平成 26 年 7 月 1 日市長定例記者会見の要旨 1 久留米市の自殺対策について 市長 平成 20 年度から取り組んできた市の自殺対策の概要について説明 保健担当部長 自殺対策のこれまでの主な取り組み 久留米市における自殺の状況 取り組みの成果 今後の取り組みについて説明 記者 セーフコミュニティの自殺予防対策委員会では 具体的にどういった取り組みを行ったのですか 保健担当部長 医師会をはじめ 地域の皆様 校区の代表の皆様 多くの方に参加をいただき どういう取り組みが自殺の減少につながるかということを検討いたしまして 平成 23 年度 24 年度 25 年度それぞれにいくつもの報告を行いました 記者 あとで資料をお願いします 記者 今後の取り組みですが 50 歳代の男性を中心とした対策について 何か具体的なものがあれば教えてください 保健担当部長 司法書士会と連携を取りながら 保健所の精神保健福祉士や保健師が 司法書士と一緒にハローワーク等に伺いまして そこでワンストップサービスによる形で 職を求めてお見えになっている方の中で メンタル面であったり 経済的な問題であったり そういうものを抱えてある方に 直接的に働き掛ける取り組みを 25 年度から行っております 今後は その回数を増やすとか ゲートキーパーの職域での取り組みとか そういった対策を強化していきたいと考えています 記者 自殺者の男女の内訳を教えてください 保健担当部長 平成 25 年度は 男性が 43 人 女性が 18 人 24 年度は 男性が 43 人 女性が 26 人 23 年度は 男性が 57 人 女性が 23 人です 2 キラリ輝く市民活動活性化補助金について 市長 市民活動の活性化や市民との協働のまちづくりを進めるために 平成 24 年度に 1
開始したキラリ輝く市民活動活性化補助金の活用が順調に伸びていること 過去の実績を踏まえて 今般 制度の一部見直しを行ったことを説明 協働推進部長 キラリ輝く市民活動活性化補助金制度の概要 開始からこれまでの実績 今後の方針 制度の一部見直しの趣旨や内容等について説明 記者 今回新たに設けられた学生活動活性化事業については 何団体くらいの補助を想定しているのかということと 学生団体に対する PR 活動をどのように展開していくのかということ この点について教えてください 協働推進部長 具体的な数というのはありませんが 複数団体を期待しています PR 活動につきましては これまでに知り得ている学生団体もございますし そうした団体を通じての PR や 各大学を訪れての PR などをやっていきたいと考えています 3 久留米市保育士人材バンクを開設 市長 7 月 15 日から新たに保育士人材バンクを開設し 保育士確保の取り組みを強化することを説明 子ども未来部長 久留米市におけるこれまでの保育士確保の取り組みや 新たに開設する保育士人材バンクの開設場所や事業内容のほか 久留米市の待機児童の状況や保育所定員の推移などを説明 記者 久留米市の保育士不足が分かる数字でのデータはありますか 子ども未来部長 ハローワーク久留米の平成 26 年 3 月末のデータになりますが 保育士 ケアマネージャー等の求人数 268 人に対しまして 求職者数が 173 人ということで 率にしますと保育士 1 人の募集に対して 約 0.6 人しか仕事を探している人がいないという人手不足を表した結果が出ています 記者 県内に こうした人材バンクを開設している自治体はあるのですか 子ども未来部長 保育士に限ってということであれば 福岡県と福岡市が開設済みです 県南の自治体では初めてということになります 記者 今までは 保育士として働ける場所を求職者に紹介していなかったのですか 2
