市町村における災害対応「虎の巻」

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第356 第 3 章 災害応急対策計画 (2) 本部の設置場所 (3) 関係機関との連絡 2. 本部の組織 本部の設置場所は 原則として浦安市災害対策本部室とする 関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 本

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Microsoft Word - 03.【参考】新旧対照表(中防災).docx

(案)

別添 中防災第 1 1 号 平成 29 年 5 月 31 日 各指定行政機関の長各指定公共機関の代表殿 中央防災会議会長 ( 内閣総理大臣 ) 安倍晋三 梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について 貴殿におかれては 日頃から各般の施策を通じて災害対策の推進に御尽力をいただいているところであるが

1. 災害の発生を未然に防止するため 防災事務に従事する者の安全確保にも留意した上で 職員の参集や災害対策本部の設置等適切な災害即応態勢の確保を図り 関係機関との緊密な連携の下に 特に以下の取組について万全を期すること 1 危険箇所等の巡視 点検の徹底河川等の氾濫 がけ崩れ 土石流等災害発生のおそれ

平成 30 年度年法律第 57 号 ) 等により 要配慮者利用施設は 避難確保計画等の自然災害に関する計画 ( 以下 災害計画 という ) を作成することとなっており 災害計画の作成を促進するため 貴殿におかれても必要な支援に努められたい また 市町村が行う避難勧告等の発令に関する各種取組への積極的

(2) 本部の設置場所本部の設置場所は 原則として浦安市集合事務所 301 会議室とする (3) 関係機関との連絡体制関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を浦安市集合事務所に設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 連絡室は 浦安市集合事務所内に

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防災業務計画 株式会社ローソン

ii 8. 河川法と漁港法との調整に関する協定 ( 抄 ) 運輸省港湾局と農林省水産庁生産部とに関連ある港湾災害復旧事業の処理について 76 第 2 漁港関係災害関連事業 Ⅰ 補助金交付要綱 1. 漁港関係災害関連事業等補助金交付要綱 77 Ⅱ 災害関連漁業集落環境施設復旧事業 1. 災

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アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

島原市地域防災計画

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

Microsoft Word - 02.H28秋 重点提言本文【合本】1110.doc

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

みやこ町地域防災計画

各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

Microsoft Word - 目次

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

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第8章 災害復旧計画

中央防災会議会長(内閣総理大臣)による「梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について」の通知について

避難を促す緊急行動 被災した場合に大きな被害が想定される国管理河川において 以下を実施 1. 首長を支援する緊急行動 ~ 市町村長が避難の時期 区域を適切に判断するための支援 ~ できるだけ早期に実施 トップセミナー等の開催 水害対応チェックリストの作成 周知 洪水に対しリスクが高い区間の共同点検

はじめに 道では 北海道行政基本条例 に基づき 道政の基本的な方向を総合的に示す計画として 新 北海道総合計画 を策定し 政策展開の基本方向の一つとして 安心で心豊かな北海道ライフスタイル を掲げ 安全 安心な生活の確保 に向け 防災 減災の体制づくり を進めています 保健福祉部では 特に 子ども

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- 総目次 - - 本編 - 第 1 章総則 第 2 章 災害予防計画 第 3 章 風水害応急対策計画 第 4 章 震災応急対策計画 第 5 章 大規模事故等応急対策計画 第 6 章 災害復旧復興計画 - 資料編 -

本編表紙&目次.

避難勧告等の 判断 伝達マニュアル ( 土砂災害編 ) ひと 緑がかがやく田園と交流のまち 安全に安心して暮らせるまちの実現に向けて ( 概要版 ) 平成 26 年 9 月 1 日 北海道長沼町

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第 4 章 災害復旧計画

事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

国の法令改正等の反映近年行われた国の法令改正や防災基本計画の修正内容を反映しました 市町村が 指定緊急避難場所及び指定避難所の指定を進めることを追加 市町村が 被災者の被害状況 配慮事項等を一元的に集約した被災者台帳を作成し 総合的かつ効果的な支援の実施に努めることを追加 首都直下地震対策特別措置法

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

新たな津波浸水想定を踏まえた見直しの概要 資料 1-2 H23 の想定 対象断層県設置の有識者検討会設置の有識者検討会の検討の検討結果を踏まえた 4 断層 ( 日本海東縁部 能登半島東方沖 能登半島北方沖 石川県西方海東縁部 能登半島東方沖 能登半島北方沖 石川県西方沖 ) 想定の手法土木学会の手法

