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まず 2015 年 8 月期実績のポイントとしては 過去最高の連結業績を達成いたしました 海外ユニクロの大幅な増益が全体の業績をけん引いたしました 国内ユニクロに関しましては 残念ながら第 4 四半期は減益でしたが 通期では増益を達成いたしました ジーユー事業が大きく成長し 第二の事業の柱になりまし

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2015 年度 ~2017 年度中期経営経営計画 14 中計 1. 当社が目指すもの企業理念と Vision E 2.11 中計 中計 (2nd STAGE / 2012~ 年度 ) の成果 - Vision E における 11 中計の位置づけと成果 - 1

預金を確保しつつ 資金調達手段も確保する 収益性を示す指標として 営業利益率を採用し 営業利益率の目安となる数値を公表する 株主の皆様への還元については 持続的な成長による配当可能利益の増加により株主還元を増大することを基本とする 具体的な株主還元方針は 持続的な成長と企業価値向上を実現するための投

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2014 中期経営計画総括 (2012 年度 ~2014 年度 )

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経営ビジョン 私たちが目指すヤーマン 1 業績ハイライト 5 セグメント別売上 6 セグメント別営業利益 7 売上構成 8 財務ハイライト 9 第 3 四半期以降の取り組み 10 業績予想について 11 配当について 12

社是 経営理念 長期ビジョン Ⅱ. 新中期経営計画 innovate on 2019 just move on! の概要 社是 人の和と創意で社会に貢献 経営理念 1. 最高の品質創りを重点に社業の発展を図り社会に奉仕する 2. 全員の創意を発揮し顧客のニーズに対応した特色ある技術を開発する 3.

目次 1. 経営成績営業利益分析 / 海外売上高 / 貸借対照表 2. 業績予想 ( 修正 : 有 ) 3. 研究開発費 / 減価償却費 / 設備投資 4. 株価の状況 5. トピックス P.2 P.10 P.14 P.16 P

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決算短信

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IR 活動の実施状況 IR 活動を実施している企業は 96.6% 全回答企業 1,029 社のうち IR 活動を 実施している と回答した企業は 994 社 ( 全体の 96.6%) であり 4 年連続で実施比率は 95% を超えた IR 活動の体制 IR 専任者がいる企業は約 76% 専任者数は平

2019 年 2 月期業績説明資料 (2018 年 3 月 ~2019 年 2 月 ) 株式会社ロゼッタ ( 東証マザーズ :6182) 2019 年 4 月 12 日

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目次 2016 年 10 月 28 日 2016 年 12 月期 Q3 決算補 資料

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第 45 期 3Q 決算補足説明資料 第 45 期 (2019 年 4 月期 ) 第 3 四半期決算補足説明資料 ヤーマン株式会社 Copyright C YA-MAN LTD. All Rights Reserved.

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各 位 平成 29 年 11 月 28 日フィンテックグローバル株式会社代表取締役社長玉井信光 ( コード番号 :8789 東証マザーズ ) 問合せ先 : 上席執行役員千田高電話番号 : ( 03) 航空機アセットマネジメント会社の株式取得に伴う子会社の異動に関するお知らせ 当社

2016 年 10 月 31 日 各位 社名 代表者名 問合せ先 株式会社村田製作所代表取締役社長村田恒夫 ( コード :6981 東証第 1 部 ) 広報室長生嶌匠 (TEL ) ソニー株式会社からの電池事業の取得に関するお知らせ 株式会社村田製作所 ( 以下 当社 といい

はじめに は 日本中の中小企業が今よりもっと容易に海外進出を果たす為の仕組みづくりとして 海外進出コンソーシアムを結成します このコンソーシアムは 当社と大手貿易支援企業のパートナー関係を中核とし 貿易に関して得意分野を持つ企業とのコラボレーションにより構成されます Copyright(C) 201

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平成 13 年度 決算概要と今後の計画について 平成 14 年 5 月 20 日 東京通信ネットワーク株式会社

