HULFT8 簡単バージョンアップセミナー ~ 本編 ~ All Rights Reserved SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. セゾン情報システムズ HULFT 事業部
バージョンアップするといいことがある理由 1 バージョンアップのメリットはなに? バージョンアップする時に考えられる課題 2 バージョンアップの留意点ってなに? 既存運用を安全に継続する方法 3 バージョンアップのポイント 新機能で業務効率 UP 4 HULFT8 を効果的に活用 5 付録 2 / 48
バージョンアップのメリット は なに? 3 / 48
HULFT を運用する時の課題 業務を取り巻く環境の変化とともに HULFT を使ったファイル転送で困っていること もっとこうだったらいいなと思うことはありませんか? データ量が多くなってきたもっと効率よくファイルを転送したい 新しい接続先が増えてきた接続先を管理する ID が足りない ファイル転送の前後処理のジョブを作るのが面倒もっと簡単に運用したい HULFT8 はそんなお客様の声に応えた機能改善を行いました HULFT8 にバージョンアップすることでお客様のファイル転送の悩みを解決することができます!! 4 / 48
バージョンアップのメリットはなに? ファイル転送時間の短縮により生産性 業務効率を改善 HULFT8 は転送設定の自動最適化と新データ圧縮方式の採用により転送速度の高速化を実現しました ID 管理の煩雑さから解放され将来の接続先拡張へも対応運用効率を改善 HULFT8 は文字数制限を大幅に改善し ファイル ID が 50 バイトまで設定可能になり ID の命名規約を決めるのが簡単になりました! ジョブ作成 ジョブメンテナンスの効率 UP によって運用コストを削減 HULFT Script でバッチ シェルスクリプトに頼らない運用設計が可能になりました 5 / 48
バージョンアップの留意点って なに? 6 / 48
バージョンアップの留意点ってなに? バージョンアップを行うとき 何を確認して何を準備するでしょうか? バージョンアップ作業で困ることや留意するべきことって何があるでしょうか? 1 バージョンアップしても今までどおりの運用は継続できるの? 2 下位バージョンとの通信の互換性は担保されているの? 3 バージョンアップする時は HULFT は停止しないといけないの? 4 OS は再起動しないといけないの? 5 稼働環境は今までどおりでいいの? 6 HULFT のバージョンアップは簡単にできるの ( 時間はかかるの?) 7 他の業務への影響はあるの? どうすれば業務への影響を小さくバージョンアップを行うことができるのかをご紹介します 7 / 48
バージョンアップの留意点ってなに? 1 バージョンアップしても今までどおりの運用は継続できるの? バージョンアップしても今までどおりの運用を続けていただくことが可能です 既存の設定はバージョンアップ後も変更されずに引き継がれます ( 留意点 ) バージョンアップに伴い廃止になった機能など非互換が発生しているものがあります 非互換が発生している機能をお使いいただいている場合は 代替機能 代替製品をご利用いただくことをご検討ください 2 下位バージョンとの通信の互換性は担保されているの? 全ての下位バージョン製品との通信は保証していません 通信互換性が保証される製品は 弊社ホームページ HULFT.com(http://www.hulft.com/) の HULFT8 製品説明ページより 動作環境等 をご確認ください 3 バージョンアップする時は HULFT は停止しないといけないの? バージョンアップ作業を行う際は 必ず HULFT を停止してください HULFT を停止するタイミングはバージョンアップ作業中以外に バックアップ取得 必須ソフトウェアをインストールしたときが想定されます 4 OS は再起動しないといけないの? HULFT のバージョンアップ作業で OS の再起動が必要になる場合があります HULFT 本体のバージョンアップは再起動無しで実施できますが 必須ソフトウェアをインストールした時点で OS の再起動を求められる場合があります 8 / 8 48
