21 世紀文明研究セミナー 2010 家庭部門の CO 2 排出量削減 うちエコ診断事業の行政施策への展開 平成 22 年 11 月 10 日 財団法人ひょうご環境創造協会 環境創造部次長兼温暖化対策課長泉美江子 内 容 1 兵庫県での展開 2 事業仕分けを受けて 3 環境省への提案 4 環境コンシェルジュへの採択 5 全国展開する場合の課題 1
IGES の事業展開イメージと年次別計画 IGES の事業展開イメージと年次別計画 年次 2008(H20) 2009(H21) 2010(H22) 2011~ 段階 立上期 充実期 拡大期 自立期 システム立上げ 事業スキーム構築 診断ツール開発 診断員養成 システム改善 診断数増加の仕組み確立 診断ツールの精度向上 診断員の能力向上 自立運営スキームの検討 システム改善 診断ツールの改善 ( 継続 ) WEB 診断の拡大 診断員の能力向上 自立運営の試行 事業内容 モデル運用 訪問診断 約 100 世帯を対象 PR 企業中心 モデル運用 訪問診断 200 件程度 窓口診断 数百件程度 WEB 数千 ~ 数万 拡大 モデル拡大 近畿から全国へ 県 企業 PR 企業 県 市民団体 団体 海外展開の検討 検証 評価 構築したシステムで運用可能 CO 2 削減行動の促進効果は高い 検証 評価 窓口診断 WEB 方式の評価 データを利用した研究 分析 自立運営スキームの検証 モデル実施 PR IGES データ改善 県民 太陽光センター 対象企業社員環境への共感が高い団体 市民一般市民同左 備考県が主体的に県民をまき込んでいくようにする行政関連組織や NPO が担う方向へ IGES 関西より兵庫県地球温暖化防止活動推進センターへ 年次 2008(H20) 2009(H21) 2010(H21) 段階 立上期 充実期 拡大期 診断員の養成 募集範囲 : 温暖化防止推進員 省エネ普及指導員 NPO 太陽光販売店など 診断員 32 名 診断員の選考時に研修 (2 日 ) 診断員 32 名 診断員の選考時に研修 (2 日 ) 募集範囲 : 一般公募 スーパー診断員 5 名 一般診断員数 39 名 診断員の選考時に研修 (2~3 日 ) その後 専門研修を実施 診断受診家庭の募集等 管理体制 受診家庭募集 :IGES 企業のCSR 活動の一環として 川崎重工業 阪急電鉄 みなと銀行が社員家庭に対して募集を実施 その他関係機関に募集を実施 約 100 件の診断を実施 事業運営 : 兵庫県うちエコ診断協議会診断員養成 :IGES 関西研究センター 受診家庭募集 :IGES 協会 ( 太陽光相談指導センター ) 引き続き 企業の CSR 活動の一環として 川崎重工業などが社員 家庭に対して募集 その他関係機関 ( 兵庫県 尼崎市 相生市 ) に募集を実施 約 300 件の診断を実施 事業運営 : 兵庫県うちエコ診断協議会診断員養成 :IGES 関西研究センター 受診家庭募集 : 県と協会 市町 企業等に呼びかけ 予定 家庭訪問診断 (100 件程度 ) 窓口診断(40 件程度 ) 地域診断( 集団 個別 )(360 件程度 ) 団体向け診断(100 社程度 ) 事業運営 : ひょうご環境創造協会診断員養成 : ひょうご後環境創造協会 2
行政刷新会議 事業仕分け による地球温暖化防止活動推進センター事業の展開 ~H21 年度 H22 年度は今後の事業展開を考えるとき極めて重要な年 H22 年度 以後は不確実 H23 年度 ミッション 普及啓発 推進員研修 一村一品等 普及啓発 + 削減効果の見える活動 削減効果の見える活動 予算 基盤整備 一村一品 事業仕分けによる廃止 新たな予算措置新たな4つの補助メニュー推進員派遣事業活動団体連携強化事業うちエコ診断事業くらしのアト ハ イサ ー事業 推進員派遣事業活動団体連携強化事業 環境コンシェルジュ 地域センター 地域における温暖化防止の普及啓発 22 年度事業と予算は緊急措置 温暖化防止の普及啓発を行いつつ削減効果の見える事業の展開 22 年度事業の成果を出し 以降の方向性を出す 具体的な支援 JCCCA 温暖化情報の発信 