学習内容援学校教科等 支総合的な 1 水の問題 学習の時間 水の確保が困難な国や地域があることを知り 自分たちの生活と比較し て考える 1 ルワンダの歴史について ルワンダの国についての基本情報とジェノサイドの歴史について簡単に 触れる 1 アフリカは国名ではない ~ルワンダを通して~ (70 分

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3 時限目日本にあるブラジル生まれの食べ物を知る 4 時限目なぜピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える 一部が隠れた写真を使い, 日本にあるブラジルのものを考える活動を行う 感想を交流する ピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える活動を行う 感想

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

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Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

4 展開計画 ( 全 5 時間 ) 時テーマ ねらい活動 内容使用教材 1 タンザニアを知ろう! No.1 アフリカの途上国 タンザニア という国について知る 興味を持ち どんな文化なのかどんな生活をしているのかを自ら調べようとする タンザニアについての基本的な情報を聞く ワークシートパワーポイント

解答類型

[ 授業実践の詳細 ] 1 時限目 マラウイってどこの国だろう!? 1 担任が夏休みにマラウイという国に行くという話を聞く 2 地図帳を使ってマラウイの位置を確認する 3 マラウイといってもイメージが沸きにくいと思うのでアフリカと聞いてどんなイメージが沸くのか発表をする 4 今自分が思うことのアンケ

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

いろいろな衣装を知ろう

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

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また 情報の作り手としての活動も学習に組み込まれている 放送局は情報の作り手として 考えたことや伝えたいことなどから話題を集め 収集した知識や情報を関連付け 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫している これは 学習指導要領に示されている 話すこと 聞くこと の話すこと内容と同

M28_回答結果集計(生徒質問紙<グラフ>)(全国(地域規模別)-生徒(公立)).xlsx

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

平成21年度 教師海外研修(派遣国:ガーナ)授業実践報告書

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

第5学年社会科学習指導案『日本は世界のどこにある?』

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

社会科学習指導案

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

ICTを軸にした小中連携

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

生徒用プリント ( 裏 ) 入力した内容はすべて記録されている!! 印 : 授業で学んだこと 管理者のパソコンには どのパソコンから いつ どのような書き込みがされたか記録されています 占いだけではなく メールや掲示板の内容も同じように記録されています もし 悪意のある管理者から個人情報が洩れたらど

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

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Taro-4年 総合 指導案(最終)

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

資料3 平成28年度京都府学力診断テスト 質問紙調査結果 28④ 28中① 27④ 27中① 平成28年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成28年度京都府学力診断テスト中学1年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト中学1

Taro11-案5-3.jtd

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

自己紹介をしよう

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

消費者教育のヒント集&事例集

0630指導案A1

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

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3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

PowerPoint プレゼンテーション

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

Microsoft Word - åł½èªžç§‚2å¹´2çµ—ã••ï¼™ã†¤ã†®ã†łã†¤ã‡†ã†—ã‡™ã†‘ã‡›ã†¹ã‡‹ã†ƒã••ã•„ã†µã‡“ã†Šã†“ã†¯ã•†ã†©ã‡fiㆪㆬㆮ㕓æ„⁄尔桋

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

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主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

Microsoft Word - 提出論文 全0227docx.docx

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

第1学年国語科学習指導案

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

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(2) 記録用サポートブックの作り方 記録用サポートブックは 一般様式 を使って書きます 一般様式 は 項目 本人の状況 支援方法 の 3 つの枠からできています 様式一般様式支援者 : 場所 : 日付 : < 項目 > 例 ) 話を聞く( 授業中 ) 使い ポイント 方 気になるな 困ったな と思

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

環境 体制整備 4 チェック項目意見 事業所評価 生活空間は 清潔で 心地よく過ごせる環境になっているか また 子ども達の活動に合わせた空間となっているか クーラーの設定温度がもう少し下がればなおよいと思いました 蒸し暑く感じました お迎え時に見学させて頂きますが とても清潔だと思

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■「札幌市の人たちの昔のくらし《(8時間)

算数科学習指導案 1 単元名三角形と四角形 授業者小澤勇司 2 単元について児童は第 1 学年で, 箱や積み木の面を写し取ったり, 数え棒を使って形を作ったりするなどの活動を通して, 図形の構成要素である辺や頂点 角についての素地的な経験をしている ここでは, 児童が日常使っている さんかく や し

