調査概要 調査期間 : 平成 29 年 11 月 22 日 ( 水 )~ 平成 29 年 12 月 22 日 ( 金 ) ヒアリング対象企業数 :78 社 ( 機関 ) ( 製造業 36 非製造業 32 その他 10/ 大企業 50 中小企業 18 その他 10) < 参考 ( 全国 )> ヒアリン

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平成10年7月8日

1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

調査概要 調査期間 : 平成 3 年 2 月 28 日 ( 水 )~ 平成 3 年 3 月 3 日 ( 金 ) ヒアリング対象企業数 : 75 社 ( 機関 ) ( 製造業 34 非製造業 31 その他 1/ 大企業 48 中小企業 17 その他 1) < 参考 ( 全国 )> ヒアリング対象企業数

2. 個別の動向 1 業況判断業況判断は 製造業 非製造業とも横ばい感が強いなか 悪化とする企業が増えた 製造業は 変化なし とする企業の割合が高い 自動車 半導体関連 スマートフォン関連で 良くなった とする企業がある一方 原燃料価格の高騰等により 悪くなった とする企業の割合が増加した 非製造業

目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営

調査概要 調査期間 : 平成 28 年 11 月 22 日 ( 火 )~ 平成 28 年 12 月 22 日 ( 木 ) ヒアリング対象企業数 : 81 社 ( 機関 ) ( 製造 37 非製造 34 その他 10/ 大企業 51 中小企業 20 その他 10) < 参考 ( 全国 )> ヒアリング

北陸 短観(2019年6月調査)

北陸 短観(2016年12月調査)

北陸 短観(2019年3月調査)


管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 平成 27 年 1 月 15 日 < 管内の経済動向 > ~26 年 11 月の経済指標を中心として ~ 全体の動向 : 緩やかな持ち直し傾向にあるものの 一部に弱い動きがみられる 鉱工業生産 : 生産は一進一退で推移している 個人消費 : 持ち直し傾向にある

企業経営動向調査0908

滋賀県内企業動向調査 21 年 1- 月期定例項目結果 1. 自社の業況判断 (1) 自社の業況判断 DI は 四半期連続のプラス水準を維持も は 四半期ぶりにマイナス水準に低下 1. の動向 ( 図 1-1) 今回の調査 (1 年 1- 月期 ) での自社の業況判断 DI は前回 (-9 月期 )

ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において

景気動向調査平成 3 年 1~12 月期実績 平成 31 年 1~3 月期予想 概況 業況 DI は改善 来期は悪化するもプラスを維持する見込み 今期の全業種総合業況判断 DIは 前期比 2.5 ポイント上昇の 9. と改善した 製造業は前期比 1.5 ポイント上昇の 14. 非製造業は同 2.9

(Microsoft PowerPoint \201y\221\3461\216l\224\274\212\372_\225\361\215\220\217\221HP\224\305\201z.pptx)

平成 30 年 月期地域経済産業調査 ~ 全体総括 (2/2)~ 雇用情勢 製造業 : 資格や技術を有する人材の不足が顕著で 人材の確保が困難 労働条件の改善 多様な人材の活用の他 業務の効率化や処遇改善の動き 非製造業 : 小売業 サービス業を中心に様々な業種で人員が不足 採用手法の多

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

新規文書1

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP・報道機関用)

[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

1. 総論 総括判断 都内経済は 回復している 項目前回 ( 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 前回比較 総括判断回復している 回復している ( 注 )3 年 1 月判断は 前回 1 月判断以降 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判断している ( 判断の要点 ) 個人消費

( 調査結果詳細 ) (1) 生産 ~ 緩やかな持ち直しの動き ~ 鉄鋼は ライントラブルの影響等があり微減 化学は 高稼働が継続し 概ね横ばい 自動車は 豪雨以降 挽回生産が行われるなど 回復の動きが継続し 増産 汎用 生産用 業務用機械は 受注好調により 増産 電子部品 デバイスは 一部に需要の

( 調査結果詳細 ) (1) 生産 ~ 横ばい ~ 化学は 設備定修等の影響で 減産 自動車は 軽乗用車は年度末需要からの反動 普通乗用車は国内における販売が低調であることから 減産 はん用 生産用 業務用機械は 設備投資は好調で 受注も微増であるが 大きな変化はなく 横ばい 電子部品 デバイスは

