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レキサルティに係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 ( 別紙様式 ) レキサルティ錠 1mg 販売名有効成分ブレクスピプラゾールレキサルティ錠 2mg 製造販売業者大塚製薬株式会社薬効分類 87 117 1.1. 安全性検討事項 提出年月 重要な特定されたリスク 平成 30 年 5 月 錐体外路症状 遅発性ジスキネジア 3 痙攣発作 4 脂質異常症 ( トリグリセリド, LDL コレステロール,HDL コレステロール, 総コレステロール ) 4 悪性症候群 5 麻痺性イレウス 6 横紋筋融解症 6 高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡 7 無顆粒球症 白血球減少 8 肺塞栓症 深部静脈血栓症 9 重要な潜在的リスク 頁 重要な不足情報 頁 自殺行動 自殺念慮 9 該当なし 11 低血糖 10 衝動制御障害 11 1.2. 有効性に関する検討事項頁 該当なし 12 上記に基づく安全性監視のための活動 2. 医薬品安全性監視計画の概要頁 通常の医薬品安全性監視活動 13 追加の医薬品安全性監視活動 頁 頁 市販直後調査 13 製造販売後データベース調査 高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡 15 製造販売後データベース調査 錐体外路症状 遅発性製造販売後データベース調査 無顆粒球 13 ジスキネジア 症 白血球減少 16 製造販売後データベース調査 脂質異常症 ( トリグリ セリド,LDL コレステロール,HDL コレステロール, 14 製造販売後データベース調査 低血糖 17 総コレステロール ) 3. 有効性に関する調査 試験の計画の概要頁 該当なし 18 上記に基づくリスク最小化のための活動 4. リスク最小化計画の概要頁 通常のリスク最小化活動 19 追加のリスク最小化活動 市販直後調査による情報提供 19 各項目の内容は RMP の本文でご確認下さい 頁 頁

( 別紙様式 ) 医薬品リスク管理計画書 平成 30 年 5 月 14 日 独立行政法人医薬品医療機器総合機構理事長殿 住所 : 東京都千代田区神田司町 2-9 氏名 : 大塚製薬株式会社 代表取締役社長樋口達夫 印 標記について次の通り提出します 品目の概要 承認年月日 2018 年 1 月 19 日薬効分類 87 117 再審査期間 8 年 承認番号 123000AMX00010000 223000AMX00011000 国際誕生日 2015 年 7 月 10 日 販売名 1 レキサルティ錠 1 mg 2 レキサルティ錠 2 mg 有効成分ブレクスピプラゾール 含量及び剤型 用法及び用量 11 錠中にブレクスピプラゾールとして 1mg を含有する淡黄色フィルムコーティング錠 21 錠中にブレクスピプラゾールとして 2mg を含有する淡緑色フィルムコーティング錠通常, 成人にはブレクスピプラゾールとして 1 日 1 回 1 mg から投与を開始した後,4 日以上の間隔をあけて増量し,1 日 1 回 2mg を経口投与する 効能又は効果統合失調症 承認条件医薬品リスク管理計画を策定の上, 適切に実施すること 備 考 1

変更の履歴 前回提出日 : 2018 年 2 月 22 日変更内容の概要 : 衝動制御障害 を重要な潜在的リスクとして追記した 変更理由 : 本剤の海外製造販売後及び類薬 ( アリピプラゾール ) の製造販売後において 衝動制御障害 が報告されているため 2

