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問 19. 自由化後に新規参入のガス小売事業者と契約した場合 その後に引っ越しをすると どうなるのですか 海外への転勤などで契約廃止の手続をするにはどうすれば良いですか 問 20. 持ち家 ( 戸建住宅 マンション又は集合住宅 ) に住んでいるのですが 新規参入のガス小売事業者からガスを買うことはで

一体的な制度改革による総合エネルギー市場の創出 1 1 光熱費 という言葉があるように 消費者にとってエネルギー市場は一体のもの 他方で 従来 我が国のエネルギー市場は 電力 ガス 熱等の業態ごとに制度的な 市場の垣根 が存在 ( ) 石油や LP ガスは既に参入規制なく 自由な市場 一体的な制度改

Q 切り替えする手続きが面倒じゃないの? A 新しく契約する電力会社へ申し込みをするだけで 今の電力会社へ連絡はせずに切り替えができます また Web でも簡単に申し込み手続きができるようになります Q 停電が増えたり 電気が不安定になったりしないの? A 新電力と契約した場合でも 電気を送る電線や

スイッチングの状況 (2017 年 3 月時点 ) 本年 3 月末時点での新電力への契約先の切替え ( スイッチング ) 件数は約 4.7%( 約 295 万件 ) 大手電力 ( 旧一般電気事業者 ) の自社内の契約の切替件数 ( 規制 自由 ) は約 4.1% ( 約 258 万件 ) であり 合

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これは 平成 27 年 12 月現在の清掃一組の清掃工場等の施設配置図です 建替え中の杉並清掃工場を除く 20 工場でごみ焼却による熱エネルギーを利用した発電を行っています 施設全体の焼却能力の規模としては 1 日当たり 11,700 トンとなります また 全工場の発電能力規模の合計は約 28 万キ

表 1 小売電気事業者( 新電力とみなし小売電気事業者の総計 ) の平成 29 年 3 月分 販売電力量 ( エリア別 ) 販売電力量合計 ( 単位 :MWh) その他需要 合計 北海道 260,709 1,129,470 1,028, ,749 8,428 2,730,690 東北 1

部分供給については 例えば 以下の3パターンが考えられる ( 別紙 1 参照 ) パターン1: 区域において一般電気事業者であった小売電気事業者 ( 又は他の小売電気事業者 ) が一定量のベース供給を行い 他の小売電気事業者 ( 又は区域において一般電気事業者であった小売電気事業者 ) がを行う供給

2 I. 電力小売自由化後の課題 II. 都市ガス自由化に向けての課題 III.LP ガスの課題 まとめ

< 目次 > 0. 全体像 1. 電気事業法の一部改正 2. ガス事業法の一部改正 3. 熱供給事業法の一部改正 4. 経済産業省設置法等の一部改正 ( 電力 ガス取引監視等委員会の設立 )

( 考慮すべき視点 ) 内管について 都市ガスでは需要家の所有資産であるがガス事業者に技術基準適合維持義務を課しており 所有資産と保安責任区分とは一致していない LPガスでは 一般にガスメータの出口より先の消費設備までが需要家の資産であり 資産区分と保安責任区分が一致している 欧米ではガスメータを境

<4D F736F F F696E74202D E81798E9197BF A914F89F182CC8CE48E E968D8082C982C282A282C42E >

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目次 Ⅰ エネルギー供給の概要 1. 主要国の一次エネルギー供給構成 1 2. 主要国の石油輸入依存度 2 3. 我が国の一次エネルギー供給状況の推移 3 Ⅱ 石油 1. 世界の石油消費量の推移 4 2. 我が国の石油需給原油輸入状況 ( 国別 ) 5 製油所の能力と立地状況 6 石油製品生産量の推

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新電力のシェアの推移 全販売電力量に占める新電力のシェアは 216 年 4 月の全面自由化直後は約 5% だったが 217 年 5 月に 1% を超え 218 年 1 月時点では約 12% となっている 電圧別では 特別高圧 高圧分野 ( 大口需要家向け ) は時期により変動しつつも 全体的には上昇

