地方創生交付金 対象事業評価結果

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地域交流センター利用者数 57,000 人 4,000 人 4,000 人 4,000 人 休日滞在人口率地域交流センター利用者数 平成 32 年度 (4 年目 ) 平成 33 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 10% 10% 80% 0.11 倍 0.11 倍 0.54 倍 4,000

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

本町は 過疎地域における人口減少や少子高齢化 核家族化の進展という構造的な課題を抱え 若年層の人口流出や世代間交流の機会が少ない現代社会現象が問題となっている また 本町は 県を代表する観光地であるが 観光入込客数は 瀬戸大橋が開通した昭和 63 年をピークに減少しており 平成 27 年には約 23

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

用への助成を除くと 住宅に関する融資や助成制度等の情報提供の充実 との回答割合が高い( 子育て住み替え意識調査 ) 以上のことから 住宅が手狭であることを理由に市外へ転出する若い世代が相当数存在し また その傾向が強まっていることがうかがえる また 住み替え後は4LDKの間取りを中心とした持ち家 (

いる 少子化の要因として 未婚化 晩婚化の進行や第 1 子出産年齢の上昇 長時間労働 子育て中の孤立感や負担感が大きいことなど 様々な要因が複雑に絡み合っており きめ細かな少子化対策が必要となっている 市民アンケート調査 ( 平成 27 年 8 月 ) の結果によると 少子化対策について すぐ取り組

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

で広く体幹トレーニング推進することにより 健康なまち としてイメージア ップを図り魅力の向上につとめ 転出の抑制や転入の促進へとつなげる 数値目標 体幹づくりを通じて行う地域活性化事業 KPI 体幹トレーニング参加移住者数のべ人数年月のべ人数 申請時 0 0 H29.3 初年度 H30.

碧南市人口ビジョン 及び 碧南市まち ひと しごと創生総合戦略 概要版 策定の経緯 碧南市の人口は平成 27(2015) 年 8 月末時点で 71,662 人であり 今後は国立社会保障 人口問題研究所の推計値によると 25 年後の平成 52(2040) 年には 65,707 人まで減少すると推計され

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の 累計 100,000 人 112,000 人 52,200 人 4,500 千人 4,700 千人 1,250 千人 1,928 億円 1,997 億円 601 億円 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体

数値目標 KPI 山口ゆめ花博の山口きらら博記念公園県外からの入場者数の年間利用者数 年月 申請時 - 57 万人 平成 28 年 12 月 初年度 - 57 万人 平成 30 年 3 月 2 年目 6 万人 87 万人 平成 31 年 3 月 3 年目 - 67 万人 平成 32 年 3 月 対象

「(仮称)姫路市地域IT基本計画」の概要について

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数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

働で市の魅力を発信 定住促進に取組む いい那珂暮らし応援団 を設立し シティプロモーション推進事業 いい那珂暮らし促進事業 を一体的に実施することにより 本市の交流人口 定住人口増を目指すものである 併せて 本市への定住を促進するため 当該事業や関連事業により 市の魅力向上 いい那珂暮らし応援団活動

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) ,500 5, 観光客入込数 ( 人 ) 742,000 14,800 14,800 14,800 平成 31 年度 (4

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 チャリ旅!~ 栃木県北サイクルツーリズム事業 ~ 2 地域再生計画の作成主体の名称大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町 3 地域再生計画の区域大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課

化することが課題である 4-2 地方創生として目指す将来像錦町では 市場ニーズに応じて農産物を安定的に供給するための生産者の活動を支援することに加え 観光誘客による物産振興を図り 本町の基幹産業である農業を稼げる魅力的な産業に変えることによって 人口減少の抑制及び新たな雇用創出による活力に満ちたまち

4-3 地域再生計画の目標本事業により 視察ルートの開発 提供や視察案内等を通じて 新しいひとの流れづくり ( 交流人口の拡大 ) と併せ 地域のしごとづくり ( 雇用の創出 ) を実現する なお 本事業の実施にあたっては 本市 石巻市の連携の下 観光施設や交通事業者に加えて 宿泊施設や飲食業等のサ

