次の問いに当てはまるものを A E より選び 回答欄の記号を で囲みなさい 1. 外耳道の体性感覚に関与しているのはどれか A: 第 3 脳神経 B: 第 5 脳神経 C: 第 7 脳神経 D: 第 9 脳神経 E: 第 11 脳神経 2. 鼓膜の体性感覚に関与しているのはどれか 1: 第 3 脳神経 2: 第 5 脳神経 3: 第 7 脳神経 4: 第 9 脳神経 5: 第 11 脳神経 A:1,3 B:1,5 C:2,4 D:3,4 E:4,5 3. 耳小骨筋を支配しているのはどれか 1: 第 3 脳神経 2: 第 5 脳神経 3: 第 7 脳神経 4: 第 9 脳神経 5: 第 11 脳神経 A:1,2 B:2,3 C:2,4 D:3,4 E:4,5 4. 第 1 鰓弓に由来するのはどれか 1: 広頚筋 2: アブミ骨 3: キヌタ骨 4: 鼓膜張筋 5: アブミ骨筋 A:1,2 B:1,5 C:2,4 D:3,4 E:4,5 5. 鼓室粘膜の体性感覚を支配するのはどれか A: 第 3 脳神経 B: 第 5 脳神経 C: 第 7 脳神経 D: 第 9 脳神経 E: 第 11 脳神経 1
6. 誤っているのはどれか A: コルチ器は内リンパの振動を受容する B: 半規管は角加速度を受容する C: 前庭器は直線加速度を受容する D: 有毛細胞の聴毛は 最も長い聴毛側に倒れたときに脱分極する E: 外側半規管はリンパの向膨大部流により過分極する 7. 内耳の平衡聴覚器の脱分極を実現しているのはどれか A:Na + B:Cl - C:Ca 2+ D:HCO3 - E:K + 8. 誤っているのはどれか A: 外耳道の音圧上昇効果 15dB B: 鼓膜とアブミ骨底の面積比 17:1 C: 耳小骨による音圧上昇効果 2.5dB D: 鼓膜穿孔による損失 12dB E: 中耳伝音機構によるインピーダンス整合 50dB 9.ABR について正しい組み合わせはどれか A:Ⅰ 波 内有毛細胞 B:Ⅲ 波 蝸牛神経核 C:Ⅳ 波 下丘 D:V 波 内側膝状体 E:Ⅵ 波 聴皮質 10.OAE の発生源はどれか A: 内有毛細胞 B: 蝸牛神経核 C: 外有毛細胞 D: 下オリーブ核 E: 下丘 11. 急性中耳炎にあてはまらないのはどれか A: 小児に多い B: 耳痛 発熱 耳鳴 耳漏 伝音難聴などが自覚症状 C: 鼓膜の発赤 充血 膨隆などがみられ 重症時には鼓膜穿孔を生じる D: 細菌やウイルスなどの感染に起因することが多い E: 内耳炎を併発し混合性となっても予後は良い 2
12. 滲出性中耳炎にあてはまらないのはどれか A:10 歳未満と 80 歳以上に好発する B: ほとんどの症例が急性中耳炎に続発する C: 耳閉 自声強調 耳鳴 伝音難聴を呈するが 耳痛はあまりない D: ティンパノグラムで B 型または C 型を示す E: 炎症源の治療に鼓膜切開または換気チューブ留置し 貯留液の排出を助長する 13. 真珠腫性中耳炎にあてはまらないのはどれか A: 耳管機能不全により鼓室内が陽圧となることが原因と言われる B: 初期には自覚書状はないが 進行により耳閉感 血声または膿性耳漏 耳痛 伝音難聴などを訴える C: 鼓室へ炎症が蔓延することで伝音難聴のほかに味覚障害を呈することがある D: 真珠腫の成長により骨迷路が破壊されると 混合性難聴 回転性めまい 瘻孔現象 Tullio 現象などを呈する E: 外科的療法として鼓室形成術や中耳根治術がとられる 14. 慢性中耳炎にあてはまらないのはどれか A: 急性中耳炎からの続発 耳管機能不全 鼻腔 副鼻腔炎 アデノイド増殖症 口蓋裂などが原因となる B: 急性中耳炎と同様に インフルエンザ菌や肺炎双球菌の感染が多い C: 伝音難聴 耳漏 鼓膜穿孔が主徴である D: 純音聴力検査で難聴のタイプを見極める必要がある E: 膿汁除去 中耳の洗浄 抗生剤による耳浴や点耳などの保存的療法のほか 鼓室形成術や鼓膜形成術などの外科的療法もとられることがある 15. 耳管開放症にあてはまらないのはどれか A: 体重減少 運動 中耳炎 経口ピル 顎関節症 頚部自律神経障害 吹奏楽器演奏などが原因と言われる B: 耳閉感 自声強調 呼吸性耳鳴が見られる C: 頭位や体位によって軽快化することがある D: インピーダンスオージオメトリーで呼吸性鼓膜動揺を認める E: 生活改善や精神安定剤投与による治療を行うが 回復しないときは人為的に耳管狭窄を誘発させることもある 16. 耳硬化症にあてはまらないのはどれか A: 白人 女性に好発し 妊娠 出産により進行する B: 一側性進行性伝音難聴を呈する C:Willis 錯聴がみられる D: オージオグラム上に Carhart 陥凹 ティンパノグラムで As 型を認める E: アブミ骨手術により劇的な改善が期待される 3