子ども未来部長 これまでは 市のホームページに求人を出している園を掲載し それを見て仕事を探している人が園に直接当たってもらうという形でした これからは 市が間に入って紹介できることになります 記者 それは 法律か何かで決まっているのですか 子ども未来部長 職業安定法という法律の中で 無料の職業紹介はハローワークしかできないとされていますが 必要な場合に必要な届け出をすれば 限定的に職業紹介をしていいということになっております 記者 保育士の方がバンクに登録して 市から斡旋を受けるという形になるのですか 子ども未来部長 そういうことです 4 中学校における夏季補充学習の実施について 市長 平成 25 年度の補正予算と 26 年度予算で 26 年度中に小 中学校の全普通教室に空調機を設置する取り組みを進めており 中学校については ほぼ設置が完了したことから 夏休み期間中に補充学習を実施することを説明 教育部長 夏季補充学習の目的や内容 対象 今後の取り組みなどについて説明 記者 少人数での個別の支援が必要な生徒が対象ということですが その判断基準を教えてください 学校教育課長 各学校で 学力面で低位にある生徒に声を掛けまして 本人と保護者の承諾が得られた生徒 それから希望する生徒が対象になります 人数は 各学校の実情に応じて決定します 記者 夏休みそのものを短くする自治体もあるようですが そうしたことも検討しているのですか 教育部長 福岡市が夏季休業期間を短くするということは承知しています 久留米市におきましては まずは夏季休業期間中の補充学習を実施しまして 夏季休業期間の短縮につきましては 今後の話と考えております 3
市長 福岡市は今から空調機を整備して 夏季休業期間を短縮するのは数年先のことのようです 久留米市の場合 1 学期中に整備が完了しますので 急きょ 来年度までぐらいの短期的な措置として補充学習を実施することとしました 長期的な対応につきましては 今後の検討課題と思っています 記者 今回 初めて全市的な取り組みとして実施するとのことですが これまで各学校独自に取り組んでいたという事例はありますか 学校教育課長 これまでも ほとんどの中学校が夏季休業期間中に補充学習を行っておりました ただ 日数が学校によってまちまちで 2 3 日であったり 10 日近いところもあったりという状況でしたが 環境が整いましたので 各学校とも 10 日以上の日数で実施するものです 市長 参考までに 今回空調機を設置した中学校の普通教室の数は 284 室に上ります 記者 284 教室のすべてに設置が終わったということですか 教育部長 既に試運転を行っているところもありますし 現時点で設置が完了していない教室も 夏休み開始までには完了する見込みです 記者 中学校の数は何校ですか 市長 16 校です 教育部長 市内の中学校の数は 全部で 17 校ですが 1 校は既に空調機を整備しておりましたので 今回新たに整備したのが 16 校ということでございます 記者 補充学習は 他の自治体でも普通にやっていることなのですか 学校教育課長 調査などを実施した訳ではありませんが 何らかの補充学習を行っている中学校が多いのではないかと思われます 4
5 その他 記者 石橋美術館の 960 点の作品が東京に移管されるということについて 市長の意見を聞かせてください 市長 5 月の記者会見でも申し上げましたが 石橋財団としては将来的にも支援をしていただけるということですから 美術品の移転の問題とか 新聞報道でもありました経費の問題とか それは今後の協議で詰めていくことです 今後の協議の中で 久留米市としましては 久留米市民の宝である美術品と美術館の存在 これらについて できるだけ久留米市民の皆さんがより多くの 特に郷土出身の画家の作品等を鑑賞できるように そういった視点で石橋財団のほうにお願いしていきたい そして そのための協議を具体的に進めたいと考えています 記者 東京オリンピックとパラリンピックの招致の件ですが 庁内組織などを立ち上げて取り組むなど 何か具体的な動きはありませんか 市長 福岡県にキャンプ地を誘致したいとの意向は伝えていますが 現時点では具体的な協議にまで至っていません 県との協議が始まった段階で 組織的にどう対応するかについて 速やかに検討したいと考えています 記者 具体的に こういう競技を誘致したいというのはありますか 市長 新しい体育館と武道場が整備されますので これらの施設を活用できる競技を想定しています それと オリンピックの 1 年前にラグビーのワールドカップも日本で開催されるということですので そのことも念頭に置いておく必要があると思っています 具体的には今からですが 記者 久留米市にラグビー場はありますか 市長 現在はございません これから検討したいと思っています 5