発災対応型防災訓練 皆さんが住むまちの中を訓練会場として 地震発生時に地域にある資器材を活用して 災害対応を行う防災訓練です 参加者は 煙 ( 発炎筒 ) などを見て初めて近所の火災を知り 近くの消火器などを利用して消火します 実施要領 1 事前に町会役員等と協議し 地域に数箇所の火災の発生場所を決

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職員の運営能力の強化 避難所担当職員研修の実施 全庁対象の避難所担当職員研修(5 回開催で約 400 名参加 ) 区毎の避難所担当職員研修 男女共同参画の視点に立った避難所づくり 共助による災害時要援護者支援の取り組みについて説明 各区災害対策本部との連絡 避難所内の課題解決の調整など 地域団体等へ

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

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04 Ⅳ 2(防災).xls

目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

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西区05-CS5_小

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アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

3 熊野地区 被災 共助 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 をまとめました 1 建物倒壊 注 1 の は活動内容を示し は活動準備を示す 老朽木造住宅面的被害木造密集市街地激しい揺れブロック塀 電柱の倒壊建物倒壊家具の転倒ガラスの飛散生

H25 港南区区民意識調査

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我が家の家庭内 DIG 地震が発生した時の 我が家 を想像してみましょう 1 家族等の命 ( 最優先 ) 我が家の耐震性は? 家庭内で倒れてくる物はないか? 津波や山がけ崩れの危険性は? 災害イメージ ( 東京経済大学吉井教授の設問資料を変形 ) 自宅建物の倒壊 ( ぺしゃんこ 傾く ) 下敷き 死

はじめに 近年は 日本各地で地震が起こり 台風 土砂災害で毎年のように被害がでています いざという時に被害に合わないためには 日ごろから備えておくことが大切です 個人 家庭でできる備え 隣近所や自主防災会でできる備えを 関市自主防災会防災訓練メニュー としてまとめました 定期的に個人 家庭の備えを確

自主防災組織をつくろう

学校の危機管理マニュアル作成の手引

(100817)

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

3) 仲宿地区 被災 共助 ) 資料 2 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 ) をまとめました 1 建物倒壊 注 1) の ) は活動内容を示し ) は活動準備を示す 木造密集市街地老朽木造住宅余震による被害激しい揺れブロック塀 電柱の

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

4 回答者属性 (1) 性別 人数割合 (%) 男性 女性 49.4% 0.4% 男性 5 女性 % 2 0.4% (2) 年代別 人数割合 (%) 20 代 % 30 代 % 40 代 % 50 代 % 60~6

災害時における応急対策に関する協定書

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東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

序章 計画改定の背景 足立区では 昭和 57 年 3 月に 大地震による火災から区民の生命と財産を守る た め 足立区防災まちづくり基本計画 を策定し この計画に基づき各種事業を展開し てきました その後 平成 7 年 1 月 17 日に発生した阪神 淡路大震災では 密集市街地に被害が 集中し 改め

(3) 事前対策リスト ( 自助 ) 家の中の安全 避難救護 水や食料 避難生活用品 家具が転倒しないように固定する 耐震診断 耐震補強をする 寝室には家具を置かないか 寝床に向かって転倒しないようにする 玄関などの出入り口までは物を置かずに避難できるようにする ベランダの避難用の隔壁 避難ハッチ周

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すぐ連絡! すぐ実施! 杉並消防署からのお知らせ 自衛消防訓練を実施しましょう 自衛消防訓練は 火災が発生した場合に消防隊が現場に到着するまで 自衛消防 活動により 迅速 的確に人命の保護と災害の拡大防止の措置をとれるようにする ことを目的としています 訓練の種別 自主的に訓練することが必要です!

