生活排水処理に関する アンケート調査結果 平成 年 月建設課
目次 Ⅰ. 調査の概要. 調査の目的. 調査の対象. 調査の対象となる人口及び世帯数. 調査の内容. 調査期間及び調査方法. 調査の信頼性 Ⅱ. 調査結果及び考察. 年齢階級別有効回収. 住宅の様式. 公共下水道. 合併浄化槽. 意見 質疑応答 Ⅲ. 総括 8 別紙 : 主な意見 別紙 : 福江地区公共下水道全体計画区域 別紙 : アンケート調査票
Ⅰ. 調査の概要. 調査の目的本調査は 現在検討中である公共下水道計画の実施の有無を判断するため 並びに今後の生活排水対策を検討するための基礎資料を得ることを目的として 生活排水処理に対する住民の意向及び現状を把握するために行うものである. 調査の対象 長崎県汚水処理構想 において位置づけられている公共下水道計画区域内 ( 別 紙 ) 及びその周辺に居住する世帯 ( 表 ) を対象とする 表 公共下水道計画区域内及びその周辺の町内会一覧 下大津 水の窪 岸の上 上大津 小大津 山崎 城山町 片山町 三尾野第一 三尾野第二 坂の上 紺屋町 南町 仲町 錦町 幸町第一 東浜町 新浜町 朝日町 池田町 栄町第一 栄町第二 栄町第三 中央町第一 中央町第二 中央町第三 中央町第四 末広町第一 末広町第二 江川町第一 江川町第二 江川町第三 江川町第四 開田町 唐人町 松山北部第一 松山南部 水主町 向町 船頭町 丸木 港町 新港町 樫河 戸楽 松山北部 職人町 新一番町 新二番町 一番町 小田 中野橋 幸町第二 大円寺 木場 木場第一 二番町 三番町 三番町住宅 新馬場 吉久木 籠淵 鳴木場 久木山 合計 : 町内会. 調査の対象となる人口及び世帯数 調査の対象となる人口及び世帯数については Ⅰ- の調査の対象となる区域に居住す る者で平成 年 月 日現在の住民基本台帳を基本とする ( 表 ) 表 調査対象人口及び世帯数 歳未満 人口 ( 構成比率 ) 代 代 代 代 代 代 代 8 代 代 代合計 世帯数 ( 回収率 ) 調査区域,8,,,,,8,,,8 8 8 8, 8, 調査不能 8 調査可能 有効回収,8 (.),8 (.8) 8 (8.) (.),8 (.) (.), (.) 8 (.), (.), (.8), (.),8 (.), (.), (8.),8 (.), (.), (.) (.) (.) (.),8, 8,, (.)
. 調査の内容調査の内容は以下のとおりである 回答については 回答選択方式及び記述方式である 詳細については 別紙 のアンケート調査票のとおりである 質問 : 住所及び世帯主名質問 : 家族の年齢構成質問 : 住宅の現状 () 住宅の形態 () 使用している水 () トイレの汚水の処理方法質問 : 仮に公共下水道が整備された場合の公共下水道の利用の有無質問 : 下水道を利用しない理由質問 : 合併浄化槽への切替え予定の有無質問 : 合併浄化槽に切り替える条件質問 8: 合併浄化槽に切り替えない理由質問 : 下水道計画や合併浄化槽に関する意見等. 調査期間及び調査方法 () 調査票の配布 調査票の配布方法については まず 町内会長から配布の協力の承諾をいただいた町 内会にあっては 町内会を経由して調査票を配布し それ以外の調査票は郵送により配 布した 配布方法 配布時期 配布数 ( 世帯数 ) 町内会を経由して各世帯に配布 平成 年 月上旬, ( 広報紙 月号配布時 ) 郵送により各世帯に配布 平成 年 月 日, 合 計 8, () 調査票の回収 調査票の回収方法については まず 町内会による回収または郵送のいずれかの方法 により回収した さらに 提出期限日を過ぎても回答のなかった世帯については戸別訪 問により回収した 回収方法 回収時期 回収数 町内会による回収 提出期限日, 郵送による回収 平成 年 月 日, 戸別訪問による回収平成 年 月 日から平成 年 月 8 日まで 8 市役所へ持参することによる回収 未設定 合 計,
() 回収率 調査区域世帯は 8, 世帯であるが そこから死亡等により調査できない 世帯を差し引いた 8, 世帯を調査可能世帯 ( 母集団 ) とした 調査可能世帯のう ち, 世帯から調査票を回収したため 回収率は回収率は.% であった 調査区域 調査不能 調査可能 - 有効回収 回収率 /( /(- -) 世帯数 8, 8,,.% 調査不能世帯の内訳 死亡 転出転居 病気施設等 高齢 回答拒否 不明 合計 世帯数 8. 調査の信頼性アンケートの方法は 対象となる集団全体 ( 母集団 ) を調査する 全数調査 と集団の一部だけを抽出して調査する 標本調査 の 種類に大別される 通常のアンケートでは 費用の節減と労力及び時間の短縮のため 統計学的にデータの信頼性が確保されていることを前提に 標本調査 により調査することが多い しかしながら 標本調査 には地域別などの細分の分析が困難となる恐れがあること 集めた意見 ( 標本数 ) に偏りがある可能性があるなど 調査結果を分析するうえにおいて欠点がある 今回の調査は市だけでなく 住民にも多額の負担を課すこととなる公共下水道計画の実施の有無を判断する非常に重要な調査であり 標本に より高い信頼性を確保する必要があるため 全数調査 を実施することとした 全数調査 とはいえ すべての標本を回収することは困難であるため 集めた標本と母集団の意見との間には誤差が生じる ( 以下 標準誤差 という ) この標準誤差を小さくするには より多くの標本を回収すれば良いことになるのだが 標本をどの程度集めればいいかについては 以下の数式から算出することができる 統計学的には 標準誤差が% 以内でかつ信頼度が% であれば適切であると言われる これは すべての住民が回答した場合の回答割合と比較した際 誤差が ±% 程度に収まる確率が% であるという意味である 今回の調査で得られた結果の信頼性について計算したところ 表 のとおりとなった 統計学的には 誤差 ±% 以内で% の信頼度でよいこととなるため 回収するサンプル数は, 以上でよいこととなるが 今回の調査は有効回収が, であったため 誤差 ±. % で信頼度.8% という非常に信頼性の高い調査であると言える サンプル数の計算式 N E N - k P ( - P ) サンプル数 (n) = ( ) + N : 母集団 P : 母比率 E : 標準誤差 k : 信頼度係数 表 調査の信頼性 N 母集団 8, E 標準誤差 P 母比率 k 信頼度係数. 信頼度 % n サンプル数, 8,.. %, 今回調査 8,...8%,
