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注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

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3. 平成 31 年 3 月期の連結業績予想 ( 平成 304 年月 1 日 ~ 平成 313 年月 31 日 ) 売上高営業利益経常利益 (% 表示は 通期は対前期 四半期は対前年同四半期増減率 ) 親会社株主に帰属する当期純利益 1 株当たり当期純利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円

2017年度 決算説明会資料

経営ビジョン 私たちが目指すヤーマン 1 業績ハイライト 5 セグメント別売上 6 セグメント別営業利益 7 売上構成 8 財務ハイライト 9 第 3 四半期以降の取り組み 10 業績予想について 11 配当について 12


スライド 1

連結財政状態計算書分析 資産 3,832 億円増 6 兆 2,638 億円 その他 +23 6,264 有形固定資産が減少したものの ビッグローブな どの連結子会社化に伴う資産の増加 au WALLET クレジットカード事業の拡大やau 携帯電話端末の 営業債権及びその他の債権 +16 割賦販売によ


2014 中期経営計画総括 (2012 年度 ~2014 年度 )

General Presentation

サマリー

RLCR

第 45 期 3Q 決算補足説明資料 第 45 期 (2019 年 4 月期 ) 第 3 四半期決算補足説明資料 ヤーマン株式会社 Copyright C YA-MAN LTD. All Rights Reserved.

2020年1月期第1四半期 決算概要


( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

決算補足説明資料 2011年3月期(10/4~11/3)

証券コード : 年 3 月期第 2 四半期決算 2018 年 10 月 30 日 ( 火 )

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決算短信

目次 212 年の実績 P3~5 213 年の見通し P6~9 事業別詳細 (212 年 4Q 年間実績 /213 年最新見通し ) 財務状況参考資料 P1~15 P16~18 P19~24 2

2018 Brother Industries, Ltd. All Rights Reserved 年度第 3 四半期連結業績概要 16Q3 増減 増減率 () は為替影響 除く増減率 売上収益 1,878 1, % (+6.4%) 事業セグメント利益 224

33, , , ,622 5,572 1, ,501 11,628 5,873 1,275 1, ,916 14,196 12,279 2,634 1,416 1,

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2009年3月期 第2四半期決算説明会

2019年3月期第2四半期決算説明資料

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決算概要

キヤノン株式会社 2017 年第 3 四半期決算説明会 2017 年 10 月 24 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しで あり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の

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2018 年度上期の振り返り 代表取締役社長 小郷三朗 2018 SUNTORY BEVERAGE & FOOD LIMITED. All Rights Reserved. 2

2018年3月期 決算説明会

平成 18 年 3 月期中間決算短信 ( 連結 ) 平成 17 年 11 月 上場会社名住友金属工業株式会社上場取引所東大名札福 コード番号 5405 本社所在都道府県大阪府 (URL ) 代表者役職名代表取締役社長氏名友野宏問合せ先

目次 1. 経営成績営業利益分析 / 海外売上高 / 貸借対照表 2. 業績予想 ( 修正 : 有 ) 3. 研究開発費 / 減価償却費 / 設備投資 4. 株価の状況 5. トピックス P.2 P.10 P.14 P.16 P

連結財政状態計算書分析 資産 1,85 億円増 5 兆 8,72 億円 ジュピターショップチャンネルの新規連結化な 営業債権及び現金及びその他の債権現金同等物 その他の流動資産 +22 5,87 どに伴う資産の増加に加え au WALLET クレジッ トカード事業の拡大 au 携帯電

平成 30 年 3 月期第 1 四半期決算短信 日本基準 ( 連結 ) 平成 29 年 8 月 1 日 上場会社名 株式会社ソフトクリエイトホールディングス 上場取引所 東 コード番号 3371 URLhttp:// 代表者 ( 役職名 ) 代表取締役会長

キヤノン株式会社 2015 年 12 月期決算説明会 2016 年 1 月 27 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しで あり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の変化

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決算概要

キヤノンマーケティングジャパングループ2016年決算説明資料

平成21年3月期 決算補足説明資料

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第 1 四半期の売上収益は 1,677 億円となり 前年からプラス 6.5% 102 億円の増収となりました 売上収益における為替の影響は 前年 で約マイナス 9 億円でしたので ほぼ影響はありませんでした 事業セグメント利益は 175 億円となり 前年から 26 億円の減益となりました 在庫未実現