温暖館の運営など 転換 地域センターの 支援 はサブ的位置づけ 地域センターの支援を主として位置づけた事業の展開 H24 年度 兵庫県 うちエコ診断を活用したエコ活動の促進による民生分野の排出削減支援事業展開スキーム全体の事業管理連携 IGES 兵庫県地球温暖化防止活動推進センター 太陽光発電相談センター 研修 地域連携による 診断員 兵庫県地球温暖化防止活動推進員 支援 エコ活動 うちエコ診断見える化によるエコ活動促進 県民 企業社員など エコチェックカレンダー 太陽光発電導入 住宅のエコリフォーム エコ家電の導入 日常のエコ活動 様々な支援 ( 補助 社内融資 エコポイントなど ) の社会システム 進捗状況の把握 民生分野 ( 家庭 ) の排出削減 3
公募4 民生分野における削減地球温暖化防止活動推進員等平成 22 希望訪問診断年度うちエコ診断の進め方(一エ希望コ診断窓口診断員結研修結果 希望業希望 )集団診断企果兵庫県温暖化防止活動推進センター と指導による省エネ機器等の導入フォローアップによる削減量の効果把握 般県民結果 結果 平成 22 年度 うちエコ診断 の実施プラン 区分 人数 予定件数 診断員の養成 50 人 訪問 200 件 診断方法 窓口集団 300 件 1500 件 計 2000 件 診断効果の測定 事後アンケート 4 月 7 月 9 月 診断員養成 診断員養成 診断事業 広報活動 診断実施 診断効果 診断結果の効果測定
提案した今後の地域センター事業の考え方 ( 案 ) 23 年度以降 中期 (10 年ぐらい ) のスパンで継続的な事業に向けて ( 概要 ) エコ診断 100 万戸大作戦の提案 地域センターの中期的な取り組みの背景とエコ診断の位置づけのイメージ ( 案 ) 2010 年 2020 年 政府の方針 法整備 2020 年までの温室効果ガスの削減目標 :1990 年比 25% 削減 ( すべての主要国による意欲的な目標の合意が前提 ) 地球温暖化対策基本法の制定 ( 温対法の一部改正も ) ( 排出量取引 環境税の導入 新エネの導入など ) 25% の削減 行程表 ( 案 ) 地域センターの中期的な取り組み ( 案 ) H22 年度 産業部門 運輸部門 家庭 業務部門 H23 年度 モデル実施 パイロット実施 H24 年度 本格実施 エコカーの導入など 省エネエアコン 太陽光発電 (1000 万世帯 ) の導入など位置づけ寄与 エコ診断 100 万戸大作戦 ( 仮称 ) ( 家庭での排出量の見える化による削減行動の促進 ) 全国で 25000 戸 (500 戸 / センター ) 全国で 10000 戸 (30 から 200 戸 / センター ) 17~24% の削減 14~25% の削減 33~43% の削減 エコ診断全国展開に向けてファーストステップ 5
地域センタの具体的センター研修への支援報告活動推進員等野に研修断員の導ける削減< 診断活動の効果の把握 > エコ診断 100 万戸大作戦と地域センター取組の波及効果のイメーシ ( 案 ) 25% の削減における民生分野への寄与 温暖化対策情報の様々な提供 具体的行動の促進 省エネ機器情報の提供 推進員などとの協働温暖化対策 NGO などとの協働環境教育の促進 エコ診断 100 万戸大作戦 ( 仮称 ) ( 家庭での排出量の見える化による削減行動の促進 ) 地域の自治体等との連携 太陽光発電等の情報の提供 具体的な省エネ行動の情報提供 地域の家庭分野の排出量の把握 地域センターの取り組み 活動ー情報発信 提供 研究 開発 JCCCA( 事業推進委員会 < 仮称 >) 実施マニュアル プログラム等の作成 < 効果の全体把握 > 支援 IGES センター研修 事業提案のあったセンター 全国でのうちエコ診断実施スキーム ( 案 ) 地球温暖化防止エコ診見える化 訪問診断窓口診断集団診断 結果希望 民希望 一般県結果と指導にお地域温暖化防止活動推進センターよる省入フォローアップによる削減量の効果把握 エネ機器等削減行動 希望結果体結果 企業 団民生分6
環境コンシェルジュへの採択 7