バージョンアップの留意点ってなに? 5 稼働環境は今までどおりでいいの? HULFT が稼働するプラットフォームに変更はありません HULFT の提供グレードと対応 OS が変更されていますので 最新の対応 OS 情報を弊社ホームページ HULFT.com(http://www.hulft.com/) の HULFT8 製品説明ページより 動作環境等 をご確認ください 6 HULFT のバージョンアップは簡単にできるの ( 時間はかかるの?) 簡単 短時間でバージョンアップしていただけるように インストーラとコンバータをご提供しています インストーラを使用することでバージョンアップを非常に簡単に 短時間で行っていただくことが可能です 7 他の業務への影響はあるの? HULFT だけをバージョンアップする場合は 他のアプリケーション 他の業務に影響が出ることはありません ( 留意点 ) HULFT 必須ソフトウェアのインストールによる OS の再起動 クラスタ環境下でのフェイルオーバテスト ファイル転送前後のジョブ運用のテストなどで影響が出る場合があります 9 / 9 48
バージョンアップのポイント ~ 既存運用を安全に継続 ~ 10 / 48
バージョンアップ計画 バージョンアップを行う前に計画を立てましょう Step1. 情報収集 HULFT8 の新機能 対応 OS 環境など製品情報を収集 Step2. バージョンアップ計画作成 HULFT の移行 環境の移行など作業手順を計画 Step3. バージョンアップ作業 バージョンアップの実行 Step4. テスト バージョンアップ後の管理情報の状態確認 ファイル転送の結果データ確認など 11 / 48
Step1. 情報収集 HULFT をバージョンアップする前に 弊社が公開している情報をご確認ください 確認していただきたい 7 つの情報をご紹介します 新旧製品バージョン / グレード対応プラットフォーム /OS 情報新機能 非互換 非推奨機能障害修正 機能改善既知の問題導入手順技術情報 稼働中の HULFT のバージョンとグレード ( タイプ ) と移行先となる HULFT8 のグレードをご確認ください 重要 HULFT8 へ直接バージョンアップできる対象製品は HULFT6 以降です HULFT8 が対応する OS をご確認ください必須ソフトウェアをご確認ください 参照 対応 OS の最新情報は HULFT.com ( http://www.hulft.com/) を参照 マニュアル (HULFT8 新機能 非互換説明書 ) をご参照ください 参照 最新のマニュアルは HULFT Technical Support & FAQ からダウンロード もしくは評価版をダウンロード リリース文書 ( バージョンアップ詳細情報 ) 記載の障害修正 機能改善情報をご確認ください 参照 最新の情報は HULFT Technical Support & FAQ からダウンロード ソフトウェア説明書 (readme) 記載の既知の問題をご確認ください 参照 最新の情報は HULFT Technical Support & FAQ からダウンロード 導入マニュアルをご確認ください 参照 最新のマニュアルは HULFT Technical Support & FAQ からダウンロード もしくは評価版をダウンロード テクニカルサポートサイトに FAQ 過去事例に基づいた技術情報が掲載されていますのでご確認ください 付録 1 付録 2 付録 3 付録 4 付録 5 付録 6 12 / 48
Step2. バージョンアップ計画 バージョンアップ計画のポイント 環境構築 HULFT8 に対応した OS 必須ソフトウェ等必要な環境をご準備ください 業務スケジュール調整 (OS 再起動 ) HULFT をバージョンアップする際には HULFT を停止する必要があります また 必須ソフトウェアを導入すると OS の再起動を求められる場合がありますので 関連業務の停止をスケジューリングしてください HULFT 機能確認 ( 動作検証 ) 現行システムバックアップ バージョンアップ作業 テスト HULFT8 の新機能 非互換機能の事前検証をお奨めします 特に非互換 非推奨に該当する機能をご利用中の場合にご確認ください 事前の検証には評価版をご利用ください 現行システムのバックアップを計画してください HULFT と連携するジョブなど バックアップの対象となるデータをご確認ください バックアップは可能な限りバージョンアップと同時に行うことをお奨めします バージョンアップの手順をご確認いただき スケジュールを計画してください バージョンアップの方法は インストーラだけを使用する場合と インストーラとコンバータ (Windows 版 ) を利用する場合がございます バージョンアップ後は 管理情報 履歴情報の移行結果とファイル転送結果について確認してください ファイル転送結果は ジョブ実行結果と集信ファイルの内容 ( コード変換結果 ) まで確認することをお奨めします 13 / 48
