Microsoft PowerPoint - 05短時間の身体介護 調査結果概要((5)短時間の身体介護)0320

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前回 ( 第 101 回分科会 ) の議論における主な意見について 20 分未満の身体介護 により 在宅において 独居や重度者であっても 排せつやその方にあった身体ケアを提供することが可能であり 生活のリズムを整え 安心感を与えることができるのではないか 1

Microsoft PowerPoint - (HP掲載用)270820定期巡回.pptx

Microsoft PowerPoint - 04-(1)結果概要

Microsoft Word _調査要綱(5_短時間の身体介護)0901版.doc

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

同一建物に居住する利用者の減算 特別地域加算 前年度の 1 月あたりの平均実利用者数の分かる書類 ( 地域に関する状況 ) 1 訪問看護ステーション ( 規模に関する状況 ) 前年度の 1 月あたりの平均延訪問回数の分かる書類 13 訪問看護 2 病院又は診療所 3 定期巡回 随時対応サービス連携

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<4D F736F F D C605F937393B9957B8CA781418E7392AC91BA81418AD68C CC816A C95DB8C9289DB2E646F63>

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について


介護保険制度における通院等乗降介助の適用範囲の拡大(概要-行政苦情救済推進会議の意見を踏まえた通知-

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

考え方及び算定方法(完成版).jtd 130731

2 居宅サービス事業所の状況

総企第237号

介護給付費請求に係る留意事項

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

「介護報酬等に係るQ&A Vol.2」(平成12年4月28 日)等の一部改正について(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H26.4.4)【介護保険最新情報Vol.369】

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< 集計分析結果 > ( 単純集計版 ) 在宅介護実態調査の集計結果 ~ 第 7 期介護保険事業計画の策定に向けて ~ 平成 29 年 9 月 <5 万人以上 10 万人未満 >

平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

訪問介護


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Microsoft Word - Ⅰ-7_(資料7)_留意事項_

京都市介護老人福祉施設入所指針 Q&A( 特例入所関連 平成 27 年 2 月 ) 1 制度変更の概要について Q1 なぜ, 特養の入所対象者が原則として要介護 3 以上の高齢者に限定されるのか A 特別養護老人ホームについては, 限られた資源の中で, より入所の必要性が高い方々 が入所しやすくなる

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

複数名訪問看護加算 (1 人以上の看護職員等と同 2 人以上による訪問看護を行う場合 行 ) 看護師等と訪問 看護師等と訪問 4,500 円 30 分未満 254 単位 准看護師と訪問 3,800 円 30 分以上 402 単位 看護補助者と訪問 ( 別に厚生労働省が定める場合 看護補助者と訪問 を

平成0年度介護報酬改定の基本的考え方 論点 介護保険料負担や介護サービスの利用者負担の伸びを極力抑制していく観点等から これまでも報酬改定毎に 介護 人材の処遇改善や質の高いサービスの評価と合わせて 介護事業者の経営状況を踏まえた報酬水準の適正化などを実施 平成年度には臨時の介護報酬改定により 1.

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

住所地特例に係る事務の見直しの概要について Ⅱ- 資料 2 本事務は 介護予防 日常生活支援総合事業の実施時期に係わらず 平成 27 年 4 月から 全ての市町村において必要な事務であるので 留意されたい 1. 平成 27 年 4 月からの住所地特例に係る事務の見直しの概要 住所地特例の対象施設にサ

平成 29 年 3 月 27 日 ( 火 ) 平成 29 年度集団指導資料 居宅介護支援事業所 介護予防支援事業所 運営のポイント 保健福祉部保健福祉総務課

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

小規模多機能型居宅介護 介護予防小規模多機能 区分変更 ( 要介護 1~ 要介護 5 の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 型居宅介護く ) 区分変更 ( 要介護 要支援 ) サービス提供日 サービス事業所の変更 ( 同一サービス種類のみ ) ( 通い 訪問又は宿泊 ) 事業 ( 指定有効期間 ) 受給資