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電気事業分科会資料

電気 ガス 熱供給の自由化と新築物件 既築物件における選択肢 ( 上 ) 藤本祐太郎長島 大野 常松法律事務所弁護士 本誌発行日である 2019 年 4 月 1 日をもって 電力自由化 熱供給自由化からちょうど 3 年 ガス自由化からちょうど 2 年が経過した 電気についていえば 500 社超の事業

Ⅱ 主な改革内容 上記の 3 つの目的からなる電力システム改革につき 以下の 3 つの柱を中心として 大胆な改革を現実的なスケジュールの下で着実に実行する 1. 広域系統運用の拡大 電力需給のひっ迫や出力変動のある再生可能エネルギーの導入拡大に対応するため 国の監督の下に 報告徴収等により系統利用者

整力を確保する一方 小売部門が GC までの自社需要の想定誤差に対する予備力を確保する対 応をしていることから 一部の旧一般電気事業者については 送配電部門と小売部門が確保し ている予備力の合計値が 調整力公募制度開始以前と比較して増加している ( 卸電力取引所活性化の必要性 ) 旧一般電気事業者の

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水素充填設備 水素ステーションの概要現在 日本国内を走行している燃料電池自動車は 圧縮水素を燃料とするタイプが主流になっています 燃料電池自動車への水素充填を ガソリンスタンドなどと同様に行うことができる施設として 水素ステーションがあります 国内の商用水素ステーションは 平成 29 年 12 月現

小売電気事業者総覧第 2 章事業者戦略 東京電力エナジーパートナー 業種販売戦略顧客獲得目標ブランド戦略 大手電力より割安な料金メニュー ガスや通信などの各種商材とのセット販売で競合を迎え撃ち Web サービスの充実などで顧客拡大を狙う さらに 顧客の暮らし全般をサポートする新サービスを

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成 29 年には小売の地域独占が撤廃され 料金規制が原則廃止される 小売全面自由化を機に 課税の公平性 を担保することは 新規参入を促進すると同時に 競争の活性化による料金抑制 更なる天然ガス利用拡大に寄与し ガスシステム改革の目的達成に資することから 抜本的な現行課税方式の見直しが必要である 2

i-1 電気事業制度についてー 1 自由化 2000 年 3 月から大口需要家に対する電力小売が自由化 その後 2004 年 4 月 2005 年 4 月と 自由化範囲が段階的に拡大 さらに 電力システム改革専門委員会での検討を踏まえ 2016 年 4 月から小売全面自由化が開始された (j-3 参

大阪電力選べる環境づくり協議会

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FIT/ 非 FIT 認定設備が併存する場合の逆潮流の扱いに関する検討状況 現在 一需要家内に FIT 認定設備と非 FIT 認定設備が併存する場合には FIT 制度に基づく買取量 ( 逆潮流量 ) を正確に計量するため 非 FIT 認定設備からの逆潮流は禁止されている (FIT 法施行規則第 5

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□120714システム選択(伴さん).ppt

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海外における電力自由化動向

問 3. いつから小売の全面自由化が行われるのですか 答.2016 年 ( 平成 28 年 )4 月 1 日です 問 4. いつから小売電気事業者の変更申込みが可能となるのですか 答.2016 年 ( 平成 28 年 )1 月より小売電気事業者により変更申込みの事前受付が本格化し 来年 3 月以降

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規制の事前評価の実施に関するガイドライン(素案)

自由化後の小売事業者の登録状況 経済産業省では 2016 年 8 月 1 日から小売の事前登録申請を受け付け これまで 48 社が登録済 このうち 今回の自由化を機に 越境販売を含め 新たに一般家庭への供給を予定しているのは 14 社 (6 月 27 日時点 ) 電気事業者 (6 社 ) 東北電力

参考資料1

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注 1: 要件の判断に係る算定に当たっては 複数の発電用の電気工作物が同一の接続地点に接続している場合は 一つの発電用の電気工作物とみなす 注 2: 特定発電用電気工作物に該当しない電気工作物は 発電事業の要件 ( 小売電気事業用等接続最大電力の合計が 1 万 kw 又は 10 万 kw を超えるも

