BTMU(China) 経済週報 最近の中国の外為管理制度改革と その影響について 中国調査室 メイントピックス 3 最近の中国の外為管理制度改革とその影響について 3 全国情報 6 マクロ経済 6 中国人民銀行 流動性供給の拡大を示唆 6 国有企業の第 1 四半期の利益は 9.1% 減 6 IMF 今年及び来年の世界経済成長率を上方修正 6 2 月 中国は 127 億米ドルの米国債を買い越し 6 金融 7 英 HSBC ロンドン市場で初の人民元建て債券を発行 7 財政部 金融機関の準備金引き当て基準を引き上げ 7 中国銀行業の不良貸出比率 上昇するか 7 投資 7 三一重工 プツマイスターに対する買収手続きは完了 7 産業 8 不動産 3 月の 70 中堅都市の住宅販売価格指数 上昇の都市が増加 8 自動車 国務院 新エネルギー車産業発展計画を承認 8 鉄道 高速列車科学技術発展計画が発表 8 鉄鋼 第 1 四半期 鉄鋼業の収益は 2000 年以降 初の赤字となった 8 土地 第 1 四半期 全国の住宅用地価が 3 年ぶり下落 9 法規 9 戦略新興産業への外商投資支援策を実施するか 9 地方情報 9 北京 第 1 四半期の実行ベース FDI は 19% 増 サービス業は 93% 増 9 天津 今年の賃金上昇ガイドライン基準は 16% 10 山西 4 月 1 日より最低賃金を引き上げ 平均引き上げ幅は 15.1% 10 青島 高齢化問題が深刻 10 青島 西海岸経済新区建設の重要ステップとして 膠南市は 70 件の大型プロジェクトを誘致 10 青島 第 1 四半期 青島市への FDI は 10 億米ドル超 副省級都市で 2 位に 11 蘇州 外国人材にとって最も人気のある都市トップ 10 にランクイン 11 安徽 第 1 四半期の FDI は前年同期比 3 割増 11 武漢 第 1 四半期の工業向け投資はほぼ倍増 伸び率は副省級都市で 1 位に 11 広東 第 1 四半期の経済伸び率は 7.2% と 2009 年上半期以降の最低 12 深セン 24 項目の金融サービス改善意見を提出 香港との人民元建てファイナンスも 12 Page 1
成都 西南地域最大の電子ガラス繊維製造プロジェクトが成都市青白江区で着工 12 四川 第 1 四半期 2,000 億元超の投資を受け入れ 12 人民元市場動向 人民銀行が人民元変動幅拡大を発表するも 値動きは限定的 13 中国のマクロ経済指標 14 北京市経済指標の推移 14 BTMU の中国調査レポート (2012 年 4 月 ) 15 Page 2
メイントピックス 最近の中国の外為管理制度改革とその影響について一 最近の外為管理制度の改革動向 1. 人民元対米ドル相場日中変動幅の拡大 4 月 14 日 中国人民銀行は銀行間直物市場 ( インターバンク スポット市場 ) における人民元対米ドルの日中変動幅を人民銀行が公表する基準値の ±0.5% から ±1% へ拡大すると発表し 16 日から実施した 人民元対米ドル相場変動幅の拡大は 2007 年 5 月に同 ±0.3% から ±0.5% に拡大して以来 約 5 年ぶりのことであり 人民元為替相場の自由化に向けて更に一歩を歩み出したと見られる 2. 国内銀行による米ドル売りポジションの解禁 4 月 16 日 国家外為管理局 (SAFE) は 国内銀行による米ドルの売りポジションを認める通達を発表し 即日より実施した 同通達によると 全国性銀行 銀行間直物市場のマーケットメーカーの外為取引ポジションは SAFE により別途規定されるが これ以外の銀行については 2011 年末時点で年間外為取引ポジションが 1 億米ドル以下の銀行は最大 300 万米ドル 1 億 -10 億米ドルの銀行は最大 500 万米ドル 10 億米ドル以上の銀行は最大 1,000 万米ドルの売りポジションが認められる 2007 年 3 月に渤海銀行が SAFE の許可を得て 米ドルの売りポジションの許容が試行されているが 同行以外の国内銀行は米ドルの売りポジションが禁止されており ポジションがマイナスになってはならなかった 今回の解禁措置は 人民元の対米ドル変動幅の拡大に合わせ 銀行の外為取引やリスクヘッジの柔軟性と主体性を強化し 市場による人民元為替相場形成を促進することが期待されている 3. 強制交換制度の撤廃強制交換制度は 国内の企業や個人が取得した外貨を国家が指定する金融機関で強制的に人民元に交換させ 国内で自由に外貨の保有 使用を認めない制度であり 外貨が足りない経済体に採用される SAFE は 16 日 同局の公式ウエブサイトで 国内の企業や個人の外貨保有に対する強制的な交換制度が歴史の舞台から退き 国内の企業や個人は自主的に外貨収入を保有することが可能となっているとの報告書を発表した 同局によれば 2008 年の修正 外貨管理条例 の実施に伴い 国内の企業や個人は外貨収入を留保するか 或いは銀行に売却するかを自主的に選択することが可能となった 2009 年以降 貿易投資の利便性を更に高めるため 同局は外為管理に関する規定を整理し 400 件以上の関連規定の失効 廃止を実施 現在 強制交換制度に関する規定は失効 廃止 または改定されている Page 3
