我が国の女性の活躍推進に向けて

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女性が働きやすい環境を整え社会に活力を取り戻す

女性の活躍推進の意義と課題 意 義 課題 少子高齢化で生産年齢人口が減少 労働力人口の増加 海外を含む企業間競争の中で 性別に関わらず優秀な人材の確保が必要 埋もれている優秀な人材の確保 少子化と生産年齢人口の減少が進む中で 女性の活躍の推進は喫緊の課題 女性の労働力率は 第 1 子出産を機に 6

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女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

子ども・子育て会議(第7回) 次世代育成支援対策推進法の延長等の検討について

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23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

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1 女性のライフステージに対応した能力開発支援 女性一人ひとりの選択に応じ 出産 育児期の継続就業に加え 出産 育児を理由とする離職後の再就職というそれぞれのライフステージに対応した複線的な能力開発支援を実施する に出向産け た育能児力期開の発継支続援就業 主な課題 地域における中小企業の実態に即し

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従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

第 1 部 施策編 4

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

女性が輝く日本 の実現に向けて厚生労働省として検討している主な項目 1 企業の意思決定層への女性の登用促進 2 仕事と家庭を両立しやすい職場環境の整備 3 女性のライフステージに対応した能力開発支援 4 テレワークの普及促進 5 放課後対策の総合的な推進 6 保育士確保対策 7 短時間労働者に対する

ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

平成23年9月29日WG後修正

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第2節 茨木市の現況

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

Microsoft Word - H29 結果概要

平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

資料9

( 女性の登用状況を見える化 / 仕事と子育ての両立支援を強化 ) 女性の活躍 見える化 サイト を開設し 上場企業の約 3 割に当たる 1,154 社について管理職比率等のデータ掲載を行った また 本年 4 月には 次世代育成支援対策推進法の延長のための改正法案が成立するなど 女性の活躍推進のため

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

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第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

平成 31 年度予算案 の概要について 平成 30 年 12 月 人材開発統括官

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7 8 O KAYAKU spirit I O K T C % E C O M T O K T T M T I O O T C C C O I T O O M O O

03資料2-2 WLBレポート案

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

働き方の現状と今後の課題

内閣官房パンフ1.indd

2019 年 3 月 経営 Q&A 回答者 Be Ambitious 社会保険労務士法人代表社員飯野正明 働き方改革のポイントと助成金の活用 ~ 働き方改革における助成金の活用 ~ Question 相談者: 製造業 A 社代表取締役 I 氏 当社における人事上の課題は 人手不足 です 最近は 予定

内閣府令本文

男女共同参画に関する意識調査

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

Ⅱ.1 ワーク ライフ バランス施策の定義と類型 (1) ワーク ライフ バランス施策とは work-life balance 1 (2) ワーク ライフ バランス施策の類型

もっと女性が活躍できる建設業 推進パッケージ 建設業における女性活躍は 官民挙げた もっと女性が活躍できる建設業行動計画 ( 昨年 8 月策定 ) を受け 5 年以内に女性倍増 を目指して官民で様々な取組がスタート 昂じている機運を業界全体で持続 浸透させ取組を加速化するためには 地域ぐるみの活動の

女性が働きやすい制度等への見直しについて


第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

平成27年版少子化社会対策白書 全文(PDF形式)

13 第2章 基本目標Ⅲ

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社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

育児短時間勤務

基本目標 Ⅰ 重点分野 1 あらゆる分野における女性の活躍の推進 社会における政策 方針決定過程への女性の参画拡大 < 基本的考え方 > 男女共同参画社会の形成に当たっては 男女が社会の対等な構成員として 政策 方針決定に共に参画することが極めて重要です しかしながら 本県における女性の政策 方針決

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流山市子ども・子育て会議

ソーシャルセクター組織実態調査 2017 特定非営利活動法人新公益連盟 2017 年 12 月 6 日 Copyright 2017 Japan Association of New Public All Rights Reserved,