2-3(2) 学校の教育力の向上 1. 学習環境の整備 子どもに質の高い教育を提供していくために 学びの森 を設置 運営する 学びの森 では専門的な指導員を配置し 1 教職員の研修体制の充実 2 学校と地域の連携協力の推進 3 児童生徒 保護者との教育相談を進める ティームティーチングによる学習支援

ため 観光と健康を目的とした施策を推進する三重県明和町と ヘルスツーリズム事業 及び 健康づくり事業 をお互い連携を図り 交流を深めながら事業を進める 数値目標 教育旅行 ヘルスツーリズム キャンプ等受入数あまちゃんマラソンの参加者 スタッフの総数観光交流センター 風の館 利用者数健康プログラム開発

0-1表紙

各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

( 会社及び個人 ) ( 適用日 : 平成 28 年 12 月 9 日 年利 :%) 一 般 貸 付 振 興 事 業 貸 付 設備資金 設備資金 運転資金 日本政策金融公庫国民生活事業 ( 生活衛生資金貸付 ) 主要利率一覧表 下記以外の設備資金 ( 注 2) 融資の種類利率 ( 注 1) 省エネル

<4D F736F F F696E74202D A F95BD90AC E31308C8E8AFA5F8C888E5A90E096BE89EF81408DC58F4994C530362E70707

1 地域再生計画の名称 りんくうタウン活性化プロジェクト 地域再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称泉佐野市 3 地域再生計画の区域泉佐野市の区域の一部 ( りんくうタウン インターナショナルビジネス地区 ) 4 地域再生計画の目標 4-1 地域の現状 課題平成 6 年に開港した関西国際空港の地

起業家を総合的に支援する 起業支援センターながおか と連携することで 高い事業 効果を実現するものである 数値目標 未来の起業家応援事業若者提案プロジェクト事業支援事業年月 KPI 支援による年間起業 起業に結びついた若者 10~39 歳の転出超過 創業件数 プロジェクト数 の抑制 申請時 0 件

4 平成 年度のと 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成にました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致へのや 創業支援プログラムの作成

基本事業評価シートA

域 ) 域 ) 百万円 ) 百万円 ) の空き の空き 家 空き 家 空き 店舗を利 店舗を利 用したリ 用したリ ノベーシ ノベーシ ョン件数 ョン件数 件 ) 件 ) 居住人口 32,

との連携した取り組みが行いやすい環境にあるとともに ポケットパークや広場が点在し 夜間でも明るく安心 安全に周遊 散策できる環境にある 一方で それら豊富な地域資源は 単体での集客力は乏しく 当該地区で開催されるイベント時に限られている状況にあるとともに 地域のまちづくり関係者の後継者不足等により

活動指標及び 活動指標標準仕様書 導入手順書策定数 ( 改定を含む ) 活動見込 31 活動見込 2 活動指標及び 活動指標 RPA 補助事業の完了数 活動見込 31 活動見込 5 活動指標及び AI 実証地域の完了数 活動指標 活動見込 31 活動見

4-2 課題解決に向けた取組み本市では 太平洋戦争末期には特別攻撃隊の基地となった宇佐海軍航空隊 ( 昭和 14 年開隊 ) の跡地を中心とした広大な田園地帯の中に 戦争遺構が数多く現存していることから 地域資源の一つとして 宇佐海軍航空隊跡 に着目し 地方創生推進交付金を活用した 空の見えるフィー

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

ともに ほぼ 17 万人から 22 万人で推移している 8 月の休日の数字がこの基地跡地エリアの潜在的に有する土地資源としての可能性 ( キャパシティ ) を示していると言える こうした中 朝霞市は 平成 29 年 3 月 15 日に市制施行 50 周年を迎えること また 2020 年東京オリンピッ