Ⅱ. 調査結果及び考察. 年齢階級別有効回収回収した調査票の世帯主の年齢を年齢階級別に集計し その有効回収率を調査可能世帯主である母集団の年代別構成比率と比較した結果 代までの回答比率が低く 代から 代の回答比率が高い結果となったが 比較的隔たりなく調査票を回収できたと言える 表 年齢階級別調査可能世帯主数及び有効回収世帯数とその比率 世帯主数 ( 比率 ) 歳未満 代 代 代 代 代 8 歳以上合計 調査区域,,,,,, 8, 調査不能 8 調査可能 (.), (.), (.), (8.), (8.), (.8), (.) 8, 有効回収 (.) (.8) (.) 8 (8.) (.) 8 (.8) (.), グラフ.. 比. 率((((. % ))))..... 年齢階級別世帯主数構成比率 有効回収率..8. 8.. 8.. 8..8.8 歳未満 代 代 代 代 代 8 歳以上.. 調査可能世帯構成比率 有効回収率
. 住宅の様式 () 住宅の形態年齢階級別に住宅形態の構成比率を集計してみると 年齢とともに持家の比率 ( 住宅専用持家 ( 一戸建て ) と 店舗兼住宅持家 ( 一戸建て ) の合計値 ) が上昇していることがわかる 代以上は持家の比率が% を超えており 代では8% 弱まで持家の比率が上昇している 表 年齢階級別住宅の形態 住宅専用持家 ( 一戸建て ) (.) 住宅専用借家 ( 一戸建て ) (.) 住宅専用借家 ( 集合住宅 ) (.) 住宅専用借家 ( 社宅 官舎 ) (.) 店舗兼住宅持家 ( 一戸建て ) (.8) 店舗兼住宅借家 ( 一戸建て ) その他 (.) 8 無回答 (.) 合計 年齢階級別回答数 ( 構成比率 ) 歳未満 代 代 代 代 代 8 歳以上合計 (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.8) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) 8 (8.) (.) (.) (.) 8 (.) 8 (.) (.) (.) (8.) (.) (.8) (.), (.) (.) (.) (.) (.) (.8) (.) (.) 8 (8.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (.), (.) (.8) (.) (.) (.) (.8) 8 (.) (.), () 水の供給源公共下水道計画区域内の比較的人口が密集している地域であっても 水道水が整備されておらず 地下水 ( 井戸水 ) で生活している世帯が.% いることがわかる 仮に公共下水道を整備した場合 使用料は水道のメーター検針の結果を基に算出するため 水道水以外の家屋については 調査したうえで水道とは別の方法で下水道使用料を算出する必要がある 表 水の供給源 水道水 地下水 ( 井戸水 ) その他 無回答 合計 回答数, 8, 回答率.%.%.%.%.%
() トイレの汚水処理方法年齢階級別にみると 合併浄化槽の回答率は 代以下の世代では高く % を超えている 旧福江市が合併浄化槽の普及促進のため 国の補助事業を活用したのが今から 年前の平成 年からである その効果は 表 8のとおり 旧福江市内にある公共下水道計画区域内に限っていえば 合併浄化槽の普及率は 年間で.% まで伸びている 言い換えれば 汚水処理人口普及率が年平均で約.% 上昇したと言える 表 年齢階級別トイレの汚水処理方法 年齢階級別 汲み取り 単独浄化槽 合併浄化槽合計 歳未満 代 代 代 代 代 8 歳以上合計 (.8) (.) 8 (.) (.) 8 (8.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (.) 8 (8.) (.) (.) 88 (.) (.) 88 (.) 8 (.) (.) (8.), (8.) (.), (.), グラフ 年齢階級別汚水処理方法比率. 8. 比... 率((((....8.. %... 8.. )))). 8.. 8........ 歳未満 代 代 代 代 代 8 歳以上 汲み取り単独浄化槽合併浄化槽 表 8 五島市の汚水処理の状況 ( 平成 年 月末現在 ) 五島市全体 公共下水道計画区域内 人口 普及率 人口 普及率 汲み取り,8 人.%, 人.% 単独浄化槽, 人.%, 人 8.% 合併浄化槽,8 人.%, 人.% 漁業集落排水 人.% - - 合計, 人.%, 人.%
. 公共下水道 () 単純集計による回答状況公共下水道に 接続する 接続する と回答した世帯が.% であったのに対して 接続しない と回答した世帯は.% であった 接続しない理由について最も回答が多かったのが 設置費の負担が大変だから で.% の回答率であった 次いで 使用料の負担が大変だから で 8.% となっており 接続しない最大の理由が 金銭的負担 であることがわかった 番目に多かったのが 合併浄化槽を設置しており 不便を感じない で.% であった これは Ⅱのの () で前述したとおり 公共下水道計画区域内の合併浄化槽の普及率が.% あり 年平均で.% 上昇していることを考慮すると 今後ますます 接続しない世帯が増加していく傾向にあることを示唆していると言える 表 公共下水道への接続の有無 回答数 回答率 接続する,8.% 接続しない,.% 無回答 8.% 合計,.% 表 公共下水道に接続しない理由 ( 複数回答可 ) 選択項目 回答数 回答率 設置費の負担が大変だから,.% 使用料の負担が大変だから, 8.% 合併浄化槽を設置しており 不便を感じないため 8.% 高齢者世帯であるため 8.% 借家であるため.% 家屋が老朽化しているため.% 転出するため.% 8 合併浄化槽を設置する予定であるため.%
() 年齢階級別による回答状況年齢階級別に公共下水道への接続の有無の回答比率をみると 接続しない と回答した比率は どの世代も % 前後で世代間に大きな違いはみられなかったが 接続する と回答した比率では 代が最も高く.% であるのに対して 8 歳以上では.8% と最も低く その差が.% もあった 特に 代以下の勤労者世帯と 代以上の高齢者世帯で明らかな違いがあり 代以下では% を超えているのに対して 代以上では % を下回る結果となった 接続しない 最大の理由は 表 から明らかなとおり 金銭的理由である 一方で 世代間の違いとしては 代以下の世代では 借家であるため 合併浄化槽を設置しており 不便を感じない の回答率が高い傾向にあるのに対して 代以上の世代では 高齢者世帯であるため の回答率が高い結果となった その理由としては 代以下の勤労者世帯では 借家住まいが多く 持家であっても 合併浄化槽が普及してから新築したことが要因であると考えられる 一方で 代以上の高齢者世帯では 年金生活者が多く 多額の出費を控えたい傾向にあることを示唆している 表 年齢階級別公共下水道への接続の有無 年齢階級別 接続する 接続しない 無回答合計 歳未満 代 代 代 代 代 8 歳以上合計 (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (8.) (.) (.) (.) 8 (.) 8 (.) (.) 8 (.) (.) 8 (.) (.) 8 8 (.8) (.) 8 (.),8 (.), (.) (8.) グラフ 年齢階級別公共下水道への接続の有無. 回 8. 答比...... 8... 率((((...... %.8 ))))......... 歳未満 代 代 代 代 代 8 歳以上 接続する接続しない無回答 8
