武蔵嵐山駅の鉄道駅を中心として発展した地域と高度成長期にニュータウンとして開発された高坂丘陵地区などに市街地が形成されている また 関越自動車道などの交通の利便性を活かした東松山工業団地 嵐山花見台工業団地 葛袋産業団地などの工業地も形成されている 一方 吉見百穴 大谷瓦窯跡 比企城館跡群 ( 菅谷館跡 杉山城跡 松山城跡 ) などの多くの貴重な文化 歴史等があり 日本スリーデーマーチといった国際的なイベントなどもある また 国営武蔵丘陵森林公園 こども動物自然公園及び吉見総合運動公園などの公園緑地や比企丘陵自然公園にある嵐山渓谷などは緑豊かな自然環境が形成されている このような状況から 豊かで快適な住環境の形成 広域幹線道路を活用する土地利用や 文化 歴史的な特性を生かし個性ある中心市街地の活性化を進め また 自然環境を保全し 創造することが重要である - 2 -

(2) 当該都市計画区域の都市づくりの基本理念 コンパクトなまちの実現高齢者をはじめ誰もが安心 安全で歩いて暮らせるまちづくりを推進する 中心市街地に商業 医療 福祉 子育て支援施設など多様な都市機能の集積を図るとともに ゆとりある質の高い居住環境を形成する また 地域から中心市街地や医療 福祉施設へのアクセス性を高め 生活環境の向上を図り 都市の利便性と田園のゆとりを共存できる都市を守り育てる 公共交通の利用促進やみどりの創出などにより 低炭素社会の実現を図る 地域の個性ある発展高速道路ネットワークの整備による波及効果や地理的な優位性を活かし 産業の集積を図るとともに 雇用の場を確保し 地域の活力の源となる次世代が暮らしてみたくなるような魅力あるまちづくりを進める 都市と自然 田園との共生 田畑 里山を活用しつつ 良好な田園 自然を保全する - 3 -

3 地域毎の市街地像 目指すべき市街地像やそれぞれの地域が担うべき役割を明確にするため 中心拠点 生活 拠点及び産業拠点を位置づける 中心拠点 東松山駅の周辺は 環境との調和に配慮しながら 商業業務施設 公共施設 医療 福祉 子育て支援施設など多様な都市機能を集積し まちの顔となる拠点を形成する 生活拠点高坂駅 森林公園駅 つきのわ駅 武蔵嵐山駅の周辺 公共交通によるアクセスの利便性が高い下細谷周辺は 商業施設 公共施設 医療 福祉 子育て支援施設などが充実した地域生活を支える拠点を形成する 産業拠点 東松山工業団地 葛袋産業団地 嵐山花見台工業団地 長谷工業団地 下細谷地区 西吉 見南部地区は 産業を集積する拠点を形成する - 4 -

第 2 区域区分の決定の有無及び区域区分を定める際の方針 1 区域区分の決定の有無本区域は 首都圏整備法に基づく近郊整備地帯に指定されていることから 都市計画法第 7 条第 1 項第 1 号のイに基づき 区域区分を定めるものとする 2 区域区分の方針 (1) 都市計画区域及び市街化区域に配置されるべきおおむねの人口 区分 年次 平成 22 年 平成 37 年 都市計画区域内人口 147.3 千人おおむね 136.4 千人 市街化区域内人口 76.6 千人おおむね 77.9 千人 (2) 産業の規模 年次区分総生産額規 ( 製造業 + 物流業 ) 模総生産額 ( 卸売業 + 小売業 ) 平成 22 年 平成 37 年 2,053 億円 2,724 億円 393 億円 306 億円 なお 上表の総生産額 ( 製造業 + 物流業 ) の平成 37 年には 圏央道広域都市計画圏に おける保留フレームに対応する額を含まないものとする (3) 市街化区域のおおむねの規模 本区域における人口及び産業の見通しに基づき かつ市街化の現況及び動向並びに計画 的市街地整備の見通しを勘案し 市街化区域のおおむねの規模を次のとおり想定する 年次平成 37 年 市街化区域面積 おおむね 1,878 ha なお 市街化区域面積は 区域区分における保留フレームに対応する面積を含まないも のとする - 5 -