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8_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用について

訪問看護 3 訪問看護サービスコード表 サービスコードサービス内容略称算定項目合成算定 種類 項目 単位数 単位 訪看 Ⅰ1 (1) 20 分未満 31 1 回につきイ 訪看 Ⅰ1 夜指 311 単位夜間早朝の場合 25% 加算 定訪看 Ⅰ1

20★◎事業所評価加算に関する事務処理手順及び様式例について

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援変更日 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定有効期間 ) 事業所指定効力停止の

7.居宅療養管理指導

西和賀町 高齢者実態調査結果報告書 平成 29 年 3 月 岩手県西和賀町

区西北部圏域 豊島区 北区 板橋区 練馬区 1,000百万円未満 500百人未満 居住系 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 施設 19% 施設 36% 凡例 円グラフの大きさ 小 東京都 1,000百万円以上 10,000百万円未満 10,000百万円以上 500百人以上 1,00

北多摩南部圏域 東京都 武蔵野市 三鷹市 府中市 調布市 施設 36% 小金井市 狛江市 凡例 円グラフの大きさ 1,百万円未満 延べ 5百人未満 施設 居住系 1% 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 小 1,百万円以上 1,百万円未満 1,百万円以上 5百人以上 1,百人未満 1

計画の今後の方向性

Microsoft Word - 3

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

訪問介護事業所の役割 1 訪問介護計画や手順書への記載居宅サービス計画に通院介助及び院内介助の必要性が位置付けられている場合に限り 訪問介護サービスとして 介助が必要な利用者が 自宅から病院 受診手続きから診察 薬の受け取り 帰宅までの一連の行為を円滑に行うために訪問介護員が行うべき援助内容を訪問介

居宅介護支援事業者向け説明会

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

ido_code_3004.xls

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

別表 有料老人ホームの類型及び表示事項 類型介護付有料老人ホーム ( 一般型特定施設入居者生活介護 ) 介護付有料老人ホーム ( 外部サービス利用型特定施設入居者生活介護 ) 住宅型有料老人ホーム ( 注 ) 健康型有料老人ホーム ( 注 ) 類型の説明介護等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設で

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Microsoft Word 厚生労働省事務連絡(システム変更に係る参考資料その9)送付版

高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 経済状況に関する事項

17★ 訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて(平成十二年三月三十日 老企 厚生労働省老人保健福祉局企画課長通知)

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

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サービス提供責任者について 2 サービス提供責任者は 賃金や手当等の希望については 訪問介護員と比較すると 能力評価 や 役職手当 の希望が高い 労働条件の悩み 不安 不満等については 訪問介護員と比較すると 労働時間が長い 休憩が取りにくい 休暇が少ない 取りにくい 精神的にきつい が多い (1)

制度改正後の有料老人ホームに関する実態調査及び契約等に関する調査研究

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届出状況 介護報酬点検項目点検事項点検結果確認書類の解釈頁通院困難な利用者 該当青 P208 通院困難な利用者 主治の医師の指示 ( 訪問看護ステーション ) 主治の医師の指示 ( 医療機関 ) 通院の可否にかかわらず 療養生活を送る上での居宅での支援が不可欠な者 該当対象なし 利用者に関する記録

都市部の高齢化対策に関する検討会資料

特別養護老人ホーム 優雅 社会福祉法人 桜寿会 ( 特別養護老人ホーム優雅 ) 福島県南会津郡南会津町田島字北下原 111 番 TEL: FAX: ( 郡山オフィス ) 福島県郡山市菜根一丁目 22 番 10 号 T

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サービス付き高齢者向け住宅の登録制度の概要 バリアフリー化や居住者への生活支援の実施等の基準を満たす住宅について都道府県等が登録を実施 サービス付き高齢者向け住宅の登録制度は 高齢者の居住の安定確保に関する法律 ( 高齢者住まい法 ) の改正により 平成 23 年 10 月に創設 料金やサービス内容