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Ⅰ 地域防災計画とは 1 計画の目的 松前町地域防災計画 は 災害対策基本法に基づき 松前町の防災対策を定めたものです 今後 この計画に定めた内容を推進することによって 住民の生命 身体及び財産を災害から守ることを目的とします 2 計画の構成と内容 松前町地域防災計画 は 災害の種類を 風水害 (

あおぞら彩時記 2017 第 5 号今号の話題 トリオ : 地方勤務の先輩記者からの質問です 気象庁は今年度 (H 29 年度 )7 月 4 日から これまで発表していた土砂災害警戒判定メッシュ情報に加え 浸水害や洪水害の危険度の高まりが一目で分かる 危険度分布 の提供を開始したというのは本当ですか

目次 1. はじめに 1 2. 協議会の構成 2 3. 目的 3 4. 概ね5 年間で実施する取組 4 5. フォローアップ 8

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

新規文書1

スライド 1

イ留意事項 ( ア ) 対処基本方針が廃止された場合は 救援の継続や復帰のための措置について 何らかの措置により行います ( イ ) 復帰のための措置 a 誘導以外の措置 b 市長 知事による誘導 (2) 別紙第 1 情報計画 参照 2 構想 (1) 活動方針市 ( 環境防災課ほか各課 ) は 県

平成21年6月10日 地域防災計画

協定の資料 1. 番号の付け方 災害応急対策時に, 各部及び各班で利用する資料が分かるよう, 下記の規定で番号を付ける 部班連番 基準 A1 1 A: 統括部 1. 本部班 2. 情報分析班 3. 情報記録班 4. 広報班 5. 財政班 6. 渉外班 E: 建設部 1. 建設総務班 2. 応急仮設住

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地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

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2 地震 津波対策の充実 強化 (1) 南海トラフ地震や首都直下地震の被害想定を踏まえ 地震防災上緊急に整備すべき施設整備 津波防災地域づくりに関する法律 の実効性確保 高台移転及び地籍調査の推進など事前防災や減災に資するハード ソフトの対策を地方公共団体が重点的に進めるための財政上の支援措置を講じ

避難所講演資料

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

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Microsoft PowerPoint - 参考資料 各種情報掲載HPの情報共有

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10 地震 火山噴火対策等の推進について 近年 我が国は様々な災害に見舞われている 東日本大震災後も 平成 28 年の熊本地震 本年 6 月の大阪府北部地震及び9 月の北海道胆振東部地震など大規模な地震が発生し 多大な人的 物的被害が発生した 地方公共団体においては 突然発生する大規模自然災害に備え

4 被災生活の環境整備主な修正概要 避難所毎に運営マニュアルを作成し 避難所の良好な生活環境を確保するための運営基準等を明確にしておく 避難所運営マニュアルの作成 訓練等を通じて 住民の避難所の運営管理に必要な知識の普及に努める 県 DMAT( 災害時派遣医療チーム ) の活動終了以降の医療提供体制

Microsoft Word 提示_地域防災計画(概要版)ver21.doc

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

☆配布資料_熊本地震検証

人的応援 研修 訓練の実施 県受援マニュアル及び災害時緊急連絡員活動マニュアルを踏まえた研修 訓練の強化 () マニュアルに基づく研修 訓練県が策定する 応援職員における奈良県への受入及び市町村への短期派遣マニュアル 及び 災害時緊急連絡員活動マニュアル に基づき 災害時に役立つ実働的な訓練や研修を

宅地の補修工事に関する費用の貸付 被害建物に関する相談窓口 応急仮設住宅の提供 被災者生活再建支援金 住宅の応急修理制度 住宅の補修工事に関する費用の貸付 ( り災証明書の提出が必要です ) 被災家屋等

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メザニン支援

02一般災害対策編-第3章.indd

大槌町地域防災計画目次

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

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激甚災害制度について

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

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~ 二次的な被害を防止する ~ 第 6 節 1 図 御嶽山における降灰後の土石流に関するシミュレーション計算結果 平成 26 年 9 月の御嶽山噴火後 土砂災害防止法に基づく緊急調査が国土交通省により実施され 降灰後の土石流に関するシミュレーション結果が公表された これにより関係市町村は