Step3. バージョンアップ作業 関連製品バージョンアップの注意点 HULFT8 へバージョンアップするとともに 関連製品をバージョンアップする必要がある場合があります 以下の製品をご利用中の場合はご注意ください HULFT 暗号オプション HULFT8 で使用できる暗号オプションはバージョン 8 に対応した暗号オプションのみになります HULFT Manager HULFT8 へ接続できる HULFT Manager はバージョン 8 の HULFT Manager のみになります HULFT-HUB HULFT8 を収容できるのは バージョン 3.4 以降になります バージョンアップを行う場合の共通作業 共通 1 必須ソフトウェアのインストール Windows 版 : 必要 UNIX/Linux 版 : 必要 ( 条件有 ) 64bitOS 環境でHULFTを32bit 互換モードで使用しなければいけない場合に限る 参照 : 導入マニュアル H UL F T. c o m( 各製品紹介ページの動作環境等から対応 OS を参照 ) 共通 2 Windows 版 UNIX/Linux 版参照 : 導入マニュアル 既存環境のバックアップ作業 : 作業手順は下位バージョンと同じです : 作業手順は下位バージョンと同じです 16 / 48
Step3. バージョンアップ作業 Case 別バージョンアップ Case 1 製品だけをバージョンアップする場合 Windows 版 : インストーラを使ったバージョンアップを行ってください UNIX/Linux 版 : インストーラを使ったバージョンアップを行ってください 参照 : 導入マニュアル Case 2 Windows 版 UNIX/Linux 版参照 : 導入マニュアル 環境リプレースと製品をバージョンアップする場合 :HULFTを新規インストールし コンバータを使って既存環境の情報コンバートを行ってください :HULFTのインストーラを使って 既存環境の情報コンバートを行うため インストーラを使ったバージョンアップを行ってください Case 3 Windows 版 UNIX/Linux 版 環境リプレースと製品バージョンアップを同時にできない場合 ( 既存の HULFT 環境を停止できない場合 ) : ユーティリティで一部の情報だけ移行可能 : ユーティリティで一部の情報だけ移行可能 17 / 48
Step3. バージョンアップ作業 HULFT8 for Windows の場合 共通 1 必須ソフトウェアのインストール HULFT8 を動作させるための必須ソフトウェアは 下位バージョンと異なります 必須ソフトウェアをインストールした場合には コンピュータの再起動が必要になることがあります 環境を準備いただく時に ご確認いただくことを推奨します HULFT8 必須ソフトウェア.NET Framework 4 1 /.NET Framework 4.5/.NET Framework 4.5.1/.NET Framework 4.5.2 上記.NET Framework のいずれかをインストールまたは有効化してください Visual Studio 2012 更新プログラム 4 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ 2 1.NET Framework 4 Client Profile のみでは動作しません.NET Framework 4 の導入が必要です.NET Framework 4 の更新プログラム KB2468871 のインストールも必要です 2 HULFT(x86) の場合 x86 用の Visual C++ 再頒布可能パッケージの導入が必要です HULFT(x64) の場合 x64 用と x86 用の Visual C++ 再頒布可能パッケージの導入が必要です HULFT Script 必須ソフトウェア Microsoft Silverlight 5 以上を導入する必要があります また HULFT Script Option for Windows No Encryption のみ Java Runtime Environment(JRE) 1.7.0_17 も必要となります 参照ドキュメント WEB: HULFT.com HULFT Technical Support & FAQ 18 / 48
Step3. バージョンアップ作業 HULFT8 for Windows の場合 共通 2 バックアップの作成 任意のフォルダへ HULPATH の環境下にあるすべてのファイルをコピーします ファイルのアクセス権を引き継ぐ場合は XCOPY コマンドなどを使用してください 注意 バックアップの取得は HULFT のサービスを必ず停止して行ってください HULPATH とは HULFT の管理情報を格納するパスのことです HULPATH 以外のバックアップ以下のコマンドの実行履歴を管理されている場合は手動でバックアップを行ってください ジョブ通知履歴ファイル ( 1) hulrjob 実行履歴ファイル ( 1) hultrg 実行履歴ファイル ( 1) utlrjob 実行履歴ファイル ( 2) 1 HULPATHの環境下にある service.dat ファイルに定義されています 2 utlrjobコマンドの実行時のパラメータで指定できます HULFT コンソールログが必要な場合は以下のファイルをバックアップしてください hulcon.log HULFT8 未満のコンソールログは インストールディレクトリ環境下の binnt フォルダに作成されています 参照ドキュメント WEB: HULFT.com HULFT Technical Support & FAQ 19 / 48