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

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戸田市災害に強いまちづくり推進ワークショップ 住民版地域防災計画作成の手引き 緊急一時避難場所を決めましょう 避難を支援する方法を考えましょう 緊急時の連絡体制をつくりましょう リーフレットを作成し 町会員に周知しましょう 参照 : 戸田市洪水ハザードマップ

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防


( 平常時の情報共有 ) 第 5 条九州 山口 9 県は 発災時に災害廃棄物の処理に係る支援を迅速かつ効率的に行うため 平常時にあらかじめ 次の情報について相互に情報交換を行うものとする 一仮設トイレの設置業者 し尿収集運搬業者及び関係団体等の情報二災害廃棄物 ( し尿を除く ) の収集運搬業者 処

平成  年  月  日

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1 東日本大震災での多くの被害が発生!! 平成 23 年 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災は 三陸沖を震源としたマグニ チュード 9.0 仙台市内での最大震度 6 強 宮城野区 という巨大な地震でした 東部沿岸地域では 推定 7.1m 仙台港 もの津波により 家屋の浸水やライフラ


( 期限 ) 第 5 条この協定書の有効期限は 本協定書の締結の日から起算して1 年とし 有効期限の 1か月前までに甲及び乙のいずれも異議の申し出がない場合は 更に1 年間自動更新されるものとし 以後も同様とする ( 法的拘束力 ) 第 6 条この協定書は いかなる意味においても 甲の業務を制約する

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(3) 事前対策リスト ( 自助 ) 家の中の安全 避難救護 水や食料 避難生活用品 家具が転倒しないように固定する 耐震診断 耐震補強をする 寝室には家具を置かないか 寝床に向かって転倒しないようにする 玄関などの出入り口までは物を置かずに避難できるようにする ベランダの避難用の隔壁 避難ハッチ周

本書の目的介護保険サービス事業所は, 高齢者の方が多く利用しており, 災害発生時には避難等の援助が必要となるため, 事業者は, 災害発生時に迅速かつ適切な行動をとれるように備えておく必要があります 本書は, 介護保険サービス事業所が災害対応マニュアルを作成する際に特に留意する点についてまとめています

防災業務計画 株式会社ローソン

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障害者 ( 児 ) 防災アンケートの主旨 アンケートの概要 Ⅰ 避難に関すること Ⅱ 情報伝達に関すること Ⅲ 避難所及びその環境に関すること Ⅳ 日頃の備えに関すること 障害者 ( 児 ) 防災アンケート < 配布用 >

大規模災害対策マニュアル

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

手賀の杜自治会自主防災組織規約 第 1 条 ( 名称 ) この組織は 手賀の杜自治会自主防災組織 ( 以下 本組織 という ) と称する 第 2 条 ( 目的 ) 本組織は 手賀の杜自治会自治会規約第 1 条第 2 項に基づき 住民の隣保協同の精神に基づく自主的な防災活動を行うことにより 手賀の杜自

防災マニュアル 戸室 2 丁目自治会自主防災隊 自主防災隊組織図 任務と各役割 厚木市災害時要援護者支援制度実施要綱 要援護者支援体制について 戸室地区災害時における要援護者支援の活動プラン 要援護者への支援活動内容 災害時の要援護者支援に係る戸別訪問調査表 支援者連絡表 神奈川県立厚木高校避難所運

平常時の防災活動 家庭内対策 指導ポイント 家屋の耐震診断と補強 家具などの転倒 落下防止と避難経路の確保 市町においては耐 家具の転倒による被害を防ぐ 震診断や耐震補強の ため タンス 食器棚などの家 補助を行っていま 具は 動かないようあらかじめ す 固定しておきましょう 冷蔵庫 などキャスター

基本事業評価シートA

地域と企業との連携による 災害に強いまちづくり 地域 企業連携南海トラフ地震減災対策事業活動報告書 愛媛県東予地方局

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

平成 30 年度コミュニティ助成事業実施要綱 第 1 趣旨一般財団法人自治総合センター ( 以下 自治総合センター という ) は 宝くじの社会貢献広報事業として この要綱の定めるところにより コミュニティ活動に必要な備品や集会施設の整備 安全な地域づくりと共生のまちづくり 地域文化への支援や地域の

可搬ポンプの取扱い 応急救護等 様々な知識 技能を訓練で身につけることができます お問合せは 東久留米消防署防災安全係 ( 内線 320) まで!