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

3部第 3 部災害復興計画 ( 仮題 ) 第 4 章震災復興マニュアルのしくみ 第 4 章東京都震災復興マニュアルのしくみ 東京都震災復興マニュアル ( 以下 震災復興マニュアル という ) は 都市復興マニュアル ( 平成 9 年 ) と 生活復興マニュアル ( 平成 10 年 ) を統合し 復興

災害復旧制度の目的と沿革 目的 自然災害により被災した公共土木施設を迅速 確実に復旧する 対象施設 河川 海岸 砂防設備 林地荒廃防止施設 地すべり防止施設 急傾斜地崩壊防止施設 道路 港湾 漁港 下水道 公園 沿革 古くは明治 14 年より予算補助の形での国庫補助 明治 32 年 災害準備基金特別

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 29 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

参考 生活支援制度 と り災証明書に記載された住家の被害程度 の対応表 ( 目安 ) この表は 生活支援制度 と り災証明書に記載された住家の被害程度 との対応について 目安として作成したものです 各支援制度の詳細な適用条件については 3 生活支援制度一覧 (P.5~) に記載している各制度の お問

今治市地域防災計画とは 計画の目的 地域防災計画は 災害対策基本法第 42 条の規定に基づき 今治市防災会議が作成する計画であって 今治市に係わる災害に対して 市 県 防災関係機関が 市民の協力のもとに 災害対策を実施することにより 市民の生命 身体及び財産を災害から守ることを目的として定めています

警報等の伝達

目 次 はじめに 市町村の責務と各人の避難行動の原則 市町村の責務 各人の避難行動の原則 避難行動 ( 安全確保行動 ) の考え方 避難の目的 避難行動 立ち退き避難が必要な災害の事象

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目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

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第 1 節復旧 復興の基本方針の決定 村は 被災者の生活再建を支援し 再度災害の防止に配慮した施設の復旧等を図り より安全 性に配慮した地域振興のための基礎的な条件づくりを目指すため 復旧 復興の基本方針を決定 し その推進に当たって必要な場合は 他の地方公共団体の支援を要請する 1 復旧 復興の基

(3) 県及び市町は 災害に強いまちづくりに当たっては 河川等の治水安全度の向上 土砂災害に対する安全性の確保等を目標とするものとする (4) 警察本部は 暴力団等の動向把握を徹底し 復旧 復興事業への参入 介入の実態把握に努めるとともに 関係行政機関 被災地方公共団体 業界団体等に必要な働きかけを

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

内閣府自殺対策推進室提出資料 平成 23 年 6 月 15 日内閣府自殺対策推進室内閣府経済社会総合研究所自殺分析班警察庁厚生労働省 東日本大震災に関連する自殺の実態把握について 平成 23 年 3 月 11 日に発災した東日本大震災に関連する自殺の実態把握について 以下 のとおり実施する 1. 定

新規文書1

- 1 - かつ多数の者が利用する施設(地下に建設が予定されている施設又は地下に建設中の施設であって 不特定かつ多数の者が利用すると見込まれるものを含む )をいう 以下同じ )であって 当該地下街等と連続する施設から浸水するものの存する区域を含めて行うことができる (洪水浸水想定区域の指定の際の明示

Transcription:

市町村における災害対応 虎の巻 ~ 災害発生時に住民の命を守るために ~ 平成 27 年 8 月内閣府

災害対応の原則 防災対応の 3 原則 1 疑わしきときは行動せよ 2 最悪事態を想定して行動せよ 3 空振りは許されるが 見逃しは許されない 災害対応の流れとポイント 災害への事前の備え 事前準備の良し悪しが対応の成否の最大のカギ 現場を見て何が起こるか想像し 的確に準備普段できないことは本番でもできない 危険を察知 発災直前の対応 的確な情報収集 伝達 先手を打つ空振り OK 見逃し NG 発災後の対応 人命第一 住民を安心させる使えるものは何でも使う 市町村長は災害対応の第一線の責任者 地域防災計画の作成 災害対策本部等の設置 災害に関する情報の収集及び伝達等 居住者等に対する避難勧告 指示 都道府県知事や他の市町村長等への応援要求 都道府県知事に対する自衛隊災害派遣の要請の要求等 広範な責務 権限 対応を誤れば 住民の被害が拡大!! 1