Step3. バージョンアップ作業 HULFT8 for Windows の場合 Case 1 製品だけをバージョンアップする場合 HULFT のインストーラを使用してバージョンアップを行ってください [1] インストーラを使用してアップデートインストールインストーラを使用したバージョンアップを行うことで データ移行 データコンバートなどをすべて自動的に行うことができます [2] バックアップからの復元バックアップした HULPATH 以外の管理ファイルが必要な場合は復元してください ジョブ通知履歴ファイル hulrjob 実行履歴ファイル hultrg 実行履歴ファイル utlrjob 実行履歴ファイル コンソールログ 補足 クラスタ版をご利用の場合クラスタ版をご利用中の場合は クラスタ版固有の手順を実施してください (1) 管理情報 2 重化 ( 管理情報 2 重化コマンド (utladmfileadjoin) の実行 ) (2) 起動同期機能を使用するための設定 参照ドキュメント導入マニュアルアドミニストレーションマニュアル 20 / 48
Step3. バージョンアップ作業 HULFT8 for Windows の場合 Case 2 環境リプレースと製品をバージョンアップする場合 新規インストール実施後に HULFT のコンバータを使用して既存環境から情報のコンバートを行ってください [1] 新しい環境へ HULFT8 を新規インストール [2] 既存環境から新しい環境へ下位バージョンの HULFT をコピー HULPATH 環境下にあるすべてのデータをコピーしてください 補足 移行元の HULFT がバージョン 8 以降の場合は bin ディレクトリも含めてコピーしてください [3] コンバータを使用してデータコンバートコンバータプログラム (hulconv.exe) を使用して情報をコンバートしてください hulconv {-hulpath path -hulexep path} パラメータは次の場合で使い分けてください 同時に指定することはできません 1 移行元が HULFT8 未満の場合 -hulpath path 2 移行元が HULFT8 以降の場合 -hulexep path [4] バックアップからの復元バックアップした HULPATH 以外の管理ファイルが必要な場合は復元してください 参照ドキュメント 導入マニュアルアドミニストレーションマニュアル WEB: HULFT Technical Support & FAQ 21 / 48
Step3. バージョンアップ作業 HULFT8 for Windows の場合 Case 2 補足 コンバータでバージョンアップする時の適用例 例えばこんな時 ~ 適用シーン (1)~ Ver.7 稼働中 バージョンアップと同時にマシンリプレースを行いたい コンバート Ver.8 稼働中 例えばこんな時 ~ 適用シーン (2)~ バージョンアップと同時にインストールパスを変更したい C: HULFT Family HULFT7 C: HULFT Family HULFT8 バージョンアップ時にインストールパスの変更 コンバート 22 / 48
Step3. バージョンアップ作業 HULFT8 for UNIX/Linux の場合 補足 HULFT8 必須ソフトウェア 必須ソフトウェアのインストール 必須ソフトウェアは 64bitOS 上で HULFT の 32bit モジュールを使用しなければいけない場合のみインストールしてください 注意 原則として 64bit 対応 OS をご使用になる場合は HULFT も 64bitOS 対応版をご使用ください [ UNIX ] 64bitOS に 32bit モジュールを導入する場合 32bit 互換ライブラリの導入が必要 [ Linux ] 以下の OS に 32bit 版の HULFT8 を導入する場合 32bit 互換ライブラリの導入が必要 Red Hat Enterprise Linux Server 6 [x64] Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 [x64] Red Hat Enterprise Linux for IBM System z 6 [IBM System z] Red Hat Enterprise Linux Server 7 [x64] Red Hat Enterprise Linux Workstation 7 [x64] Asianux Server 4 [x64] Oracle Linux 6 [x64] 参照ドキュメント WEB: HULFT.com HULFT Technical Support & FAQ 23 / 48