第 3 主要な都市計画の決定の方針 1 土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針 (1) 主要用途の配置の方針住居 商業 工業等の各機能について 地域の特性に応じた用途を適切に配置する なお 市町境界の周辺においては 隣接地との調和に配慮した用途を配置する 住宅地住宅地は 高齢者をはじめ誰もが安心 安全に歩いて暮らせるまちづくりを推進するため 公共交通機関及び公共施設 医療 福祉 子育て支援施設 店舗等の生活利便施設の利便性を勘案して配置する 良好な住居の環境を保護する地域については 住居専用地域を定めるなど 各々の地域の特性に応じた用途を配置する 商業地商業地は 経済圏及び生活圏 周辺の土地利用 基盤整備の状況や将来計画等を勘案するとともに 交通ネットワークの形成との関係を考慮して配置する 本区域の核として 商業業務機能の集積を図る商業地は 主として中心拠点に配置する 生活利便性を確保するための商業地は 近隣の住宅地の住民に対する日用品の供給のための店舗等の立地を図る地域等に配置する 工業地工業地は 工業生産活動 流通業務機能の利便を増進するため 周辺環境への影響や公害の発生の防止等に配慮するとともに 高速道路網や広域幹線道路等の都市施設の整備状況 周辺の土地利用を勘案して配置する 産業拠点に配置するとともに 工業生産活動 流通業務機能の利便の増進を図る地域等に配置する 沿道地幹線道路の沿道にふさわしい業務の利便の増進を図る地域については 当該道路の有する機能及び整備状況 交通量 周辺土地利用の動向 各拠点が担う役割を勘案するとともに 後背地の土地利用や周辺環境に配慮して 適切な用途を配置する - 6 -

(2) 市街地における建築物の密度の構成に関する方針 主要用途ごとに 都市基盤の整備状況や土地利用の動向を勘案するとともに 市町境界 の周辺においては 隣接地との調和に配慮する 住宅地については 地域の特性に応じた密度の土地利用を図る 商業地については 中密度もしくは高密度な土地利用を図る 工業地については 中密度な土地利用を基本とする ( 注 ) ここでの密度の数値は 以下を想定している 住宅地 工業地においては おおむね 高密度は容積率 300% 以上 中密度は容積率 150%~200% 低密度は容積率 100% 以下商業地にあっては おおむね 高密度は容積率 500% 以上 中密度は容積率 200%~400% - 7 -

(3) 市街地における住宅建設の方針 1 安心と安全を支える住まいづくりに関する方針少子高齢化が進む社会においても すべての県民が安心 安全に暮らせる住まいづくりを進める 特に 高齢者の急激な増加に備えた居住の安定を確保するとともに 身体能力の変化などに対応した住まいづくりを進める 住宅 宅地の耐震化や防災性能の向上など住宅の基本的な安全性の確保により 地震や火災への対応等 暮らしの安全を支える住まいづくりを進める 2 良質な住まいづくりに関する方針将来にわたって良好な住宅や住環境を維持し続けるため 環境への負荷に対する配慮がなされた住宅など 次世代に残せる良質な住まいづくりを進める また 子育て世代が魅力を感じる住宅となるよう 子育てしやすい住まいづくりを進める 3 活き活きと住まうための住環境の整備に関する方針住宅建設にあたっては 生活支援 子育て支援 医療 教育等の様々な機能が充実し 犯罪や災害が少ない住環境の整備を進める 緑豊かで美しい街並みや 歴史 風土に育まれた地域固有のまちの魅力などを活かした住環境の整備を進める - 8 -