本日の内容 1. はじめに ( 第 2の創業 と 中期経営計画 ) 2. 中期経営計画についての考え方 中期経営計画の重点 4. 最後に 2/28


目次 1/37 ページ 年 12 月期連結業績 2018 年 12 月期業績見通し 株主還元 中期経営計画進捗状況 新たな成長投資について ESGの取り組み

経営理念

お客様への約束 1. 安全の確保を最優先とします - 安全確保を最優先に 全てにおいて万全のコンディションでお客様をお迎えします 2. お客様の時間を大切にします - 欠航 遅延は最小限にします - やむを得ない場合は代替の移動手段の確保に努め お客様にご迷惑をおかけしないよう全力を尽くします -

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に異なることもありますのでご留意願います 3.3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) の達成条件について 当社は下記 3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) における目標値を達成するため 以下の達成条件を今後のアクションプ ランとして実行してまいります 現状の事業ドメインにおける達成条件 自社製品の拡販 自社製

注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

第 1 四半期は好調なスタートとなり 通年でも好調を維持する見通しです 主要製品の販売量を高水準で維持しながら 他の主な指標すべてにおいても 非常に好調であった前年同期からさらに大幅に向上しました と コベストロのチーフ コマーシャル オフィサー (CCO) であり 次期最高経営責任者 (CEO)

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カプコン (9697) 平成 25 年 3 月期 決算短信 ( セグメント情報等 ) ( セグメント情報 ) 1. 報告セグメントの概要 (1) 報告セグメントの決定方法 当社の報告セグメントは 当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり 取締役会が経営資源の配分の決定および業績を評価す

注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

上場前会社説明資料

3. 平成 31 年 3 月期の連結業績予想 ( 平成 304 年月 1 日 ~ 平成 313 年月 31 日 ) 売上高営業利益経常利益 (% 表示は 通期は対前期 四半期は対前年同四半期増減率 ) 親会社株主に帰属する当期純利益 1 株当たり当期純利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円

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平成 27 年度調査結果概要 (1) 大学発ベンチャー設立状況等調査平成 27 年度調査において存在が確認された大学発ベンチャー ( 以下 VB ) は 1,773 社と微増 ( 平成 26 年度調査で確認されたのは 1,749 社 ) また 平成 26 年度調査時は黒字化した VB の割合が 43

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スキル領域 職種 : マーケティング スキル領域と MK 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構

02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章

KDDI 株式会社 J:COMへのTOB 非上場化と JCNとの統合について 2012 年 10 月 24 日代表取締役社長田中孝司

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アダストリア売り上げデータによる 現状把握と今後の方針 東海大学情報通信学部経営システム工学科佐藤健太

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資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

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目次 1. テクノプロ ホールディングスってどんな会社? 2. 技術人材サービスとは? 3. 経営ビジョンは? 4. 市場環境 成長性は? 5. 技術人材サービスが安定的に成長している理由 6. どんな仕事をしているの? 7. 業績は? 8. 今後の見通しは? 9. 計画達成の道すじは? 10. 重

Research Report by Shared Research Inc. 四半期事業セグメント 事業セグメント ( 四半期累計 ) ( 百万円 ) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 売上高 2,866 5,897

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2012 年 10 月 11 日 2012 年 8 月期の振り返りと 今後の展望 柳井正株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長 1

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はじめに マーケティング を学習する背景 マーケティング を学習する目的 1. マーケティングの基本的な手法を学習する 2. 競争戦略の基礎を学習する 3. マーケティングの手法を実務で活用できるものとする 4. ケース メソッドを通じて 現状分析 戦略立案 意思決定 の能力を向上させる 4 本講座

中小企業支援ツール 中小企業支援ツール は 金融機関における中小企業支援の一助となることを目的に 自社製品開発などにより下請脱却に取り組んだものづくり中小企業の知財活用を調査 分析し 経営 事業上の課題を事業ライフステージごとに整理するとともに その課題解決に向け 知財活用の観点から考えられるアクシ

成長可能性に関する説明資料

★2013年2月期本決算説明会_森副社長_11日最終版[1]

2. 本資本業務提携の内容等 (1) 業務提携の内容当社とコジマは 両社の店舗ブランドの独自性を維持しつつ 以下の事項に関して 両社で共同して提携効果を実現してまいります 1 商品仕入面での連携当社及びコジマの仕入規模を最大限活用し 商品仕入部門の再編及び調達業務の統合等を通じて 粗利益率の改善を目