Step3. バージョンアップ作業 HULFT8 for UNIX/Linux の場合 共通 バックアップの作成 tar コマンドにより HULFT の導入先ディレクトリをアーカイブします 注意 1 バックアップの取得は HULFT の常駐デーモンを必ず停止して行ってください 2 システム動作環境設定の fifo パス に指定しているディレクトリ以下はバックアップの対象から除外してください バックアップ tar コマンドを使用してアーカイブしてください # tar cvf [ バックアップ先ファイル ] $HULEXEP $HULPATH パラメータ説明バックアップ先ファイルハードディスク上のファイル名またはテープドライブのデバイス名などを指定してください デバイス名やコマンドパラメータなどは お使いの OS マニュアルを参照してください $ HULEXEP HULFT の実行モジュール格納ディレクトリ $ HULPATH HULFT の環境設定ファイル格納ディレクトリ 参照ドキュメント導入マニュアル 24 / 48
Step3. バージョンアップ作業 HULFT8 for UNIX/Linux の場合 Case 1 Case 2 製品をバージョンアップする場合 ( 製品のみ / 環境リプレース ) HULFT のインストーラを使用してバージョンアップを行ってください 1 環境リプレースを行わない場合 [1] インストーラを使用してアップデートインストールインストーラを使用したバージョンアップを行うことで データ移行 データコンバートなどをすべて自動的に行うことができます 2 環境リプレースを行う場合 [1] 既存環境から新しい環境へ下位バージョンの HULFT をコピーバックアップした環境と同じ環境をコピーしてください [2] インストーラを使用してアップデートインストールインストーラを使用したバージョンアップを行うことで データ移行 データコンバートなどをすべて自動的に行うことができます 補足 1 環境リプレースを伴うバージョンアップを行う場合もインストーラを使用してください 補足 2 クラスタ環境へのインストールは 運用系 待機系それぞれの HULFT をバージョンアップしてください 参照ドキュメント導入マニュアルアドミニストレーションマニュアル 25 / 48
Step3. バージョンアップ作業 Windows/UNIX/Linux 共通 Case 3 環境リプレースと運用中の HUFLT の停止が同時にできない場合 ( 既存の HULFT 環境を停止できない場合 ) 業務運用を停止できない場合には ユーティリティを使用したバージョンアップを行ってください [1] HULFT8 を新規インストール [2] 既存環境から管理情報のエクスポート / インポート HULFT を停止する必要はありません 管理情報管理情報パラメータファイル生成コマンド (utligen) を使用管理情報登録コマンド (utliupdate) を使用 外字ファイル外字テーブル展開コマンド (utlgtfextdv) を使用 EBCDIC ユーザコードテーブル (UNIX/Linux のみ ) EBCDIC ユーザテーブル展開コマンド (utlucextd) を使用 [ 注意 ] 移行できないデータ以下の情報はユーティリティで移行することができません 手動で移行を行うとともに必要に応じてバックアップを取得してください メール連携情報 (Windows のみ ) システム動作環境設定 ( 手動移行 ) 管理画面セキュリティ ( 手動移行 ) CSV 環境設定 ( 手動移行 ) 集配信 要求受付履歴 ( バックアップ )(utllist を使用 ) 操作ログ ( バックアップ )(utlopllist を使用 ) など 参照ドキュメント WEB: HULFT Technical Support & FAQ 26 / 48