マスコミ対応 / ボランティアの活用 災害時においては 応急対応に多忙を極めることが想定されるが その中でも マス コミへの対応をしっかりと行うことは 住民への情報提供の観点からも非常に重要 マスコミ ( 報道機関 ) との連携について 災害の規模や自治体の規模によりその対応は大きく変わる 住民に対して情報提供を行う際 マスコミへ情報提供することは効果的 マスコミ対応のポイント マスコミの問合せは1 社 2 社ではない 総責任者がマスコミ対応にかかり 指揮系統が乱れるケースも 発災時は地元以外の記者も派遣されて来るため 地名の読み方や道案内など より丁寧な対応が必要 適切に対応できるかどうかは 平時からの準備ができているかどうかで決まる 例えば マスコミ対応の担当を定めておく 首長の定例記者会見の実施方法を確認しておく 災害情報の共有方法を確認しておく 記者控室の場所を定めておく 大規模な災害が発生した際には 行政による 公助 だけでは限られた成果しか得ら れない 共助 の取組を進めることが 迅速 円滑な復旧 復興活動に不可欠であり そのためにはボランティアの力を最大限活用すべき ボランティアを活用するための取組 ( 例 ) 災害ボランティアセンターへの継続的な支援と情報共有( 設置から運営まで ) 防災ボランティア活動に関する広報による支援( 防災無線 広報車など ) 資機材の提供 移動のためのバスの手配など 被災地の被害情報の発信 災害対策本部等の会議への参加 地域の防災の取組に対する平時からの支援 2

主な災害対策関係法律の類型別整理表 類型予防応急復旧 復興 災害対策基本法 地震津波 火山 風水害 大規模地震対策特別措置法 津波対策の推進に関する法律 地震財特法 地震防災対策特別措置法 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 首都直下地震対策特別措置法 日本海溝 千島海溝周辺海溝型地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 建築物の耐震改修の促進に関する法律 密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律 津波防災地域づくりに関する法律 活動火山対策特別措置法 河川法 災害救助法 消防法 警察法 自衛隊法 水防法 < 全般的な救済援助措置 > 激甚災害法 < 被災者への救済援助措置 > 中小企業信用保険法 天災融資法 小規模企業者等設備導入資金助成法 災害弔慰金の支給等に関する法律 雇用保険法 被災者生活再建支援法 株式会社日本政策金融公庫法 < 災害廃棄物の処理 > 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 < 災害復旧事業 > 農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律 公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法 公立学校施設災害復旧費国庫負担法 被災市街地復興特別措置法 被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法 地滑り崖崩れ土石流 砂防法 森林法 地すべり等防止法 急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律 < 保険共済制度 > 地震保険に関する法律 農業災害補償法 森林国営保険法 < 災害税制関係 > 災害被害者に対する租税の減免 徴収猶予等に関する法律 豪雪 豪雪地帯対策特別措置法 積雪寒冷特別地域における道路交通の確保に関する特別措置法 < その他 > 特定非常災害法 防災のための集団移転促進事業に係る国の財政上の特別措置等に関する法律 借地借家特別措置法 大規模災害からの復興に関する法律 原子力 原子力災害対策特別措置法 3

平時における対応 災害の発生に備え 防災計画 庁内体制を整備し 平素から訓練を行うことが必要 また 関係機関と 顔の見える関係 を構築し 協定を締結することも重要 地域住民の自助 共助の取組を促進し 地区防災計画制度の積極的活用を 市町村 防災に関する組織の整備 ( 法 47 条 ) 防災訓練の実施 ( 法 48 条 ) 必要な物資 資材の備蓄 ( 法 49 条 ) 指定緊急避難場所の指定 ( 法 49 条の 4) 指定避難所の指定 ( 法 49 条の 7) 避難行動要支援者名簿の作成 ( 法 49 条の 10) 避難行動要支援者名簿情報の利用 提供 ( 法 49 条の 11) 災害対策基金の積立 ( 法 101 条 ) 協力要求 ( 法 21 条 ) 実施推進のための要請 ( 法 45 条 ) 国 都道府県 指定公共機関 市町村防災会議 防災に関する重要事項を審議 市町村地域防災計画を作成 ( 法 42 条 ) 地区防災計画の作成 ( 法 42 条 ) 相互応援協定の締結等 ( 法 49 条の 2) 他市町村 地区防災計画の提案 ( 法 42 条の 2) 地域住民 防災教育の実施 ( 法 47 条の 2) 協定の締結 ( 法 49 条の 3) 物資供給事業者等 義務 努力義務 権限法 : 災対法 4