表 年齢階級別公共下水道に接続しない理由 年齢階級別 設置費の負担が大変だから 使用料の負担が大変だから 合併浄化槽を設置しており 不便を感じないため 高齢者世帯であるため 借家であるため 家屋が老朽化しているため 市の財政が悪化する恐れがあるため 8 転出するため その他 合併浄化槽を設置する予定であるため 歳未満 (8.8) 8 (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (.) 代 代 代 代 代 (.) 8 (.) (.8) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) 8 (8.) 8 (.) (.8) (.) (8.) (.) (.) (.) (.) (8.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) (8.) (.) (.) (.8) (.) (8.) (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) (.8) 8 歳以上 (.) (.) (.) (.8) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) 合計, (.), (8.) 8 (.) (8.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) () 地域別による回答状況公共下水道計画区域をつの地域に区分して 地域別に公共下水道への接続の有無に対する住民の意向について分析してみる つの地域とは 下水処理施設の建設予定地になっている大津地区を中心とした地域を 大津地区 住居のみならず 商店が多く立ち並び 市の経済拠点である中心市街地とその周辺を 商店街地区 福江川の左岸に位置し 五島病院や大型店舗の出店が相次いだことで 比較的人口が密集している地域を 福江川左岸地区 とする 公共下水道への接続の有無について地域別にみると 表 のとおり 大きな違いはみられず 接続する は % 前後であり 接続しない は % 前後であった 次に接続しない理由だが 表 のとおり こちらも大きな違いはみられず つの地域ともに最も多かった回答は 設置費 ( 初期費用 ) の負担が大変だから で 次いで 使用料の負担が大変だから となっており 金銭的な理由が上位を占めた その他 % 以上の高い回答率だったのは 合併浄化槽を設置しており 不便を感じないため 高齢者世帯であるため であった ここで注目したいのが 合併浄化槽を設置しており 不便を感じないため の地域別の回答率である 福江川左岸地区が.% であるのに対して 商店街地区は. % であり 8.% の差があった これには大きくつの要因があると考えられる つは 福江川左岸地区は籠淵を中心に新築が多く建築されており 合併浄化槽の普及が進んでいるということ つめは 商店街地区の特にアーケードは 老朽化した建物が多く 合併浄化槽を設置するスペースがないということである このことが原因で 商店街地区では他の地域と比較して 合併浄化槽の普及率が低く 接続する の回答率が若干高いのではないかと考えられる
表 地域別公共下水道への接続の有無 接続する 接続しない 無回答 選択項目 合計 大津地区商店街地区福江川左岸地区合計 8 (.8) (.) (.) 8 (.8) (.) 8 (.), 8 (8.), (.) (.),8 (.), (.) (8.) グラフ 地域別下水道への接続の有無 回 8 答比.....8 率((((. %.8 8. ))))... 8. 大津地区商店街地区福江川左岸地区全体 接続する 接続しない 無回答 表 地域別公共下水道に接続しない理由 選択項目 設置費 ( 初期費用 ) の負担が大変だから 使用料の負担が大変だから 合併浄化槽を設置しており 不便を感じないため 高齢者世帯であるため 借家であるため 市の財政が悪化する恐れがあるため 家屋が老朽化しているため 8 転出するため その他 合併浄化槽を設置する予定であるため 大津地区商店街地区福江川左岸地区合計 (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) 8 (.), (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.8), (.), (8.) 8 (.) (8.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) () トイレの汚水処理方法別による回答状況トイレの汚水処理方法別による 接続する の回答率は 汲み取りの世帯が.% であるのに対して 単独浄化槽の世帯が 8.% であり 差が.% もあることがわかった このような結果となった原因のひとつに Ⅱ--() の表 のとおり
汲み取り世帯は 代未満を除いて 年齢とともに増加しているため 汲み取りの住居に住む高齢世帯の金銭的理由によるものと 歳未満の世帯で汲み取りの借家に住んでいる世帯が多いためと考えられる このことは 表 のとおり 接続しない理由のうち 金銭的負担 高齢世帯 借家の回答率が単独浄化槽及び合併浄化槽よりも汲み取り世帯のほうが高い回答率になっていることからも判断できる 表 トイレの汚水処理方法別公共下水道への接続の有無 接続する 接続しない 無回答 合計 汲み取り単独浄化槽合併浄化槽合計 8 (.), (.8) (.8), (8.) (.) (.) (.), (8.) 8 (.),,8 (.), (.) (8.), グラフ トイレの汚水処理方法別下水道への接続の有無. 回答 8..8 比.. 8.. 率((((.. 8.. %...8 )))).. 8.. 汲み取り単独浄化槽合併浄化槽合計 接続する 接続しない 無回答 表 トイレの汚水処理方法別公共下水道に接続しない理由 選択項目 設置費 ( 初期費用 ) の負担が大変だから 使用料の負担が大変だから 合併浄化槽を設置しており 不便を感じないため 高齢者世帯であるため 借家であるため 市の財政が悪化する恐れがあるため 家屋が老朽化しているため 8 転出するため その他 合併浄化槽を設置する予定であるため 汲み取り単独浄化槽合併浄化槽合計 88 (.) (.) (.) (8.) 8 (.8) (.8) (.) (.) (.) (.) (8.) (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.8) (.) 8 (.) (.) (.) 8 (.) (.8) (.8) (.) (.) (.) (.) (.), (.), (8.) 8 (.) (8.) (.) (.) (.) (.) (.) (.)