平成 29 年 10 月 18 日 行政区長様 ( 一時集合場所へ避難訓練される地区 ) かすみがうら市長坪井透 ( 公印省略 ) 市総合防災訓練 避難訓練 について ( 回覧依頼 ) 11 月 19 日 ( 日 ) に実施いたします 標題避難訓練については貴区 ( 会 ) 様にご参加ご協力をいただ

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BCP(事業継続計画)テンプレート

Microsoft Word - 2-1 契約書

Microsoft Word - 目次

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2. 首都直下地震等の被害想定 わが地区の災害時の危険性を 鳥の目 で把握するために 最新の被害想定等のデータや地図を学習し 災害時の被害をイメージしましょう (1) 東京都の被害想定 東京湾北部地震による東京都の被害想定 ( 平成 24 年 4 月 18 日 東京都公表 ) 首都直下地震 東京湾北

川越地区消防局 消防署組織図 消防局長 消防局 ( 代 ) 総務課 総務担当 消防団担当 財務担当職員担当 管理担当 予防課 予防担当 査察指導担当 保安担当 警防課 警防担当 装備担当 救急課 0

表1

第 5-1 表 防火防災訓練実施状況 ( 対象別 防災館を除く )( 平成 28 年度中 ) 町会 自治会防災市民組織女性防火組織その他の団体合 計 防災訓練 実施件数 9,403 件 1,128 件 227 件 9,812 件 17,779 件 参加人員 612,576 人 31,761 人 4,

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はじめに 消防法の規定では 一定規模の建物の管理権原者は 防火管理者を定め 消防計画を作成し 防火管理上必要な業務の実施を定めています その中でも 消防計画に基づく訓練の実施は最も重要な事項です 特に特定防火対象物 ( 集会場 スーパー ホテル 病院等の不特定多数の人が出入りする施設 ) には 年

7 訓練項目 項目内容場所実施機関 1 シェイクアウト訓練 2 避難訓練 3 避難所運営訓練 4 緊急物資輸送訓練 5 患者搬送訓練 訓練参加者は 防災行政無線による放送を合図に それぞれの場所において 姿勢を低くする 体 頭を守る 揺れが収まるまでじっとする の 安全確保行動 を行う 安全確保行動

5 防災行動マニュアルの作成 自主防災会の防災行動マニュアルを具体的に作成していきましょう 次に掲げる項目について検討し, 実施する項目の にチェックをしていきます また, 災害図上訓練で検討した結果, 課題となった事項や実施すべき事項などで, 記載されていない項目があれば追記していきましょう Ⅰ

38 災害緊急時における聴覚障害者の情報伝達保障支援の状況分析 表2 生の協力のおかげで遂行することができた 避難訓練の年間実施回数 回 回 2回 3回 4回 5回以上 4 6 35 9 図 避難所担当者との連携 図2 避難訓練の年間実施回数 Ⅳ 調査研究の経過および結果 なかでも年2 3回実施して

主な訓練 指揮統制本部開設訓練防災関係機関である自衛隊 警察 海上保安署 消防と市が連携して 災害現場への出動隊の派遣調整などを行いました 人命救助訓練 3 班 ( 自主防災会 防災士会 消防団 市の人命救助隊 ) に分かれ 各倒壊家屋前に設置されている障害物を撤去後 閉じ込められている負傷者の救出

大津市避難所運営マニュアル

(3) 事前対策リスト ( 自助 ) 家の中の安全 避難救護 水や食料 避難生活用品 家具が転倒しないように固定する 耐震診断 耐震補強をする 寝室には家具を置かないか 寝床に向かって転倒しないようにする 玄関などの出入り口までは物を置かずに避難できるようにする ベランダの避難用の隔壁 避難ハッチ周

