2 用されました 古代ギリシアではサフランの黄色が珍重され 王族だけが使うことを許され ロイヤルカラーとされた時代もありました { 日本へは江戸時代に薬として伝わった と言われる } サフラン は めしべを乾燥させて 香辛料や生薬として用います 独特の香りを持ち 水に溶かすと鮮やかな黄色を呈します

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2013 年 3 月 10 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 ) 51 回目 Ⅵ-054 山上の垂訓 山上の垂訓 054 マタ 5:1~2 ルカ 6:17~19 1. はじめに (1) 呼び名について 1マタ 5:1~8:1 は 通常 山上の垂訓 ( 説教 ) と呼ばれる 2しかし この名称は 説教

2011 年 10 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 )42 ローマ人への手紙 11:25~36 拒否の解決 (3) イスラエルの救い 1. はじめに (1)10 月 13 日 ( 木 ) の日没から仮庵の祭りが始まった 1 第 7 の月の 15 日 満月 2 満月を眺めながら イスラエル

2017 年 8 月 13 日 ( 日 ) 14 日 ( 月 ) 7 回 第 2 の警告 (2) 第 2 の警告 (2) ヘブル 4:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と誤

2011 年 06 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )26 ローマ人への手紙 7:14~25 律法からの解放 (3) ロマ書 7 章クリスチャン 1. はじめに (1) 聖化 に関する 5 回目の学びである 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は

2017 年 10 月 8 日 ( 日 ) 9 日 ( 月 ) 15 回さらにすぐれた契約 さらにすぐれた契約 ヘブル 8:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし (2) ユダヤ教の 3 つの柱

2011 年 07 月 17 日 ( 日 ) 18 日 ( 月 )29 ローマ人への手紙 8:12~17 聖化の力 ( 聖霊 )(3) 養子の霊 1. はじめに (1) 聖化 に関する 8 回目の学びである 最終回 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は ク

創世記5 創世記2章4節b~25

今 エルサレムに取り囲まれている者たちの 主を待ち望む者たちの声がここに書かれています 朝ごとに待ち望んでいます 待っても次の日の朝 やはりアッシリヤ軍が包囲していました けれども 1 節に語られている言葉を信じて 彼らが自分たちで倒れることを信じて 待っている姿です 主が復讐してくださる 主が救っ

* ダニエル書 3 捕囚期後 (3) * ハガイ書 * ゼカリヤ書 * マラキ書 (5) 預言者たちが語ったメッセージの要約 1 神の主権と聖なるご性質 2 契約の民イスラエルの不従順の罪 3 悔い改めへの招き 4 迫り来る神の裁きと捕囚 5イスラエルの民を攻撃する周辺国への裁き 6 捕囚からのレム

神学総合演習・聖霊降臨後最終主日                  2005/11/16

1 説 教 聖日礼拝 北浜チャーチ 黒田 禎一郎 2017 年 6 月 4 日 ( 日 ) 主 題 : すべてを感謝しましょう! テキスト :1コロサイ人への手紙 3 章 17 節 はじめに たった一度しかない人生 私たちはどのように生きているでしょうか? 生き方を知っている人は幸いです しかし 多

2014 年 10 月 7 日 ( 火 ) 60 分で分かる創世記 60 分で分かる創世記 1. はじめに (1) 60 分で分かる〇〇 のシリーズを開始する 11 節 1 節の解説も重要であるが 鳥瞰図的な理解も必要である 2その場合重要なのは センス オブ プロポーション である (2) 創世記

2013 年 3 月 24 日 ( 日 ) 25 日 ( 月 ) 52 回目 Ⅵ-054 八福の教え 八福の教え 054 マタ 5:3~12 ルカ 6:20~26 1. はじめに (1) 文脈の重要性 1 文脈を無視して 山上の垂訓のある言葉を取り出すことが余りにも多い 2イエスは 神の国の福音をも

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Heb 11:7 信仰によって ノアは まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき 恐れかしこんで その家族の救いのために箱舟を造り その箱舟によって 世の罪を定め 信仰による義を相続する者となりました (1) ノアは 神から警告を受けた 1 創 6:17 Gen 6:17 わたしは今 いの

2012 年 1 月 22 日 ( 日 ) 23 日 ( 月 )54 ローマ人への手紙 15:4~13 希望から希望へ 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)14:1~15:13 は 雑多な問題を扱っている 1 超道徳

大阪インターナショナルチャーチ アリステア・マッケナ師 2015/4/12

2018 年 5 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) 14 回 ペテロの第 2 のメッセージ (2) ペテロの第 2 のメッセージ (2) 使徒 3:17~26 1. はじめに (1) ペンテコステの日に教会が誕生した 1ペテロの第 1 回目のメッセージにより 3,000 人ほどの人たち

このメッセージは メシアの義とパリサイ人の義について学ぼうとするものである Ⅰ. 真の信仰者の特徴 (5:13~16) 1. 地の塩 (13 節 ) あなたがたは 地の塩です もし塩が塩けをなくしたら 何によって塩けをつけるのでしょう もう何の役にも立たず 外に捨てられて 人々に踏みつけられるだけで