(一戸建て)住宅専用持家(一戸建て)住宅専用借家(集合住宅)住宅専用借家(社宅 官舎)住宅専用借家(一戸建て)店舗兼住宅持家(一戸建て)店舗兼住宅借家その他無回答合計() 住宅形態別による回答状況グラフから 住宅専用借家 ( 社宅 官舎 ) のみが 接続する の回答率が 接続しない の回答率を上回っているのがわかる 注目すべきは 接続する の全体平均が.% であるのに対して 店舗兼住宅持家が.% 店舗兼住宅借家が.% という点である これは 商店街地区の世帯では 水洗化したくても合併浄化槽を設置するスペースがないことが影響しているものと考えられる 持家に住んでいる世帯は 借家に住んでいる世帯よりも公共下水道を実施することにより市の財政が悪化することを懸念している傾向にある 表 住宅形態別公共下水道に接続しない理由 接続する 接続しない 無回答合計 8 (.), (.) (.), (.8) 8 (.) (8.8) (8.) 88 (.) 8 (.) (8.) 8 (.) (8.) (.) (8.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) 8 (.) 8 (.) (8.),8 (.), (.) (8.), グラフ 住宅形態別下水道への接続の有無.. 回 8.. 答.. 8. 8. 比...... 率((((....8. %. 8.. ))))..... 8.8. 8... 8..... 8. 接続する 接続しない 無回答
(一戸建て)住宅専用持家(一戸建て)住宅専用借家(集合住宅)住宅専用借家(社宅 官舎)住宅専用借家(一戸建て)店舗兼住宅持家(一戸建て)店舗兼住宅借家その他無回答合計表 8 住宅形態別公共下水道に接続しない理由 設置費の負担が大変だから (.) 使用料の負担が大 変だから (.) 合併浄化槽を設置 しており 不便を感 (.) じないため 高齢者世帯である ため (.) 借家であるため 8 (.) 市の財政が悪化す る恐れがあるため (.) 家屋が老朽化して いるため (8.) 8 転出するため (.) その他 8 (.8) 合併浄化槽を設置 する予定であるため (.) 8 (.8) (.) (.) (.) (8.) 8 (.8) (.) 8 (.8) (.8) (.8) (8.) (.) (.) (.) (.8) (.) (.) (.) (.) (.) (.8) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.8) (.) (.) (.) (8.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (8.8) (8.) (.) (8.8) (.) (.) 8 (.) 8 (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.8) (.8), (.), (8.) 8 (.) (8.) (.) (.) (.) (.) (.) (.)
. 合併浄化槽 () 単純集計による回答状況合併浄化槽への切替えの有無についての回答結果は表 のとおりであった ここで注目したいのは 合併浄化槽を設置する予定はないが 条件によっては設置する と回答した世帯が.% いたということである その条件として最も多かった回答は 表 のとおり 設置費用の軽減 の.% である 公共下水道と同様に 合併浄化槽についても 住民にとっては設置費の負担が合併浄化槽を設置しない最大の理由であることがわかった そこで 設置費にかかる自己負担がいくらであれば合併浄化槽への切替えを検討するか質問したところ 表 のとおりの結果となった 現行の合併浄化槽の補助金に上乗せ措置を検討することにより 合併浄化槽の普及促進を図り 汚水処理問題を解決する糸口となる可能性があると考えられる 表 合併浄化槽への切替えの有無 回答数 回答率 近日中に合併浄化槽に切り替えるつもりでいる.% 合併浄化槽を設置する予定はないが 条件によっては設置.% する 合併浄化槽へは切り替えない,.% 無回答.% 合計,.% 表 条件次第で合併浄化槽に切り替える場合の条件表 自己負担限度額 回答数 回答率 自己負担限度額 回答数 回答率 設置費用の軽減.% 万円以上.% 維持管理費の軽減.% 万円未満 万円以上 公共下水道を整備しない 8.%.% 万円未満 その他 8.% 万円以上 8 8.% 無回答.% 万円未満 合計.% 万円以上 万円未満.% 万円以上 万円未満.% 無回答.% 表 合併浄化槽に切り替えない理由 ( 複数回答可 ) 回答数 回答率 合併浄化槽を設置費するための費用の負担が大変だから 8 8.8% 高齢者世帯であるため.% 借家であるため.% 合併浄化槽を設置するスペースがないため.% 家屋が老朽化しているため.8% 将来 転出する予定であるため 8.8% その他.%
() 年齢階級別による回答状況 代以下の若い世代で 切り替えない と回答した率が若干高いのは 表 のとおり 他の世代と比べて 借家住まい 転出予定の比率が高いためと思われる 条件次第では切り替える と回答した世帯では どの世代も共通して 設置費の軽減が最も多い回答であった 注目したいのは 代以上の切り替えない理由である 最も多い回答が金銭的理由よりも高齢者世帯であるためであることから 高齢者世帯に生活排水対策を行ってもらうのは非常に困難であることがわかる 表 年齢階級別合併浄化槽への切替えの有無 近日中に切り替える 条件次第では切り替える 切り替えない 無回答合計 歳未満 (.) (.) (.) (.) 代 代 代 代 代 (.) (.) (.8) (.) 8 8 (.8) (8.) (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) 8 8 歳以上 (.8) (.) (8.) (8.) 合計 (.) (.), (.) (.), グラフ 年齢階級別合併浄化槽への切替えの有無.. 8. 回.. 答比..8... 8.... 率((((. %... )))).. 8........... 8.......8....8. 歳未満 代 代 代 代 代 8 歳以上合計 近日中に切り替える 切り替えない 条件次第では切り替える 無回答
表 年齢階級別条件次第で合併浄化槽に切り替える場合の条件 歳 未満 設置費用の軽減 8 (.) 万円以上 万円未満 (.) 万円以上 万円未満 (.) 万円以上 万円未満 万円以上 万円未満 (.) 万円以上 万円未満 (.) 無回答 (.) 維持管理費の軽減 (.) 公共下水道を整備 しない その他 無回答 合計 代 代 代 代 代 (.) (.) (.) (.) (.) (.) 自己負担の限度 (.) (.) (.) (8.) (.) (.) (.) (8.) (8.) (.) (8.) 8 (.) (.) (.) 8 (.) 8 (.8) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (8.8) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.8) 8 歳以上 (.) (.) (.) (8.) (.) (.) (.) 8 (.) (.) (.) 合計 (.) (.) 8 (8.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) 8 (.) (.) 表 年齢階級別合併浄化槽に切り替えない理由 歳未満 設置費の負担が大変なため (.) 高齢者世帯であるため (.) 借家であるため (.) 設置スペースがないため (8.) 家屋が老朽化しているため (.) 将来 転出する予定であるため (.) その他 (.) 代 代 代 代 代 (.8) (.8) (.) (.) (8.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) 8 (.8) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.8) 8 (8.) (.) (.) (.) 8 (.) 8 (.) (.8) (8.) (.8) (8.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (8.) (.8) 8 歳以上 (.) (.) 8 (.) (.) (.8) (.) (8.) 合計 8 (8.8) (.) (.) (.) (.8) (8.8) (.)