中国の強制的な交換制度緩和の歩み時期 内容 1994 年 1 月 1996 年 12 月 2001 年 企業の輸入等経常項目に係わる外貨購入の審査制度を取消し 有効なエビデンスを 提出することで 直接外為指定銀行で外貨を購入することを可能に 経常項目取引の自由化を宣言 経常項目の対外支払い及び移転の規制を取り消し 一方 企業が輸出を通じて獲得した外貨の外為指定銀行への原則売却を義務付け 企業の外貨口座開設条件の緩和 年間の輸出外貨収入が 200 万米ドル以上 且つ外貨支払いが 20 万米ドル以上の企業に対し 外貨管理部門の批准を取得することで 外貨決済口座の開設 および一定金額の貨物輸出 サービス貿易の外貨収入を保留を認める 2002 年 外貨口座開設条件制限を撤廃 対外貿易経営権を持つ 或いは経常項目外貨収入のある企業に対して 外為管理部門の批准を取得することで経常項目外貨口座の開設を認める 2006 年 外貨口座開設の事前審査制を撤廃 外貨管理部門の批准を取得することなく 直接銀行で外貨口座を開設することが可能に 企業の外貨口座の外貨保留額の引き上げ 2002 年前年度経常項目外貨収入の20% 2004 年 20% から 30% 或いは 50% に引き上げ 2005 年更に 50% 或いは 80% に引き上げ 2006 年 前年度経常項目外貨収入の 80% と経常項目支払いの 50% の合計額で計算することで 外貨保留額を更に引き上げ 2007 年外貨保留額制限を取り消し 経営需要に基づく外貨を認める 2008 年 外貨管理条例 を修正 企業や個人の外貨収入の保留を認める 出所 :SAFE 3. 資本勘定の開放の加速 2 月 23 日付の 中国証券報 に 中国人民銀行調査統計司盛松成司長が率いる研究グループ作成の 中国の資本勘定の開放を加速する条件は基本的に整った と題する報告書が掲載され 人民元資本取引の自由化に関する具体的なタイムスケジュールが言及された また 4 月 17 日付の 中国証券報 では 同研究グループの 金利 為替相場改革と資本取引の開放を協調的に推進する との報告書が掲載され 現在 中国は資本勘定の開放を加速するまたとない戦略的な機会にあり 金利自由化や為替相場制度形成メカニズムなどの金融改革を一段と推進する必要があり 資本勘定の開放を慎重に進め リスクを最小限にするべき としながら 資本勘定の開放は金利自由化 為替相場制度形成メカニズム改革 或いは人民元国際化の条件が完全に整えることを待つ必要がない との見方が示されており 人民銀行として 資本勘定の開放は金利自由化の遅れに制約されず 時機を見て開放のペースを速める意図があると読み取られている 二 影響最近の外為管理制度の改革措置は 銀行や企業 金融市場等の様々な分野に影響を与えており 中国における新たな金融改革の切り口となることが期待されている 人民元の対米ドル変動幅の拡大は 短期的には 市場参加者のリスクヘッジ需要の高まりを受けて 外為取引量の拡大やデリバティブ業務の発展を促進することが期待されている 一方で 銀行の米ドル売りポジションの許容は 人民元為替相場のボラティリティが増すこ Page 4
ととなり 銀行のリスク管理能力や外貨商品の価格決定能力の向上が求められるほか 企業にとっても決済方式の改善や為替相場変動リスクへの対応等が求められることになろう また 資本勘定の開放に伴い 個人や企業の海外直接投資 海外での M&A が増加すると予想され 関連業界にも発展の好機をもたらすと見られる 長期的にみれば 最近の外為管理制度に関する改革は 中国の資本勘定の開放に向けての重要な取り組みであると同時に 対外開放の進展を通じて国内金融改革を推し進める効果も期待されている 今後 人民元為替相場の弾力性拡大に向け 一層の施策が講じられると見られており 市場では 年内にも資本勘定の更なる開放や人民元流出 流入ルートの拡大に係る措置が打ち出される観測が高まっている ( 三菱東京 UFJ 銀行 ( 中国 ) 有限公司トランザクションバンキング部中国調査室張文芳 ) Page 5
全国情報 マクロ経済 中国人民銀行 流動性供給の拡大を示唆 18 日 中国人民銀行の責任者は 新華社記者のインタビューに対し 今後 穏健な金融政策を維持しながら マネーサプライや貸出の合理的な伸びを引導し 銀行システムの流動性を合理的な水準に保ち 金融機関の実体経済関連分野への貸出を増やし 経済の安定成長を維持する方針を示した 人民銀行は 外貨ポジションや市場の資金需給等を配慮し リバースレポオペの実施 預金準備率の引き下げ 中央銀行手形の買取など様々な手段を通じ 着実に流動性の供給を増やすという 市場では 近いうちに預金準備率が引き下げられるとみている (4 月 18 日新華網 ) 国有企業の第 1 四半期の利益は 9.1% 減財政部が 18 日に発表した統計によると 2012 年第 1 四半期の国有企業の利益総額は 4,829 億元となったが 前年同期比 9.1% 減少した 内訳をみると 中央国有企業は-7.0% 地方国有企業は-14.2% と共に減益となった 業種別では タバコ 自動車 電力 郵政通信等の業種は前年同期比で増益となった一方 鉄鋼 建材 化学 非鉄金属等の業種は大幅な減益となった (4 月 19 日財政部 web) IMF 今年及び来年の世界経済成長率を上方修正国際通貨基金 (IMF) は 17 日 最新の世界経済見通しを発表し 2012 年の世界経済成長率が 3.5% 2013 年が 4.1% になる見通しを示した 1 月予測の 3.3% 3.9% から共に上方修正した 中国の経済見通しについて 2012 年は 8.2% と 1 月予測より 0.1 ポイント上方修正された 2013 年は 8.8% と 1 月予測に据え置かれた 米国景気の改善や金融危機対応の進展によって 世界経済が回復の兆しを示しているという 但し 経済の下振れリスクは依然払拭されず 財政引き締めや銀行のデレベレッジ ( 債務の解消 ) は短期的には先進国経済の力強い回復を制約するとしている (4 月 17 日新華網 ) IM F の世界経済見通し (2012 年 4 月 17 日 単位 :%) 2012 年 2013 年 4 月予測 1 月予測 4 月予測 1 月予測 世界全体 3.5 3.3 4.1 3.9 中国 8.2 8.1 8.8 8.8 米国 2.1 1.8 2.4 2.2 日本 2.0 1.7 1.7 1.6 インド 6.9 7.0 7.3 7.3 ロシア 4.0 3.3 3.9 3.5 ブラジル 3.0 3.0 4.1 4.0 出所 : 新華網等に基づき当行作成 2 月 中国は 127 億米ドルの米国債を買い越し米財務省が 16 日に公表した国際資金流動報告 (TIC) によると 2 月末時点で中国の米国債保有残高は 1 兆 1,789 億米ドルと 1 月末より 127 億米ドル増加し 依然として世界トップを維持している 中国は昨年 8 月から 12 月にかけて 5 ヶ月連続で計 1,630 億米ドルの米国債を売り越したが 今年 1 月より買い越しに転じた Page 6
また 2 月末時点の日本の米国債保有残高は 1 兆 959 億米ドルで 2 位を維持 3 位は OPEC で 保有残高は 2,645 億米ドルとなった (4 月 17 日付 中国証券報 ) 金融 英 HSBC ロンドン市場で初の人民元建て債券を発行 18 日 英大手銀行の HSBC は ロンドンで英国及び欧州の投資家向けに 3 年物の人民元建て債券を発行した 総発行規模は 10 億元で 香港以外の海外市場での人民元建て債券発行は初となる 同日 ロンドン 金融街シティー はロンドン人民元業務センター建設の始動式典を行い 為替取引や起債などで人民元オフショア市場を建設し ロンドンの国際金融センターとしての地位を固めると同時に人民元の国際化促進を目指す方針を示した (4 月 19 日付 金融時報 ) 財政部 金融機関の準備金引き当て基準を引き上げ 17 日 財政部は 金融企業準備金引き当て管理弁法 を発表した 7 月 1 日より 金融機関のリスク資産に対する準備金引き当て比率は現行の 1% から 1.5% に引き上げられる 非貸出資産についてリスク分類を行っていない金融機関に対しては 非貸出資産残高の 1%-1.5% の範囲内で準備金を引き当てることを要求している 引き当てが基準に達していない金融機関は純利益の配分をしてはならないとも規定しており 景気循環の転換期に備え 金融機関の潜在的リスクに対する抵抗力の強化が狙いとされている (4 月 19 日付 21 世紀経済報道 ) 中国銀行業の不良貸出比率 上昇するか中国の上場銀行 12 行が 2011 年の決済報告を発表した うち 中国建設銀行 中国銀行 中国民生銀行 興業銀行及び深セン発展銀行の 2011 年末時点の不良貸出残高は年初比で共に増加した 尚 不良貸出残高の増加は主に昨年第 4 四半期で発生した 第 4 四半期に銀行が不良貸出の分類を厳格化したことや 一部中小企業が資金繰り困難に陥り デフォルトが生じたことなどが主な原因であるが 今後 経済の減速に伴い 輸出依存地域や中小企業が集中する地域 鉄鋼 不動産業等におけるリスクが顕在化し 2012 年 中国銀行業の不良貸出が増加し 不良貸出比率が上昇することが予想される (4 月 17 日付 中国証券報 ) 投資 三一重工 プツマイスターに対する買収手続きは完了今年 1 月 31 日 湖南省長沙市にある中国建機大手の三一重工は中信証券傘下の中信産業投資基金 ( 香港 ) 顧問有限公司 ( 以下 中信産業投資基金 ) と連合し 3 億 6,000 万ユーロで ドイツのコンクリートポンプ ( 生コン圧送機 ) 世界大手のプツマイスターの買収を発表した 4 月 17 日 三一重工は公告を出し 同社と中信産業投資基金はドイツでプツマイスターの株主と株式譲渡手続きを終えたという 三一重工はプツマイスターの全株式の 9 割 Page 7