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環境コンシェルジュ事業スキーム 環境省要望事業説明資料より 9
環境コンシェルジュ事業は 元気な日本復活特別枠 要望 ( 合計 189 事業 ) のひとつとして政策コンテストにかけられる 政策コンテストの流れ ~10 月 19 日パブリックコメントの募集 10 月末までに外部の意見を集約して公表 11 月 13 日 評価会議 が要望の事業目的 効果を公開ヒアリング (14:30~15:00) 12 月上旬までに優先度を A~D にランク付け 12 月中旬から下旬菅総理が予算配分を決定 環境コンシェルジュ事業として 全国実施する場合の課題 民主党政権は 民間 ( 企業 団体 ) に任せることを主眼においている 法に基づき指定されているセンターのみで事業展開してよいのか うちエコ診断は 公平 公正 に実施される必要があり そのためには民間企業に任せず 法に基づき 47 都道府県等に設置されているセンターが実施することが最も望ましい 事業は 平成 22 年度に実施するうちエコ診断事業に比較し 規模が大幅に増強されている はたして 全国で統一的な実施が可能か 22 年度から実施 寒冷地の対策等診断ツールの改善 苦情 トラブル処理システム スーパーバイザー登録派遣制度 コンシェルジュ養成プログラムの開発 全国地球温暖化防止活動推進センター 10
うち実施( 随時 ) 診断員環境省個別情報 ( 随時 ) 受診者診断 相談ラブル地域センタセンター)ネット防止セン実施レベル地域間 地域地球温化防止活動推進国ネットター地域情報の収集 うちエコ診断苦情 トラブル情報処理フロー 苦情 ト苦情等の早期報告 するエコ(全国全国個別情報 苦情等情報の措置徹底指導 をーとりまとめフィート ハ ック 対応 フォロー 地域センターのうちエコ診断事業支援のためのうちエコ診断事業スーパーバイザー登録派遣制度全うちエコ診断に習熟した者 診断事業社うちエコスパバイザーの登録 (10 人程度 ) (一般社団法人地球温暖化全スーパー 国地球温暖化防止活動推進格差の解消センターうちエコ診断事業スーパーバイザーの派遣)暖フィードバック 11
うちエコ診断事業スーパーバイザー派遣フロー 資料 4 平成 22 年 10 月 21 日 全国地球温暖化防止活動推進センター ( 一般社団法人地球温暖化防止全国ネット ) スーパーバイザー選定 5~10 人程度 登録手続き 倫理規定の交付 誓約書の提出 うちエコ診断に習熟した者 うちエコ診断事業スーパーバイザー 地域地球温暖化防止活動推進センターうちエコ診断事業 派遣対象となる地域センターの募集 スーパーバイザー会議 派遣システムの検討 派遣条件の検討 うちエコ診断事業実施状況についてヒアリング 派遣スーパーバイザーの決定 スーパーバイザー派遣要請 診断現場などへのスーパーバイザー派遣 JCCCA 職員も同行し地域情報の収集を行う 平成 23 年度に向けたとりまとめ作成 ご清聴ありがとうございました 11 月 13 日の政策コンテストにご注目下さい 12
行政刷新会議 事業仕分け による地球温暖化防止活動推進センター事業の展開 ~H21 年度 H22 年度は今後の事業展開を考えるとき極めて重要な年 H22 年度 以後は不確実 H23 年度 ミッション 普及啓発 推進員研修 一村一品等 普及啓発 + 削減効果の見える活動 削減効果の見える活動 予算 基盤整備 一村一品 事業仕分けによる廃止 新たな予算措置新たな4つの補助メニュー推進員派遣事業活動団体連携強化事業うちエコ診断事業くらしのアト ハ イサ ー事業 推進員派遣事業活動団体連携強化事業 環境コンシェルジュ 地域センター 地域における温暖化防止の普及啓発 22 年度事業と予算は緊急措置 温暖化防止の普及啓発を行いつつ削減効果の見える事業の展開 22 年度事業の成果を出し 以降の方向性を出す 具体的な支援 JCCCA 温暖化情報の発信 温暖館の運営など 転換 地域センターの 支援 はサブ的位置づけ 地域センターの支援を主として位置づけた事業の展開 H24 年度 13