Microsoft Word - ◎中高科

夢を超えたもの_Culture A.indd

1.1 節 Rev 14:1 また私は見た 見よ 小羊がシオンの山の上に立っていた また小羊とともに十四万四千人の人たちがいて その額には小羊の名と 小羊の父の名とがしるしてあった (1) ヨハネは キリストの再臨後の状況を見ている 1 実際にキリストの再臨が起こるのは 19 章になってからである

創世記5 創世記2章4節b~25

2 イエスの戒めを守るなら イエスの愛に留まることになる (2) その教えを話した理由は 弟子たちが喜びに満たされるためである 1イエスは 自分が経験している喜びを弟子たちに与えようとしている 2イエスの喜びは 父なる神への従順 ( 喜ばせること ) によって生まれる 3ヘブ 12:2 Heb 12

3 仲介者としての祭司たちが存在していた (2) 新約時代の状態 1すべての信者が まことの聖所に入ることができる * 天の聖所で 神の臨在の前に出ることができる 2これは 万人祭司の教えである 3 訳文の比較 こういうわけですから 兄弟たち 私たちは イエスの血によって 大胆にまことの聖所に入るこ

2010 年 4 月 18 日 ( 日 ) 19 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 19 出エジ 19 出エジプト記 14 章 15 節 ~15 章 21 節 紅海を渡る 1. 文脈の確認 (1) イスラエルの民は 430 年後にエジプトを脱出した (2) エジプト脱出の記録は

イエスさまの公的な活動は 2 年から 3 年と言われます その短い時間の中で人々に与えた影響は 考えられないほど大きいものでした ここに今日 わたしたちが集まって礼拝しているのも そのせいです けれどもその 2 年ないし 3 年のイエスさまの活動はずっと順調であったわけではありません イエスを愛し慕

2011年度 牧羊者 第Ⅳ巻

2. アウトライン (1) 過去の回顧 (1~4 章 ) (2) 律法の解説 (5~26 章 ) (3) 未来の展望 (27~30 章 ) (4) 指導者の交代 (31~34 章 ) 3. 結論 (1) 律法の本質 (2) イスラエルの将来 (3) 申命記とイエスの教え 申命記を通して イエスの教え

束の地カナンに入ることが許されなかった 9 死を前にして ヨシュアを後継者に任命し 120 歳でモアブのネボ山で死んだ 10 モーセという人は 地上のだれにもまさって非常に謙遜であった ( 民数記 12:3) 11 自分を しもべとして神の家全体のために忠実でした ( ヘフ ル 3:5) 新約聖書に

(3) まっすぐにしなさい 1 されば衰へたる手 弱りたる膝を強くし ( 文語訳 ) 2ギリシア語の アノルソオウ である 上げる まっすぐにする 強くする 3ルカ 13:13(18 年も病の霊につかれ 腰が曲がって 伸ばすことができない ) Luk 13:13 手を置かれると 女はたちどころに腰が

* ユダヤ人の歴史家ヨセフスもまた同じような書き方をしている 5 テオピロは ルカの執筆活動を支援するパトロンであった可能性が高い 6 もしそうなら テオピロはローマ人クリスチャンであったと思われる (2)1~2 節は ルカの福音書の要約である 1 前の書 というのは ルカの福音書 のことである 2

2017 年 6 月 11 日 ( 日 ) 12 日 ( 月 ) 39 回 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 黙 22:1~5 1. はじめに (1) 旧約聖書の預言のハイライトは メシア的王国である 1 黙示 20 章は メシア的王国が千年で終わることを啓

た 義認 の祝福を述べたものでしょうか しかしこの 1 節は 2 節の頭に なぜなら という言葉があるように 2 節と密接に関連しています ですから 2 節を見て行くことによって 1 節の意味を確かめることができます 2 節が述べていることは何でしょうか それは罪と死の原理からの解放です 私たちが

2 奇跡 3 父 4 聖書 4. メッセージのゴール (1) イエスを誰だと言うか (2) イエスを信じる者の幸いとは何か このメッセージは イエスの業と主張について考えようとするものである Ⅰ. イエスと父は一体である (19~29 節 ) 1. 行動において まことに まことに あなたがたに告げ

2017 年 2 月 5 日 ( 日 ) 6 日 ( 月 ) 22 回 イスラエルに対する戦い (2) イスラエルに対する戦い (2) 黙 12:7~17 1. はじめに (1) キリストの再臨の前に何が起こるかを見ている 110 章 ~14 章は 挿入箇所である * 物語の進展はなく 状況の説明が

2017 年 7 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 1 回 ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル 1:1~3 1. はじめに (1) 著者 1いくつかの名が上げられてきた * パウロ * ルカ ( パウロがヘブル語で書いたものを ルカがギリシア語に翻訳した ) * バ