( 平成 31 年 1 月判断 ) 平成 31 年 1 月 財務省北陸財務局 富山財務事務所 富山市丸の内 1 丁目 5 番 13 号 ( 富山丸の内合同庁舎 5 階 ) TEL(076) ( 財務課直通 )

SERIまんすりー2月号 今月のみどころ

I. 調査結果概況 景気判断 DI( 現状判断 ) は小幅に上昇し最高値を更新 仕入原価高止まりも客単価が上昇 10 月スーパーマーケット中核店舗における景気判断 49.1 と小幅に上昇し 2010 年 4 月の調査開始以降最高値を記録した 経営動向調査によると売上高 DI が 1.1 とはじめてプ

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1. 総論 総括判断 県内経済は 回復しつつある 項目前回 (29 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 前回比較 総括判断緩やかに回復しつつある 回復しつつある ( 注 )3 年 1 月判断は 前回 29 年 1 月判断以降 3 年 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

News Release 2018 年 8 月 1 日 香川県内民間企業の 2018 年夏季ボーナス支給見込み アンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 640 社を対象として 2018 年夏季ボーナスの支給予想について アンケー

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

News Release 2018 年 12 月 27 日 香川県内民間企業の 2018 年冬季ボーナス支給見込みアンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 630 社を対象と して 2018 年冬季ボーナスの支給予想について アン

平成 30 年 7-9 月期地域経済産業調査 ~ 全体総括 (2/2)~ 雇用情勢 製造業 : エンジニアや現場管理者といった技能を有する者の不足が顕著で 人材の確保が困難 労働条件の改善 多様な人材の活用の他 工場のスマート化推進による必要人員の最小化の取り組み また賃上げの動き 非製造業 : 小

<8A C52E786C7378>

平成 31 年 1-3 月期地域経済産業調査 ~ 全体総括 (1/2)~ 資料 2 全体景況 ( 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに改善している ) 生産は 輸送機械が高水準で推移しているものの 中国など海外経済減速の影響等により 生産用機械が半導体関連 電子部品 デバイスがスマートフォン関連

1. 総論 総括判断 県内経済は 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 項目前回 (29 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 総括判断 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 平成

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推

四国経済産業局平成 31 年 4 月 25 日 四国地域経済の動向 ( 平成 31 年 1-3 月期 ) ~ 平成 31 年 1-3 月期地域経済産業調査結果 ~ 四国地域の経済は 持ち直しの動きに足踏み感がみられる 1. 生産 ~ 弱含みで推移 ~ 金属製品 プラスチック製品 鉄鋼 はん用 生産用

以前 製造業 食料品製造業 畜産食料品製造業

生活衛生関係営業の景気動向等調査 平成17年7~9月期

中小企業の雇用・賃金に関する調査結果(全国中小企業動向調査(中小企業編)2015年10-12月期特別調査)

経済情報:日銀短観(2011年6月)の結果について.doc

( 調査結果詳細 ) (1) 生産 ~ 横ばい ~ 鉄鋼は フル操業が続き 横ばい 化学は 高稼働が継続し 横ばい 自動車は 稼働日数減などでやや減産だが フル操業で好調が続く はん用 生産用 業務用機械は 受注好調で 増産 電子部品 デバイスは 一部需要の落ち込 みもみられるものの堅調で横ばい 業

製造業 食料品製造業 畜産食料品製造業

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP用)

( 調査結果詳細 ) (1) 生産 ~ 一時的に低下したものの 回復の動きがみられる ~ 鉄鋼は フル操業が続くが 微減 化学は 高稼働が継続し概ね横ばい 豪雨の影響により 自動車は一時的 に減産したが稼働状況には回復の動きがみられ はん用 生産用 業務用機械も 一時的な減産もあったものの 稼働状況

1. 総論 総括判断 県内経済は 緩やかに回復している 項目前回 (3 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 4 月判断 ) 総括判断 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 緩やかに回復している 前回比較 ( 注 )3 年 4 月判断は 前回 1 月

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ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

スライド タイトルなし

6 月調査 (5 月実績 ) 結果概況 景気判断 DI は現状 見通し共に小幅に下降も 50 を上回る高水準を維持 5 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI 現状判断は前月から-0.3 の 54.8 見通し判断前月から-0.9 の 51.0 となり 共に小幅な下降となったが 引き続き