資料 4 明石市の人口動向のポイント 平成 27 年中の人口の動きと近年の推移 参考資料 1: 人口の動き ( 平成 27 年中の人口動態 ) 参照 ⑴ 総人口 ( 参考資料 1:P.1 P.12~13) 明石市の総人口は平成 27 年 10 月 1 日現在で 293,509 人 POINT 総人口

移住に係る行政窓口を活用した東紀州地域への移住者数 人 移住相談会への参加回数 回 平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度事業開始前増加分増加分増加分 ( 現時点 ) (1 年目 ) (2 年目 ) (3 年目 ) 子育て支援施設の利 20,

4-(1)-ウ①

別添 2 都市再生整備計画 ( 第 4 回変更 ) あがた県地区 とうみ長野県東御市 平成 28 年 12 月

当面の事業概要 < 平成 25 年度 > 実施設計業務委託 < 平成 26 年度 > 市道 1504 号線電線共同溝整備工事 道路改築工事 < 平成 27 年度 > 市道 1504 号線電線共同溝整備工事 市道 1504,1505,1507 号線道路改築工事 < 平成 28 年度 > 市道 1504

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

untitled

図 1 小松市の産業の付加価値額 ( 中分類 )(2012 年 ) 図 2 は 石川県と福井県の繊維工業の取引関係を 見える化 したものです これより 両県の繊維工業の企業間取引は 県境を越えてなされていることがわかります このように 行政区域を越えた産業の広がりやサプライチェーンを把握することで

(資料2)地方創生(加速化・推進)交付金充当事業の平成28年度実績について-第5回松戸市まち・ひと・しごと創生懇談会

【資料1-1】人口ビジョン編・表紙(案) 省略版

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

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平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 3,500 千円 3,500 千円 10,600 千円 350 人 350 人 1,060 人 雇用の増加 5 人 5 人 18 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本事業は 日本の国技であ

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

1c_本文118号.indb

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域の核となる観光資源のブラッシュアップ等の取組と, その観光資源の魅力を伝える戦略的なプロモーション, 観光客のニーズに応える受入態勢の整備を連動させることにより, 観光客の誘致と周遊促進が一層図るとともに, 観光客の興味を刺激する 広島県の魅力

安心して子どもを産み 育てたいという希望をかなえるためには 子育てにかかる経済的負担の軽減のほか 晩婚化による出産に対する年齢上の課題への対応 市内で出産できる環境の整備 更なる保育サービスの充実など 複数の絡み合う課題の解決が必要である 図 1 理想とする子どもの人数 ( 平成 27 年度北広島市

Microsoft Word - 基本方針案ver.3.33

地元企業 商店 大学などを巻き込んだ 歩くことを中心とした健康長寿のまちづくりを契機として 健康寿命の延伸 医療費の適正化 削減経費の事業への再投入という正のサイクルを回すことはもとより その取組みを町内商業施設への誘導 町内購買の増化 特産品の振興等に波及させ 経済好循環の実現 町内経済循環率の改

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

数値目標 H29 年 3 月末 H30 年 3 月末 H31 年 3 月末 観光客入込客数 ( 単位 : 千人 ) 大鰐温泉もやし生産者数 ( 単位 : 人 ) 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本事業は大鰐温泉もやし増産プロジェ

施策吊

パターン 2 出生率 : と同様 移動率 :2015 年以降ゼロ ( 転入転出が均衡 ) ( 人 ) 2,800 2,600 との比較 ( 総人口 ) 2,400 2,200 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 1,792 1,925 とパターン 2 の差 H72(2060)

4-2 地方創生として目指す将来像本市の歴史的な節目となる平成 31 年の こうふ開府 500 年 や平成 33 年の 武田信玄公生誕 500 年 を契機として 自然 歴史 伝統 産業 生活文化 など 地域に根付いた個性的で豊富な資源を発見 または再発見する中で こうふ でなければ実体験することがで

事業 KPI 次世代がん治療法 BNCT 地方創生戦略事業 BNCT を目的とした来阪人口 BNCT 普及発展による雇用者数 年月 申請時 400 人 H29.3 初年度 450 人 H 年目 500 人 10 人 H 年目 700 人 20 人 H 地域再生を図

