地域再生計画 1 地域再生計画の名称 ごせん桜創造プロジェクト 2 地域再生計画の作成主体の名称 五泉市 3 地域再生計画の区域五泉市の全域 4 地域再生計画の目標本市は 農業や繊維産業が古くからの基幹産業として地域の経済を支えてきた 特にニット産業は日本一の産地として 最盛期には 800 億円を超える売り上げを誇っていたが 安価な海外生産品の台頭などで現在は最盛期の1/7にまで落ち込んでいる 地場産業の低迷は雇用機会の減少を招き 人口の流出と急速な高齢化が大きな課題となっている 一方で 本市は 花のまち としても知られ 春の水芭蕉 桜 チューリップ 牡丹と続く季節は 五泉 花シリーズ と呼ばれ人気が高く 中でも日本さくら名所 100 選の一つである村松公園の桜は 県内でも有名な観光名所である 基幹産業の振興とともに観光振興による交流人口の拡大は 地域再生のもう一つの重要な柱となっているが 花の時期以外での誘客が弱いため通年型観光地を目指した新たな観光資源の開発が課題となっていた 本計画においては 本市の課題解決の方策として基幹産業の再生とともに観光振興による地域再生を目指すものである 本市においてはこれまで 通年型観光と新産業の創生に繋がる新たな素材とすべく 地方創生先行型交付金や加速化交付金を活用し 世界で初めて桜の花びらや葉に含まれる有効成分の抽出に成功し 実験の結果 高い抗酸化能 リラクゼーション作用 抗腫瘍作用がある事を科学的根拠 ( エビデンス ) として証明するとともに 高い機能性を有した桜アロマ商品の開発を行ってきたところである 次の展開としては この 100% 天然由来の桜アロマ商品 = 機能性商品 原料を製造する施設の整備と事業所を創設し 雇用を生み出すとともに 花 食 酒 繊維産業 温泉などとのコラボレーションによる新たな五泉ブランド品の開発と 桜のリラクゼーションやアンチエイジング効果を活かしたヘルスツーリズムによるまちづくりを進め 交流人口の拡大と地域経済の活性化を実現するものである また 桜 は日本を代表するものとして世界中の人々に愛されている この世界的なブランド力を活かし 日本の ごせん桜 =GOSEN SAKURA として世界へ発信することで五泉の名を世界に広め 持続的な地域の発展を目指す -1-
数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 0 300 7,500 5,400 0 0 2 1 観光客入込数 ( 人 ) 742,000 14,800 14,800 14,800 平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 4,700 5,100 23,000 1 1 5 観光客入込数 ( 人 ) 14,800 14,800 74,000 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 100% 天然由来の桜アロマ商品 = 機能性商品 原料を製造する事業所を創設し雇用を生み出すとともに 花 食 酒 繊維産業 温泉などとのコラボレーションによる五泉ブランド品の開発と 桜のリラクゼーションやアンチエイジング効果を活かしたヘルスツーリズムによるまちづくりを進め 交流人口を増し地域経済の活性化を実現する また 桜の名所である村松公園内にその拠点施設として 桜の花びらや葉から 高付加価値な機能性原料 商品を抽出 製造する作業場ならびに商品開発や当該事業の紹介と商品 PR 販売機能を持つ施設を整備する 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業 地方創生拠点整備交付金 ( 内閣府 ): A3007 1 事業主体五泉市 -2-
2 事業の名称 ごせん桜アロマ工房整備事業 3 事業の内容本事業は 桜の名所である村松公園内に 桜の花びらや葉から 高い抗酸化能 リラクゼーション作用 抗腫瘍作用を持つ有効成分を抽出し 高付加価値な機能性原料を製造する作業場ならびに商品開発機能を持つ施設を整備し これまでに無い新しい五泉ブランドとしてアロマ商品や市内にある素材と組み合わせた うどん お菓子 桜水 桜氷 桜アイスなどの商品開発を行うとともに 当該事業の紹介と商品 PR 販売場を併設し集客効果を高める また 桜の公園や清流 里山 温泉施設 食などと桜のリラクゼーション効果やアンチエイジング効果を癒合した 人に優しい癒しのまち=ヘルスツーリズム の拠点となる施設整備を行う さらには 当施設に整備する低温真空抽出装置は 桜に限らず農産物にも使用できるため 規格外品を原料とする加工品製造への応用を行うなど農業分野への展開を図る 4 事業が先導的であると認められる理由 自立性 観光協会による商品販売 市内事業者への原料販売のほか 高付加価値な商品であることから 高級ホテルのリラクゼーションサロンや 百貨店 外国人観光客向けに空港の免税店や海外市場 機能性を活かした緩和ケア利用などで医療施設や福祉施設を対象に 平成 30 年度には販路を確定し 平成 31 年度からは販売収入による自主財源で自立し運営できる体制を構築する また 平成 30 年度から 購入型 のクラウドファンディングによる事業資金調達を開始し 出資者に対してはアロマ商品や桜の摘み取り作業体験ができるなどのサービスを提供し 事業への参画意識と当市への訪問を促し SNSなどによる情報発信を担ってもらう 官民協働 五泉市は 事業推進のための助言と情報提供 財政的支援を行う 事業主体である五泉市観光協会の会員は 菓子店 飲食店 酒蔵 温泉旅館 観光施設 繊維業 金融機関など多業種に渡ることから それぞれの分野で当該事業の活用や連携した取り組みなど会の特徴を活かして参画し 官民あげて ごせん桜ブランド の構築に取り組む また 五泉市観光協会が主体となり 桜アロマの抽出作業所 ( ごせん桜アロマ工房 ) を拠点とした ごせん桜アロマ事業所 を設立する -3-