明確認書 を甲に提出する ( かし担保 ) 第 8 条乙は この契約締結後に かくれたかしがあることを発見しても 売買代金の減免若しくは損害賠償の請求又は契約の解除をすることができないものとする ただし 乙が消費者契約法 ( 平成 12 年法律第 61 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する消費者

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

人的応援 研修 訓練の実施 県受援マニュアル及び災害時緊急連絡員活動マニュアルを踏まえた研修 訓練の強化 () マニュアルに基づく研修 訓練県が策定する 応援職員における奈良県への受入及び市町村への短期派遣マニュアル 及び 災害時緊急連絡員活動マニュアル に基づき 災害時に役立つ実働的な訓練や研修を

町田市セミナー塩見.pptx

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

PowerPoint プレゼンテーション

対応すべき行動_0921

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Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 平成 28 年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から 発射された弾道ミサイルは 約 10


大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

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平成 30 年度新潟県自殺対策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務委託契約書 ( 案 ) 新潟県 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 平成 30 年度新潟県自殺対 策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務について 次の条項により委託契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条

札幌市ワンルーム形式集合住宅に関する建築指導要綱 平成元年 6 月 15 日助役決裁 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は ワンルーム形式集合住宅の建築計画 管理等について必要な事項を定め 建築主等に協力を要請することにより その建築に伴う紛争の未然防止と良好な居住環境の確保を図ることを

事例集表紙1

ウ. 女性防火クラブ育成助成事業女性防火クラブなど主に家庭における初期消火活動 救出救護活動及び防火思想の高揚等に必要となる資器材等の整備に関する事業 エ. 幼年消防クラブ育成助成事業幼年消防クラブの育成及び防火思想の普及啓発に必要となる資器材等の整備に関する事業 オ. 女性消防隊育成助成事業女性消

議のうえ統括防火管理者として選任し 防火管理上必要な業務の内容について説明をしたうえで 全体についての防火管理業務を行わせなければならない 3 前項の規定により 統括防火管理者を選任したときは 防火管理対象物における管理権原者の主要な者として を代表者として指定し 代表者名をもって届出を行うものとす

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 本年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から発射された弾道ミサイルは 約 10 分後に 発

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

Transcription:

地域の防災活動事例集 地域住民による防災マップづくり 住民が実際にまちを歩き 地域の防災関連施設を確認するとともに 災害時をイメージして どの地域に木造家屋が密集しているか どこが避難経路に適しているか 崖や塀など避難障害が考えられるか といった視点から 防災マップ を作成します 防災マップの作成は 地域で役立つ地図を作ることだけではなく 住民が実際にまちを歩き 防災の観点から改めて自分たちのまちを知ることが大きな目的です このことから 一人でも多くの住民がマップづくりに参加者することが大切です 実施要領 1 実施の準備 災害の種類 ( 震災 水害等 ) 対象地域の決定 参加者の募集 地図 小道具 記入会場等の手配 2 実施の流れ調査する地域を決めます 町会内の班などを単位として 調査地域を分担する 班などの単位でまちを歩きます 実際にまちを歩くことにより 防災施設や災害時の危険箇所等を調べる 調査項目 ( 例 ) 官公庁 ( 消防 警察など ) 医療機関 町会会館など 避難所 一時集合場所 応急給水槽など 防災関係の倉庫 ( 市民消火隊の格納庫ほか ) 防火水槽や消火栓 街頭消火器 公衆電話の設置場所など 災害時要援護者の所在地 災害に役立つ技術を持つ人や場所の所在 ( 大工 医師 看護婦 災害時に役立つ重機 資機材のある場所など ) 木造家屋が密集している地域 消防車が入れないような狭い道路 延焼火災が発生しても 広い空地 ( または大規模な耐火建物 広い道路など ) により 焼け止まる 地域 地図に記入します それぞれの情報を集約し 1 枚の地図に書き込む この際 それぞれの班の代表者が 調査結果を発表する形式をとると 参加者全員が地域の情報を共有することができ より効果的となる 地図を作成します 地域の人に配布するための地図を作成 印刷する まちを歩き調査したことでも十分な意義があるため 地図を印刷することは必須ではありません