ダニエル書は終末についてどのように語っているか No.2 御使いガブリエルが告げた 七十週 の預言 聖書箇所 9 章 20 節 ~27 節 はじめに 前回はダニエル書 2 章から バビロンの王ネブカデネザルの見た正夢に ついて学びました その正夢は終わりの日に起こることを示されたものでした ダニエル

6ユダヤ人は 人種的 宗教的理由によって サマリヤ人を軽蔑した * ユダヤの格言 私の目が サマリヤ人を見ることがないように 7サマリヤ人も ユダヤ人を軽蔑し 敵対した * ユダヤ人がエルサレムから下ることは許したが 上ることは許さなかった 8 現代もサマリヤ人の子孫たちが存在している ( 千名以下

一 マリヤへの恵みある教会に 何かというと 恵まれた女よ おめでとう と言う人がいました 女性のための聖書のクラスで 誰かが正しい答えを言ったら 恵まれた女よ おめでとう 感謝なことの証しをしたら 恵まれた女よ おめでとう 誰かが牧師に祈ってもらっている姿を見たら 恵まれた女よ おめでとう 彼女はい

聖書 : ピリピ 3:1~3 説教題 : 神の御霊による礼拝 日時 :2017 年 2 月 26 日 ( 朝拝 ) ピリピ人への手紙第 3 章に入ります この手紙は全部で 4 章からなっていますので 今日から後半部に入ることになります パウロは 最後に 私の兄弟たち と始めます この手紙はまだ半分ま

Rev 7:1 この後 私は見た 四人の御使いが地の四隅に立って 地の四方の風を堅く押さえ 地にも海にもどんな木にも 吹きつけないようにしていた (1) この後 私は見た 1 物事の時間的流れではなく ヨハネが見た幻の順番を示している 2この幻は 神の裁きが迫っていることを示唆している 3 地の四方

としたこと それに対してイエスは 今は 止めないでほしい 正しい ことをすべて行うのは 我々にふさわしいことです ( マタイ 3 15) と 言って ヨハネから洗礼をお受けになったと伝えています しかしマルコ福音書は そういうことは何も伝えていません イエス は ユダヤの全地方から集まって来た大勢の

は歯が痛くなるとズキンズキンとして何をしていても繰り返し襲って来る痛みに悩まされますが そのように 絶えず痛みがある と言わずにいられないような痛みを感じ続けていた 一体それはどんな悲しみ 痛みだったのでしょうか それが同胞ユダヤ人の不信仰に関することでした パウロがどんなに同胞 同国人のことを思っ

2 を重んじてきた人たちがいたからでした そういう人たちに対して 自分は宗教に熱心であると思っても つまり 形 を整えることに一生懸命であっても と語りかけているのです 今の私たちに当てはめるならば 洗礼を受けたといっても とか どんなに礼拝を守っているとしても とか あるいは 奉仕を一生懸命やって

(1) 千年王国の最後に サタンが底知れぬ所から再び解き放たれる 1 その理由は 再び人類を試すためである 2 神は 人類がいかに堕落しているかを証明される (2) 千年王国にも罪は存在する 1 千年王国が始まった時点では 未信者は存在しない 2 千年王国では ほぼ理想に近いような生活環境が実現する

* ペリシテ人の古代都市ガザは 前 93 年に破壊され 前 57 年に再建された * この道路は ガザの遺跡を通過し 新ガザに至る荒野の道である 5 ピリポは その命令に従順に従った 2.27b~28 節 Act 8:27b すると そこに エチオピヤ人の女王カンダケの高官で 女王の財産全部を管理し

(2) ロマ 7:1~6 の要約 1 律法の大原則 * 律法は 人に対して権限を持つ * 律法は 死んだ人には権限を持たない 2 結婚関係の例話 * 夫が生きている間は 結婚の律法によって制約されている * それを破れば 姦淫の女と呼ばれる * 夫が死ねば 結婚の律法から解放される * 再婚しても

2017 年 7 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 ) 3 回 御使いに勝る御子 (2) 御使いに勝る御子 (2) ヘブル 2:1~9 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と

2012 年 1 月 15 日 ( 日 ) 16 日 ( 月 )53 ローマ人への手紙 14:13~15:3 キリスト者の自由 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)12 章は 基本的には教会内の行動についての勧めであ

2008 年 7 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 8 創世記 8 創世記 3 章 14 節 ~24 節 アダム契約 イントロ : 1. 前回までの復習 (1) 創世記には 11 の区分 ( トルドット ) がある (2) 第 1のトルドットには 人類の

2017 年 2 月 21 日 ( 火 ) 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 1. はじめに (1) 預言者たちの中でのエレミヤの位置づけ 1 預言書を書いた預言者 (the writing prophet) * 王国が南北に分裂して以降

2 神はイスラエルをぶどうの木 ぶどうの実にたとえられました 神に選ばれたイスラエルは 本来その実を結ばせるべき存在でした しかし 聖書は次のように語っています エレミヤ書 2:21 わたしは あなたをことごとく純良種の良いぶどうとして植えたのに どうしてあなたは わたしにとって 質の悪い雑種のぶど

