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表 1 丸ボイラの及びの水質 (JIS B82232006) 伝熱面蒸発率 (kg/m 2 h) 補の種類 1 1 以下 1 を超え 2 以下 30を超え60 以下 60を超えるもの 軟化水 原水 ph(25 における ) 5.8~9.0 3 5.8~9.0 3 5.8~9.0 3 5.8~9.0 3 硬度 (mgcaco 3 /L) 60 以下 1 以下 1 以下 1 以下 油脂類 (mg/l) 溶存酸素 (mgo/l) 処理方式 アルカリ処理 ph(25 における ) 11.0~11.8 11.0~11.8 11.0~11.8 11.0~11.8 酸消費量 (ph 4.8)(mgCaCO 3 /L) 100~800 100~800 100~800 600 以下 酸消費量 (ph 8.3)(mgCaCO 3 /L) 80~600 80~600 80~600 500 以下 全蒸発残留物 (mg/l) 4000 以下 3000 以下 2500 以下 2300 以下 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 600 以下 450 以下 400 以下 350 以下 塩化物イオン (mgcl /L) 600 以下 500 以下 400 以下 350 以下 りん酸イオン (mgpo 3 4 /L) 20~40 20~40 20~40 20~40 亜硫酸イオン (mgso 3 2 /L) 7 ヒドラジン (mgn 2 H 4 /L) 0.1~1.0 0.1~1.0 0.1~1.0 0.1~1.0 1 鋳鉄製ボイラで 生蒸気を使用し常時補を使用する場合に適用する 水道水 工業用水 地下水 河川水 湖沼水などをいう また 軟化水は原水を軟化装置 ( 陽イオン交換樹脂を充てんした ) で処理した水または原水を逆浸透装置で処理した水 3 系統の腐食を出来るだけ抑制するためには ph7 以上に高めて管理することが望ましい ヘキサン抽出物質 (JIS B8224 参照 ) をいう 低く保つことが望ましい りん酸塩を添加する場合に適用する 7 亜硫酸塩を脱酸素剤として添加する場合に適用する 亜硫酸イオンの上限は規定しないが の電気伝導率が 規定値の上限を超えない範囲とする 脱気器を使用する場合には 10~20mgSO 3 2 /L に調節することが望ましい ヒドラジンを脱酸素剤としてに添加する場合に適用する ただし 脱気器を使用する場合には 0.1~0.5mgN 2 H 4 /L に 調節することが望ましい 備考 1 丸ボイラの補にを用いる場合には 表 3の 1MPaを超え2MPa 以下 の圧力の補にを用いる場合の水質を適用する 2 舶用に用いる場合には 表 3の 1MPaを超え2MPa 以下 の圧力の補にを用いる場合の水質を適用する ただし 海水の漏れを考慮してりん酸イオンの濃度を高めに調節することが望ましい 3 脱酸素剤としてのヒドラジン及び亜流酸塩は 一般にいずれか一方を添加する 4を試験する試料はが最も濃縮されている箇所から採取する 52MPa を超える圧力で使用する炉筒煙管ボイラの場合は の水質は表 3 の同一圧力に示す水管ボイラの水質を適用する

表 2 特殊循環ボイラの及びの水質 (JIS B82232006) ボイラの種類 1 以下 1 を超え 3 以下 1 以下 1 を超え 3 以下 補の種類 ph(25 における ) 11.0~11.8 10.5~11.0 5.8~9.0 5.8~9.0 硬度 (mgcaco 3 /L) 1 以下 1 以下 1 以下 1 以下 油脂類 (mg/l) 溶存酸素 (mgo/l) 3 0. 