はじめに

坂戸市定住促進施策基本方針 ( 平成 27 年 3 月 31 日 ) はじめに 大学教授や企業経営者からなる民間組織 日本創成会議 の人口減少問題検討分科会の発表によると 出産に適した年齢といえる 20~39 歳 の女性の人口が 2040 年には全国の 49.8% にあたる 896 の市区町村で 5

4 平成 29 年度の検証と 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 主な取組み課題検証 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成に取組みました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致への取組

PowerPoint プレゼンテーション

( 國學院大學北海道短期大学部との連携事業に関して ) 継続的にボランティア活 動をやらせていただいている 引き続きやっていきたい ( 副委員長 ) 資料 5-1の日本で最も美しい村連合スタートアップ事業のKPIは道の駅の観光客数が使用されているが 資料 6の進捗状況での同事業でのKPIは 新聞 雑

広島市障害者計画 2013 ー 2017 平成 25 年 3 月 広島市

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市


令和元年度しょうおう志援協会活性化事業推進交付金 応募要項 応募期間 : 令和元年 5 月 21 日 ~6 月 7 日 主催 : 一般社団法人しょうおう志援協会 - 1 -

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

待される 交流人口の拡大 に向けた観光地域づくりの推進に取り組むこととしている また みやぎ第 3 期みやぎ観光戦略プラン では みやぎの観光が抱える課題に対応する取組の柱として 沿岸部の観光資源の再生と積極的な誘客 観光消費効果の高い県外等からの誘客強化 観光資源の魅力の向上と観光客受入態勢の整備

沼今宮神社祭の屋台行事 が開催されるとともに 江戸期等に制作された絢爛豪華な彫刻屋台を常設で展示する施設が 屋台のまち中央公園 を中心に他 3 館あり 屋台のまち としてインバウンドを含めた観光消費のさらなる増加が期待される 本市では 屋台行事 を活かした観光施策を地方創生加速化交付金事業で実施して

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5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域全体が観光で 稼ぐ 仕組みを構築していくため, 県域 DMOに必要な人材の育成 確保 活用 観光地ブランド化や宿泊施設の充実など魅力ある観光地域づくり 県産品の知名度向上や販路拡大による稼げる観光産業の振興 旅行博や訪日旅行商談会におけるPRな


数値目標 年間観光客入込数 3% 増 ( 東三河地域 ) 現状 21,147 千人目標 21,781 千人オリジナルバスツアー乗車率 75% シャトルバス利用率 55% ( 平成 30 年度利用者合計 576 人 ) 制作したテレビ番組の視聴率各回 5.0% 以上 平成 30 年度の平均視聴率 6.

@前記事11月号.indb

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 ICTを活用した永続的な支え合いの中山間地域づくり計画 2 地域再生計画の作成主体の名称会津若松市 3 地域再生計画の区域会津若松市の全域 4 地域再生計画の目標福島県会津若松市は 福島県の西部 会津盆地の東南に位置し 市域面積は 約 383k m2 現在の人口

5 この施策に係る事務事業 ( 重要度 貢献度順 ) 番号 事務事業名 魅力個店づくり整備促進事業 歳出決算額 ( 千円 ) 施策への関連性 目的に対する指標 年度目標値 年度実績値 推移 区内の既存個店や出店希望 22 者が行う 魅力的な店舗づ 809 くりを支援することで 魅 力個店の集積を図る


地域再生計画 1 地域再生計画の名称 鹿嶋市鹿島神宮周辺地区地域再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 鹿嶋市 3 地域再生計画の区域 鹿嶋市の区域の一部 ( 鹿島神宮周辺地区 ) 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課題 1 後継者不足の問題や商売としての魅力不足によ

( 会社及び個人 ) ( 適用日 : 平成 30 年 12 月 12 日 年利 :%) 一 般 貸 付 振 興 事 業 貸 付 設備資金 設備資金 運転資金 基準利率 1.16 ~ 2.85 % 特別利率 A 0.76 ~ 1.89 % 特別利率 B 0.51 ~ 1.90 % 特別利率 C 0.3