Step4. テスト Case バージョンアップ後のテストポイント バージョンアップ後のテストでは互換性を中心に確認を行ってください [1] 移行データの確認移行したデータが下位バージョンの設定のまま移行されていることを確認してくださいバージョン 8 から追加されたパラメータには 初期値が設定されていることを確認してください [2] 通信疎通常駐プログラムの起動 ファイル転送の相手先ホストまでの通信の疎通確認を行ってください [3] 転送データ転送データの送達確認と データ内容の確認を行ってください特にコード変換結果が予定通りの結果になっていることをご確認ください フォーマット転送 外字変換 [4] ジョブ実行 ( 権限 ) ファイル転送の前後で実行するジョブの動作確認を行ってください特に HULFT を運用管理するユーザが変更される場合はご注意ください [5] メール送信 Windows 版でメール連携を使用している場合は メール送信の確認を行ってください特に環境をリプレースした場合は設定漏れがないかご注意ください 27 / 48
新機能で運用改善 ~ もっと快適に HULFT を利用 ~ 28 / 48
HULFT8 安全 安心 シンプル HULFT としてファイル転送の中核となる機能を大幅に強化 1. パフォーマンス向上 ファイル転送速度の改善 データ圧縮率の改善 転送設定自動最適化 2. 運用性強化 運用上の利便性向上 設定項目の上限値を拡張 評価版から製品版への移行簡易化 3. セキュリティ強化 データセキュリティ 内部データ通信のセキュリティ強化アクセス権限制御の強化 OS 権限設定でHULFT 運用を制限 4. グローバル対応 グローバルでの利便性向上 1 パッケージで複数言語に対応 / ロケールによる言語選択 5. どことでもつながる 連携性の向上 ファイル転送前後バッチ処理のコントロール機能の強化 6. 安全 安心 安全 安心への取り組み 問題発生時の解決支援等 29 / 48
HULFT8 機能を使用するための設定 HULFT8 の機能を使用するためには HULFT7 通信モードを 無効 にしてください HULFT をバージョンアップした場合 下位バージョンで作成した管理情報は下位バージョンとの互換性を維持するために HULFT7 通信モードに 有効 が設定されています HULFT8 の機能を使用する場合は N を設定 補足 [HULFT7 通信モード ] の設定値につきましては 一律して N( 無効 ) を指定いただくことを推奨いたします 30 / 48
HULFT8 新機能 (1) パフォーマンス向上 ~ ファイル転送速度の改善 ~ データを速く届けて生産性アップ スピードはチャンスを逃しません HULFT8 のパフォーマンス向上はお客様のビジネス強化に貢献します データ圧縮率の改善 圧縮ロジック DEFLATE を採用し 高圧縮を実現 データサイズが減り素早く転送できます! 転送設定の自動最適化 データサイズ設定を HULFT が自動設定 チューニングなしで HULFT7 カスタマイズ時と同等の速度を実現! FTP と比較して 転送速度は 6 倍!! HULFT7 と比較し 転送設定の自動最適化と新データ圧縮方式の採用で速度 UP! 31 / 48 Fast!! 転送時間 ( 秒 ) 測定条件 OS:Linux 使用製品 :HULFT8 for Linux 転送区間 : 当社 ~ Amazon AWS( 東京リージョン ) ファイルサイズ :500MB 新方式の圧縮設定あり転送方法 : AWS の環境から当社へ 500MB のファイルを配信 自社計測による参考値です お客様の利用環境により結果は異なり 転送速度を保証するものではありません
パフォーマンス向上 Windows 版 配信管理情報 UNIX 版 設定変更箇所 配信管理情報圧縮方式 DEFLATEレベル 補足 圧縮速度優先標準圧縮率優先 :DEFLATE 圧縮 : 圧縮速度優先標準圧縮率優先 : 圧縮率低 / 圧縮速度高速 : 中間 : 圧縮率高 / 圧縮速度低速 : リソース使用率要確認 32 / 48
パフォーマンス向上 Windows 版 配信管理情報 UNIX 版 配信管理情報 システム動作環境設定 システム動作環境設定 設定変更箇所 [ 配信管理情報 ] 転送ブロック長 ( 初期値 ):0 ( HULFT バージョン 7 以下 :4096 ) 転送ブロック数 ( 初期値 ):0 ( HULFT バージョン 7 以下 :3 ) [ システム動作環境設定 ] ソケット送信バッファサイズ ( 初期値 ):0 ( HULFT バージョン 7 以下 : ソケットバッファサイズ :12288 ) ソケット受信バッファサイズ ( 初期値 ):0 33 / 48
HULFT8 新機能 (2) 運用性強化 ~ 運用上の利便性向上 ~ 導入が簡素化されることにより 工数と導入期間を削減できます HULFT8 の運用性強化は お客様のコスト削減に貢献します 設定項目の上限値を拡張 ファイル ID を 50 バイトまで拡張 命名規約を決めるのが簡単になりました! 200 バイトまで指定可能な拡張メッセージを追加 フルパスのファイル名がジョブ連携で利用できるようになりました! 評価版から製品版への移行簡易化 転送テスト検証支援 製品版導入はプロダクトキーの更新のみ! 移行後の再テストも不要! ジョブ実行や履歴出力などを抑制 業務と連携しないため実際の運用環境で動作の確認ができます GUI の刷新 (HULFT 管理画面 ) HULFT8 の GUI に新たにメニューが加わりました HULFT8 の GUI が 使い易く 見やすくなりました 34 / 48