鉄 (mgfe/l) 全蒸発残留物 (mg/l) 3000 以下 2500 以下 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 450 以下 400 以下 酸消費量 (ph 4.8)(mgCaCO 3 /L) 300~800 600 以下 酸消費量 (ph 8.3)(mgCaCO 3 /L) 200~600 500 以下 ヒドラジン (mgn 2 H 4 /L) 0.05 以上 0.05 以上 塩化物イオン (mgcl /L) 600 以下 400 以下 りん酸イオン (mgpo 3 4 /L) 20~60 20~60 処理方式 単管式 1 軟化水 ph(25 における ) 11.0~11.8 11.0~11.8 酸消費量 (ph 4.8)(mgCaCO 3 /L) 100~800 600 以下 酸消費量 (ph 8.3)(mgCaCO 3 /L) 80~600 500 以下 全蒸発残留物 (mg/l) 2500 以下 2000 以下 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 400 以下 300 以下 塩化物イオン (mgcl /L) 400 以下 300 以下 りん酸イオン (mgpo 3 4 /L) 20~40 20~40 亜硫酸イオン (mgso 2 3 /L) 10~20 ヒドラジン (mgn 2 H 4 /L) 7 0.1~1.0 0.1~0.5 多管式 1 軟化水 アルカリ処理 1 原水を軟化装置 ( 陽イオン交換樹脂を充てんした ) で処理した水または原水を逆浸透装置で処理した水 系統の腐食を出来るだけ抑制するためには ph7 以上に高めて管理することが望ましい 3 ヘキサン抽出物質 (JIS B8224 参照 ) をいう 低く保つことが望ましい りん酸塩を添加する場合に適用する 亜硫酸塩を脱酸素剤として添加する場合に適用する 亜硫酸イオンの上限は規定しないが の電気伝導率が 規定値の上限を超えない範囲とする 脱気器を使用する場合には10~20mgSO32/Lに調節することが望ましい 7 ヒドラジンを脱酸素剤としてに添加する場合に適用する ただし 脱気器を使用する場合には 0.1~0.5mgN 2 H 4 /Lに 調節することが望ましい 戻り水が加わる前のに適用する ヒドラジンの濃度は phがその上限を超えない値とするとともに 脱気器出口の溶存酸素の濃度に応じて低減することも 可能である

備考 1 特殊循環ボイラの補にを用いる場合には 表 3 の同一圧力の補にを 用いる場合の水質を適用する ただし 1MPa 以下の場合には 表 3の 1MPaを超え2MPa 以下 の圧力の補にを用いる場合の水質を適用する 2 舶用に用いる場合には 表 3の同一圧力の補にを用いる場合の水質を適用する ただし 海水の漏れを考慮してりん酸イオンの濃度を高めに調節する また 1MPa 以下の場合には 表 3の 1MPaを超え2MPa 以下 の圧力の補にを用いる場合の水質を適用する ただし 海水の漏れを考慮してりん酸イオンの濃度を高めに調節する 3 単管式ボイラのの水質は 補又は補と復水との混合水に戻り水が加わったものに薬品を添加した ものに適用する 4 多管式ボイラのの水質は 戻り水が加わる前のに適用する の試料採取位置は 現在市販 されているボイラの構造では 汽水分離器下部及び本体下部管寄せの2か所が考えられる 前者からの試料は 若干濃縮されることが考えられるので 水質の値を少し高めに調節する また 後者の場合は 運転中水質の不均一が生じることがあるので 試料採取位置及び試料採取時期はできるだけ平均化した試料が採取できるように留意する 5 脱酸素剤としてのヒドラジン及び亜流酸塩は 一般にいずれか一方を添加する