以前 製造業 食料品製造業 畜産食料品製造業

最近の県内経済情勢は 回復しつつある 前回 (30 年 4 判断 ) 前回比較 今回 (30 年 7 判断 ) 総括判断回復しつつある 回復しつつある 総括判断の要点 個人消費は 百貨店 スーパーで底堅いものとなっており コンビニエンスストアで堅調となっているほか ドラッグストア販売で前年を上回って

1. 総論 総括判断 県内経済は 緩やかに回復しつつある 項目前回 (3 年 4 月判断 ) 今回 (3 年 7 月判断 ) 前回比較 総括判断緩やかに回復しつつある 緩やかに回復しつつある ( 注 )3 年 7 月判断は 前回 4 月判断以降 足下 (7 月末 ) の状況までを含めた期間で判断して

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1. 平成 25 年 1-3 月期地域経済産業調査 ~ 全体総括 ~ 資料 2 全ての地域で景況判断が前期よりも改善 ( 平成 23 年 7-9 月期調査以来 6 四半期ぶり ) し 各地域とも総じて持ち直しの動きがみられる 生産 : 各地域とも 電子部品 デバイスなどの業種では厳しい状況がみられる

2002・2003年度

別 前年同期比増減率 単位 : 社 % 繊維製品 パルプ 紙 化学 石油 石炭 黒転

(Taro-\222\262\215\270\225[.A4\207B.jtd)

平成 31 年 1 月 17 日東北経済産業局 管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 ( 平成 30 年 11 月分 ) ~ 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに持ち直している ~ 鉱工業生産 : 個人消費 : 住宅着工 : 公共投資 : 設備投資 : 持ち直しの動きとなっている足踏み状態とな

28付属統計表(全体)

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景気見通し調査 ( 平成 25 年 3 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 25 年 3 月 13 日 (

社団法人日本生産技能労務協会

29付属統計表(全体)

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30付属統計表(全体)

九州百貨店 スーパー販売動向 平成 30 年 11 月 6 日 ( 平成 30 年 9 月分速報 ) 1. 概況 (1) 百貨店 スーパーの販売動向 1 全店 ( 百貨店 19 店舗 スーパー 410 店舗 計 429 店舗 ) 9 月の百貨店 スーパー販売額は1,151 億円 前年同月 0.4%

28付属統計表(全体)

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(1月号)~輸出の好調続くも新型スマホ関連がピークアウトへ

波及効果の具体的計算方法 直接効果の推計 1 ( 需要増加額の推計 ) 合計額 ( 単位 : 百万円 ) 開催運営費 10.0 来場者支出額 90.0 飲食費 0.6 交通輸送費 3.0 広報関連経費 1.5 施設 機器レンタル料 1.0 アルバイト人件費 1.6 警備料 2.3 宿泊費

富山県金融経済クォータリー(2018年秋)

けた この間 生産指数は 上昇傾向で推移した (2) リーマン ショックによる大きな落ち込みとその後の回復局面平成 20 年年初から年央にかけては 米国を中心とする金融不安 景気の減速 原油 原材料価格の高騰などから 景気改善の動きに足踏みが見られたが 生産指数は 高水準で推移していた しかし 平成

富山県金融経済クォータリー(2018年夏)

第 2 四半期累計として 連結の売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益とも 過去最高 上期で初の売上高 1 兆円を達成 4 月 27 日に発表した連結業績予想数値との比較でも それぞれプラス 事業環境に関する認識と確認 ( 物流業界の状況 ) 国内外ともに 景気の回復基調は続き 荷動きは おおむね

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通期 連結の売上高 営業利益 経常利益としては 過去最高 のれん及び固定資産に係る減損損失を特別損失として 517 億円計上 当期純利益が 3 月 30 日付での予想数値より増加したのは 予想数値公表時の見込み額と比べ 最終決算数値により確定した減損損失額が 53 億円 減少したことによる 事業環境