============================== < 第 6 章 > 高校生 大学生 社会人の反応 ============================== 本調査研究では 高校生が社会に出ていく上での実効性のある資質 能力の重要性が感じられ また 調査問題そのものについての興味 関

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Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

第5学年  算数科学習指導案

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国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

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第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報


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<小学校 生活科>

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

1 2 時限目 ボリビアの子どもたちとつながろう ( 社会 ) 1 子どもの活動の流れ 1 ボリビアについて知る 2 ボリビアの子たちたちへの自己紹介や質問の仕方を調べる 3 ボリビアの子どもたちにプレゼントを作る この時限のねらいボリビアの子どもたちへの自己紹介を考えたり プレゼントを作ったりする

(Microsoft Word -

H30全国HP

< 児童の実態 > 男子 23 名, 女子 12 名, 計 35 名の学級である 男女の仲がよく, 休み時間など活発に遊んでいる様子が見られる いろいろなことに興味を持ち, 集中して努力することができる 最上級生として, 学校の中での活躍も見られるようになっている 学習に対する意欲は高くなってきてい

[ 授業実践の詳細 ] 1 時限目 ラオスってどんな国? 1 ラオスクイズ スライドやクイズから ラオスの街の様子や人々のくらしの様子を知る 2 ラオスの びっくり を知ろう 写真の隠された部分に何があるか想像し ラオスの衣食住や生活について知る 3 なりきり自己紹介 写真を見てラオスのくらしを想像

植物 Wanted ゲームを作ろう

はっきした声であいさつ は高学年では少ないね < 資料 2 より > よい感想だけでなく 問題点も挙げている感想も多いね めあてを達成したとは言えないかもしれないね < 資料 3 より > あいさつ運動への意見が出されているね 4 つの意見が出されているね < 資料 1 2,3 より > 資料 2

Transcription:

橋場哲 世界を知ろう ~ アフリカ編 ~ 橋場哲岩手県立盛岡聴覚支援学校 教科総合的な学習の時間 ( 6 時間 ) 対象 5 6 年生 5 名 Ⅰ 実践の目的 本校では 幼稚部から高等部まで同じ敷地内にあり 幼稚部に入学してから高等部を卒業するまでの期間を同じ環境の中で過ごす児童 生徒も少なくない そのため 外に目を向ける機会が少なく 自分たちの学校生活や家庭生活が当たり前だと思い そこから外を見ようとしない児童 生徒が多いという現状がある 担当している小学部の 5 6 年生を見ても 同じことがいえる このような本校児童の現状を鑑み 世界を知ることで 広い視野で物事をとらえ 考えられるようになるとともに 自分の国や地域について目を向け 自分自身の置かれている環境を見つめられるようになってほしいと考えた そこで 小学部 5 6 年生では 総合的な学習の時間の中で 世界の国々について をテーマにし 年間を通して様々な国の文化を知り 今の自分たちの現状を考えられるような学習に取り組むこととした 今回の実践は その中で 世界を知ろう ~アフリカ編 ~ という単元を設けて 全 6 時間の学習を行った 本単元では アクティブラーニングを多く取り入れ 自分たちで気づいたことを話し合い 自分たちの生活と比較して自分自身を見つめられるような学習を設定した 特に アフリカに住む同世代の児童 ( カカオ農園で働く兄弟や 学校に行けない子どもたち 水くみを手伝う子どもたち ) に焦点を当て 自分自身と照らし合わせて考えられるようにした また アフリカ大陸は アフリカ という一括りにされがちであるが 実際にはアフリカは広大で 国によって文化や気候が大きく違うということに気づくための題材として ルワンダを取り上げ アフリカの多様な文化に気づくことができるようにした Ⅱ 授業の構成 教科等 学習内容 総合的な学習の時間 1 ガーナのカカオ農園で働く兄弟 ガーナに住む同じ年代の兄弟の様子を知り 自分たちの生活と比較して話し合う 2 学校に行けない子どもたち 学校に行けない子どもたちが多くいることを知る なぜ学校に行けないのか 行けないことによる問題点は何かを話し合い 負のスパイラルに気づく そして 学ぶことの大切さを考える 136