表 3 水管ボイラ ( 循環ボイラ ) の及びの水質 (JIS B82232006) 伝熱面蒸発率 (kg/m 2 h) 50 以下 50を超えるもの 補の種類 1 軟化水 ph(25 における ) 5.8~9.0 5.8~9.0 5.8~9.0 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 硬度 (mgcaco 3 /L) 1 以下 1 以下 1 以下 3 油脂類 (mg/l) 溶存酸素 (μ go/l) 500 以下 500 以下 100 以下 300 以下 300 以下 100 以下 100 以下 100 以下 銅 (μ gcu/l) 50 以下 ヒドラジン (μ gn 2 H 4 /L) 200 以上 60 以上 処理方式 アルカリ処理 りん酸塩処理 アルカリ処理 りん酸塩処理 アルカリ処理 りん酸塩処理 ph(25 における ) 11.0~11.8 11.0~11.8 11.0~11.8 10.5~11.5 9.8~10.8 10.0~11.0 9.4~10.5 9.6~10.8 9.4~10.5 酸消費量 (ph 4.8)(mgCaCO 3 /L) 100~800 100~800 600 以下 250 以下 1 150 以下 100 以下 酸消費量 (ph 8.3)(mgCaCO 3 /L) 80~600 80~600 500 以下 200 以下 100 以下 1 80 以下 全蒸発残留物 (mg/l) 3000 以下 2500 以下 2000 以下 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 450 以下 400 以下 300 以下 150 以下 1 100 以下 80 以下 80 以下 60 以下 塩化物イオン (mgcl /L) 500 以下 400 以下 300 以下 150 以下 150 以下 100 以下 100 以下 80 以下 80 以下 りん酸イオン (mgpo 3 4 /L) 20~40 20~40 20~40 10~30 10~30 5~15 5~15 5~15 5~15 亜硫酸イオン (mgso 3 2 /L) 1 以下 1 を超え 2 以下 2 を超え 3 以下 10~20 10~20 10~20 5~10 5~10 5~10 5~10 ヒドラジン (mgn 2 H 4 /L) 7 0.1~1.0 0.1~1.0 0.1~0.5 0.1~0.5 0.1~0.5 シリカ (mgsio 2 /L) 50 以下 50 以下 50 以下 50 以下 8.5~9.7 10 3 を超え 8.5~9.7 10 8.5~9.7 10 表 3 水管ボイラ ( 循環ボイラ ) の及びの水質 (JIS B82232006) 続き 伝熱面蒸発率 (kg/m 2 h) 補の種類処理方式 5を超え7. 7.5を超え10 以下 10を超え1 酸素処理 15を超え 酸化処理 ph(25 における ) 8.5~9.7 10 8.5~9.7 10 8.5~9.7 10 8.0~9.3 8.5~9.7 10 8.0~9.3 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 0.0 12 0.02 以下 0.0 12 0.02 以下 硬度 (mgcaco 3 /L) 3 油脂類 (mg/l) 溶存酸素 (μ go/l) 20~200 20~200 50 以下 14 14 16 15 16 銅 (μ gcu/l) 10 以下 10 以下 ヒドラジン (μ gn 2 H 4 /L) 処理方式アルカリ処理りん酸塩処理揮発性物質処理りん酸塩処理揮発性物質処理りん酸塩処理揮発性物質処理 17 りん酸塩処理揮発性物質処理 17 ph(25 における ) 9.6~10.5 9.2~10.2 8.5~9.7 9.0~10.0 8.5~9.7 8.5~9.8 8.5~9.7 8.0~9.3 17 8.5~9.8 8.5~9.7 8.0~9.3 17 酸消費量 (ph 4.8)(mgCaCO 3 /L) 酸消費量 (ph 8.3)(mgCaCO 3 /L) 全蒸発残留物 (mg/l) 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 50 以下 40 以下 6 以下 1 6 以下 6 以下 2 以下 塩化物イオン (mgcl /L) 50 以下 50 以下 2 以下 10 以下 2 以下 2 以下 1 以下 0.0 りん酸イオン (mgpo 3 4 /L) 3~10 3~10 19 2~6 19 0.1~3 19 0.1~3 18 6 以下 2 以下 2 以下 1 以下 18 0.0 19 亜硫酸イオン (mgso 3 2 /L) ヒドラジン (mgn 2 H 4 /L) 7 シリカ (mgsio 2 /L) 2 以下 2 以下 0.2 以下 0.2 以下 0.2 以下