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

報告事項 女性の職業生活における活躍の推進に関する秋田県教育委員会特定事業主行動計画 ( 第 1 期計画 ) の策定について 教育庁総務課 義務教育課 高校教育課 特別支援教育課 1 趣旨女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) 第 15 条第 1 項の規

ただけるようにしている 待機児童解消に意欲のある自治体の取組を支援するため これまでも 新たな支援メニューを追加するなどの改善を順次行っている ( 具体例 ) 昨年 10 月より 小規模保育事業の創設や認可外保育施設の認可化に伴う改修費等の支援メニューを新たに追加 平成 27 年 4 月からは 子ど

平成 30 年 3 月 15 日 社会福祉法人淑徳会 理事長伏屋淑子 社会福祉法人淑徳会 行動計画 策定 社会福祉法人淑徳会 法人プロフィール 設立 : 昭和 52 年 10 月所在地 : 茨城県那珂郡東海村村松 事業内容 : 介護老人福祉施設 特別養護老人ホーム常陸東海園 : 通所介

を中心に待機児童が生じている 待機児童数は 平成 22 年度以降減少傾向にあったが 女性の就業が更に進んだことや 子ども 子育て支援新制度 の施行等により 保育所等の利用申込者数が増加したことから 平成 29 年 4 月 1 日時点の待機児童数は約 2 万 6 千人となった 政府は 待機児童の解消に

企業の人材確保支援 中小企業人材支援センターによる採用 定着支援や 障がい者の雇用促進 企業の成長を担うプロ人材の採用支援等により 大阪産業を支える中小企業の人材確保を支援する 大阪働き方改革支援センターの人材確保支援の機能を強化し 大阪人材確保推進会議と協働して製造 運輸 建設の 3 分野を中心に

3 社会全体が支える力 を大きくするために Ⅲ-3-1 結婚 妊娠 出産 育児の切れ目のない支援の推進 施策体系 123

を中心に待機児童が生じている 待機児童数は 平成 22 年度以降減少傾向にあったが 女性の就業が更に進んだことや 子ども 子育て支援新制度 の施行等により 保育所等の利用申込者数が増加したことから 平成 27 年 4 月 1 日時点の待機児童数は約 2 万 3 千人となった 政府は 待機児童の解消に

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2. 女性の労働力率の上昇要因 М 字カーブがほぼ解消しつつあるものの 3 歳代の女性の労働力率が上昇した主な要因は非正規雇用の増加である 217 年の女性の年齢階級別の労働力率の内訳をみると の労働力率 ( 年齢階級別の人口に占めるの割合 ) は25~29 歳をピークに低下しており 4 歳代以降は

一般事業主行動計画策定・変更届

男女共同参画局

平成26年版少子化社会対策白書

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今後の雇用均等行政について

地方公務員の育児休業等取得状況 育児休業取得率 ( 教員及び消防 警察職員を含む ) 特別休暇取得率 ( 教員及び消防 警察職員を含む ) (%) (%)

( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

再チャレンジ支援総合プラン(第2稿)

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対応していくためには 職員一人ひとりの公務に対する意欲と能力を高め 組織をより活性化し 公務の質を高く保つことが求められている そのためには 各職員の能力と勤務実績を的確に評価し その結果を反映した人事管理を推進していくことが重要である 知事部局等においては 平成 28 年 4 月に施行された地方公

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平成30年度 子ども家庭局 保育課 予算概算要求の概要

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離職経験は圧倒的に女性に多く 男性 5% に対して女性の 14% が離職経験ありと回答している 離職の理由 ( 複数回答 ) の第一位は男女ともに キャリアアップ ( 約 50%) であるが 2 番目に多い項目で男女で差があり 男性は 職務の内容 ( 研究テーマを含む ) (40%) であるのに対し

2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

再チャレンジ可能な仕組みの構築 ( ポイント ) ( 再チャレンジの試み ) 事業に失敗したが 再起したい 健康を害したが また働きたい 一度社会人になったが また勉強したい ( 再チャレンジの問題点 ) 資金調達が困難職場復帰が困難学び直す機会や情報の入手が困難 再チャレンジ支援策 再チャレンジが

2014 年度事業計画書 2014 年 3 月 25 日 一般社団法人日本テレワーク協会 1

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2

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

仕事と生活の調和レポート2017 第2章第3節

1 少子化に対する県民の問題意識 少子化に対する問題意識 約 9 割の人が少子化を問題であると回答しています 出生率低下に関する認識 原因 出生率低下の原因は 子育て費用の負担が大きい 安心して子育てできる社会制度が十分でない などと捉えられています 図表 1 少子化に対する問題意識 2.2% 2.