牧会の祈り

牧会の祈り

Heb 11:23 信仰によって モーセは生まれてから 両親によって三か月の間隠されていました 彼らはその子の美しいのを見たからです 彼らは王の命令をも恐れませんでした (1) この節は モーセの信仰ではなく モーセの両親の信仰を記録している 1 彼らは その子の美しいのを見た * ギリシア語で ア

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  聖 書 へブル12:11,12 (第41講)

今日 復活日の聖書日課には三人のマリアが出て来ました 日曜日の朝早く イエスの墓に行った二人のマリア マグダラのマリアともうひとりのマリア さらにもうひとりのマリアがその前に登場していました 旧約聖書 出エジプト記第 15 章 20 節です アロンの姉である女預言者ミリアムが小太鼓を手に取ると 他の

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れているのは お与えになる神 神は 与える ことをご自身の特性とされる神です また 惜しげなく 神は与える際 どうしようか やっぱりやめておこうか 少し出し惜しみしようか などとは考えない この言葉は 8 節に出てくる 二心 と反対の意味の言葉です すなわち心が二つに別れていない 神は私たちに対して

2019 年 7 月 28 日 ( 日 ) 29 日 ( 月 ) 70 回 12 人の弟子たちの救い 12 人の弟子たちの救い 使徒 19:1~7 1. はじめに (1) 第三次伝道旅行が始まった 1 使 18:23~21:17( 紀元 53 年の春から 56 年の春 ) 2パウロは ひとりで出かけ

2012 年 7 月 1 日 ( 日 ) 2 日 ( 月 ) 17 回目 Ⅴ-020~021 バプテスマのヨハネの登場 バプテスマのヨハネの登場 ルカ 3:1~2 マコ 1:2~6 1. はじめに (1) 文脈の確認 1バプテスマのヨハネの誕生 2イエスの誕生 3イエスの幼少期 (2) 今日の箇所は

聖 書 へブル12:11,12 (第41講)

1 それは キリストにのみ適用される御名である (2) 旧約聖書では 御使いたちは 神の子たち と呼ばれた Job 38:7 そのとき 明けの星々が共に喜び歌い / 神の子たちはみな喜び叫んだ 1 新約聖書では 信者が 神の子たち と呼ばれる ( ヨハ 11:52) 2しかし 御子 ( ヒュイオス

2012 年 2 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )59 ローマ人への手紙総まとめ 総まとめ 1. はじめに (1) 執筆の意図 1 使徒としての使命 * 所々 かなり大胆に書いた (15:15) 2 使徒としての奉仕の原則 * 他人の土台の上に建てない (15:20) * これまで ロ

を与えられて 祈りつつ取り組んで行くように導かれる ですから私たちは自分の願い事を一方的に神に祈る祈りはやめて まず聖書を通してまず神を見上げること 御名を賛美することから始めたいのです そのような神への賛美また信仰告白から始まる祈りこそ祝福される祈りの基礎です さて第 2 の祈りは 御国が来ますよ

1イエスがバプテスマを受けたとき 天が開かれて聖霊が鳩のように下った 2ここでは 天が開かれて再臨のメシアが地に下ってこられる 3 黙 4:1 では ヨハネを招くために天が開かれた 4ここでは キリストが地に下るために天が開いた (2) 白い馬に乗った方 1ローマ軍の将軍は 白い馬に乗った 2 再臨

4 伝承によれば 彼はクレテ島のゴルティナで監督となり 94 歳で召されたと言われています では 今日は発信人であるパウロと 受信人であるテトスから学びたいと思います 発信人であるパウロはどのような教訓を与えているか また受信人であるテトスがどういう信仰を送ったか大切なポイント 1. 発信人パウロ

2009 年 1 月 25 日 ( 日 ) 26 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 30 創世記 30 創世記 19 章 1 節 ~38 節 ソドムとゴモラの滅び イントロ : 1. 前回までの復習 (1) 神はアブラムを選び 彼とその子孫を通して全人類を救おうとされた (2) それが

2016 年 10 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 7 回 フィラデルフィアの教会 フィラデルフィアにある教会 黙 3:7~13 1. はじめに (1) 黙示録の 3 区分 1 黙 1:19 は 黙示録を 3 区分している Rev 1:19 そこで あなたの見た事 今ある事 この後に起こ

B2 神はどのようなお方か 1Chro.29:10-12 Dt.10:12-13 Ps.95:1-7 B3 イエス キリストはどのようなお方か John.14:8-10 Mk.6:31-56 John.10:30-33 Heb.2: John.4:2-3 2John.7-10 B4 三位

神殿とは 神の住まいです 自分の中に神が住まわれたということが救いであり このよ うにしてイエス様とつながっているから イエス キリストを知ることができるようになる のです 神とのつながりを断ち切ることはできない わたしは彼らに永遠のいのちを与えます 彼らは決して滅びることがなく また だれ もわた