1 原水を軟化装置 ( 陽イオン交換樹脂を充てんした ) で処理した水または原水を逆浸透装置で処理した水 系統の腐食を出来るだけ抑制するためには ph7 以上に高めて管理することが望ましい 3 ヘキサン抽出物質 (JIS B8224 参照 ) をいう 低く保つことが望ましい りん酸塩を添加する場合に適用する 亜硫酸塩を脱酸素剤として添加する場合に適用する 亜硫酸イオンの上限は規定しないが の電気伝導率が規定値の上限を超えない範囲とする 脱気器を使用する場合には10~20mgSO32/Lに調節することが望ましい 7 ヒドラジンを脱酸素剤としてに添加する場合に適用する ただし 脱気器を使用する場合には 0.1~0.5mgN2H4/Lに調節することが望ましい ヒドラジンの濃度は phがその上限を超えない値とするとともに 脱気器出口の溶存酸素の濃度に応じて低減することも可能である 強酸性陽イオン交換樹脂と強塩基性陰イオン交換樹脂とを用いたイオン交換装置で精製した水 また 蒸化器で精製した水 ( 凝縮水 ) も含める 10 加熱器の管材が 低圧加熱器及び高圧加熱器とも銅合金製の場合には ph8.5~9.0に 低圧加熱器が銅合金で高圧加熱器が 鋼管製の場合にはpH9.0~9.4に 両加熱器とも鋼管製の場合にはpH9.3~9.7に調整することが望ましい 試料を水素イオン形の強酸性陽イオン交換樹脂を充てんしたカラムに通して測定する 12 0.01mS/m 以下が望ましい JIS B8224のカルシウム及びマグネシウムの試験方法のうち 適用した試験方法の定量下限値から硬度を算出したとき その値より低い値 14 20μ mgfe/l 以下に保つことが望ましい 15 10μ gfe/l 以下に保つことが望ましい 16 2μ gfe/l 以下に保つことが望ましい 17 の溶存酸素の濃度は低い濃度になる phを調節する場合には 揮発性物質 ( アンモニア又は揮発性のアミン ) を用いる 18 JIS K0556の5.( 塩化物イオン ) 及び5. の注 6によって試験する 19 復水器からの海水の漏れなどによってカルシウム マグネシウム及びpHを低下させる成分が混入した場合には カルシウム マグネシウム及び phを低下させる成分の混入量に対応する応急処置に必要なりん酸塩又は水酸化ナトリウムを添加する 中のシリカの濃度と蒸気中のシリカの濃度との関係から蒸気中のシリカの濃度が0.02mgSiO 2 /L(20μ gsio 2 /L) 以下になるように ボイラ中のシリカの濃度を低く保つ 備考 1 脱酸素剤としてのヒドラジン及び亜流酸塩は 一般にいずれか一方を添加する 2 舶用に用いる場合には 表 3 の同一圧力の補にを用いる場合の水質を適用する ただし 海水の漏れを考慮してりん酸イオンの濃度を高めに調節することが望ましい また 1MPa 以下の場合には 表 3 の 1MPa を超え 2MPa 以下 ので補にを用いる場合の水質を適用する ただし 海水の漏れを考慮してりん酸イオンの濃度を高めに調節することが望ましい

表 4 排熱回収ボイラの及びの水質 (JIS B82232006) 補の種類 処理方式 ph(25 における ) 8.5~9.7 8.5 以上 8.5~9.7 8.5 以上 8.5~9.7 8.5 以上 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 硬度 (mgcaco 3 /L) 0.0検出せず 7 0.0検出せず 7 油脂類 (mg/l) 1 溶存酸素 (μ go/l) 銅 (μ gcu/l) ヒドラジン (μ gn 2 H 4 /L) 12 処理方式 りん酸塩処理 揮発性物質処理 りん酸塩処理 揮発性物質処理 りん酸塩処理 揮発性物質処理 ph(25 における ) 9.8~10.7 8.5~9.7 