発災直前から直後にかけての情報収集関係 法律上 定められた情報を 待つ のではなく 積極的に 取りに行く 情報収集が重要 もたらされた情報がどのような意味を持つのか 瞬時の判断が求められることに留意 危険 な情報ほどトップまで迅速に伝達がなされるよう 職員の教育 育成が必要 都道府県 洪水予報等 ( 水防法 10 条 11 条 ) 洪水特別警戒水位情報 ( 水防法 13 条 ) 雨水出水特別警戒水位情報 ( 水防法 13 条の 2) 高潮特別警戒水位情報 ( 水防法 13 条の 3) 洪水浸水想定区域 ( 水防法 14 条 ) 雨水出水浸水想定区域 ( 水防法 14 条の 2) 高潮浸水想定区域 ( 水防法 14 条の 3) 水防警報 ( 水防法 16 条 ) 気象等の予報 警報 ( 気象業務法 15 条 ) 土砂災害警戒情報 ( 土砂法 27 条 ) 土砂災害緊急情報 ( 土砂法 29 条 ) 洪水予報等 ( 水防法 10 条 ) 洪水特別警戒水位情報 ( 水防法 13 条 ) 水防警報 ( 水防法 16 条 ) 気象等の予報 警報 ( 気象業務法 13 条 ) 洪水予報等 ( 気象業務法 14 条の2) 特別警報 ( 気象業務法 13 条の2 15 条の2) 土砂災害緊急情報 ( 土砂法 34 条 ) 土砂災害緊急情報 ( 土砂法 34 条 ) 市町村 情報の収集及び伝達 ( 法 51 条 ) 国土交通大臣気象庁 義務 努力義務法 : 災対法 異常な現象の通報 ( 法 54 条 ) 河川等の巡視 ( 水防法 9 条 ) 発災現場 5

発災後の対応 ( 特に応急期 ) まずは災害の規模を大局的に把握すべき ( 正確性を追求するより全体像の迅速な把握が重要 ) 避難指示 等は住民の命に直結 迷ったときには躊躇せず発令を 災害対応は総力戦 全庁挙げて対応し 積極的に外部からの支援も活用すべき 市町村 災害対策本部の設置 ( 法 23 条の2) 災害に関する情報収集予防 応急対策方針の作成 実施 避難行動要支援者名簿の避難支援等関係者等への提供 ( 法 49 条の 11) 消防機関 水防団の出動 出動準備 ( 法 58 条 水防法 17 条 ) 避難所の災害予防 ( 法 86 条の 2) 安否情報の提供 ( 法 86 条の 15) 罹災証明書の交付 ( 法 90 条の 2) 被災者台帳の作成 ( 法 90 条の 3) 関係機関への決壊の通報 ( 水防法 25 条 ) 災害拡大事前措置 ( 法 59 条 ) 応急措置 ( 法 62 条 ) 警戒区域設定 ( 法 63 条 水防法 21 条 ) 工作物の撤去等 ( 法 64 条 ) 応急措置従事指示等 ( 法 65 条 ) 応急措置従事者への補償 ( 法 84 条 ) 市道の車両移動等 ( 法 76 条の 6) 決壊後の処置 ( 水防法 26 条 ) 立退きの指示 ( 水防法 29 条 ) 職員派遣要請 ( 法 29 条 ) 助言の求め ( 法 61 条の 2) 災害の状況等の報告 ( 法 53 条 ) 助言の求め ( 法 61 条の 2) 応援要請 ( 法 68 条 ) 自衛隊災害派遣要請の要求 ( 法 68 条の 2) 物資又は資材の供給の要請 ( 法 86 条の 16) 職員派遣要請 ( 法 29 条 ) 警報伝達のための通信優先利用 ( 法 57 条 ) 出動の求め ( 法 58 条 ) 援助の要求 ( 水防法 22 条 ) 他の市町村への応援要求 ( 水防法 23 条 法 67 条 ) 広域一時滞在の協議 ( 法 86 条の 8) 警報の伝達 ( 法 56 条 ) 避難の指示等 ( 法 60 条 ) 国 都道府県 指定公共機関 警察 他市町村 地域住民 発災現場 義務 努力義務 権限法 : 災対法 6