発災対応型防災訓練 皆さんが住むまちの中を訓練会場として 地震発生時に地域にある資器材を活用して 災害対応を行う防災訓練です 参加者は 煙 ( 発炎筒 ) などを見て初めて近所の火災を知り 近くの消火器などを利用して消火します 実施要領 1 事前に町会役員等と協議し 地域に数箇所の火災の発生場所を決めておく ( 場所は 町会役員のみが知っており他の参加者は知らない ) 2 火災発生場所では 発煙筒 ( 車両用等 ) などを着火し 訓練開始 ( 地震の発生 ) の合図 ( 拡声器 サイレンなど ) を地域に流す 3 付近に住む訓練参加者 ( 住民 ) は協力して街頭の消火器などで消火する グラッと対応 30( サンマル ) 訓練 30( サンマル ) とは 30 分で全ての訓練を終わらせることです 訓練時間を短くすることにより 多くの住民が気軽に参加することが期待できます 訓練内容は 発災対応型を短時間で実施できるよう 進行管理を工夫しています 実践的な避難訓練 避難訓練をより実践的なものとするため 震災時の道路状況を想定した避難訓練をします 実施要領 1 自治会 町会が指定する場所 ( 一時集合場所 ) から避難所または避難場所への経路において 危険箇所 ( ブロックの倒壊など ) や道路狭隘により通行が不能になることが予想される場所を地域で話し合い 指定しておく 2 訓練当日は 橋の崩壊 火災などによる通行止めを示すパネル等を掲示する 3 避難途上に通行止めを示すパネルがあった場合は 迂回する 3 避難に要した時間の測定及び順路を記録しておき 検討会を実施する 災害時要援護者の支援訓練 災害時要援護者を災害から守るため 地域で助け合い 安否確認 避難誘導などを行います 災害に備え 地域の交流を深めることを目的としています 実施要領 1 説明会や回覧板などで 地域に居住する災害時要援護者 ( 地震などの災害時に避難などの行動に支援が必要な方 ) に対し 訓練内容等と目的について知らせ 参加者を募る 2 地震発生の合図により 地域の人が災害時要援護者の安否確認を実際に行い 防災市民組織等に安否の状況を知らせる 3 避難訓練では 災害時要援護者 ( 健常な方が代理も可能 ) を車椅子などで実際に避難所または避難場所まで搬送するなど 災害時に助け合っていくことのできる体制づくり行う 4 日頃から 災害時要援護者 の所在を示した地図を作成しておき 災害時の安否確認等に役立てる