(4) 市街地において特に配慮すべき土地利用の方針 1 土地の高度利用に関する方針都市機能の集積 増進及び更新を図る地区については 都市基盤の整備状況等を勘案し 土地の高度利用を図る 2 用途の見直しに関する方針人口減少 超高齢社会の同時進行などの社会情勢の変化や土地利用の動向等へ対応するとともに 目指すべき市街地像の実現に向けた秩序ある土地利用を図るために必要な場合は 適切な用途の見直しを行う 現に空地 空き家等が散在している区域 工場の移転等により空地化が進む区域については 地域の実情に応じて 適切な土地利用が図られるように努める 3 居住環境の改善又は維持に関する方針良好な居住環境を維持すべき地区 新たな住宅市街地形成に併せて積極的に良好な住環境の実現を図るべき地区 建築物が密集した市街地などで市街地の改善又は建築更新の誘導などにより居住環境の向上を図るべき地区等については 高度地区や地区計画などを活用し 良好な住環境と街並みの維持 形成を図る 4 特定大規模建築物 ( 大規模商業施設等 ) の立地に関する方針特定大規模建築物の立地については 商業地に誘導する 市町村の建設に関する基本構想等に基づき 新たに特定大規模建築物の立地を可能とする都市計画を定める場合は 関係自治体との調整を図る 5 産業集積に係る周辺土地利用との調和に関する方針 産業集積に必要な基盤整備にあたっては 緑地空間等のオープンスペースを確保する など 周辺環境との調和を図る 6 都市防災に関する方針埼玉県地域防災計画を踏まえ まちの不燃化 耐震化 安全な避難行動や災害応急活動を円滑に行うことができる都市空間の整備等により 防災都市づくりを推進する 特に 都市基盤の整備状況 緊急輸送道路の指定状況 建築物の密集状況などを勘案し 防火地域又は準防火地域の指定を推進する 7 景観の形成に関する方針都市として魅力を高める地区やまちの基幹となる道路の沿道などでは 高度地区 地区計画 景観計画などを活用し 景観の保全 創出を図るとともに 地域の特性を活かした良好な景観づくりを進める - 9 -

(5) その他の土地利用の方針 1 優良な農地との健全な調和に関する方針集団的に存在する農地や生産性の高い農地などについては 今後も優良な農地として保全に努める 2 災害防止の観点から必要な市街化の抑制に関する方針土砂災害特別警戒区域その他の溢水 湛水等による災害の発生のおそれのある区域については 都市計画を活用して 新たな宅地化を抑制するなど 地域の実情に即した方策を講じる 3 自然環境形成の観点から必要な保全に関する方針 荒川 市野川 滑川 都幾川などの水辺やその周辺 県立比企丘陵自然公園 武蔵丘 陵森林公園などについては 優れた自然環境の保全を図る 4 秩序ある都市的土地利用の実現に関する方針市町村の建設に関する基本構想等に基づき 計画的な市街地整備を行う場合は 人口及び産業の見通し等を勘案し 農林漁業との健全な調和を図りつつ 整備の実施が確実になった段階で 必要な規模を限度として市街化区域に編入する 市街化調整区域内の既存集落や既に都市的土地利用が図られている地区 無秩序な開発により不良な街区の環境が形成されるおそれがある地区 都市機能の維持又は増進に著しく寄与する事業が行われる地区においては 居住環境等の維持 改善などを図るため 必要に応じて 地区計画制度の活用に努める 5 特定大規模建築物 ( 大規模商業施設等 ) の立地に関する方針 市街化調整区域内においては 広域的に都市構造に大きな影響を及ぼすおそれがある ため 特定大規模建築物の立地を抑制する - 10 -