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ための手段を 指名 報酬委員会の設置に限定する必要はない 仮に 現状では 独立社外取締役の適切な関与 助言 が得られてないという指摘があるのならば まず 委員会を設置していない会社において 独立社外取締役の適切な関与 助言 が十分得られていないのか 事実を検証すべきである (2) また 東証一部上場

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

ISO9001:2015内部監査チェックリスト

四半期事業セグメント 事業セグメント ( 四半期累計 ) ( 百万円 ) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 売上高 2,866 5,897 8,705 11,352 3,019 6,323 9,245 12,311 前期比 -72.9% 6.8% 8.0% 7.

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2018年3月期 第1四半期決算概要

Transcription:

1 ファーストリテイリングの事業戦略 柳井正株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼 CEO ファーストリテイリングのビジョン 2 世界中の人々が喜んで買う 画期的なカジュアルウエアを開発し いつでも どこでも だれでも買えるようにする 革新的なグローバル企業をつくり 世界一のカジュアルウエア企業グループにする 2010 年に 1 兆円の売上高と 1500 億円の経常利益を達成する 1

FR グループ事業構造改革の骨子 3 改革のポイント ~ 本日の発表内容 ~ 再ベンチャー化 グローバル化 グループ化 立地 業態開発 商品開発 企業組織開発 純粋持株会社への移行とM&A 戦略 本格的な海外展開 FR グループの事業構造改革 4 再ベンチャー化大企業体質から高収益 高成長の革新的な企業グループへ グローバル化市場 商品 オペレーション 人材 経営など あらゆる面でのグローバル化 グループ化成長性のある関連事業への進出によって ユニクロとの相乗効果を高めグループ企業価値を向上させる 2

5 2010 年 FR グループの売上高イメージ 2010 年売上高 1 兆円構想において 当社がイメージする数値的ステップ ( 単位 : 億円 ) 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年営業利益 ユニクロ国内 3,800 4,500 5,000 5,500 6,000 1,000 ユニクロ海外 50 100 300 500 1,000 100 theory ワンソ ーン ナショナルスタンタ ート アスヘ シ 他 400 500 550 650 800 100 コントワー デ コトニエ 150 250 300 350 400 100 柱となる新規事業 1 500 600 800 900 1,000 100 柱となる新規事業 2-600 700 900 1,000 100 柱となる新規事業 3 - - 800 900 1,000 100 FRグループ合計 4,900 6,550 8,450 9,700 11,200 1,600 上記は あくまで数値的ステップのイメージです 業績予想などの具体的数値に関しては 決算発表などの都度に開示してまいります 国内におけるユニクロ事業の可能性 6 国内ユニクロ事業として 目指す姿 売場面積店舗数年間売上高計 大型店平均 600 坪 200 店 18 億円 3600 億円 標準店平均 200 坪 1000 店 5 億円 5000 億円 小型店平均 50 坪 1000 店 1.5 億円 1500 億円 国内売上高 1 兆円 3

ユニクロの成長エンジン 7 1 立地 業態開発 2 商品開発 3 企業組織開発 ユニクロの成長エンジン 1 立地 業態開発 8 立地 業態開発の戦略転換 標準化されたフォーマットの多店舗化から 立地 売場面積 お客様など様々な条件 状況に合わせた最適な業態の出店へ いつでも どこでも だれでも買えるユニクロを実現 郊外の大型店 (500~1000 坪 ) 都心の小型店 (10~100 坪 ) を重点的に展開する 4

国内ユニクロの年間売上増加ポテンシャル 9 国内におけるユニクロ事業は 最大で年間 960 億円の売上を新たに創出する潜在力がある 売場面積 月間坪あたり売上高 月間売上高年間売上高年間出店数年間売上高増 大型店平均 600 坪 25 万円 1.5 億円 18 億円 20 店 360 億円 標準店平均 200 坪 25 万円 5000 万円 6 億円 50 店 300 億円 小型店平均 50 坪 50 万円 2500 万円 3 億円 100 店 300 億円 計 960 億円 1 上記の年間売上高数値はスライド 8 の数値とは合致しておりません 2 年間売上高増の試算においては 自社競合による既存店の減収や スクラップ & ビルドに伴う店舗減などの影響は考慮しておりません ユニクロの成長エンジン 2 商品開発 10 世界中の人材を起用して 質 量とも世界最高水準の商品開発を行う 立地 売場面積 お客様に合わせたユニクロの商品構成を開発する 5