2011年3月期決算説明会

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2018 年度 第 2 四半期決算説明会資料 2018 年 11 月 6 日 当資料に掲載されている情報のうち歴史的事実以外のものは 発表時点で入手可能な情報に基づく当社の経営陣の判断による将来の業績に関する見通しであり 当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません 実際の業績は 経済動向

10年分の主要財務データ

2019 年 3 月期第 3 四半期連結業績概要 2019 年 3 月期通期見通しについて 常務執行役員山西哲司 2019 年 3 月期第 3 四半期決算説明会 TDK 株式会社 2019 広報グループ 2019/1/30 3

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

2017 年度決算概要 Ⅰ 年度連結業績概要 Ⅱ 年度連結業績予想 Ⅲ. 補足資料 シャープ株式会社 2018 年 4 月 26 日 見通しに関する注意事項 本資料に記載されている内容には シャープ株式会社及び連結子会社 ( 以下 総称して シャープ という ) の計画 戦略

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2018年度第1四半期 決算説明資料

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決算期変更 平成 29 年 12 月期 ( 第 49 期 ) から事業年度の末日を3 月 31 日から12 月 31 日に変更 経過期間である第 49 期の連結対象期間 1 日本単体 :9ヶ月( 平成 29 年 4 月 1 日から12 月 31 日まで ) 2 海外子会社 :12ヶ月( 平成 29

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2019年3月期 第2四半期決算報告

当期実績前期実績 ( 平成 ~ 平成 ) ( 平成 ~ 平成 ) 業績予想前期比業績予想比 売 上 高 186, , ,400 +7,438 3,331 営 業 利 益 10,971 12,750 11,410 1,779

2018年度第2四半期 決算概要

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2016年1月期 第1四半期 決算概要

2017 年 12 期第 3 四半期累計決算電話会議質疑応答要旨 2017/11/ 年 ( ) 回答者 : 執 役員会計財務部 統括 内憲 会計財務部 管理部 牧野秀 経営サポート部 IR グループ部 渡部満泰 1. ビューティケア事業が 7-9 に対前年 39 億円の減益と

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決算説明会プレゼンストーリー案の検討

Chapter 年度事業の状況主要な非財務データ主要な財務データ会社情報

平成26年(2014年)3月期第1四半期決算説明会資料.ppt

2018年度第2四半期 決算説明資料

目次 1/37 ページ 年 12 月期連結業績 2018 年 12 月期業績見通し 株主還元 中期経営計画進捗状況 新たな成長投資について ESGの取り組み

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平成 29 年 12 月期第 3 四半期決算短信 日本基準 ( 非連結 ) 平成 29 年 11 月 7 日 上場会社名 株式会社太陽工機 上場取引所 東 コード番号 6164 URLhttp:// 代表者 ( 役職名 ) 代表取締役社長 ( 氏名 ) 渡辺 登 問

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本日の説明内容 総括 2019 年 3 月期第 1 四半期実績 2019 年 3 月期通期見通し 主要施策の進捗 1

決算概況

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目次 1. テクノプロ ホールディングスってどんな会社? 2. 技術人材サービスとは? 3. 経営ビジョンは? 4. 市場環境 成長性は? 5. 技術人材サービスが安定的に成長している理由 6. どんな仕事をしているの? 7. 業績は? 8. 今後の見通しは? 9. 計画達成の道すじは? 10. 重

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滝澤鉄工所 2013年3月期 資料(案)

2018年度(2019年3月期)第3四半期決算説明資料

2018年度 第3四半期累計 1-9月 実績 2017年 19月期 2018年 19月期 増減 () 9,302 9, % +4.1% 営業利益 % 0.0% % +9.7% 親会社の所有者に 帰属する四半期利

2. キャッシュ フローの状況 (1) 営業活動によるキャッシュ イン 6,095 億円 ( 前期比 +290 億円 ) ビジネス 観光ともにご利用が順調に推移し 当社の運輸収入が増加したことに加え 法人税等の支払額が減少したことなどにより 営業活動の結果得られた資金収入は増加 (2) 投資活動によ

各位 2018 年 11 月 13 日 会社名株式会社リクルートホールディングス代表者名代表取締役社長兼 CEO 峰岸真澄 ( コード番号 :6098 東証一部 ) 問合せ先取締役兼専務執行役員兼 CFO 佐川恵一 ( 電話番号 ) ( 訂正 数値データ訂正 ) 2019 年