に知恵と英知と知識とあらゆる仕事において 神の霊を満たした (2~3 節 ) (1) ユダ部族のフル その子ウリ その子ベツァルエル 1フルとはモーセの手を両側から支えた 2 人のうちのひとり ( 出 17 章 ) 2フルの孫がベツァルエルである (2) 神の霊を満たした 1 知恵 (wisdom)

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聖 書 へブル12:11,12 (第41講)

牧会の祈り

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良いこと となります ともするとクリスチャンは こう考えやすいかもしれません 私は人がどう考えるかは気にしない 神がどう思われるかだけを心に留める と 確かにそこに真理はあるのですが そのあまり 人々がどう考えるかを顧慮しない傍若無人な態度を取るのが良いのではありません パウロはここで 人々がどう見

た私の霊が住んでいる大事な住居として用いるようにされており 私であるという強い自意識を持ちながら からだも心も性格もあらゆる特徴も 私らしさという特質を持った者として生かされているのです * それは 後に与えられると言われている霊のからだ 朽ちないからだと表現されている 天に属するよみがえりのからだ

に住む者に私たちの血の復讐をなさらないのですか (1) ここで場面は 地から天に移行する 1 大患難時代を通して継続している状況の描写である (2) ヨハネは キリストに対する信仰のゆえに殉教の死を遂げた人々の幻を見た 1 彼らは 祭壇の下にいた 2 旧約時代のいけにえの血が祭壇の土台に注がれたこと

2018 年 2 月 4 日 ( 日 ) 5 日 ( 月 ) 29 回 善行の勧めと信仰上の勧め 善行の勧めと信仰上の勧め ヘブル 13:1~17 1. はじめに (1) この手紙は ユダヤ教への回帰を考えていた第 2 世代のメシアニック ジューたちを励ますために書かれた 1 教理的学び 2 学んだ

マタイ 25 章 14 節 各自に任された財産 1A 神より与えられている財産 1B 創造の源 2B 信仰の量り 2A 清算の時 1B 永遠の報い 2B 報酬の時 3A 求められていること 1B 心のはかりごと 2B 自分の行程 3B 小さな事への忠実 4B 信じる事 本文 マタイによる福音書 25

このメッセージは ヨセフとキリストに起こったことは私たちにも起こることを学ぼうとする ものである Ⅰ. 第 1のステップ正直な性格 (2 節 ) 1. ヨセフは 17 歳 (1) ビルハの子ら ( ダン ナフタリ ) (2) ジルパの子ら ( ガド アシェル ) (3) ヤコブは レアの子ら ( ル

07/06/17  礼拝メッセージ  近藤修司 牧師

大阪インターナショナルチャーチ ダン・ペリー師 2015/8/9

(1) 獣の形状 (1~2 節 ) (2) 獣の復活 (3~4 節 ) (3) 獣の支配 (5~8 節 ) (4) 励ましのことば (9~10 節 ) 3. 結論 : 反キリストはキリストの真似をする 反キリストの働きについて学ぶ Ⅰ. 獣の形状 (1~2 節 ) 1.1 節 Rev 13:1 また

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よと言っておられます あなたが思っているような安定した生活を送ることはできない 心地よい生活ではない 狐や空の鳥以下の生活であると なぜイエス様ともあろう大先生の生活がこういうものなのでしょう その答えは一言で言えば 私たちのため ということです マルコの福音書 10 章 45 節 : 人の子も 仕

                 

牧会の祈り

黙示録 5 章 世界の巻き物 1A 封印を解くにふさわしい方 1-7 1B どこにもいない ふさわしい者 1-4 2B 勝利を得た小羊 5-7 2A 小羊への礼拝 B 血潮によって贖われた者たち B 無数の御使いと全被造物 本文 5 章を今晩は学びます 私たちは

ことをはたと思い出します クリスマスは キリストのミサです ミサは礼拝することですが 具体的 にはイエス キリストがご降誕されたことを記念して この方を礼拝します 1A 肉体を取られる神先ほど読んだ箇所は 紀元前 734 年から ユダにアハズという王がいた時に 預言者イザヤに与えられた数々の預言の中

1 パンの家 という意味 農業生産の豊かな地 ダビデの町とも呼ばれた 2ガリラヤのベツレヘムと区別するために ユダヤのベツレヘムと書かれている 年代 200 軒の家 クリスチャンとイスラム教徒が平和に住んでいる 4 今日 パレスチナ自治区 2 万 2 千人 クリスチャンは迫害に会っている

で宣教していると非難されないように そういう恐れがあるところでは一切 献金を受 けませんでしたが ピリピ教会との間にその心配はなかったのです このことから見て も いかにパウロと良好な関係にあった教会だったかが分かります さてパウロはこの手紙の執筆時 どこにいたのでしょう この手紙から分かることは

ヨハネの福音書講解 ヨハネの福音 ヨハネの福音書 21:15~25 1. 愛する 新改訳改訂第 3 版 ヨハネ 21:15 彼らが食事を済ませたとき イエスはシモン ペテロに言われた ヨハネの子シモン あなたは この人たち以上に わたしを愛しますか ペテロはイエスに言った はい 主よ 私があなたを愛