中信産業投資基金は 1 割をそれぞれ保有することとなった (4 月 18 日付 中国証券報 ) 産業 不動産 3 月の 70 中堅都市の住宅販売価格指数 上昇の都市が増加国家統計局が 18 日に発表した 3 月の 70 中堅都市の住宅販売価格指数によると 新築住宅販売価格指数が前月比下落したのは 46 都市で 2 月より 1 都市増加したが 上昇は 8 都市と同 4 都市増加した 中古住宅販売についても 前月比で価格指数が下落したのは 42 都市で 2 月より 3 都市減少した一方 上昇は 16 都市と同 7 都市増加した 中国政府は住宅価格が合理的な水準に下がるまで 不動産抑制策を継続しているが 実需である 1 軒目住宅取得に対する金利優遇やディベロッパーの販売促進キャンペーンの実施に伴い 2 月以降 不動産市場は回復の兆しを示し 取引量が増加 一部都市では不動産販売価格指数が上昇傾向に転じる等 不動産価格の反騰が依然として懸念されている (4 月 18 日国家統計局 4 月 19 日付 北京青年報 ) 自動車 国務院 新エネルギー車産業発展計画を承認 18 日 温家宝総理は国務院常務会議を主宰し 省エネと新エネルギー車産業発展計画 (2012-2020 年 ) を承認し 純電気自動車(EV) を今後の中国の自動車産業の戦略転換の方向として明確化した 当面は EV やプラグイン型ハイブリッド車 (PHV) の産業化を重点的に推進すると同時に 非プラグイン型ハイブリッド車 (HV) や省エネ内燃機車の普及を推進する 同計画に基づくと 2015 年までに EV と PHV の累計生産 販売台数を 50 万台 2020 年までに 500 万台以上にする目標を設定した また 乗用車の平均燃費を 2015 年に 100 キロ当たり 6.9 リットルに 2020 年に同 5.0 リットルに引き下げ 新エネルギー車 動力電池及び主要部品の技術の国際レベルへの到達を目指し 技術育成やインフラ整備に政策支援措置を講じる (4 月 19 日中国政府網 ) 鉄道 高速列車科学技術発展計画が発表科学技術部は 18 日 高速列車科学技術発展第 12 次五ヶ年計画 を発表 コア技術を有する設計体系や保障体系を含む 今後 5 年間の高速列車科学技術発展の 8 大目標の下 中国の高速列車技術の持続的な発展や世界での先進レベルを維持する計画を明らかにした 2010 年までに 中国で既に五千キロを超える高速鉄道が完成 2020 年までに 高速鉄道は 1 万六千キロに達し 世界一となる見込み また 2011 年までに中国で運営されている高速列車は計 786 列 (8 車両編成 ) あり うち 時速 200-250 キロの列車が 355 列 300-350 キロの列車が 144 列 380 キロ以上の列車が 133 列となっている (4 月 19 日付 中国証券報 ) 鉄鋼 第 1 四半期 鉄鋼業の収益は 2000 年以降 初の赤字となった中国鉄鋼工業協会の張長富副会長は 18 日に開かれた情報公開会議で 今年 1-2 月 中国鉄鋼業全体の収益が 28 億元の赤字となったことを明らかにした 業界全体で赤字と Page 8
なったのは 2000 年以降初めてのことである 需要減少 価格下落やコストの増加が鉄鋼業の収益を圧迫している 3 月以降 生産量の制限や在庫削減により 鋼材価格は小幅ながら上昇に転じたが 当面 需要が弱く 市場の回復態勢は不安定な状態にあるという (4 月 18 日中国鉄鋼工業協会 ) 土地 第 1 四半期 全国の住宅用地価が 3 年ぶり下落中国土地監測規画研究院が 17 日に発表した 2012 年第 1 四半期全国都市地価動態監測報告 によると 今年第 1 四半期の監測対象都市における住宅用地価は 1 平米当たり 4,516 元となり前期比 0.04% 下落 微幅であるが 2009 年第 2 四半期以降 初めての下落となった また 今年第 1 四半期の商業 工業及び住宅用地を含める総合地価は 1 平米当たり 3,057 元となり 前期比 0.26% 上昇したが 上昇幅は前期より 0.03 ポイント縮小し 5 ヶ月連続の減速となった (4 月 18 日付 中国証券報 ) 法規 戦略新興産業への外商投資支援策を実施するか 4 月 20 日付 経済参考報 によると 国家発展改革委員会 ( 発改委 ) 等の関連中央省庁は産業指導 技術提携 知的財産権保護等に関する規定を策定し 多国籍企業の戦略新興産業への投資を後押しする予定 例えば 発改委等部門は 外商投資産業目録 を改善し 外商投資奨励類の中で 複数の戦略新興産業関連業種を追加する 科学技術部は 多国籍企業技術協力ガイドライン を制定し 中国での地域本部 R&D センター 購買センター等の設立を引き続き奨励するほか 多国籍企業の中国大手企業との技術協力提携を推進する また 工業情報化部と知的財産局は 多国籍企業と中国企業が戦略新興産業に関する知的財産権の協力を奨励する規定を策定している模様である (4 月 20 日付 経済参考報 ) 地方情報 北京 第 1 四半期の実行ベース FDI は 19% 増 サービス業は 93% 増北京市商務局が今般発表した統計によると 第 1 四半期の北京市の実行ベース外商投資 (FDI) は前年同期比 18.8% 増の 21 億 3,000 万米ドルとなった うち 生産性サービス業の FDI は 17 億 3,000 万米ドルと同 92.9% の大幅増となった 特に交通運輸と倉庫保管 ( 同 283% 増 ) 研究 技術サービス( 同 112% 増 ) 情報伝達 コンピュータサービスとソフトウエア ( 同 110% 増 ) は 2 倍以上の増加となった また 同局はイオン NTT データを含む多国籍企業 4 社の地域本部の新設を認可し 北京における多国籍企業の地域本部は 116 社となった 認可された投資性公司は 200 社となっている (4 月 17 日付 北京日報 ) Page 9