世界規模での商品開発 11 R&D( 商品開発 ) 本部を設立し 世界中の人材を起用して 質 量とも世界最高水準の商品開発を行う 一方で 世界中に商品開発の拠点を確保し グローバルにも ローカルにも 良いと認められる商品開発を行う 東京ニューヨークパリミラノ上海ロンドン香港 商品開発体制 12 最終的に 1000 坪の店舗で高効率のビジネスを可能にする商品開発を実現する 事業部制へ移行することで 1 各コレクションを明確化 2 事業部ごとの自立 3 コレクション別の単独出店などを目指すメンズ事業部ウイメンズ事業部キッズ事業部グッズ事業部インナー事業部 商品開発チームを細分化し強化する メンズ 2チーム ウィメンズ 3チーム キッズ 2チーム インナー 2チーム グッズ 2チーム スポーツ 1チーム ジーンズ 1チーム ホーム 1チーム 6

新たな価値の創造 13 ユニクロの過去のヒット商品は フリース カシミヤ ドライ それらは 単純なベーシックやマストレンドでなく お客様の潜在ニーズを開発して 新たな需要を創造した 1000 万点を販売できる商品とキャンペーンの開発 グローバル SPA の現状 14 第一世代 SPA: GAP LIMITED (80 年後半 ~90 年代 ) ジーンズ カジュアルウェアの単品展開 ベーシックな単品主体 シーズンごとのテーマ設定 第二世代 SPA: ZARA H&M (90 年代後半から ) 最新のファッション テーマとルックの提案 商品と同等以上の情報価値 粗利益率が最高で 瞬間的に売れる ウィメンズは 月ごとにテーマを設定し 売りきる シーズンから 月ごとのテーマへ 7

第三世代 SPA を開発する 1 15 事業構造と商品のすべてを再定義 再設計して世界一の SPA を作る - 世界 ( グローバル ) の SPA と地域 ( ローカル ) で一番売れる SPA を両立させる - あらゆる人が自分の住んでいる地域で世界最高水準の商品が買えるようにする - 生活必需品にファッション性を加味する - 世界品質 絶対的な品質を実現する 世界一の商品 世界初の売れるコンセプトを具現化する - Affordable High-performance 今までの概念を打ち破る高機能ウェア ( スポーツウエアなど ) - Affordable Luxury 今までの 贅沢品 を手の届く価格で提供 第三世代 SPA を開発する 2 16 世界中で売れるテーマ コンセプト マストレンド ファッション スタイル 素材 デザイン 商品 店舗の情報を集めて その情報を整理して 商品 商品構成を特定し 即商品化する グローバルに情報発信をする SPA であること - 普段身につける生活必需品とエッセンシャルアイテムを 世界最高水準の時代性 革新性 品質 ファッション性をつけて販売する - 実際の商品 商品情報 イメージを作り これら 3 つを全て伝える 8

ユニクロの成長エンジン 3 企業組織開発 17 2010 年 1 兆円の売上と 1500 億円の経常利益実現のために 企業そのものを作り変える <FR の現状 > 今後のグローバルな成長を支えるだけの経営人材の質 量がともに不足している育成の仕組みも確立されていない 現状を肯定せず 2010 年に向けて世界規模の競合の中でどのような組織構造 制度にしたら 勝てる のかを考える 一段高い成長への 活力 18 成長への 活力 を醸成するために 1 短期間で経営者を育成する 2 外部の経営人材にとって魅力的な企業構造 制度を作る 3 ユニクロの慣性を断絶し 成功体験を否定する 4 人事 評価 報酬 コーポレイトガバナンスを改革する 5 大企業体質を全面否定し 再ベンチャー化する 6 社員全員が仕事のやり方を根本的に見直し 革新的な行動をする 9