() 地域別による回答状況 近日中に切り替える の回答率はいずれの地区も% 程度であり 大きな違いはなかった 条件次第では切り替える の回答率が大津地区では.% であるのに対して商店街地区は.% であり 8.% の差があった これは 表 8のとおり 切り替えない理由のうち 設置スペースがないため と回答した世帯が 大津地区では.% であるのに対して商店街地区は.% であることから 商店街地区では 設置したくても土地の構造上の問題で設置できない家屋が多く存在することがわかる 条件次第では切り替える のうち 公共下水道を整備しない と回答した世帯が 福江川左岸地区.% であるのに対して 大津地区 商店街地区は% 程度の高い回答率となっている これは 福江川左岸地区と比較して 大津地区 商店街地区では公共下水道計画の方向性の決断の遅れが 合併浄化槽の普及の遅れに少なからず影響を及ぼしていると考えられる 表 地域別合併浄化槽への切替えの有無 回答数 ( 回答別 ) 近日中に切り替える 条件次第では切り替える 切り替えない 無回答合計 大津地区商店街地区福江川左岸地区合計 (.) (.) (8.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) 8 (.) (.) 8 (.) 8 (.),8 (.) (.), (.) (.), グラフ 8.. 8. 回. 答 8. 比.. 率((((. %. )))).... 地域別合併浄化槽への切替えの有無.............. 大津地区 商店街地区 福江川左岸地区 合計 近日中に切り替える 切り替えない 条件次第では切り替える 無回答
表 地域別条件次第で合併浄化槽に切り替える場合の条件 設置費用の軽減 万円以上 万円未満 万円以上 万円未満 万円以上 万円未満 万円以上 万円未満 万円以上 万円未満 無回答 維持管理費の軽減 公共下水道を整備しない その他 無回答 合計 大津地区商店街地区福江川左岸地区合計 (.) (.) (.) (.) (.) (.8) 自己負担の限度 (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.8) (.8) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (8.) (.) 8 (.) 8 (.8) (.) (8.8) 8 (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (8.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) 8 (.) (.) 表 8 地域別合併浄化槽に切り替えない理由 設置費の負担が大変なため 高齢者世帯であるため 借家であるため 設置スペースがないため 家屋が老朽化しているため 将来 転出する予定であるため その他 大津地区商店街地区福江川左岸地区合計 (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) 8 (8.) 8 (.) (.) 8 (.) (.) (.8) (.) (.8) (.) (.) (.) (.) (.) (8.) (.) 8 (8.8) (.) (.) (.) (.8) (8.8) (.) 8
() トイレの汚水処理方法別による回答状況 近日中に切り替える の回答率は汲み取りと単独浄化槽ともに% 程度であり 大きな違いはなかった 条件次第では切り替える の回答率が汲み取りでは.% であるのに対し単独浄化槽は.% であり.% の差があった 切り替えない の回答率については 汲み取りが.% であるのに対して単独浄化槽は8.% であり.% の差があった このことから 汲み取りより単独浄化槽の世帯のほうが 合併浄化槽への切替えの意向が強いと考えられる 汲み取りの世帯が合併浄化槽への切替えに消極的な理由としては 表 のとおり 単独浄化槽の世帯と比べて 借家や家屋の老朽化の比率が多いことによるものと思われる 表 トイレの汚水処理方法別合併浄化槽への切替えの有無 近日中に切り替える 条件次第では切り替える 切り替えない 無回答合計 汲み取り単独浄化槽合計 (.) (.). (.) (.), (.) (.) 8 (8.) (.) (.) (.), (.) (.), グラフ トイレの汚水処理方法別合併浄化槽への切替えの有無.. 8. 回. 答 8. 比..... 率((((. %.... ))))............ 大津地区商店街地区福江川左岸地区合計 近日中に切り替える 切り替えない 条件次第では切り替える 無回答
表 トイレの汚水処理方法別条件次第で合併浄化槽に切り替える場合の条件 汲み取り単独浄化槽合計 設置費用の軽減 万円以上 万円未満 万円以上 万円未満 万円以上 万円未満 万円以上 万円未満 万円以上 万円未満 無回答 維持管理費の軽減 公共下水道を整備しない その他 無回答 (.) 自己負担の限度合計 (8.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (8.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) 8 (8.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) 8 (.) (.) 表 トイレの汚水処理方法別合併浄化槽に切り替えない理由 設置費の負担が大変なため 高齢者世帯であるため 借家であるため 設置スペースがないため 家屋が老朽化しているため 将来 転出する予定であるため その他 汲み取り単独浄化槽合計 (8.8) 8 (.) (.) 8 (8.) (.) (.) (.) (8.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.) 8 (8.8) (.) (.) (.) (.8) (8.8) (.)