神学総合演習・聖霊降臨後最終主日                  2005/11/16

4きょう取り上げる 3~5のパターンは ユダヤ的に解釈する必要がある 5イエス時代のユダヤ教のラビたちの旧約聖書引用法 * 直接引用とその成就 * その箇所の解釈ではなく 適用である * きょうの3~5 のパターンは すべて適用である 6マタイは 5 つの引用によってイエスのメシア性を証明しようとし

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説教第 2アドベント礼拝北浜チャーチ黒田禎一郎 2017 年 12 月 10 日 ( 日 ) 主題 : 楽しみと喜びがついてくる - 荒野と砂漠に花が咲くーテキスト : イザヤ35 章 3-10 節 1 はじめに GPS という大変便利な器具が もはや一般的となりました GPSの多くは カーナビ 携帯ナビ として知られ カーナビ は全く初めて行く地には 大変便利なものです 出発前に目的地をセットすれば 自動的に音声と地図で導いてくれます 最近は 多言語で説明がある GPS も出ていて じつに便利なものです しかし カーナビ は必ずしも 100% 正確とは言えませんね 道路事情の変化などによって 交通規則と道路状況が変化するので それに合わせて随時ソフトを更新することが必要です 私はある時 カーナビ を信頼して進んで行ったら 一方通行の道路に出てしまったことがありました もしその直進していれば 対向車に向い正面衝突を起こす危険がありました しかし 神はそのような GPS のようなお方ではありません 神は完全なお方で間違いなく 目的地へ先導くださるお方です 私たちの人生で 人生の先を確実に示し導いてくれるお方は 間違いのない完全なお方 すなわち神です そればかりではありません 神は目的地 ( 天の御国 ) へ安全に導くお方です その神が ご自身がどんなお方であるかを現すため 一つの国を選ばれました その国こそイスラエルです 神はご自身のご計画を その民を通して現されました それが神の マスター プラン です しかも 神はこの国と民をこよなく愛しておられます 今日のテキストであるイザヤ35 章では 神がイスラエルにご自身のお心 ( 意志 ) を表しておられます それは紀元前 (BC)8 世紀ごろ 預言者イザヤを通し イスラエルの将来に何が起こるか預言されました ご存知のように 彼らは神に愛された選民です しかし 神への不従順のため イスラエルは敵国によって滅ぼされ バビロン捕囚の身となると 預言されました しかし 捕らわれ人 となっても イスラエルには 希望の光 があることを預言されました イザヤ書 35 章は大別して 3 点大切なポイントがあります 1イスラエルの民の救い 2エルサレムの回復 3 新しい天地の到来 35:1 荒野と砂漠は楽しみ 荒地は喜び サフランのように花を咲かせる 35:2 盛んに花を咲かせ 喜び喜んで歌う レバノンの栄光と カルメルやシャロンの威光をこれに賜わるので 彼らは主の栄光 私たちの神の威光を見る 聖書は荒野と砂漠に サフランのように花を咲かせる と語っています 信じられないことです! サフランは紀元前からヨーロッパで 香料 染料として利

2 用されました 古代ギリシアではサフランの黄色が珍重され 王族だけが使うことを許され ロイヤルカラーとされた時代もありました { 日本へは江戸時代に薬として伝わった と言われる } サフラン は めしべを乾燥させて 香辛料や生薬として用います 独特の香りを持ち 水に溶かすと鮮やかな黄色を呈します 乾燥させる際は 風通しのよい室内で陰干しにします 収率が低いため貴重で 1gあたり500~1,000 円程度と高価である これが サフラン で 神は荒野と砂漠に サフランのように花を咲かせる と預言されました これこそ喜びではありませんか! 楽しみではありませんか! 荒野と砂漠に花が咲く イスラエルの国の回復預言イスラエルの地理的状況を考えてください 北部のレバノン 中部のカルメル 地中海側のシャロンの土地は 農作物が実る豊かな肥沃な土地です 皆さん 荒野と砂漠が変貌して レバノン カルメル シャロンの美しさと豊かさを持つようになるという しかも神は イスラエルはそれを見ると預言されました この預言は19 48 年の建国以来 部分的に成就しています それ以前のパレスチナは 荒廃した砂漠 ( 年間雨量 50ミリ ) 荒野( 不毛の地 ) でした しかし 世界に離散していたユダヤ人たちが パレスチナ南部のネゲブの荒野 (Negev desert) に戻って来ました そこにはキブツ ( イスラエルの集団農場 ) ができ 人々は砂漠の地に水を引き 作物を植え開墾しました 現在 ネゲブの荒野は ネゲブ平野 と呼ばれ 緑と花に包まれています そして 人々が定住し生活し 街ができ上がっているのです イスラエルの初代首相であったベングリン (Bengrion) 氏は イスラエルの将来は 荒野をどれだけ開拓 ( 緑化 ) できるかにかかっている と語りました 本当に信仰が求められたと思います 今 振り返ればネゲブ砂漠に 荒野と砂漠に花が咲く が実現しています ですから 聖書は 喜びなさい! と預言しました それは神の栄光を見るからです * 今日のテキスト イザヤ書 35で大切な3 点を学びます 大切なポイント 1. 神は励ましを与える イザヤは神の霊を受け励ましのメッセージを与えました 35:3 弱った手を強め よろめくひざをしっかりさせよ 35:4 心騒ぐ者たちに言え 強くあれ 恐れるな 見よ あなたがたの神を 復讐が 神の報いが来る 神は来て あなたがたを救われる 神は現実のイスラエルに呼びかけました この御言葉は 離散したユダヤ人たち 国を失った民に与えられた神の言葉でした 彼らは絶望感 無力感 迫害 差別 落胆と多くのことを味わいました しかし 神は来て あなたがたを救われる と預言され