1 医薬品リスク管理計画の概要 1.1 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 錐体外路症状 遅発性ジスキネジア重要な特定されたリスクとした理由 : 統合失調症を対象とした国内外の主な臨床試験における錐体外路症状関連有害事象が以下に示した発現割合で報告されている 国内で実施した短期のプラセボ対照二重盲検試験 ( 以下, 国内短期試験 ) ではブレクスピプラゾール群で 12.0%(41 /342) 及びプラセボ群で 15.5%(18 /116) であり, 国内長期非盲検試験では 20.3%(57/281) であった 海外で実施したプラセボ対照二重盲検試験で構成した短期試験 2 試験の統合解析結果 ( 以下, 海外短期試験 ) ではブレクスピプラゾール群で 12.2%(115/942) 及びプラセボ群で 9.8% (36/368) であり, 長期非盲検継続投与試験 2 試験の統合解析結果 ( 以下, 海外長期非盲検試験 ) では,10.7%(113/1059) であった 加えて, 海外製造販売後において遅発性ジスキネジアを含む重篤な錐体外路症状関連の有害事象が認められている さらに, ブレクスピプラゾールは D 2 受容体部分アゴニストであるが, 機能的には D 2 受容体拮抗作用を示す ドパミン D 2 受容体拮抗作用を有する薬剤は錐体外路症状を惹起することが知られている また, 遅発性ジスキネジアが発現した場合には重大な転帰をたどる可能性があるため 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 製造販売後データベース調査 錐体外路症状 遅発性ジスキネジア 選択理由 本剤との因果関係は明らかであるものの, 既存の非定型抗精神病薬との錐体外路症状 遅発性ジスキネジア発現頻度の差異及び錐体外路症状 / 遅発性ジスキネジア発現のリスク因子については不明な点が残ることから, 本剤と既存の非定型抗精神病薬との錐体外路症状 遅発性ジスキネジア発現頻度の差異及び本剤投与による錐体外路症状 遅発性ジスキネジア発現のリスク因子を検討する調査を行う また, 本剤及び既存の非定型抗精神病薬の使用と当該事象の発生に関する情報が取得可能と想定されるデータベース (MID-NET) が存在することから, 製造販売後データベース調査とする リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として, 添付文書の 重大な副作用, その他の副作用 の項, 並びに遅発性ジスキネジアについては患者向医薬品ガイドに記載して注意喚起する 選択理由 3

錐体外路症状 遅発性ジスキネジアの発現に関する情報を医療関係者に対し情報提供を行い, 適正使用に関する理解を促す 痙攣発作重要な特定されたリスクとした理由 : 統合失調症を対象とした国内外の主な臨床試験における痙攣関連有害事象が以下に示した発現割合で報告されている 国内短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0%(0/342) 及びプラセボ群で 0.9%(1/116) であり, 国内長期非盲検試験では 0%(0/281) であった 海外短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0.1%(1/942) 及びプラセボ群で 0.3%(1/368) であり, 海外長期非盲検試験では 0.2%(2/1059) であった 加えて, 海外製造販売後において重篤な痙攣関連の有害事象が認められている さらに, 一般に抗精神病薬は痙攣閾値を低下させると知られているため 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動 選択理由 使用実態下における痙攣発作に関する事象の発現状況を把握し, 副作用の発現において, 著しい頻度の増加傾向または予測できない転帰の集積等, 新たな安全性の懸念が認められた場合, 医薬品安全性監視活動 リスク最小化活動等の内容を見直す リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として, 添付文書の 慎重投与 及び 重大な副作用 の項, 並びに患者向医薬品ガイドに記載して注意喚起する 選択理由 痙攣の発現に関する情報を医療関係者に対し情報提供を行い, 適正使用に関する理解を促す 脂質異常症 ( トリグリセリド, LDL コレステロール,HDL コレステロール, 総コレステロール ) 重要な特定されたリスクとした理由 : 統合失調症を対象とした国内外の主な臨床試験における脂質異常症関連有害事象が以下に示した発現割合で報告されている 国内短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0.6%(2/342) 及びプラセボ群で 0%(0/116) であり, 国内長期非盲検試験では 1.4%(4/281) であった 海外短期試験では, ブレクスピプラゾール群で 0.5%(5/942) 及びプラセボ群で 0%(0/368) であり, 海外長期非盲検試験では 0.9%(10/1059) であった 加えて, 海外製造販売後において重篤な脂質異常症の有害事象が認められている さらに, 非定型抗精神病薬では体重増加, 肥満, 耐糖能異常及び脂質代謝異常のリスクが高まると知られている また, 統合失調症患者では食生活の乱れや運動不足等の生活上の因子により脂質異常症の発現リスクが増加している可能性があるため 4