(一戸建て)住宅専用持家(一戸建て)住宅専用借家(集合住宅)住宅専用借家(社宅 官舎)住宅専用借家(一戸建て)店舗兼住宅持家(一戸建て)店舗兼住宅借家その他無回答合計() 住宅形態別による回答状況全体的に借家世帯は合併浄化槽への切替えの意向が低い傾向にある これは 表 のとおり 借家世帯は切り替えない理由として 借家であるため の回答率が高いことからもわかる 店舗兼住宅持家の世帯は 近日中に切り替える と 条件次第では切り替える の合計値が.% もあり 合併浄化槽への切替えの意向が強いことがわかる 一方で 店舗兼住宅の世帯は 切り替えない理由として 設置スペースがないため の回答率が.8% もあることから 合併浄化槽の設置が困難な家屋が多いことがわかる 表 住宅形態別合併浄化槽への切替えの有無 近日中に切り替える 条件次第では切り替える 切り替えない 無回答 合計 (.) (.) 8 (.) (.), (.) (.) (8.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (8.8) (.) 8 (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.8) (.) (.) 8 (.8) (.) (.) 8 (.) (.) (.) (.) (.), (.) (.), グラフ 住宅形態別合併浄化槽への切替えの有無.. 回 8.. 答.. 8... 比...... 率((((.. %.....8...8 ))))... 8.8.................. 近日中に切り替える 切り替えない 条件次第では切り替える 無回答
(一戸建て)(一戸建て)住宅専用持家住宅専用持家(一戸建て)(一戸建て)住宅専用借家住宅専用借家(集合住宅)(集合住宅)住宅専用借家住宅専用借家(社宅 官舎)(社宅 官舎)住宅専用借家住宅専用借家(一戸建て)(一戸建て)店舗兼住宅持家店舗兼住宅持家(一戸建て)(一戸建て)店舗兼住宅借家店舗兼住宅借家その他その他無回答無回答合計合計表 住宅形態別条件次第で合併浄化槽に切り替える場合の条件 設置費用の軽減 (.) 万円以上 万円未満 万円以上 万円未満 万円以上 万円未満 万円以上 万円未満自己負担の限度 万円以上 万円未満 無回答 維持管理費の軽減 公共下水道を整備しない その他 無回答 合計 (.) (.) (8.) (.) (8.8) (.8) (.) (.) (.) (.8) (.) 8 (.) (.) (.) (8.) 8 (.) (.8) (8.) (.) 8 (.) (.) (8.) (.) (.) (.8) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (.) (.) (8.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (8.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (8.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) 8 (.) (.) 表 住宅形態別合併浄化槽に切り替えない理由 設置費の負担が大変なため 8 (.) 高齢者世帯で あるため (.) 借家であるた め (.) 設置スペース がないため (.) 家屋が老朽化 8 しているため (.) 将来 転出する 予定であるため (.) その他 (8.) (.) (.) 8 (.8) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (8.) (.8) (.) (.8) (.) (.) 8 (.) 8 (.) (.) 8 (.8) (.) (.8) (8.) (.) (.) 8 (.) (.) (8.) (.8) (.) (.8) (.) (8.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (8.8) (.) 8 (8.8) (.) (.) (.) (.8) (8.8) (.)
. 意見 質疑応答 () 意見住民から受けた意見は全部で8 件あり 体系的にまとめたのが表 ( 詳細については 別紙 参照 ) である 意見の多くは 公共下水道への反対意見や条件提示 費用負担や高齢者等による負担金等の出費への不安などが全体の.% を占めた 一方 公共下水道に好意的な意見は.% であった 生活排水対策の必要性には納得しているが その対策として 多額の経費を必要とする公共下水道計画に疑問視する意見が多く 合併浄化槽の普及促進 住民負担の軽減 安定した財政運営の中で取り組むべきとの意見が多く見受けられた 特に 合併浄化槽を設置している世帯からの不満や公共下水道の多額の建設費や維持管理費にかかる市の負担を現行の合併浄化槽の補助金に上乗せしたほうが 生活排水対策は有効ではないのかとの意見があり 検討する必要性を感じた 表 住民の意見の内容別集計表 生活排水対策は必要である生活排水対策は必要でない公共下水道の整備は必要である公共下水道の整備は必要でない公共下水道の整備に対する意見合併浄化槽を推進すべきである浄化槽への意見 要望生活排水処理にかかる費用負担が困難高齢により生活排水対策が困難その他 ( 生活排水に関するもの ) 生活排水と無関係のもの合計 接続する接続しない無回答合計 (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) 8 (.) (.) (8.8) (.8) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.) (.8) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8 (.) (.8) (.) (.) (.) (.) (.) (.) 8