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中間決算短信の提出について.PDF

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平成 27 年 12 月期のハイライト 花王株式会社 2016 年 2 月 3 日 社長執行役員 澤田道隆

このプレゼンテーション資料は PDF 形式で当社ウェブサイトの 投資家情報 に掲載してあります URL: http://www.kao.com/jp/corp_ir/presentations.html 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は 当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており その達成を当社として約束する趣旨のものではありません また 実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります 2012 年度から 12 月決算に変更 2012 年度実績の連結対象期間 3 月決算であったグループ会社 : 12 月決算のグループ会社 : 2012 年 4 月 ~12 月 2012 年 1 月 ~12 月 調整後 2012 年度実績 2013 年度 (2013 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) に対応する前年同一期間 (2012 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) の実績 調整後増減調整後 2012 年度実績と比較したものです 3 月 31 日が決算期の花王株式会社および同一決算期の連結子会社 2

ご説明項目 2015 年度業績サマリー 花王グループ中期 3 ヵ年計画 K15 総括 2016 年度予想サマリーと 花王グループの目指すべき方向性 3

2015 年度業績サマリー 4

2015 年度業績サマリー 売上高 EBITA 2 ( 売上高比 ) 営業利益 ( 売上高比 ) 当期純利益 ( 売上高比 ) 1 株当たり当期純利益 ROE 14,718 億円 1,907 億円 (13.0%) 1,644 億円 (11.2%) 989 億円 (6.7%) 対前年度増減 +5.0% +17.7% +23.3% +24.2% 197.19 円 +26.0% 14.8% +2.4 ホ イント 公表予想 1 14,700 億円 K15 目標 14,000 億円 - 1,500 億円 海外売上高比率 3 35.0% +1.9ホ イント - 30% 以上 - 1,550 億円 910 億円 181.48 円 - - - - 株主還元 1 株当たり配当金連結での配当性向 80 円 40.6% +10 円 76 円 - 1:2015 年 10 月 23 日公表 2:M&A に関連するのれんおよび知的財産権償却前利益 3: 連結売上高に占める海外に所在する顧客への売上高の割合 5

エグゼクティブサマリー 6 期連続増収 増益 1 で公表予想 2 および K15 目標 3 達成 公表予想達成の要因 日本のトイレタリーおよび化粧品市場は堅調に推移 価格より質を重視 日本のトイレタリーではシェアを引続き拡大 ベビー用紙おむつ 生理用品 めぐりズム スキンケア ヘアケアおよびホームケアを中心とした日本のトイレタリーおよびアジアコンシューマープロダクツ事業が好調 資産の最大活用による 利益が出る構造への変換 ( 稼ぐ力向上 ) に支えられた積極投資が機能し 目指す 脱デフレ型成長モデルが構築できつつある 課題は化粧品とビバレッジ ( ヘルシア ) 株主還元 : 2015 年度通期 1 株当たり配当金は公表予想より 4 円増やし 10 円増配の 80 円 26 期連続増配の予定 コーポレートガバナンス コーポレートガバナンスに対する取り組みを体系的に整理し コーポレートガバナンス コードの各原則の実施状況を 2015 年 7 月に公表 コーポレートガバナンスの改善に常に取り組み 継続的に情報発信 1: 2012 年の決算期変更の影響を除く ( 詳細はスライド 2 参照 ) 2:2015 年 10 月 23 日公表 3: 詳細はスライド 9 参照 6

花王グループ中期 2006 年度サマリー 3 ヵ年計画 K15 総括 7

K15 売上高 営業利益 売上高 ( 億円 ) 売上高期首公表予想売上高実績営業利益期首公表予想営業利益実績 営業利益 ( 億円 ) 2,000 15,000 10,000 12,204 1,118 12,700 1,160 13,152 1,247 13,700 1,300 14,017 1,333 14,700 1,500 14,718 1,644 K15 目標売上高 1.4 兆円 1,500 K15 目標営業利益 1,500 億円 1,000 5,000 500 0 2012 年度 2013 年度 2014 年度 2015 年度 0 海外売上高比率 ( 実績 ) 26.8% 30.9% 33.1% 35.0% K15 目標 30% 以上 2012 年の決算期変更の影響を除く ( 詳細はスライド 2 参照 ) 8