医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 製造販売後データベース調査 脂質異常症 ( トリグリセリド, LDL コレステロール, HDL コレステロール, 総コレステロール ) 選択理由 本剤との因果関係は明らかであるものの, 既存の非定型抗精神病薬との脂質異常症 ( トリグリセリド, LDL コレステロール,HDL コレステロール, 総コレステロール )( 以下, 脂質異常症と記載する ) 発現頻度の差異及び脂質異常症発現のリスク因子については不明な点が残ることから, 本剤と既存の非定型抗精神病薬との脂質異常症発現頻度の差異及び本剤投与による脂質異常症発現のリスク因子を検討する調査を行う また, 本剤及び既存の非定型抗精神病薬の使用と当該事象の発生に関する情報が取得可能と想定されるデータベース (MID-NET) が存在することから, 製造販売後データベース調査とする リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として, 添付文書の 重要な基本的注意 及び その他の副作用 の項, 並びに患者向医薬品ガイドに記載して注意喚起する 選択理由 脂質異常症の発現に関する情報を医療関係者に対し情報提供を行い, 適正使用に関する理解を促す 悪性症候群重要な特定されたリスクとした理由 : 統合失調症を対象とした国内外の主な臨床試験における悪性症候群関連有害事象が以下に示した発現割合で報告されている 国内短期試験ではブレクスピプラゾール群で 9.1%(31/342) 及びプラセボ群で 10.3% (12/116) であり, 国内長期非盲検試験では 16.7%(47/281) であった 海外短期試験ではブレクスピプラゾール群で 7.9%(74/942) 及びプラセボ群で 5.2%(19/368) であり, 海外長期非盲検試験では 6.5%(69/1059) であった なお, いずれの試験においても, 悪性症候群の発現は見られなかった 一方, 海外製造販売後において重篤な悪性症候群関連の有害事象が認められている さらに, 悪性症候群は, 抗精神病薬投与により発現することが知られている また, 発現した場合には重大な転帰をたどる可能性があるため 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動 選択理由 使用実態下における悪性症候群に関する事象の発現状況を把握し, 副作用の発現において, 著しい頻度の増加傾向または予測できない転帰の集積等, 新たな安全性の懸念が認められた場合, 医薬品安全性監視活動 リスク最小化活動等の内容を見直す 5

リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として, 添付文書の 重大な副作用 の項, 並びに患者向医薬品ガイドに記載して注意喚起する 選択理由 悪性症候群の発現に関する情報を医療関係者に対し情報提供を行い, 適正使用に関する理解を促す 麻痺性イレウス重要な特定されたリスクとした理由 : 統合失調症を対象とした国内外の主な臨床試験において麻痺性イレウス関連の有害事象は発現しなかった 国内短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0%(0/342) 及びプラセボ群で 0%(0/116), 国内長期非盲検試験では 0%(0/281) であった 海外短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0%(0/942) 及びプラセボ群で 0%(0/368), 海外長期非盲検試験では 0%(0/1059) であった 一方, 海外製造販売後において重篤な麻痺性イレウス関連の有害事象が認められている さらに, 抗精神病薬では麻痺性イレウスのリスクが高まると知られている また, 発現した場合には重大な転帰をたどる可能性があるため 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動 選択理由 使用実態下における麻痺性イレウスの発現状況を把握し, 副作用の発現において, 著しい頻度の増加傾向または予測できない転帰の集積等, 新たな安全性の懸念が認められた場合, 医薬品安全性監視活動 リスク最小化活動等の内容を見直す リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として, 添付文書の 重大な副作用 の項, 並びに患者向医薬品ガイドに記載して注意喚起する 選択理由 麻痺性イレウスの発現に関する情報を医療関係者に対し情報提供を行い, 適正使用に関する理解を促す 横紋筋融解症重要な特定されたリスクとした理由 : 統合失調症を対象とした国内外の主な臨床試験における横紋筋融解症が以下に示した発現割合で報告されている 国内短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0%(0/342) 及びプラセボ群で 0%(0/116) であり, 国内長期非盲検試験では 0%(0/281) であった 海外短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0.1%(1/942) 及びプラセボ群で 0%(0/368) 6