第 11 名古屋市の介護予防 生活支援サービスに関する QA サービス種別等分類意見質問回答 全般既存事業の整理 現行の名古屋市高齢者自立支援訪問事業 (2 次予防事業 ) は 総合事業の 1 号訪問事業の生活支援型訪問サービスに一本化されるのでしょうか? 名古屋市高齢者自立支援訪問事業 と 予防専

体制届添付書類一覧表 ( 居宅サービス 居宅介護支援 施設サービス ) H 届出項目添付書類備考 訪問介護 訪問型サービス 1 施設等の区分 2 サービス提供責任者体制の減算 3 特定事業所加算 4 共生型サービスの提供 ( 居宅介護 重度訪問介護 ) 5 特別地域加算添付書類なし 6

サービス提供体制強化加算に関する届出書 [ 定期巡回 随時対応型訪問介護看護事業所 ] 1 事業所名 平成年月日 2 異動区分 1 新規 2 変更 3 終了 3 届出項目 1 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ イ ) 2 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ ロ ) 4 研修等に関 1 する状況 3 サービ

2 5 ページ ( 第 1 号訪問事業 ) 訪問介護 : ロング ライフ訪問介護事業所 訪問型サービス費 1,168 月 訪問型サービス費 2,335 月 * 訪問型サービス費 (Ⅲ) 3,704 月 20 分未満 20 分以上 30 分未満 30 分以上 60 分未満 60 分以上 20 分以上

08 資料5 訪問看護の報酬・基準について

福祉用具貸与 介護予防福祉用具貸与 心身機能が低下した高齢者に 日常生活の自立を助ける用具をレンタルします 自 宅 に 住 ん で 自 宅 で 受 け る サ ー ビ ス ( 生活環境を整える ) 貸与品目 福祉用具購入費の支給 住宅改修費の支給 手すり スロープ 歩行器 歩行補助杖 車いす ( 付

体制強化加算の施設基準にて 社会福祉士については 退院調整に関する 3 年以上の経験を有する者 であること とあるが この経験は 一般病棟等での退院調整の経験でもよいのか ( 疑義解釈その 1 問 49: 平成 26 年 3 月 31 日 ) ( 答 ) よい 体制強化加算の施設基準にて 当該病棟に

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総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

「指定居宅サービス」重要事項説明書

各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

平成 28 年度介護保険事業状況報告 ( 年報 ) のポイント 1 第 1 号被保険者数 (28 年 3 月末現在 ) (29 年 3 月末現在 ) 3,382 万人 3,440 万人 ( 対前年度 +59 万人 +1.7% 増 ) ( 単位 : 万人 ) 3,500 3,000 2,500 2,0

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

( 平成 30 年度前期以降 ) 特定事業所集中減算に係る Q&A 制度全般に関することについて Q1 特定事業所集中減算について知りたい場合や様式をダウンロードしたい場合 どこを見ればわかりますか A1 飾区役所公式ホームページの 事業者情報 > 申請 手続き > 福祉関連 > 特定事業所集中減算

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

Microsoft Word - ニュースレター186②.doc

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介護給付費算定 ( 加算 ) の届出の時期及び提出書類一覧 ( 地域密着型サービス ) (1) 届出の趣旨 介護保険制度では 人員配置やサービス提供の様態等の体制内容により 算定される報酬額が異なる場合があることから 当該体制状況や各種加算等の算定要件等を確認するため 介護給付費算定に係る体制等届出

高齢者向け住まい ( 集合住宅 ) について 平成 23 年 12 月介護給付費分科会審議報告 ( 抄 ) Ⅲ 今後の課題 集合住宅における訪問系サービスの提供の在り方については 適切に実態把握を行い 必要に応じて適宜見直しを行う サービス付き高齢者住宅や 定期巡回 随時対応サービス 複合型サービス