運用性強化 配信管理情報 変更箇所配信管理情報集信管理情報ジョブ起動情報転送グループ情報フォーマット情報マルチフォーマット情報ファイルトリガ情報 メッセージ送信 変更箇所パラメータ -msgl0 -msgl1 35 / 48
運用性強化 転送テスト機能は ジョブの実行や履歴の出力など 実行すると業務に影響する機能を抑制して ファイル転送の動作を確認する機能 転送テスト機能で確認できること 転送できるかどうか 転送エラーとなった場合 完了コードから導かれるエラーの原因 ( 配信履歴および集信履歴の出力を抑制しない場合 ) 集信ファイルのコード変換結果やデータサイズ ( 集信ファイルの作成を抑制しない場合 ) およその転送所要時間や転送レート ( 配信履歴および集信履歴の出力を抑制しない場合 ) 圧縮率 ( 配信履歴の出力を抑制しない場合 ) 注意 1 システム動作環境設定で設定を行うため HULFT の動作 ( ファイル転送 ) すべてが変更されます 注意 2 転送テスト機能は 配信側ホストと集信側ホストで指定された転送動作モードの組み合わせによって ホストごとに動作が異なる場合があります ( 例 ) 配信側設定 : 連動モード集信側設定 : テストモード HULFT の動作 : テストモード 参照ドキュメント アドミニストレーションマニュアル 36 / 48
HULFT8 新機能 (3) セキュリティ強化 ~ データセキュリティアクセス権限制御の強化 ~ セキュリティを強化することにより 情報漏えいのリスクを軽減できます HULFT8 のセキュリティ強化は お客様のリスク管理強化に貢献します OS 権限設定で HULFT 運用を制限 一般ユーザでの運用が可能になり OS の権限設定で HULFT の運用を制限できるようになります 内部データ通信のセキュリティ強化 内部通信のセキュリティを強化ヘッダー情報 (ID 情報など ) の暗号化により インターネット経由の転送も安心してご利用いただけます 37 / 48
セキュリティ強化 Windows 版 Administrators グループに所属するユーザでのみ運用可能としていましたが Users グループに所属するユーザ ( 一般ユーザ ) でも運用できるようになりました 一般ユーザでも可能な操作 各常駐プロセス ( 配信プロセス 集信プロセス 要求受付プロセス およびスケジューラプロセス ) の起動と終了 HULFT 管理画面の操作 HULFT 操作コマンドおよびユーティリティの実行 補足 サービスの起動 停止は一般ユーザの権限では行うことができません 注意 Windows 版で一般ユーザで運用する場合の注意点ジョブを実行するユーザと HULFT に設定しているアカウント情報が一致しない場合ジョブの起動ができません UNIX 版原則スーパーユーザ (root) での運用を前提としていましたが 一般ユーザでも運用できるようになりました 一般ユーザでも可能な操作 各デーモン ( 配信デーモン 集信デーモン および要求受付デーモン ) の起動と終了 HULFT 管理画面の操作 HULFT 操作コマンドおよびユーティリティの実行 参照ドキュメント新機能 非互換説明書アドミニストレーションマニュアル 38 / 48
HULFT8 新機能 (4) グローバル対応 ~ グローバルでの利便性向上 ~ 1 パッケージで複数言語に対応 / ロケールによる言語選択 HULFT8 のグローバル対応は お客様のビジネス拡大に貢献します 1パッケージで複数言語に対応 日本語版と英語版の統合により 製品間の差異がすべてなくなります 1つの環境に対して 作業者毎に操作画面の言語切替が可能 国内ライセンスで国外利用も可能( 国内外共通ライセンス ) リリースタイミングも同時になります 39 / 48
グローバル対応 40 / 48
HULFT8 新機能 (5)HULFT Script ~ 連携性の向上 ~ システム連携の自動化を高い生産性で実現します HULFT Script は お客様の運用コスト削減に貢献します HULFT7 の課題 ファイル転送前後の処理の作り込みが面倒 バッチやシェルスクリプトのメンテナンスに工数がかかる デバッグが大変 作業も属人化してしまう ファイル転送前後処理のコントロール機能強化 利用者のスキルに依存することなく簡単にバッチ処理を作成 変更できます! HULFT データ連携に欠かせない機能を実装したテンプレートを標準装備 例 ) フォルダ内全ファイル配信転送異常のメール通知集配信ファイルバックアップ 41 / 48