花王グループ中期 3 ヵ年計画 K15 実績サマリー 全ての K15 目標達成 目標 (1) 過去最高の売上高 利益の突破 目標 (2) 2015 年度経営数値目標の達成 売上高 : 14,718 億円 ( 目標 14,000 億円 ) 営業利益 : 1,644 億円 ( 目標 1,500 億円 ) 海外売上高比率 : 35.0% ( 目標 30% 以上 ) 連結売上高に占める海外に所在する顧客への売上高の割合 9

成果 脱デフレ型成長モデル が予定通り構築できつつある 売上 営業利益の構造変化 海外売上高比率の向上 K15 の成果と課題 各事業が営業利益額を増大すると同時に ファブリック & ホームケア事業の高い利益率を維持しながら ファブリック & ホームケア事業の利益偏重を是正 持続的成長をけん引する商品およびカテゴリーの育成 ベビー用紙おむつ 生理用品およびめぐリズムが大幅な売上拡大と収益性改善に貢献 ビオレ キュレル 日本のヘアケアおよびホームケアが大きく伸長 アジアコンシューマープロダクツ事業の収益性改善 中国 : 日本製および現地生産のベビー用紙おむつおよび生理用品が好調持続 インドネシア : 中間所得層向けベビー用紙おむつおよび衣料用洗剤が売上拡大に寄与 アジアの化粧品 ( カネボウ化粧品 花王ソフィーナ ) が黒字化 課題 化粧品ビジネスの収益性改善 ビバレッジ ( ヘルシア ) の立て直し 10

目指すべき持続的成長モデル 利益ある成長 脱デフレ型成長モデルの構築 積極的投資 利益拡大 シェア 売上拡大と市場創造 稼ぐ力 ( 利益が出る構造への変換 ) 花王グループの資産の最大活用 11

積極投資による花王の脱デフレ型成長モデル 2016 年度予想 (IFRS) 2015 年度実績 2014 年度実績 2013 年度実績 投資 3,400 億円 投資 3,082 億円 投資 2,857 億円 1: 投資 : 設備投資等 + マーケティング費 + 研究開発費 2: 2016 年より IFRS ベース 営業利益 1,840 億円 営業利益 1,644 億円 投資 2,694 億円 営業利益 1,333 億円 営業利益 1,247 億円 12 売上高 1 兆 5,100 億円 売上高 1 兆 4,718 億円 売上高 1 兆 4,017 億円 売上高 1 兆 3,152 億円 2016 年度対前年増加額投資 +318 億円売上高 +382 億円営業利益 +196 億円 2015 年度対前年増加額投資 +225 億円売上高 +701 億円営業利益 +311 億円 2014 年度対前年増加額投資 +163 億円売上高 +865 億円営業利益 +86 億円

売上高営業利益売上高 営業利益構造の変化 地域構成の変化 : 海外比率の増加事業構成の変化 : 各セグメント分散化売欧州米州アジア 日本 9% 7%12% 72% 1,105 900 1,600 9,338 億円 1 2012 年度実績 12,204 億円 ビューティケア 44% ファブリック & ホームケア 24% ヒューマンヘルスケアケミカル 16% 16% 5,378 億円 2,920 億円 1,896 億円 2,009 億円 ( 消去 739 億円 ) +2,514 億円 10% 8% 18% 64% 1,544 1,378 2,815 億円 10,190 億円 2015 年度実績 14,718 億円 41% 23% 19% 17% 6,077 億円 3,344 億円 2,807 億円 2,490 億円 100% ( 消去 1,209 億円 ) 0% 0% 100% 6% 2% 6% 86% 1 2012 年度実績 18% 54% 12% 16% 61 28 64 965 億円 1,118 億円 201 億円 596 億円 136 億円 181 億円 +526 億円 6% 4% 12% 78% 2015 年度実績 18% 42% 22% 18% 99 70 200 億円 1,286 億円 1,644 億円 294 億円 692 億円 355 億円 301 億円 100% 1:2012 年の決算期変更の影響を除く ( 詳細はスライド2 参照 ) 2: 参考 : 海外売上高比率 ( 連結売上高に占める海外に所在する顧客への売上高の割合 ) は2012 年度 27% 2015 年度 35% 3: 事業別売上構成のみ内部売上消去後ベース それ以外は全て調整 ( 消去 ) 前ベース 0% 13 0% 100%