であり, 海外長期非盲検試験では 0%(0/1059) であった 加えて, 海外製造販売後において重篤な横紋筋融解症の有害事象が認められている さらに, 抗精神病薬では横紋筋融解症のリスクが高まると知られている また, 発現した場合には重大な転帰をたどる可能性があるため 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動 選択理由 使用実態下における横紋筋融解症の発現状況を把握し, 副作用の発現において, 著しい頻度の増加傾向または予測できない転帰の集積等, 新たな安全性の懸念が認められた場合, 医薬品安全性監視活動 リスク最小化活動等の内容を見直す リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として, 添付文書の 重大な副作用 の項, 並びに患者向医薬品ガイドに記載して注意喚起する 選択理由 横紋筋融解症の発現に関する情報を医療関係者に対し情報提供を行い, 適正使用に関する理解を促す 高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡重要な特定されたリスクとした理由 : 統合失調症を対象とした国内外の主な臨床試験における高血糖関連有害事象が以下に示した発現割合で報告されている 国内短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0.3%(1/342) 及びプラセボ群で 2.6%(3/116) であり, 国内長期非盲検試験では 1.1%(3/281) であった 海外短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0.5%(5/942) 及びプラセボ群で 0.8%(3/368) であり, 海外長期非盲検試験では 2.0%(21/1059) であった 加えて, 海外製造販売後において重篤な糖尿病性ケトアシドーシスの有害事象が認められている さらに, 非定型抗精神病薬では体重増加, 肥満, 耐糖能異常及び脂質代謝異常のリスクが高まると知られている また, 発現した場合には重大な転帰をたどる可能性があるため 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 製造販売後データベース調査 高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡 選択理由 本剤との因果関係は明らかであるものの, 既存の非定型抗精神病薬との高血糖 / 糖尿病性ケトアシドーシス / 糖尿病性昏睡発現頻度の差異及び高血糖 / 糖尿病性ケトアシドーシス / 糖 7

尿病性昏睡発現のリスク因子については不明な点が残ることから, 本剤と既存の非定型抗精神病薬との高血糖 / 糖尿病性ケトアシドーシス / 糖尿病性昏睡発現頻度の差異及び本剤投与による高血糖 / 糖尿病性ケトアシドーシス / 糖尿病性昏睡発現のリスク因子を検討する調査を行う また, 本剤及び既存の非定型抗精神病薬の使用と当該事象の発生に関する情報が取得可能と想定されるデータベース (MID-NET) が存在することから, 製造販売後データベース調査とする リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として, 添付文書の 重要な基本的注意 及び 重大な副作用 の項, 並びに患者向医薬品ガイドに記載して注意喚起する 選択理由 高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡の発現に関する情報を医療関係者に対し情報提供を行い, 適正使用に関する理解を促す 無顆粒球症 白血球減少重要な特定されたリスクとした理由 : 統合失調症を対象とした国内外の主な臨床試験における白血球減少関連有害事象が以下に示した発現割合で報告されている 国内短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0%(0/342) 及びプラセボ群で 0.9%(1/116, 有害事象の種類 : 好中球数減少, 白血球数減少 ) であり, 国内長期非盲検試験では 1.1% (3/281, 有害事象の種類 : 白血球数減少, リンパ球数減少 ) であった 海外短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0.1%(1/942, 有害事象の種類 : 好中球数減少 ) 及びプラセボ群で 0.3%(1/368, 有害事象の種類 : 好中球減少症 ) であり, 海外長期非盲検試験では 0.3%(3/1059 有害事象の種類 : 白血球減少症, 単球減少症, 好中球減少症, 顆粒球数減少 ) であった 加えて, 海外製造販売後において重篤な白血球減少関連有害事象が認められている また, 発現した場合には重大な転帰をたどる可能性があるため 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 製造販売後データベース調査 無顆粒球症 白血球減少 選択理由 本剤との因果関係は明らかであるものの, 既存の非定型抗精神病薬との無顆粒球症 白血球減少発現頻度の差異及び無顆粒球症 白血球減少発現のリスク因子については不明な点が残ることから, 本剤と既存の非定型抗精神病薬との無顆粒球症, 白血球減少発現頻度の差異及び本剤投与による無顆粒球症 白血球減少発現のリスク因子を検討する調査を行う また, 本剤及び既存の非定型抗精神病薬の使用と当該事象の発生に関する情報が取得可能と想定されるデータベース (MID-NET) が存在することから, 製造販売後データベース調査とする 8

リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として, 添付文書の 重大な副作用 の項, 並びに患者向医薬品ガイドに記載して注意喚起する 選択理由 無顆粒球症 白血球減少の発現に関する情報を医療関係者に対し情報提供を行い, 適正使用に関する理解を促す 肺塞栓症 深部静脈血栓症重要な特定されたリスクとした理由 : 統合失調症を対象とした国内外の主な臨床試験において静脈塞栓症に関連する有害事象が以下に示した発現割合で報告されている 国内短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0.3%(1/342) 及びプラセボ群で 0%(0/116) であり, 国内長期非盲検試験では 0%(0/281) であった 海外短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0.2%(2/942) 及びプラセボ群で 0%(0/368) であり, 海外長期非盲検試験では 0.1%(1/1059) であった 加えて, 海外製造販売後において重篤な静脈塞栓症に関連する有害事象が認められている さらに, 抗精神病薬では肺塞栓症及び深部静脈血栓症のリスクが高まると知られている また, 発現した場合には重大な転帰をたどる可能性があるため 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動 選択理由 使用実態下における肺塞栓症 深部静脈血栓症に関する事象の発現状況を把握し, 副作用の発現において, 著しい頻度の増加傾向または予測できない転帰の集積等, 新たな安全性の懸念が認められた場合, 医薬品安全性監視活動 リスク最小化活動等の内容を見直す リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として, 添付文書の 重要な基本的注意 及び 重大な副作用 の項, 並びに患者向医薬品ガイドに記載して注意喚起する 選択理由 肺塞栓症 深部静脈血栓症の発現に関する情報を医療関係者に対し情報提供を行い, 適正使用に関する理解を促す 重要な潜在的リスク 自殺行動 自殺念慮 重要な潜在的リスクとした理由 : 統合失調症を対象とした国内外の主な臨床試験における自殺関連有害事象が以下に示し 9

た発現割合で報告されている 国内短期試験ではブレクスピプラゾール群で 1.2%(4/342) 及びプラセボ群で 1.7%(2/116) であり, 国内長期非盲検試験では 4.3%(12/281) であった 海外短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0.3%(3/942) 及びプラセボ群で 0.3%(1/368) であり, 海外長期非盲検試験では 0.8%(8/1059) であった また, 統合失調症患者においては自殺関連有害事象の発現率は一般より高いとされており, 抗精神病薬投与中は高リスク患者に厳重な管理が必要であるため 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動 選択理由 使用実態下における自殺行動 自殺念慮の発現状況を把握し, また, 積極的に自殺関連情報収集を行い, 副作用の発現において, 著しい頻度の増加傾向等, 新たな安全性の懸念が認められた場合, 医薬品安全性監視活動 リスク最小化活動等の内容を見直す リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として, 添付文書の 慎重投与 及び その他の副作用 の項, 並びに患者向医薬品ガイドに記載して注意喚起する 選択理由 自殺行動 自殺念慮の発現に関する情報を医療関係者に対し情報提供を行い, 適正使用に関する理解を促す 低血糖重要な潜在的リスクとした理由 : 統合失調症を対象とした国内外の主な臨床試験における低血糖関連有害事象は発現しなかった 国内短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0%(0/342) 及びプラセボ群で 0%(0/116) であり, 国内長期非盲検試験では 0%(0/281) であった 海外短期試験ではブレクスピプラゾール群で 0%(0/942) 及びプラセボ群で 0%(0/368) であり, 海外長期非盲検試験では 0%(0/1059) であった 海外製造販売後において本剤との因果関係が否定できない非重篤な低血糖関連有害事象が認められている 他の非定型抗精神病薬では低血糖について注意喚起されている また, 低血糖は, 重篤化した場合に重大な転帰をたどる可能性があるため 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 製造販売後データベース調査 低血糖 選択理由 本剤と低血糖との関連を評価するため, 比較対照を設定した調査を行う また, 本剤及び 10

既存の非定型抗精神病薬の使用と当該事象の発現に関する情報が取得可能と想定されるデータベース (MID-NET) が存在することから, 製造販売後データベース調査とする リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動 : なし 選択理由 現時点において, 本剤投与による低血糖の発現リスクについては明確ではないため, 添付文書での注意喚起は行わない 製造販売後の低血糖の発現状況に応じて, 注意喚起の必要性を検討する 衝動制御障害重要な潜在的リスクとした理由 : 本剤はドパミン D2,D3 受容体部分アゴニスト作用を有しており, 衝動制御障害と中枢におけるドパミン受容体活性化との関連性が示唆されている また, 本剤の海外製造販売後及び類薬 ( アリピプラゾール ) の製造販売後において, 薬剤との関連性が否定できない病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず, 持続的にギャンブルを繰り返す状態 ), 病的性欲亢進, 強迫性購買, 暴食等の衝動制御障害が報告されている 衝動制御障害は, 原疾患の精神症状と区別がつきにくく, 患者及びその家族が注意することが重要であるため 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 通常の医薬品安全性監視活動 選択理由 使用実態下における衝動制御障害の副作用発現状況を把握するため 発現頻度の増加傾向等, 新たな安全性の懸念が認められた場合には, 医薬品安全性監視活動及びリスク最小化活動等の内容を見直すこととする リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として, 添付文書の 重要な基本的注意 の項, 並びに患者向医薬品ガイドに記載して注意喚起する 選択理由 衝動制御障害の副作用発現に関して医療関係者に情報提供を行い, 適正使用の推進を図るため 重要な不足情報 該当なし 11