17. 癒着性中耳炎にあてはまらないのはどれか A: 鼓膜が耳小骨に癒着することによる B: 伝音難聴 耳漏 鼓膜穿孔を呈する C: 鼓膜形成術による外科的療法が効果的である D: 滲出性中耳炎にしばしば続発する E: ティンパノグラムで B 型を呈する 18. 突発性難聴にあてはまらないのはどれか A: 原因不明だが ウイルス感染や内耳循環障害などによると言われる B: 一側性内耳性難聴 耳鳴 耳閉感を呈する C: 鼓膜や頭部に異常な画像所見は認められない D: コルチコステロイド投与が比較的効果がある E: 以前は男性好発と言われたが 現在では性差はない 19.Ménière 病にあてはまらないのはどれか A: 中年期女性に好発する B: 一側性感音難聴 耳鳴 回転性めまいなどを呈する C: 聴覚補充現象陰性 D: 初期には低音障害型感音難聴を呈するが 進行により水平型となる E: グリセロールテストやフロセミドテストで症状の改善が認められる 20. 正しいのはどれか A: ムンプス難聴では両側性の感音難聴と非回転性めまいを呈する B: 内耳梅毒では一側性感音難聴 回転性めまい Tullio 現象 Hennebert 徴候などを呈する C: 騒音外傷性難聴では C5-dip を特徴とした一側性感音難聴を呈する D: 音響外傷性難聴では 一側性のことも両側性のこともある C5-dip 型から高度型まで様々な感音難聴を呈する E: 老人性難聴は低音域から始まる進行性内耳難聴が本態であるが しばしば加齢による鼓膜や耳小骨連鎖障害などを合併して混合性難聴となる 21. 中毒性難聴を呈さないのはどれか A: シスプラチン B: フロセミド C: ゲンタマイシン D: アスピリン E: ペニシリン 22. 中毒性難聴との関連が示唆されているのはどれか A:mtDNA 1555 B:GJB2 C:PDS D:COL4 E:POU4F3 4
23. 内耳性難聴と後迷路性難聴の鑑別が困難なのはどれか A: 閾値上検査 B: 自記オージオメトリー C: インピーダンスオージオメトリー D: 語音聴力検査 E: 純音聴力検査 24. 聴神経鞘腫にあてはまらないのはどれか A: 自記オージオグラムで Jerger III 型または IV 型 B:Bruns 眼振 C:ABR で V 波潜時の左右差 D: 回転性めまい E: カロリックテストで患側 CP 25. 伝音難聴を呈するのはどれか A:Alport 症候群 B:Jervell-Lange Nielsen 症候群 C:van der Hoeve 症候群 D:Usher 症候群 E:Wolfram 症候群 26. 非症候群性難聴を呈するのはどれか A: 卒中様症状を伴うミトコンドリア脳筋症 B:Pendred 症候群 C:Branchio-Oto-Renal 症候群 D:POU4F3 遺伝子による難聴 E:Waardenburg 症候群 27. 視聴覚二重障害が見られないのはどれか A:CHARGE 症候群 B:Apert 症候群 C:TORCH 症候群 D:Cockayne 症候群 E:Cornelia-de Lange 症候群 28. 最も高頻度と言われる内耳奇形はどれか A:Mondini 奇形 B:Michel 奇形 C:Scheibe 奇形 D:Bing-Siebenmann 奇形 E:Alexander 奇形 5
29. 側頭骨縦骨折に見られないのはどれか A: 感音難聴 B: 髄液漏 C: 鼓室内出血 D:CT が有効 E: 純音聴力検査が有効 30. 側頭骨横骨折に見られないのはどれか A: 顔面神経麻痺 B: 伝音難聴 C: 患側 CP D:CT が有効 E: 純音聴力検査が有効 31 40 のうち 回転性めまいを呈するものに 非回転性めまいを呈するものに を回答欄に記入しなさい 31. 良性発作性頭位めまい症 32.Wallenberg 症候群 33. 小脳出血 34.Ménière 病 35. 前庭神経炎 36. 突発性難聴 37. 聴神経鞘腫 38. 起立性低血圧 39. ストマイ難聴 40.Ramsay-Hunt 症候群 41 50 のうち 伝音難聴を呈するものに 内耳性難聴を呈するものに 後迷路性難聴を呈するものに を回答欄に記入しなさい 41.Down 症候群 42.Turner 症候群 43.Mondini 奇形 44.Ménière 病 45. 突発性難聴 46. ムンプス難聴 47. 聴神経鞘腫 48.Crouzon 症候群 49.Ramsay-Hunt 症候群 50.Apert 症候群 6