2016 年度予想サマリーと花王グループの目指すべき方向性 14

2016 年度予想サマリー 億円 売上高営業利益 2015 年度 2015 年度 2016 年度予想 [ 日本基準 ] 増減率 % [IFRS 1 ] [IFRS] 増減率 % 2 14,718 +5.0 14,746 15,100 +2.4 1,644 +23.3 1,678 1,840 +9.7 対売上比 11.2% 11.4% 12.2% 親会社の所有者に帰属する当期利益 3 989 +24.2 1,051 1,200 +14.2 対売上比 6.7% 7.1% 7.9% 基本的 1 株当たり当期利益 ( 円 ) 4 197.19 +26.0 209.64 239.30 +14.1 ROE 14.8% +2.4 +0.5 ホ イント 16.1% 16.6% ホ イント 株主還元 1 株当たり配当金 ( 円 ) 連結での配当性向 80.0 +14.3 80.0 92.0 +15.0 40.6% - 38.2% 38.4% - 1:2015 年度 IFRS 実績は日本基準で作成された 27 年 12 月期実績をもとに算出した概算値であり 会計監査の結果により変更する可能性があります 2:2016 年度予想増減率は 2015 年度 IFRS 実績との比較 3:2015 年度の数値は日本基準の 当期純利益 4:2015 年度の数値は日本基準の 1 株当たり当期純利益 15

2016 年度の位置づけ 成長を続けるための 準備の年 様々な外部要因の変化に対応できるような次期中期経営計画 K20 のための準備をしっかり行う 1. 7 期連続増収増益 公表予想の達成 伸びている事業を更に伸ばす 苦戦している事業を成長軌道へ 積極的な新製品 改良品の発売 アジアコンシューマープロダクツ事業の成長加速 2. 今後の成長を支える事業の準備を本格化 化粧品ビジネスの大改革遂行 昨年の花王ソフィーナに続き 今年カネボウ化粧品でもスタート 食品及び健康関連事業への参入準備 欧米コンシューマープロダクツ事業の 不連続な成長 の準備 衛生等の事業境界領域事業の創出 M&Aの積極化による事業拡大 事業創造 2012 年の決算期変更の影響 ( 詳細はスライド 2 参照 ) および 2016 年度第 1 四半期からの IFRS 適用の影響を除く 16

花王グループの目指すべき方向性 利益ある成長と社会のサステナビリティへの貢献の両立によって グローバルで存在感のある会社を目指す リーディング カンパニーとしての役割をしっかりと果たし企業価値増大を図るために 1. 持続的成長にこだわる 連続増収増益 売上拡大より利益重視 脱デフレ型成長モデル の深化と M&A への積極投資 利益ある新事業の創出 提案 2. ステークホルダーへの持続的な還元 社員への還元 : 継続的な処遇アップ 社会への還元 : 納税 雇用 社会貢献 株主への還元 : 増配の継続 17

キャッシュ フローの使途と株主還元 EVA 視点で安定的に創出されるキャッシュ フローを下記優先順位で有効活用し さらなる成長を目指す 1. 将来の成長に向けての投資 ( 設備 M&A 等 ) 2. 安定的 継続的な配当 3. 自己株式の取得と借入金などの有利子負債の早期返済 営業活動によるキャッシュ フロー 18

補足資料 19

利益ある成長とコーポレートガバナンス 花王ウェイ コーポレートガバナンスの絶えざる革新 目指すべき持続的成長モデル 絶えざる革新は花王グループの経営理念である花王ウェイの基本となる価値観の一つ 20

社会のサステナビリティへの貢献 事業活動を通した社会貢献 < 重点領域 > エコロジーコミュニティカルチャー花王ウェイの精神に基づき 社会の公器としての責任を果たす 革新的な商品とサービスを通じ 世界の社会的課題の解決に貢献 環境 健康や高齢化 衛生などに配慮した製品開発 企業市民としての社会貢献活動の継続 強化 ステークホルダーやローカルコミュニティとの連携 グローバルイシューに向けた活動グローバル コンパクト参加 RSPO への参加と持続可能なパーム油の調達 ダイバーシティの尊重 熱帯雨林の伐採による生態系の破壊や 農園での厳しい労働環境などパーム油生産に関する課題解決を目指す国際的なNGO 21