1.2 有効性に関する検討事項 該当なし 12

2 医薬品安全性監視計画の概要 通常の医薬品安全性監視活動通常の医薬品安全性監視活動の概要 : 副作用, 文献 学会情報及び外国措置報告等の収集 確認 分析に基づく安全対策の検討 ( 及び実行 ) 追加の医薬品安全性監視活動 市販直後調査実施期間 : 販売開始から 6 ヵ月間評価 報告の予定時期 : 調査終了から 2 ヵ月以内製造販売後データベース調査 錐体外路症状 遅発性ジスキネジア 安全性検討事項 錐体外路症状 遅発性ジスキネジア 目的 統合失調症患者を対象に本剤処方後の遅発性ジスキネジアを含む錐体外路症状の発現頻度と, 類薬処方後の錐体外路症状の発現頻度を比較することで, 使用実態下における本剤の使用と錐体外路症状の発現との関連を評価する 実施計画 データベース :MID-NET データ期間 : 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 調査デザイン : コホートデザイン対象集団 : 統合失調症患者曝露群 : 本剤使用患者対照群 : 既存の非定型抗精神病薬使用患者想定症例数 : 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する アウトカム定義に用いるデータ項目 : 傷病名, 治療薬処方, 検査項目 ( なお, アウトカム定義の詳細はバリデーション研究を踏まえて検討する ) 実施計画の根拠 調査の方法: 十分な数の本剤処方患者, かつ, 錐体外路症状 遅発性ジスキネジアを評価する上で必要なデータの取得が可能なデータベースとして MID-NET が存在するため,MID-NET を用いた製造販売後データベース調査を実施する 調査デザイン: 本剤と遅発性ジスキネジアを含む錐体外路症状の関連を評価するため本剤と臨床的位置付けが同様である既存の非定型抗精神病薬を対照群としたコホートデザインを用いる 想定症例数: 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 節目となる予定の時期及びその根拠 13

安全性定期報告時: 集積されている症例数の報告開始時期, 中間及び最終解析時期の詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 報告書作成時: 安全性情報について最終的な検討を行うため, 再審査申請時に最終報告書を作成する 当該医薬品安全性監視活動の結果に基づいて実施される可能性のある追加の措置及びその開始の決定基準 遅発性ジスキネジアを含む錐体外路症状について, 発現頻度の予想外の増加などの新たな知見が得られた場合には, 添付文書の改訂及び資材作成の要否等を検討し, また, 錐体外路症状に対するリスク最小化策の策定要否について検討を行う 製造販売後データベース調査 脂質異常症 ( トリグリセリド, LDL コレステロール,HDL コレステロール, 総コレステロール ) 安全性検討事項 脂質異常症 ( トリグリセリド, LDL コレステロール,HDL コレステロール, 総コレステロール ) 目的 統合失調症患者を対象に本剤処方後の脂質異常症の発現頻度と, 類薬処方後の脂質異常症の発現頻度を比較することで, 使用実態下における本剤の使用と脂質異常症の発現との関連を評価する 実施計画 データベース :MID-NET データ期間 : 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 調査デザイン : コホートデザイン対象集団 : 統合失調症患者曝露群 : 本剤使用患者対照群 : 既存の非定型抗精神病薬使用患者想定症例数 : 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する アウトカム定義に用いるデータ項目 : 傷病名, 治療薬処方, 検査項目 ( なお, アウトカム定義の詳細はバリデーション研究を踏まえて検討する ) 実施計画の根拠 調査の方法: 十分な数の本剤処方患者, かつ, 脂質異常症を評価する上で必要なデータの取得が可能なデータベースとして MID-NET が存在するため,MID-NET を用いた製造販売後データベース調査を実施する 調査デザイン: 本剤と脂質異常症の関連を評価するため本剤と臨床的位置付けが同様である既存の非定型抗精神病薬を対照群としたコホートデザインを用いる 想定症例数: 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 節目となる予定の時期及びその根拠 安全性定期報告時: 集積されている症例数の報告開始時期, 中間及び最終解析時期の詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 14