第2章 調査結果の概要 3 食生活

( 別紙 1-1) 介護給付費算定に係る体制等状況一覧表 ( 居宅サービス 施設サービス 居宅介護支援 ) 特別地域加算 14 訪問リハビリテーション 31 居宅療養管理指導 1 病院又は診療所 2 介護老人保健施設 3 介護医療院 短期集中リハヒ リテーション実施加算 リハヒ リテーションマネジメ

7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

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介護度 1 か月 (30 日 ) あたりの施設利用料グループホームかじかの里平成 28 年 5 月 1 日現在 負担割合 介護サービス利用料加算料金居室料食費光熱水費合計 要介護 1 1 割 2 割 22,770 45,540 2,475 4,949 37,500 30,000 11,

新総合事業移行に係る延岡市 Q&A( 平成 29 年 1 月 4 日版 ) 1/1 ページ 利用回数 問 1 現在 家族や本人の希望により 要支援 1で週に2~3 回 要支援 2で週 3 回利用している方が数名いる 移行後は利用回数を減らす等の対応を行うべきか 答介護予防支援又は介護予防ケアマネジメ

重要事項説明書(訪問介護)


Transcription:

( 別紙 5) (5) 訪問介護サービスにおける短時間の身体 介護の提供状況に関する調査研究事業 ( 結果概要 )

1. 調査の目的 平成 24 年介護報酬改定により創設した 20 分未満の身体介護 について サービスの利用実態 利用時間帯別の具体的なサービス内容等について実態調査を行い 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 ( 以下 定期巡回 随時対応サービス という ) との比較等を行うことにより 次期報酬改定における検討のためのデータの収集を目的とする 2. 調査方法 2012 年 11 月 ~2013 年 1 月に 20 分未満の身体介護 を算定した ( ) 全ての訪問介護事業所 (1,546 事業所 ; 全数 ) 算定していない訪問介護事業所 (1,500 事業所 ; 抽出 ) を対象とし 調査票を郵送配布 郵送回収 の回収数は 824 事業所 ( 有効回収率 53.3%) 非の回収数は 879 事業所 ( 同 58.6%) 算定 :2012 年 11 月 ~2013 年 1 月までの請求実績に基づき 20 分未満の身体介護を算定している事業所 3. 調査結果概要 < の特徴 > は 利用者数が比較的多く 運営主体の法人等がサービス付き高齢者向け住宅等を持っている割合が高い 日中 の届出をしている事業所は 14.6% と少ない 20 分未満の身体介護 利用者は 1 事業所あたり平均 9.2 人 <20 分未満の身体介護の利用者の特徴 > 要介護 4~5 が 60.9% を占め 重度者の割合が高い 住居は 外部サービス利用型 が 46.5% サービス付高齢者向け住宅等 が 22.6% と多く 持家 は 12.2% 早朝 夜間のみ に 20 分未満の身体介護を利用している人が 48.3% と多い 事業者への効果は 先を見越した迅速な対応ができるようになった 業務効率が高まった ( シフト作成等 ) など 利用者への効果は 家族の負担軽減につながった 本人 家族の安心感が高まった 1 日の生活リズムが整った など <20 分未満の身体介護のサービス内容 > サービス提供内容としては 排泄介助 起床 就寝介助 洗面等 身体整容 更衣介助 の順に多い < 定期巡回 随時対応サービスとの比較 > 定期巡回では 朝 昼 夜に訪問が多く その他の時間帯も一定の割合で訪問している 20 分未満の身体介護 では 早朝 夜間に訪問が集中しており 日中は 20 分以上の訪問介護で訪問している割合が高い < 非算定の理由 > 非算定理由としては 希望する利用者がいない が 65.6% 日中の要件を満たすことができない が 42.2% と多い が 日中 の届出をしていない理由としては 定期巡回 随時対応型訪問介護看護の指定 ( 計画 ) が 47.8% と最も多い 1