東京都の経済情勢報告 平成 31 年 1 月 30 日 財務省関東財務局 東京財務事務所 掲載した経済指標等については速報値を含む

初売でのお客様の傾向 主なコメント 元日より 2 日の来店客が多かった セールをしていないレコード店 書店も好調であった 来店客数や買い上げ点数は増えているが客単価は下がっている ( 複合 ) 消費者は繁忙期は買い物するが普段は節約しているようだ ( ホームセンター ) より特価商品への購買関心が高

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平成 28 年 1-3 月期地域経済産業調査 ~ 全体総括 (1/2)~ 資料 2 基調判断は据え置き 地域別では 景況判断を北海道で上方修正し 東北 関東 東海 近畿 中国 四国 沖縄で据え置き 北陸 九州は下方修正した 生産 : 自動車関連では 鉄鋼メーカーで発生した事故に伴う工場操業停止の影響

平成 21 年第 1 回 ( 平成 21 年 2 月 1 日実施 ) 鳥取県企業経営者見通し調査報告 目次ヘ ーシ 御利用にあたって 1 1 業界の景気判断 3 2 自己企業の売上高判断 5 3 自己企業の経常利益判断 7 4 生産数量の判断 9 5 在庫水準の判断 10 6 生産設備の規模判断 1

平成 29 年 7 月 地域別木質チップ市場価格 ( 平成 29 年 4 月時点 ) 北東北 -2.7~ ~1.7 南東北 -0.8~ ~ ~1.0 変動なし 北関東 1.0~ ~ ~1.8 変化なし 中関東 6.5~ ~2.8

第 2 章 産業社会の変化と勤労者生活

1 概 況

平成 22 年度エネルギー消費統計結果概要 経済産業省資源エネルギー庁平成 24 年 4 月 エネルギー種別に見ると 最終エネルギー消費総量の 37.5% が燃料 54.8% が電力 7.4% が熱となっています 調査の対象となった非製造業 製造業 ( 石油等消費動態統計対象事業所を除く ) 業務部

平成 30 年 1-3 月期地域経済産業調査北陸地域経済の動向 ( 概要 ) 全体の動向 北陸地域の経済は 改善している ( ) 5 期連続 企業の主な声 < はん用 生産用 業務用機械 > 自動車用部品は国内向けを中心に堅調 建設機械用部品は海外向けを中心に好調 工作機械も海外を中心に自動車向けの

「中小企業の景況感に関する調査」集計結果

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2. 利益剰余金 ( 内部留保 ) 中部の 1 企業当たりの利益剰余金を見ると 製造業 非製造業ともに平成 24 年度以降増加傾向となっており 平成 27 年度は 過去 10 年間で最高額となっている 全国と比較すると 全産業及び製造業は 過去 10 年間全国を上回った状況が続いているものの 非製造

別 前年同期比増減率 単位 : 社 % 母集売上高経常利益純利益集計団 18/3 期従来 19/3 期 18/3 期従来 19/3 期 18/3 期従来 19/3 期社数社数実績予想予想実績予想予想実績予想予想 繊維製品

中小企業の動向

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企業物流短期動向調査 ( 日通総研短観 ) 調査結果 ( 抜粋 ) (2008 年 9 月調査 ) 2008 年 10 月 株式会社日通総合研究所 ホームページはこちら

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Transcription:

資料 3 平成 29 年 10-12 月期地域経済産業調査概要 ( 九州地域経済の動向 ) 平成 30 年 1 月 24 日九州経済産業局総務企画部調査課

調査概要 調査期間 : 平成 29 年 11 月 22 日 ( 水 )~ 平成 29 年 12 月 22 日 ( 金 ) ヒアリング対象企業数 :78 社 ( 機関 ) ( 製造業 36 非製造業 32 その他 10/ 大企業 50 中小企業 18 その他 10) < 参考 ( 全国 )> ヒアリング対象企業数 :779 社 ( 機関 )( 全 10 地域合計 ) ( 製造業 419 非製造業 292 その他 68 / 大企業 435 中小企業 276 その他 68) 1

< 全体の結果 > 九州地域の経済は 緩やかに改善している 前回 (7-9 月期 ) 調査 : 緩やかに改善している < 個別の動向 > 1. 生産横ばい傾向 同 : 横ばい傾向 2. 設備投資増加している 同 : 増加している 3. 雇用情勢改善している 同 : 改善している 4. 個人消費持ち直している 同 : 緩やかに持ち直している 2

