図書館 100% 活用法 図書館では図書 ( 単行書 全集 叢書等 ) や逐次刊行物 ( 学術雑誌 白書 統計 年鑑等 ) 新聞等の印刷資料以外に マイクロ資料 CD DVD などの視聴覚資料 CD-ROM 電子ジャーナルやデータベースなど多様な資料を提供しています これらの様々な資料の中から必要なものを効率よく正確にさがし出すためには 資料の特性に応じた検索が必要です 1 各種資料の検索方法 図書をさがすとき * 一部の朝鮮 韓国語資料は除きます 雑誌をさがすとき ( 雑誌 紀要 白書 年鑑 判例集など ) 電子ジャーナルリストで検索 * 洋雑誌 新聞の場合は電子ジャーナルに収録されている可能性があります 中央大学図書館ホームページの 電子ジャーナルリスト をご覧ください データベースで検索 * 雑誌に掲載された論文や 判例などはデータベースで調べられる場合があります 中央大学図書館ホームページの データベースリスト をご覧ください 新聞をさがすとき データベースで検索 * 朝日 日経 毎日 読売及び外国の主要な新聞は データベースで記事を検索して読むことができる場合があります 中央大学図書館ホームページの データベースリスト をご覧ください 視聴覚資料をさがすとき (CD レコード ビデオ DVD など ) 2
2 CHOIS( 中央大学図書館 OPAC) 中央大学図書館の OPAC( オンライン蔵書検索システム ) には C チョイス HOIS(CHuo Online Information System) という名前がつけられています CHOIS はインターネットを通じてどこからでも利用することができます 中央大学図書館のホームページからアクセスしてください 図書館ホームページ :http://www.chuo-u.ac.jp/library/ CHOIS:http://www.library.chuo-u.ac.jp/opac/ 携帯電話専用サイト :http://k.library.chuo-u.ac.jp/k/ CHOIS でできること CHOIS では 次のようなことができます 1 ) 蔵書検索 : 中央大学図書館および学内研究所の蔵書の検索ができます 2 ) 予約申込 : 貸出中の資料の予約や 他キャンパスからの資料の取り寄せ申込みができます 3 ) 貸出予約の状況照会 : 図書館の利用者 ID とパスワードでログインし 自分が借りている図書の返却日や予約中の図書の状況を確認することができます また 貸出期間の延長もできます 4 ) 新着照会 : 新着図書のデータを見ることができます 5 ) ユーザプロファイル更新 : 貸出予約などを利用する際のパスワードの変更手続を行うことができます 6 ) ブックシェルフ照会 :CHOIS 検索結果から気になった資料を登録することで 自分用の書誌リストを作ることができます 携帯電話専用サイトからは 2) 4) 6) は行えません CHOIS の詳細検索画面 ( 個人ページ ) 3
何を手がかりに検索しますか? 検索画面でキーワード等を入力し 検索します 主な検索項目を紹介します タイトル 著者名 単行本 全集および全集中の内容作品名 叢書 雑誌 白書 年鑑 統計書などの書名を入力して検索します 著者 編者 訳者 共著者など その本を著した個人名 団体名 会議名を入力して検索します 出版者出版者 ( 社 ) 発行者などを入力して検索します 件 名 図書 資料で扱われているテーマ ( 主題や概念 ) を表すことば ( キーワード ) を入力して検索します レファレンスカウンターの近くに置いてある 件名標目表 を使って調べます (P. 6 参照 ) 分 主題を数字で表す分類番号を入力して検索します 和書は NDC( 日本十進分類法 ) で 類洋書はDDC(Dewey Decimal Classification) によって分類番号を決めています (P.5 参照 ) ISBN ISSN 出版年 図書に付与されている International Standard Book Number( 国際標準図書番号 ) の略称です 書店で見た本などで このナンバーがわかっている場合は速く検索できます 逐次刊行物に付与されている International Standard Serial Number( 国際標準逐次刊行物番号 ) の略称です 雑誌などで