3 ました すなわち イスラエルは国際社会において 失望を経験しますが 神の励ましがあると言われました 強くあれ 恐れるな は イスラエルが出エジプトして以来 神とイスラエルの関係でよく出てくる言葉です 神は常に 強くあれ 恐れるな とイスラエルを励まされた しかし この神のみ言葉は あらゆる時代に生きる人々に励ましを与えてくれるものです ヘブル人への手紙の著者は 信仰のゆえに迫害を受けていたクリスチャンたちにこう語りました 12:12 ですから 弱った手と衰えたひざとを まっすぐにしなさい 12:13 また あなたがたの足のためには まっすぐな道を作りなさい 足なえの人も関節をはずすことのないため いやむしろ いやされるためです * 神の励ましの言葉を受け留めるには 信仰が必要 預言の言葉を受け留めるには 信仰が必要 2. 神は回復の約束を与える 神はイスラエルの民に 天来の祝福を約束されました しかも誰もが分かるように 物理的な変化を現すと言われました 35:5 そのとき 盲人の目は開かれ 耳しいた者の耳はあけられる 35:6 そのとき 足なえは鹿のようにとびはね 口の利けなかった人が喜び歌う 荒野に水がわき出し 荒地に川が流れるからだ 35:7 焼けた地は沢となり潤いのない地は水のわく所となり ジャッカルの伏したねぐらは 葦やパピルスの茂みとなる イザヤ書 29 章は次のように語っています 29:17 もうしばらくすれば 確かに レバノンは果樹園に変わり 果樹園は森とみなされるようになる 29:18 その日 耳しいた者が書物のことばを聞き 盲人の目が暗黒とやみの中から物を見る 29:19 へりくだる者は主によっていよいよ喜び 貧しい人はイスラエルの聖なる方によって楽しむ これらのみ言葉は みな物理的回復が備えられ 荒れた地が再び祝福を受けるという預言です 約 2 千年前 イエスが来られた時 喜びがもたらされました それは ( イエスの初臨は ) やがてイスラエルに来る喜びの前味でした 喜びの日には 足が不自由な者が鹿のように飛び跳ねる と言います ジャッカルの伏したねぐらが 葦やパピルスの茂みとなる と言います ジャッカルという動物は 体長 65 106cm 尾 20 41cmほどで オオカミに似ているが耳は大きく 体は薄い金色 黄褐色で 背と尾には黒色の毛が多い 平原や林に1 6 頭で棲み 夜出て猛獣の食べ残しをあさるほか ネズミやウサギなどを襲う 穴を掘るのが上手く 4 9 匹の子を生む そのジャッカルの住み家が 葦やパピルスの茂みとなるのです

4 そこには水が湧きだし 川が流れる 水は荒れ地で大変貴重なものです イザヤ書 4 1 章 ; 41:18 わたしは 裸の丘に川を開き 平地に泉をわかせる 荒野を水のある沢とし 砂漠の地を水の源とする イスラエルは必ず回復する これが聖書の約束 * 神が介入されると 荒野も砂漠も神の栄光に包まれます 回復があり そこに希望 があるのです 3. 神は祝福を与えられる このように 神を信じる者には 更に尊い祝福が約束されています 35:8 そこに大路があり その道は聖なる道と呼ばれる 汚れた者はそこを通れない これは 贖われた者たちのもの 旅人も愚か者も これに迷い込むことはない 35:10 主に贖われた者たちは帰って来る 彼らは喜び歌いながらシオンにはいり その頭にはとこしえの喜びをいただく 楽しみと喜びがついて来 嘆きと悲しみとは逃げ去る 神の栄光が明らかにされると 世界は変貌する時です そこには霊的な秩序が確立します 3つのキーワード:1 聖なる道 2 贖われた者 3 喜び歌いながら 1)< 聖なる道 > < 聖 >は神の本性のひとつ 清く 正しく 一点のシミや汚れもない真っ白な状態のことです しかも 他と比べられないほどの白い状態 天のシオン ( エルサレム ) へ通じる道は 聖なる道 である 全地からシオンへ上る< 聖なる道 >があり その道はただ神によって< 購われた者 >だけが歩く道です 神は購われた者たちのために 聖なる道 を備えておられます 2)< 購われた者 > 原意は 金を払って買い戻すこと です 土地の場合レビ記 25:25 もし あなたの兄弟が貧しくなり その所有地を売ったなら 買い戻しの権利のある親類が来て 兄弟の売ったものを買い戻さなければならない ルツ記 4:4 もし あなたがそれを買い戻すつもりなら それを買い戻してください しかし もしそれを買い戻さないのなら 私にそう言って知らせてください あなたをさしおいて それを買い戻す人はいないのです すると彼は言った 私が買い戻しましょう 奴隷の場合レビ記