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 琵琶湖疏水通船復活を契機とした京都 大津広域観光促進計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 滋賀県大津市及び京都府京都市 3 地域再生計画の区域 滋賀県大津市及び京都府京都市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課題大津市及び京都

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市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

H28秋_24地方税財源

いる 雇用の場が近隣都市へ集中し 勤務地から離れた本市は居住地として選ばれなくなり より生産年齢人口が減少するという負のスパイラルとなっている このような状況を改善するためには 本市への人の流れをつくり 結婚 子育て世代を初めとした生産年齢人口を増加させ 地域の消費 ( 購買力 ) の向上 地域経済

3つの人口増戦略 とは 人口の自然減と社会減に歯止めをかける 定住人口増戦略 主体的に行動する市民を増やし まちの元気を生み出す 活動人口増戦略 燕を訪れる人や市外にいても燕を応援してくれる人を増やす 交流 応援人口増戦略 である 平成 27 年 ( 2015 年 )9 月に策定した 燕市まち ひと

2 事業の名称及び内容 : 秋田犬 活用による観光地域づくり推進事業 秋田県 1. 秋田犬の里魅力アップ促進事業 (1) 交通機関や施設の受入体制整備 秋田犬の里 の空の玄関である大館能代空港や大館能代空港リムジンバス アクセス鉄道である秋田内陸線等について 案内の多言語化や秋田犬の車両ラッピング

県立水俣高等学校と地域や企業 国内外の大学等との連携を促進し 教育環境の充実 魅力的な原体験の場を創出することで 高校の魅力化を図り 市内外からの進学者の増加を図りながら 地域を担う人材を育成する さらに 自ら仕事を創り 新たな働き方を実践する人材等と交流 連携することで 将来的に水俣地域のみならず

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

配布資料

Transcription:

地方創生交付金 対象事業評価結果 常総市まち ひと しごと創生総合戦略会議を経て ~ 変わるまち変わらぬ思い常総市 ~ 常総市総務部行政経営課 平成 30 年 11 月

目次 02 地方創生とは? 03 地方創生 / まち ひと しごと創生法 04 常総市の取り組み / KPI( ケイピーアイ ) 05 常総市人口ビジョン 総合戦略の構成 06 総合戦略の進捗管理 07 地方創生関係交付金 08 地方創生交付金の概要 1 09 地方創生交付金の概要 2 10 交付金事業評価結果 11 1 地域コミュニティの再構築と災害に強い小さな拠点づくり事業 13 2 豊田城改革プロジェクト ~ 市民が自慢できる お城 を目指して ~ 1

地方創生とは? 2

地方創生 人口減少や雇用減少などに苦しんでいる地方自治体の活性化を目指すこと 第二次 安倍内閣で使用された用語 引用: 日本大百科全書 まち ひと しごと創生法 地方創生を実現させるために 2014 年 11 月に国会で可決 成立された法律 この法律に基づき 同年 12 月に 取組みの指針となる まち ひと しごと創生長期ビジョン 及び まち ひと しごと創生総合戦略 が定められた 3

常総市の取り組み 国での地方創生の動きを受け 2016 年 6 月に 常総市まち ひと しごと創生人口ビジョン 総合戦略 ( 以下 常総市人口ビジョン 総合戦略 ) を策定した 計画期間 2016 年 ~2020 年までの 5 年間 KPI( ケイピーアイ ) 重要業績評価指標のこと 組織において 業績の評価を定量的に評価するための指標 Key Performance Indicator の略 常総市人口ビジョン 総合戦略では この KPI の数値的達成度により進捗管理を行う 4