() 質疑応答 アンケートに関する質問 Q Q アンケートは 浄化槽を設置している世帯 アパート 下水道計画区域外の世帯へも実施し ているのですか 下水道計画区域内にある町内の全ての世帯を対象に実施しました 以前の住民アンケートでは多くの方が公共下水道を整備することは必要と答えている とあるが いつ どのような方法でアンケートをしたのですか? 平成 年 月に下水道計画区域内の全世帯及び支所地区窓口にてアンケート協力希望者のみを対象に実施し 平成 年 月 ~ 月の期間ホームページにて結果を公開しております 水環境の現状に関する質問 Q 現在 福江川や福江港の水質は悪いと評価されるのですか Q Q 水質を表す指標として 河川の場合 BOD 海域の場合 COD というものがあります 福江川 福江港の環境基準はいずれも mg/l であり 近年は合併浄化槽の普及等によりこの基準を達成できていますが 生活排水の多くが流れ込む福江川の下流では 海水が混入することから 測定されていません 五島市の生活排水処理の整備状況が 8% となっていますが 公共下水道整備予定区域での割 合は? 平成 年 月 日現在で約 % の普及となっています 生活排水処理の整備状況 全国平均 88% 長崎県平均 % の数字は 下水道は何 % 浄化槽は何 % でしょうか? また いつから整備しての状況なのでしょうか 全国平均では 下水道が.% 合併浄化槽が.% となっています 長崎県平均では 下水道が.% 合併浄化槽が.% となっています ( 平成 年 月 日現在 ) 下水道計画に関する質問 Q 下水道の計画区域とはどの区域なのですか 五島市全域ですか 一部の地域ですか 福江の中心部が計画区域となっています Q 計画区域はどのようにして決めたのですか 住宅や事業所が集合している地区を計画区域としています 8 Q なぜもっと早く取り組まなかったのですか 下水道の計画は平成 年度から立案されていますが 下水道事業は多額の整備費が必要となることから これまで他の事業との兼ね合いや市町村合併の時期と重なったことから これまで事業着手に至っていません Q 下水道設備をする緊急性は又は必要性は何でしょうか 人口減少が止まらない現実の中で 将来設備の保守 維持費用等将来の市民の負担はどうお考えでしょうか 大事な税金を今 下水道設備に使用する前にもっと緊急性のあるもの又は大事なものはないのでしょうか Q 下水道や浄化槽は 水環境の保全と快適で衛生的な生活環境の整備のための施設です 今回は住民の皆様の下水道や浄化槽に対する需要やご意向を把握し 今後の方針を決定するための貴重な判断材料としたいため このようなアンケートを実施させていただきました 従来の合併浄化槽を普及する方法と 公共下水道施設を整備し それを維持管理する方法とでは 市としての費用はどれくらい差があるのか 下水道計画区域内のすべての家庭や事業所 学校などの施設を 市で整備 維持管理する場合 下水道の場合で約 億 8 千万円 浄化槽の場合で年間約 億 千万円かかります 下水道の方が 億 千万円 / 年の差で経済的となりますが その経営が成立するか否かは別問題です
Q 人口減少に伴い 当初予定より維持管理費負担が増える事が予想されるが? 下水道は 原則その使用料によって運営しなければならない事業です 人口減少に伴う利用者の減少は 一人当りの維持管理費が高くなることとなり 下水道使用料が増額される原因となります Q 下水道施設の耐用年数は? 維持 点検 更新などの費用も組み込まれているのか 耐用年数は 下水処理場が約 年 下水管が約 年とされています 維持管理費の中に施設の更新費は含まれていません Q 公共下水道整備費 億円とあり 処理場 ポンプ場などの金額は含まれていますか 前回はもっと事業費が大きかったが 今回の概算事業費に処理場 ポンプ場は含まれています 以前は現況人口での施設計画となっていましたが 今回は人口減少での施設計画としたことに伴い 事業費も大幅に縮小しています Q なぜ下水道の整備に長期間を要するのですか 多額の費用を要する事業ですので 予算の都合上限られた整備スピードとなります Q 他自治体の下水道事業の運営状況は? Q Q 下水道事業は 原則下水道使用料によって運営しなければならない事業です 人口密度が大きな大都市においては その運営が成り立っていますが 中小規模の自治体では 使用料だけでは経営が成り立たず 税金を充当し運営している状況です 五島市と同程度の市で 下水道を実施している自治体の運営状況 利用状況は? 市の財政に対する影響は? 福江地区と同程度の人口密度で下水道を実施している自治体の運営状況は 下水道にかかる経費の約半分を下水道使用料で回収していますが 残り半分は税金からの支出という苦しい経営状況となっています 維持管理費の説明の中で 利用率 % と % の説明があるが 下水道が整備された場合 接続義務が生じるのに 利用率の違いがあるのはなぜ? 他自治体では 下水道法により接続義務が生じるとはいえ 経済的な理由等で下水道へ接続しない家庭や事業所があり問題となっています そこで 本市の下水道計画を立てるにあたっても 下水道接続率を考慮した経営試算をしています 8 Q 合併浄化槽の普及率は 8% とのことだが 下水道の整備予定区域を 8 年かけて整備したとして全体で何 % になるのですか 下水道計画区域内のみで約 % 区域外の浄化槽普及率を % と想定した場合 全体で約 8% となります Q 福江以外の地区はどう考えているのですか? 各支所地区の中心部及び崎山地区については 福江地区同様に下水道の構想がありますが 福江地区と同様に具体的に事業化までは至っていない状況です その他の地区は合併浄化槽の地区となります 下水道の接続義務に関する質問 Q 下水道法における接続義務はどの時点で発生するのですか 合併浄化槽を設置していても? 強制力や罰則等の有無は? 下水道法により 汲み取り便所は下水道が整備されてから 年以内 浄化槽は遅滞なく接続しなければなりません 接続しなかった場合は 万円以下の罰則規定が適用できることとなっています
下水道の受益者負担金に関する質問 Q 受益者負担金とは何ですか 下水道は誰もが利用する道路や公園と違い 区域内の住民の利用に限られることから 当該区域の住民に建設費の一部を負担してもらうというものです Q 受益者負担金は 戸あたりと土地あたりのどちらで負担するのですか 受益者負担金の負荷方法については 他の市町村ではどちらの事例もあります 五島市では負荷方法を決める段階まで至っていません Q 土地ごとに負担金が賦課される場合 小さな土地にも賦課されるのですか Q 土地ごとに負担金が賦課される場合は 原則小さな土地にも賦課されることとなりますが 農地などの場合は 減免措置を設けている自治体があります 実施となれば 年間の着工所帯はどの位の推移で実施され また住民にかかる費用は具体的にどのようにするのか 計画では 年間に約 世帯を整備対象として進めていくことで試算しています 供用開始の公示をした時点から受益者負担金及び接続義務が生じることになります Q 他市の負担額はどのようになっていますか 土地ごとに賦課している事例では 長崎市 : 円 / m 諫早市 : 円 / m 川棚町 : 円 / mなどがあります 戸当り二賦課している事例では 壱岐市 : 万円 / 戸 松浦市 : 万円 / 戸などがあります Q 下水道を整備する場合 借家や集合住宅に住んでいる世帯の負担はどうなるのですか 原則 初期費用は住宅の持ち主の負担 使用料は使用者の負担とります 下水道の接続工事に関する質問 Q 住民にかかる初期費用のうち 配管工事費についてはどこからどこまでの配管分なのですか 下水道の個人費用は本管への距離により違うのでは? 