生産に関する主な企業コメント ( 増加 やや増加 は 変わらない は やや減少 減少 は ) 輸送機械 海外向けが好調のため 生産を増加 輸送用機械 原動機等の船舶用機器及びプラント向けのプロセス機器は 供給過剰等で厳しい業況ながらも 受注に応じて生産を増加 輸送用機械 新車効果が一服し 需要に合わせて生産を調整している 輸送用機械 電子部品 デバイス 海外向けスマートフォン用途の受注に対応するため 引き続きフル生産 電子部品 テ ハ イス 自動車及び家電用途の各種デバイスの受注に対応してフル生産を継続中 電子部品 テ ハ イス 産業機械用途の受注が引き続き好調で 車載用途も増加傾向 電子部品 テ ハ イス はん用 生産用 業務用機械 海外向けの半導体 液晶関連製造装置が引き続き好調で 受注の調整を行っている 生産用機械 スマートフォン及び自動車関連の設備投資需要が好調で 特に海外での生産増 生産用機械 半導体製造装置は 海外向けを中心に受注増による生産増 生産用機械 海外からの環境機器等の受注が好調で フル生産を継続中 はん用機械 素材関連( 化学 鉄鋼 金属 窯業 土石 石油 石炭 非鉄金属 プラスチック等 ) 鉄鋼は電気料金が高い夏季に生産を調整していた反動により 生産を増やしている 鉄鋼 プラスチック事業は 年末に需要の大きい食品向けに生産を増やして対応 プラスチック スマートフォン等向け半導体部品の受注が増え過ぎて生産水準は上限にきている 一部では生産が追いついていない 窯業 土石 空調機器等の産業用機器向けの金属製品は 受注増による生産増 金属製品 鉄鋼は自動車やインフラの老朽化の更新に伴う建設鋼材向けを中心に 高い水準の生産を続けている 鉄鋼 石油化学製品はフル生産を継続中 石炭化学製品は原材料の高騰が落ち着き市況が安定したため安定して生産中 石油 石炭 半導体製造装置用部品 建設資材関連製品 自動車向け等の受注が多く 前期同様フル生産を継続 非鉄金属 半導体部品等の化学素材は 自動車 家電 産業用機械向けに高水準で生産中 化学 国内 海外共に需要が好調に推移しており 計画的に生産中 窯業 土石 電気機械 自動車及びスマートフォン向けの電気機械及び電子部品の受注が好調でフル生産を継続 電気機械 生産は堅調に推移しつつも 一部では部材調達の不足による生産減がみられる 電気機械 食料品 年末は一年で最大の需要期のため 生産及び販売共に増加する 飲料 たばこ 飼料 鶏肉加工は 年末の需要期に対応するために稼働日を増やして生産増 食料品 製麺は需要期を迎えて生産を増やしている 輸送費の増加は原料の仕入れ値の減少で吸収している 食料品 当社の食品の小売りに業況の変化は無いが 利益を得る考えとして生産量から質への転換を社内で始めている 食料品 4