学習内容援学校教科等 支総合的な 1 水の問題 学習の時間 水の確保が困難な国や地域があることを知り 自分たちの生活と比較し て考える 1 ルワンダの歴史について ルワンダの国についての基本情報とジェノサイドの歴史について簡単に 触れる 1 アフリカは国名ではない ~ルワンダを通して~ (70 分 ) ルワンダの文化について 現地での写真や実際の物を通して学び 自分 のもっている アフリカ のイメージと比べてどうかを考える 授業の詳細 (1) ガーナのカカオ農園で働く兄弟 NHK で特集した 世界がもし100 人の村だったら の映像を活用し 自分たちと同じ世代のあ る兄弟が 生まれたときからカカオ農園で働くことを義務づけられているという事実を知った このことについて 自分たちの生活との違いを比較しながらまとめ 感想を出し合った 橋場 哲 Ⅲ 児童の感想 学校に行きたくても行けない子どもたちがいることを初めて知って驚いた かわいそうだと思う もし自分だったらカカオ農園から逃げ出すと思う 自分たちは学校に行くことができて幸せだと思う など (2) 学校に行けない子どもたち1 前時に学習したガーナだけではなく 世界には学校に行けない子どもたちが多くいることを JICA のアニメーション ( 地球調査隊 ) を通して学習した そして 学校に行けないとどうなるのかを予想しながら話し合った 児童の意見 計算をすることができない 友達と遊んだり おしゃべりすることができない 字を書くことができない 本を読むことができない など (3) 学校に行けない子どもたち2 JICA で出している国際理解教育実践資料集を参考に 学校に行けないことによる負のスパイラルについて学習した 2 つのグループに分かれ 学校に行けないことによってどのようなことが起こるのか考えながらカードを並べていく そして それが繰り返しになっていることに気づき それを断ち切るためには何が必要かを考え 発表し合った 137

橋場哲 児童の感想 もっとしっかり勉強しなければいけないと思った 世界中のみんながちゃんと学校に行けるようになればいいなと思った 勉強は嫌だと思っていたけど 字の読み書きがとても大切なことだと分かった など (4) 水の問題 ルワンダで撮影した水くみの写真を通して 水の問題について自分たちの生活と照らし合わせて考える学習をした はじめに 水はどのような時に使うのか挙げてもらい 日本人の一日の平均使用量を示した その後 世界には思うように水を確保できない国が多くあることを伝えた 児童の感想 毎日水くみをするのはとても大変だと思った 日本は水道があってとても便利だけど 水を無駄遣いしていることが多いので これからは気をつけたいと思う など (5) ルワンダの歴史について ルワンダの場所や言語 気候など 基本的な情報について クイズ形式で楽しみなら学習を行った 138

20 年前にあった事実を写真などと共に簡単に説明した 援学校その後 ジェノサイドの歴史に触れ 橋場哲支そして 現在の状況に触れ 怖いだけではなく希望が持てる内容にした ただし 今回のルワンダの学習では ジェノサイドをメインにしているわけではないので あくまでも概要にとどめておくこととした 児童の感想 どうして仲の良い人同士が殺し合わなければいけないのかわからない もし 自分が殺されたとしても 家族を殺すことは絶対にできないと思う 今はみんなで仲良く暮らしていると聞いて安心した など (6) アフリカは国名ではない ~ルワンダを通して~ 指導案 ( 略案 ) 本時のねらい ルワンダを通して アフリカの広大さと多様な文化に気付く 情報をより正しく得るための方法を考える 学習活動 指導上の留意点 評価 準備物等 アイスブレイク 両手じゃんけん 導入 アフリカの場所は? アフリカのイメージは? クイズ形式で行う ふせんを配布し 全員でイメージマップを共有できるようにする アフリカのイメージをもつことができたか 地図 ふせん ペン 展開 ルワンダについてフォトランゲージ等 グループ活動においては 正解があるわけではないということ 必ずグループ全員で話し合うことを伝える グループでの話し合いに積極的に参加できたか 現地の写真 物 パソコン 139