宅地内のマスまで市で設置します 宅内の配管及びマスまでの配管工事が個人負担となります 基本的には 家屋と本管の距離が個人負担へ大きな影響を及ぼすことはありませんが 宅内の配管が複雑であったり 家屋から市が設置するマスまでの距離が長い場合 その他大規模な改修が必要となった場合は工事費が高くなります 8 Q 私道への下水管埋設工事費用は誰が負担することになるのか 原則は所有者に工事してもらうこととなりますが 他自治体においては 私道であっても数軒分の下水管であれば 市で工事している事例があります Q 下水道接続工事や合併浄化槽撤去に対する補助制度はありますか 下水道事業を実施するかどうかを含めて判断したいと考えています 下水道の使用料に関する質問 Q 公共下水道を整備した場合 現在支払っている浄化槽の清掃費 保守点検費等はそのまま支払った上で さらに維持管理費を負担する事になるのか? 下水道に接続した場合 現在の汲み取り代や浄化槽の維持管理費はなくなり 代わりに下水道使用料が発生します Q 下水道使用料未納者への対処はどのようにするのか 下水道使用料未納者に対し 支払いがされるまで水道を止めて対処している事例があります
合併浄化槽に関する質問 Q Q Q Q 合併浄化槽を設置する際 敷地に制限がある 合併浄化槽を設置した場合 その上に車の駐車スペースとして利用可能か 合併浄化槽の上を駐車スペースとして利用可能です そのようにしているご家庭はたくさん あります 合併浄化槽の保守にあたって 毎月の保守点検をしているのに別に法定検査があることに合点がいきません 毎年必要なのでしょうか? 浄化槽の法定検査は車に例えると車検であり 浄化槽法でも受検が義務付けされています 浄化槽の正常な浄化機能を維持するために必要な検査となっています 合併浄化槽には耐用年数がある 浄化槽のやり替えが必要となった場合 補助金は出るので すか? 浄化槽の耐用年数は 年といわれています 最初に浄化槽の補助金を受けていた場合でも 耐用年数 年を経過したものであれば やり替え時に再度補助金を受けることができます 公共下水道を整備しない場合 合併浄化槽を設置するたもの補助金を増額する予定はないの ですか アンケートの結果や市の財源を分析し検討します Q 合併浄化槽を設置しているが 天気によって臭いがすることがあります なぜですか 天気によって臭いがするという事例はあまりないようです ブロワの故障等により浄化がさていなかったり 油を多量に使用する場合等に臭いがします Q 合併浄化槽への切り替え義務はあるのですか 義務はありません 8 Q 浄化槽法定検査は何のために必要ですか その他の質問 法定検査は 保守点検や清掃など日頃のメンテナンスが適正に行われているかどうかを確認するための検査です 保守点検とは目的や検査内容が異なりますので 法定検査の受検は必要となります Q 処理場職員は全員市の職員として採用するのですか 未定です 下水道事業を実施するかどうかを含めて判断したいと考えています Q 清掃業 ( 汲み取り ) などの仕事は減少しませんか? 下水道に接続したご家庭は 汲み取りや浄化槽の清掃は不要になりますので その分汲み取り業の仕事は減少することになります Q 浄化槽の耐用年数は何年ですか Q Q 浄化槽にある機械設備は ~ 年 本体は 年以上とされています 現在 側溝のすぐ横なのですが 新たに公共下水道を通すとなれば 現在の側溝はどうなる のですか 全ての家庭が下水道に接続した場合 側溝には生活雑排水は流れなくなり 雨水のみが流れることになります 大量の汚水を一ヶ所に集めることで処理場付近の環境へ影響 害はないのか? 処理に使用した薬品等は その後どうなるのか? 影響のないレベルまで汚水を浄化して放流するため問題ありません
Ⅲ. 総括 今回の調査では 公共下水道計画にかかる市の財政的負担及び住民の金銭的負担を明らかにしたうえでアンケート調査を実施した影響が大きく 公共下水道に 接続する と回答した世帯が.% であるのに対して 接続しない と回答した世帯が. % という結果となった アンケート集計の結果から以下のことが明らかとなった (ⅰ) 住民の多くは 公共下水道計画 に反対の立場である その三大要因が 住民の金銭的負担 合併浄化槽に不便を感じない 高齢化である (ⅱ) 現在 汲み取り 及び 単独浄化槽 の世帯のうち.% が合併浄化槽へは 切り替えない と回答しており その三大要因が 住民の金銭的負担 高齢化 借家であるためである (ⅲ) 市が公共下水道計画の実施の有無の判断を遅らせると 合併浄化槽の普及と高齢化の進行により 公共下水道への接続率はさらに低下することが予想され 公共下水道計画の実現性は困難なものとなる また 公共下水道が整備されるものと思い 合併浄化槽に切り替えない世帯 ( 条件次第では合併浄化槽に切り替えると回答した世帯のうち 公共下水道が整備されない場合の回答比率が.%) がいることからも 少なからず 合併浄化槽の普及にも悪影響を及ぼしている (ⅳ) 代以上の世帯は 金銭的理由の他 高齢により生活排水処理対策には消極的であるため 理解と協力を得るのは非常に困難である (ⅴ) 店舗兼住宅の世帯では 住宅専用の世帯より 公共下水道に接続する の回答率が高い傾向にある その大きな要因は 合併浄化槽を設置したくても 設置スペースがなく 公共下水道に頼らざるを得ないためである (ⅵ) 汲み取り の世帯よりも 単独浄化槽 の世帯のほうが 生活排水処理対策への意識が高い傾向にあり 協力を得やすい (ⅶ) 年齢が上がると それに反比例して合併浄化槽の設置率は下がる 代以下の若い世代では 合併浄化槽の補助金制度が始まった平成 年以降に新築した場合が多いことが考えられ 代以下では 合併浄化槽の設置率が % を超えている (ⅷ) 公共下水道 より住民の金銭的負担が軽減されるのであれば 合併浄化槽 のほうが良いと回答した世帯のほうが多い 本調査の結果 住民の多くは生活排水処理の必要性は認識しているが 生活排水処理に金銭的負担をしたくないとの意向が強い結果となった しかしながら 本市では 海や河 川等 公共用水域における水質汚濁の原因となる家庭から排出される生活雑排水の適正な処理が大きな課題となっている 水質汚濁防止法においても 市町村 都道府県及び国の責務と国民の努力義務について 生活排水対策の推進に関する規定が盛り込まれていることを鑑みると 市として生活排水処理を進めていくためには 単に住民の要望に応じるのではなく 積極的に面的かつ効率 8
的な改善を図っていくことが重要であり 住民の意向を十分考慮したうえで 早急に生活排水対策の方針を決め 生活排水処理の改善に努めることとする