常総市人口ビジョン 総合戦略の構成 2 つの人口目標 2020 年国勢調査人口 59,000 人を堅持する 2060 年国勢調査人口 47,000 人を堅持する 2 つの戦略目標 現時点で 1.39 と全国平均 H28 年 1.44 よりも低い合計特殊出生率を 2030 年までに 1.80 2040 年までに 2.10 に上昇させる 転出超過の加速傾向から脱却し 転出超過を回避する 4つの戦略分野 人口 目 標 戦 略目標の達成 度を測定 戦略 KPI 4つの戦略分野ごとに3つの戦略 KPI を設定 4 3=12 戦略 KPI は合計 12 個 戦略 KPI の達 成度を測定 重点分野 戦術 KPI 12 個の戦略 KPI ごとに 3 つの重点分野と戦術 KPI を設定 12 3=36 重点分野は合計 36 個 戦術 KPI の数 主要施策 36 個の重点分野に合計 105 個の主要施策を設定 5

総合戦略の進捗管理 PDCA サイクルによる進捗管理 外部有識者 を交えた効果検証 の実施 常総市まち ひと しごと創生総合戦略会議 6

地方創生関係交付金 7

地方創生交付金の概要 1 内閣官房まち ひと しごと創生本部事務局ホームページより 1 地方公共団体での地方創生を推進するため 国は様々なメニューの交付金を創設した 2 常総市でも交付金を活用し 様々な事業を実施している 3 交付金を活用して実施した事業は 外部有識者による効果検証を行い 国へ報告する義務がある まち ひと しごと創生総合戦略会議で効果検証! 8

地方創生交付金の概要 2 先行型交付金 地方公共団体による総合戦略の早期かつ有効な策定と これに関する優良事業の実施に対する支援 加速化交付金 総合戦略に基づく自治体の取り組みについて 先駆性を高め レベルアップの加速化を図るための支援 推進交付金 総合戦略に基づく自主的な取り組みのうち 地域再生法に基づく地域再生計画に認定された 先導的な事業に対する支援 拠点整備交付金 総合戦略に基づく自主的な地域拠点づくりの事業のうち 未来への投資の実現につながる先導的な施設整備に対する支援 9

交付金事業評価結果 これより先 交付金対象事業の概要と, まち ひと しごと創生総合戦略会議委員 ( 市民有識者 ) のみなさまから実際にいただいた評価結果となります 10

1 地域コミュニティの再構築と災害に強い小さな拠点づくり事業 交付金区分 地方創生拠点整備交付金 ( 補助率 :1/2) 交付決定額 60,250,000 円 事業年度 平成 28 年度 翌年度へ繰り越し 実績額 59,736,000 円 総事業費 129,286,800 円 交付金以外も含む 事業概要 平成 27 年 9 月の関東 東北豪雨災害により全壊した 大生公民館 を再建し コミュニティの再生 有事における一時的避難所 ボランティアの拠点として活用する 事業内容 大生公民館建設工事 ( 建屋建築 地盤改良 電気設備 機械設備 他 ) 外構工事 大生公民館外観 大生公民館ホール 大生公民館調理室 大生公民館屋上 11

事業担当課の評価 事業効果 地方創生に非常に効果的であった 地方創生に効果があった 生涯学習課 地方創生に相当程度効果があった 地方創生に効果がなかった 事業成果 浸水被害により解体を余儀なくされ, 建設中であった大生公民館が平成 30 年 1 月に竣工した 新館は, 水害の教訓から構造を非木造とし, 災害時は一時的な避難所として機能するよう 2 階に調理室や和室を設け, いち早くボランティアの拠点としても利用できるなど災害に強い公民館として再建した このことにより, 水害以降失っていた地域住民のコミュニティが再生され, 交流拠点の整備ができたと考えられる 今後は, 単なる公民館としてだけではなく, 平時から有事の際にも機能する特徴ある施設として, 防災をはじめ様々な学習機会や発表の場として, また, 市民が活用できる全市的なコミュニティの拠点として更なる活性化を目指す 戦略 KPI 戦術 KPI 戦略会議 ( 市民有識者の評価 ) 総合戦略の KPI 達成に有効であった! 平成 27 年 9 月関東 東北豪雨により全壊した大生公民館が再建されたことで, 平成 30 年 8 月に開催された大生地区の夏祭りなど, そこに市民が集えるようになったことで地域コミュニティの再構築に寄与できた また, 戦術 KPI 自主防災組織数 が年々増加していることを鑑みると, 市民の防災意識の向上についても有効であった よって, 総合戦略の KPI 達成に有効であったと評価できる 今後は, 地域住民と行政, 更には, 市内在住の防災士により結成された 防災士連絡協議会 が連携し, 防災先進都市を目指した幅広い活用方法を模索していっていただきたい 12