HULFT8 新機能 (6) 安全 安心 ~ 安全 安心への取り組み ~ トラブルによる損失額は時間とともに拡大します HULFT8 はトラブルによる損失額削減に貢献します 問題発生時の解決支援 エラーメッセージやマニュアルの記載内容を全面改訂原因究明をわかりやすく より検索しやすくしました トレースログにメッセージ番号を付与し マニュアルから検索しやすくなりました HULFT7 トレースログ DATE=2014/10/03 17:18:12 CLASS=E HULCHARACTER= PNAME=hulsndd PID=2464 DTLCODE=13 MYHOST=S09414- CentOS MSG=hulsndd daemon already exists. HULFT8 トレースログ ID=E3010009 DATE=2014/10/03 17:50:04 CLASS=E HULCHARACTER= PNAME=hulsndd PID=2754 DTLCODE=13 MYHOST=S09414-CentOS UID=0 MSG=hulsndd daemon already exists. HULFT8 マニュアル E3010009 MSG=hulsndd daemon already exists. メッセージレベル : E 対処 ) ps コマンドなどで すでに配信デーモンが起動していないか確認してください また配信制御ファイル (sddsendlist.dat) のパーミッションと権限を確認してください 42 / 48
HULFT 関連製品の活用 43 / 48
HULFT-HUB HULFT-HUB で高度なファイル転送を実現 利用パターン 3 転送先が停止しててもファイルを転送したい 順番通りにファイルを転送したい 転送ファイル蓄積サーバ BCP の強化 DR 対策 利用パターン 1 利用パターン 4 HULFT の転送設定を CSV ファイルで登録したい HULFT 管理サーバ 転送ファイルのデータ加工を一元化したい データ変換サーバコード変換サーバ 全ての HULFT の履歴をまとめて参照したい HULFT 管理の生産性向上ファイル転送業務の品質向上 HULFT のコード変換と外字テーブルを集約したい メンテナンス時間の削減リソース不足の解消 利用パターン 2 利用パターン 5 データセンター間でファイル転送を行いたい HULFT ゲートウェイサーバ たくさんある HULFT のバックアップをまとめて行いたい HULFT バックアップサーバ HULFT の対外接続を行いたい セキュリティ強化情報漏洩対策 HULFT の DR を実現したい BCP の強化 DR 対策 DR ディザスタリカバリ BCP 事業計画 44 / 48
HULFT-WebFT HULFT と HULFT-WebFT で基盤システムとシームレスに連携 基盤システム インターネットシームレスな連携 Web サーバ AP サーバ DB サーバ 基幹システム連携 アプリ連携 メール連携 フォルダ移動などのフォルダイベントで運用を自動化 アップロード アップロード 社内 ダウンロード ダウンロード 社外 45 / 48
HULFT-DataMagic HULFT-DataMagic で高度なコード変換とファイル加工を簡単に実現 項目属性の変換 ( パック ゾーンなど ) を行いたい 運用制限からバイナリ転送のため集信後コード変換が必要 連携システムが UTF-16 のためコード変換が必要 Mainframe 半角全角文字が混在している 半角に統一したい CSV XML ファイルを配信前に固定長フォーマットに変換したい Windows UNIX/Linux 46 / 48 46
DataSpider HULFT と DataSpider を連携多様な連携環境を 短期間 必要最低限のコストで実現 メリット 1 HULFT 連携 既存 HULFT システムとシームレスな連携を実現 メリット 2 システム連携 直接連携できない BI や ERP 等 あらゆるシステムの連携を短期間 低コストで連携可能 メリット 3 高い生産性 スキルに依存することないノンプログラミング開発実現 メリット 4 データ変換 複雑なデータ変換や加工処理を容易に実現 メリット 5 運用の自動化 トリガー機能 スケジュール機能でシステムの運用を自動化し管理工数を削減 人事給与システム 帳票システム 販売管理システム HULFT Script HULFT DataSpider 接続アダプタ 配信要求の実行送信要求の実行 HULFT 集信トリガー HULFT 環境変数の取得 HULFT 環境設定 各種アダプタ データ活用 会計システム 47 / 48
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