の基本情報 ( 非との比較 ) の開設主体は 営利法人が 69.3% を占める の 1 事業所あたり訪問介護利用者数平均は 57.6 人 ( 要支援含む ) では 非に比べて 24 時間訪問体制の割合が高く 事業所の運営主体の法人等がサービス付き高齢者向け住宅等を持っている割合が高い n=824 非 開設主体の法人種別 0% 20% 40% 60% 80% 100% 4.2 7.9 8.3 社会福祉協議会 7.0 14.4 5.1 社会福祉法人 69.3 59.6 医療法人 営利法人 特定非営利 活動法人 訪問介護の利用者数 2.9 5.9 5.6 その他 6.2 2.5 1.1 無回答 n=824 非 0 20 40 60 80 100 24.1 24 時間訪問できる体制である 24 時間訪問体制の有無 61.7 75.1 24 時間訪問できる体制ではない 37.6 サービス付高齢者向け住宅等の保有状況 無回答 0 10 20 30 40 50 60 ( 人 ) 0 20 40 60 80 100 n=824 13.0 44.6 合計 57.6 人 n=824 38.6 55.7 非 14.9 32.7 合計 47.6 人 非 11.8 84.3 要支援者 要介護者 法人または関連法人が保有している保有していない無回答 2

3 20 分未満の身体介護 のの特徴 20 分未満の身体介護について 日中 の届出をしている事業所は 14.6% と少なく 大半が早朝 夜間 深夜に 20 分未満の身体介護を提供している 20 分未満の身体介護の利用者宅までの最大移動時間は 1~3 分 4~6 分 と 10 ~19 分 20 分以上 の分布に分かれている 1 事業所あたりの 20 分未満の身体介護 利用者数の平均は 9.2 人 人数分布でみると 1~3 人 と少ない事業所と 10 人以上 の多い事業所に分かれている 日中 の 20 分未満の身体介護の算定に係る届出の有無 n=584 0% 20% 40% 60% 80% 100% 14.6 77.5 7.9 届け出をしている届け出をしていない無回答 20 分未満の身体介護 の利用者宅までの最大移動時間 n=584 0% 20% 40% 60% 80% 100% 21.3 20.0 20.9 19.9 11.5 ( 事業所数 ) 250 200 150 100 50 0 1 事業所あたり 20 分未満の身体介護 実利用者数 平均 9.2 人 0 人 1~3 人 4~6 人 7~9 人 10 人以上 サ付住宅には 20 分未満で訪問していない 20 分未満の一部は有料老人ホーム等 20 分未満の一部はサ付住宅 20 分未満はサ付住宅のみ n=494 5.0 1.4 0 分 1~3 分 4~6 分 7~9 分 10~19 分 20 分以上無回答

4 20 分未満の身体介護 の利用者の特徴 要介護 4~5 が合わせて 60.9% を占め 重度者の割合が高い 住居は 外部サービス利用型 が 46.5% サービス付高齢者向け住宅 が 22.6% サービス付高齢者向け住宅等の利用者は 1 週間に 20 分未満の身体介護を 11 回利用 早朝 夜間のみ に 20 分未満の身体介護を利用している人が約半数 40 35 30 25 20 15 10 5 0 20 分未満の身体介護 利用者の要介護度別割合 20 分未満の身体介護 利用者の住居の形態 20 分未満身体介護利用者 n=1882 全国平均 ( 訪問介護 ) 29.4 29.2 4.0 10.5 23.5 16.8 31.5 12.6 29.4 11.3 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 全国平均 ; 平成 23 年介護サービス施設 事業所調査より訪問介護利用者 n=21315 利用者 1 人あたり訪問回数 (1 週間 ) ( 回 ) 0 5 10 15 20 40 35 30 25 20 15 10 5 0 n=1882 外部サービス利用型 ( 有料老人ホーム等 ), 46.5% その他, 5.7% 持家, 12.2% サービス付き高齢者向け住宅, 22.6% 一般の民間賃貸住宅, 7.2% 一般の公営賃貸住宅, 1.4% 借間, 0.6% 20 分未満の身体介護 の時間帯別利用パターン n=1882 持家 n=229 サービス付き高齢者住宅等 n=1358 6.93 11.21 12.66 訪問介護 ( 合計 ) うち 20 分未満 18.33 11.1% 11.9% 48.3% 10.0% 17.6% 1.1% 日中に短時間訪問早朝 夜間のみに短時間訪問 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 日中のみ日中およびその他の時間早朝 夜間のみ早朝 夜間 深夜深夜のみ無回答