様式第14の2

資料2-1 課税段階について

下水道は私たちの安全で快適なくらしを支えています

はじめに 本年 4 月の電力分野に続き 来年 4 月には都市ガス分野においても小売全面自由化がスタートします いよいよエネルギー業界も大競争時代に突入します これは130 年を超える当社の歴史において 特に戦後長らく続いてきた経営 事業の構造 基盤を一変させる極めて大きな出来事となります 当社はこの

高圧ガス保安法第 44 条第 1 項に基づく容器検査 ( 超低温 30 日 30 日容器以外 )(500リットルを超えるもの) 高圧ガス保安法第 44 条第 1 項に基づく容器検査 ( 超低温容器以外 )(500 リットル以下のもの ) 高圧ガス保安法第 44 条第 1 項に基づく指定容器検査機関の

クッキー情報等について 株式会社グローアップでは ヤフー株式会社をはじめとする第三者から配信される広告が掲載される場合があり これに関連して 当該第三者が を訪問したユーザーのクッキー情報等を取得し 利用している場合があります 当該第三者によって取得された

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ガス年鑑 2018 年度版目次 LNG 編 1. 日本のLNG 輸入実績 日本の 年度の LN G 輸入

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1. 調査の目的 物価モニター調査の概要 原油価格や為替レートなどの動向が生活関連物資等の価格に及ぼす影響 物価動向についての意識等を正確 迅速に把握し 消費者等へタイムリーな情報提供を行う ( 参考 )URL:

電解水素製造の経済性 再エネからの水素製造 - 余剰電力の特定 - 再エネの水素製造への利用方法 エネルギー貯蔵としての再エネ水素 まとめ Copyright 215, IEEJ, All rights reserved 2

御意見の内容 御意見に対する電力 ガス取引監視等委員会事務局の考え方ることは可能です このような訴求は 小売電気事業者が行うことを想定したものですが 消費者においても そのような訴求を行っている小売電気事業者から電気の小売供給を受け 自らが実質的に再生可能エネルギーに由来する電気を消費していることを

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3. 制度見直しの方向性 3-1. 送配電関連設備に係る費用の利用者間の負担 送配電網の利用者として 送配電網に接続している発電者と需要家が挙げられるが 現行制度上 送配電関連設備に係る費用は 発電側による電源接続時の初期費用負担を除き 需要側のみが負担 ( 小売電気事業者が託送料金を負担し それを

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東京東営業所 548 人 323 件 19.1 % 12,427 円 10,058 円 東京北営業所 932 人 440 件 20.2 % 10,294 円 8,216 円 関東支店 825 人 510 件 13.5 % 12,074 円 10,438 円

電気事業分科会資料

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NTT 東西による光回線の卸売サービス 1 NTT 東西は 平成 27 年 2 月より 光回線の卸売サービス ( サービス卸 ) の提供を開始 開始に当たり NTT 東西は 保障契約約款を変更し 別段の合意により締結する 光コラボレーションモデルに関する契約 における IP 通信網サービスに係る料金

平成22年3月期 決算概要

日本の電力供給の仕組み 電力は 発電所 送電線 変電所 配電線の経路をたどり 各消費者まで供給されます 電力供給システムは 発電部門 ( 発電所 ) 送配電部門( 発電所から消費者まで ) 小売部門 ( 消費者とのやりとり ) の大きく3つの部門に分類されます 本年 4 月の小売全面自由化により 小

原稿メモ

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高圧検針 ( 計量 ) 日程分散化について 平成 30 年 3 月 15 日 関西電力株式会社送電サービスセンター

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第 6 章燃料供給に係る計画 Ⅰ 燃料供給 1 趣旨 (1) 発災時の燃料については 東日本大震災における燃料供給の混乱を踏まえ 災害応急対策活動に従事し優先的に給油を行う車両 ( 以下 緊急通行車両等 という ) や 災害拠点病院 災害対策本部となる官公庁舎 広域物資輸送拠点その他の被災地方公共団

日本市場における 2020/2030 年に向けた太陽光発電導入量予測 のポイント 2020 年までの短 中期の太陽光発電システム導入量を予測 FIT 制度や電力事業をめぐる動き等を高精度に分析して導入量予測を提示しました 2030 年までの長期の太陽光発電システム導入量を予測省エネルギー スマート社