政策間連携 ごせん桜アロマ商品 原料の生産体制確立による新たな産業の誕生と それに伴う雇用の創出 ごせん桜アロマ商品の機能性と当市の花 食 温泉 清流などの自然資源を活かしたヘルスツーリズムによる交流人口の拡大 他には無い人を引き付ける魅力を持った名産品の産地となり誘客効果を高める 事業の実施には市内の様々な事業者が関わることで 市としてより一体化した取り組みに繋がり効果が発揮される また 五泉市観光協会が事業主体となることで本事業へのスムーズな参画が可能となるとともに 横の連携により新産業の発展と誘客効果を高めていくことが可能となる 地域間連携 全国さくらサミット に加盟している全国 24 の自治体との交流を活かし 桜の新たな活用方法について情報交換を行い 相互に発展していくことができる 年 1 回のサミットは情報発信の場として効果が高い 5 重要業績評価指標 (KPI) 及び目標年月 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 0 300 7,500 5,400 0 0 2 1 観光客入込数 ( 人 ) 742,000 14,800 14,800 14,800 平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 4,700 5,100 23,000 1 1 5 観光客入込数 ( 人 ) 14,800 14,800 74,000-4-
6 評価の方法 時期及び体制毎年度 3 月末時点のKPI 達成状況を総合戦略庁内策定幹事会で取りまとめ 産 官 学 金 労 言で構成する市民検討委員会の意見を取り入れながら検証結果報告をまとめ 必要に応じて今後の事業の方向性や総合戦略に反映させる 検証結果は市のホームページや広報誌で公表する 7 交付対象事業に要する経費 1 第 5 条第 4 項第 1 号イに関する事業 A3007 総事業費 140,600 千円 8 事業実施期間地域再生計画認定の日から平成 33 年 3 月 31 日 (5ヵ年度) 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置該当なし 5-3-2 支援措置によらない独自の取組 (1)The Gosen brand ごせん桜アロマ事業 事業概要 :100% 天然由来の桜アロマ商品 = 機能性商品 原料を製造する事業所を創設し 雇用を生み出すとともに 花 食 酒 繊維産業 温泉などとのコラボレーションによる五泉ブランド品の開発と 桜のリラクゼーションやアンチエイジング効果を活かしたヘルスツーリズムによるまちづくりを進め交流人口を増し 地域経済の活性化を実現するもの 実施主体 : 五泉市 ( 平成 28 年度は地方創生加速化交付金事業 ) 実施期間 : 平成 28 年度 ~ 平成 32 年度 6 計画期間地域再生計画認定の日から平成 33 年 3 月 31 日 -5-
7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況に係る評価の手法定量目標の達成状況を確認するために 毎年度各指標の集計を行い 総合戦略庁内策定幹事会において結果について評価を行う 評価結果を踏まえ 目標の効果的な実現に向けて必要な計画の見直しや変更を行う 目標 1 桜アロマ機能性原料及び商品の総売上高については 3 月末時点における運営主体 ( 五泉市観光協会 ) からの事業実績報告により把握する 目標 2 桜アロマ事業化による雇用創出数については 3 月末時点における運営主体 ( 五泉市観光協会 ) からの事業実績報告により把握する 目標 3 観光客入込数については 五泉市商工観光課が3 月末時点で集計し把握する 7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 0 300 7,500 5,400 0 0 2 1 観光客入込数 ( 人 ) 742,000 14,800 14,800 14,800 平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 4,700 5,100 23,000 1 1 5 観光客入込数 ( 人 ) 14,800 14,800 74,000 7-3 目標の達成状況に係る評価の公表の手法上記手法により 毎年度事業を実施した結果の数値が把握でき次第速やかに五泉市公式ホームページにて公表する -6-