応急対応のイメージ ( 救助 救急活動 / 物資の調達 供給活動 ) 7

避難勧告等の判断 伝達マニュアル作成ガイドライン ガイドラインの位置付け 自然災害のおそれが高まった際に市町村が出す避難勧告等について どのようなタイミングでどのような範囲に発令すべきか等 市町村の担当者が最低限知っておくべき事項に関する技術的助言 (H17 に策定 H26 及び H27 に改定 ) ガイドラインの内容 1. 市町村の責務と各人の避難行動の原則 市町村は 住民が避難行動をとるための情報を提供し 空振り をおそれず 早めに避難勧告等を発令する 各人が自らの判断で躊躇なく早めに避難行動をとることが原則 もし 空振り となった場合であっても 何も起きなければ 幸運だった という心構えが重要 2. 避難行動 ( 安全確保行動 ) の考え方 指定緊急避難場所への立ち退き避難が原則 災害が切迫した状況では 緊急的な待避場所 への避難 外出すら困難な場合は 屋内での安全確保措置 3. 避難勧告等の判断基準の設定の手順 設定の手順は 1 対象とする災害の特定 2 避難勧告等の対象とする区域の設定 3 避難勧告等の判断基準の設定 避難勧告等の対象区域は 水害 高潮 津波は浸水想定区域 土砂災害は土砂災害警戒区域等 避難勧告等で求める行動として 避難準備情報 立ち退き避難の準備と自発的な避難の開始 要配慮者の立ち退き避難 避難勧告 予想される災害種別に応じた指定緊急避難場所への立ち退き避難 避難指示 直ちに立ち退き避難 ( 外出がかえって危険な場合 ) 屋内での安全確保措置 躊躇することなく関係機関に助言を求めることは非常に有益 関係機関から能動的な助言があった場合は重要な判断材料 4. リアルタイムで入手できる防災気象情報等 市町村がリアルタイムで閲覧すべき気象 雨量 水位 水害 土砂災害 潮位 津波に関する情報を明示 5. 水害の避難勧告等 洪水予報河川 水位周知河川 小河川別に避難勧告等の判断基準の設定例を明示 ( 氾濫危険水位で避難勧告等 ) 水位周知下水道については 内水氾濫危険水位への到達をもって避難勧告の発令を検討 避難勧告等の発令対象区域は あらかじめ設定された洪水浸水想定区域が基本 6. 土砂災害の避難勧告等 夕刻時点において 大雨警報 ( 土砂災害 ) が夜間にかけて継続する場合等には早めの避難準備情報の発令を検討 避難勧告等は 土砂災害警戒区域等とメッシュ情報で危険度が高まっている領域と重なった区域に対して発令 避難勧告等は土砂災害に関するメッシュ情報における危険度に応じて発令 避難勧告の解除は 土砂災害警戒情報が解除された段階とするが 今後の気象予測や現地状況も考慮して判断 7. 高潮災害の避難勧告等 高潮注意報が発表されており かつ高潮警報に切り替わる可能性がある場合 避難準備情報の発令を検討 避難勧告等の判断基準の設定例を明示 ( 高潮警報又は高潮特別警報 高潮氾濫危険情報の発表で避難勧告等 ) 避難勧告等の発令対象区域は あらかじめ設定された高潮浸水想定区域が基本 ( 水位周知海岸の場合 ) 8. 津波災害の避難指示等 津波は危険地域からの一刻も早い立ち退き避難が必要であることから 避難指示のみを発令 ( 遠地地震を除く ) 9. 自然災害の発生が想定される際の体制と情報分析 市町村の防災体制の段階移行に関する基本的な考え方を例示 大雨注意報 連絡要員を配置し 気象状況を見守る体制 大雨警報 ( 土砂災害 ) 首長等が登庁し 避難勧告の発令が判断できる体制 土砂災害警戒情報 防災対応の全職員が登庁等 10. 避難勧告等の情報伝達 住民に避難行動を認識してもらうため 災害 避難カード を提案 PUSH 型の手段 ( 防災行政無線等 ) に加え PULL 型手段 (TV 等 ) も活用して伝達手段の多様化 多重化を図る ガイドラインのとらえ方 自然現象が対象であるため ガイドラインで示した判断基準に必ずしもとらわれることなく 柔軟な対応をとる ガイドラインについては 今後の運用実態や新たな技術 知見を踏まえて見直しを行っていく