なお 季節によって い号又はろ号の 2 種類の液化石油ガスを使用する者にあっては い号 ろ号併用欄 に掲げる係数によるものとする 2 1 供給地点当たりのガスの月平均販売量の標準値 規則別表第 1 の 1 供給地点当たりのガスの月平均販売量の標準値 は 別表 2 のとおりとする 3 特定製造所の標準

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附則第一章総則(定義)第一条この省令において使用する用語は 電気事業法等の一部を改正する等の法律(平成二十七年法律第四十七号 以下 改正法 という ) ガス事業法(昭和二十九年法律第五十一号 以下 法 という ) ガス事業法施行規則(昭和四十五年通商産業省令第九十七号) ガス事業会計規則(昭和二十九

本日の議論 共同住宅等に対する電気の一括供給については 電気の供給形態の一つとして 古くから存在してきた また これまでの累次の電気事業制度改革による 小売部分自由化範囲の段階的な拡大に伴い 新規参入者においても 一定規模の共同住宅等に対し 電気の一括供給を行うビジネス形態が出現するようになった こ

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エネルギー規制 制度改革アクションプラン (11 月 1 日 ) の概要 重点課題と詳細リスト 現時点で政府が取り組むこととしている又は検討中の事項を 実施 検討事項詳細リスト (77 項目 ) として取りまとめ その中から 3つの柱で計 26 項目の重点課題を特定 1 電力システムの改革 (9 項

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はじめに 現在 産業界においては 産業の情報化の進展に伴い 業務の迅速化 高精度化 低コスト化を実現するために広く認められた標準を使用して 関係する企業及び業界間でデータの電子的な相互交換を行う EDI(Electronic Data Interchange) が行なわれており 各業界内だけでなく業

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資料 2 機密性 2 ガス事業と法改正の概要について 平成 28 年 10 月電力 ガス事業部ガス市場整備室

調達 輸入 都市ガス事業の流れ LNG 基地受入れ ガス導管輸送 小売販売 機密性 2 ガス田 / 液化 タンカー ガス小売事業者 揚げ荷 / 貯蔵 7 割は発電用一部はローリー等で輸送 ガス製造事業者 ( 小規模基地についてはガス小売事業者 ) 一般ガス導管事業者又は特定ガス導管事業者 小口 36% 大口 64% 大手 10 社のガス販売量 ガス小売事業者 輸入量上位は電力会社 大都市近隣の港湾等全国 35 カ所に整備 導管総延長の 5 割は大手 3 社が保有 家庭などの小口向けは 都市ガス会社が許可された区域で独占的に供給 輸入事業者 1 東京電力 28% 2 東京ガス 16% 3 中部電力 15% 保有者基地タンク ガス 13 48 電力 9 49 導管延長 ( 万 km) 都市ガス会社 (203 社 ) 導管整備 小口供給は地域独占 販売比率 ( 量 ) 13.7(53%) 東京 大阪 東邦 (3 社 ) 65% 2.9(11%) 準大手 ( 北海道 仙台市 静岡 広島 西部 日本 )(6 社 ) 8% 4 関西電力 10% 5 大阪ガス 9% ガス / 電力共有 6 67 7.6(30%) ガス管で卸受け (122 社 ) 18% 1.2(5%) ローリー 貨車で卸受け (72 社 ) 1% 6 九州電力 6% その他 7 27 0.3(1%) 都市ガス以外 ( 電力会社等 ) 8% 1 7 東北電力 5% 計 35 191 25.8(100%) 計 100%