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H25見える化 Ⅰ

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資料2(コラム)

(1) 政府の方針 (2) 近年の法改正の動向 (3) 国の高齢者雇用施策の概要 2 神奈川県の取組 (1) シニア ジョブ スタイル かながわ (2) 神奈川生涯現役促進協議会の取組 (3) 第 10 次神奈川県職業能力開発計画 (4) 経済団体への要請 (5) シルバーベンチャーの創出促進 (6

56_16133_ハーモニー表1

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認定企業の取組事例その 2 株式会社 INAX 所在地 : 愛知県業種 : 製造業労働者数 : 5,887 人 ( 男性 3,896 人 女性 1,991 人 ) 2 期目行動計画 2 期目行動計画取組状況 計画期間平成 19 年 4 月 1 日 ~ 平成 21 年 3 月 31 日 内 容 目標

平成30年版 少子化社会対策白書 概要版(PDF版)

Transcription:

( 平成 25 年 5 月 19 日 若者 女性活躍推進フォーラム 提言より ) 平成 25 年 5 月 内閣官房 内閣府

課 題 直面する課題と抜本的解決に向けた具体的方策 少子化と生産年齢人口の減少が進む中で 女性の活躍の推進は喫緊の課題 女性の労働力率は 第 1 子出産を機に 6 割の女性が離職するなど 子育て期に当たる 30 歳代で低下する M 字カーブ を描くが 就業希望者を加えた潜在的労働力率は高い 女性が妊娠 出産 子育てをきっかけに勤務先を辞める理由は 就業時間の長さや職場の両立支援制度の不十分さ 子どもの預け先や家族の協力が得られないなど仕事と家庭の両立が困難であることが多い 指導的地位に占める女性の割合を 2020 年までに 30% 程度とする政府目標にもかかわらず 企業等の役員 管理職における女性の割合は依然として低く その理由として 必要な知識や経験等を有する女性がいないことや管理職になるまでに退職することを挙げる企業が多い 女性自身のキャリア アップ支援とともに 企業における女性の活躍促進を後押ししていくことが不可欠 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 (%) 79.0 78.9 67.6 67.0 労働力率潜在的労働力率 ( 歳 ) 3 本柱で総合的に施策を展開 1 女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 2 女性のライフ ステージに対応した活躍支援 3 男女が共に仕事と子育て 生活を両立できる環境の整備 1