5 20 分未満の身体介護 のサービス内容 20 分未満の身体介護 は 早朝 夜間に訪問が集中している 日中は主に 20 分以上の訪問介護 で訪問しており 時間帯別に特徴がみられる 20 分未満の身体介護 で提供しているサービス内容 (1 人 1 週間あたり ) は 排泄介助 起床 就寝介助 洗面等 身体整容 更衣介助 の順に多い 住居形態別にみると サービス付高齢者住宅等の利用者は 全体的に持家の利用者に比べてサービス提供回数が多く 1 週間あたり平均で 排泄介助 8.7 回 起床 就寝介助 5.4 回 洗面等 身体整容 4.4 回などが多い 訪問時間帯別にみた訪問回数割合 20 分未満の身体介護 のサービス内容 (1 人 1 週間あたり平均 ) 20% 15% 10% 5% 0% 身体介護 20 分未満 (19,436 回分 ) 訪問介護 20 分以上 (12,688 回分 ) 6 時台 7 時台 8 時台 9 時台 10 時台 11 時台 12 時台 13 時台 14 時台 15 時台 16 時台 17 時台 18 時台 19 時台 20 時台 21 時台 22 時台 23 時台 0 時台 1 時台 2 時台 3 時台 4 時台 5 時台 持家 n=229 サービス付き高齢者住宅等 n=1358 排泄介助 起床 就寝介助 洗面等 身体整容 ( 口腔清潔 洗顔 整髪 ) 更衣介助 移動 移乗介助 体位交換 その他の身体ケア 服薬確認 食事介助 ( 摂取介助 ) ( 回 ) 0 2 4 6 8 10 5.6 8.7 1.9 5.4 1.1 4.4 1.2 3.8 1.3 3.2 1.4 1.9 1.2 1.0 0.5 0.8 0.3 0.3

6 定期巡回 随時対応型訪問介護看護との比較 1 人 1 日あたり平均訪問回数をみると いずれの要介護度においても 定期巡回 随時対応サービスの定期訪問の方が訪問回数が多い 時間帯別訪問回数の割合をみると 定期巡回 随時対応サービスでは 朝 昼 夕方に訪問が多く その他の時間帯も一定割合で訪問している これに比べて 20 分未満の身体介護 は 早朝 夜間に訪問が集中しており 日中は 20 分以上の訪問介護 で訪問している割合が高い 定期巡回の値は 平成 25 年度厚生労働省 集合住宅における定期巡回 随時対応サービスの提供状況に関する調査研究事業 より 要介護度別平均訪問回数 (1 人 1 日あたり ) 時間帯別訪問回数割合 ( 回 ) 5.0 4.0 3.0 2.0 1.5 訪問介護合計 (13,174 日分 ) うち 20 分未満の身体介護 (13,174 日分 ) 定期巡回サービス (133 事業所分 ) 2.0 1.8 2.6 2.2 3.3 2.7 3.7 2.9 4.1 20% 15% 10% 5% 身体介護 20 分未満 (19,436 回分 ) 訪問介護 20 分以上 (12,688 回分 ) 定期巡回 ( 定期訪問 )(17,338 回分 ) 1.0 0% 0.0 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 6 時台 7 時台 8 時台 9 時台 10 時台 11 時台 12 時台 13 時台 14 時台 15 時台 16 時台 17 時台 18 時台 19 時台 20 時台 21 時台 22 時台 23 時台 0 時台 1 時台 2 時台 3 時台 4 時台 5 時台 定期巡回の値は 平成 25 年度厚生労働省 集合住宅における定期巡回 随時対応サービスの提供状況に関する調査研究事業 より