このナンバーがわかっている場合は速く検索できます 検索対象を出版年で限定する場合に有効です 図書のみ 言 語 検索対象を資料が書かれている言語で限定できます 検索オプション ボタンから入力 検索が可能です また以下の項目により 検索対象を限定することができます 主な限定検索項目を紹介します 所蔵館配架場所資料選択媒体選択 検索対象を理工学部分館所蔵の資料 ( 理工 ) や多摩校地の図書館 ( 室 ) 所蔵 ( 多摩 ) の資料に限定できます 検索対象を資料の配置場所で限定できます たとえば 理工学部分館の開架 ( 理開 ) にある資料に限定したいといった場合に有効です 検索対象を図書あるいは雑誌に限定できます 検索対象を CD-ROM や視聴覚資料などの資料の媒体をラジオボタンで指定して検索できます 操作方法がわからなくなったら CHOIS はヘルプ機能が充実しています 情報検索などを行う上でわからない点がありましたら 画面上に表示される ヘルプ を参照してください さらに詳しいことを知りたい方は遠慮なくカウンターでおたずねください 4
3 主題からのアプローチ タイトルや著者がわからないときは この方法が便利です 調査内容 ( 特定の主題や事がら ) に関する文献を探す場合の要となる 分類法 と 件名標目表 の使い方をマスターすることです 分 分類からの検索 類 図書館では知的活動の所産である図書 資料の内容を 学問 知識の分類を基礎にしながら その主題分類の体系全体を0 9の数字を組み合わせた記号の体系に置きかえて表現します 例 : 技術 工学 一般は 500 技術工学の中の 電気工学 は 540 またその中の 電気回路 は 541 その中の 磁気測定法 は 541.58 分類法 分類法は 学問 研究の進展や社会の変化により生じる新しい主題に対応するために時々改訂され 細部の分類が多少変更されます 理工学部分館では 広く使われている2つの分類法を採用しています (P.21 P.29 参照 ) 日本十進分類法 (NDC=Nippon Decimal Classification) 和書 ( 日本語および中国語 ) の図書 資料の分類 分館はこの NDC の改訂 8 版 (1978 年 ) を基本にしています デューイ十進分類法 (DDC=Deway Decimal Classification) 洋書の分類は この DDC の20th ed. を使用しています 使い方の手順 NDC は レファレンスカウンターに備え付けてあります これを使って求める主題を表す 分類番号 を知るには 以下のような手順になります 1 慣れないうちは まず NDC の 相関索引 で 求める主題を表わす言葉から分類番号を調べてみます 例 : エネルギー ( 工学 ) 501.6 ( 生物学 ) 464.9 ( 哲学 ) 112 ( 物理学 ) 423.4 2 指示されるいくつかの 分類番号 を 分類表の本表 ( 細目表 ) で確認します ( 分類番号は 数字の順に並んでいます ) 3その 分類番号 の前後を見て 求めている主題のものがあるか等を判断 選択 確定します 上の例では : 501.6 は工学上の分類 464.9 は生物学上の分類 112 は 哲学におけるエネルギー 423.4 は 物理学上のエネルギーの影響などに関する分類番号ということがわかるので 必要なものを選びます 分類番号がわかったら 実際に書架で図書 資料を手にしながら探すか CHOIS で更に詳細を検索してみます 図書 資料は 図書ラベルの分類番号の数字順に ( 数字が同じ場合には2 行目の著者記号順に ) 書架の左上から右へ 上から下へ並んでいます する場合は書誌検索 ( 詳細 ) 画面の 検索項目 分類 のところに 分類番号を入力し 検索します 和書の場合は NDC8: を 洋書の場合は DC20: を分類番号の前に付けて検索します なお このガイドの巻末に 分類表の全項目表が付いていますので 参考にしてください 5
