2. 取組の成果 1ページ以内 2007 年度までは EMP が 4~5 年次 ENP が 3~4 年次のみの開講で継続性に欠けていた また 学生も受身で講義の準備や EMP 以外での英語学習についても自主性に乏しかったが 本取り組みによって 1 年次から 5 年次までの一貫教育 ( 一部 e-le

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質の高い大学教育推進プログラム実施状況報告書 大学等名国立大学法人宮崎大学 取組名称複視眼的視野を持つ国際的医療人の育成 申請区分教育課程の工夫改善を主とする取組 取組期間平成 20 年度 ~ 平成 22 年度 (3 年間 ) 取組学部等医学部 取組担当者玉田吉行 Web サイト http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/english/index.html 取組の概要 専門英語コミュニケーション能力の涵養することで学生が自信を持って海外臨床実習で専門領域についての研鑽を積む 海外協定大学 開発途上国からの医学 看護学臨床実習生の受入れ 多様な価値観を共有 理解し 複視眼的な視野を持つ医療人を育成する 1. 取組の実施状況等 1 取組の実施状況 1ページ以内 (1) 取組の実施体制 ( マネジメント体制 教職員の体制 大学としての支援体制 ) 学内ネットワークを保守管理する医療情報部 教務委員会 地域連携 国際交流委員会並びに教授会が学部あげての協力体制を構築している 授業は英語教員 4 名を中心に 非常勤講師 産婦人科教員 ( 医師 ) など 4 名が担当している 授業準備は英語分野事務職員が 時間割などは教務課事務職員と医学教育改革推進センター教員が調整して行っている PSU 関係は生理学講座が UCI 関係は産婦人科学講座と解剖学講座が窓口になり 両校の交流には 総務課 2 名 教務課 2 名 国際連携センター 2 名の事務官が協力している また英語教員が中心となり EMP サポートオフィスを置いて EMP/ENP の実施 講師 ( 国内外 ) との折衝などを実施している (2) 取組の実施計画に掲げた内容 ( 取組の全体スケジュール及び各年次の実施計画 ( 括弧内は取組に参加する教職員と学生の数等 / 年間 ) 医学科では EMP1( 約 110 名 ), EMP2( 約 10 名 ), EMP3( 約 10 名 ), EMP4( 約 10 名 ) 看護学科では ENP2 年 ( 約 5 名 ), ENP3 年 ( 約 5 名 ), ENP4 年 ( 約 5 名 ) 附属病院看護部では N_ENP_Advanced( 約 5 名 ), N-ENP_Basic( 約 10 名 ) また現在は看護学科教員 ENP( 約 10 名 ) と国際交流担当事務職員を対象とした EMP( 約 10 名 ) などを幅広く実施している (3) 社会への情報提供活動 (Web サイトの活用 新聞 テレビ等のマスコミの活用等 ) 本 GP では大学 HP からアクセス可能な Web サイトを開設し EMP 講座の情報を発信している また UCI や PSU への留学生体験記などをアップデートして在学生への情報を提供している

2. 取組の成果 1ページ以内 2007 年度までは EMP が 4~5 年次 ENP が 3~4 年次のみの開講で継続性に欠けていた また 学生も受身で講義の準備や EMP 以外での英語学習についても自主性に乏しかったが 本取り組みによって 1 年次から 5 年次までの一貫教育 ( 一部 e-learning 対応 ) が実現した また EMP オフィスとして一室を確保した後 参加者が自主的に勉強会を開催するようになるなど 学生の態度に大きな変化がみられている さらに サポートオフィスの機能充実と専任のプロフェッショナルコーディネーターの育成 確保を実現した 期間終了後は学内予算措置によるあらたな技能職として採用を大学に働きかけているところである EMP については英語教育学会や医学英語教育学会など全国レベルの学会で取り組みを発表し モデルケースとして全国に発信した 医学部ホームページ内の英語分野のページでは 各学期に EMP 報告書を作成して各部署に回覧して継続的に活動報告を行なっている また全学の国際連携推進会議 大学ニューズレターにも報告し周知している 国際連携センターの協力教員でもある英語教員が 留学生 修了生向けの冊子 ( 英語版 毎年発行 ) の作成も担当し EMP の報告も継続している プログラムの要である学生からは 毎年以下のような肯定的なフィードバックをえている <プログラム全体の5 段階評価平均 > 0 : 有益でない 1: あまり有益でない 2: どちらかと言うと有益でない 3: どちらかと言うと有益 4: 有益 5: とても有益 医学部医学科平均評価 : 09 年度前期 4.7 09 年度後期 4.4 医学部看護学科平均評価 : 09 年度前期 4.5 09 年度後期 4.5 大学附属病院看護部平均評価 : 09 年度前期 4.3 09 年度後期 4.3 < 本取組の最も良い点 > - 学生からのコメント例 - ただ講義を聴くだけでなく 双方向で対話形式の授業が多かったこと ( 医学科 5 年生 ) 勉強する何よりのモチベーションになった 色々な方に出会えた ( 医学科 5 年生 ) 最も良かった点は 少人数で出来たことです 毎日セッションがあったので 英語がどんどん楽しくなった ( 医学科 4 年生 ) 普段受けている講義と違い 自分たちが自発的に意見をだしやすい環境でした ( 医学科 4 年生 ) 看護学科らしく 後半は看護学科の先生も交えての授業であり 医療面での話を英語で出来たので良かった ( 看護学科 3 年生 )

