3. 社会と向き合う 1 体験! シューカツ面接官 ねらい 子どもの進路選択のアドバイスが難しいと感じる親は多い そこで 社会的 職業的に自立するために必要な力は知識や資格取得とともに 社会性や責任感 意欲等日々の生活で身につけていくことも多くあることに気づき 子どもへのアドバイスに活かす 準備物 主催者 ( 学校等 ): ワークシート 参加者 : 筆記用具 時間 (6 分 ) 入みましょう その前に ちょっと心と体をリラックスさせましょう 点導1. 学習のねらい 子どもの将来の姿を考えるとき 子に 社会的 職業的に自立できる力 をつけられる かどうか気にかかるところです より良い進路選択のためには 親から子へのアドバイス 主な活動発言留意 は大切です 進路について様々なケースはあると思いますので みなさんで一緒に考えて 2. アイスブレイク 仲間探し 3. ルールとマナーの確認 30 開 ばなりません まとめアイスブレイク編 P 4. ワークシートに記入する ( ワーク 1). グループで話し合う 参照展( ワーク 2) ( ワーク 3) 4. 新卒者の採用面接をすることになりました 受験者に求める力をもとに面接の質問を 2 つ考え ワーク 1 に記入してください. グループで ワーク1に記入した内容を話しましょう 次に 必要な 力 について話し合い 順位を決め ワーク 2 に記入しましょう その 力 を わが子が身につけるために 親として何ができるのか話し合い ワーク 3 に記入しましょう 知識や仕事に必要な資格は考えない 職業は 参加者の自由にイメージできるものでよい 面接では 意欲 適性 能力とは関係のない不適切な質問は避けなけれ 7. ふりかえり 8. まとめ 7. 今日を振り返って感じたこと 気づいたことをワークシートにまとめましょう 抽出グループでも可 仕事に必要な 力 について意見交換をしていただきました 仕事には知識や資格だけでなく 社会性や責任感 意欲など様々な力が必要ですね 高校生と保護者を対象とした進路に関する意識調査では 多くの高校生は進路に不安があり 保護者からのアドバイスを望んでいるそうです また 進路についての対話が増える高校生ほど前向きな気持ちが高まるようです 今日 みなさんで話し合った経験を元に 子どもと一緒に考えながら 子どもの将来を応援できれば良いですね 6. グループ毎に発表する 6. 親にできることを発表しましょう 36
体験! シューカツ面接官 高校生と保護者を対象としたある調査では 子どもへの進路選択のアドバイスが難しい と感じる保護者は約 7 割ありました 理由は 社会がどのようになっていくか予想がつかない からだといいます しかし どのように社会環境が変わろうとも 親から子への普遍的なアドバイスもあると思います 今日は みなさんが 就職試験の面接官になったつもりで 子どもに必要な 力 について考え その 力 をどのように身につけさせるか話し合ってみましょう ワーク 1 面接の質問を考えてみよう 新卒者の採用面接をします 筆記試験で測る知識や仕事に必要な資格以外で 受験者に求める力を尋ねる 質問を 2 つ考えてください 求める 力 質問 仕事に対する意欲 例 ) この仕事を志望する理由を教えてください ワーク 2 仕事をするうえで必要な 力 ベスト 3! 必要な 力 理由 1 位 2 位 3 位 ワーク 3 1 位の必要な 力 を自分の子どもが身につけるために親にできることは何でしょうか? 今日を振り返って 37
3. 社会と向き合う 2 地域のオタスケに感謝して ねらい 親や学校だけでなく地域の方の関わりのなかで子どもが成長していることに気づき 地域への感謝の伝え方を考える 準備物 主催者 ( 学校等 ): ワークシート 参加者 : 筆記用具 時間 (60 分 ) 主な活動発言留意点導入簡単なゲームをしましょう 1. 学習のねらい 子どもの成長と共に親の関わる社会は広がっていると思いますが 子どもも同じように 広い社会の中で成長しています 今日は 地域の方との関わりの中で 子どもがどのよう に成長しているのか考えてみたいと思います その前に ちょっとリラックスするために 2. アイスブレイク バースデーライン 3. ルールとマナーの確認 開 アイスブレイク編 P 4. ワークシートに記入し グループで話し合う 子どもの頃の地域の人との関わりを思い出す ( ワーク 1). 地域でお世話になっている方をあげる 参照展( ワーク2) 6. グループで気持ちをどう伝えたかを話し合う 7. グループ毎に発表する 4. 自分自身が子どもの頃に 地域の方から どんな場面でどんなことをお世話になったか ワーク 1 に記入してください どんな方がいらっしゃったかグループの中で紹介しましょう. ワーク 2 を記入しましょう 6. 子どもの成長をオタスケしてくれた方が多くあがったと思います その方にどのようにして気持ちを伝えたか 伝えられなかったでもよいです 話し合いをし ワーク 3 に記入しましょう 7. 様々なエピソードが出てきたと思います 良い話 気になった話 意外だった話を選んで発表してください と め8. ふりかえり 9. まとめ 8. 今日をふりかえって 子どもの成長をオタスケしていただいた方について気づいたことや感じたことをワークにまとめてみましょう 抽出グループでも可 まいかがでしたか 社会環境が変わってきたとはいっても 子どもが成長していくなかで その成長をオタスケしてくれる方 その成長に関わってくださる方は 昔も今も身近におられるのだと思います 近年 見守りやボランティアなどで教育活動に関わる方も増えています その方のモチベーションは 親や子どもからの感謝の言葉だと聞きます 良くしてもらった ありがたかったというその方への感謝の気持ちが届くと良いですね 38