5 25:48 彼が身を売ったあとでも 彼には買い戻される権利がある 彼の兄弟のひとりが彼を買い戻すことができる 25:49 あるいは 彼のおじとか おじの息子が買い戻すことができる あるいは 彼の一族の近親者のひとりが買い戻すことができる あるいはもし 彼の暮らし向きが良くなれば 自分で自分自身を買い戻すことができる 金で買い戻すことができない場合 血で 復讐する 申命記 19:12 彼の町の長老たちは 人をやって彼をそこから引き出し 血の復讐をする者の手に渡さなければならない 彼は死ななければならない このように< 購われた者 >とは 買い戻された者です 出エジプト 6:6 それゆえ イスラエル人に言え わたしは主である わたしはあなたがたをエジプトの苦役の下から連れ出し 労役から救い出す 伸ばした腕と大いなるさばきとによってあなたがたを贖う 神ご自身が 失われた生命を血で買い戻された イエス キリストの< 購いのみわざ>は ここにあります この< 購われた者 >に 天の御国に入る 聖なる道 が備えられているのです しかし < 購われた者 >にもうひとつの意味があります イザヤ35:10 主に贖われた者たちは帰って来る 彼らは喜び歌いながらシオンにはいり その頭にはとこしえの喜びをいただく 楽しみと喜びがついて来 嘆きと悲しみとは逃げ去る ここで用いられた< 購われた者 >は 解き放つ という別の言葉です 申命記 7:8 しかし 主があなたがたを愛されたから また あなたがたの先祖たちに誓われた誓いを守られたから 主は 力強い御手をもってあなたがたを連れ出し 奴隷の家から エジプトの王パロの手からあなたを贖い出された イザヤは 購い をこのようにいろいろな角度から表現しました 神は 失われた者の生命を 1 血によって買い戻し 2 敵の手から解放されるお方です 預言者イザヤは 35 章において美しく歌い上げました その讃美の歌声は 天にまで届きます しかし もっと幸いなことは 購い という事実の深さです 神は一人子イエスを この地に送られました それは < 購いのわざ>を完了するためヨハネ黙示録 21:27 しかし すべて汚れた者や 憎むべきことと偽りとを行なう者は 決して都にはいれない 小羊のいのちの書に名が書いてある者だけが はいることができる 3)< 喜び歌いながら >

6 イザヤは次のように預言した 7:14 それゆえ 主みずから あなたがたに一つのしるしを与えられる 見よ 処女がみごもっている そして男の子を産み その名を インマヌエル と名づける インマヌエル ( 神は私たちとともにおられる ) クリスマスの預言です この預言の言葉の約 800 年後 イエス キリストは誕生しました 正しく現実のこととなりました インマヌエルが実現したのです 小羊イエスの血によって罪が洗われた者は 神の前に< 購われた者 >で < 聖なる道 >を歩む者です その者は < 喜び歌いながら> 歩むものです ハレルヤ! { 例話 } 帰還ユダヤ人たちの姿 1948 年 イスラエルは聖書預言どおり建国した デイアスポラ ユダヤ人たちが順に 父祖の国イスラエルへ帰還し始めた そして 1989 年 11 月 9 日 ベルリンの壁 が崩壊しました それから 歴史は大きく動き 現在に至るまで続いています ソ連 東欧からだけでも百万人以上のユダヤ人が イスラエルへ帰還しました 私は帰還ユダヤ人たちが テルアビブ空港で 又ハイファの港で 地にひざまずき口づけしている姿を見た 感激! この姿は 神を信じる私たちもやがて天のエルサレム( シオン ) に戻る日が来ることを示しています 私たちも 新しい天と新しい地に入るその日 喜びに包まれます ですから 弱った手を強め よろめく膝をしっかりするよう 主に求めましょう クリスマスは すぐそこにやって来ています 全人類の救い主イエス キリストの誕生を 私たちは喜びと感謝をもって迎えようではありませんか ま と め 主 題 : 楽しみと喜びがついている - 荒野と砂漠に花が咲くー 神はイスラエルが不従順な民であるにも関わらず イザヤを通しメッセージを与えて くださいました それは 神の祝福 です イザヤ書 35 章は 神の祝福の約束です 今日 私たちは第二アドベント聖日を迎えました イエス キリストの誕生は 楽 しみと喜び をもたらします 神を信頼する者には すばらしいメッセージが贈られ ました 1. 神は励ましを与える 2. 神は回復の約束を与える 3. 神は祝福を与える *God bless you!