2 豊田城改革プロジェクト ~ 市民が自慢できる お城 を目指して ~ 交付金区分 地方創生拠点整備交付金 ( 補助率 :1/2) 交付決定額 15,625,000 円 事業年度平成 29 年度実績額 15,622,200 円 総事業費 31,244,400 円 交付金以外も含む 事業概要 子育て世代をターゲットに 親子で 遊び 学び くつろぎ 食べられる コンテンツを提供し 集えて休憩できる場所として 豊田城 ( 地域交流センター ) の 3 階及び 4 階を改修した 事業内容 3 階部分をキッズフロアに改修 ( 授乳室 おむつ替え室 デジタル機器の設置 ) 4 階部分をデジタルミュージアムに改装 ( バーチャルフィッティング等の設置 ) 豊田城 3 階授乳室 おむつ替えコーナー 豊田城 3 階ヒストリーコレクションウォールテーブル 豊田城 3 階ヒストリーコレクションウォールテーブ 豊田城 4 階バーチャルフィッティング 13

事業担当課の評価 事業効果 地方創生に非常に効果的であった 地方創生に効果があった 生涯学習課 地方創生に相当程度効果があった 地方創生に効果がなかった 事業成果 地域交流センターは, 平成 28 年度の 5 階 6 階に続き, 平成 29 年度において 3 階及び 4 階を改修し, 全面的なリニューアルを行った 平成 28 年度改修で再開となった平成 29 年度は,16,870 人 ( ホール利用を除く ) の来館があり, 約 6,000~7,000 人で推移していた水害前と比較し, おおよそ 2.5 倍の伸びとなった 平成 29 年度改修による 3 階 4 階の再開は平成 30 年 5 月からであるため, これによる影響は年度末を待たなければならないが,6 月末時点で 5,926 人の来館があり, 前年度を上回るペースである 当該事業によって改修した 3 階の ヒストリーコレクションウォール や 4 階の バーチャルフィッティング は, デジタル技術を駆使して当市の歴史を楽しく学び体験できるツールとなっており, 授乳室も完備したことにより, 子育て世代の方々にも楽しめる施設として更なる活用が期待される 今後は, 当館を拠点として市内に点在する文化 歴史施設や観光施設, 物産施設等との結びつきも確立し, 交流人口の増加と地域の活力向上を図っていく考えである 戦略 KPI 戦術 KPI 戦略会議 ( 市民有識者 ) の評価 総合戦略の KPI 達成に有効であった! 戦略 KPI 豊田城周辺施設利用人数, 戦術 KPI 豊田城内利用人数 とも増加していることを鑑みれば, 豊田城 ( 地域交流センター ) をリニューアルしたことは, 総合戦略に掲げる KPI 達成に有効であったといえる また, インターネット上での口コミ評価も高く, 子育て世代を対象とした親子で楽しめる施設が加わったことで幅広い市民に利用されることが期待できる ただし, 従来からの展示物は旧石下町由来のものが中心である印象があるため, 旧水海道市の歴史的なものも展示していただきたい 今後は,VR( バーチャルリアリティ ) を駆使した体験型のコンテンツや, 外国人移住者の多い当市の特長をいかした異文化交流の拠点にするなど, 様々な活用方法を模索していただきたい 14

評価結果は以上です ここまでお読みくださり, ありがとうございました 今回は, どちらの交付金事業についても, 総合戦略の KPI 達成に有効であった というありがたい評価をいただきました しかし, それと同時に数々の付帯意見もいただきました 頂戴した貴重なご意見を真摯に受け止め, 今後の地方創生に活かしてまいります 15