足下の消費に関する主な企業コメント ( 前年同月比で 増加 やや増加 は 変わらない は やや減少 減少 は ) 消費傾向がより品質のよいものへとシフトしている 日常品はスーパーで買い より良いものは百貨店で買うという傾向が強まってきている 百貨店 客単価は株高等を背景に高額品の売上増により上昇 来店者数は微増 売上金額はインバウンドの増加 プロ野球優勝セール等により増加 百貨店 昨年の秋頃から消費者のディスカウント志向が強まったように感じているが プロ野球優勝セール等により消費意欲が持ち直した 免税売上は前年比 4 割増 スーパー 購入単価は上がっているものの 入店客数の減少が続いている 12 月の売上が前年比では上がっているのは新店効果によるところが大きい コンビニ 値下げで単価を下げているが 購入点数が増えているため客単価は上昇し 売上金額も増加している スーパー 11 月をみると 国内 海外旅行ともに単価は前年比 +3% の伸び 観光 棟数は減だが 中高級品にシフトしており 棟単価が上昇 9 月以降 住宅展示場来場者が前年を上回ってきている 不動産 単価が上がっているのは 土地代ではなく建築費の上昇によるもの 特に人件費 不動産 原油価格の上昇で 石油元売り価格も上昇 訪日観光客がレンタカーを使った観光地や温泉地巡りをしており 引き続き良い状態が継続 卸売 小売 商品の市場価格が リニューアルなどで上がっているため 単価は上昇しているが 来店者数はやや減少 酒類の売り上げについては ビールは低迷しているが 酎ハイは伸張 ドラッグストア 独自の集客方法の工夫等により 前年の ふっこう割 の反動を受けることもなく 100% の稼働率を維持 宿泊 新車効果も 1 年近くが経過し落ち着いてきており 若干のプラスに留まる 自動車販売 外国人観光客向けフリー切符が熊本地震の前年の水準を上回る勢い 運輸 前年より気温低下が早かったことから トレンドに敏感なお客様は 秋冬衣料へのシフトが早く 動きが良かった 百貨店 ただ安いだけでなく より高品質のものを求めるようになってきている 紙オムツ等をまとめ買いするインバウンドのお客さんが また少し戻ってきた ホームセンター 国内客の購買意欲に大きな変化は見られないが 免税売上は前年比 3 割増 ドライヤーやスティッククリーナー ( 掃除機 ) 炊飯ジャー等が好調 家電量販店 前期は台風 北部豪雨とダメージが大きかったが 今期は前年並みに戻ってきた 但し 旅行客は土産物をあまり買わない 飲料等は 旅館ホテルの自販機でなく 近隣のコンビニで買う等の傾向が強く この傾向はインバウンドでも同じ 宿泊 飲食サービス 先行き (1-3 月期 ) の消費に関する主な企業コメント (3 か月後 上昇 は 変わらない は 減少 は ) 九州内の観光列車の人気は継続しているが 九州北部豪雨で架線が寸断され不通となった大分近郊の復旧次第では 更に良くなる見込み 観光 1-3 月期は 今期 (12 月 ) に既に必要な薬を購入してしまっているため あまり動きがない時期 花粉症薬も少ない回数で効く薬が増えており 最近はリピート購入が少ない ドラッグストア 8

参考 景況感 先行き 足下の景況感に関する主な企業コメント ( 改善 やや改善 は 変わらない は やや悪化 悪化 は ) 〇上期に予定していた大型案件が下期にずれ込んだため 前期と比べると良い 今年度の売上は過去最高の見込み 生産用機械 〇今期は全部門で赤字が解消して株価も上昇 原油価格の上昇に伴ってフル生産の状況 化学 〇外商は堅調で 美術 呉服 宝飾等の動きが良い 衣料品は低調だが 趣味趣向に沿ったものには支出する傾向 百貨店 〇運輸サービス 不動産事業部門など全セグメントで前期と同様に引き続き堅調に推移している 運輸 〇アジアを中心に半導体関連で取扱高が増加 インバウンド向けの企画商品の売上げは前年同月比 2.5 倍 運輸 海外向けの半導体が好調のため 年末年始も稼働 電子部品 デバイス 国内外からの来場客が増加 インバウンドはLCC 等の空路経由が増えてきた 不動産 船腹過剰が続いているため 船用部材は生産減が見込まれる 輸送機械 受注が好調で労務費等の経費が嵩んでいるため 収益 生産性が低下している 窯業 土石 先行き(1-3 月期 ) に関する主な企業コメント (3か月後 改善 やや改善 は 変わらない は やや悪化 悪化 は ) 〇半導体及び液晶に関して 2 年程度は良い状態が続くと見ている 生産用機械 〇生産用機械は自動車及び一般産業向けともに 自動化 省力化 品質向上を背景に堅調に推移する見通し 生産用機械 〇国内需要はピークとなる冬場を迎えることから 販売量は増加の見通し 電気 ガス 年明け以降 海外の需要が一服して生産減となるが高水準であることには変わりはなく 不安視はしていない 電子部品 デバイス 東京オリンピック パラリンピックに向けて投資の動きが少しずつ出ており ホテル及び商業施設向けの出荷が増えて 2019 年頃にピークを迎えるのではと見ている 窯業 土石 来年から 当地を舞台としたテレビドラマが放映されるため 特設コーナーも作り 売り上げにも貢献 百貨店 1-3 月は 12 月に商品を購入されてしまっているのであまり動きがない 効果が持続する商品が出たためリピート購入が少ない ドラッグストア 9