地域のオタスケに感謝して 子どもの成長と共に子どもは 家庭 学校だけでなく 地域の方との関わりも増えていると感じている方もあるのではないでしょうか また 親が気づきにくい場面で支援してくれた方もいるのではないでしょうか そんな方々に感謝の気持ちを込めて振り返りをしたいと思います ワーク 1 あなたの成長をオタスケしてくれた地域の方を考えてみましょう どんな場面でどんなひとがどんなことを ワーク 2 今 あなたや子どもをオタスケしてくれている ( くれた ) 方を考えてみましょう どんな場面でどんなひとがどんなことを 登校のとき下校のとき 学校行事や部活やスポーツ 習いごとで 公民館や子ども会 自治会 地域行事で その他 ワーク 3 子どもの成長をオタスケしてくれた方に感謝の気持ちをどう届けるのか話し合いましょう 今日を振り返って 39
3. 社会と向き合う 3 ネットトラブルから子どもを守るためには ねらい スマホ ( ケータイ ) は使い方次第では犯罪に巻き込まれたり いじめの温床になったりと様々な危険性を持ち合わせてる トラブルから守るために 親としてどのような関わりを持てばよいか考える 準備物 主催者 ( 学校等 ): ワークシート 資料 (P48) 参加者 : 筆記用具 時間 (6 分 ) 主な活動発言留意 1. 学習のねらい (*) は調査項目の記述に準ずる鳥取県では 高校生 ( 高 2) のケータイ ( スマホ )(*) の所持率は 96%(H 24) を超えており 保護者の皆さんもお子さんのために購入を検討しておられるかもしれません しかし スマホ ケータイを持たせることで いじめや犯罪などトラブルに巻き込まれないか 心配も多々あるのではないでしょうか 今日は 子どもをスマホ ケータイのトラブルから守るためにどのようなことができるか皆さんと一点導緒に考えたいと思います その前に 心と体をリラックスさせる簡単なゲームをしましょう 入2. アイスブレイク エアキャッチボール 3. ルールとマナーの確認 アイスブレイク編 P13 参照 20 開20 4. ワークシート 事例 1 事例 2 について考え グループで話し合う ( ワーク 1). 資料を見て親の関わりを考える ( ワーク 2) 6. グループ毎に発表する 4. 事例 1 事例 2 をもとにトラブルの可能性を考えましょう ニュースなどで見聞きする事件も参考に考えてみましょう お互い書いたことを発表しましょう. 資料 ネットトラブルから子どもを守ろう (P48) を読んで 子どもを被害者にも加害者にもさせないために 日頃の親の関わりや家庭での約束事が必要か考えましょう 6. グループで出た意見を代表の方は発表してください 4 人グループをつくる 展 もしかして の視点が大切であることを伝える 各グループの意見交換が終わったら 事例 1 2 の結末を話す ( 巻末資料 P47) 資料を配布し 個々に読む スマホ ゲーム機はパソコンと同じであることも押さえる 感じたこと ふだんの関わりや気をつけていきたいことなど自由に出し合う 親として伝えたいことは何かも出るとよい ま とめ7. ふりかえり 8. まとめ 7. 今日の話し合いをもとに 家庭で取り組んでみたいことや参考になったことをまとめてみましょう いかがでしたか 今日の話し合いを通して スマホ ケータイのトラブルから子どもを守る方策について たくさんのヒントが得られたのではないかと思います 各家庭で 持たせる 持たせないとか どう使わせるのかなどいろいろな考えがあることと思います お家の方の考えをきちんと伝えると共に 持った限り 義務と責任 がついて来ることも教え スマホを使うルールについて各家庭で話し合う機会があるといいですね (7 つの約束 : 資料 P46) 40
ネットトラブルから子どもを守るためには スマホ ( ケータイ ) に関するトラブルは心配の種 子どもをトラブルから守るためにどんな取組ができるでしょうか 今日は みんなで一緒に考えてみましょう ワーク 1 次の事例から この後に起こるトラブルを考えてみましょう 事例 1 中学 1 年生 ( 女子 ) の A さんは SNS の日記に熱心に書き込みをしています 親友と撮った写真がとてもうまく撮れていたので SNS に載せました その際 SNS に自分の名前や中学校名も一緒に書きました SNS: ソーシャルネットワーキングサービス ( コミュニティ型の Web サイト ) 事例 2 小学校 年生 ( 男子 ) の B くんは 友だちの間で流行しているオンラインゲームの裏技の攻略法を 無料でダウンロードできるサイトがあることを聞きました セキュリティ対策をしていなかったパソコンでサイトにアクセスしたのですが 特に問題なくゲーム攻略法がダウンロードできたようでした ワーク 2 資料 ネットトラブルから子どもを守ろう を見て 子どもをトラブルの被害者にも加害者にもさせないためにできることを書きましょう 今日を振り返って 今日の話し合いをもとに 家庭で取り組んでみたいことや参考になったことをまとめてみましょう * ケータイからスマホへの乗換えが進み 所持者の 2.3%( 中学生 ) 6%( 高校生 ) がスマホ (H 24) 内閣府 青少年のインターネット利用環境実態調査 41