6-3 本市の違反宅地開発の状況 本市における違反宅地開発には 次のようなケースがありました ケース 1( 無許可工事 ) ケース 2( 許可後の無断変更工事 ) ロー経緯書 顛末書提出 建築相談 開発 宅造許可 現場調査 工事着手 無断造成発見 許可内容の変更相談 来課要請 変更内容 1 予定建築

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2 前項の規定による通知を行った場合において 市長は 当該特定空家等の所有者等が除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を講じたことにより特定空家等の状態が改善され 特定空家等でないと認めるときは 遅滞なくその旨を 特定空家等状態改善通知書 ( 様式第 7 号 ) に

弘前市告示第   号

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(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

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8--2 建築許可申請 法の規定 ( 省令第 34 条 ) 法第 43 条第 項の建築許可を受けようとする者は 法に定めた事項を記載した 建築物の新築 改築若しくは用途の変更又は第一種特定工作物の新設許可申請書 に必要な書類 図面を添付し 市長に提出してください ( 法第 43 条 省令第 34 条

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

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8 号様式 ) を市長に提出しなければならない 2 前項の協議書には 法第 30 条第 2 項及び第 1 条に規定する図書のうち市長が必要と認めるものを添付しなければならない ( 開発行為の変更の許可等 ) 第 4 条法第 35 条の2 第 1 項の規定による変更の許可を受けようとする者は 開発行為

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(3) 障害を理由とする差別障害を理由とする不当な差別的取扱いを行うこと又は合理的配慮の提供をしないことをいいます (4) 障害を理由とする不当な差別的取扱い客観的にやむを得ないと認められる特別な事情なく 障害又は障害に関連する事由により障害者を区別し 排除し 又は制限すること 障害者に障害者でない

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また 立入調査は 市職員又は市長が委任した者が行い 調査者については身分等を示す証明書を携帯し 関係者からの請求があった場合は提示しなければならないため 立入調査員証 ( 様式第 2 号 ) により身分を証明するものとします 参考 < 基本指針 > 一 7(p.12~13) <ガイドライン> 第 3

5-1から3許可・不許可

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第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

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その額に老人扶養親族 1 人につき ( 当該老人扶養親族のほかに扶養親族等がないときは 当該老人扶養親族のうち1 人を除いた老人扶養親族 1 人につき ) 60,000 円を加算した額 ) (3) 条例第 3 条第 2 項第 4 号に規定する心身障害者に 扶養親族等がないときは 3,604,000

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該当するか否かについて判断し その結果を式第 3により記録しなければならない 3 社会保険等未加入建設業者と下請契約を締結することについて 提出期限内に理由書の提出がなかった場合は 工事担当課長は 式第 4により以下の額について制裁金を請求する旨を受注者に通知するものとする P=C 0.1 P: 制

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1. 元職員による働きかけの規制 ( 第 38 条の 2 関係 )1 1 離職後に営利企業等 1に再就職した元職員(= 再就職者 ) は 離職前 5 年間に在職していた地方公共団体の執行機関の組織等 2の職員に対して 当該営利企業等又はその子法人と在職していた地方公共団体との間の契約等事務 3につい

(1) 法第 14 条第 3 項の規定に基づく 措置を命じられている場合 (2) 不動産販売 不動産貸付又は駐車場貸付等を業とするものが当該業のために行う除却工事である場合 (3) 国 地方公共団体その他の団体からこの要綱に基づく助成と同種の助成を受けている場合 ( 助成対象者 ) 第 5 条この要

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を得ないと認めるときは 当該住宅に居住する世帯の世帯主であること ⑶ 補助金の申請時において 補助金の対象となる住宅の所有者 ( 所有者が2 人以上いるときは その全員 ) が市税 ( 所沢市税条例 ( 昭和 25 年告示第 7 6 号 ) 第 3 条に掲げる税目をいう 以下同じ ) を滞納していな

宇都宮市サイクリングターミナル条例施行規則 宇都宮市サイクリングターミナル条例施行規則昭和 58 年 3 月 23 日規則第 14 号改正平成 3 年 12 月第 46 号平成 4 年 3 月第 11 号平成 9 年 6 月第 37 号平成 13 年 3 月第 11 号平成 16 年 12 月第 4

Transcription:

第 6 節 鹿児島市違反宅地開発取扱い事務処理要領について 6-1 要領の制定理由 これまで 本市においては 都市計画法に基づく開発行為や宅地造成等規制法に基づく宅地造成の違反件数はそれほど多くはなく 個別処理で対応してきましたが 最近では許可などの手続きを行わずに造成を行うケースや 許可後に変更が生じたにも係わらず 変更手続きを受けないまま工事を継続するケース等の違反が増加するとともに 違反の状況が多様化してきております また 鹿児島市市街化調整区域における住宅建築等に関する条例 の施行に伴う市街化調整区域での開発許可件数の増加 平成 19 年 10 月 1 日からの旧 5 町への宅地造成工事規制区域の拡大に伴う宅造許可件数の増加 鹿児島市開発許可等運用基準 の改正に伴う 質の変更 の開発許可への移行などを勘案すると 今後の開発許可及び宅造許可の件数は増加していくことが予想され それに伴い違反宅地開発の件数も増加すると考えられます そこで 開発行為や宅地造成の違反行為に対する統一した事務処理要領を定め 公平 公正かつ迅速な対応を図ることとしております 6-2 要領と法による罰則規定との関係 都市計画法及び宅地造成等規制法では 違法行為に関する監督処分として罰則規定を設けており その中で許可の取消しや効力の停止 工事その他の行為の停止及び相当期間を設けての建築物等の改築 移転及び除却等を命ずることができることとなっております さらに これらの命令に従わない場合に科せられる懲役や罰金等の罰則に関する規定も設けられております しかしながら 違反行為の中には故意なものだけでなく 過失や法を熟知していないことから生じたものもあり 法による監督処分等の不利益処分を科す前に まずは行政指導により是正させることを優先すべきであると考えております そのようなことから 本要領においては 宅地開発の違反行為者に対し 都市計画法及び宅地造成等規制法に定められた監督処分等を行う前に 行政指導の範囲内において是正までの手順を定めるものであり この指導に従わない場合には 各法に規定する監督処分等の措置の手続きを行うことになります - 278 -

6-3 本市の違反宅地開発の状況 本市における違反宅地開発には 次のようなケースがありました ケース 1( 無許可工事 ) ケース 2( 許可後の無断変更工事 ) ロー経緯書 顛末書提出 建築相談 開発 宅造許可 現場調査 工事着手 無断造成発見 許可内容の変更相談 来課要請 変更内容 1 予定建築物 事 2 配置計画事情聴取 是正計画書提出要請 2 擁壁等の構造物 変更に伴う都計法 32 条協議 務 顛末書 是正計画書提出 処 是正工事着手届 是正工事内容 1 造成計画の一部見直し 現場調査無断造成発見 工事停止の指示 理 2 擁壁等構造物の是正 ( 水抜穴 砕石基礎等 ) 来課要請 是正工事完了届 フ 事情聴取 経緯書 顛末書提出要請 現場調査 是正確認 都市計画法 43 条受付 都計法 35 条 2 項変更許可 工事着手 工事完了 工事完了検査 無許可工事の期間だけ完了受付日の延伸 - 279 -

ケース 3( 無許可工事 ) 開発行為相談 許可不要 建築確認申請 建築工事着工 虚偽の相談 施行業者による造成行為着手 事務処理フ 設計者による再相談 現場調査無断造成発見 来課要請 工事停止の指示 事情聴取 経緯書 顛末書 防災計画書提出要請 ロー建築工事完了 経緯書 顛末書 防災計画書提出 防災工事着手 調整池協議 都計法 32 条協議 防災工事完了 都計法 29 条許可 工事完了 工事完了検査 - 280 -

6-4 要領の位置付け 6-4-1 都市計画法の場合 違反宅地開発の発見 違反宅地開発取扱い事務処理要領に基づく措置 別紙フロー 6-5のフローへ 是正完了 都市計画法による罰則規定 未是正 監督処分の検討 都市計画法第 81 条 1 許可の取消 変更 効力の停止等 2 工事その他の行為の停止 3 建築物その他の工作物の改築 移転 除去 4 その他是正のための必要な措置 ( 使用禁止等 ) 聴聞 弁明の機会の付与 行政手続法第 13 条 監督処分 標識の設置 公示 ( 公報への掲載 ) 義務の履行 義務の不履行 告 発 不履行の放置 著しい公益に反する 公益に反しない 戒告 行政代執行法第 2 条 裁判 是正完了行政代執行判決 都市計画法第 91,92 条 罰則規定 都市計画法第 91 条 都市計画法第 92 条 1 年以下の懲役又は50 万円以下の罰金 50 万円以下の罰金 - 281 -

6-4-2 宅地造成等規制法の場合 違反宅地開発の発見 違反宅地開発取扱い事務処理要領に基づく措置 別紙フロー 6-5のフローへ 是正完了 宅地造成等規制法による罰則規定 未是正 監督処分の検討 宅造法第 14 条 1 許可の取消 2 工事の施行の停止 3 災害防止のための必要な措置 4 当該宅地の使用禁止 制限 聴聞 弁明の機会の付与 行政手続法第 13 条 監督処分 標識の設置 公示 ( 公報への掲載 ) 義務の履行 義務の不履行 告 発 不履行の放置 著しい公益に反する 公益に反しない 戒告 行政代執行法第 2 条 裁判 是正完了行政代執行判決 宅造法第 27,28,29 条 罰則規定 宅造法第 27 条 宅造法第 28 条 宅造法第 29 条 1 年以下の懲役又は50 万円以下の罰金 6 月以下の懲役又は30 万円以下の罰金 20 万円以下の罰金 - 282 -