事業セグメントと主な製品カテゴリーココンシューマープロダクツ事業ンシューマープロダクツ事業コンシューマープロダクツ事業ケミカル事業ファブリック & ホームケア 2015 年度売上高 :3,344 億円 ( 増減率 :+3.1%/ 売上構成 :22.7%) 衣料用洗剤 洗濯仕上げ剤キッチン バス トイレ リビングケア 消費者起点 ケミカル 2015 年度売上高 :2,885 億円 ( 増減率 :+0.2%/ 売上構成 :16.9%) 油脂機能材料スペシャルティケミカルズ ビューティケア 2015 年度売上高 : 6,077 億円 ( 増減率 :+3.0%/ 売上構成 :41.3%) 美容サロン向け製品化粧品スキンケアヘアケア ヒューマンヘルスケア 2015 年度売上高 :2,807 億円 ( 増減率 :+16.9%/ 売上構成 19.1%) 飲料オーラルケア血行促進製品 ( 入浴剤 温熱シート等 ) サニタリー製品 売上高には事業間の内部売上を含む 売上構成比は外部顧客に対する売上高で算出 22

2015 年度ビューティケア事業内訳 億円 増減 ビューティケア 1 売上高 6,077 +3.0% 2 営業利益 294 +10 億円 営業利益率 4.8% 0.0 ホ イント 化粧品売上高 2,547 Δ2.3% 2 営業利益 Δ183 1 Δ63 億円 営業利益率 Δ7.2% Δ2.6 ホ イント カネボウ化粧品 売上高 : 1,800 億円弱 (2014 年度 1,800 億円弱 ) 利益率 3 : 5% 強 (2014 年度 7% 強 ) スキンケア ヘアケア ( マス ) 及び美容サロン向けビジネス 売上高 3,530 +7.2% 3: ロイヤリティ控除前営業利益率 2 営業利益 477 +72 億円 営業利益率 13.5% +1.2 ホ イント 1: 花王ソフィーナ販売制度改定の影響を除く増減率は ビューティケア +4.3% 化粧品 +0.6% 2:M&A に関連するのれんおよび知的財産権償却費を含む ビューティケア :264 億円 - 化粧品 :254 億円 - スキンケア ヘアケア ( マス ) 及び美容サロン向けビジネス :10 億円 23

2015 年度国内化粧品 国内化粧品市場 金額ベース前年比 市場全体 高価格帯 (5,000 円超 ) 15 年 1 月 ~12 月 Δ2.2% Δ1.0% 14 年 1 月 ~12 月 Δ0.2% +0.1% 中価格帯 (2,000 円 ~5,000 円 ) 低価格帯 (2,000 円未満 ) Δ3.0% Δ2.6% +0.3% Δ1.2% 花王グループ計 ( カネボウ化粧品 + 花王ソフィーナ ) Δ3.4% Δ0.5% 金額ベース前年比は ( 株 ) インテージ SLI 調べ ( 全国 40,060 名の女性パネルモニター消費者トラッキングサービス 花王定義にて集計 ) 24

ROE の改善 16% 14.8% 営業利益率の改善 利益額を増やすと同時に 利益率の改善を図る EVA 視点 成長のための積極投資 資本コストを意識したバランスシートマネジメント キャッシュ フローの使途としての株主還元 安定的 継続的配当 (2015 年度で 26 期連続増配の予定 ) 自己株式の取得 14% 12% 10% 8% 6% 4% 2% 0% 7.9% 7.3% 8.8% 8.5% ROE 9.8% 8.9% 10.0% 9.4% 営業利益率 10.7% 12.4% 9.5% 9.5% 11.2% 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2012 年度から決算期変更 ( 詳細はスライド 2 参照 ) ROE は決算期変更に伴う経過期間の数値です 25

SRI インデックスおよび外部機関からの CSR 関連評価 花王が組み入れられている SRI インデックス CSR 関連の外部機関からの評価 Gold Class 2016 および Industry Mover 2016 同時受賞 CSR:Corporate Social Responsibility ( 企業の社会的責任 ) SRI:Socially Responsible Investment ( 社会的責任投資 ) 26 2016 年 2 月 3 日現在