報告書作成時: 安全性情報について最終的な検討を行うため, 再審査申請時に最終報告書を作成する 当該医薬品安全性監視活動の結果に基づいて実施される可能性のある追加の措置及びその開始の決定基準 脂質異常症について, 本剤のリスクとして特定できた場合には, 添付文書の改訂及び資材作成の要否等を検討し, また, 脂質異常症に対するリスク最小化策の策定要否について検討を行う 製造販売後データベース調査 高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡 安全性検討事項 高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡 目的 統合失調症患者を対象に本剤処方後の高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡の発現頻度と, 類薬処方後の高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡の発現頻度を比較することで, 使用実態下における本剤の使用と高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡の発現との関連を評価する 実施計画 データベース :MID-NET データ期間 : 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 調査デザイン : コホートデザイン対象集団 : 統合失調症患者曝露群 : 本剤使用患者対照群 : 既存の非定型抗精神病薬使用患者想定症例数 : 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する アウトカム定義に用いるデータ項目 : 傷病名, 治療薬処方, 検査項目 ( なお, アウトカム定義の詳細はバリデーション研究を踏まえて検討する ) 実施計画の根拠 調査の方法: 十分な数の本剤処方患者, かつ, 高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡を評価する上で必要なデータの取得が可能なデータベースとして MID-NET が存在するため, MID-NET を用いた製造販売後データベース調査を実施する 調査デザイン: 本剤と高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡の関連を評価するため本剤と臨床的位置付けが同様である既存の非定型抗精神病薬を対照群としたコホートデザインを用いる 想定症例数: 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 節目となる予定の時期及びその根拠 安全性定期報告時: 集積されている症例数の報告開始時期, 中間及び最終解析時期の詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 報告書作成時: 安全性情報について最終的な検討を行うため, 再審査申請時に最終報告書を作成する 15

当該医薬品安全性監視活動の結果に基づいて実施される可能性のある追加の措置及びその開始の決定基準 高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡について, 本剤のリスクとして特定できた場合には, 添付文書の改訂及び資材作成の要否等を検討し, また, 高血糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡に対するリスク最小化策の策定要否について検討を行う 製造販売後データベース調査 無顆粒球症 白血球減少 安全性検討事項 無顆粒球症 白血球減少 目的 統合失調症患者を対象に本剤処方後の無顆粒球症 白血球減少の発現頻度と, 類薬処方後の無顆粒球症 白血球減少の発現頻度を比較することで, 使用実態下における本剤の使用と無顆粒球症 白血球減少症の発現との関連を評価する 実施計画 データベース :MID-NET データ期間 : 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 調査デザイン : コホートデザイン対象集団 : 統合失調症患者曝露群 : 本剤使用患者対照群 : 既存の非定型抗精神病薬使用患者想定症例数 : 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する アウトカム定義に用いるデータ項目 : 傷病名, 治療薬処方, 検査項目 ( なお, アウトカム定義の詳細はバリデーション研究を踏まえて検討する ) 実施計画の根拠 調査の方法: 十分な数の本剤処方患者, かつ, 無顆粒球症 白血球減少を評価する上で必要なデータの取得が可能なデータベースとして MID-NET が存在するため,MID-NET を用いた製造販売後データベース調査を実施する 調査デザイン: 本剤と無顆粒球症 白血球減少の関連を評価するため本剤と臨床的位置付けが同様である既存の非定型抗精神病薬を対照群としたコホートデザインを用いる 想定症例数: 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 節目となる予定の時期及びその根拠 安全性定期報告時: 集積されている症例数の報告開始時期, 中間及び最終解析時期の詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 報告書作成時: 安全性情報について最終的な検討を行うため, 再審査申請時に最終報告書を作成する 当該医薬品安全性監視活動の結果に基づいて実施される可能性のある追加の措置及びその開始の決定基準 無顆粒球症 白血球減少について, 本剤のリスクとして特定できた場合には, 添付文書の 16