6-5 要領で定める違反宅地開発の対応の流れ 通報 発見 相談 現場調査 実態把握 工事中の場合は工事停止等の指示 第 4 条 報告書兼台帳の作成 第 5 条 来課要請 第 6 条 ( 様式第 2) ( 様式第 1) 応じない場合 事情聴取 是正計画書の提出要請 ( 様式第 3) 第 6 条 第 7 条 応じない場合 第 7 条 顛末書及び是正計画書の提出 ( 様式第 4 5) 是正工事 工事完了 是正を行わない場合 第 8 条 第 11 条第 1 項是正完了報告書の提出 ( 様式第 8) 第 11 条第 1 項現場調査 是正完了の確認第 11 条第 2 項是正完了通知書の送付 ( 様式第 9) 勧告書の交付 ( 様式第 6) 指示書の交付 第 9 条 ( 様式第 7) 第 10 条 法に基づく監督処分等の措置 - 283 -

6-6 鹿児島市違反宅地開発取扱い事務処理要領 鹿児島市違反宅地開発取扱い事務処理要領 ( 平成 18 年 11 月 2 日 ) ( 趣旨 ) 第 1 条この要領は 違法な宅地開発の是正及びその事務処理の円滑化を図るため 是正指導等に関する事務手続きを定めるものである ( 用語の定義 ) 第 2 条この要領において使用する用語の定義は 次項から第 4 項までの当該各項に定めるところによるほか 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 ) 及び宅地造成等規制法 ( 昭和 36 年法律第 191 号 ) の例による 2 この要領において 宅地開発 とは 次のいずれかに該当するものとする (1) 都市計画法第 4 条第 10 項に定める建築物の建築及び用途変更 同条第 11 項に定める特定工作物の建設並びに同条第 12 項に定める開発行為 (2) 宅地造成等規制法第 2 条第 2 項に定める宅地造成 3 この要領において 違反宅地開発 とは 前項各号の法律に違反した行為をいう 4 この要領において 違反行為者 とは 次のいずれかに該当するものとする (1) 都市計画法第 81 条第 1 項各号に該当する者 (2) 宅地造成等規制法第 14 条第 1 項から第 3 項に該当する者 ( 措置上の原則 ) 第 3 条違反宅地開発に関する措置については 不公平にならないよう充分留意するとともに 迅速かつ正確に処理しなければならない ( 実態把握 指示 ) 第 4 条市長は 違反宅地開発の通報及び相談等があった場合並びに疑わしい行為を発見した場合には 速やかに現場調査を行い 事実を確認しなければならない 2 市長は 前項の調査により違反宅地開発と確認できた場合には 違反行為者に対し 違反の内容及び根拠法令等を説明するとともに 必要に応じて工事の停止及び使用の禁止等を指示するものとする ( 報告書兼台帳の作成 ) 第 5 条市長は 前条第 1 項により違反の事実を確認した場合には 違反宅地開発報告書兼台帳 ( 様式第 1) を作成するものとする ( 事情聴取 ) 第 6 条市長は 違反行為者及び事情を聴取する必要がある者に対し 通知書 ( 様式第 2) 等により呼び出し 事情聴取を行い 及びその内容を事情聴取調書 ( 様式第 3) に記載するものとする ( 是正計画書の提出 ) 第 7 条市長は 違反行為者に対し 原則として7 日以内に顛末書 ( 様式第 4) 及び是正計画書 ( 様式第 5) の提出を求めるものとする ( 勧告書 ) 第 8 条市長は 違反行為者が呼出しに応じない場合 是正計画書を提出しない場合又は是正計画を履行しない場合には 違反の内容 法令等の根拠及び是正内容等を記載した勧告書 ( 様式第 6) を交付し 是正を求めるものとする ( 指示書 ) 第 9 条市長は 違反行為者が前条の規定に基づく指導に応じない場合は 指示書 ( 様式第 7) を交付するものとする ( 監督処分等 ) 第 10 条市長は 違反行為者が前条の勧告書による是正に応じない場合は 都市計画法第 81 条及び宅地造成等規制法第 14 条に基づく措置を行うものとする - 284 -

2 前項の手続きについては 都市計画法 宅地造成等規制法 行政手続法 ( 平成 5 年法律第 55 条 ) 鹿児島市行政手続条例 ( 平成 9 年 3 月 2 8 日条例第 1 5 号 ) 及び鹿児島市行政手続条例施行規則 ( 平成 9 年 6 月 1 7 日規則第 8 3 号 ) によるもののほか 必要な事項は別途定めるものとする ( 是正の完了 ) 第 11 条市長は 是正計画に基づく是正完了報告書 ( 様式第 8) が提出された場合は 現場調査を行い 是正の完了を確認しなければならない 2 市長は 是正が完了したと認めた場合は 違反行為者に対し その旨を是正完了通知書 ( 様式第 9) により通知するものとする 付則この要領は 平成 18 年 11 月 6 日から施行する 様式第 1( その1) 違反宅地開発報告書兼台帳 市作成 ( その2) 是正指導の処理経過 市作成 ( その3) 位置図 付近見取り図 現場状況略図 市作成 様式第 2 通知書 市作成 様式第 3 事情聴取調書 市作成 様式第 4 顛末書 様式第 5 是正計画書 様式第 6 勧告書 市作成 様式第 7 指示書 市作成 様式第 8 是正完了報告書 様式第 9 是正完了通知書 市作成 - 285 -