9.0~10.0 8.5~9.7 8.5~9.8 8.5~9.7 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 40 以下 6 以下 10 以下 10を超え1 15を超え 検出せず 7 1 2 以下 6 以下 2 以下 塩化物イオン (mgcl /L) 10 以下 2 以下 2 以下 1 以下 2 以下 1 以下 りん酸イオン (mgpo 3 4 /L) 3 14 15 0.1~3.0 シリカ (mgsio 2 /L) 10 2 以下 0.2 以下 10 以下 1 ヘキサン抽出物質 (JIS B8224 参照 ) をいう 低く保つことが望ましい 3 りん酸塩を添加する場合に適用する ヒドラジンの濃度は phがその上限を超えない値とするとともに 脱気器出口の溶存酸素の濃度に応じて低減することも可能である 強酸性陽イオン交換樹脂と強塩基性陰イオン交換樹脂とを用いたイオン交換装置で精製した水 また 蒸化器で精製した水 ( 凝縮水 ) も含める 試料を水素イオン形の強酸性陽イオン交換樹脂を充てんしたカラムに通して測定する 7 JIS B8224のカルシウム及びマグネシウムの試験方法のうち 適用した試験方法の定量下限値から硬度を算出したとき その値より低い値 20μ mgfe/l 以下に保つことが望ましい 10μ gfe/l 以下に保つことが望ましい 10 中のシリカの濃度と蒸気中のシリカの濃度との関係から蒸気中のシリカの濃度が0.02mgSiO 2 /L(20μ gsio 2 /L) 以下になるように ボイラ中のシリカの濃度を低く保つ 復水器の管材が 銅合金製の場合には ph8.5~9.4に 鋼管やチタン製の場合にはpH9.4~9.7に調整することが望ましい また に揮発性物質処理を適用する場合 のpHは のpHを保持できる値に調整する 12 低圧ドラムから中圧及び / または高圧ドラムへするボイラ様式では 低圧ドラムにはリン酸塩処理を適用せず 揮発性物質処理とする 低圧のpHは 中圧及び高圧のpHを保持できる値に調整する 14 のpHが9.8~10.7を維持できるように調整する 15 のpHが9.0~10.0を維持できるように調整する

表 5 貫流ボイラのの水質 (JIS B82232006) 処理方法揮発性物質処理酸素処理揮発性物質処理酸素処理揮発性物質処理酸素処理揮発性物質処理酸素処理 ph(25 における ) 8.5~9.7 6.5~9.3 8.5~9.7 6.5~9.3 8.5~9.7 6.5~9.3 8.5~9.7 6.5~9.3 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 3 0.03 以下 0.02 以下 0.03 以下 0.02 以下 0.03 以下 0.02 以下 0.02 0.02 以下 溶存酸素 (μ go/l) 20~200 10 20~200 10 20~200 10 20~200 10 10 以下 7 10 以下 7 銅 (μ gcu/l) 10 以下 10 以下 10 以下 3 以下 2 以下 2 以下 ヒドラジン (μ gn 2 H 4 /L) 1 シリカ (mgsio 2 /L) 12 40 以下 7.5 を超え 10 以下 10 を超え 1 12 15 を超え 20 を超えるもの 1 ヒドラジンの濃度は phがその上限を超えない値とするとともに 脱気器出口の溶存酸素の濃度に応じて低減することも可能である 加熱器の管材が 低圧加熱器及び高圧加熱器とも銅合金製の場合には ph8.5~9.0に 低圧加熱器が銅合金で高圧加熱器が 鋼管製の場合にはpH9.0~9.4に 両加熱器とも鋼管製の場合にはpH9.3~9.7に調整することが望ましい 3 試料を水素イオン形の強酸性陽イオン交換樹脂を充てんしたカラムに通して測定する 0.01mS/m 以下が望ましい 20μ mgfe/l 以下に保つことが望ましい 10μ gfe/l 以下に保つことが望ましい 7 2μ gfe/l 以下に保つことが望ましい phの調節には 