改訂及び資材作成の要否等を検討し, また, 無顆粒球症 白血球減少に対するリスク最小化策の策定要否について検討を行う 製造販売後データベース調査 低血糖 安全性検討事項 低血糖 目的 統合失調症患者を対象に本剤処方後の低血糖の発現頻度と, 類薬処方後の低血糖の発現頻度を比較することで, 使用実態下における本剤の使用と低血糖の発現との関連を評価する 実施計画 データベース :MID-NET データ期間 : 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 調査デザイン : コホートデザイン対象集団 : 統合失調症患者曝露群 : 本剤使用患者対照群 : 既存の非定型抗精神病薬使用患者想定症例数 : 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する アウトカム定義に用いるデータ項目 : 傷病名, 治療薬処方, 検査項目 ( なお, アウトカム定義の詳細はバリデーション研究を踏まえて検討する ) 実施計画の根拠 調査の方法: 十分な数の本剤処方患者, かつ, 低血糖を評価する上で必要なデータの取得が可能なデータベースとして MID-NET が存在するため,MID-NET を用いた製造販売後データベース調査を実施する 調査デザイン: 本剤と低血糖の関連を評価するため本剤と臨床的位置付けが同様である既存の非定型抗精神病薬を対照群としたコホートデザインを用いる 想定症例数: 詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 節目となる予定の時期及びその根拠 安全性定期報告時: 集積されている症例数の報告開始時期, 中間及び最終解析時期の詳細については承認後の疫学相談を踏まえて検討する 報告書作成時: 安全性情報について最終的な検討を行うため, 再審査申請時に最終報告書を作成する 当該医薬品安全性監視活動の結果に基づいて実施される可能性のある追加の措置及びその開始の決定基準 低血糖について, 本剤のリスクとして特定できた場合には, 添付文書の改訂及び資材作成の要否等を検討し, また, 低血糖に対するリスク最小化策の策定要否について検討を行う 17

3 有効性に関する調査 試験の計画の概要 該当なし 18

4 リスク最小化計画の概要 通常のリスク最小化活動通常のリスク最小化活動の概要 : 添付文書及び患者向医薬品ガイドによる情報提供追加のリスク最小化活動 市販直後調査による情報提供 実施期間 : 販売開始後 6 ヵ月間 評価 報告の予定時期 : 調査終了から 2 ヵ月以内 19

5 医薬品安全性監視計画, 有効性に関する調査 試験の計画及びリスク最小化 計画の一覧 5.1 医薬品安全性監視計画の一覧 通常の医薬品安全性監視活動 副作用, 文献 学会情報及び外国措置報告等の収集 確認 分析に基づく安全対策の検討 ( 及び 実行 ) 追加の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全節目となる症例数節目となる性監視活動の名称 / 目標症例数予定の時期 実施状況 報告書の作成予定日 市販直後調査 該当なし 販売開始か 販売開始時よ 販売開始から 8 ヵ月以内 ら 6 ヵ月後 り実施中 製造販売後データベース調査 錐体外 検討中 検討中 検討中 最終報告書 : 再審査申請時 路症状 遅発性ジスキネジア 製造販売後データベース調査 脂質異 検討中 検討中 検討中 最終報告書 : 再審査申請時 常症 ( トリグリセリド, LDL コレステロール,HDL コレステロール, 総コレステロール ) 製造販売後データベース調査 ( 高血 検討中 検討中 検討中 最終報告書 : 再審査申請時 糖 糖尿病性ケトアシドーシス 糖尿病性昏睡 製造販売後データベース調査 無顆粒 検討中 検討中 検討中 最終報告書 : 再審査申請時 球症 白血球減少 製造販売後データベース調査 低血糖 検討中 検討中 検討中 最終報告書 : 再審査申請時 20

5.2 有効性に関する調査 試験の計画の一覧 有効性に関する 調査 試験の名称 節目となる症例数 / 目標症例数 節目となる 予定の時期 実施状況 報告書の作成予定日 該当なし 5.3 リスク最小化計画の一覧 通常のリスク最小化活動 通常のリスク最小化活動の概要 : 添付文書及び患者向医薬品ガイドによる情報提供 追加のリスク最小化活動 追加のリスク最小化活動の名称 節目となる予定の時期 実施状況 市販直後調査による情報提供 販売開始から 6 ヵ月後 販売開始時より実施 中 21