女性の活躍促進に向けた施策 企業 企業に対するインセンティブ付与等 助成金制度や税制上の措置の活用による支援 国の公共調達の評価項目設定の可否等を検討 好事例の顕彰 ( 褒める ) の拡充等 個別企業の役員 管理職等の登用へ働きかけ ( 全上場企業で役員に1 人は女性を登用 ) 企業における女性の登用状況の開示促進 ( 見える化 ) はばたく女性人材バンク ( 仮称 ) の創設など 妊娠 出産 子育て期における継続就業に向けた支援 子どもが3 歳になるまで希望する男女が育児休業や短時間勤務を取得しやすいよう職場環境整備を働きかけ 育児休業中 復職後の能力アップに取り組む企業への助成制度の創設 中小企業への支援 ( 育休復帰支援プラン ( 仮称 ) 策定の支援等 ) 次世代育成支援対策推進法の延長 強化の検討 女性研究者 有期契約労働者等 特に両立が困難な者に対する支援 イクメン プロジェクトの拡充男性向けの働き方見直しセミナの実施など 学生や社会人のキャリア形成支援 キャリア教育の推進 理系分野を目指す女子中高生への支援 企業におけるロールモデルやメンターの普及 など 継続就業 入社進路選択 起業等チャレンジに向けた支援 ビジネスコンテストの活用等による起業 創業等支援 女性農業経営者への支援 融資等資金調達や経営ノウハウの支援 多様な支援施策を分かりやすく案内する仕組みの構築など 結婚 出産 育児 離職 再就職等 仕とてを立き境の整備 ワーク ライフ バランス (WLB) の推進に向けた雇用環境の整備 テレワークの普及に向けた新たなモデル確立のための実証事業 労働時間法制について WLBや労働生産性向上の観点から 審議会で労使による総合的な議論 社会基盤の整備 社会制度の検討 待機児童解消加速化ブランによる40 万人分の保育の受け皿の確保 働き方の選択に関して中立的な税制 社会保障制度の検討など 再就職に向けた支援 子育て等でブランクのある女性のスキルアップ支援 ( 社会人の学び直しプログラム等 ) マザーズハローワークの拡充 母子家庭の母等への就業支援など 2

1 女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への登用拡大の働きかけ 役員 管理職への登用 2020 年 30% の達成 (1) 企業に対する助成金制度による支援等の充実 女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対する助成金制度や税制上の措置の活用による支援 国の公共調達における女性の活躍促進や仕事と子育て 生活の両立支援に関する評価項目の設定の可否等に関する検討 国 優遇措置 助成金 税制 公共調達 好事例の顕彰 企業 育児休業 短時間勤務の取得など両立支援を強化 育児休業中や復職後の能力アップに取り組む企業への助成制度の創設や短時間勤務制度の導入支援 (2) 企業における好事例の顕彰等 企業の好事例を普及する 企業を顕彰する ( 褒める ) 仕組みの構築 ( 女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に関する好事例の普及 それらの顕彰の仕組みの拡充 ) 用状況の公表 好事例の公表登 評価 登用状況の開示 投資家に対し 女性の活躍促進に優れた企業を魅力ある銘柄として紹介する なでしこ銘柄 の取組 (3) 個別企業の役員 管理職等の登用に向けた働きかけと登用状況の開示促進 個別企業の役員 管理職等の登用に向けた働きかけやキャンペーン ( まずは全上場企業で役員に一人は女性を登用 ) 企業における登用状況等の開示促進 ( コーポレート ガバナンス報告書 等への記載の働きかけ 個別企業の登用状況の公表 ) 投資家消費者就活学生 企業における女性人材の確保支援 ( 人材のデータベース化 ( はばたく女性人材バンク ( 仮称 ) ) 等社外役員の登用拡大に向けた仕組みの構築 キャリアアップ研修 ) 3

2 女性のライフ ステージに対応した活躍支援 多様な進路選択を可能にする男女共同参画の視点に立ったキャリア教育 理系を目指す女子中高生への支援 進路選択 入社 いつでもチャレンジ 企業におけるロールモデル メンターの普及 教育訓練機会の拡充 結婚 出産 子育て 継続就業 継続就業に向けた支援 育児休業や短時間勤務など多様な働き方の促進 子どもが 3 歳になるまで希望する男女が育児休業や短時間勤務を取得しやすいよう環境整備を働きかけ 育児休業中や復職後の能力アップ等に取り組む企業への助成制度の創設 中小企業に対する支援 ( 育休復帰支援プラン ( 仮称 ) の策定支援 育児休業者の代替要員確保への助成 好事例の収集 公表 ) 次世代育成支援対策推進法の延長 強化の検討 女性研究者 有期契約労働者等 特に両立が困難な者に対する支援 男性の育児等への参画促進 イクメンプロジェクトの拡充 男性社員 管理職向けの働き方の見直し等のセミナーの実施多様な働き方により男女ともに活躍し続けられる社会へ 起業に対する支援 女性の起業 創業等地域需要を興すビジネスへの支援 ビジネスコンテストの活用等による地域を元気にする女性の活動支援 先進事例の支援 横展開 地域農業の活性化等にチャレンジする女性農業経営者の取組支援の強化 次世代リーダーとなる女性農業経営者の育成の強化 隘路解消に向けた支援 女性の起業等に対する融資等の資金調達支援 IT クラウドを活用した経営ノウハウ支援 多様な支援を分かりやすく案内する仕組みの構築 離職 再就職等 第一子出産を機に約 6 割の女性が離職 再就職に向け 子育て等でブランクのある女性のスキルアップ支援 社会人の学び直しプログラムの提供 中小企業 小規模事業者による職場実習への支援 ( 主婦等向けインターンシップ ) 働きやすい雇用管理モデルの普及 カムバック支援サイト の創設 子育て女性の再就職への総合的支援 託児付きセミナーの新設 マザーズハローワークの拡充 研修と職業紹介を一体的に実施する民間事業者への支援 母子家庭の母等への就業支援の充実 4