2 都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針 (1) 交通施設の都市計画の決定の方針 1 交通体系の整備の方針及び整備目標本区域の道路網は 関越自動車道 一般国道 254 号 一般国道 407 号 県道東松山鴻巣線 県道深谷東松山線等の広域幹線道路で構成されている 公共交通機関は 都心方面に直結する東武東上線のほか 民営の路線バス及びコミュニティバスが運行されている 道路については 利便性の向上を図るとともに 超高齢社会に対応した安心 安全な通行環境を確保していく必要がある また 公共交通機関の利便性や結節性の向上などにより 総合的な交通体系を確立していく必要がある このような状況を踏まえ 本区域の交通体系は 次のような基本方針のもとに整備を進める 歩行者や自転車の通行環境を充実するとともに 公共交通機関の利用促進を図り 総合的な交通体系を確立する 広域的な交流 連携を強化するため 広域交通ネットワークの構築を図る 建築物が密集した市街地においては 面的整備計画と調整を行い 都市防災の向上を図りながら道路等の整備を進める 施設整備にあたっては 既存施設の有効利用を図りつつ ユニバーサルデザインの考え方に配慮し 計画的かつ段階的に整備を行う 駐車場については 既存駐車施設の活用を図りながら 行政 住民及び企業が一体となった総合的な駐車対策を推進する 火災延焼遮断帯及び避難路としての機能を併せ持つ広幅員の道路を 市街地に計画的に整備するとともに 迅速な災害応急活動に資する道路網の整備を推進する 長期間にわたり整備されていない都市計画道路については 定期的に検証を行い 必要に応じて 適切な見直しを行う - 11 -

2 主要な施設の配置の方針 a 道路広域的な地域間の交流 連携や社会経済活動の持続的な発展及び活性化を図るとともに 住民の利便性の向上を図るため 広域交通として下表の路線を配置する また 広域交通を軸として 土地利用の動向を勘案しつつ 各地区に集中 発生する交通量を円滑に処理するため 都市内交通として必要な路線を配置する なお 市町境界における都市計画道路の配置については 隣接地との整合を図る 種別名称 広域交通 3 3 1 森林公園通線 ( 県道深谷東松山線 ) 3 3 2 東松山嵐山線 ( 一般国道 254 号 ) 3 3 3 東松山鴻巣線 ( 県道東松山鴻巣線 ) 3 3 4 野本高坂通線 ( 一般国道 407 号 ) 3 4 7 産業道路 ( 一般国道 407 号 ) 3 3 18 東松山川越線 ( 一般国道 254 号 ) 3 5 22 嵐山小川寄居線 ( 一般国道 254 号 ) など国道 県道網を形成する路線 b 鉄道 通勤 通学の主要な交通手段となっている鉄道の利便性を向上するため 鉄道駅へ の結節性を高める駅前広場やアクセス道路などの施設を配置する c その他駅周辺等における路上駐車や放置自転車などの問題に対処するため 行政 住民 企業が一体となった駐車対策を行うとともに 必要に応じて 駐車場及び駐輪場を配置する - 12 -

(2) 下水道及び河川の都市計画の決定の方針 1 下水道及び河川の整備の方針及び整備目標将来の人口規模や都市活動の集積 洪水や集中豪雨などによる災害の発生に対応した環境の保全及び防災の強化を図るため 市街化の動向等を勘案し 下水道及び河川の整備を推進し 生活環境の改善に努めるとともに 都市の健全な発展を図る 下水道については 円滑な都市活動を確保し 良好な都市環境を保持するため 埼玉県生活排水処理施設整備構想に基づき 生活排水処理人口普及率 100% を目指し 市街地の汚水管渠等の整備を進める また 市街地の浸水被害を解消するため 河川改修との整合を図りながら 雨水管渠等の整備を進める 河川については 洪水等による災害の発生の防止又は軽減 河川の適正な利用及び流水の正常な機能の維持 河川環境の整備と保全 の観点から整備を進め 時間雨量 50mm 程度の降雨を安全に流下させることのできる治水施設の整備や流域の雨水流出抑制対策など 総合的な治水対策を進める 2 主要な施設の配置の方針 a 下水道 (a) 汚水荒川流域別下水道整備総合計画に基づき配置する (b) 雨水降水量 地形及び放流先の状況を勘案し 配置する b 河川 河川整備計画等に基づき配置する - 13 -

(3) その他の都市施設の都市計画の決定の方針円滑な都市活動を確保し 良好な都市環境を保持するために 必要な都市施設の整備に努める なお 埼玉県廃棄物処理基本計画で目指す循環型社会の構築を推進する - 14 -