20 分未満の身体介護 の利用者への効果 利用者にとっての効果としては 持家の場合は 家族の負担軽減につながった 本人 家族の安心感が高まった が多く サービス付き高齢者向け住宅等では 1 日の生活リズムが整った 本人 家族の安心感が高まった が多く 住居形態による差がみられた 20 分未満の身体介護 が新設されたことによる事業所への効果 事業所にとっての効果としては 先を見越した迅速な対応ができるようになった 業務効率が高まった ( シフト作成等 ) などが多かった 20 分未満の身体介護 利用者への効果 利用者票 20 分未満の身体介護 事業者への効果 事業者票 1 日の生活リズムが整った 確実な服薬や水分 食事の確保により体調が安定した 利用者の ADL の維持 向上につながった 0 20 40 60 80 26.6 62.6 20.1 26.2 10.9 27.8 n=584 利用者の状態や生活状況を定期的に把握し 先を見越した迅速な対応ができるようになった 業務効率が高まった ( 効率的なシフト作成 稼働時間の安定的な確保等 ) 0 10 20 30 40 50 38.9 45.9 本人の意欲の向上につながった 9.2 19.6 アセスメントにより訪問時間帯の分散がはかれた 24.8 本人 家族の安心感が高まった 54.6 49.2 利用者 家族 ケアマネジャーや関係事業者と目標を共有しやすくなった 24.0 家族の負担軽減につながった 11.8 62.4 ヘルパーの介護技術やアセスメント力が向上した 13.2 在宅生活を継続する自信につながった 7.2 24.5 ケアの標準化 マニュアル化ができた 10.4 持家 n=229 その他 5.7 3.8 その他 7.0 サービス付き高齢者住宅等 n=1358 7

8 20 分未満の身体介護 の非算定の理由 20 分未満の身体介護を算定していない理由としては 希望する利用者がいない が 65.6% 日中の要件を満たすことができない が 42.2% と多かった 要件としては 定期巡回 随時対応型訪問介護看護の指定 ( 計画 ) 67.4% や 22 時 ~ 翌 6 時までを除く時間帯を営業時間として定めること 62.0% が障壁となっている 日中 の 20 分未満の身体介護の非算定の理由 のうち 日中 の 20 分未満の身体介護を算定していない理由としては 定期巡回 随時対応型訪問介護看護の指定 ( 計画 ) が 47.8% と最も多い 20 分未満の身体介護を算定していない理由 非 日中 の 20 分未満の身体介護を算定していない理由 20 分未満の身体介護を希望する利用者がいない 日中の 20 分未満の身体介護を算定するための要件を満たすことができない 訪問体制が整備できない 採算を確保できる見込みがない ケアマネジャーの理解が不足している 利用者 家族が本サービスを知らない 市町村の理解が得られない 0 20 40 60 80 2.7 0.9 5.1 21.3 35.5 42.2 65.6 満たすことが難しい要件 定期巡回の指定 67.4% 営業時間帯 62.0% n=584 要介護 3~5 の利用者であり 日常生活自立度ランク B~C であることサービス担当者会議が 3 か月に 1 回以上開催されていること 1 週間に 5 日以上の 20 分未満の身体介護が必要であること 22 時 ~ 翌 6 時までを除く時間帯を 営業時間 として定めること常時 利用者等からの連絡に対応できる体制であること定期巡回 随時対応型訪問介護看護の指定を受ける ( 又は計画を策定する ) こと その他 0 10 20 30 40 50 2.2% 15.8% 15.6% 17.1% 17.5% 22.3% 47.8%