応急措置に係る 救助 避難所の設置 応急仮設住宅の供与 炊き出しその他による食品の給与 飲料水の供給 被服 寝具その他生活必需品の給与 貸与 医療 助産 被災者の救出 住宅の応急修理 学用品の給与 埋葬 死体の捜索 処理 障害物の除去 原則として 学校 公民館 福祉センター等の公共施設等を避難所に指定 避難の長期化が見込まれる場合や要配慮者を対象に旅館やホテルを借り上げて 避難所とすることも可能 要配慮者向けに福祉避難所を設置することも可能 応急仮設住宅の設置 ( 建設 ) に代えて 民間賃貸住宅の借上げによる供与も可能 公営住宅の空き住戸の目的外使用による活用も積極的に図ることが重要 高齢者等 日常生活上特別な配慮を必要とする者が複数いる場合に 老人居宅介護等事業等を利用しやすい構造及び設備を有する福祉仮設住宅を設置することが可能 避難所に避難しているからとか 炊事ができない状況にあるからというのみで単に機械的に提供するのではなく 近隣の流通機構等も勘案しながら実施することが必要 避難所等での炊き出しが長期化する場合は できる限りメニューの多様化 適温食の提供 栄養バランスの確保等 質の確保について配慮するともに 状況に応じて管理栄養士等の専門職の活用も検討すべき 災害により現に飲料水を得ることができないかどうかが救助の判断基準であるので 住家の被害は問わない 住家が全半壊 全半焼 流失 床上浸水により 生活上必要な被服 寝具 その他生活必需品を喪失又は損傷し 直ちに日常生活を営むのが困難な者に対して実施 法による被服 寝具その他の生活必需品の給与又は貸与は 現物をもって行うものであるから 現金給付は無論のこと 商品券等の金券によることも認められない 災害により医療の途を失った者であれば 医療が必要となった理由が災害によるものか否かは問わない 災害により助産の途を失った者であれば 被災者であるか否かは問わない 災害のため現に生命もしくは身体が危険な状態にある者又は生死不明の状態にある者を捜索し 又は救出すること 災害のため住家が半壊 ( 焼 ) し 自らの資力では応急修理をすることができない者又は大規模な補修を行わなければ居住することが困難な程度に住家が半壊 ( 焼 ) した者に対して提供 災害により住家の全壊 ( 焼 ) 流失 半壊 ( 焼 ) 又は床上浸水により学用品を喪失又は毀損し 就学上支障のある小学校児童 中学校生徒及び高等学校等生徒に対して実施 法による埋葬は 遺体が発見された後は速やかに遺族等の関係者に遺体を引き渡すのが原則であり 遺族がいないか 遺族がいても災害による混乱期等のため その遺族が埋葬を行うことが困難な場合に実施 遺体が発見された場合は 遺族等の関係者に速やかに遺体を引き渡すべきであるが 遺体識別や遺体に対する最低限の措置として 泥土又は汚物等を付着したまま放置できないこと 原型を止めない程度に変形した遺体をある程度まで修復するため等に 法による死体の処理として遺体に対して洗浄 縫合 消毒等の処置を行う 半壊 ( 焼 ) 又は床上浸水した住家であって 住居又はその周辺に運ばれた土石 竹木等で一時的に居住できない状態にあり 自力では当該障害物を除去できない場合に実施 9

住まいの観点からみた救助 / 災害救助法の適用 従前被災被災直後被災後数週 ~ 数月被災後数月 ~ 数年恒久住宅の確保 応急修理等 従前の自宅 改修工事等 従前の自宅 既存公営住宅等 ( 国の宿舎等も含む ) 民間賃貸住宅等のみなし仮設 ( 借上仮設 ) 自宅再建 避難所等 応急仮設住宅 ( 建設仮設 ) 災害公営住宅等 二次避難所 ( 旅館 ホテル ) 災害救助法が適用されると 救助 は都道府県において実施されることとなる 10