事業所も参加した防災訓練 事業所とともに地域が一体となって防災行動力の向上を図るため 地域の事業所も参加した防災訓練を実施します なお 事業所ではこの訓練にあわせ 消火訓練や避難訓練を地域とともに実施します 実施要領 1 地域の事業所に対し 自治会 町会と連携した防災訓練の重要性を理解してもらい 参加を呼びかける 2 事前説明会には 自治会 町会 参加事業所をはじめ 消防団などの関係機関が参加して 意見交換 調整を行う 3 参加事業所は 防災訓練にあわせ 近隣建物への初期消火や応急救護 避難訓練などを自治会 町会と協働して行う 4 訓練項目は 各事業所で対応可能な内容を取り入れ 短時間で効果の高いものとする ( 例 )1 事業所周辺の住宅から出火したこと想定して 事業所の職員協力による初期消火を実施する 2 自治会 町会と事業所で連携して 避難場所までの避難訓練を実施する 自治会 町会と事業所との協力協定の締結 地域住民と地域の事業所が協力することで より災害に強いまちづくりが期待できます そのためには 双方が日ごろから交流するなどして良好な関係をつくるとともに 助け合える内容について 事前に話し合っておくことが大切です 自主防災組織 ( 自治会 町会 ) と地域の事業所が協力協定を結ぶことで 協力内容を明確にすることができます 実施要領 1 自治会 町会と地域の事業所が災害時に協力できる内容について検討する 参考具体的な協力例 事業所による自治会 町会への協力内容 事業所の自衛消防隊による地域の初期消火活動 事業所敷地の地域住民への避難所としての提供 避難者の一時受入れ 事業所員による地域住民 ( 特に災害時要援護者 ) の救出 救護 事業所所有の防災資器材の地域への提供 事業所備蓄食糧 飲料水の地域への提供等 自治会 町会による事業所への協力内容 市民消火隊による事業所の初期消火活動 自治会 町会員による事業所員の救出 救護 自治会 町会所有の防災資器材の事業所への提供等 2 自治会 町会と事業所が協定内容等の細部を事前に協議する 3 両者が協力協定を結ぶ 協力協定 ( 標準案文 ) は最後のページをご覧ください

自治会 町会の班長による安否確認訓練 町会内の班長の任期交代時期を捉え 新旧班長 (70 名 ) により 発災の合図で自分の班の住民の安否確認を実施します (1,700 人の住民の安否確認を20 分で完了した例があります ) 実施要領 1 班長には知らせず 負傷者 自力避難困難者 倒壊家屋などをいくつかの家庭に設定する 2 班長は 自分の班の安否確認をする中でそれらを発見し 発災の合図で立ち上げた 災害対策本部 へ報告する 3 報告を受けた本部は 広場に避難してきた住民に応援を頼み 救出資器材等を持った救出班を現場に派遣し 重傷者の担架搬送 応急手当などを行う 中高層団地における安否情報の確認訓練 大規模な団地やマンションにおいて 災害が発生した時に どのように安否確認を 行うかを訓練します 実施要領 1 地震発生の合図を流す 2 避難が完了した住戸は 居住者が自らドア ノブに タオル ハンカチ 布切れなどを巻 く ( 右図の紙をドアに貼る方法もある ) 3 各階の代表者が 受け持ち部分の安否確認 を実施する 4 ドアノブにタオル等が巻いていない住戸 について集中的に安否確認を行う 5 避難完了を表示する方法については 常日 頃から様々な機会を利用し各住戸に浸透さ せる 避難完了しました 号室 閉栓を確認した項目にチェックを入れてください 電気 ガス 水道 連絡欄 市民消火隊と連携した防災訓練 防災市民組織内にある市民消火隊の放水訓練とあわせて防災訓練を行います 実施要領 1 地震発生の合図とともに 地域の住民が消火器やバケツリレーにより初期消火を開始する 2 自治会 町会の市民消火隊が出動する 3 市民消火隊は 火災現場近くの防火水槽を使用し小型消防ポンプにより放水を実施する 4 市民消火隊の活動と同時進行で 住民の避難訓練などを実施する