橋場哲学習活動 指導上の留意点 評価 準備物等 お互いのグループの考えを共有できるようにする 他のグループの考えを聞くことができたか まとめ アフリカについて アフリカの他の国をいくつか例にあげ 多様な文化に アフリカの多様な文化に気づくことができたか 気づくようにする 導入であげたアフリカのイメージと比較させる ホワイトボード より正確な情報を得るためには エボラ出血熱を例に出し より正確な情報を得るための方法をグループごとに考え発表できるようにする より正確な情報を得るための方法を話し合いまとめることができたか 導入ではクイズ形式でアフリカの場所やルワンダの場所を確認した 次に アフリカのイメージについて 一人ひとりが付箋に書き イメージマップを作った 展開では フォトランゲージ等を通して ルワンダの文化や町の様子 学校の様子について学習した その際は 実態に合わせて 2 グループに分け お互いのグループの考えを発表し合い 共有できるようにした 140

援学校まとめでは ルワンダをベースにして エジプト 南アフリカ タンザニア ガーナと文化の 橋場哲支異なる 4 つの国について簡単に触れ アフリカの多様な文化に気づけるようにした そして はじめに作成したイメージマップと比較して考え 感想を発表した 児童の感想 アフリカにも色々な国があって 国によって違うことが分かった ルワンダははじめにもっていたアフリカのイメージとは違っていた もっと他の国についても調べてみたい など最後に 自分自身が研修中に アフリカで流行っていたエボラ出血熱に関して心配するメールを多くもらい それを受けて感じたことを踏まえ 正確な情報を得ることの大切さを話した アフリカでエボラ出血熱が流行しています というニュースを取り上げ 実際にエボラが流行している場所とルワンダの場所を提示した そして アフリカの中でも離れた場所であることに気づくと共に このニュースを見たときに大切なことは何かを考えさせた アフリカ と一括りにしてしまうのではなく アフリカのどこで流行っているのかというところまで自分で確認することが大切で それがないと 時に大きな誤解をしてしまうことがあるということを伝えた Ⅳ 実践の成果 単元全体を通して アフリカという子どもたちにとって未知の文化に触れ 児童労働や学校の問題 水の問題など様々な問題点を 自分自身の生活と照らし合わせながら児童が中心になって学習できたと感じている 特に ルワンダの授業では 実際に現地でとってきた写真や物を使うことで 児童もより興味を持って参加することができた また フォトランゲージを用いる際に 答えがあるわけではないということを示すことで 児童がのびのびと意見を出し合うことができた ねらいの一つであった ルワンダを通して アフリカの広大さと多様な文化に気づく には迫ることができたのではないかと感じている 今回の実践授業の後 普段のニュースの中で海外のことにも興味を持ち 分からないことを質問する児童が増えた また 話の中で知らない国の名前が出ると すぐに世界地図を広げて場所を確認する児童も見られるようになった 141

橋場哲 Ⅴ 課題 本単元では アフリカの問題点を多く取り上げたために アフリカに対する暗いイメージ大きくなってしまった ルワンダだけではなく アフリカの様々な国の魅力をもっと時間をかけて伝えるべきであった ルワンダの学習でねらいの二つ目にあげた 情報をより正しく得るための方法を考える については 時間をかけて取り組む必要があり 一つの授業の中に盛り込むには難しいねらいであった 結果として次の時間に改めて取り組むこととなった 今回の研修で学んでことをできるだけ児童に還元したいと思い 短い時間の中に盛り込みすぎたことで 結論を急いでしまう場面が出てしまった 児童同士でゆっくりと学び合える環境を作るには ねらいをさらに絞って実践する必要があると感じた 関連する学習指導要領の内容と文言小学校総合的な学習の時間 (7) 国際理解に関する学習を行う際には, 問題の解決や探究活動に取り組むことを通して, 諸外国の生活や文化などを体験したり調査したりするなどの学習活動が行われるようにすること (8) 情報に関する学習を行う際には, 問題の解決や探究活動に取り組むことを通して, 情報を収集 整理 発信したり, 情報が日常生活や社会に与える影響を考えたりするなどの学習活動が行われるようにすること 出典 参考図書 NHK 特集 世界がもし100 人の村だったら 地球調査隊 (JICA ホームページ ) 国際理解教育実践資料集(JICA) 142