経営の 監督機能 と 業務執行機能 の分離 19 取締役 執行役員 人事などをゼロベースで見直し 全員が創業者となって それぞれが創業者として白紙の状態から新たに事業を構築する 取締役はコーポレートガバナンスに徹し 執行役員は経営の実務に責任を負う 執行役員は経営を請け負い 経営成果にコミットする 経営成果を達成すれば 創業者と同様の長期インセンティブを受け取る 純粋持株会社への移行 20 良いビジネスと優秀な経営者の獲得 再ベンチャー化 グローバル化 グループ化の実現 グループ企業の企業統治体制の確立 10

優秀な経営者の必要性と獲得の方法 21 ユニクロの世界市場でのシェアは 0.4% 程度にすぎない 残りの 99.6% の未開拓市場で潜在需要を開発する為には 多数の優秀な経営者が必要となる 多数の優秀な経営者を獲得するために M&A 戦略が必要になる theory からのレッスン 22 資本参加した theory から得られたレッスン ニューヨークで8 年前に創業し 東京で7 年前にビジネスを開始 日米の経営統合をし 東京証券市場マザーズに上場 現在年商 350 億円 経常利益 42 億円 ( 今期予定 ) 時価総額 1000 億円 今後世界ブランドを確立し 1000 億円以上の売上高は可能 良いコンセプトと優秀な経営者がいれば 世界展開が可能 11

23 M&A の重要性 世界中で良いビジネスと優秀な経営者を探して グローバルなビジネスができれば 短期間で 1000 億円の売上高と 10% 以上の経常利益の達成は可能になる M&Aによって得られるもの 事業構築の時間の節約 世界トップクラスの経営者の獲得 FRグループの足りない機能 強化すべき機能の獲得 買収企業の成長 スピードの加速 企業再建スピードの加速 海外事業のプラットフォーム 24 M&A の事業範囲と規模 ファッション関連業種でグローバル展開可能な企業 将来的に 1000 億円以上の売上と 10% 以上の売上高経常利益率を確保できる企業 今後 3 年間に 3000 億円から 4000 億円の投資 12

コントワー デ コトニエの計画 25 今後 5 年間で 日仏の経営統合をし 2010 年に 400 億円の売上高と 100 億円以上の経常利益を目指す グループ事業会社の上場 26 < 目的 > 独立した優秀な企業の成長と経営者の自己実現 活発な企業風土と真摯な経営姿勢の実現 13

FR グループ参加企業のメリット 27 1 事業のプラットフォーム インフラ ( 経営ノウハウ 経営人材 生産 店舗運営 業務システム 物流システム 資金調達等 ) を活用し 企業の競争力と成長力が大幅に強化される 2 グループ企業相互のノウハウ提供 人材交流 プラットフォーム共通化 購買力向上などの相乗効果が高い ユニクロの海外展開 28 ヨーロッパ アメリカ 中国でのインフラ 経営人材のプラットフォーム企業買収 および資本参加をする それぞれの地域で 短期間で年商 1000 億円 経常利益 10% 以上の企業をめざす そのためにも M&A は重要な経営課題である 14

今秋のユニクロ海外展開と旗艦店 新業態 29 < 海外展開 > 米国ニュージャージ 3 店舗 韓国ソウル 3 店舗 中国北京 2 店舗 香港 1 店舗 英国リージェントストリート店 1 店舗 ( 増床リニューアル ) < 旗艦店 > 銀座店 < 新業態 > 女性インナー専門店 :BODY by UNIQLO キッズ ベビー専門店 :UNIQLO KIDS 東武百貨店池袋店への出店 : 都市型の新しいユニクロ ユニクロプラスから新たなユニクロへ 30 ユニクロプラス という店舗名称はその役目を終えた < 今後のユニクロ店舗の方向性 > ユニクロに 何か をプラスするのではなく ユニクロそのものが店舗の大型化を主軸とした多様化を果たす立地 売場面積 お客様など様々な条件 状況に合わせた いつでもどこでも誰でも買える 最適な業態のユニクロを出店する 15

ファーストリテイリングのビジョン 31 本当に良いカジュアルを いつでも どこでもだれでも買えるようにする 革新的でグローバルな企業をつくる 2010 年に売上高 1 兆円 経常利益 1500 億円を達成し 世界一のカジュアルウエア企業グループになる 16