3 男女が共に仕事と子育て 生活を両立できる環境の整備 女性が妊娠 出産 子育てをきっかけに勤務先をやめる主な理由には 1 職場の両立支援制度の不十分さのほかに 2 就業時間の長さ 3 子どもの預け先や家族の協力が得られないことなどがあげられている 男性が子育てや家事に参加したいと希望しても 長時間労働や年休が取りにくいなど 実現が困難 ワーク ライフ バランスの推進に向けた雇用環境の整備 継続就業に向けた支援 ( 再掲 ) 企業が自社の働き方 休み方の現状を客観的に評価ができる指標の普及促進 地域ぐるみのイベント等に併せた事業所の休暇設定の推進 場所や時間にとらわれない多様で柔軟な働き方であるテレワークの普及 柔軟な働き方や適切な評価が可能となる新たなモデル確立のための実証事業等 インターネット環境等の安全 安心確保対策の推進等 労働時間法制について ワーク ライフ バランスや労働生産性向上の観点から 実態把握をした上で 審議会で労使により総合的な議論を行う ワーク ライフ バランスや女性活躍の重要性等の教育 啓発活動の推進 社会基盤の整備 社会制度の検討 待機児童解消に向けた取組 子ども 子育て支援新制度の取組 ( 早ければ27 年度に本格施行 ) の着実な推進 待機児童解消加速化プランの展開 緊急集中取組期間(H25-26) 取組加速期間(H27-29) で計 40 万人分の保育の受け皿を確保 株式会社を含む多様な主体でスピード感をもった施設整備を推進 緊急集中取組期間における 緊急プロジェクト 支援ハ ッケーシ ~5 本の柱 ~ 約 20 万人分の保育を集中的に整備できるよう 国として万全な支援を用意し 地方自治体の取組を後押し 1 賃貸方式や国有地も活用した保育所整備 ( ハコ ) 2 保育の量拡大を支える保育士確保 ( ヒト ) 3 小規模保育事業など新制度の先取り 4 認可を目指す認可外保育施設への支援 5 事業所内保育施設への支援 地域ぐるみの子育てに向けた取組 地域で高齢者等が育児に参画できる取組としてファミリー サポートセンター事業等の推進 仕事と子育てを両立できる環境整備に向けた子どもの安全 安心確保対策の推進 社会制度の検討 働き方の選択に関して中立的な税制 社会保障制度の検討 保育ニーズのピークを迎える平成 29 年度末までに待機児童解消を目指す 5

隗より始めよ の観点から 公務員における女性の採用 登用の拡大等の取組の促進 採用 登用などの拡大 ( 例えば警察官など 女性の割合が少ない職種について省庁等の取組強化 ) 仕事と子育ての両立支援 配偶者の転勤に伴う離職対応 公務部門におけるテレワークなど柔軟な働き方の推進 1 業務効率化や良好な職場環境づくりに向けた職員の取組 2 それを可能とする管理職の 効率的な業務運営による 育児休業取得などワーク ライフ バランスの実践と適切な評価 6