天津 今年の賃金上昇ガイドライン基準は 16% 天津市は 17 日 2012 年の企業と一部業界の賃金上昇ガイドラインを発表 2012 年の昇給の基準ラインを前年比 16% 増とした 下限は 7% 増で 上限は 22% 増とした 企業の前年度の一人当たり賃金が全市の平均水準以下である企業は 基準ラインと上限の間 (16-22%) で昇給率を決定する 全市の平均水準以上で 3 倍未満の場合 下限と上限の間 (7-22%) で昇給率を決めるが 平均水準の 3 倍以上の場合 昇給率は原則として基準ライン (16%) を超えてはならない 賃金の集団協議制度を実施している企業は 天津市企業賃金集団協商条例 に基づき 賃金ガイドラインに従い 昇給率を決める (4 月 19 日新華網 ) 山西 4 月 1 日より最低賃金を引き上げ 平均引き上げ幅は 15.1% 12 日 山西省人的資源と社会保障庁は 4 月 1 日より 省内の最低賃金基準を引き上げることを発表 平均引き上げ幅は 15.1% となった 1 類地域では月給の最低賃金基準は 980 元から 1,125 元 時給は 6.5 元から 12.3 元に引き上げられた 2-4 類の地域は下表の通り 山西省 4 月 1 日より最低賃金引き上げ 一類 二類 三類 四類 月給 時給 月給 時給 月給 時給 月給 時給 現行 980 6.5 900 5.9 820 5.4 740 4.9 引き上げ後 1,125 12.3 1,035 11.3 945 10.4 855 9.4 出所 : 新華網 (4 月 13 日新華網 ) 青島 高齢化問題が深刻青島市では高齢化問題が深刻化しており 高齢化の水準は上海市に次ぎ 全国 2 位となっている 統計によれば 青島市の定住人口に占める 65 歳以上の高齢者比率は 10.26% と 全国の平均水準より 1.39 ポイント 山東省の平均水準より 0.42 ポイント高く 高齢化が進んでいる (4 月 7 日付 青島日報 ) 青島 西海岸経済新区建設の重要ステップとして 膠南市は 70 件の大型プロジェク トを誘致 青島市の西海岸経済新区建設を進めるため 青島膠南市は 3 月に 104 件の大型プロジェ クトに着工した これに続き 4 月 10 日 同市は国内外の投資者と総額 260 億元に上る 70 件の大型プロジェクトに関する投資契約を調印した 国内投資のほか アメリカ イ ギリス オーストラリア ドイツ 日本 ニュージーランド マレーシアなどの海外か らの投資も多い 70 件の大型プロジェクトの内訳 分野 件数 関連業種 投資総額 先端製造業 29 件 新材料 自動車部品 家電電子 機械設備 精細化工など 91 億元 サービス業 37 件 R&D 医療サービス 教育研修 文化観光など 165 億元 現代農業 4 件 農業観光旅行 養殖など 4 億元 合計 70 件 260 億元 出所 :4 月 11 日付 青島日報 Page 10
(4 月 11 日付 青島日報 ) 青島 第 1 四半期の青島市への FDI は 10 億米ドル超 副省級都市で 2 位に青島市商務局によると 第 1 四半期に青島市において新規承認された外商投資プロジェクトは 111 件 実行ベース外商直接投資額 (FDI) は前年同期比 10.2% 増の 10 億 5,700 万米ドルとなっており 山東省への FDI 全体の 41.7% を占め 中国 15 の副省級都市の 2 位になった 投資企業の所在国 地域を見ると 香港が青島市の最大の外商投資源であり 第 1 四半期の香港からの FDI は 3 億 8,500 万米ドルと FDI 全体の 36.7% を占めた 日本 韓国 台湾からの投資額は 1 億 9,400 万米ドル 1 億 4,000 万米ドル 5,200 万米ドルで 前年同期比でそれぞれ 439% 増 77.8% 増 122% 増となった 産業別では サービス業への投資が 59 件の 5 億 3,600 万米ドルで FDI 全体の 51% を占めた (4 月 13 日付 青島日報 ) 蘇州 外国人材にとって最も人気のある都市トップ 10 にランクイン国家外国専門家局等によって行われた 国際人材にとって最も人気のある都市トップ 10 ランキングがこのほど公表され 蘇州市は 7 位にランクされた 同投票活動は 2011 年 6 月から 12 月にかけて行われ 18 万 2,600 人の外国人が投票した 蘇州市は 美貌 いわゆる数多くの庭園や緑に囲まれて現代と伝統を完璧に融合し 洗練された静かな都市として 外国人を魅了した トップ 10 都市は北京 上海 天津 深圳 武漢 広州 蘇州 重慶 アモイ 杭州となった (4 月 18 日付 現代快報 ) 安徽 第 1 四半期の FDI は前年同期比 3 割増安徽省商務庁が 12 日に公表した統計によると 第 1 四半期の同省における実行ベース外商直接投資額 (FDI) は前年同期比 32.7% 増の 22 億 3,000 万米ドルとなった うち 省級以上開発区への FDI は同 33.4% 増の 12 億 6,000 万米ドル 県域 ( 近郊地区 ) への FDI は同 69.4% 増の 7 億 4,000 万米ドルと大幅増になった 同省への FDI