3 市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針建築物が密集した市街地や公共施設の整備を必要とする地区などで重点的に実施する 小規模な面積での整備 地域にとって必要な公共施設の重点整備 民間主導の整備などにより 迅速な完了を目指す 長期間にわたり実施されていない市街地開発事業については 防災に配慮した安心 安全なまちづくりに係る検証を行い 必要に応じて 適切な見直しを行う - 15 -

4 自然的環境の整備又は保全に関する都市計画の決定の方針 (1) 基本方針本区域は 西部から中央部に広がる比企丘陵と東部の平坦地からなる 東部には荒川 北部には和田吉野川 中央部には市野川や滑川 南部には都幾川など多くの河川が流れている 河川周辺の低地部は水田地帯として 台地部は畑地として利用され また低地部と台地部の境界をなす斜面林は優れた自然景観を有している 埼玉県広域緑地計画を踏まえ 埼玉を象徴する緑を守り育て 将来にわたって県民が緑の恩恵を享受できるよう 埼玉の多彩な緑が織りなすネットワークを形成する また 自然環境の保全を図るとともに 防災の機能 環境負荷低減の機能 景観形成の機能 ふれあい提供の機能を確保する - 16 -

(2) 主要な緑地の配置の方針荒川などをネットワーク上の 核 として活かしながら 丘陵地や台地 田園の緑を適切に保全して ネットワークの 拠点 づくりを進める そして 樹林地や公園 河川 水路や街路樹 公共施設や建物の壁面 屋上など みどりの再生 によって新たに創出された緑を加えて 緑の連続性を確保しながら 形成軸 とし 埼玉の多彩な緑が織りなすネットワークを形成していく < 自然環境の保全 > 荒川 市野川 滑川 都幾川などの河川敷地 県立比企丘陵自然公園 武蔵丘陵森林公園などの広域的な視点から必要な緑地を保全するとともに 社寺林 屋敷林などの身近な緑の保全を図る < 防災の機能 > 災害発生時に 避難者の安全確保と災害応急活動の円滑化に資するとともに 火災の延 焼防止効果を高めるために必要な公園や緑地等を配置する < 環境負荷軽減の機能 > 樹林地や公園 河川 水路や街路樹 公共施設や建物の壁面 屋上等の緑化などにより 大気汚染等の影響 ヒートアイランド現象の緩和を推進する < 景観形成の機能 > 田園や緑地 水辺空間などが形成する景観を保全 活用する < ふれあい提供の機能 > 公園や緑地等は 地域の状況を踏まえ 適切に配置し 整備することにより レクリエ ーション機能の充実を図るとともに 緑とふれあう場を提供する - 17 -

(3) 具体の公園 緑地の配置の方針 < 街区公園 > 主として街区内に居住する者の利用に供することを目的とする公園で 利用圏域人口 土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案して配置する < 近隣公園 > 主として近隣に居住する者の利用に供することを目的とする公園で 利用圏域人口 土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案して配置する < 地区公園 > 主として徒歩圏内に居住する者の利用に供することを目的とする公園で 利用圏域人 口 土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案して配置する < 総合公園 > 都市住民全般の休憩 観賞 散歩 遊戯 運動等総合的な利用に供することを目的と する公園で 利用圏域人口 土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案して配置する < 運動公園 > 都市住民全般の主として運動の用に供することを目的とする公園で 利用圏域人口 土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案して配置する < 歴史公園 > 遺跡 庭園 建築物等の文化的遺産の存する土地若しくはその復元 展示等に適した 土地又は歴史的意義を有する土地を選択して配置する < 広域公園 > 一の市町村の区域を超える広域の区域を対象とし 休息 観賞 散歩 遊戯 運動等総合的な利用に供することを目的とする公園で 利用圏域人口 土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案して配置する <その他 > 都市の状況に応じて その他の公園 緑地等を配置する まとまりのある樹林地等については 都市緑地法に基づく特別緑地保全地区等の指定を検討し 維持 保全を図る - 18 -

東松山都市計画都市計画区域の整備 開発及び保全の方針図