3. 評価及び改善 充実への取組 1ページ以内 本取組み当初から受講学生に毎回の授業報告 学期毎のアンケート 意見記述を書いてもらい 写真やセッションの録画などを編集して評価のための報告書を作成している 相互派遣については PSU と本学がそれぞれ Evaluation Report を作成して相互評価を実施している 取り組みの途中では専門英語教育専門家による取組みの外部評価を実施した プログラムの検討 実施打ち合わせに関しては教務委員会 医学教育改革推進センター EMP/ENP 教育推進委員会と 学生 教員の受け入れと派遣に関しては 地域連携 国際交流委員会と連携し 英語分野 基礎医学 臨床医学 看護学科 附属病院看護部全体でプログラムの改善に取り組む 内部および外部評価委員会による評価をもとに自己評価を行いその結果を随時取り組みに反映させた そのために 受講生から毎回の授業報告 学期毎のアンケート 意見記述をフィードバックとして実施し さらに学内報告会や海外提携大学との共同シンポジウムなどの開催により定期的な評価体制を確立した 本学からの派遣留学生の選考は TOEFL IP テスト等を活用し EMP 講座受講者の中から実践的な専門英語能力を基に選考する また 本学への PSU と UCI からの留学生に対して 英文の生活マニュアルの配布や本学医学部生が日常生活から実習中のケアに至るまで全て英語で対応している それにも増して 本学および協定校における実習期間を通して 他国の医学生と一生涯にわたる信頼関係と友情の礎を築くことができたと参加者が実習後の感想を述べている このプログラムに興味を持って受験する学生も多く 本学のアドミッションポリシーに反映し 地方大学における人材育成のモデルプランとして展開されている プログラム参加中の学生は実習の様子を定期的に電子メールで報告し 終了後は学内での留学報告会を実施するとともに毎年報告書 (3 分冊 ) を出版している 留学の成果は 受入大学が作成した評価表を基に 派遣大学において単位を認定している 医学科 6 年次の必修科目であるクリニカルクラークシップ ( 学外臨床実習 ) の実習施設の一つとして協定校の附属病院を指定し, 約 1ヶ月間海外における臨床研修を実施する 同様に, 協定校学生 (5 年次 ) を短期研修生 ( 特別聴講学生 ) として受入れ, 学外臨床実習を本学附属病院にて実施する 双方とも実習施設において, 評価表を作成し, 評価表を基に, 派遣機関が単位を認定する

4. 財政支援期間終了後の取組 1ページ以内 期間終了後はその機能は確保しつつも規模を適正なものにして継続している プロフェッショナルコーディネーターについては この取組みの継続性を担保する最も重要なポストであり 大学に対して正式の雇用を要請中である 3 年間の支援ではスタッフの充実を含む教育環境整備面および海外提携大学との交流面での充実が図られた 全国的に見ても内容の伴った実質的な高いレベルのプログラム構築ができたと思われる 現在は引き続き海外 国内からの講師招聘を実施するために 学長裁量経費の支援を受けて取り組みを継続している

2. 取組の全体像 1 ページ以内 社会への架け橋としての英語 海外卒後臨床研修 国際医療救援 国際医療協力 1. タイ プリンスオブソンクラ大学医学部 2. 米国 カリフォルニア大学アーバイン校医学部 評価 モニタリング 現地スタッフとの最終評価前調査 現地での途中 複視眼的視野を持つ国際的医療人の育成 ( 宮崎大学医学部 ) < 学部長 >< 医学改革推進センター >< 副学部長 >< 地域連携 国際交流委員会 >< 教務委員会 > 宮崎大学医学部国際戦略に基づく国際交流の推進 ルクラークシップ プログラム JICA フ ロク ラム : 女性の健康支援を含む母子保健方 日本赤十字社国際救援課 位互換を伴う クリニカグローバルな視点単 海外相互派遣 各コアスタッフによる連 1医学部(医学科 看護学科) 多国間医学 看護教育プログラム専任フ ロフェッショナルコーテ ィネーター 医学部英語分野を中心とした EMP サポートオフィス 専門英語教育プログラムの企画 実施 評価 2大学院(医学系研3附属病院(研修医 看護師)究科 看護学系研究 EMP, ENP, 看護部 ENP 実施 医学科専門教員 看護学科専門教員 海外協定大学医師 / 看護師の協力 事務職員(国際連携センター 学務課 総務課)事有識者による外部評価 ( 毎年 ) フィードバック 評価を取組みへ反映 EMP/ENP 教育推進委員会 による学内横断支援 < 具体的目標 得られる成果 > 専門英語コミュニケーション能力の涵養 自信を持って海外臨床実習で専門領域についての研鑽を積む 多様な価値観を理解し複視眼的な視野を持つ医療人の育成 国際社会において指導的役割を果たすリーダーとなるべき人材の育成