は依然として製造業に集中し 第 1 四半期の製造業への FDI は前年同期比 43.2% 増の 13 億 6,000 万米ドルと全体の約 6 割を占めた 尚 皖江示範区 主に沿海部からの産業移転を引受ける国家級モデル区 ) への FDI は同省全体の約 7 割を占める 14 億 4,000 万米ドルで 同 24.5% 増となった (4 月 14 日付 安徽日報 ) 武漢 第 1 四半期の工業向け投資はほぼ倍増 伸び率は副省級都市で 1 位に 16 日に開催された武漢市政府常務会議によると 第 1 四半期 同市において工業向け投資は前年同期比 92.5% 増の 254 億元に達した 工業投資の伸び率は武漢市の過去最高を更新し 全国平均水準の 3.8 倍となり 副省級都市で 1 位となった 高成長の原因について 1 汚職 腐敗行為の撲滅活動により投資環境の改善 26 つの工業モデルパークが完成 敷地面積は計 120 平方キロメートルで 投資吸収能力が向上 3 中国の内需拡大戦略による中部への投資増加などが挙げられた また 今年 武漢市は 1,600 億元の工業投資を誘致し 工業生産高は 1 兆元を突破することを目指す Page 11
(4 月 17 日付 湖北日報 ) 広東 第 1 四半期の経済伸び率は 7.2% と 2009 年上半期以降の最低広東省統計局が 19 日に発表した統計によると 今年第 1 四半期の広東省の地域総生産高は 1 兆 1,511 億元となり 前年同期比の実質伸び率は 7.2% となった 伸び率は 2009 年上半期以降 3 年ぶりの最低となっており 同省目標の 8.5% をも下回った 外需依存度の大きい同省にとって輸出減速の影響が大きい 第 1 四半期 広東省の輸出入総額は前年同期比 4.3% 増で 伸び率は前年同期より 27 ポイント低下し うち輸出は同 5.4% 増に止まった これに伴い 第 1 四半期 同省の工業生産高の伸びは前年同期比 5.2 ポイント低下の 7.1% 増になり 1-2 月の工業企業の利益は前年同期比 31.6% 減となり 3 年来初の減益となった 他方 米国経済の回復 欧州債務危機の緩和などにより 広東省の輸出は下げ止まりの兆しを示しており 経済は下半期に回復する見通し (4 月 20 日付 第一財経日報 ) 深セン 24 項目の金融サービス改善意見を提出 香港との人民元建てファイナンスも温州金融改革の始動に伴い 各地方政府も相次いで様々な金融改革措置を打ち出している 4 月 20 日付 第一財経済日報 によると 4 月 12 日に開かれた深セン市政府常務会議は 金融サービスを改善し 実体経済の発展を支援することに関する意見 を採決し 24 項目の金融サービス改善意見を盛り込んだ 中には 香港との人民建て融資の試行 年内の前海地域でのエクイティ取引所の設立 エクイティ譲渡代理試行の拡大などの金融革新に関する内容も含まれていることから 同意見の実施は国務院の認可を得る必要があるという (4 月 20 日付 第一財経済日報 ) 成都 西南地域最大の電子ガラス繊維製造プロジェクトが成都市青白江区で着工 17 日 台湾ガラス工業集団傘下の子会社である台嘉成都ガラス繊維有限会社の年産 6 万トンの電子繊維製造プロジェクトが成都市青白江区で着工した 同プロジェクトの投資総額は 2 億 8,000 万米ドルで 2 年をかけて完成する予定 1 期工事の投資は 1 億 6,000 万米ドル 年産 3 万トンの電子ガラス繊維製造ラインを建設し 来年 10 月に完成する予定 完成後の年間売上高は 9 億元に達し 700 の就職ポストを提供でき 西南地域における最大の電子ガラス繊維製造ラインとなる 台湾ガラス工業集団は 2002 年に成都市青白江区に進出し これまで 5 回で追加投資を行ったが 今回の追加投資額は過去 4 回の合計を超えた (4 月 17 日四川新聞網 ) 四川 第 1 四半期 2,000 億元超の投資を受け入れ四川省招商局によると 第 1 四半期において四川省は国内外から 前年同期比 15.1% 増となる 2,086 億元の投資を受け入れた うち 実行ベース外商直接投資額 (FDI) は 25 億 3,000 万米ドルで 同 28.5% 増加した 内外からの投資を産業別に見ると 第 1 第 2 第 3 次産業への投資はそれぞれ 3.4% 58.9% 37.7% の増加になった 特に製造業への投資は 817 億元に達し 全体の 39.2% を占め 前年同期より 4.1 ポイント高くなった (4 月 19 日付 四川日報 ) Page 12