現行のガス事業法の概要 ( 一般ガス事業について ) 2 一般ガス事業 とは 一般の需要に応じ導管によりガスを供給する事業をいい 当該事業の開始について 経済産業大臣の許可を受けた者を 一般ガス事業者 という 導管等の二重投資を回避するなどの観点から 許可制として供給区域での独占供給を認める一方 その独占的経営に伴う弊害を取り除く観点から 供給義務 託送供給義務等の義務を課し 原則として 経済産業大臣の認可を受けた料金その他の供給条件 ( 供給約款 ) や 経済産業大臣に届け出た料金その他の供給条件 ( 託送供給約款 ) に基づく供給が事業者に義務付けられている 事業者数は 203 事業者 ( 平成 28 年 6 月 1 日時点 ) 代表的な事業者は 以下のとおり 主たる事業形態事業者販売量比率 1 多数の LNG 基地及び大規模導管網を保有し それを通じて供給 東京ガス 大阪ガス 東邦ガス 65% 2 LNG 基地 1 2 カ所及び一定規模の導管網を保有し それを通じて供給 北海道ガス 仙台市ガス 静岡ガス 広島ガス 西部ガス 日本ガス 8% 3 他社の導管を通じて卸供給を受け 自社導管網により供給 122 事業者 ( うち公営 20) 18% 4 タンクローリー 鉄道貨車により調達をし 自社導管網により供給 72 事業者 ( うち公営 5) 1% 2

現行のガス事業法の概要 ( 簡易ガス事業について ) 3 簡易ガス事業 とは 一般の需要に応じ 簡易なガス発生装置( 特定ガス発生設備 ) においてガスを発生させ 導管によりこれを供給する事業であって 一の団地内におけるガスの供給地点の数が70 以上のものをいい 経済産業大臣の許可を受けた者を 簡易ガス事業者 という 導管等の二重投資を回避するなどの観点から 許可制として供給地点での独占供給を認める一方 その独占的経営に伴う弊害を取り除く観点から 供給義務を課し 原則として認可を受けた料金その他の供給条件 ( 供給約款 ) に基づく供給が事業者に義務付けられている 事業者数は 1,375 事業者 代表的な事業者は 日本瓦斯 ( 株 )( 供給地点数約 11 万 ) 西部ガスエネルギー( 株 )( 供給地点数約 8 万 ) など 外観 内部 簡易ガス事業者の規模分布 ( 平成 27 年度末時点 ) 供給地点数 事業者数 10,000 以上 27 LPG 基地 タンクローリー 特定ガス発生設備 70 戸以上の供給地点 9,999~5,000 29 4,999~4,000 18 3,999~3,000 33 2,999~2,000 62 1,999~1,000 165 3 LPG ボンベ ガス導管 1,000 未満 1,041 計 1,375

現行のガス事業法の概要 ( ガス導管事業について ) 4 ガス導管事業 とは 自らが維持し 及び運用する特定導管( 一定規模以上の導管 ) により 卸供給及び大口供給を行う事業をいい 当該事業の開始について経済産業大臣に届け出た者を ガス導管事業者 という ガス導管事業については 二重導管による利益阻害を防止する観点から 届出の際に一定の待機期間を設け経済産業大臣が変更 中止命令を行うことができることとし 当該事業者に対して託送供給義務を課し 原則として経済産業大臣に届け出た料金その他の供給条件 ( 託送供給約款 ) での託送供給が義務付けられている 事業者数は 25 事業者 ( 平成 27 年度末 ) 代表的な事業者は 以下のとおり 事業分類電気事業者石油 LPG 事業者国産天然ガス事業者一般ガス事業者 主なガス導管事業者 事業者名関西電力 東京電力 中部電力 四国電力三愛石油 JX 日鉱日石エネルギー国際石油開発帝石 石油資源開発ガス導管事業者 規制需要家 ( 小口 ) ガス導管事業者からの製品ガス購入 一般ガス事業者への供給 ( 卸供給 ) 特定導管 ( 一定規模以上 ) LNG 基地 4 非規制需要家 ( 大口 ) 大口供給 非規制需要家 ( 大口 )