請求記号について 図書 資料の背にラベル表示されているもので 原則として分類番号 ( 記号 ) 著者記号から構成されます ( 伝記本は被伝記者記号も ) これらは同一主題や同一著者の本を書架に集めることにより 図書 資料の利用と出納が容易になるよう工夫されたもので 図書 資料はこの請求記号順に配架されています 資料記号の分け方 中央大学図書館では 図書とそれ以外の資料を区別するために 以下のような記号を分類番号の前に付けています 資料記号 内 容 新聞 雑誌 紀要 年報 ( 論文的なも Z の ) その他の逐次的資料 ( 官公庁等の 定期的刊行物 ) 法令判例 ( 法体系を形成するもの ) J 通達条例団体規則条約集官報 D 辞典事典用語 Q 加除式資料 白書 年鑑 統計書 年報 ( 資料的な もの ) ハンドブック 便覧 要覧 報 告書図鑑地図手引書年表索 M 引会議録 集成 資 ( 史 ) 料集などのタイトルを もつもの 聴覚資料 (CD レコード録音テー R プ ) F フィルム スライドマイクロ資料 V ビデオ DVD LD など 肉筆本 ( 古文書書簡日記筆写本 K など ) C CD-ROM H 博物資料 件名からの検索主題を表わす ことば ( 名辞 =term= 件名 ) から直接的に検索する方法です その主題を表す言葉が何通りかある場合も 必ず1つの言葉に集約して表すことを原則とします この時採用した見出し語を 件名標目 とよび その 件名標目 に導かれる同義語 類語 関連語からの を見よ をも見よ などの案内を 件名参照 とよびます それを音順の一覧表にしたものを件名標目表といいます 中央大学図書館では 基本件名標目表 (M014.35 N77 理参考 ) と 国立国会図書館件名標目表 (M014.35 Ko49 理参考 ) を使用しています これらの件名標目表に載っているキーワードを使って 主題から検索できます ( 基本件名標目表はレファレンスカウンター横の書架に置いてありますので 詳細は各件名標目表の凡例を見てください ) 例 : 公害 のような広い概念は 環境汚染 騒音 地盤沈下 廃棄物処理 などからも検索できます その他の主題検索 1. 各主題毎の文献目録特定主題の文献目録は それぞれの主題別に分類されています 主なものは レファレンスカウンターの書架にあります 2. 雑誌記事索引主要雑誌に掲載された論文の記事検索は 9 ページ以降を参照してください 6
4 レファレンス サービス レファレンス サービスとは聞きなれない言葉かもしれませんが 参考図書やその他の方法を駆使して みなさんの学習 研究上のお手伝いをしようというサービスです 参考図書には 辞典 事典 ハンドブック 年鑑などの一次資料と 出版目録 蔵書目録 主題目録 索引 抄録誌などの二次資料があります ここで使用するのは 二次資料が中心となります レファレンスカウンターにはこれらの資料が備えてあります もちろん各自で使いこなすようになれば 学習 研究のうえで非常に有利になるでしょう その手始めや 不明な点があれば遠慮なく カウンターで質問してください 資料の使い方 有効な検索方法などをアドバイスいたします レファレンス サービスは回答ではなくあくまでも求めるものに近づく手段を 日頃の経験によりつちかった知識で応えることにあります また調査以外にも 大学図書館間の相互協力により 他大学の図書館や 研究機関の蔵書の利用の案内もします サービスの内容は次のようなものです 1. 文献調査ある特定の文献 またはあるテーマに関する文献について 著者 書名 発行所など また単行書であるか 雑誌論文や会議論文であるか その正確な情報について調査します 2. 情報調査ある事項 データなどがどのような文献に記載されているかを調査します 3. 所蔵 所在調査 1.2. で調査の結果判明した文献は 中央大学で所蔵があるか 所蔵がない場合には 所蔵している他の図書館があるかを調査します 4. 他機関紹介調査の結果 さがしている文献の他機関での所蔵が分かった場合は 近距離であれば図書館発行の紹介状を持参して直接訪ねて利用することができます 5. 文献複写依頼さがしている文献を所蔵している図書館が遠距離の場合には 複写依頼することができます 国内に所蔵がない場合には 海外に依頼することも可能です 教職員 大学院生は他機関にある図書の取り寄せもできます * 1.2. については 3 論文情報の検索 (10ページ) も参照してください ** 4.5. については Ⅲ. 学内に所蔵しない図書 資料の利用方法 (16ページ) を参照し てください 相談受付時間 月曜日 金曜日 ₉:30 11:30 13:00 16:30 土曜日 ₉:30 11:30 7