人民元市場動向 人民銀行が人民元変動幅拡大を発表するも 値動きは限定的 図 1: 人民元中間値とドルインデックス 日 QCNY=CFXS, Q=USD 价格 80.6 80.4 80.2 80 79.8 79.6 79.4 79.2 79 78.8 78.6 78.4 78.2.123 2012-2-10-2012-4-27 (BEI) 13 20 27 05 12 19 26 02 09 16 23 2012 二月 2012 三月 2012 四月 人民元ドル中間値 ( 右側 ) ドル index 時間線 ( 左側 ) 出所 : ロイター表 1: 為替市場変動幅一週間の変動幅 日付 4/16 4/17 4/18 4/19 4/20 USDCNY 基準値 6.2960 6.2896 6.2948 6.3004 6.3042 USDCNY 始値 6.3165 6.3017 6.3080 6.3060 6.3088 USDCNY 高値 6.3250 6.3054 6.3088 6.3092 6.3192 USDCNY 安値 6.3105 6.2900 6.3015 6.3037 6.3042 USDCNY 終値 6.3150 6.3015 6.3028 6.3039 6.3085 USD index* 79.877 79.560 79.542 79.604 79.555 前日の NYK 終値図 2:O/N Shibor と 7 日間債券レポ利回り 日 QCN7DRP=CFXS, QSHICNYOND= 价格 6.34 6.335 6.33 6.325 6.32 6.315 6.31 6.305 6.3 6.295.1234 2012-2-11-2012-4-27 (BEI) 13 20 27 05 12 19 26 02 09 16 23 2012 二月 2012 三月 2012 四月 7 日間債券レポ利回り Over Night Shibor 金利出所 : ロイター表 2: 金利市場変動幅一週間の変動幅 (%) 日付 4/16 4/17 4/18 4/19 4/20 1 日間レポ * 3.2933 3.0101 3.0013 3.2081 3.4040 7 日間レポ * 3.8061 3.7622 3.7591 3.8087 3.9465 O/N Shibor 3.2900 3.0004 2.9983 3.1992 3.4000 3 ヶ月 Shibor 4.8355 4.8194 4.7934 4.7768 4.7658 * 加重平均レポ利回り 价格 CNY 5.2 4.8 4.4 4 3.6 3.2 2.8 2.4.1234 人民元為替 資金市場 前週末 14 日 人民銀行が約 5 年振りとなる人民元の対米ドル変動幅拡大 (0.5% 1%) を発表 (16 日より実施 ) 反応が注目された先週の人民元相場であったが 結果的には値動きは限定的なものに留まった 変動幅拡大初日の16 日 取引開始直後には薄い商いの中思惑的な元売りもあり 従来の値幅制限 ( 基準値 +0.5%) に近い6.3250まで一時元安が進行したものの 結局従来の値幅制限も突破しないまま反転した 以降も 基調は基準値より元安方向での取引に終始したものの 値動きが拡大することはなく 6.30 台での取引が中心となった 変動幅拡大後最初の取引となった先週は結局 週を通じて従来の値幅制限 ( 基準値 ±0.5%) すら超えることはなく やや肩透かしを食らった形になった 来月 3,4 日の米中経済戦略対話も控え 実際の相場変動幅が拡大するか否か 今週以降の動きが注目されるところである 今回の変動幅拡大発表は 先月の全人代前後より複数の政府高官からの示唆もあったことから 然程意外感無く市場では受け止められている インフレ動向の落ち着き 景気配慮型の政策運営の浸透 貿易黒字幅の縮小 等がこのタイミングでの実施に踏み切った背景といえよう 過去数年定石であった市場での元高観測がやや後退しており 今ならば 変動幅拡大 元高加速 という連鎖が起きにくい との判断も働いたものと思われる 然し乍ら 今回の変更はあくまで日中変動幅の拡大であり 通貨バスケットを参考とした管理変動相場制という 2005 年 7 月以降続いてきた現行為替制度の基本線は不変である 従って 人民元の中長期的な方向性を司る上でより重要なのは 引続き人民銀行が毎朝公表する基準値の趨勢である点もまた 従前不変といえよう とは言え 人民元相場の制度改革の新たな一歩であるという評価もまた衆目の一致するところであり 金利と共に今後の人民元為替制度改革の帰趨が注目される ( 環球金融市場部市場営業課 ) Page 13
中国のマクロ経済指標 北京市経済指標の推移 北京市 2011-2012 年の経済指標の推移 項目地域総生産 (GDP) 前年比第一次産業前年比第二次産業前年比第三次産業前年比鉱工業生産 ( 付加価値ベース ) 前年比規模以上鉱工業企業の利益前年比全社会固定資産投資 ( 累計ベース ) 前年比 2011 年 2012 年 単位 1-3 月 1-6 月 1-9 月 1-12 月 1-3 月 1-6 月 1-9 月 1-12 月 億元 3,509 7,418 11,404 16,000 3,762 % 8.6 8.0 8.0 8.1 7.0 億元 15 48 89 136 NA % 2.1 1.3 0.3 0.9 1.1 億元 784 1,667 2,609 3,744 NA % 8.0 7.3 6.5 6.6 5.6 億元 2,710 5,704 8,707 12,120 NA % 8.7 8.2 8.5 8.6 7.4 億元 675 1,406 2,182 3,039 NA % 8.6 8.1 7.3 7.4 4.5 億元 128 382 649 1,120 97 % 27.4 12.9 10.9 10.3-23.8 億元 812 2,364 4,169 5,911 936 % 20.1 15.6 17.4 13.3 15.2 不動産 % 