揮発性物質 ( アンモニア又は揮発性のアミン ) を添加する 系統に銅合金を使用している場合には ph8.0~8.5に調節することが望ましい 10 この範囲での鉄及び銅などの濃度を最小とするのに適した値とする 3μ gcu/l 以下に保つことが望ましい 12 セパレータのあるボイラに適用する セパレータのないボイラに適用する 表 6 ボイラから発生する蒸気の質 (JIS B82232006) 項目 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 1 シリカ (μ gsio 2 /L) 標準値 0.03 以下 1 試料を水素イオン形の強酸性陽イオン交換樹脂を充てんしたカラムに通して測定する 通常運転時 ( 起動時は除く ) のもので をとするボイラでタービンに送気する場合に適用する

表 7 貫流ボイラ ( 揮発性物質処理を適用する場合 ) の起動時の水質 (JIS B82232006) エコノマイザ入口 火炉水壁出口 工程 1 ph(25 における ) 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 3 溶存酸素 (μ go/l) 銅 (μ gcu/l) ヒドラジン (μ gn 2 H 4 /L) シリカ (mgsio 2 /L) 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 3 点火前循環 ( ボイラコールドクリンアップ ) 15 を超え 20 を超えるもの 15 を超え 20 を超えるもの 15 を超え 20 を超えるもの 8.5~9.7 8.5~9.7 8.5~9.7 8.5~9.7 8.5~9.7 8.5~9.7 0.1 以下 0.1 以下 0.1 以下 0.1 以下 0.1 以下 0.1 以下 40 以下 10 以下 10 以下 200 以下 100 以下 100 以下 50 以下 10 以下 20 以上 20 以上 20 以上 20 以上 0.1 以下 0.1 以下 0.1 以下 0.1 以下 300 以下 300 以下 200 以下 昇温 昇圧循環 ( ボイラホットクリンアップ ) 7 100 以下 負荷運転 表 8 貫流ボイラ ( 酸素処理を適用する場合 ) の起動時の水質 (JIS B82232006) 工程 10 ph(25 における ) 銅 (μ gcu/l) シリカ (mgsio 2 /L) 電気伝導率 (ms/m)(25 における ) 3 溶存酸素 (μ go/l) 点火 加熱循環昇温 昇圧循環負荷運転 15を超え 20を超えるもの 15を超え 20を超えるもの 15を超え 20を超えるもの 6.5~9.3 6.5~9.3 6.5~9.3 6.5~9.3 6.5~9.3 6.5~9.3 0.0 0.0 0.03 以下 0.03 以下 0.02 以下 0.02 以下 20~500 20~500 20~500 20~500 20~200 20~200 100 以下 100 以下 100 以下 50 以下 10 以下 10 以下 10 以下 1 加熱器の管材が 低圧加熱器及び高圧加熱器とも銅合金製の場合には ph8.5~9.0に 低圧加熱器が銅合金で高圧加熱器が 鋼管製の場合にはpH9.0~9.4に 両加熱器とも鋼管製の場合にはpH9.3~9.7に調整することが望ましい phの調節には 揮発性物質 ( アンモニア又は揮発性のアミン ) を添加する 3 試料を水素イオン形の強酸性陽イオン交換樹脂を充てんしたカラムに通して測定する ボイラの形式によっては目標とする 長期間停止後の起動時は 系内の保護皮膜形成を促進するためにヒドラジンの濃度を高めに調節することが望ましい 鉄の濃度は100μ gfe/l 以下を目標とする 7 鉄の濃度は50μ gfe/l 以下を目標とする 50% 負荷時の水質である 系統に銅合金を使用している場合には ph8.0~8.5に調節することが望ましい 10 10MPaを超え15MPa 以下の水質は 15MPaを超え20MPa 以下の水質を準用する