現行のガス事業法の概要 ( 大口ガス事業について ) 大口ガス事業 とは 大口供給 すなわちガスの使用者の一定数量( 年間ガス使用量 10 万m3 ) 以上の需要に応じて行う導管によるガスの供給を行う事業であって 一般ガス事業者がその供給区域内で行うもの 特定ガス発生設備を用いるもの ガス導管事業を除いたものをいい 当該事業の開始について経済産業大臣に届け出た者を 大口ガス事業者 という 大口ガス事業については 一般ガス事業者の需要家の利益阻害を防止する観点から 届出の際に一定の待機期間を設け経済産業大臣が変更 中止命令を行うことができることとしている 事業者数は 20 事業者 ( 平成 27 年度末時点 ) 代表的な事業者は 以下のとおり 5 事業分類石油 LPG 事業者国産天然ガス事業者商社その他 主な大口ガス事業者事業者名朝日ガスエナジー 岩谷産業 仙台プロパン合同資源鈴与商事 三井物産 三菱商事エネルギーアドバンス 甲賀エナジー 三菱化学 新日本製鐵八幡製鐵所 大口ガス事業の概念図 LNG 基地 規制需要家 ( 小口 ) 大口供給 非規制需要家 ( 大口 ) 非規制需要家 ( 大口 ) 5 特定導管未満 ( 一定規模未満 )

都市ガス導管網の整備状況 6 都市ガス会社の供給区域は国土の 6% 弱 ( 供給区域内世帯数は全国世帯数の約 67%) 近年 長距離ガス導管が 姫路 岡山 三重 滋賀 静岡 浜松 新潟 富山などで整備されたが 東京 名古屋間など 太平洋岸も未だ接続されていない 今後の都市ガス導管網の具体的な整備については 年内を目途に新たな会議体を立ち上げて検討していく 6 一般ガス事業者の供給区域稼働中のLNG 輸入基地計画中 建設中のLNG 輸入基地稼働中の高圧導管計画中 建設中の高圧導管検討中 調査中の高圧導管

エネルギーシステム改革のスケジュール 2015 年 ( 平成 27 年 ) 4 月 1 日 2016 年 ( 平成 28 年 ) 4 月 1 日 2017 年 ( 平成 29 年 ) 4 月 1 日 2020 年 ( 平成 32 年 ) 4 月 1 日 2022 年 ( 平成 34 年 ) 4 月 1 日 電力 第 1 段階 ( 広域的運営推進機関設立 ) 第 2 段階 ( 電気の小売全面自由化 ) 第 3 段階 ( 送配電部門の法的分離 ) 都市ガス 市場監視委員会 7 電力取引監視等委員会の設立 (2015 年 9 月 1 日 ) ガスについても業務開始 電力 ガス取引監視等委員会に改編 料金の経過措置期間 ガスの小売全面自由化 2020 年 4 月以降 事業者ごとに競争状態を見極め規制料金を解除 2017 年 4 月以降 事業者ごとに競争状態を見極め規制料金を解除 導管部門の法的分離 ( 大手 3 社 )

製造部門 (LNG 基地 ) 自由化のポイント ( 小売全面自由化 ) 家庭などの小口における小売全面自由化は 2017 年 4 月 1 日から開始される 2017 年 4 月以降 - ガス製造事業者 ( 届出制 ) 導管部門 ( ガス導管サービス ) 小売部門 - 一般ガス導管事業者 ( 許可制 ) - 地域独占 - 料金規制 ( 総括原価方式 ) - 最終保障供給サービスの提供義務 - ガス小売事業者 ( 登録制 ) - 全面自由化 - 競争が不十分な地域には経過措置 ( 注 ) として規制料金を継続 8 ( 注 ) 経過措置指定基準 ( どちらにも該当すれば指定 ) <STEP1> 都市ガス利用率が 50% 超 <STEP2> 一般ガス事業者による需要家獲得件数 1/2> 他燃料事業者への需要家変換件数 直近 3 年間の合計ベース

自由化のポイント ( 導管部門の法的分離 ) ガス導管事業の一層の中立性と透明性の確保を図るため 2022 年までに大手 3 社 ( 東京 大阪 東邦 ) の導管部門を分離させる 持株会社型か子会社型のどちらかを選べる 持株会社型 子会社型 持株会社 製造会社 競争 小売会社 競争 製造会社 導管会社 小売会社 導管会社 競争 競争 9 規制 規制

LNG 基地 自由化のポイント (LNG 基地とガス導管の第三者利用 ) LNG 基地の第三者利用制度を確立 機密性 ガス導管 一般ガス導管事業については 地域独占や料金規制を維持 ガス導管の第三者利用を保証 導管接続を促すため 国が事業者間の協議を命令 裁定できる制度を創設 10