416 1,240 1,364 3,036 452 前年比 14.0 3.7 32.6 10.1 8.7 インフラ 170 513 864 1,400 227 前年比 0.7 11.9 3.9 0.3 33.3 社会消費財小売総額 億元 1,607 3,231 5,008 6,900 1,836 前年比 % 11.9 11.3 11.5 10.8 14.3 新車販売 万台 NA NA NA 40 14 前年比 % -25.7 NA NA -56.3 122.0 輸出入 前年比輸出輸出の前年比輸入輸入の前年比 FDI 実績ベース ) 前年比 ( 実績ベース ) 住民消費価格指数原材料仕入価格指数 工業品出荷価格指数新築住宅販売価格指数 財政収入前年比財政支出前年比 億米ドル 910.4 1,856.3 2,853 3,895 1,024 % 32.9 28.7 28.6 29.1 12.3 億米ドル 126.7 270.2 427 590 131.4 % 1.2 4.0 4.9 6.5 4.0 億米ドル 783.7 1,586.1 2,427 3,305 893.0 % 40.0 34.1 33.9 34.2 13.6 億ト ル 18.0 38.3 61 71 21.3 % 3.0 6.8 13.2 10.9 18.8 前年同期 =100 5.2 5.5 5.9 5.6 4.0 前年同期 =100 7.5 8.6 9.0 8.4 2.6 1.2 2.1 2.5 2.3 0.5 前年同期 =100 4.9 (3 月 ) 2.2 (6 月 ) 1.8 (9 月 ) 1.0 (12 月 ) 0.8 (3 月 ) 億元 824 1,654 2,304 3,006 837 % 36.7 27.9 25.7 27.7 1.6 億元 NA NA NA 3,247 684 % NA NA NA 19.5 29.1 一人当たり可処分所得 ( 都市 ) 元 8,436 16,236 24,164 32,903 9,427 前年同期比 % 10.0 10.1 10.7 7.2 11.7 一人当たり純収入 ( 農村 ) 元 4,986 8,732 12,962 14,736 5,453 前年同期比 % 11.6 12.4 12.8 7.6 9.4 人民元預金残高増加額 ( 年初より ) 億元 2,764 NA NA 8,427 1,200 前年同期比 億元 -44 NA NA -1,797-1,563.6 人民元貸出残高増加額 ( 年初より ) 億元 1,266 NA NA 4,180 1,182 前年同期比 億元 -73 NA NA 0-84.2 年末定住人口 万人 NA NA NA 2,019 NA 新規増加就業人数 万人 34 NA 41 45 43 失業率 (%) NA NA NA 1.4 NA 注 : 北京市統計局のデータに基づき当行作成 Page 14
BTMU の中国調査レポート (2012 年 4 月 ) BTMU 中国月報第 75 号 (2012 年 4 月 ) http://www.bk.mufg.jp/report/chi200401/112040101.pdf 国際業務部 産業レポート中国主要産業指標動向 (2012 年上半期号 ) https://reports.btmuc.com/fileroot_bj/file/jpreport_chinese/120405_01.pdf 企業調査部 産業レポート香港 台湾 韓国主要産業指標動向 (2012 年上半期号 ) https://reports.btmuc.com/fileroot_bj/file/jpreport_chinese/120405_02.pdf 企業調査部 経済マンスリー景気減速とインフレ沈静化を受け金融緩和へシフト http://www.bk.mufg.jp/report/ecomon2012/monthly_ch20120329.pdf 経済調査室 経済マンスリー輸出減速の下での人民元変動幅拡大 http://www.bk.mufg.jp/report/ecomon2012/index.htm 経済調査室 経済レビュー人民元の国際化を中心に進む中国の通貨戦略 https://reports.btmuc.com/fileroot_bj/file/jpreport_chinese/120426_01.pdf 経済調査室 当資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり 何らかの行動を勧誘するものではありません ご利用に関しては全てお客様御自身でご判断くださいますよう 宜しくお願い申し上げます 当資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが 当店はその正確性を保証するものではありません 内容は予告なしに変更することがありますので 予めご了承下さい また当資料は著作物であり 著作権法により保護されております 全文または一部を転載する場合は出所を明記してください 以上 三菱東京 UFJ 銀行 ( 中国 ) 有限公司トランザクションバンキング部中国調査室北京市朝陽区東三環北路 5 号北京発展大厦 4 階照会先 : 石洪 TEL 010-6590-8888ext. 214 Page 15