防災訓練における区の支援 ( 参考 ) 1 地震体験車震度 7までの地震の揺れを再現することができる地震体験車が訓練場所に出向き 地震の怖さや身の安全を守ることの重要性を認識します 車両には 区内小 中学校の生徒 児童によるイラストが描かれています 2 煙体験ハウス人工の煙を発生させたテントの中を歩き 火災か地震体験車ら身を守る方法を学びます 3 街頭消火器の貸し出し粉末消火器や強化液消火器などを使って実際に火を消す訓練を行う場合に 街頭にある消火器を訓練用として貸し出します 公園や室内など 消火器の粉末が散乱するため使用できない場合は 粉末消火器放射袋 ( ビニール袋 ) も配布します 煙体験ハウス 4 防災ビデオの貸し出し過去の災害の記録や教訓など 防災知識普及ビデオを貸し出します 成人用に加え 子供向けのアニメビデオも用意しています 5 展示用防災用品の貸し出し災害時に必要となる非常用食糧 非常持出用品 非常用トイレなど そして 地震への備えとしての家具転倒防止器具などを防災訓練時の展示用として貸し出します 6 訓練用資機材の貸し出し発電機 投光器 ( 照明 ) 炊き出し用かまど 炊飯袋 避難所備蓄資機材 ( 簡易トイレ 毛布 断熱シ展示用防災用品ート ) などを貸し出します 7 試食用備蓄食糧の配布避難所等に備蓄しているクラッカー アルファ化米などを 防災訓練時に試食用として配布します ( 賞味期限まで間もないので 保存することはできません ) アルファ化米 : お湯 又は水をかけるだけで食べることができる米 8 訓練周知用ポスターの配布地域の防災訓練に一人でも多くの住民が参加するよう 地域用 ( 地域の掲示板に掲出 ) と 集合住宅用 ( マンション等の掲示板に掲出 ) の 2 種類の訓練周知用ポスターを配布します

災害時における 自治会 町会と ( 株 ) との 相互協力に関する協定書 ( 標準文案 ) 自治会 ( 以下 甲 という ) と ( 株 )( 以下 乙 という ) は 災害時における相互の協力を円滑に行うため 次のとおり協定を締結する ( 目的 ) 第 1 条この協定は 災害が発生した場合に 甲と乙が連携協力することにより 相互に迅速かつ円滑に災害応急活動を行い 地域の人的 物的被害を最小限に抑えることを目的とする ( 要請 ) 第 2 条甲及び乙は あらかじめ相互応援に関する連絡担当者を定め 災害が発生したときは 協力を受けたい事項を示して応援を要請する なお 大規模災害に限らず 地域内で発生した火災の消火活動や 水害等の災害等においても要請できるものとする ( 協力 ) 第 3 条甲及び乙は 前条の規定により要請を受けた場合は その内容に従いできる限り応援するよう努める ( 防災訓練への協力 ) 第 7 条甲及び乙は 災害時の対応を円滑に行うため 相手方が実施する防災訓練に積極的に参加するものとする 特に乙は 地域における社会貢献の一環として 甲が実施する防災訓練に対し 人員 資器材 場所を提供するよう努めるものとする ( 日常的な交流 ) 第 8 条甲及び乙は 相手方が実施する行事への積極的な参加 意見交換会 イベント等の開催等を通じて平時から交流を行い 協力要請時に円滑に活動できるよう努めるものとする ( 有効期間 ) 第 9 条この協定の有効期間は 平成年月日から平成年月日までとする 2 前項の規定にかかわらず 期間満了の3 月前までに 甲乙いずれからも何らの意思表示がないときは さらに1 年間有効期間を延長するものとし 以後この例による 3 甲及び乙は この協定の有効期間中であっても 甲乙が協議の上この協定を改定することができる ( 協力内容 ) 第 4 条甲又は乙が行う応援の内容は 次のとおりとする (1) 避難場所の提供及び避難者の一時受入れ (2) 応急対策等に要する人的派遣 (3) 備蓄食糧及び飲料水の提供 (4) 防災資器材の提供 (5) その他災害時に必要な活動 ( 協議 ) 第 10 条この協定に疑義が生じた場合 この協定に定めのない事項について定める必要が生じた場合又はこの協定を実施するために必要な細目を定める場合は 甲乙が協議の上決定するものとする 甲及び乙は この協定の締結を証するため 本書 2 通を作成し それぞれに記名押印の上 各 1 通を保管する ( 業務の指示 ) 第 5 条協力に係る活動の指示及び連絡調整は 原則としてそれぞれの団体の代表者が行うもの とする 平成年月日 甲 ( 事故等への対応 ) 第 6 条万一事故があった場合は 誠意を持って協議する 乙